JP3642188B2 - シリコン単結晶の引上げ装置 - Google Patents

シリコン単結晶の引上げ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3642188B2
JP3642188B2 JP16188798A JP16188798A JP3642188B2 JP 3642188 B2 JP3642188 B2 JP 3642188B2 JP 16188798 A JP16188798 A JP 16188798A JP 16188798 A JP16188798 A JP 16188798A JP 3642188 B2 JP3642188 B2 JP 3642188B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
single crystal
silicon single
silicon
crystal rod
heater
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP16188798A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11157993A (ja
Inventor
純 古川
健真 安井
直樹 小野
Original Assignee
三菱住友シリコン株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三菱住友シリコン株式会社 filed Critical 三菱住友シリコン株式会社
Priority to JP16188798A priority Critical patent/JP3642188B2/ja
Publication of JPH11157993A publication Critical patent/JPH11157993A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3642188B2 publication Critical patent/JP3642188B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
  • Liquid Deposition Of Substances Of Which Semiconductor Devices Are Composed (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シリコン単結晶棒を引上げて育成する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の引上げ装置として、本出願人はシリコン融液から引上げられるシリコン単結晶棒の下端部が第1冷却部により取り囲まれ、シリコン単結晶棒の中間部が加熱部により取り囲まれ、更にシリコン単結晶棒の上端部が第2冷却部により取り囲まれた単結晶引上装置を特許出願した(特開平8−119786)。この装置では、第1及び第2冷却部は内部に冷却水が通過可能なウォータジャケット状の冷却管であり、加熱部は円筒状のアフタヒータである。
このように構成された単結晶引上装置では、シリコン単結晶棒を引上げるときに、第1冷却部によりシリコン単結晶棒の下端部を急冷することにより、引上げ速度を大きくすることができる。また加熱部によりシリコン単結晶棒の中間部を所定温度で保温することにより、その結晶性を高めることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の単結晶引上装置では、比較的構造の複雑な第1及び第2冷却部と加熱部を必要とし、これらの部品の製造工数が増大し、製造コストを押上げる不具合があった。
本発明の目的は、比較的構造の簡単な部品の追加で、シリコン融液から引上げられるシリコン単結晶棒の温度を制御することにより、シリコン単結晶棒中の点欠陥の濃度やグローイン(Grown-in)微小欠陥の密度及びサイズを最適に制御できるシリコン単結晶の引上げ装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、図1及び図2に示すように、チャンバ11内に設けられシリコン融液12が貯留された石英るつぼ13と、石英るつぼ13の外周面を包囲しシリコン融液12を加熱するヒータ18と、シリコン融液12から引上げられるシリコン単結晶棒25の外周面を包囲しかつ下端がシリコン融液12表面から間隔をあけて上方に位置しヒータ18からの輻射熱を遮る熱遮蔽部材26とを備えたシリコン単結晶の引上げ装置10の改良である。
