JP2001207134A - 粘着シート及びその製造方法 - Google Patents

粘着シート及びその製造方法

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JP2001207134A
JP2001207134A JP2000013765A JP2000013765A JP2001207134A JP 2001207134 A JP2001207134 A JP 2001207134A JP 2000013765 A JP2000013765 A JP 2000013765A JP 2000013765 A JP2000013765 A JP 2000013765A JP 2001207134 A JP2001207134 A JP 2001207134A
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liquid
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absorbing
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JP2000013765A
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Hideyuki Takahashi
秀幸 高橋
Toshibumi Midorikawa
俊文 緑川
Toshinori Machida
敏則 町田
Masato Yanagi
正人 柳
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Artience Co Ltd
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Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】水、油等の液状物質の存在する面に簡便かつ安
価に接着することができる粘着シート、及びその製造方
法の提供。 【解決手段】基材1上に、粘着剤層2と吸液層3とを、
粘着剤層2の一部が全面にわたって露出するように積層
してなる粘着シート、および剥離紙4上に吸液層3をパ
ターニングし、その上に粘着剤を塗工したのち、基材と
貼り合わせて吸液層3と粘着剤層2と被着体と接する面
において実質的に同一平面とする前記粘着シートの製造
方法、ならびに粘着剤層2上に、粘着剤層2の一部が全
面にわたって露出するように吸液層3を積層してなる両
面粘着シート、および剥離紙4上に吸液層3をパターニ
ングし、その上に粘着剤を塗工する前記両面粘着シート
の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水、油等の液状物
質の存在する面にでも貼付でき、その接着性能を十分に
維持できる粘着シート及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、水、油等の液状物質の存在す
る面に、アクリル系、ゴム系等の粘着剤を使用した感圧
粘着シートを貼合せても、十分な接着力を発揮できな
い。その理由は、液状物質の存在により粘着剤が被着体
との界面に対して十分な濡れを確保できないからであ
る。湿潤面への接着を可能とするために、特開昭62−
91577号公報には、高吸水性樹脂粉末を含有する接
着剤をポリエステルフィルム表面に塗布してなる接着用
テープの発明が開示されている。しかし、この接着用テ
ープでは、高吸水性樹脂粉末が接着剤に直接添加されて
いる。従って、吸水効果を発現させるためには高吸水性
樹脂粉末を多量に接着剤に添加し、被着体と接する表面
上に高吸水性樹脂粉末を存在させることが必要であり、
この場合には接着性能が損なわれることになり、現実的
ではない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、水、油等の
液状物質の存在する面に貼合せても、十分な接着性を発
揮することができる粘着シートおよびその製造方法の提
供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、粘着剤層
上に粘着剤層の一部が全面にわたって露出するように吸
液層を積層することにより、水、油等の液状物質の存在
する面においても十分な接着力を有する粘着シートが得
られることを見出し、本発明に至った。つまり、本発明
は、粘着シートの粘着面に吸液層をパターニング積層す
ることにより、接着界面として、粘着面と吸液面とが共
存した面を形成し、本来単一物質では両立しえない十分
