JPH11116904A - 油面用粘着シート - Google Patents

油面用粘着シート

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JPH11116904A
JPH11116904A JP9277346A JP27734697A JPH11116904A JP H11116904 A JPH11116904 A JP H11116904A JP 9277346 A JP9277346 A JP 9277346A JP 27734697 A JP27734697 A JP 27734697A JP H11116904 A JPH11116904 A JP H11116904A
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oil
pressure
sensitive adhesive
paper
adhesive sheet
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JP9277346A
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Tomonari Deguchi
朋斉 出口
Yasutake Fujiki
保武 藤木
Ichiro Matsuoka
一郎 松岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、錆止め等を目的に油が塗布さ
れた金属表面に、油を除去する必要がなく、油面に対す
る接着性に優れた粘着シートを提供する。 【解決手段】表面基材、粘着剤層、及び剥離紙を積層し
てなる粘着シートにおいて、該粘着剤層に吸油性顔料を
粘着剤100重量部に対し1〜10重量部含有させる。
好ましくは、上記吸油性顔料の比表面積が150m2
g以上のものを選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粘着シートに関
し、詳しくは油の付着した被着体に対し、油を除去する
必要がなく、油面に対して優れた接着性を有する粘着シ
ートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】粘着シートは商業用、事務用、工程管理
用、物流管理用、家庭用等として広範囲にわたってラベ
ル、シール、ステッカー、ワッペン、配送伝票等の形で
使用されている。この粘着シートの一般的構成を説明す
ると、表面基材と剥離紙との間に粘着剤をサンドイッチ
にした状態のものであり、表面基材としては紙、フィル
ム、合成紙、あるいは金属フォイル等が使用される。ま
た、剥離紙としてはグラシン紙のような高密度紙、クレ
ーコート紙、クラフト紙や上質紙等にポリエチレン等の
樹脂フィルムをラミネートしたポリラミ原紙、あるいは
クラフト紙や上質紙等にポリビニルアルコール、澱粉等
の水溶性高分子等を設けた樹脂コーティング原紙等にシ
リコーン化合物や弗素化合物等の剥離剤を塗布したもの
が用いられる。また、粘着剤としてはゴム系、アクリル
系、シリコーン系等をエマルジョン、溶剤ないしは無溶
剤の形態で各種粘着剤が使用される。
【0003】鉄や銅に代表される金属類は、錆が発生し
やすい。そのため金属表面に空気との接触防止の錆止め
として、油が塗布されることが多い。また金属には工程
管理用として必要な情報を表面基材に印字して、粘着シ
ートの形態で貼られる場合がある。このような場合、金
属表面に塗布された油を布等で拭き取り、除去しなけれ
ばならず労力を要し、また作業効率も低下していた。ま
た、従来の粘着シートでは金属表面の油を除去せずに貼
付した場合、金属表面の油が存在するため、粘着剤の粘
着力を十分に発揮することができず、貼り付けた後に粘
着力不足のため剥がれ落ちるといった問題が生じる。こ
のような状況下で、金属の工程管理等に使用される、金
属表面に塗布された錆止め油等を除去せずに十分な粘着
力が得られる粘着シートの開発が望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、錆止
め等を目的に油が塗布された金属表面に、油を除去する
必要がなく、油面に対する接着性に優れた粘着シートに
関するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる現
状に鑑み鋭意研究した結果、粘着シートの粘着剤層に吸
油性顔料を粘着剤に対し特定部数含有することにより、
本発明の目的を達成できることを見出し、本発明を完成
するに至った。
【0006】本発明は、油の付着した被着体に対し、油
を除去する必要がなく油面に対して優れた接着性を有す
るために、吸油性顔料を粘着剤100重量部に対し1〜
10重量部含有し、好ましくは該吸油性顔料の比表面積
が150m2/g以上であることを特徴とする粘着シー
トである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明における粘着剤層を構成す
る粘着剤としては、吸油性顔料を粘着剤100重量部に
対し1〜10重量部含有することが必要である。因み
に、粘着剤層中の吸油性顔料の添加部数が1重量部に満
たないと、油の吸収が不十分となり、接着性能が発揮で
きない。逆に粘着剤層中の吸油性顔料の添加部数が10
重量部を越えると粘着剤層中の粘着剤自身の配合部数が
少なくなり、粘着性能が発揮できない。
【0008】本発明の粘着シートは、油の付着した被着
体に対して優れた接着性を有する粘着シートである。本
発明の粘着剤層を構成する吸油性顔料としては、公知の
吸油性顔料が使用される。吸油性顔料としては、例えば
シリカ、水酸化アルミ、炭酸カルシウム、タルク、カオ
リン等が例示される。なかでもシリカ等の比表面積が1
50m2/g以上のものが少量の添加部数で大きな吸油
量が得られ有効である。
【0009】吸油性顔料を分散させる際に用いる分散剤
としては、公知の分散剤が使用される。分散剤として
は、アニオン系、カチオン系、両性、非イオン系が挙げ
られるが、通常アニオン系が使用される。アニオン系の
分散剤としては、カルボン酸塩、硫酸エステル塩、スル
ホン酸塩、リン酸エステル塩が挙げられ、例えば、ポリ
アクリル酸ナトリュウム塩、ポリアクリル酸−St−マ
レイン酸ナトリュウム塩、ポリカルボン酸ナトリュウム
塩等が挙げられる。
【0010】本発明の粘着剤層を構成する粘着剤として
はアクリル系樹脂や、天然ゴム、合成ゴム等のゴム系樹
脂等が使用される。本発明の吸油性顔料は、溶剤もしく
は水に上記分散剤を用いて分散し、粘着剤に混合する。
【0011】ゴム系樹脂としては、例えば天然ゴム、イ
ソプレンゴム、スチレン・ブタジエンブロック共重合
体、スチレン・イソプレン・スチレンブロック共重合
体、ブチルゴム、スチレン・エチレン・ブチレン・スチ
レン共重合体、ポリイソブチレン、ポリビニルイソブチ
ルエーテル、クロロプレンゴム、ニトリルゴム等が例示
される。
【0012】これらのゴム系樹脂にはロジン等の天然樹
脂、変成ロジン、ロジンおよび変成ロジンの誘導体、ポ
リテルペン系樹脂、テルペン変成体、脂肪族系炭化水素
樹脂、シクロペンタジエン系樹脂、芳香族系石油樹脂、
フェノール系樹脂、アルキル−フェノール−アセチレン
系樹脂、クマロン−インデン樹脂、ビニルトルエン−α
−メチルスチレン共重合体等をはじめとする粘着付与剤
や各種可塑剤、老化防止剤、安定剤、オイル等の軟化
剤、安定剤、着色剤等を必要に応じて添加できる。これ
らは、必要に応じて2種類以上を併用して使用すること
もできる。
【0013】アクリル系樹脂としては特に限定されず、
アルキル基、ヒドロキシル基、エポキシ基、アルコキシ
ル基、エチレンオキシド基、アミノ基、アミド基、カル
ボキシル基、ハロゲン原子、リン酸基、スルホン酸基、
シラン基、ウレタン基、フェニル基、ベンジル基、テト
ラヒドロフルフリル基を有するビニルモノマー、その他
の共重合可能なモノマー等の含有するものが挙げられ
る。
【0014】アルキル基を有するビニルモノマーとして
は、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アク
リレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、ラウリ
ル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレ
ート、ブチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)
アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、
2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、イソアミル
(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレ
ート、n−オクチル(メタ)アクリレート、ドデシル
(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレー
ト等が挙げられる。
【0015】カルボキシル基を有するビニルモノマーと
しては、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレ
イン酸、フマール酸、2−メタクリロイルオキシコハク
酸、2−メタクリロイルオキシエチルマレイン酸、2−
メタクリロイルオキシエチルフタル酸、2−メタクリロ
イルオキシエチルヘキサヒドロフタル酸等が挙げられ
る。
【0016】また、塗工適性を阻害しない範囲で、エチ
レングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレング
リコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、1,3−ブチレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ
(メタ)アクリレート、テトラメチロールメタンテトラ
(メタ)アクリレート、ジビニルベンゼン、N,N’−
メチレンビスアクリルアミド、1,4−ブタンジオール
ジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ
(メタ)アクリレート等の多官能ビニルモノマーを共重
合できる。
【0017】更に、アクリル系樹脂に粘着物性の向上の
ため、ゴム系樹脂の場合と同様に各種添加剤例えばロジ
ン等の天然樹脂、変成ロジン、ロジンおよび変成ロジン
の誘導体、ポリテルペン系樹脂、テルペン変成体、脂肪
族系炭化水素樹脂、シクロペンタジエン系樹脂、芳香族
系石油樹脂、フェノール系樹脂、アルキル−フェノール
−アセチレン系樹脂、クマロン−インデン樹脂、ビニル
トルエン−α−メチルスチレン共重合体等をはじめとす
る粘着付与剤や各種可塑剤、老化防止剤、安定剤、オイ
ル等の軟化剤、充填剤、安定剤、着色剤等を必要に応じ
て添加できる。これらは、必要に応じて2種類以上を併
用して使用することもできる。上記アクリル系樹脂は、
塊状重合法、溶液重合法、懸濁重合法、乳化重合法等任
意の方法で重合される。
【0018】なお、重合時のモノマー濃度は、通常30
〜70重量%、好ましくは40〜60重量%程度が適当
である。また、重合の際に用いる重合開始剤としては、
例えば過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム等の過硫酸
塩、2,2' −アゾビスイソブチロニトリル、2,2'
−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)等のア
ゾ系化合物、過酸化水素、ベンゾイルパーオキサイド、
ラウリルパーオキサイド等の過酸化物、過硫酸アンモニ
ウムと亜硫酸ナトリウム、酸性亜硫酸ナトリウム等との
組合わせからなる、所謂レドックス系の重合開始剤等が
挙げられる。上記の重合開始剤の使用量は、通常重合に
供する単量体全量に対して、0.2〜2重量%、より好
ましくは0.3〜1重量%程度とするのが望ましい。
【0019】さらに、重合に際して添加する連鎖移動剤
としては、オクチルメルカプタン、ノニルメルカプタ
ン、デシルメルカプタン、ドデシルメルカプタン等のア
ルキルメルカプタン類、チオグリコール酸オクチル、チ
オグリコール酸ノニル、チオグリコール酸−2−エチル
ヘキシル、β−メルカプトプロピオン酸−2−エチルヘ
キシル等のチオグリコール酸エステル類、2,4−ジフ
ェニル−4−メチル−1−ペンテン、1−メチル−4−
イソプロピリデン−1−シクロヘキセン等を挙げること
ができる。特に、チオグリコール酸エステル類、2,4
−ジフェニル−4−メチル−1−ペンテン、1−メチル
