JPH11116521A - セボフルランの製造法 - Google Patents

セボフルランの製造法

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JPH11116521A
JPH11116521A JP10231318A JP23131898A JPH11116521A JP H11116521 A JPH11116521 A JP H11116521A JP 10231318 A JP10231318 A JP 10231318A JP 23131898 A JP23131898 A JP 23131898A JP H11116521 A JPH11116521 A JP H11116521A
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    • C07C41/01Preparation of ethers
    • C07C41/18Preparation of ethers by reactions not forming ether-oxygen bonds
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高価な試薬を使用せず、高温および高圧の使用
を必要とせず、そして大量の有害廃棄物を副産物として
生成しない、1,1,1,3,3,3,−ヘキサフルオ
ロイソプロピルフルオロメチルエーテル(セボフルラ
ン)の合成法を提供する。 【解決手段】以下の工程: (a)(CF32CHOCH2Cl、フッ化水素、およ
びアミンの混合液を提供し;そして(b)混合液を反応
させる、を含み、(CF32CHOCH2Fを生成す
る、セボフルランの製造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸入麻酔薬の分野
に関する。特に、本発明はセボフルランの製造法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】フッ素置換された揮発性麻酔薬の発達は
手術に革命をもたらした。現在入手できるフッ素置換さ
れた揮発性麻酔薬は、理想的な薬剤の性質にほぼ等しい
特性を有する。一般の使用では、フッ素化された揮発性
麻酔薬は、患者によって吸入され、患者の血液に溶解
し、そして速やかに無意識にさせる。無意識の状態は投
与を続ける間保持され、投与を中断すると同時にそれら
は吐出される。麻酔薬が吐出されると患者は意識を取り
戻す。理想的なフッ素を含有する揮発性麻酔薬は、質の
高い麻酔状態を生じ、速やかな開始、速やかな回復、筋
肉の弛緩、鎮静、および痛覚脱失をもたらす。
【0003】市販品の入手が可能な揮発性のフッ素化麻
酔薬には、デスフルラン(CF3CHFOCHF2)、エ
ンフルラン(CHClFCF2OCHF2)、ハロタン
(CF3CHBrCl)、イソフルラン(CF3CHCl
OCHF2)、およびセボフルラン((CF32CHO
CH2F)がある。揮発性のフッ素化麻酔薬の物理的性
質は麻酔医にとって重要である。これらの物理的性質に
は、沸点、比重、蒸気密度、蒸気圧、油/ガス分配係
数、および血液/ガス分配係数(既知量の血液中に見出
される麻酔薬のパーセント、対、血液サンプル上部の既
知容量の空気中に見出される麻酔薬のパーセント)があ
る。血液−ガス分配係数は、患者が麻酔から覚めるのに
必要な時間を予測するための重要な助けとなるため、特
に重要視される。
【0004】上記の分子はそれぞれ、麻酔薬として商業
的に発展するために必要な一連の要素を提供する独自の
特徴を有するが、フッ素化された揮発性麻酔薬の化学的
性質および化学的純度は特に重要である。特に関心の高
いのは、光、空気、ソーダ石灰、そして通常の手術の間
に麻酔薬が接触する可能性のある多種類の金属および非
金属物質に対する麻酔薬の安定性と同様、化合物の一般
的な反応性である。更に、純酸素、または70%一酸化
二窒素および30%酸素中における麻酔薬の最小引火濃
度(minimum flammable concentration)を測定し、手
術で使用される麻酔薬の有効濃度の範囲から十分外れて
いることを保証しなければならない。
【0005】フッ素置換された揮発性麻酔薬の化学的純
度は最も重要であり、汚染のない製造方法と詳細にわた
る製造の制御が必要とされる。更に、これらの麻酔薬の
合成には、薬化学界では通常遭遇しない多くの因子、す
なわち大量の薬を最高の純度規格で製造する必要性を考
慮しなければならない。揮発性麻酔薬とは対照的に、多
くの薬剤は一般にミリグラム単位の量で投与される。結
果として、数ミリグラムの薬剤中の1パーセントの何分
の一かの不純物は、患者が容易に排出できる。しかしな
がら、通常の手術の過程において、10から50グラム
の揮発性麻酔薬が一般的に使用されるため、同濃度の不
純物は有毒なレベルに達しうる。従って、高純度のフッ
素置換された揮発性麻酔薬が得られる合成経路を見出す
ことが強く望まれている。
【0006】化合物1,1,1,3,3,3−ヘキサフ
ルオロイソプロピルフルオロメチルエーテル(セボフル
ランとしても知られる)は、外来患者の手術の際、患者
に投与するのに特に好適な、重要な揮発性麻酔薬であ
る。セボフルランは患者を麻酔から速やかに回復させる
ことが知られている。この麻酔薬の更なる利点は、刺激
性がなく、他の吸入薬で起こりうるような呼吸停止もし
くは喉頭痙攣のない迅速かつスムースな誘導を行えるた