な接着性と吸液性とを兼ね備えさせたものである。
【0005】すなわち、本発明は、基材上に、粘着剤層
と吸液層とを、粘着剤層の一部が全面にわたって露出す
るように積層してなる粘着シートである。また、本発明
は、粘着剤層上に、粘着剤層の一部が全面にわたって露
出するように吸液層を積層してなる粘着シートである。
また、本発明は、吸液層が、吸水性樹脂または吸油性樹
脂を含む上記いずれかの粘着シートである。また、本発
明は、吸水性樹脂または吸油性樹脂の吸液速度が、10
〜1000ml/sec・m2である上記粘着シートであ
る。
【0006】また、本発明は、吸水性樹脂または吸油性
樹脂の吸液倍率が、10〜1000重量%である上記粘
着シートである。また、本発明は、露出した粘着剤層の
面積比率が20〜80%である上記いずれかの粘着シー
トである。また、本発明は、剥離紙上に吸液層をパター
ニングし、その上に粘着剤を塗工したのち、基材と貼り
合わせて吸液層と粘着剤層とを被着体と接する面におい
て実質的に同一平面とする上記粘着シートの製造方法で
ある。
【0007】また、本発明は、剥離紙上に吸液層をパタ
ーニングし、その上に粘着剤を塗工する上記粘着シート
の製造方法である。また、本発明は、剥離紙上にパター
ニングされた吸液層と、基材に塗工された粘着剤層とを
貼り合わせる上記粘着シートの製造方法である。さら
に、本発明は、剥離紙上に、パターニングされた吸液層
を有する吸液層付き剥離材である。
【0008】
【発明の実施の形態】基材としては、ポリエチレンやポ
リプロピレン等のオレフィン系フィルム、ポリエチレン
テレフタレートに代表されるポリエステルフィルム、ポ
リイミドフィルム、セロファン、ポリ塩化ビニリデン、
ポリ塩化ビニリデン共重合体、ポリフッ化ビリニデン、
ポリ塩化ビニル、ナイロン、ポリアクリル酸、ポリメタ
クリル酸等の透明あるいは着色されたプラスチックフィ
ルムや、紙、不織布、金属箔、各種発泡体等が挙げられ
る。その他、粘着シートとしての機能を確保できる素材
であれば、いかなるものを用いても何ら制限するもので
はない。中でも、寸法安定性、耐熱性、価格等の理由か
らポリエステルフィルム、特にポリエチレンテレフタレ
ートフィルムが好適である。
【0009】本発明において、両面に粘着剤層が露出し
ている両面粘着シートを例に取ると、基材を用いる場合
と、用いない場合がある。基材を用いると厚み効果によ
り多少の凹凸面でも接着することが可能であるが、薄膜
にすることができないため、使用できない部位があると
同時に価格も高くなる。反対に、基材を用いない場合は
薄膜にすることはできるが、十分な接着強度が得られな
い場合がある。
【0010】基材の厚みは、4〜5000μm程度が良
好である。中でも、取り扱い易さを考慮すると、25〜
1000μm程度が特に良好である。また、基材の表面
は、処理されていなくても良いが、コロナ処理、プラズ
マ処理、フレーム処理、電子線照射、UV照射等の乾式
処理や溶媒洗浄、易接着剤コーティング処理の湿式処理
が施されていても良い。基材には、種々の酸化防止剤、
UV吸収剤、光安定剤、熱安定剤、可塑剤、滑剤等の添
加剤が含有されていても良い。
【0011】本発明における粘着剤層は、粘着性樹脂か
らなり、使用時の温度範囲ではゴム状領域であって、J
IS Z0237に規定される粘着テープ・粘着シート
試験方法による180度引き剥がし粘着力が490mN
/25mm以上、保持力が落下するまで60分以上の粘
着特性を発現するものであるならば何ら制限するもので
はない。
【0012】粘着性樹脂として具体的には、粘着性アク
リル樹脂、天然および合成のシス−1、4−ポリイソプ
レンゴム、ブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴム、部分加
硫ブチルゴム、スチレン−ブタジエン−スチレンブロッ
クコポリマー(SBS)、スチレン−イソプレン−スチ
レンブロックコポリマー(SIS)、スチレン−エチレ
ン−ブチレン−スチレンブロックコポリマー(SEB
S)、シリコンゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴ
ム、ブタジエンゴム、ウレタン樹脂などの、一般的に粘
着剤用樹脂として用いられているものが挙げられる。
【0013】とりわけ粘着性アクリル樹脂は、組成およ
び分子量を適切に設定して、自在にガラス転移点(T
g)を変化させることが可能で、透明性、耐候性に優れ
ており、本発明の粘着剤層には好適である。より具体的
に粘着性アクリル樹脂とは、各々のホモポリマーのTg
が−20℃以下となるブチルアクリレートや2−エチル
ヘキシルアクリレートなどのモノマー成分を主体に、水