−4−イソプロピリデン−1−シクロヘキセン等を使用
した場合には、得られる共重合体が低臭気となり好まし
い。なお、連鎖移動剤の使用量は、重合させる全単量体
の0.001〜3重量%の範囲で調節される。重合反応
は、通常60〜100℃の温度条件下、2〜8時間程度
行われる。また、粘着剤用共重合体には増粘剤、濡れ
剤、レベリング剤、消泡剤等を適宜添加してもよい。
【0020】また、本発明の粘着シートを構成する表面
基材としては、例えばセロハン、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、軟質ポリ塩化ビニル、硬質ポリ塩化ビニル、
ポリエステル、金属蒸着ポリエステル等のフィルム類、
上質紙、アート紙、コート紙、キャスト塗被紙、箔紙、
クラフト紙、ポリエチレンラミネート紙、含浸紙、蒸着
紙、水溶性紙等の紙類、金属フォイル、合成紙、感熱記
録紙、インクジェット記録用紙、熱転写受容シート等の
公知のシート類が挙げられる。
【0021】剥離シートとしては、通常使用されてい
る、グラシン紙のような高密度紙、クレーコート紙、ク
ラフト紙や上質紙等にポリエチレン等の樹脂フィルムを
ラミネートしたポリラミ原紙、あるいはクラフト紙や上
質紙等にポリビニルアルコール、澱粉等の水溶性高分子
等と顔料とを主成分とする塗布層を設けた樹脂コーティ
ング原紙等の剥離原紙にシリコーン化合物や弗素化合物
等の剥離剤を塗布したものが用いられる。
【0022】また、上記のように抄紙した、グラシン紙
の如き高密度原紙、クレーコート紙、クラフト紙または
上質紙等の原紙に、例えばカゼイン、デキストリン、澱
粉、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、
エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリ
ビニルアルコール、スチレン−ブタジエン共重合体、エ
チレン−塩化ビニル共重合体、メチルメタクリレート−
ブタジエン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、
(メタ)アクリル酸エステル共重合体等の天然、または
合成樹脂と顔料とを主成分とした目止め層を設けた基
材、あるいはクラフト紙または上質紙等にポリエチレン
等の合成樹脂をラミネートしたポリラミ紙、またはポリ
プロピレン、ポリエチレンテレフタレート等のフィルム
等にエマルション型、溶剤型あるいは無溶剤型のシリコ
ーン樹脂やフッ素樹脂等を乾燥重量が0.05〜3g/
2程度になるように塗布後、熱硬化や電子線あるいは
紫外線硬化等によって剥離剤層を形成したものが適宜使
用される。なお、剥離剤を塗布する塗布装置としては、
特に限定されるものではないが、例えばバーコーター、
ダイレクトグラビアコーター、オフセットグラビアコー
ター、エアーナイフコーター、多段ロールコーター等が
適宜使用される。
【0023】本発明の粘着シートを構成する方法につい
ては、常法に従って、剥離シートの剥離剤表面上に粘着
剤を塗布、必要により乾燥して粘着剤層を設け、この粘
着剤層と表面基材裏面とを貼合わせてあるいは表面基材
裏面に粘着剤を塗布、必要により乾燥して粘着剤層を設
け、この粘着剤層と剥離シートの剥離剤表面とを貼合わ
せて仕上げられる。なお、粘着剤を塗布する装置として
は、例えばリバースロールコーター、ナイフコーター、
バーコーター、スロットダイコーター、エアーナイフコ
ーター、リバースグラビアコーター、バリオグラビアコ
ーター等が適宜使用される。粘着剤の塗布量は、乾燥重
量で5〜50g/m2、より好ましくは7〜30g/m2
程度の範囲で調節される。因みに、5g/m2未満で
は、得られる粘着シートの粘着性能が不十分となり、他
方50g/m2を越えると、粘着剤がはみ出したり、剥
離時に凝集破壊の原因となるおそれがある。
【0024】上記のようにして得られる本発明の粘着シ
ートは、油の付着した被着体に対し、油を除去する必要
がなく、油面に対して優れた接着性を有する粘着シート
ある。
【0025】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明をより具体的
に説明するが、勿論これらに限定されるものではない。
