JPH11116375A - シリコン単結晶の育成装置 - Google Patents

シリコン単結晶の育成装置

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JPH11116375A
JPH11116375A JP28417597A JP28417597A JPH11116375A JP H11116375 A JPH11116375 A JP H11116375A JP 28417597 A JP28417597 A JP 28417597A JP 28417597 A JP28417597 A JP 28417597A JP H11116375 A JPH11116375 A JP H11116375A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シリコン単結晶棒の肩部の形成時に固液界面形
状を平坦にすることにより、結晶の多結晶化の低減及び
結晶内欠陥の減少を図ることができる。 【解決手段】チャンバ11内に設けられた石英るつぼ1
3にシリコン融液12が貯留され、石英るつぼの外周面
を包囲するヒータ18によりシリコン融液が加熱され
る。シリコン融液から引上げられるシリコン単結晶棒2
5の外周面が熱遮蔽部材26により包囲され、この熱遮
蔽部材によりヒータからの輻射熱が遮られる。チャンバ
に固定された固定部27の固定周壁27aに略鉛直方向
に延びる複数の固定スリット27cが形成され、固定部
に回転可能に挿入された可動部28の可動周壁28aに
複数の固定スリットに対向して複数の可動スリット28
cが形成される。可動スリットに輻射熱を透過する閉塞
部材28dがはめ込まれ、可動部駆動手段29が可動部
を回転駆動して固定スリットの開口率を変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリコン単結晶棒
を引上げて育成する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置として、図9及び図
10に示すように、チャンバ1内にシリコン融液2が貯
留された石英るつぼ3が収容され、シリコン単結晶棒5
の外周面と石英るつぼ3の内周面との間にシリコン単結
晶棒5を囲むように熱遮蔽部材6が挿入されたものが知
られている。この装置では、熱遮蔽部材6は下方に向う
に従って直径が小さくなる筒状の周壁6aと、この周壁
6aの上端から外方に略水平方向に張り出す円板状のフ
ランジ6bとを有する。フランジ6bはヒータ8外周面
を包囲する保温筒9の上面に固定され、周壁6aの下端
はシリコン融液2表面近傍まで延びる。上記熱遮蔽部材
6によりチャンバ1内がシリコン単結晶側とるつぼ内周
面側とに区画されかつヒータ8から直接又は保温筒で反
射してシリコン単結晶棒5に照射される輻射熱が遮断さ
れるようになっている。
【0003】このように構成された装置では、先ずシリ
コン単結晶棒5の肩部5aの形成時には(図9)、シリ
コン単結晶棒5から上方への放熱が主となってその放熱
量が多いため、シリコン融液2とシリコン単結晶棒5の
固液界面7形状が下向きに凸形状となる。次にシリコン
単結晶棒5の直胴部5bの形成時には、シリコン単結晶
棒5から側方への放熱が主となってその放熱量が少なく
なるため、上記固液界面7形状は上側が凸形状となる。
更にシリコン単結晶棒5のボトム部5cの形成時には
(図10)、ヒータ8への電力供給量を次第に増大して
シリコン融液2の温度を上昇させ、かつシリコン単結晶
棒5の引上げ速度を上昇させることにより、シリコン単
結晶棒5の直径を次第に小さくしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のシ
リコン単結晶の育成装置では、シリコン単結晶棒の肩部
の形成から直胴部の形成に移行するときに、固液界面形
状が下向きに凸形状から上向きに凸形状に大きく変化す
るため、結晶が多結晶化したり、或いは結晶内欠陥の分
布に悪影響を与えたりする恐れがあった。また、上記従