その特徴ある構成は、熱遮蔽部材26が引上げられるシリコン単結晶棒25の上部を包囲するアッパ部材27と、引上げられるシリコン単結晶棒25の下部を包囲するロア部材28と、ヒータ18からの輻射熱がロア部材28とアッパ部材27との間の開放された部分からシリコン単結晶棒25に照射されるようにロア部材28をアッパ部材27に所定の間隔をあけて連結する複数本の連結部材29とを備え、連結部材29の全長を変更可能に形成することによりアッパ部材27とロア部材28の間隔が調整可能に構成されたところにある。
【0005】
この請求項1に記載されたシリコン単結晶の引上げ装置では、シリコン単結晶棒25をシリコン融液12から引上げると、シリコン単結晶棒25のロア部材28により包囲された下部はヒータ18からの輻射熱がロア部材28の外面により遮られて急冷される(図2のA部)。この結果、結晶の成長速度を速くすることができるので、上記部分で発生する点欠陥の坂道拡散等を促進することができる。
またシリコン単結晶棒25のロア部材28及びアッパ部材27間の開放された部分はヒータ18からの輻射熱が照射されて保温され(図2のB部)、点欠陥の外方拡散、坂道拡散や対消滅等の反応時間を長くすることができる。更にシリコン単結晶棒25のアッパ部材27により包囲された上部はヒータ18からの輻射熱がアッパ部材27の外面により遮られて急冷される(図2のC部及びD部)。この結果、この部分で発生する酸化誘起積層欠陥(Oxidation-induced Stacking Fault 以下、OSFという)を低減できる。ここで、OSFとは、石英るつぼの成分であるSiO2がシリコン融液に溶け込むため、このシリコン融液から引上げられるシリコン単結晶棒中に酸素が混入するが、この酸素を起因とする欠陥をいい、対消滅とは、点欠陥である格子間シリコン及び空孔の過飽和度に応じて生じる点欠陥同士の反応であり、上記過飽和点欠陥が凝集を開始する直前に高温側で上記反応が烈しくなり、上記点欠陥濃度が低下することをいう。
更にヒータ18からの輻射熱がロア部材及びアッパ部材間の開放部分からシリコン単結晶棒25に照射される時間及び長さを調整できるので、更に点欠陥の外方拡散、坂道拡散や対消滅等の反応時間を長くすることができる。
【0007】
請求項に係る発明は、図1及び図2に示すように、チャンバ11内に設けられシリコン融液12が貯留された石英るつぼ13と、石英るつぼ13の外周面を包囲しシリコン融液12を加熱するヒータ18と、シリコン融液12から引上げられるシリコン単結晶棒25の外周面を包囲しかつ下端がシリコン融液12表面から間隔をあけて上方に位置しヒータ18からの輻射熱を遮る熱遮蔽部材26とを備えたシリコン単結晶の引上げ装置10の改良である。
その特徴ある構成は、熱遮蔽部材26が引上げられるシリコン単結晶棒25の上部を包囲するアッパ部材27と、引上げられるシリコン単結晶棒25の下部を包囲するロア部材28と、ロア部材28をアッパ部材27に所定の間隔をあけて連結する複数本の連結部材29とを備え、ロア部材28が下方に向うに従って直径が小さくなるコーン状に形成され、アッパ部材27が直筒部27aとこの直筒部27aと一体的に設けられ直筒部27aの下端に上方に向うに従って直径が小さくなって直筒部27aに収容されるアッパコーン部27bとを有することを特徴とする。
この請求項に記載されたシリコン単結晶の引上げ装置では、ロア部材28によりシリコン単結晶棒25の下部へのヒータ18からの輻射熱の照射のみならずシリコン融液12からの輻射熱の照射をも遮ることができる(図2のA部)。またシリコン融液12からの輻射熱をアッパコーン部27bの下面で反射してシリコン単結晶棒25の中央上部に照射し、この部分のシリコン単結晶棒25が保温される(図2のC部)。アッパコーン部27bの上部を越えてシリコン単結晶棒25が引上げられると、この単結晶の部分はシリコン融液12からの輻射熱が遮られて急冷される。この結果、アッパコーン部27bの位置を調節することにより、1200〜1050℃の温度領域で形成・成長するグローイン微小欠陥の密度及びサイズを最適に制御できる。
請求項3に係る発明は、請求項2に係る発明であって、更に図1及び図2に示すように、連結部材29の全長を変更可能に形成することによりアッパ部材27とロア部材28の間隔が調整可能に構成されたことを特徴とする。
この請求項3に記載されたシリコン単結晶の引上げ装置では、ヒータ18からの輻射熱がロア部材及びアッパ部材間の開放部分からシリコン単結晶棒25に照射される時間及び長さを調整できるので、更に点欠陥の外方拡散、坂道拡散や対消滅等の反応時間を長くすることができる。
【0008】