酸基、アミノ基、カルボキシル基、アミド基、ニトリル
基などの官能基を有するモノマー成分、および凝集力を
付与するTgが0℃以上のモノマー成分を共重合させた
樹脂であり、一般に粘着剤用アクリル樹脂として用いら
れているものである。
【0014】すなわち粘着性アクリル樹脂とは、水酸
基、アミノ基、カルボキシル基、アミド基、ニトリル基
などの官能基を有するモノマーのうちの一種または数種
と、アルキル(メタ)アクリレート、酢酸ビニル、プロ
ピオン酸ビニル、ビニルエーテル、スチレンなどのモノ
マーとの共重合体などである。粘着性アクリル樹脂を含
む粘着剤としては、東洋インキ製造(株)製のオリバイ
ンBPS3156D、BPS3180−3A、BPS3
713、BPS4891、BPW5689J、BPW5
320等が挙げられる。
【0015】粘着性アクリル樹脂は、通常のラジカル重
合で合成される。合成方法には何等制限はなく、溶液重
合、塊状重合、乳化重合などの公知の重合法で行なうこ
とができるが、反応のコントロールが容易であることや
直接次の操作に移れることから溶液重合が好ましい。重
合時の溶媒としては、メチルエチルケトン、メチルイソ
ブチルケトン、トルエン、セロソルブ、酢酸エチル、酢
酸ブチルなどが挙げられ、単独でも、複数の溶媒を混合
して用いてもよい。
【0016】また、重合反応の際に使用される重合開始
剤も、ベンゾイルパーオキサイド、アセチルパーオキサ
イド、メチルエチルケトンパーオキサイド、ラウロイル
パーオキサイドなどの有機過酸化物、アゾビスイソブチ
ロニトリルなどのアゾ系開始剤など公知のものであれば
何でもよく、特に制限はない。粘着性アクリル樹脂をイ
ソシアネートおよびエポキシ化合物、金属キレートなど
の架橋剤を用いて部分的に架橋して、凝集力を向上させ
て使用することも可能である。 粘着剤層の厚みは、5
〜200μm程度が望ましい。特に、初期接着性を確保
するためには、20〜100μmが望ましい。20μm
より薄いと通常の状態でも初期接着性の確保が困難とな
り、逆に100μmより厚いと初期接着性は確保できる
ものの、高コストとなり、経済的でない。
【0017】本発明における吸液層は、吸水材料および
/または吸油材料と、必要に応じてバインダー樹脂とか
ら構成され、吸液層のドライ塗布量は0.1〜5g/m2
が好ましい。なお、バインダー樹脂は、吸水材料および
吸油材料が成膜性を有しない場合に用いられる。成膜性
を有する吸水材料としては、アクリル系樹脂、ポリウレ
タン系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、ポリウレタ
ンポリウレア系樹脂等の吸水率が10重量%以上の吸水
性樹脂が用いられる。吸液層が吸水性樹脂を含む場合に
は、簡単な配合で吸水性のある膜を作成することがで
き、しかも樹脂が直接湿潤面に接触するため効率的であ
る。また、吸水後に溶解して粘着剤に悪影響を及ぼすこ
とがないため好ましい。
【0018】また、成膜性を有しない吸水材料として
は、無機粒子、デンプン等の親水性フィラーが用いられ
る。無機粒子としては、シリカ、クレー、タルク、ケイ
ソウ土、雲母、スメクタイト、炭酸カルシウム、硫酸バ
リウム、酸化チタン、ゼオライト等が挙げられる。デン
プンとしては、馬鈴薯デンプン、小麦デンプン、コーン
スターチ、可溶性デンプン等が挙げられる。吸水材料
は、単独で、または2種以上を組み合わせて用いること
ができる。
【0019】成膜性を有しない吸水材料を含む吸液層に
は、バインダー樹脂として、上記吸水性樹脂及び吸水率
が10重量%未満の非吸水性樹脂を用いることができ
る。非吸水性樹脂として具体的には、アクリル系樹脂、
スチレン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリウレタン系樹
脂、ポリビニルアルコール系樹脂等が挙げられる。これ
らのバインダー樹脂は、単独で、または2種以上を組み
合わせて用いることができる。
【0020】成膜性を有する吸油材料としては、吸油率
が10重量%以上の吸油性樹脂が用いられ、具体的には
アルキルスチレン/ジビニルベンゼン共重合体、t−ブ
チルメタクリレートあるいはメンチルメタクリレート等
のメタクリレート系架橋重合体、ポリノルボルネン、ポ
リスチレン等の架橋重合体、長鎖アクリレート系架橋重
合体等が挙げられる。吸液層が吸油性樹脂を含む場合に
は、簡単な配合で吸油性のある膜を作成することがで
き、しかも樹脂が直接湿潤面に接触するため効率的であ
る。また、吸油後に溶解して粘着剤に悪影響を及ぼすこ
とがないため好ましい。
【0021】また、成膜性を有しない吸油材料として
は、親油性フィラーとして、吸水材料と同様の無機粒子