来のシリコン単結晶の育成装置では、シリコン単結晶棒
のボトム部の形成時に、ヒータへの電力供給量を増大し
てシリコン融液の温度を上昇させると、シリコン融液の
自然対流が促進され、対流モードの激変によりシリコン
単結晶棒のボトム部の形状が不安定になり、シリコン単
結晶棒がシリコン融液の液面から離脱する恐れがあっ
た。
【0005】本発明の目的は、シリコン単結晶棒の肩部
の形成時に固液界面形状を平坦にすることにより、結晶
の多結晶化の低減及び結晶内欠陥の減少を図ることがで
きるシリコン単結晶の育成装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、シリコン単結晶棒のボトム部の形
成時にシリコン単結晶棒をシリコン融液の液面から離脱
させずかつシリコン融液の温度をあまり上昇させずに、
シリコン単結晶棒の直径を徐々に小さくすることができ
るシリコン単結晶の育成装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1及び図8に示すように、チャンバ11内に設けられ
シリコン融液12が貯留された石英るつぼ13と、石英
るつぼ13の外周面を包囲しシリコン融液12を加熱す
るヒータ18と、シリコン融液12から引上げられるシ
リコン単結晶棒25の外周面を包囲しかつ下端がシリコ
ン融液12表面から間隔をあけて上方に位置しヒータ1
8からの輻射熱を遮る熱遮蔽部材26とを備えたシリコ
ン単結晶の育成装置の改良である。その特徴ある構成
は、熱遮蔽部材26が、チャンバ11に固定され周壁2
7aに略鉛直方向に延びる複数の固定スリット27cが
形成された固定部27と、固定部27に回転可能に挿入
され周壁28aに複数の固定スリット27cに対向して
複数の可動スリット28cがそれぞれ形成された可動部
28と、複数の固定スリット27c及び複数の可動スリ
ット28cのいずれか一方又は双方にはめ込まれ輻射熱
を透過する複数の透明な閉塞部材28dと、固定スリッ
ト27cの開口率を変更するように可動部28を回転駆
動する可動部駆動手段29とを備えたところにある。
【0007】この請求項1に記載されたシリコン単結晶
の育成装置では、シリコン単結晶棒25からの放熱量が
多いときには、可動部駆動手段29により可動部28を
回転し、可動スリット28cを固定スリット27cに一
致させて固定スリット27cの開口率を最大にする。こ
れによりヒータ18からの輻射熱が固定スリット27c
及び可動スリット28cを通ってシリコン単結晶棒25
に照射され、この輻射熱により上記シリコン単結晶棒2
5からの放熱が補われる。またシリコン単結晶棒25か
らの放熱量が少ないときには、可動部駆動手段29によ
り可動部28を回転し、可動スリット28cを固定スリ
ット27cからずらして固定スリット27cの開口率を
最小にする。これによりヒータ18からの輻射熱は固定
スリット27c及び可動スリット28cにより遮断され
てシリコン単結晶棒25に達しない。更にシリコン単結
晶棒25の引上げ速度を次第に上昇させるときには、可
動部駆動手段29により可動部28をゆっくり回転し、
可動スリット28cを徐々に固定スリット27cに一致
させて固定スリット27cの開口率を最大にする。これ
によりシリコン単結晶棒25をシリコン融液12の液面
から離脱させずかつシリコン融液12の温度をあまり上
昇させずに、シリコン単結晶棒25の直径を徐々に小さ
くすることができる。
【0008】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明であって、更に図1、図3及び図5に示すように、シ
リコン単結晶棒25の肩部26aの形成時に固定スリッ
ト27cの開口率を100%とし、シリコン単結晶棒2
5の肩部25a形成から直胴部25b形成への移行時に
所定の閉止速度で固定スリット27cの開口率を100
%から0%にし、シリコン単結晶棒25の直胴部25b
の形成時に固定スリット27cの開口率を0%とし、更
にシリコン単結晶棒25のボトム部25cの形成時に所