請求項4に係る発明は、請求項1ないし3いずれか1項に係る発明であって、更に図6に示すように、アッパ部材27及びロア部材28の間の引上げられるシリコン単結晶棒25の外周面を包囲しヒータ18の熱をシリコン単結晶棒25の外周面に向けて反射するリフレクタ51が設けられたことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項4に係る発明であって、更に図6に示すように、リフレクタ51が下方に向うに従って直径が大きくなるコーン状に形成されたことを特徴とする。
これら請求項4及び5に記載されたシリコン単結晶の引上げ装置では、ヒータ18から上方に向う輻射熱がリフレクタ51で反射した後、アッパ部材27及びロア部材28の間の開放された部分からシリコン単結晶棒25の外周面に向うので、この輻射熱がシリコン単結晶棒25の外周面に照射されてこの単結晶棒25が効率良く保温される。またヒータ18から上方に向う輻射熱の殆ど全てがリフレクタ51で反射してシリコン単結晶棒25の外周面に向うので、リフレクタ51より上方の各部材の温度を低くできる。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に本発明の第1の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図4に示すように、シリコン単結晶の引上げ装置10のチャンバ11内には、シリコン融液12を貯留する石英るつぼ13が設けられ、この石英るつぼ13の外面は黒鉛サセプタ14により被覆される。石英るつぼ13の下面は上記黒鉛サセプタ14を介して支軸16の上端に固定され、この支軸16の下部はるつぼ駆動手段17に接続される(図1)。るつぼ駆動手段17は図示しないが石英るつぼ13を回転させる第1回転用モータと、石英るつぼ13を昇降させる昇降用モータとを有し、これらのモータにより石英るつぼ13が所定の方向に回転し得るとともに、上下方向に移動可能となっている。石英るつぼ13の外周面は石英るつぼ13から所定の間隔をあけてヒータ18により包囲され、このヒータ18は保温筒19により包囲される。ヒータ18は石英るつぼ13に投入された高純度のシリコン多結晶体を加熱・溶融してシリコン融液12にする。
【0010】
またチャンバ11の上端には円筒状のケーシング21が接続される。このケーシング21には引上げ手段22が設けられる。引上げ手段22はケーシング21の上端部に水平状態で旋回可能に設けられた引上げヘッド(図示せず)と、このヘッドを回転させる第2回転用モータ(図示せず)と、ヘッドから石英るつぼ13の回転中心に向って垂下されたワイヤケーブル23と、上記ヘッド内に設けられワイヤケーブル23を巻取り又は繰出す引上げ用モータ(図示せず)とを有する。ワイヤケーブル23の下端にはシリコン融液12に浸してシリコン単結晶棒25を引上げるための種結晶24が取付けられる。
【0011】
シリコン単結晶棒25の外周面と石英るつぼ13の内周面との間にはシリコン単結晶棒25を包囲する熱遮蔽部材26が設けられる(図1〜図4)。この熱遮蔽部材26はシリコン融液12から引上げられるシリコン単結晶棒25の上部を包囲するアッパ部材27と、シリコン単結晶棒25の下部を包囲するロア部材28と、ロア部材28をアッパ部材27に所定の間隔をあけて連結する複数本の連結部材29とを備える。アッパ部材27は直筒部27aと、この直筒部27aと一体的に設けられ直筒部27aの下端に上方に向うに従って直径が小さくなって直筒部27aに収容されるアッパコーン部27bとを有する。直筒部27aの上端には外方に略水平方向に張り出すフランジ部27cが一体的に設けられ、このフランジ部27cを保温筒19上に載置することにより熱遮蔽部材26が固定される。またロア部材28は下方に向うに従って直径が小さくなるコーン状に形成され、ロア部材28の下端はシリコン融液12表面から間隔をあけて上方に位置する。アッパコーン部27b及びロア部材28の傾斜角度は水平面に対して45度、好ましくは30〜60度の範囲に設定される。
【0012】
また連結部材29はこの実施の形態では3本であり(図3)、各連結部材29は上端がアッパコーン部27bの上端にボルト33a及びナット33b(図2)を介して接続されたアッパ連結具31と、下端がロア部材28の下端にボルト34a及びナット34b(図2)を介して接続されたロア連結具32とを有する(図1〜図4)。アッパ連結具31の上端及びロア連結具32の下端は略V字状に折曲げられ、アッパ連結具31の下端及びロア連結具32の上端にはこれらの連結具31,32の長手方向に所定の間隔をあけて複数の第1及び第2通孔31a,32a(図2)がそれぞれ形成される。これらの通孔31a,32aに選択的にボルト35aを挿通してナット35b(図2)を螺合することにより、アッパ連結具31の下端及びロア連結具32の上端が接続される。このように連結部材33の全長を変更可能に形成することにより、アッパ部材27とロア部材28の間隔が調整可能に構成される。上記アッパ部材27、ロア部材28及び連結部材29はMo,W,C等により形成されることが好ましい。