を用いることができる。成膜性を有しない吸油材料を含
む吸液層には、バインダー樹脂として、上記吸油性樹脂
及び吸油率が10重量%未満の非吸油性樹脂を用いるこ
とができる。バインダー樹脂は、単独で、または2種以
上を組み合わせて用いることができる。
【0022】吸液層に含まれる吸水性樹脂または吸油性
樹脂の吸液能力は、吸液速度として10〜1000ml
/sec・m2、吸液倍率として10〜1000重量%が
好適である。吸液速度が1000ml/sec・m2を越
える、または吸液倍率が1000重量%を越えると、通
常の環境中に存在する液状物質の影響を受け易いため、
実際に水、油等の液状物質の存在する湿潤表面に貼付す
る際の吸液効果が不十分となる。また、吸液速度が10
ml/sec・m2未満または吸液倍率が10重量%未満
であると、液状物質の存在する湿潤表面において初期接
着性を確保することが困難となる。
【0023】吸液速度は、動的走査吸液計(協和精工社
製「KM350D」)によりブリストー法で吸液量を測
定し、単位接触時間当たりの吸液量として示される。ま
た、吸液倍率は、吸液前後の重量を測定し、単位重量当
たりの増加率で示される。粘着シートの初期接着性及び
吸液性を十分に確保するためには、特に、吸水性樹脂ま
たは吸油性樹脂の吸液速度は50〜500ml/sec
・m2、吸液倍率は50〜500重量%であることが好ま
しい。
【0024】本発明の粘着シートの吸液層は、あくまで
も部分的に形成(パターニング)されている必要があ
り、吸液層以外の場所は、粘着剤層が露出している必要
がある。粘着剤層が完全に隠れてしまうと粘着性が発揮
されず、また吸液層がほとんど無いと、水、油等の液状
物質の吸液性が充分発揮されないからである。また、パ
ターニングした吸液層と露出した粘着剤層の面積比率に
よって、粘着剤層が発現する粘着性能と、吸液層が発現
する水、油等の液状物質の吸液性能が決定されるため、
粘着剤層/吸液層の面積比率が20〜80%/80〜2
0%の範囲となるようにすることが好ましい。粘着剤層
の面積比率が20%より低いと十分な接着性を発揮する
ことが困難となり、80%を越えると逆に十分な吸液性
能が得られず、いずれの場合も本発明の目的を十分に達
成しない。ただし、吸液層の面積比率が80%を越える
場合は、貼り合わせ後の環境によっては、吸液層中に含
まれる吸水性樹脂または吸油性樹脂の膨潤により、粘着
シートに再剥離性を持たせるという逆の機能を付与させ
ることもできる。
【0025】また、吸液層のパターン形状は、粘着剤層
の一部が全面にわたって露出するような形状であればい
かなるものでもよい。吸液層のパターン形状としては、
例えば、ストライプ、格子、水玉、逆水玉、千鳥模様等
が挙げられる。ストライプ模様を図9に、格子模様を図
7に、水玉模様を図8にそれぞれ示す。具体的には、ス
トライプとは、吸液層の形状が幅50μmから10mm
の範囲の直線であり、直線(吸液層)間の間隔が50μ
mから50mmの範囲にある模様をいう。また、格子と
は、上記範囲にある2つのストライプを90度の角度で
交差させた模様をいうが、交差する角度(交差する角度
の小さい方)を30度から80度に変形したものでもよ
い。また、複数の線巾と複数のストライプ間の間隔を組
み合わせたものでもよい。
【0026】水玉とは、吸液層の形状が直径50μmか
ら10mmの範囲の円であり、円心間の距離が10μm
から50mmの範囲で最密充填配列された模様をいい、
逆水玉とは、上記範囲にある水玉パターンをネガ型(吸
液層の形成されない部分が上記水玉パターン)とした模
様をいう。この他複数の直径とランダムな配置を施した
水玉および逆水玉の模様であってもよい。千鳥模様と
は、1単位となる模様が50μmから50mmの範囲に
あるものをいう。
【0027】なお、吸液層は、吸液層と被着体との接着
界面に存在する液状物質を吸液するだけでなく、その周
りの液状物質も吸液するため、吸液層のパターニング間
隔は細かければ細かいほど、被着体表面の吸液性能は向
上する。反対に、そのパターン間隔が粗くなればなるほ
ど、吸液層の周りの液状物質を吸液する範囲が狭くな
り、被着体表面の吸液性能は低くなる。そのため、吸液
層のパターニング間隔は、上記範囲内にあることが好ま
しい。
【0028】本発明の粘着シートを製造する方法として
は、特に限定はされないが、代表的には、(1)剥離紙
上に吸液層をパターニングし、その上に粘着剤を塗工し
たのち、基材と貼り合わせる方法、(2)剥離紙上に吸
液層をパターニングし、その上に粘着剤を塗工する方
法、(3)剥離紙上にパターニングされた吸液層と、基
材に塗工された粘着剤層とを貼り合わせる方法が挙げら