め、誘導剤(induction agent)として使用することが
できることである。スムースで事故の少ない誘導は、静
脈注射による誘導剤の使用が非常に多くの問題を起こす
可能性があり、しばしば禁忌とされる、小児科の麻酔に
特に貴重である。
【0007】多くの1,1,1,3,3,3−ヘキサフ
ルオロイソプロピルフルオロメチルエーテルの製造法が
記載されてきた。米国特許第 3,683,092号には、4つの
製造法が記載されており、そのうち3つは1,1,1,
3,3,3−ヘキサフルオロイソプロピルメチルエーテ
ルから開始する。このエーテルは周知の化合物で、その
調製は米国特許第 3,911,024号に記載されている。‘09
2号特許に開示されている特異反応化学について、以下
に要約する: (CF32CHOCH3+Cl2→(CF32CHOCH2Cl→ (CF32CHOCH2F (1) 式(1)において、塩素化されたエーテルは、スルホラ
ンに溶解したフッ化カリウム(KF)の存在下で反応さ
せることにより、フッ素化された形に転換する。 6(CF32CHOCH2Cl+2BrF3→ 6(CF32CHOCH2F+3Cl2+Br2 (2) 3(CF32CHOCH3+2BrF3→ 3(CF32CHOCH2F+3HF+Br2 (3) 上記の3つの経路はいずれも、経済的な大量生産に好適
ではない。フッ化カリウムを使用する方法は、高温と長
時間の反応を必要とする。他の2つの方法は、高価で危
険な三フッ化臭素の使用を必要とする。
【0008】‘092号特許に記載されている第4の方法
は、1,1,1,3,3,3,−ヘキサフルオロイソプ
ロパノールから開始し、反応(4)に示すようなフルオ
ロメチル化反応で、フッ化水素およびホルムアルデヒド
と反応させる: (CF32CHOH+CH2O+HF→(CF32CHOCH2F+H2O (4) 反応(4)は経済的な試薬を使用しており、商業用の合
成には魅力的かも知れないが、副産物のポリエーテルが
生成するため収率が低い。
【0009】他の1,1,1,3,3,3,−ヘキサフ
ルオロイソプロピルフルオロメチルエーテルの製造法も
報告されてきた。例えば、アルゴン中でフッ素元素を使
用する直接フッ素化反応が、米国特許第3,897,502号に
報告された。反応を以下の式(5)に示す: (CF32CHOCH3→(CF32CHOCH2F (5) 式(5)の反応はフッ素(F2)およびアルゴンの存在
下で行われる。‘502号特許の方法は、収率が良くな
く、高価で取り扱いの困難な試薬である、フッ素元素を
使用する方法なので、大量の商業用の合成に好適ではな
い。
【0010】米国特許第4,874,901号に、以下の反応
(6)に示すような、超臨界条件(温度:250−32
5℃、圧力:60から80気圧)の下でNaFを使用す
るハロゲン交換反応が開示されている: (CF32CHOCH2Cl+NaF→(CF32CHOCH2F (6) 極度の高温および高圧が必要なため、‘901号特許の方
法の有用性は限定される。
【0011】式(7)に示すような、脱カルボキシル/
フッ素化(fluorodecaruboxylation)による合成が、米
国特許第4,996,371号に報告された: (CF32CHOH+ClCH2COOH→ (CF32CHOCH2COOH+BrF3→(CF32CHOCH2F (7) ‘371号特許の方法もまた、高価で危険な三フッ化臭素
を反応物として使用し、大量生産に好適ではない。
【0012】大量の三フッ化臭素を使用し、更に費用の
かかる別の方法が、米国特許第4,874,902号に記載され
ている。‘902号特許の反応化学を以下に示す: (CCl32CHOH→(CCl32CHOCH3→ (CCl32CHOCH2Cl+BrF3→(CF32CHOCH2F (8) 1,1,1,3,3,3,−ヘキサフルオロイソプロピ
ルフルオロメチルエーテルの大量生産に好適であるとさ
れる更なる合成法が、米国特許第4,250,334号に記載さ
れており、この方法は式(9)に示すように、ヘキサフ
ルオロイソプロパノールから開始し、フッ化水素および
硫酸を反応物として使用する: (CF32CHOH+CH2O+HF+H2SO4→(CF32CHOCH2F (9) 収率は90%とされているが、転換率はわずか33から
38%である。‘334号特許の方法には、大量の化学量
論的に過剰なホルムアルデヒド、フッ化水素、および硫
酸が必要であるという、更なる欠点がある。そのような
過剰の使用は、発ガン性物質として知られるホルムアル
デヒドを含有する有害な副産廃棄物を大量に生み出す原
因となりうる。また、この廃棄物は、発ガン性のあるビ
スクロロメチルエーテルと構造的に関連のあるビスフル
オロメチルエーテルを含有する可能性もある。
【0013】フルオロエーテルの合成はドイツ特許出願
公開第2823969号に報告されている。その公開で理解さ
れるように、多くのクロロメチルエチルおよびクロロメ
チルn−プロピルエーテルをアミンおよび無水フッ化水
素と反応させ、それに対応するフルオロメチルエーテル
が得られた。‘969号公開の実施例1を式(10)に示
す: CF3CHFCF2OCH2Cl+(Et)3N+HF→ CF3CHFCF2OCH2F (10) しかしながら、より立体的に妨害されやすく、より反応
性が低いと予想されるイソプロピルクロロメチルエーテ
ルの反応については報告されていない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従って、フッ素元素も