【0013】
チャンバ11にはこのチャンバ11のシリコン単結晶棒側に不活性ガスを供給しかつ上記不活性ガスをチャンバ11のるつぼ内周面側から排出するガス給排手段36が接続される(図1)。ガス給排手段36は一端がケーシング21の周壁に接続され他端が上記不活性ガスを貯留するタンク(図示せず)に接続された供給パイプ37と、一端がチャンバ11の下壁に接続され他端が真空ポンプ(図示せず)に接続された排出パイプ38とを有する。供給パイプ37及び排出パイプ38にはこれらのパイプ37,38を流れる不活性ガスの流量を調整する第1及び第2流量調整弁41,42がそれぞれ設けられる。
【0014】
また引上げ用モータの出力軸(図示せず)にはロータリエンコーダ(図示せず)が設けられ、るつぼ駆動手段17には石英るつぼ13内のシリコン融液12の重量を検出する重量センサ(図示せず)と、支軸16の昇降位置を検出するリニヤエンコーダ(図示せず)とが設けられる。ロータリエンコーダ、重量センサ及びリニヤエンコーダの各検出出力はコントローラ(図示せず)の制御入力に接続され、コントローラの制御出力は引上げ手段22の引上げ用モータ及びるつぼ駆動手段の昇降用モータにそれぞれ接続される。またコントローラにはメモリ(図示せず)が設けられ、このメモリにはロータリエンコーダの検出出力に対するワイヤケーブル23の巻取り長さ、即ちシリコン単結晶棒25の引上げ長さが第1マップとして記憶され、重量センサの検出出力に対する石英るつぼ13内のシリコン融液12の液面レベルが第2マップとして記憶される。コントローラは重量センサの検出出力に基づいて石英るつぼ13内のシリコン融液12の液面を常に一定のレベルに保つように、るつぼ駆動手段17の昇降用モータを制御するように構成される。
【0015】
このように構成されたシリコン単結晶の引上げ装置の動作を説明する。
シリコン単結晶棒25をシリコン融液12から引上げると、先ずシリコン単結晶棒25の下部、即ちシリコン単結晶棒25のロア部材28により包囲された部分には、ロア部材28の外面によりヒータ18及びシリコン融液12からの輻射熱が遮られて照射されず、シリコン単結晶棒25の下部は急冷される(図2のA部)。この結果、結晶の成長速度を速くすることができ、かつこの部分で発生する点欠陥の外方拡散(単結晶棒の内部から外側に向う拡散)や坂道拡散(高温側即ち下方に向う拡散)を促進できるので、その点欠陥の濃度を最適に制御できる。この部分では上方に向うに従って温度が約1410℃から約1300℃に低下する。
【0016】
またシリコン単結晶棒25の中間部、即ちロア部材28とアッパ部材27の間の開放された部分は、図1の実線矢印で示すようにヒータ18からの輻射熱が照射されて保温され(図2のB部)、点欠陥の外方拡散、坂道拡散、対消滅等の反応時間を長くでき、点欠陥の濃度を最適に制御できる。この部分では上方に向うに従って温度が約1300℃から約1200℃に低下する。次にシリコン単結晶棒25の中央上部のアッパコーン部27bにより包囲された部分では、上方に向うに従って温度が約1200℃から約1050℃に低下し、この温度領域でCOP(Crystal Originated Particles)やFPD(Flow Pattern defect)や赤外散乱欠陥等のグローイン欠陥が発生・成長する。しかしながら図1の破線矢印で示すように、シリコン融液12からの輻射熱がアッパコーン部27bの下面で反射して照射され(図2のC部)、最適な温度勾配になるため、即ちCOPやFPDや赤外散乱欠陥等のグローイン微小欠陥が発生・成長する温度領域が長くなるため、グローイン微小欠陥の密度を低くすることができる。
【0017】
ここで、COPとはSC−1洗浄後にレーザパーティクルカウンタでパーティクルとしてカウントされた底の深いエッチピットであり、FPDとはシリコン融液から引上げられたシリコン単結晶棒から切り出したシリコンウェーハを長時間化学エッチング(Seccoエッチング液)したときに現れる特異なフローパターンを呈する痕跡の源であり、赤外散乱欠陥とはシリコン単結晶棒中に赤外線を照射したときにシリコンとは異なる屈折率を有し散乱光を発生する源である。
【0018】
更にシリコン単結晶棒25のアッパ部材27により包囲された部分のうちアッパコーン部27bにより包囲された中央上部以外の上部には、ヒータ18からの輻射熱がアッパ部材27の外面により遮られて照射されず、このシリコン単結晶棒25の上部は急冷される(図2のD部)。この結果、この部分で発生するOSFを低減できる。この部分では上方に向うに従って温度が約1050℃から約850℃に低下する。