れる。(1)の方法では、基材と貼り合わせることによ
り、吸液層と粘着剤層とを被着体と接する面において実
質的に同一平面とすることができる。また、(2)およ
び(3)の方法でも、吸液層と粘着剤層とが被着体と接
する面において実質的に同一平面を構成し、平滑な面状
態を実現できる。被着体と接する面が平滑な場合は、接
着性と吸液性のバランスを保つことが容易であり、また
貼付した場合の外観上の問題も認められないため好まし
い。
【0029】(2)の方法で製造される粘着シートは、
塗工する際の基材として剥離紙を使用したキャストタイ
プのものであり、施工時にはその剥離紙を剥離して吸液
層と粘着剤層とからなるシートとする。剥離紙としては
特に限定はないが、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)、配向したポリプロピレン(OPP)等の各種プラ
スチチックフィルムまたは紙の上に、シリコーン系ある
いは非シリコーン系剥離剤を塗布させたものを用いるこ
とができる。剥離紙として具体的には、藤森工業株式会
社製フィルムバイナシリーズ、バイナシートシリーズや
東セロ(株)製トーセロセパレーターSPシリーズ等が
挙げられる。特に、180度引き剥がし法で示される剥
離力が980mN/25mm未満の剥離紙が好適に用い
られる。
【0030】剥離紙上への吸液層の形成(パターニン
グ)は、吸水材料および/または吸油材料と、必要に応
じてバインダー樹脂とを液状媒体に溶解または分散した
塗液をグラビア印刷、シルクスクリーン印刷、オフセッ
ト印刷、フレキソ印刷、インキジェット、感熱転写、間
欠ダイコート等の印刷方法でパターニング印刷すること
により行う。ここで、吸水材料を含む塗液に使用される
液状媒体は、酢酸エチル、トルエン、メチルエチルケト
ン等の有機溶媒で、吸水性樹脂及びバインダー樹脂を溶
解させるものであれば何でも構わない。また、吸油材料
を含む塗液に使用される液状媒体としては、水、エチル
アルコール等の水溶性溶媒で、吸油性樹脂及びバインダ
ー樹脂を分散させるものであれば何でも構わない。これ
らの液状媒体は単独で、または2種以上の混合物として
用いることができる。
【0031】塗液中の吸水材料または吸油材料/バイン
ダー樹脂/液状媒体の組成比は、10〜100重量部/
0〜100重量部/100〜200重量部であることが
好ましい。塗液の調製は、ディゾルバー、プロペラ等の
十分な攪拌溶解ができる装置を用いて行うことができ
る。 これらの溶媒は単独で、または2種以上の混合物
として用いることができる。粘着剤層は、粘着剤を塗
工、乾燥して形成する。粘着剤の塗工方法としては、特
に限定はされないが、コンマコーター、ロールコータ
ー、ダイコーター、グラビアコーター等を使用して行わ
れる。粘着剤の粘度は、コンマコーターの場合、100
〜100000mPa・s程度が良好である。また、粘
着剤は水系でもよく、トルエン、酢酸エチル等の有機溶
剤系でもよい。
【0032】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明する。例
中、部とは重量部を表す。 (実施例1)下記処方の原料をディゾルバーで2時間溶
解し、塗液を調整した。得られた塗液を、図7に示すよ
うな線巾1mm、面積比率(格子印刷部分の全体に対す
る割合)25%の格子パターンで、ドライ塗布量1.0
g/m2となるように、剥離紙(カイト化学工業(株)製
「SLK−80KCZ」)の剥離面にグラビア印刷し、
吸水層付剥離材を得た。次に、この剥離材の吸水層上
に、粘着性アクリル樹脂を含む粘着剤(東洋インキ製造
(株)製「オリバインBPS3156D、)100部と
トリレンジイソシアネート誘導体系硬化剤(東洋インキ
製造(株)製「BHS8515」)3部とを攪拌混合し
た塗液をコンマコーターで乾燥膜厚30μmとなるよう
に塗工し、巻き取り時に25μm厚のPETフィルムと
0.3MPaの圧力でラミネートして、剥離紙/吸水層
/粘着剤層/基材からなる図1に示す断面を有する粘着
シート1(片面テープ)を得た。 ポリアクリル酸系樹脂(日本純薬社製「レオジック250H」) 20部 (吸水速度200ml/sec・m2、吸水倍率180重量%、) メチルエチルケトン 30部 トルエン 70部
【0033】(実施例2)下記処方の原料をディゾルバ
ーで4時間分散溶解し、塗液を調整した。得らた塗液
を、図8に示すような水玉径0.5mmφ、面積比率
(水玉印刷部分の全体に対する割合)50%の水玉パタ
ーンで、ドライ塗布量0.5g/m2となるように、PE
T剥離紙(東セロ(株)製「SP−PET−D13−5
0−BU」)の剥離面にグラビア印刷し、剥離紙1/吸
水層からなる吸水層付剥離材を得た。次に、この剥離材