しくは三フッ化臭素のような高価な試薬を使用せず、高
温および高圧の使用を必要とせず、そして大量の有害廃
棄物を副産物として生成しない、1,1,1,3,3,
3,−ヘキサフルオロイソプロピルフルオロメチルエー
テルの合成が望まれている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、(a)(CF
32CHOCH2Cl、フッ化水素、およびアミンの混
合液を提供し;そして(b)混合液を反応させる、工程
を含み、(CF32CHOCH2Fを生成する、セボフ
ルランの製造法を提供する。
【0016】本発明はまた、(a)(CF32CHOC
3を提供し;(b)(CF32CHOCH3を塩素ガス
と接触させ;(c)混合液に十分量の光を照射して発熱
反応を開始および継続させ;(d)発熱反応により中間
体(CF32CHOCH2Clを生成させ;そして
(e)混合液中で中間体(CF32CHOCH2Clを
フッ化水素およびアミンと反応させる、工程を含み、
(CF32CHOCH2Fを生成する、セボフルランの
製造法を提供する。
【0017】本発明の更なる特徴および利点は次項の説
明に記載するが、その一部は本記載から明白である。本
発明の目的および他の利点は、記載した説明および請求
項に特に示したセボフルランの製造法により、理解およ
び達成される。
【0018】前記の一般的な説明および以下の詳細な説
明が共に例証および説明のためのものであり、請求する
本発明の更なる説明を意図するものであることは、理解
されるべきところである。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明は、(a)(CF32CH
OCH2Cl、フッ化水素、およびアミンの混合液を提
供し;そして(b)混合液を反応させる、工程を含み、
(CF32CHOCH2Fを生成する、セボフルランの
製造法を提供する。好ましい具体例では、混合液を加熱
により、好ましくは40℃から80℃または55℃から
65℃で、反応させる。一般に、反応は混合液を4から
12時間、好ましくは4から10時間、より好ましくは
4から7時間、加熱して行う。
【0020】アミンは好ましくは第一級アミン、第二級
アミン、または第三級アミンから選択される。アミンは
プロピルアミンまたはジエチルアミンであることが可能
である。アミンは好ましくは第三級アミン、より好まし
くはトリアルキルアミンである。好ましい具体例では、
トリアルキルアミンはトリエチルアミン、トリプロピル
アミン、トリイソプロピルアミン、トリブチルアミン、
ジメチルエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、
またはそれらの混合物から選択される。アミンは環状ア
ミンであることも可能である。環状アミンは好ましくは
ピロリジン、N−メチルピロリジン、またはピペリジン
から選択される。
【0021】混合液は(CF32CHOCHCl2を含
有することができる。(CF32CHOCHCl2が存
在する場合、混合液は好ましくは重量比で0.01から
20パーセントの(CF32CHOCHCl2を含有す
ることができる。
【0022】混合液は水を含有することができる。好ま
しくは、混合液は重量比で1から25パーセントの水、
重量比で1から15パーセントの水、または重量比で3
から10パーセントの水を含有することができる。
【0023】一般に、反応の化学量論では、1モルの
(CF32CHOCH2Clにつき1モルのフッ化水素
が必要であるが、過剰量のHFを使用することもでき
る。混合液中の(CF32CHOCH2Clのフッ化水
素に対するモル比は、好ましくは1:1から1:2であ
る。使用するアミンの量は重大ではないが、混合液中の
(CF32CHOCH2Clのアミンに対するモル比
は、好ましくは1:0.3から1:2である。好ましい
具体例では、(CF32CHOCH2Cl:アミン:フ
ッ化水素のモル比は、1:1:1から1:2:2の範囲
である。
【0024】反応の収率は好ましくは50パーセントよ
り高く、より好ましくは65パーセントより高く、更に
75パーセントより高いのが好ましい。反応の転換率は
好ましくは50パーセントより高く、より好ましくは6
0パーセントより高く、更に70パーセントより高いの
が好ましい。
【0025】好ましい具体例では、(CF32CHOC
2Fは、混合液を反応させた後、混合液を水で洗浄す
ることにより混合液から分離することができる。他の具
体例では、(CF32CHOCH2Fは、水蒸気蒸留ま
たは分留により混合液から分離することができる。別の
具体例では、(CF32CHOCH2Fは、セボフルラ
ンより沸点の高い、不活性な高沸点溶媒と共に蒸留する
ことにより混合液から分離することができる。ある具体
例では、高沸点溶媒は芳香族炭化水素、好ましくはキシ
レンである。不活性な高沸点溶媒との蒸留は、混合液の
反応と同時に行うことができる。
【0026】本発明は、(a)(CF32CHOCH3
を提供し;(b)(CF32CHOCH3を塩素ガスと
接触させ;(c)混合液に十分量の光を照射して発熱反
応を開始および継続させ;(d)発熱反応により中間体
(CF32CHOCH2Clを生成させ;そして(e)
混合液中で中間体(CF32CHOCH2Clをフッ化
水素およびアミンと反応させる、工程を含み、(C
32CHOCH2Fを生成する、セボフルランの製造
法を提供する。光は好ましくは紫外線である。段階