定の開口速度で固定スリット27cの開口率を0%から
100%にするように可動部駆動手段29を制御するコ
ントローラを備えたことを特徴とする。
【0009】この請求項2に記載されたシリコン単結晶
の育成装置では、シリコン単結晶棒25の肩部25aを
形成するときには、シリコン単結晶棒25から上方への
放熱が主となってその放熱量が多いため、コントローラ
は可動部駆動手段29を駆動して固定スリット27cの
開口率を100%にする。またシリコン単結晶棒25の
肩部25a形成から直胴部25b形成への移行時には、
コントローラは可動部駆動手段29を駆動して可動スリ
ット28cを徐々に固定スリット27cからずらす、即
ち所定の閉止速度で固定スリット27cの開口率を10
0%から徐々に0%にする。またシリコン単結晶棒25
の直胴部25bを形成するときには、シリコン単結晶棒
25から側方への放熱が主となってその放熱量が少ない
ため、コントローラは固定スリット27cの開口率を0
%の状態に保つ。更にシリコン単結晶棒25のボトム部
25cを形成するときには、コントローラは可動部駆動
手段29を駆動して可動スリット28cを徐々に固定ス
リット27cに一致させる、即ち所定の開口速度で固定
スリット27cの開口率を0%から徐々に100%にす
る。これによりシリコン単結晶棒25外周面の温度を徐
々に上昇させる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。図8に示すように、シリコン単結晶
の育成装置10のチャンバ11内には、シリコン融液1
2を貯留する石英るつぼ13が設けられ、この石英るつ
ぼ13の外面は黒鉛サセプタ14により被覆される。石
英るつぼ13の下面は上記黒鉛サセプタ14を介して支
軸16の上端に固定され、この支軸16の下部はるつぼ
駆動手段17に接続される。るつぼ駆動手段17は図示
しないが石英るつぼ13を回転させる第1回転用モータ
と、石英るつぼ13を昇降させる昇降用モータとを有
し、これらのモータにより石英るつぼ13が所定の方向
に回転し得るとともに、上下方向に移動可能となってい
る。石英るつぼ13の外方にはこの石英るつぼ13の外
周面を所定の間隔をあけて包囲するヒータ18が設けら
れ、ヒータ18の外方にはこのヒータ18の外周面を所
定の間隔をあけて包囲する保温筒19が設けられる。ヒ
ータ18により石英るつぼ13に投入された高純度のシ
リコン多結晶が溶融してシリコン融液12になる。
【0011】またチャンバ11の上面にはチャンバ11
より小径の円筒状のケーシング21が設けられる。この
ケーシング21には引上げ手段22が設けられる。引上
げ手段22はケーシング21の上端部に水平状態で旋回
可能に設けられた引上げヘッド(図示せず)と、このヘ
ッドを回転させる第2回転用モータ(図示せず)と、ヘ
ッドから石英るつぼ13の回転中心に向って垂下された
ワイヤケーブル23と、上記ヘッド内に設けられワイヤ
ケーブル23を巻取り又は繰出す引上げ用モータ(図示
せず)とを有する。ワイヤケーブル23の下端にはシリ
コン融液12に浸してシリコン単結晶棒25を引上げる
ための種結晶24が取付けられる。
【0012】シリコン単結晶棒25の外周面と石英るつ
ぼ13の内周面との間にはシリコン単結晶棒25の外周
面を包囲するように熱遮蔽部材26が挿入される。熱遮
蔽部材26は図1及び図8に示すように、チャンバ11
に固定された固定部27と、固定部27に回転可能に挿
入された可動部28と、可動部28を回転駆動する可動
部駆動手段29とを備える。固定部27は黒鉛により形
成され、下方に向うに従って直径が小さくなる筒状の固
定周壁27aと、この固定周壁27aの上端から外方に
略水平方向に張り出す円板状の固定フランジ27bとを
有する。可動部28は黒鉛により形成され、下方に向う
に従って直径が小さくなり上記固定周壁27aに上方か
ら遊挿可能な可動周壁28aと、この可動周壁28aの
上端から外方に略水平方向に張り出す円板状の可動フラ
ンジ28bとを有する。