の吸水層上に、粘着性アクリル樹脂を含む粘着剤(東洋
インキ製造(株)製「オリバインBPS3713」)1
00部とトリレンジイソシアネート誘導体系硬化剤(東
洋インキ製造(株)製「BHS8515」)4部とを攪
拌混合した塗液をコンマコーターで乾燥膜厚30μmと
なるように塗工し、巻き取り時にPET剥離紙(東セロ
(株)製「SP−PET−O1−50−BU」)と、粘
着剤層と剥離面が接するように0.3MPaの圧力でラ
ミネートして(第1面側)剥離紙1/吸水層/粘着剤層
/剥離紙2(第2面側)からなる図2に示す断面を有す
る粘着シート2(両面テープ)を得た。 ポリアクリル酸系樹脂(日本純薬社製「レオジック250H」) 20部 (吸水速度200ml/sec・m2、吸水倍率180重量%) 親水性スメクタイト 30部 (コープケミカル社製「ルーセンタイトSWN」) メチルエチルケトン 40部 トルエン 80部
【0034】(実施例3)下記処方の原料をディゾルバ
ーで4時間分散溶解し、塗液を調整した。得らた塗液
を、図9に示すような幅0.5mm、面積比率(ストラ
イプ印刷部分の全体に対する割合)50%のストライプ
パターンで、ドライ塗布量1.5g/m2となるように、
PET剥離紙(東セロ(株)製「SP−PET−O1−
50−BU」)の剥離面にグラビア印刷し、剥離紙1/
吸水層1からなる吸水層付剥離材を得た。次に、この剥
離材の吸水層1上に、粘着性アクリル樹脂を含む粘着剤
(東洋インキ製造(株)製「オリバインBPS489
1」)100部とトリレンジイソシアネート誘導体系硬
化剤(東洋インキ製造(株)製「BHS8515」)2
部とを攪拌混合した塗液をコンマコーターで乾燥膜厚3
0μmとなるように塗工し、巻き取り時に12μm厚の
PETフィルムと0.3MPaの圧力でラミネートして
剥離紙1/吸水層1/粘着剤層1/基材からなるシート
を得た。更に、吸水層の面積比率を30%とした以外
は、先に得られたシートと同様の方法で剥離紙2/吸水
層2からなる吸水層付剥離材を製造した。得られた剥離
材の吸水層2上に、先に得られたシートと同様の粘着剤
を同様の方法で塗工し、巻き取り時に、先に得られたシ
ートと、該シートの基材面と粘着剤層とが接するように
0.3MPaの圧力でラミネートして(第1面側)剥離
紙1/吸水層1/粘着剤層1/基材/粘着剤層2/吸水
層2/剥離紙2(第2面側)からなる図3に示す断面を
有する粘着シート3(両面テープ)を得た。 ポリアクリル酸系樹脂(日本純薬社製「レオジック250H」) 20部 (吸水速度200ml/sec・m2、吸水倍率180重量%) メチルエチルケトン 30部 トルエン 70部
【0035】(実施例4)下記処方の原料をディゾルバ
ーで2時間溶解し、塗液を調整した。得られた塗液を、
図7に示すような線巾1mm、面積比率(格子印刷部分
の全体に対する割合)15%の格子パターンで、ドライ
塗布量1.0g/m2となるように、剥離紙(カイト化学
工業(株)製「SLB−50WDX」)の剥離面にグラ
ビア印刷し、剥離紙1/吸水層1からなる吸水層付剥離
材を得た。更に、吸水層の面積比率を10%とした以外
は、同様な方法で剥離紙2/吸水層2からなる吸水層付
剥離材を製造た。得られた剥離材の吸水層2上に、粘着
性アクリル樹脂を含む粘着剤(東洋インキ製造(株)製
「オリバインBPS3156D」)100部とトリレン
ジイソシアネート誘導体系硬化剤(東洋インキ製造
(株)製「BHS8515」)3部とを攪拌混合した塗
液をコンマコーターで乾燥膜厚30μmとなるように塗
工し、巻き取り時に、先に得られた吸水層付剥離材と、
該剥離材の吸水層1と粘着剤層とが接するように0.3
MPaの圧力でラミネートして(第1面側)剥離紙1/
吸水層1/粘着剤層/吸水層2/剥離紙2(第2面側)
からなる図4のような断面を有する粘着シート4(両面
テープ)を得た。 ポリウレタン系樹脂 20部 (住友バイエルウレタン社製「デスモコール130」、 吸水速度40ml/sec・m2、吸水倍率30重量%) メチルエチルケトン 50部 トルエン 50部
【0036】(実施例5)下記処方の原料をディゾルバ
ーで2時間溶解し、塗液を調整した。得られた塗液を、
図7に示すような線巾1mm、面積比率(格子印刷部分
の全体に対する割合)85%の格子パターンで、ドライ
塗布量1.0g/m2となるように、PET剥離紙(藤森
工業(株)製「50E−0010」)の剥離面にグラビ
ア印刷し、吸水層付剥離材を得た。次に、この剥離材の
吸水層上に、粘着性アクリル樹脂を含む粘着剤(東洋イ
ンキ製造(株)製「オリバインBPS3156D」)1
00部とトリレンジイソシアネート誘導体系硬化剤(東
洋インキ製造(株)製「BHS8515」)3部とを攪