(e)の好ましいパラメーターはすべて、本明細書の他
の箇所に記載するものと同様である。
【0027】中間体(CF32CHOCH2Clを単離
する必要はないので、(CF32CHOCH3を光化学
的に塩素化した後、直ちにフッ化水素およびアミンと反
応させることができる。従って、本発明はワンポット合
成として有用である。
【0028】光化学的塩素化は、混合液に光、好ましく
は紫外線を照射しながら、(CF32CHOCH3に必
要量の塩素を添加して行うことができる。光化学的に塩
素化した混合液を、更なる精製をせずにフッ化水素およ
びアミンと反応させ、(CF 32CHOCH2Fを生成
させることができる。
【0029】HF−アミン複合体は、一般に、無水HF
または濃HF水溶液のいずれかを第一級、第二級、また
は第三級アミンのようなアミンと反応させることによ
り、あらかじめ調製する。
【0030】上記に示したものに加え、HFとの複合体
を生成するのに使用できるアミンは、以下の一般式のも
のである:
【0031】
【化1】 式中、R1はC1−C12の第一級、第二級、もしくは第三
級のアルキル基であり、そして、R2およびR3は、独立
して、水素、またはC1−C12の第一級、第二級、もし
くは第三級のアルキル基である。有用なアミンには、メ
チルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、エチ
ルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、プロピ
ルアミン、ジプロピルアミン、トリプロピルアミン、イ
ソプロピルアミン、ジイソプロピルアミン、トリイソプ
ロピルアミン、ジエチルメチルアミン、ジイソプロピル
エチルアミン、n−ブチルアミン、n−ジブチルアミ
ン、n−トリブチルアミン、s−ブチルアミン、s−ジ
ブチルアミン、t−ブチルアミン、トリペンチルアミ
ン、トリヘキシルアミン、トリヘプチルアミン、および
トリオクチルアミンがあるが、それらに限定されるもの
ではない。
【0032】アミンは、ピロリジン、N−メチルピロリ
ジン、またはピペリジンのような、環状アミンであるこ
とも可能である。
【0033】本発明の更なる利点は、反応の間、モノク
ロロおよびジクロロエーテルの両方が存在していてもよ
いことである。従って、モノクロロエーテル(CF32
CHOCH2Clを、ジクロロエーテル(CF32CH
OCHCl2の存在下で反応させることができる。ジク
ロロエーテル(CF32CHOCHCl2は、重量比で
反応混合液の20パーセントより多くを占めないのが好
ましい。モノクロロおよびジクロロエーテルが混合して
いてもよく、使用する条件下で反応を行うことができる
ということは驚くべきことである。結果として、モノク
ロロおよびジクロロエーテルの混合物を、フッ素化反応
を行うのに先だって分離する必要はない。
【0034】ジクロロエーテルはモノクロロエーテルの
合成の間に生成する。本発明では、ジクロロエーテルは
使用する条件下で反応しないので、フッ素化反応におい
て、ジクロロエーテルおよびモノクロロエーテルを共に
使用することができる。従って、本法ではジクロロエー
テルを除去するための蒸留段階を削除し、それによって
反応全体をより単純に、そして、より効率的にしてい
る。
【0035】
【実施例】実施例1 48%のHF水溶液(20.8g、0.5モルのHF)
をジエチルメチルアミン(43.5g、0.5モル)に
冷却しながら添加した。次いで、(CF32CHOCH
2Cl(108g、0.5モル)を添加し、反応混液を
50−60℃で5時間加熱した。その後、水洗により生
成物を単離し、82gを回収した。15'x1/8"の2
0%carbowax/chromosorbカラムを
用いた125℃のガスクロマトグラフィーで、この生成
物を分析した。生成物は以下の組成であった:(C
32CHOCH2F、51%;(CF32CHOCH2
Cl、42%;そして(CF32CHOH、5.4%。
これは、転換率41%および収率60%に相当する。実施例2 48%のHF水溶液(20.8g、0.5モルのHF)
をジメチルエチルアミン(36.5g、0.5モル)に
冷却しながら添加した。次いで、(CF32CHOCH
2Cl(108g、0.5モル)を添加し、反応混液を
50−60℃で5時間加熱した。その後、水洗により生
成物を単離し、65gを回収した。15'x1/8"の2
0%carbowax/chromosorbカラムを
用いた125℃のガスクロマトグラフィーで、この生成
物を分析した。生成物は以下の組成であった:(C
32CHOCH2F、34%;(CF32CHOCH2
Cl、63%;そして(CF32CHOH、2.6%。
これは、転換率22%および収率35%に相当する。実施例3 48%のHF水溶液(20.8g、0.5モルのHF)
をN−メチルピロリジン(42.5g、0.5モル)に
冷却しながら添加した。次いで、(CF32CHOCH
2Cl(108g、0.5モル)を添加し、反応混液を
50−60℃で6時間加熱した。その後、水洗により生
成物を単離し、51gを回収した。15'x1/8"の2
0%carbowax/chromosorbカラムを
用いた125℃のガスクロマトグラフィーで、この生成
物を分析した。生成物は以下の組成であった:(C
32CHOCH2F、45%;(CF32CHOCH2
Cl、53%;そして(CF32CHOH、1.5%。