またアッパ部材27とロア部材28の間隔を変えると、温度勾配の変更箇所を制御することができる。つまりアッパコーン部27bにより包囲される部分を液面に近付け、アッパコーン部27bを越えてシリコン単結晶棒25が引上げられたときに結晶温度が1200℃付近になるようにアッパ部材27とロア部材28の間隔を調整すると、シリコン融液12からの輻射熱が遮られるため、アッパコーン部27bを越えてシリコン単結晶棒25が引上げられたときから、即ち1200℃から急冷される。従って、1200〜1050℃で発生・成長するグローイン欠陥のサイズを小さくすることができる。
このようにシリコン融液12から引上げられるシリコン単結晶棒25の温度を制御することにより、シリコン単結晶棒25中の点欠陥の濃度やグローイン微小欠陥の密度等を最適に制御できる。
【0019】
図6は本発明の第2の実施の形態を示す。図6において図1と同一符号は同一部品を示す。
この実施の形態では、アッパ部材27及びロア部材28の間の引上げられるシリコン単結晶棒25の外周面がリフレクタ51により包囲され、このリフレクタ51がヒータ18の熱をシリコン単結晶棒25の外周面に向けて反射するように構成される。リフレクタ51は下方に向うに従って直径が大きくなるコーン状に形成されたリフレクタ本体51aと、このリフレクタ本体51aの下縁に連設されたリング状の取付部51bとを有する。取付部51bは保温筒19の内周面に図示しないボルト等により取付けられ、リフレクタ本体51aはヒータ18の上方に位置するように構成される。
【0020】
このように構成されたシリコン単結晶の引上げ装置50では、ヒータ18から上方に向う輻射熱が図6の一点鎖線矢印で示すようにリフレクタ51で反射した後、アッパ部材27及びロア部材28の間の開放された部分からシリコン単結晶棒25の外周面に向うので、この輻射熱がシリコン単結晶棒25の外周面に照射されてこの単結晶棒25が上記第1の実施の形態より効率良く保温される。この結果、シリコン単結晶棒25内の点欠陥の外方拡散、坂道拡散、対消滅等の反応時間を更に長くでき、点欠陥の濃度を最適に制御できる。またヒータ18から上方に向う輻射熱の殆ど全てがリフレクタ51で反射してシリコン単結晶棒25の外周面に向うので、リフレクタ51より上方の各部材の温度を低くできる。この結果、アッパコーン部27bより上方に達したシリコン単結晶棒25は急冷され、この部分で発生するOSFを第1の実施の形態より更に低減できる。上記以外の動作は第1の実施の形態と同様であるので、繰返しの説明を省略する。
【0021】
なお、第1及び第2の実施の形態では、連結部材を3本としたが、2本又は4本以上であってもよい。
また、第1及び第2の実施の形態では、連結部材をアッパ連結具及びロア連結具により構成し、連結部材の全長を変更可能に構成したが、アッパ部材とロア部材との間隔を一義的に設定できれば1本の連結部材で構成してもよい。
【0022】
【実施例】
次に本発明の実施例を比較例とともに詳しく説明する。
<実施例1>
図1〜図4に示すようなシリコン単結晶の引上げ装置10を用いて外径150mmのシリコン単結晶棒25を引上げた。この装置10の熱遮蔽部材26の各寸法は以下の通りである。ロア部材28の下端及び上端の直径は190mm及び270mmであり、高さは40mmであった。即ちロア部材28の傾斜角度は水平面に対して45度であった。またアッパ部材27の直胴部27aの直径及び高さは350mm及び100mmであった。アッパコーン部27bの下端及び上端の直径は350mm及び190mmであり、高さは80mmであった。即ちアッパコーン部27bの傾斜角度は水面に対して45度であった。更にアッパ部材27とロア部材28との間隔は150mmとし、ロア部材28の下端とシリコン融液12との間隔は20mmとした。なお、上記熱遮蔽部材26はMoにより形成した。
【0023】
<実施例2>
直胴部27aの高さを200mm、アッパ部材とロア部材との間隔を50mmとしたことを除いて、上記実施例1と同様の装置で引き上げたシリコン単結晶棒を実施例2とした。
<比較例1>
図7に示すように、熱遮蔽部材6は直胴部7と、直胴部7の下端に連設された傾斜部8とを有する。直胴部7の直径及び高さは350mm及び200mmであった。また傾斜部8の上端及び下端の直径は350mm及び190mmであり、高さは80mmであった。この熱遮蔽部材6の材質は実施例1の熱遮蔽部材の材質と同一とした。この引上げ装置1は上記のように熱遮蔽部材6の形状を変更したことを除いて、実施例1の装置と同一とした。この装置1を用いて引上げた外径150mmのシリコン単結晶棒5を比較例1とした。
【0024】
<比較試験及び評価>