拌混合した塗液をコンマコーターで乾燥膜厚30μmと
なるように塗工し、巻き取り時に50μm厚のPETフ
ィルムと0.3MPaの圧力でラミネートして剥離紙/
吸水層/粘着剤層/基材からなる図1に示す断面を有す
る粘着シート5(片面テープ)を得た。 ポリウレタン系樹脂 20部 (住友バイエルウレタン社製「デスモコール130」、 吸水速度40ml/sec・m2、吸水倍率30重量%) メチルエチルケトン 50部 トルエン 50部
【0037】(実施例6)下記処方の原料をディゾルバ
ーで6時間混合攪拌し、塗液を調整した。得られた塗液
を、図7に示すような線巾1mm、面積比率(格子印刷
部分の全体に対する割合)25%の格子パターンで、ド
ライ塗布量1.0g/m2となるように、剥離紙(カイト
化学工業(株)製「SLB−50WDX」)の剥離面に
グラビア印刷し、吸油層付剥離材を得た。次に、この剥
離材の吸油層上に、粘着性アクリル樹脂を含む粘着剤
(東洋インキ製造(株)製「オリバインBPS3156
D」)100部とトリレンジイソシアネート誘導体系硬
化剤(東洋インキ製造(株)製「BHS8515」)3
部とを攪拌混合した塗液をコンマコーターで乾燥膜厚3
0μmとなるように塗工し、巻き取り時に25μm厚の
PETフィルムと0.3MPaの圧力でラミネートして
剥離紙/吸油層/粘着剤層/基材からなる図1に示す断
面を有する粘着シート6(片面テープ)を得た。 ポリノルボルネン系樹脂 60部 (日本触媒社製「オレオソープPW−170」、 吸油速度300ml/sec・m2、吸油倍率230重量%) エチルアルコール 30部 水 70部
【0038】(実施例7)下記処方の原料をディゾルバ
ーで4時間混合攪拌し、塗液を調整した。得られた塗液
を、図7に示すような線巾1mm、面積比率(格子印刷
部分の全体に対する割合)25%の格子パターンで、ド
ライ塗布量1.0g/m2となるように、剥離紙(カイト
化学工業(株)製「SLK−80KCZ」)の剥離面に
グラビア印刷し、吸油層付剥離材を得た。次に、この剥
離材の吸油層上に、粘着性アクリル樹脂を含む粘着剤
(東洋インキ製造(株)製粘着剤オリバインBPS37
13)の100部とトリレンジイソシアネート誘導体系
硬化剤(東洋インキ製造(株)製硬化剤BHS851
5)の4部とを攪拌混合した塗液をコンマコーターで乾
燥膜厚30μmとなるように塗工し、巻き取り時に25
μm厚のPETフィルムと0.3MPaの圧力でラミネ
ートして剥離紙/吸油層/粘着剤層/基材からなる図1
に示す断面を有する粘着シート7(片面テープ)を得
た。 ポリノルボルネン系樹脂(日本ゼオン社製「ノーソレックス」) 30部 (吸油速度30ml/sec・m2、吸油倍率40重量%) エチルアルコール 40部 水 60部
【0039】(比較例1)PET剥離紙(藤森工業
(株)製「50E−0010」)の剥離面に、実施例1
と同様の粘着剤および硬化剤からなる塗液をコンマコー
ターで乾燥膜厚30μmとなるように塗工し、巻き取り
時に50μm厚のPETフィルムと0.3MPaの圧力
でラミネートして剥離紙/粘着剤層/基材からなる図5
に示す断面を有する粘着シート8(片面テープ)を得
た。
【0040】(比較例2)下記処方の原料をディゾルバ
ーで2時間溶解し、塗液を調整した。得られた塗液10
部と、粘着性アクリル樹脂を含む粘着剤(東洋インキ製
造(株)製「オリバインBPS3713」)100部と
をプロペラ式攪拌機で混合し、さらにトリレンジイソシ
アネート誘導体系硬化剤(東洋インキ製造(株)製「B
HS8515」)3部を攪拌混合した塗液をリップコー
ターで乾燥膜厚30μmとなるように、カイト化学工業
(株)製剥離紙SLB−50WDXに粘着塗工し、巻き
取り時に25μm厚のPETフィルムと0.3MPaの
圧力でラミネートして基材/吸水材料含有粘着剤層/剥
離紙からなる図6に示す断面を有する粘着シート9(片
面テープ)を得た。 ポリアクリル酸系樹脂(日本純薬社製「レオジック250H」) 20部 (吸水速度200ml/sec・m2、吸水倍率180重量%) メチルエチルケトン 30部 トルエン 70部
【0041】(比較例3)下記処方の原料をディゾルバ
ーで6時間混合し、塗液を調整した。得られた塗液60
部と、粘着性アクリル樹脂を含む粘着剤(東洋インキ製
造(株)製「オリバインBPW5320」)100部と
をホモミキサーで混合した塗液をリップコーターで乾燥
膜厚30μmとなるように、剥離紙(カイト化学工業
(株)製「SLK−80KCZ」)に塗工し、巻き取り
時に50μm厚のPETフィルムと0.3MPaの圧力
でラミネートして基材/吸油材料含有粘着剤層/剥離紙
からなる図6に示す断面を有する粘着シート10(片面