これは、転換率22%および収率45%に相当する。実施例4 48%のHF水溶液(31.2g、0.75モル)およ
び水30ccをトリエチルアミン(75g、0.75モ
ル)に冷却しながら添加した。次いで、(CF 32CH
OCH2Cl(108g、0.5モル)を添加し、反応
混液を50℃で16時間加熱した。その後、共沸蒸留に
より生成物を水から単離し、75gを回収した。15'
x1/8"の20%carbowax/chromos
orbカラムを用いた125℃のガスクロマトグラフィ
ーで、この生成物を分析した。生成物は以下の組成であ
った:(CF32CHOCH2F、80%;(CF32
CHOCH2Cl、18%;そして(CF32CHO
H、1.5%。これは、転換率60%および収率68%
に相当する。実施例5 48%のHF水溶液(20.8g、0.5モルのHF)
をトリプロピルアミン(71.5g、0.5モル)に冷
却しながら添加した。次いで、(CF32CHOCH2
Cl(108g、0.5モル)を添加し、反応混液を5
0−60℃で5時間加熱した。その後、水洗により生成
物を単離し、90gを回収した。15'x1/8"の20
%carbowax/chromosorbカラムを用
いた125℃のガスクロマトグラフィーで、この生成物
を分析した。生成物は以下の組成であった:(CF32
CHOCH2F、37%;(CF32CHOCH2Cl、
57%;そして(CF32CHOH、5%。これは、転
換率33%および収率62%に相当する。実施例6 48%のHF水溶液(20.8g、0.5モルのHF)
をトリブチルアミン(92.5g、0.5モル)に冷却
しながら添加した。次いで、(CF32CHOCH2
l(108g、0.5モル)を添加し、反応混液を50
−60℃で5時間加熱した。その後、水洗により生成物
を単離し、95gを回収した。15'x1/8"の20%
carbowax/chromosorbカラムを用い
た125℃のガスクロマトグラフィーで、この生成物を
分析した。生成物は以下の組成であった:(CF32
HOCH2F、25%;(CF32CHOCH2Cl、6
9%;そして(CF32CHOH、5%。これは、転換
率24%および収率60%に相当する。実施例7 48%のHF水溶液(21g、0.5モル)をプロピル
アミン(29.5g、0.5モル)に冷却しながら添加
した。次いで、(CF32CHOCH2Cl(108
g、0.5モル)を添加し、反応混液を60−65℃で
6時間加熱した。その後、水洗により生成物を単離し、
88gを回収した。15'x1/8"の20%carbo
wax/chromosorbカラムを用いた125℃
のガスクロマトグラフィーで、この生成物を分析した。
生成物は以下の組成であった:(CF32CHOCH2
F、13%;(CF32CHOCH2Cl、86%;そ
して(CF32CHOH、1%。これは、転換率11%
および収率50%に相当する。実施例8 48%のHF水溶液(21g、0.5モル)をジエチル
アミン(36g、0.5モル)に冷却しながら添加し
た。次いで、(CF32CHOCH2Cl(108g、
0.5モル)を添加し、反応混液を60−65℃で6時
間加熱した。その後、水洗により生成物を単離し、91
gを回収した。15'x1/8"の20%carbowa
x/chromosorbカラムを用いた125℃のガ
スクロマトグラフィーで、この生成物を分析した。生成
物は以下の組成であった:(CF32CHOCH2F、
29%;(CF32CHOCH2Cl、69%;そして
(CF32CHOH、1.7%。これは、転換率25%
および収率65%に相当する。実施例9 48%のHF水溶液(21g、0.5モル)をピペリジ
ン(42.5g、0.5モル)に冷却しながら添加し
た。次いで、(CF32CHOCH2Cl(108g、
0.5モル)を添加し、反応混液を60−65℃で5時
間加熱した。その後、水洗により生成物を単離し、88
gを回収した。15'x1/8"の20%carbowa
x/chromosorbカラムを用いた125℃のガ
スクロマトグラフィーで、この生成物を分析した。生成
物は以下の組成であった:(CF32CHOCH2F、
37%;(CF32CHOCH2Cl、54%;そして
(CF32CHOH、9%。これは、転換率32%およ
び収率57%に相当する。実施例10 48%のHF水溶液(43.4g、1モル)をトリエチ
ルアミン(101g、1モル)に冷却しながら添加し
た。次いで、(CF32CHOCH2Cl(108g、
0.5モル)を添加し、反応混液を60−65℃で8時
間加熱した。その後、水洗により生成物を単離し、79
gを回収した。15'x1/8"の20%carbowa
x/chromosorbカラムを用いた125℃のガ
スクロマトグラフィーで、この生成物を分析した。生成
物は以下の組成であった:(CF32CHOCH2F、
86%;(CF32CHOCH2Cl、3%;そして
(CF32CHOH、11%。これは、転換率67%お
よび収率68%に相当する。実施例11 48%のHF水溶液(21g、0.5モル)をジイソプ
ロピルエチルアミン(64.6g、0.5モル)に冷却
しながら添加した。次いで、(CF32CHOCH2
l(108g、0.5モル)を添加し、反応混液を50
−60℃で6時間加熱した。その後、水洗により生成物
を単離し、89gを回収した。15'x1/8"の20%
carbowax/chromosorbカラムを用い
た125℃のガスクロマトグラフィーで、この生成物を
分析した。生成物は以下の組成であった:(CF32