【0013】固定フランジ27bは保温筒19の上面に
固定され、可動フランジ28bは可動周壁28aを固定
周壁27aに遊挿した状態で軸受31を介して固定フラ
ンジ27bに載せられる。固定周壁27aの下端及びこ
の固定周壁27aに遊挿した可動周壁28aの下端はシ
リコン融液12表面近傍まで延びる。固定部27及び可
動部28によりチャンバ11内がシリコン単結晶側とる
つぼ内周面側とに区画されかつヒータ18から直接又は
保温筒19で反射してシリコン単結晶棒25に照射され
る輻射熱が遮断されるようになっている。また上記軸受
31はスラスト軸受であり、アッパリング31a及びロ
アリング31bと、これらのリング31a,31b間に
転動可能に介装された複数のボール31cとからなる
(図1)。アッパリング31a及びロアリング31bは
黒鉛により又は黒鉛にSiCをコーティングして形成さ
れ、ボール31cは黒鉛の球体にSiCをコーティング
して形成される。なお、この実施の形態では、軸受とし
てアッパリング、ロアリング及びボールからなるスラス
ト軸受を挙げたが、固定フランジ及び可動フランジに凹
溝を形成し、これらの凹溝をボールが転動するように構
成してもよい。この場合、アッパリング及びロアリング
が不要になる。
【0014】また固定周壁27aには略鉛直方向に延び
る複数の固定スリット27cが形成され、可動周壁28
aには略鉛直方向に延びかつ複数の固定周壁27aに対
向する複数の可動スリット28cがそれぞれ形成される
(図1、図2及び図8)。2可動スリット28cは固定
スリット27cと略同一形状に形成される。固定スリッ
ト27cの総面積は固定周壁27aの総面積の20〜5
0%に設定することが好ましい。固定スリット27cの
総面積を20〜50%に限定したのは、20%未満では
シリコン単結晶棒25に照射される輻射熱の量が少な過
ぎて効果が小さいという不具合があり、50%を越える
と孔があき過ぎて固定周壁27a自身の強度が弱くなる
という不具合があるからである。上記複数の可動スリッ
ト28cにはヒータ18から直接又は保温筒で反射して
照射される輻射熱を透過する複数の透明な閉塞部材28
dがはめ込まれ(図1及び図2)、閉塞部材28dは透
明な石英板や薄い白色アルミナ板等により形成されるこ
とが好ましい。なお、これらの閉塞部材を可動スリット
ではなく固定スリットにはめ込んでもよく、また可動ス
リット及び固定スリットの双方にはめ込んでもよい。
【0015】可動部駆動手段29は可動フランジ28b
の上面外周縁近傍に設けられた大径の従動傘歯車29a
と、チャンバ11の外周面にブラケット29bを介して
取付けられ出力軸29dがチャンバ11内に水平に挿入
された可動部駆動モータ29cと、上記出力軸29dに
嵌着され従動傘歯車29aに噛合する駆動傘歯車29e
とを有する(図1及び図8)。可動部駆動モータ29c
としてはステッピングモータ又は小型交流モータ等を用
いることが好ましい。また図1の符号29fはシール部
材である。なお、可動部駆動モータをチャンバの肩部外
面に取付け、このモータの出力軸を鉛直方向下向きにチ
ャンバに挿入してもよい。この場合、出力軸の先端に取
付けられる駆動歯車と、可動フランジの上面外周縁近傍
に設けられた従動歯車としては、それぞれ平歯車やはす
ば歯車等が用いられる。
【0016】チャンバ11にはアルゴンガスや窒素ガス
等の不活性ガスをシリコン単結晶棒25及び熱遮蔽部材
26間を流下させかつシリコン融液12表面を通過させ
てチャンバ11外に排出するガス給排手段32が接続さ
れる(図8)。ガス給排手段32は一端がケーシング2
1の周壁に接続され他端がエアタンク(図示せず)に接
続されたガス供給パイプ32aと、一端がチャンバ11
の下壁に接続され他端が真空ポンプ(図示せず)に接続
されたガス排出パイプ32bとを有する。ガス供給パイ
プ32a及びガス排出パイプ32bにはこれらのパイプ
32a,32bを流れる不活性ガスの流量を調整する第
1及び第2流量調整弁32c,32dがそれぞれ設けら
れる。
【0017】引上げ用モータの出力軸(図示せず)には