実施例1、実施例2及び比較例1のシリコン単結晶棒の各部の温度は次のようにして測定した。先ず種結晶よりも長い熱電対を種結晶の横に数本取付け、シリコン融液中に浸漬させた状態から結晶成長を開始し、シコリン単結晶棒の中に取り込ませた形で成長させる。このとき、シリコン融液からの距離に対する温度を測定した。その結果を図5に示す。
図5から明らかなように、実施例1及び2では、アッパ部材とロア部材との間の開放された部分でシリコン単結晶棒の温度勾配が緩やかになり、またこの開放部分の位置と間隔を変更することにより特定の温度領域の温度勾配を制御できることが判った。これに対して比較例1では、シリコン単結晶棒のうち保温して結晶品質を高める必要のある部分での温度勾配が急激であった。
【0025】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、ヒータから輻射熱を遮る熱遮蔽部材のアッパ部材が上記シリコン単結晶棒の上部を包囲し、ロア部材がシリコン単結晶棒の下部を包囲し、更にヒータからの輻射熱がロア部材とアッパ部材との間の開放された部分からシリコン単結晶棒に照射されるように複数本の連結部材がロア部材をアッパ部材に所定の間隔をあけて連結したので、シリコン単結晶棒のロア部材により包囲された下部はヒータからの輻射熱がロア部材の外面により遮られて急冷される。この結果、結晶の成長速度を速くすることができるので、この部分で発生する点欠陥の坂道拡散等を促進でき、点欠陥の濃度を最適に制御できる。
【0026】
またシリコン単結晶棒のロア部材及びアッパ部材間の開放された部分はヒータからの輻射熱が照射されて保温され、点欠陥の反応時間を長くでき、その結晶品質が高められる。またシリコン単結晶棒のアッパ部材により包囲された上部はヒータからの輻射熱がアッパ部材の外面により遮られて急冷される。この結果、この部分で発生するOSF等の結晶欠陥を低減できる。このように比較的構造の簡単な部品、即ちアッパ部材及びロア部材を有する熱遮蔽部材の追加で、シリコン融液から引上げられるシリコン単結晶棒の温度を制御することにより、シリコン単結晶棒中の点欠陥の濃度等を最適に制御できる。
【0027】
また連結部材の全長を変更可能に形成することによりアッパ部材とロア部材の間隔を調整可能に構成すれば、ヒータからの輻射熱がシリコン単結晶棒の中間部に照射される時間及び長さを調整でき、更に結晶品質を高めることができる。
またロア部材を下方に向うに従って直径が小さくなるコーン状に形成すれば、ロア部材によりシリコン単結晶棒の下部へのヒータからの輻射熱の照射のみならずシリコン融液からの輻射熱の照射をも遮ることができる。またアッパ部材の直筒部の下端に上方に向うに従って直径が小さくなって直筒部に収容されるアッパコーン部を一体的に設ければ、シリコン融液からの輻射熱をアッパコーン部の下面で反射してシリコン単結晶棒の中央上部に照射し、この部分の温度勾配を制御できるので、グローイン微小欠陥の密度及びサイズを最適に制御できる。
【0028】
またアッパ部材及びロア部材の間のシリコン単結晶棒の外周面をリフレクタが包囲し、このリフレクタがヒータの熱をシリコン単結晶棒の外周面に向けて反射するように構成し、更にリフレクタを下方に向うに従って直径が大きくなるコーン状に形成すれば、ヒータから上方に向う輻射熱がリフレクタで反射した後、アッパ部材及びロア部材の間の開放された部分からシリコン単結晶棒の外周面に向うので、この輻射熱がシリコン単結晶棒の外周面に照射されてこの単結晶棒が効率良く保温される。この結果、シリコン単結晶棒中の点欠陥の外方拡散、坂道拡散、対消滅等の反応時間を更に長くでき、点欠陥の濃度を最適に制御できる。更にヒータから上方に向う輻射熱の殆ど全てがリフレクタで反射してシリコン単結晶棒の外周面に向うので、リフレクタより上方の各部材の温度を低くできる。この結果、アッパコーン部より上方に達したシリコン単結晶棒は急冷され、この部分で発生するOSFを更に低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施形態のシリコン単結晶の引上げ装置の断面構成図。
【図2】図1のE部拡大断面図。
【図3】図2のF−F線断面図。
【図4】その引上げ装置の熱遮蔽部材を含む要部斜視図。
【図5】シリコン単結晶棒のシリコン融液表面からの距離に対するシリコン単結晶棒の温度の変化を示す図。
【図6】本発明第2実施形態を示す図1に対応する断面構成図。
【図7】比較例1を示す図1に対応する断面構成図。
【符号の説明】
10,50 シリコン単結晶の引上げ装置
11 チャンバ
12 シリコン融液
13 石英るつぼ
18 ヒータ
25 シリコン単結晶棒
26 熱遮蔽部材
27 アッパ部材
27a 直胴部
27b アッパコーン部
28 ロア部材
29 連結部材
51 リフレクタ