HOCH2F、54%;(CF32CHOCH2Cl、3
7%;そして(CF32CHOH、8.6%。これは、
転換率47%および収率65%に相当する。実施例12 48%のHF水溶液(21g、0.5モル)をトリエチ
ルアミン(50g、0.5モル)に冷却しながら添加し
た。次いで、(CF32CHOCH2Cl(108g、
0.5モル)を添加し、反応混液を60−65℃で6時
間加熱した。その後、水洗により生成物を単離し、85
gを回収した。15'x1/8"の20%carbowa
x/chromosorbカラムを用いた125℃のガ
スクロマトグラフィーで、この生成物を分析した。生成
物は以下の組成であった:(CF 32CHOCH2F、
58%;(CF32CHOCH2Cl、35%;そして
(CF32CHOH、6.6%。これは、転換率48%
および収率73%に相当する。実施例13 48%のHF水溶液(20.8g、0.5モル)をトリ
エチルアミン(50g、0.5モル)に冷却しながら添
加した。次いで、(CF32CHOCH2Cl(54
g、0.25モル)を添加し、反応混液を60−65℃
で6時間加熱した。その後、水洗により生成物を単離
し、38gを回収した。15'x1/8"の20%car
bowax/chromosorbカラムを用いた12
5℃のガスクロマトグラフィーで、この生成物を分析し
た。生成物は以下の組成であった:(CF32CHOC
2F、86%;(CF32CHOCH2Cl、0.5
%;そして(CF32CHOH、13%。これは、転換
率65%および収率65%に相当する。実施例14 48%のHF水溶液(14.6g、0.37モル)を第
三級ブチルアミン(27g、0.37モル)に冷却しな
がら添加した。次いで、(CF32CHOCH 2Cl
(54g、0.25モル)を添加し、反応混液を60−
65℃で10時間加熱した。その後、水洗により生成物
を単離し、41gを回収した。15'x1/8"の20%
carbowax/chromosorbカラムを用い
た125℃のガスクロマトグラフィーで、この生成物を
分析した。生成物は以下の組成であった:(CF32
HOCH2F、41%;(CF32CHOCH2Cl、5
5%;そして(CF32CHOH、4%。これは、転換
率34%および収率57%に相当する。実施例15 48%のHF水溶液(14.6g、0.37モル)をジ
イソプロピルエチルアミン(47g、0.37モル)に
冷却しながら添加した。次いで、(CF32CHOCH
2Cl(54g、0.25モル)を添加し、反応混液を
60−70℃で10時間加熱した。その後、水および希
HClでの洗浄により生成物を単離し、43gを回収し
た。15'x1/8"の20%carbowax/chr
omosorbカラムを用いた125℃のガスクロマト
グラフィーで、この生成物を分析した。生成物は以下の
組成であった:(CF32CHOCH2F、82%;
(CF32CHOCH2Cl、0.8%;そして(C
32CHOH、16%。これは、転換率70%および
収率70%に相当する。実施例16 48%のHF水溶液(14.6g、0.37モル)をト
リエチルアミン(37g、0.37モル)に冷却しなが
ら添加した。次いで、(CF32CHOCH2Cl(5
4g、0.25モル)を添加し、反応混液を60−65
℃で16時間加熱した。その後、共沸蒸留により生成物
を水から単離し、44gを回収した。15'x1/8"の
20%carbowax/chromosorbカラム
を用いた125℃のガスクロマトグラフィーで、この生
成物を分析した。生成物は以下の組成であった:(CF
32CHOCH2F、89%;(CF32CHOCH2
l、0.14%;そして(CF32CHOH、9.9
%。これは、転換率78%および収率78%に相当す
る。実施例17 48%のHF水溶液(19.8g、0.55モル)をピ
ロリジン(39g、0.55モル)に冷却しながら添加
した。次いで、(CF32CHOCH2Cl(108
g、0.5モル)を添加し、反応混液を60−65℃で
12時間加熱した。その後、共沸蒸留により生成物を水
から単離し、72gを回収した。15'x1/8"の20
%carbowax/chromosorbカラムを用
いた125℃のガスクロマトグラフィーで、この生成物
を分析した。生成物は以下の組成であった:(CF32
CHOCH2F、57%;(CF32CHOCH2Cl、
34%;そして(CF32CHOH、8%。これは、転
換率41%および収率54%に相当する。実施例18 48%のHF水溶液(19.8g、0.55モル)をト
リエチルアミン(56g、0.55モル)に冷却しなが
ら添加した。次いで、(CF32CHOCH2Cl(1
08g、0.5モル)を添加し、反応混液を60℃で1
0時間加熱した。その後、共沸蒸留により生成物を水か
ら単離し、87gを回収した。15'x1/8"の20%
carbowax/chromosorbカラムを用い
た125℃のガスクロマトグラフィーで、この生成物を
分析した。生成物は以下の組成であった:(CF32
HOCH2F、68%;(CF32CHOCH2Cl、2
2%;そして(CF32CHOH、11%。これは、転
換率54%および収率74%に相当する。実施例19 (CF32CHOCH2Cl(108g、0.5モ
ル)、(Et)3N・3HF(29.7g、0.2モ
ル)、(Et)3N(36.3g、0.36モル)、お
よび水2gの混合液を60℃で6時間加熱した。反応混
合液を水洗して、生成物(85g)を単離した。15'