ロータリエンコーダ(図示せず)が接続され、るつぼ駆
動手段17には石英るつぼ13内のシリコン融液12の
重量を検出する重量センサ(図示せず)と、支軸16の
昇降位置を検出するリニヤエンコーダ(図示せず)とが
設けられる。またチャンバ11の肩部にはシリコン融液
12から引上げられるシリコン単結晶棒25の形状を光
学的に検出する光学的検出手段(図示せず)が設けられ
る。この光学的検出手段によりシリコン単結晶棒25の
どの部分(例えば肩部、直胴部又はボトム部)がシリコ
ン融液12から引上げられて形成されているかが検出さ
れる。なお、この実施の形態では光学的検出手段により
シリコン単結晶棒のどの部分がシリコン融液から引上げ
られているかを検出したが、ワイヤの引上げ長さや引上
げられているシリコン単結晶棒の重量等を検出するセン
サにより、シリコン単結晶棒のどの部分がシリコン融液
から引上げられているかを機械的に検出してもよい。
【0018】ロータリエンコーダ、重量センサ、リニヤ
エンコーダ及び光学的検出手段の各検出出力はコントロ
ーラ(図示せず)の制御入力に接続され、コントローラ
の制御出力は引上げ手段22の引上げ用モータ、るつぼ
駆動手段17の昇降用モータ及び可動部駆動モータ29
cにそれぞれ接続される。またコントローラにはメモリ
(図示せず)が設けられ、このメモリにはロータリエン
コーダの検出出力に対するワイヤケーブル23の巻取り
長さ、即ちシリコン単結晶棒25の引上げ長さがマップ
として記憶され、重量センサの検出出力に対する石英る
つぼ13内のシリコン融液12の液面レベルがマップと
して記憶される。コントローラは重量センサの検出出力
に基づいて石英るつぼ13内のシリコン融液12の液面
が常に一定のレベルに保つように、るつぼ駆動手段17
の昇降用モータを制御する。
【0019】このように構成されたシリコン単結晶の育
成装置の動作を説明する。先ずシリコン単結晶棒25の
肩部25aを形成するときには(図1及び図8)、コン
トローラは光学的検出手段の検出出力に基づいて可動部
駆動モータ29cを正転させることにより、可動部28
を回転して可動スリット28cを固定スリット27cに
一致させる。これにより固定スリット27cの開口率が
100%となり、ヒータ18からの輻射熱が直接又は保
温筒19で反射しかつ固定スリット27c及び可動スリ
ット28cを通ってシリコン単結晶棒25の肩部25a
に照射される(図1、図2及び図8)。一方、シリコン
単結晶棒25の肩部25aの形成時にはこのシリコン単
結晶棒25から上方への放熱が主となってその放熱量が
多いため、シリコン単結晶棒25とシリコン融液12と
の固液界面33形状が下向きに凸形状となり易い。しか
し、上記輻射熱により上記放熱量を補うことができるの
で、上記固液界面33形状が下向きに凸形状となること
を弱めることができる、即ち固液界面33形状を平坦形
状にすることができる(図1及び図8)。
【0020】次いでシリコン単結晶棒25の肩部25a
形成から直胴部25b形成に移行するときには、コント
ローラは光学的検出手段の検出出力に基づいて可動部駆
動モータ29cを逆転させることにより、可動部28を
図2の実線矢印の方向に回転し可動スリット28cを徐
々に固定スリット27cからずらす、即ち所定の閉止速
度で固定スリット27cの開口率を100%から徐々に
小さくして、肩部25aの形成が完了し直胴部25bの
形成が始まるときに開口率を0%にする(図3及び図
4)。このように可動部28をゆっくり回転して固定ス
リット27cの開口率を100%から徐々に0%にする
のは、急激に固定スリット27cの開口率を変化させる
と、シリコン単結晶棒25外周面の急激な温度変化に起
因してシリコン単結晶棒25に熱応力が発生し多結晶化
し易いためである。次にシリコン単結晶棒25の直胴部
25bを形成するときには、固定スリット27cの開口
率を0%にした状態で行われる(図3及び図4)。これ
はシリコン単結晶棒25の側面からの放熱が主となって
その放熱量が少ないためである。このときの固液界面3