Claims (5)

  1. チャンバ(11)内に設けられシリコン融液(12)が貯留された石英るつぼ(13)と、前記石英るつぼ(13)の外周面を包囲し前記シリコン融液(12)を加熱するヒータ(18)と、前記シリコン融液(12)から引上げられるシリコン単結晶棒(25)の外周面を包囲しかつ下端が前記シリコン融液(12)表面から間隔をあけて上方に位置し前記ヒータ(18)からの輻射熱を遮る熱遮蔽部材(26)とを備えたシリコン単結晶の引上げ装置において、
    前記熱遮蔽部材(26)が前記引上げられるシリコン単結晶棒(25)の上部を包囲するアッパ部材(27)と、前記引上げられるシリコン単結晶棒(25)の下部を包囲するロア部材(28)と、前記ヒータ (18) からの輻射熱が前記ロア部材 (28) と前記アッパ部材 (27) との間の開放された部分から前記シリコン単結晶棒 (25) に照射されるように前記ロア部材(28)を前記アッパ部材(27)に所定の間隔をあけて連結する複数本の連結部材(29)とを備え
    前記連結部材 (29) の全長を変更可能に形成することにより前記アッパ部材 (27) と前記ロア部材 (28) の間隔が調整可能に構成されたことを特徴とするシリコン単結晶の引上げ装置。
  2. チャンバ (11) 内に設けられシリコン融液 (12) が貯留された石英るつぼ (13) と、前記石英るつぼ (13) の外周面を包囲し前記シリコン融液 (12) を加熱するヒータ (18) と、前記シリコン融液 (12) から引上げられるシリコン単結晶棒 (25) の外周面を包囲しかつ下端が前記シリコン融液 (12) 表面から間隔をあけて上方に位置し前記ヒータ (18) からの輻射熱を遮る熱遮蔽部材 (26) とを備えたシリコン単結晶の引上げ装置において、
    前記熱遮蔽部材 (26) が前記引上げられるシリコン単結晶棒 (25) の上部を包囲するアッパ部材 (27) と、前記引上げられるシリコン単結晶棒 (25) の下部を包囲するロア部材 (28) と、前記ロア部材 (28) を前記アッパ部材 (27) に所定の間隔をあけて連結する複数本の連結部材 (29) とを備え、
    前記ロア部材(28)が下方に向うに従って直径が小さくなるコーン状に形成され、前記アッパ部材(27)が直筒部(27a)とこの直筒部(27a)と一体的に設けられ前記直筒部(27a)の下端に上方に向うに従って直径が小さくなって前記直筒部(27a)に収容されるアッパコーン部(27b)とを有することを特徴とするシリコン単結晶の引上げ装置。
  3. 連結部材 (29) の全長を変更可能に形成することにより前記アッパ部材 (27) と前記ロア部材 (28) の間隔が調整可能に構成された請求項2記載のシリコン単結晶の引上げ装置。
  4. アッパ部材(27)及びロア部材(28)の間の引上げられるシリコン単結晶棒(25)の外周面を包囲しヒータ(18)の熱を前記シリコン単結晶棒(25)の外周面に向けて反射するリフレクタ(51)が設けられた請求項1ないし3いずれか1項に記載のシリコン単結晶の引上げ装置。
  5. リフレクタ(51)が下方に向うに従って直径が大きくなるコーン状に形成された請求項4記載のシリコン単結晶の引上げ装置。
JP16188798A 1997-09-22 1998-06-10 シリコン単結晶の引上げ装置 Expired - Lifetime JP3642188B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16188798A JP3642188B2 (ja) 1997-09-22 1998-06-10 シリコン単結晶の引上げ装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25635597 1997-09-22
JP9-256355 1997-09-22
JP16188798A JP3642188B2 (ja) 1997-09-22 1998-06-10 シリコン単結晶の引上げ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11157993A JPH11157993A (ja) 1999-06-15
JP3642188B2 true JP3642188B2 (ja) 2005-04-27

