JPH11116018A - パイプコンベヤ及びパイプコンベヤにおける支持板の配列方法，パイプコンベヤ用の支持装置 - Google Patents
パイプコンベヤ及びパイプコンベヤにおける支持板の配列方法，パイプコンベヤ用の支持装置Info
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- JPH11116018A JPH11116018A JP28544597A JP28544597A JPH11116018A JP H11116018 A JPH11116018 A JP H11116018A JP 28544597 A JP28544597 A JP 28544597A JP 28544597 A JP28544597 A JP 28544597A JP H11116018 A JPH11116018 A JP H11116018A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ベルトコンベヤを円形に近い状態で保持して
ベルト本体に局部的な変形が生じないようにしたパイプ
コンベヤ及びパイプコンベヤにおける支持板の配列方
法，パイプコンベヤ用の支持装置を提供することにあ
る。 【解決手段】 ヘッドプーリ５ａとテールプーリ５ｂと
の間には、キャリア側のコンベヤベルト４ａと、リター
ン側のコンベヤベルト４ｂとをパイプ状に丸めて保持す
る保形ローラ３の取付け角度が異なった支持板６ａ，６
ｂ，６ｃが所定の間隔を隔てて設置されている。第１の
支持板６ａは、中央部にベルト挿通穴２を備えた二枚の
三角形状の分割支持板７Ａ，７Ａと、前記ベルト挿通穴
２の周囲に、該ベルト挿通穴２の中心Ｏに対して等角度
で、かつブラケット２ａに回転自在に取付けられた複数
本の保形ローラ８とで構成され、二枚の分割支持板７
Ａ，７Ａは、左斜め対角線Ｐ−Ｐの分割線９ａで着脱可
能に接合されている。
ベルト本体に局部的な変形が生じないようにしたパイプ
コンベヤ及びパイプコンベヤにおける支持板の配列方
法，パイプコンベヤ用の支持装置を提供することにあ
る。 【解決手段】 ヘッドプーリ５ａとテールプーリ５ｂと
の間には、キャリア側のコンベヤベルト４ａと、リター
ン側のコンベヤベルト４ｂとをパイプ状に丸めて保持す
る保形ローラ３の取付け角度が異なった支持板６ａ，６
ｂ，６ｃが所定の間隔を隔てて設置されている。第１の
支持板６ａは、中央部にベルト挿通穴２を備えた二枚の
三角形状の分割支持板７Ａ，７Ａと、前記ベルト挿通穴
２の周囲に、該ベルト挿通穴２の中心Ｏに対して等角度
で、かつブラケット２ａに回転自在に取付けられた複数
本の保形ローラ８とで構成され、二枚の分割支持板７
Ａ，７Ａは、左斜め対角線Ｐ−Ｐの分割線９ａで着脱可
能に接合されている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、パイプコンベヤ
及びパイプコンベヤにおける支持板の配列方法，パイプ
コンベヤ用の支持装置に係わり、更に詳しくはベルト本
体の搬送時に、ベルト本体を円形に近い状態で保持して
ベルト本体に局部的な変形が生じないようにしたパイプ
コンベヤ及びパイプコンベヤにおける支持板の配列方
法，パイプコンベヤ用の支持装置に関するものである。
及びパイプコンベヤにおける支持板の配列方法，パイプ
コンベヤ用の支持装置に係わり、更に詳しくはベルト本
体の搬送時に、ベルト本体を円形に近い状態で保持して
ベルト本体に局部的な変形が生じないようにしたパイプ
コンベヤ及びパイプコンベヤにおける支持板の配列方
法，パイプコンベヤ用の支持装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、粉，粒状の被運搬物を輸送するシ
ステムとして、被運搬物の輸送中に生じる飛散や、荷こ