3形状は上向きに凸形状となる(図3)。
【0021】このようにシリコン単結晶棒25の肩部2
5aの形成時に平坦形状であった固液界面33形状が直
胴部25bの形成時に上向きに凸形状となるけれども、
肩部25aの形成から直胴部25bの形成に移行すると
きにシリコン単結晶棒25に照射される輻射熱は徐々に
減少するので、シリコン単結晶棒25外周面の熱的変化
は徐々に行われる。この結果、固液界面33形状の変化
が平坦形状から上向きに凸形状への僅かな変化で済み、
かつその変化が徐々に行われるので、結晶の多結晶化を
低減でき、また結晶内欠陥を減少できる。
【0022】更にシリコン単結晶棒25のボトム部25
cを形成するときには、コントローラは光学的検出手段
の検出出力に基づいて可動部駆動モータ29cを所定の
回転速度で正転させることにより、可動部28を図4の
破線矢印の方向にゆっくり回転して、可動スリット28
cを徐々に固定スリット27cに一致させる、即ち所定
の開口速度で固定スリット27cの開口率を0%から徐
々に100%にする(図5及び図6)。一方、コントロ
ーラはヒータ18への電力供給量を徐々に増大させてシ
リコン融液12の温度を次第に上昇させる。この結果、
固定スリット27c及び可動スリット28cを通過する
輻射熱の量が徐々に多くなってシリコン単結晶棒25外
周面の温度が次第に上昇するので、シリコン単結晶棒2
5がシリコン融液12の液面から離脱することなく、か
つシリコン融液12の温度をあまり上昇させずに、シリ
コン単結晶棒25の外径を徐々に小さくすることができ
る。
【0023】
【実施例】次に本発明の実施例を比較例とともに詳しく
説明する。 <実施例>図1及び図8に示すように、固定部27と可
動部28と駆動手段29とを備えた熱遮蔽部材26を以
下のようにしてチャンバ11に取付けた。固定部27は
固定周壁27a及び固定フランジ27bを有し、可動部
28は可動周壁28a及び可動フランジ28bを有す
る。先ず固定周壁27aの下端を石英るつぼ13に遊挿
するように固定フランジ27bを保温筒19の上面に載
せ、この状態で固定フランジ27bを保温筒19に固定
した。次に軸受31を固定フランジ27b上に載せて可
動周壁28aを固定周壁27aに遊挿し、可動フランジ
28bを軸受31上に載せた。上記固定周壁27a及び
可動周壁28aは予め複数の固定スリット27c及び可
動スリット28cをそれぞれを形成し、固定フランジ2
7bの上面外周縁近傍にはこのフランジ27bと一体的
に従動傘歯車29aを設けた。更にチャンバ11の外周
面にブラケット29bを取付け、このブラケット29b
上に可動部駆動モータ29cを載置した後に、チャンバ
11内に挿入されたモータ29cの出力軸29dに上記
従動傘歯車29aに噛合する駆動傘歯車29eを嵌着し
た。
【0024】上記石英るつぼ13の内径は600mmで
あり、この石英るつぼ13に貯留されたシリコン融液1
2の重量は100kgであった。固定周壁27aの上端
及び下端の内径はそれぞれ580mm及び300mmで
あり、可動周壁28aの上端及び下端の内径はそれぞれ
580mm及び280mmであった。また固定周壁27
a及び可動周壁28aの高さはそれぞれ370mm及び
400mmであった。固定スリット27cは固定周壁2
7aに等間隔に24本形成され、各スリット27cの幅
及び長さはそれぞれ10mm及び300mmであった。
また可動スリット28cは可動周壁28aに等間隔に2
4本形成され、各スリット28cの幅及び長さはそれぞ
れ10mm及び300mmであった。固定スリット27
cの総面積は固定周壁27aの総面積の30%であっ
た。また可動スリット28cには予め透明な石英板によ
り形成された閉塞部材28dをはめ込んだ。更に固定周
壁及び可動周壁の下端とシリコン融液12表面との距離
は40mmであった。
【0025】<比較例>図9及び図10に示すように、
熱遮蔽部材6は周壁6a及びフランジ6bを有し、周壁
6aの下端を石英るつぼ3に遊挿するようにフランジ6
bを保温筒9の上面に載せ、この状態でフランジ6bを