なお、例中の塗布量、部数、割合等は全て固形分重量で
示した。
【0026】実施例1 (1)剥離紙 75g/m2の上質紙の片面に、ポリエチレンを20μm
となるようラミネートした、ポリエチレンラミネート紙
に、シリコーン系剥離剤(商品名「KS−3751」信
越化学(株)社製)をバーコータにて、塗工量0.5g
/m2となるよう塗工し剥離紙を得た (2)粘着シート アクリル酸0.5重量%、アクリル酸−2−エチルヘキ
シル85重量%、メタアクリル酸メチル14.5重量%
を重合してアクリル系エマルジョン型粘着剤を得た。。
このとき粘着剤の固形分を60%となるように調製し
た。吸油性顔料としてシリカ(商品名「P−707」水
澤化学工業(株)社製)100部に対し、分散剤(商品
名「アロンA−9」東亞合成(株)社製)を0.1部添
加し、撹拌機を用い水に分散し、シリカの分散液を得
た。このときシリカの固形分を60%となるに調製し
た。このようにして得られた、アクリル系エマルジョン
型粘着剤100部に対し、シリカが3部となるよう混合
し、吸油性顔料含有粘着剤を作製した。該吸油性顔料含
有粘着剤を乾燥重量で25g/m2となるよう、リバー
スロールコーターで塗布、乾燥し、坪量80g/m2
合成紙ユポ(商品名「SGS80」王子油化合成紙
(株)社製)と貼り合わせて粘着シートを得た。
【0027】上記粘着シートから所定の紙片を作製し、
接着力を下記方法により測定評価した。 〔油付着面接着力〕被着体として、防錆油(商品名「ダ
フニーオイルコート Z−5」出光興産(株)社製)3
g/m2を均一に塗布したステンレス鋼板を用いた以外
は、JISZ 0237に準じてインストロン型引張試
験機によって300mm/分の引張速度で180°の角
度で剥離した際の荷重(g/25mm)を測定した。
【0028】〔比表面積〕比表面積測定装置 (商品名
「KR−300」木下理化工業(株)社製)を用いてB
ET法により測定した。
【0029】実施例2 吸油性顔料としてシリカ(商品名「P−707」水澤化
学工業(株)社製)を、アクリル系エマルジョン型粘着
剤100部に対し、シリカが8部となるよう混合し用い
た以外は実施例1と同様にして粘着シートを得た
【0030】実施例3 吸油性顔料としてシリカ(商品名「P−78F」水澤化
学工業(株)社製)を用いた以外は実施例1と同様にし
て粘着シートを得た。
【0031】実施例4 吸油性顔料として炭酸カルシウム(商品名「カルライト
SA」白石カルシウム(株)社製)を用いた以外は実施
例1と同様にして粘着シートを得た
【0032】実施例5 吸油性顔料としてカオリン(商品名「ANSILEX」
エンゲルハート社製)を用いた以外は実施例1と同様に
して粘着シートを得た。
【0033】比較例1 吸油性顔料を用いない以外は実施例1と同様にして粘着
シートを得た。
【0034】比較例2 吸油性顔料をアクリル系エマルジョン型粘着剤100部
に対し、0.3部となるよう混合し用いた以外は実施例
1と同様にして粘着シートを得た。
【0035】比較例3 吸油性顔料をアクリル系エマルジョン型粘着剤100部
に対し、15部となるよう混合し用いた以外は実施例1
と同様にして粘着シートを得た。
【0036】比較例4 吸油性顔料をアクリル系エマルジョン型粘着剤100部
に対し、0.3部となるよう混合し用いた以外は実施例
4と同様にして粘着シートを得た。
【0037】このようにして得られた粘着シートについ
て、下記の評価を行い、得られた結果を表1に示した。
【表1】
【0038】
【発明の効果】このように、本発明で得られた粘着シー
トは、油の付着した被着体に対し、油を除去する必要が
なく、油面に対して優れた接着性を有する粘着シートで
あった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面基材、粘着剤層、及び剥離紙を積層し
    てなる粘着シートにおいて、該粘着剤層に吸油性顔料を
    粘着剤100重量部に対し1〜10重量部含有すること
    を特徴とする粘着剤シート。
  2. 【請求項2】上記吸油性顔料の比表面積が150m2
    g以上であることを特徴とする請求項1記載の粘着シー
    ト。
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