ぼれ等を有効に防止させ、かつカーブ輸送を必要とする
ラインに平ベルトをパイプ状に丸めて輸送するパイプコ
ンべヤが知られている。このパイプコンべヤのコンベヤ
ベルトは、被搬送物を積載したり、移載したりする部分
では、平ベルト状となっているが、搬送途中では図５及
び図６に示すように支持板１に形成されたベルト挿通穴
２の周縁部に等角度（６０°間隔）で配設された複数の
保形ローラ３の内側にコンべヤベルト４を順次挿通させ
てパイプ状に構成し、被運搬物Ｗを包み込んだ状態で輸
送し、更に排出時には再び平ベルト状に戻すシステムで
ある。
ステムとして、被運搬物の輸送中に生じる飛散や、荷こ
ぼれ等を有効に防止させ、かつカーブ輸送を必要とする
ラインに平ベルトをパイプ状に丸めて輸送するパイプコ
ンべヤが知られている。このパイプコンべヤのコンベヤ
ベルトは、被搬送物を積載したり、移載したりする部分
では、平ベルト状となっているが、搬送途中では図５及
び図６に示すように支持板１に形成されたベルト挿通穴
２の周縁部に等角度（６０°間隔）で配設された複数の
保形ローラ３の内側にコンべヤベルト４を順次挿通させ
てパイプ状に構成し、被運搬物Ｗを包み込んだ状態で輸
送し、更に排出時には再び平ベルト状に戻すシステムで
ある。
【０００３】ところで、従来の支持板１は、一枚板ある
いは鎖線Ｐに示すように上下または左右に二分割された
ものが使用され、支持板１の略中央部に形成されたベル
ト挿通穴２の周囲には、所定の間隔で、かつ一定の角度
で複数本（一般には、６本）の保形ローラ３が取付けら
れている。
いは鎖線Ｐに示すように上下または左右に二分割された
ものが使用され、支持板１の略中央部に形成されたベル
ト挿通穴２の周囲には、所定の間隔で、かつ一定の角度
で複数本（一般には、６本）の保形ローラ３が取付けら
れている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来の支
持板１は、パイプコンベヤに沿って全てのものが同一構
造であって、支持板１に取付けられた複数本の保形ロー
ラ３は、全て同一位置に取付けられているため、パイプ
状に丸めたコンベヤベルト４とは常に同一箇所で接触し
ている。従って、コンベヤベルト４は特定の箇所が局部
的に変形し易くなって損傷を早め、ベルト寿命を短くす
ると言う問題があった。
持板１は、パイプコンベヤに沿って全てのものが同一構
造であって、支持板１に取付けられた複数本の保形ロー
ラ３は、全て同一位置に取付けられているため、パイプ
状に丸めたコンベヤベルト４とは常に同一箇所で接触し
ている。従って、コンベヤベルト４は特定の箇所が局部
的に変形し易くなって損傷を早め、ベルト寿命を短くす
ると言う問題があった。
【０００５】この発明の目的は、ベルト本体に局部的な
変形が生じないようにし、ベルト寿命を延長出来るよう
にしたパイプコンベヤ及びパイプコンベヤにおける支持
板の配列方法，パイプコンベヤ用の支持装置を提供する
ことにある。
変形が生じないようにし、ベルト寿命を延長出来るよう
にしたパイプコンベヤ及びパイプコンベヤにおける支持
板の配列方法，パイプコンベヤ用の支持装置を提供する
ことにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、パイプコンベヤは、支持板のベルト挿通穴
の周囲に配置した保形ローラの配置を、ベルト本体の移
動方向に隣接する支持板間でベルト挿通穴の周方向に順
次変位させるようにしたことを要旨とするものである。
成するため、パイプコンベヤは、支持板のベルト挿通穴
の周囲に配置した保形ローラの配置を、ベルト本体の移
動方向に隣接する支持板間でベルト挿通穴の周方向に順
次変位させるようにしたことを要旨とするものである。
【０００７】また、この発明のパイプコンベヤにおける