x1/8"の20%carbowax/chromos
orbカラムを用いた125℃のガスクロマトグラフィ
ーで、この生成物を分析した。生成物は以下の組成であ
った:82%(CF32CHOCH2F;そして18%
(CF32CHOCH2Cl。これは、転換率69%お
よび収率80%に相当する。実施例20 (CF32CHOCH2Cl(108g、0.5モ
ル)、(Et)3N・3HF(27g、0.17モ
ル)、および(Et)3N(36.3g、0.36モ
ル)の混合液を60℃で6時間加熱した。生成物(80
g)を水で沈澱させ、単離した。15'x1/8"の20
%carbowax/chromosorbカラムを用
いた125℃のガスクロマトグラフィーで、この生成物
を分析した。生成物は以下の組成であった:79%(C
32CHOCH2F;そして21%(CF3 2CHO
CH2Cl。これは、転換率66%および収率75%に
相当する。実施例21 (CF32CHOCH2Cl(77%)および(CF3
2CHOCHCl2(18%)を含有する混合物140g
を(Et)3N・3HF(29.7g)および(Et)3
N(36.3g)と混合し、60℃で6時間加熱した。
水を添加して生成物(113g)を単離した。15'x
1/8"の20%carbowax/chromoso
rbカラムを用いた125℃のガスクロマトグラフィー
で、この生成物を分析した。生成物は以下の組成であっ
た:61%(CF32CHOCH 2F;16%(CF3
2CHOCH2Cl;そして15%(CF32CHOCH
Cl2。これは、転換率69%および収率83%に相当
する。実施例22 (CF32CHOCH2Cl(432g、2モル)を
(Et)3N・3HF(128g、0.8モル)、(E
t)3N(158g、1.6モル)、およびキシレン3
00gと混合した。この混合液を80℃に加熱し、1/
4"のステンレススチールが突出したパッキングを充填
した3'x1"の蒸留塔を用いて蒸留した。3時間で31
1gが蒸留され、反応器の温度は110℃に達した。次
いで水を添加し、53−60℃で更に64gを蒸留し
た。二つの留出物を合一し、水および5%HCl水溶液
で洗浄し、350gの生成物を得た。15'x1/8"の
20%carbowax/chromosorbカラム
を用いた125℃のガスクロマトグラフィーで、この生
成物を分析した。生成物は以下の組成であった:84%
(CF32CHOCH2F;そして14%(CF32
HOCH2Cl。これは、転換率73%および収率82
%に相当する。実施例23 (CF32CHOCH2Cl(108g、0.5モル)
を(Et)3N・3HF(54g、0.34モル)およ
び(Et)3N(66g、0.66モル)と混合し、6
0−70℃で6時間加熱した。水を添加し、不溶性の生
成物(80.5g)を分離した。15'x1/8"の20
%carbowax/chromosorbカラムを用
いた125℃のガスクロマトグラフィーで、この生成物
を分析した。生成物は以下の組成であった:96%(C
32CHOCH2F;そして4%(CF32CHOC
2Cl。これは、転換率78%および収率80%に相
当する。実施例24 (CF32CHOCH2Cl(108g、0.5モル)
を(Et)3N・3HF(40g、0.25モル)およ
び(Et)3N(50g、0.5モル)と混合し、撹拌
しながら60℃で6時間加熱した。生成物を水で希釈
し、不溶性の生成物(80g)を分離した。15'x1
/8"の20%carbowax/chromosor
bカラムを用いた125℃のガスクロマトグラフィー
で、この生成物を分析した。生成物は以下の組成であっ
た:90%(CF32CHOCH2F;そして10%
(CF32CHOCH2Cl。これは、転換率72%お
よび収率80%に相当する。実施例25 (CF32CHOCH2Cl(108g、
0.5モル)を(Et)3N・3HF(29.7g、
0.18モル)および(Et)3N(36g、0.36
モル)と混合し、撹拌しながら60℃で8時間加熱し
た。水を添加し、不溶性の生成物(76g)を分離し
た。15'x1/8"の20%carbowax/chr
omosorbカラムを用いた125℃のガスクロマト
グラフィーで、この生成物を分析した。生成物は以下の
組成であった:91%(CF32CHOCH2F;そし
て9%(CF32CHOCH2Cl。これは、転換率6
9%および収率77%に相当する。実施例26 (CF32CHOCH2Cl(108g、0.5モル)
を(Et)3N・3HF(53g、0.33モル)およ
び(Et)3N(33g、0.33モル)と混合し、撹
拌しながら60℃で6時間加熱した。水を添加し、不溶
性の生成物(83g)を分離した。15'x1/8"の2
0%carbowax/chromosorbカラムを
用いた125℃のガスクロマトグラフィーで、この生成
物を分析した。生成物は以下の組成であった:70%
(CF32CHOCH2F;そして30%(CF32
HOCH2Cl。これは、転換率58%および収率75
%に相当する。実施例27 (CF32CHOCH2Cl(108g、0.5モル)
を(Et)3N・3HF(27g、0.5モル)および
(Et)3N(33g、0.33モル)と混合し、撹拌
しながら60−65℃で7時間加熱した。水を添加して
生成物を分離し、76gを得た。15'x1/8"の20
%carbowax/chromosorbカラムを用
いた125℃のガスクロマトグラフィーで、この生成物