テープ)を得た。 ポリノルボルネン系樹脂 60部 (日本触媒社製「オレオソープPW−170」、 吸油速度300ml/sec・m2、吸油倍率230重量%) エチルアルコール 30部 水 70部
【0042】粘着シート1、5〜10について、JIS
Z0237に規定される粘着テープ・粘着シート試験
方法による180度剥離粘着力を測定した。すなわち、
粘着シートを幅25mm、長さ150mmに切断し、#
280の耐水研磨紙で研磨したステンレススチール板
(SUS304)を標準板として、貼着してから30分
放置後の180度剥離粘着力を測定した。また、このス
テンレススチール板を23℃98%に24時間放置した
ものを保湿板とし、植物オイル((合)林市次商店製
「椰子油」)を表面に薄膜で塗布したものを保油板とし
て、それぞれ貼着してから30分放置後に180度剥離
粘着力を測定した。180度剥離粘着力は、温度23
℃、相対湿度65%の条件下、剥離速度300mm/分
で測定した。また、粘着シート2〜4については、JI
S Z1528に則って第2面側に25μmPETフィ
ルムをラミネートした後、幅25mm、長さ150mm
に切断し、粘着シート1と同様にして180度剥離粘着
力を測定した。結果を表1に示す。
【0043】
【表1】
【0044】
【発明の効果】粘着剤層表面上に吸液層を部分的に積層
するという簡単な構成をとることにより、水、油等の液
状物質の存在する面に対して接着性を維持することが可
能な粘着シートを提供することができるようになった。
【0045】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1、5〜7の粘着シートの断面図。
【図2】実施例2の粘着シートの断面図。
【図3】実施例3の粘着シートの断面図。
【図4】実施例4の粘着シートの断面図。
【図5】比較例1の粘着シートの断面図。
【図6】比較例2、3の粘着シートの断面図。
【図7】実施例1、4〜7の粘着シートの吸液層の印刷
パターン(塗りつぶし部)。
【図8】実施例2の粘着シートの吸液層の印刷パターン
(塗りつぶし部)。
【図9】実施例3の粘着シートの吸液層の印刷パターン
(塗りつぶし部)。
【符号の説明】
1 基材 2 第1面側粘着剤層 2' 第2面側粘着剤層 3 吸水層または吸油層 4 第1面側剥離紙 4' 第2面側剥離紙 5 吸水材料または吸油材料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柳 正人 東京都中央区京橋二丁目3番13号 東洋イ ンキ製造株式会社内 Fターム(参考) 4J004 AA05 AA06 AA11 AA14 AB01 CA02 CA03 CA04 CA05 CA06 CA08 CB02 CB03 CC03 CC04 DA01 DB02 EA01 GA03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材上に、粘着剤層と吸液層とを、粘着剤
    層の一部が全面にわたって露出するように積層してなる
    粘着シート。
  2. 【請求項2】粘着剤層上に、粘着剤層の一部が全面にわ
    たって露出するように吸液層を積層してなる粘着シー
    ト。
  3. 【請求項3】吸液層が、吸水性樹脂または吸油性樹脂を
    含む請求項1または2記載の粘着シート。
  4. 【請求項4】吸水性樹脂または吸油性樹脂の吸液速度
    が、10〜1000ml/sec・m2である請求項3記
    載の粘着シート。
  5. 【請求項5】吸水性樹脂または吸油性樹脂の吸液倍率
    が、10〜1000重量%である請求項3または4記載
    の粘着シート。
  6. 【請求項6】露出した粘着剤層の面積比率が20〜80
    %である請求項1ないし5いずれか記載の粘着シート。
  7. 【請求項7】剥離紙上に吸液層をパターニングし、その
    上に粘着剤を塗工したのち、基材と貼り合わせて吸液層
    と粘着剤層とを被着体と接する面において実質的に同一
    平面とする請求項1記載の粘着シートの製造方法。
  8. 【請求項8】剥離紙上に吸液層をパターニングし、その
    上に粘着剤を塗工する請求項2記載の粘着シートの製造
    方法。
  9. 【請求項9】剥離紙上にパターニングされた吸液層と、
    基材に塗工された粘着剤層とを貼り合わせる請求項1記
    載の粘着シートの製造方法。
  10. 【請求項10】剥離紙上に、パターニングされた吸液層
    を有する吸液層付き剥離材。
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