保温筒9に固定することにより、熱遮蔽部材6をチャン
バ1に取付けた。この熱遮蔽部材6は上記実施例の固定
部と略同一形状に形成されるが、固定スリットは形成さ
れない。また可動部及び駆動手段も有しない。上記以外
は実施例1と同一に構成される。
【0026】<比較試験と評価>実施例及び比較例の装
置により直径が8インチのシリコン単結晶棒を育成し、
育成されたシリコン結晶棒の肩部からそれぞれ縦割りサ
ンプルを切り出し、1100℃の湿潤酸素ガス雰囲気中
で1時間熱処理を施した後にエッチングした。これらの
サンプルを光学顕微鏡により観察して、顕在化された結
晶欠陥であるOSF(Oxidation-induced Stacking Fau
lt;酸化誘起積層欠陥)の密度を算出した。一方、シリ
コン単結晶棒の肩部から直胴部に移行する部分で界面形
状が下向きに凸形状から上向きに凸形状に変化し、上記
部分にてOSFが多発することが従来から分かってい
る。そこで、上記サンプルの中心軸上を肩部から直胴部
に向って観察したところ、上記界面形状が変化する部分
でOSF密度のピークが現れた。そのピーク値を表1に
示した。
【0027】
【表1】
【0028】表1から明らかなように、実施例は比較例
よりOSF密度のピーク値が約1/7に低減した。これ
は実施例では界面形状の反転の影響が緩和され、欠陥の
発生が抑制されたためと考えられる。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、チ
ャンバに固定された固定部の周壁に複数の固定スリット
を形成し、固定部に回転可能に挿入された可動部の周壁
に上記複数の固定スリットに対向して複数の可動スリッ
トをそれぞれ形成し、輻射熱を透過する閉塞部材を固定
スリット及び可動スリットのいずれか一方又は双方には
め込み、更に可動部駆動手段が可動部を回転駆動して固
定スリットの開口率を変更するように構成したので、シ
リコン単結晶棒からの放熱量が多いとき、即ちシリコン
単結晶棒の肩部の形成時には、可動スリットを固定スリ
ットに一致させて固定スリットの開口率を最大(100
%)にする。これによりヒータからの輻射熱が固定スリ
ット及び可動スリットを通ってシリコン単結晶棒に照射
され、この輻射熱により上記シリコン単結晶棒からの放
熱が補われるので、シリコン単結晶棒及びシリコン融液
間の固液界面形状が下向きに凸形状となることを弱める
ことができる、即ち上記固液界面形状を平坦形状にする
ことができる。
【0030】またシリコン単結晶棒からの放熱量が少な
いとき、即ちシリコン単結晶棒の直胴部の形成時には、
可動スリットを固定スリットからずらして固定スリット
の開口率を最小(0%)にする。これによりヒータから
の輻射熱は固定スリット及び可動スリットにより遮断さ
れてシリコン単結晶棒に達しないので、固液界面形状が
上向きに凸形状で安定して直胴部を形成できる。従っ
て、シリコン単結晶棒の肩部の形成から直胴部の形成に
移行するときに固液界面形状が下向きに凸形状から上向
きに凸形状に大きく変化する従来のシリコン単結晶の育
成装置と比較して、本発明ではシリコン単結晶棒の肩部
の形成から直胴部の形成に移行するときに固液界面形状
の変化が平坦形状から上向きに凸形状と比較的小さな変
化で済むので、固液界面形状の変化に起因する結晶の多
結晶化を低減でき、また結晶内欠陥を減少できる。
【0031】更にシリコン単結晶棒の引上げ速度を次第
に上昇させるとき、即ちシリコン単結晶棒のボトム部の
形成時には、可動部駆動手段により可動部をゆっくり回
転し、可動スリットを固定スリットに徐々に一致させて
固定スリットの開口率を所定の開口速度で最小(0%)
から最大(100%)にする。この結果、シリコン単結
晶棒をシリコン融液の液面から離脱させずかつシリコン
融液の温度をあまり上昇させずに、シリコン単結晶棒の
直径を徐々に小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態のシリコン単結晶棒の肩部を形
成している状態を示す図8のA部拡大断面図。