を分析した。生成物は以下の組成であった:81%(C
32CHOCH2F;そして19%(CF32CHO
CH2Cl。これは、転換率62%および収率73%に
相当する。実施例28 無水フッ化水素(5g)をジイソプロピルエチルアミン
(32g)に添加した後、(CF32CHOCH2Cl
(54g)と混合した。混合液を70℃で5時間加熱し
た。共沸蒸留により生成物を水から単離し、41gを得
た。15'x1/8"の20%carbowax/chr
omosorbカラムを用いた125℃のガスクロマト
グラフィーで、この生成物を分析した。生成物は以下の
組成であった:70%(CF32CHOCH2F;そし
て30%(CF32CHOCH2Cl。これは、転換率
57%および収率73%に相当する。実施例29 (CF32CHOCH2Cl(54g、0.25モル)
を(Et)3N・3HF(16g、0.1モル)および
トリブチルアミン(37g、0.2モル)と混合し、6
0−70℃で7時間加熱した。共沸蒸留により生成物を
単離し、45gを得た。15'x1/8"の20%car
bowax/chromosorbカラムを用いた12
5℃のガスクロマトグラフィーで、この生成物を分析し
た。生成物は以下の組成であった:65%(CF32
HOCH2F;そして35%(CF32CHOCH2
l。これは、転換率58%および収率78%に相当す
る。実施例30 (CF32CHOCH2Cl(54g、0.25モル)
をトリブチルアミンハイドロフルオライド(60g、
0.29モル)と混合し、60−70℃で7時間加熱し
た。共沸蒸留により生成物を水から単離し、44gを得
た。15'x1/8"の20%carbowax/chr
omosorbカラムを用いた125℃のガスクロマト
グラフィーで、この生成物を分析した。生成物は以下の
組成であった:60%(CF32CHOCH2F;そし
て40%(CF32CHOCH2Cl。これは、転換率
52%および収率75%に相当する。実施例31 (CF32CHOCH3を塩素化して調製した、以下の
組成:(CF32CHOCH3(8.3%);(CF3
2CHOCH2Cl(83%);そして(CF32CHO
CHCl2(8.39%)、のエーテル混合物100g
を(Et)3N・3HF(29.4g)および(Et)3
N(35.2g)と混合し、70−75℃で16時間加
熱した。その後、混合液を5%HCl水溶液で洗浄し、
76gの生成物を回収した。15'x1/8"の20%c
arbowax/chromosorbカラムを用いた
125℃のガスクロマトグラフィーで、この生成物を分
析した。生成物は82%の(CF32CHOCH2Fを
含有した。これは、収率73%に相当する。 上記の説明は本発明の具体例を記載することを目的とす
るもので、いかなる点においても、本発明の範囲を制限
するものではない。多様な修飾および変化を、本発明の
意図もしくは範囲を逸脱することなく、セボフルランの
製造法に施すことができることは、当該分野に精通する
者には明白であろう。従って、本発明は、前記の請求項
およびそれと同等の範囲内にあると規定される本発明の
修飾および変化を含むものである。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の工程: (a)(CF32CHOCH2Cl、フッ化水素、およ
    びアミンの混合液を提供し;そして (b)混合液を反応させる、 を含み、(CF32CHOCH2Fを生成する、セボフ
    ルランの製造法。
  2. 【請求項2】 混合液を加熱により反応させる、請求項
    1記載の方法。
  3. 【請求項3】 混合液を40℃から80℃の加熱により
    反応させる、請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 混合液が重量比で1から25パーセント
    の水を含有する、請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 フッ化水素に対する(CF32CHOC
    2Clのモル比が1:1から1:2である、請求項1
    記載の方法。
  6. 【請求項6】 アミンに対する(CF32CHOCH2
    Clのモル比が1:0.3から1:2である、請求項1
    記載の方法。
  7. 【請求項7】 反応の収率が少なくとも50パーセント
    である、請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 反応の転換率が少なくとも50パーセン
    トである、請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】 以下の工程: (a)(CF32CHOCH3を提供し; (b)(CF32CHOCH3を塩素ガスと接触させ; (c)混合液に十分量の光を照射して発熱反応を開始お
    よび継続させ; (d)発熱反応により中間体(CF32CHOCH2
    lを生成させ;そして (e)混合液中で中間体(CF32CHOCH2Clを
    フッ化水素およびアミンと反応させる、 を含み、(CF32CHOCH2Fを生成する、セボフ
    ルランの製造法。
  10. 【請求項10】 中間体(CF32CHOCH2Clを
    加熱によってアミンおよびフッ化水素と反応させる、請
    求項9記載の方法。
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