Family

ID=26487841

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16188798A Expired - Lifetime JP3642188B2 (ja) 1997-09-22 1998-06-10 シリコン単結晶の引上げ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3642188B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3428626B2 (ja) * 1998-06-25 2003-07-22 三菱住友シリコン株式会社 シリコン単結晶の引上げ装置及びその引上げ方法
CN105112991B (zh) * 2015-10-13 2017-12-15 江苏华盛天龙光电设备股份有限公司 一种用于单晶炉的导流筒
CN114059148A (zh) * 2020-07-31 2022-02-18 隆基绿能科技股份有限公司 一种单晶炉用换热系统及单晶炉
CN115233296A (zh) * 2022-07-25 2022-10-25 北京麦竹吉科技有限公司 一种加热器、拉晶炉和消除大直径单晶硅自我间隙缺陷的方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11157993A (ja) 1999-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7258744B2 (en) Graphite heater for producing single crystal, apparatus for producing single crystal, and method for producing single crystal
JP3642188B2 (ja) シリコン単結晶の引上げ装置
JPH09263484A (ja) 単結晶引き上げ方法
JP2003176199A (ja) 単結晶引上げ装置および引上げ方法
JPS6168389A (ja) 単結晶成長装置
JP3719332B2 (ja) シリコン単結晶引上げ装置
JP2004182580A (ja) シリコン単結晶の引上げ装置及びその引上げ方法
JP4461776B2 (ja) シリコン単結晶の製造方法
JP2004231474A (ja) シリコン単結晶の製造方法及びこの方法により製造されたシリコン単結晶
JP3719329B2 (ja) シリコン単結晶用引上げ装置
JP6958632B2 (ja) シリコン単結晶及びその製造方法並びにシリコンウェーハ
EP0768392B1 (en) Crystal manufacturing apparatus
JP3428627B2 (ja) シリコン単結晶の引上げ方法
JP3598800B2 (ja) シリコン単結晶の引上げ方法
JP3787452B2 (ja) シリコン単結晶の製造方法
JP3592909B2 (ja) 単結晶引上装置
JP4310980B2 (ja) シリコン単結晶の引上げ方法
JP3557872B2 (ja) シリコン単結晶の育成装置
JP3642175B2 (ja) シリコン単結晶の引上げ装置及びその引上げ方法
JP4304608B2 (ja) シリコン単結晶引上げ装置の熱遮蔽部材
JP3203343B2 (ja) 単結晶製造用冷却制御筒
JP4255578B2 (ja) 単結晶引上装置
JP3709493B2 (ja) シリコン単結晶の引上げ装置
JP2004067439A (ja) シリコン単結晶の育成方法
JP4211334B2 (ja) シリコン単結晶の引上げ装置及びその引上げ方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041026

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041109

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050118

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080204

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090204

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090204

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100204

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100204

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110204

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110204

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120204

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130204

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130204

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140204

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term