【図2】図1のB−B線断面図。
【図3】そのシリコン単結晶棒の直胴部を形成している
状態を示す図1に対応する拡大断面図。
【図4】図3のC−C線断面図。
【図5】そのシリコン単結晶棒のボトム部を形成してい
る状態を示す図1に対応する拡大断面図。
【図6】図5のD−D線断面図。
【図7】熱遮蔽部材の分解斜視図。
【図8】そのシリコン単結晶棒の肩部を形成している状
態を示す育成装置の縦断面図。
【図9】従来の育成装置にてシリコン単結晶棒の肩部を
形成している状態を示す図8に対応する縦断面図。
【図10】その従来の育成装置にてシリコン単結晶棒の
ボトム部を形成している状態を示す図9に対応する縦断
面図。
【符号の説明】
10 シリコン単結晶の育成装置 11 チャンバ 12 シリコン融液 13 石英るつぼ 18 ヒータ 25 シリコン単結晶棒 25a シリコン単結晶棒の肩部 25b シリコン単結晶棒の直胴部 25c シリコン単結晶棒のボトム部 26 熱遮蔽部材 27 固定部 27a 固定周壁 27b 固定フランジ 27c 固定スリット 28 可動部 28a 可動周壁 28b 可動フランジ 28c 可動スリット 28d 閉塞部材 29 可動部駆動手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャンバ(11)内に設けられシリコン融液
    (12)が貯留された石英るつぼ(13)と、前記石英るつぼ(1
    3)の外周面を包囲し前記シリコン融液(12)を加熱するヒ
    ータ(18)と、前記シリコン融液(12)から引上げられるシ
    リコン単結晶棒(25)の外周面を包囲しかつ下端が前記シ
    リコン融液(12)表面から間隔をあけて上方に位置し前記
    ヒータ(18)からの輻射熱を遮る熱遮蔽部材(26)とを備え
    たシリコン単結晶の育成装置において、 前記熱遮蔽部材(26)が、 前記チャンバ(11)に固定され周壁(27a)に略鉛直方向に
    延びる複数の固定スリット(27c)が形成された固定部(2
    7)と、 前記固定部(27)に回転可能に挿入され周壁(28a)に前記
    複数の固定スリット(27c)に対向して複数の可動スリッ
    ト(28c)がそれぞれ形成された可動部(28)と、 前記複数の固定スリット(27c)及び前記複数の可動スリ
    ット(28c)のいずれか一方又は双方にはめ込まれ前記輻
    射熱を透過する複数の透明な閉塞部材(28d)と、 前記固定スリット(27c)の開口率を変更するように前記
    可動部(28)を回転駆動する可動部駆動手段(29)とを備え
    たことを特徴とするシリコン単結晶の育成装置。
  2. 【請求項2】 シリコン単結晶棒(25)の肩部(25a)の形
    成時に固定スリット(27c)の開口率を100%とし、前
    記シリコン単結晶棒(25)の肩部(25a)形成から直胴部(25
    b)形成への移行時に所定の閉止速度で前記固定スリット
    (27c)の開口率を100%から0%にし、前記シリコン
    単結晶棒(25)の直胴部(25b)の形成時に前記固定スリッ
    ト(27c)の開口率を0%とし、更に前記シリコン単結晶
    棒(25)のボトム部(25c)の形成時に所定の開口速度で前
    記固定スリット(27c)の開口率を0%から100%にす
    るように可動部駆動手段(29)を制御するコントローラを
    備えた請求項1記載のシリコン単結晶の育成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010285342A (ja) * 2009-06-10 2010-12-24 Siltronic Ag シリコン単結晶の引き上げ方法
CN102758258A (zh) * 2012-06-20 2012-10-31 合肥景坤新能源有限公司 单晶炉用伸展式热屏蔽器

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