支持板の配列方法は、ヘッドプーリとテールプーリとの
間のベルト搬送ラインに、ベルト挿通穴の中心に対して
保形ローラの取付け角度を任意に設定できる少なくとも
一枚以上の支持板を所定の間隔で配置することを要旨と
するものである。また、この発明のパイプコンベヤ用の
支持装置は、支持板を二枚の分割支持板から成る二分割
構造にし、該分割支持板の内側にベルト挿通穴と、該ベ
ルト挿通穴に沿って該挿通穴の中心に対して等角度に配
置された複数本の保形ローラとを設け、前記分割支持板
の分割線を水平方向に対して斜めに形成したことを要旨
とするものである。
支持板の配列方法は、ヘッドプーリとテールプーリとの
間のベルト搬送ラインに、ベルト挿通穴の中心に対して
保形ローラの取付け角度を任意に設定できる少なくとも
一枚以上の支持板を所定の間隔で配置することを要旨と
するものである。また、この発明のパイプコンベヤ用の
支持装置は、支持板を二枚の分割支持板から成る二分割
構造にし、該分割支持板の内側にベルト挿通穴と、該ベ
ルト挿通穴に沿って該挿通穴の中心に対して等角度に配
置された複数本の保形ローラとを設け、前記分割支持板
の分割線を水平方向に対して斜めに形成したことを要旨
とするものである。
【０００８】更に、この発明のパイプコンベヤ用の支持
装置は、ベルト挿通穴を有する支持板と、ベルト挿通穴
の周囲に複数の保形ローラを配置した角度調整支持板と
を相互のベルト挿通穴を同心になるように重ね合わせる
と共に、該角度調整支持板を前記支持板に対して相対回
動可能にしたことを要旨とするものである。このよう
に、ヘッドプーリとテールプーリとの間に所定の間隔で
配設する支持板を、保形ローラの配置がベルト本体の移
動方向で順次変化するように配置することで、輸送中の
ベルトコンベヤを常に円形に近い状態で保持してベルト
本体に局部的な変形が生じないようにすることが出来、
ベルト寿命を延長出来るものである。
装置は、ベルト挿通穴を有する支持板と、ベルト挿通穴
の周囲に複数の保形ローラを配置した角度調整支持板と
を相互のベルト挿通穴を同心になるように重ね合わせる
と共に、該角度調整支持板を前記支持板に対して相対回
動可能にしたことを要旨とするものである。このよう
に、ヘッドプーリとテールプーリとの間に所定の間隔で
配設する支持板を、保形ローラの配置がベルト本体の移
動方向で順次変化するように配置することで、輸送中の
ベルトコンベヤを常に円形に近い状態で保持してベルト
本体に局部的な変形が生じないようにすることが出来、
ベルト寿命を延長出来るものである。
【０００９】また、既存の設備に上記のような支持板を
所定の間隔で配置することでもベルトコンベヤを常に円
形に近い状態で保持してベルト本体に局部的な変形が生
じないようにすることが出来る。
所定の間隔で配置することでもベルトコンベヤを常に円
形に近い状態で保持してベルト本体に局部的な変形が生
じないようにすることが出来る。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき、この発
明の実施形態を説明する。なお、従来例と同一構成要素
は、同一符号を付して説明は省略する。図１は、この発
明を実施したパイプコンべヤの搬送ラインを示す概略構
成図を示し、ヘッドプーリ５ａとテールプーリ５ｂとの
間には、キャリア側のコンベヤベルト４ａと、リターン
側のコンベヤベルト４ｂとをパイプ状に丸めて保持する
保形ローラ３の取付け角度が異なった支持板６ａ，６
ｂ，６ｃが所定の間隔を隔てて設置されている。
明の実施形態を説明する。なお、従来例と同一構成要素
は、同一符号を付して説明は省略する。図１は、この発
明を実施したパイプコンべヤの搬送ラインを示す概略構
成図を示し、ヘッドプーリ５ａとテールプーリ５ｂとの
間には、キャリア側のコンベヤベルト４ａと、リターン
側のコンベヤベルト４ｂとをパイプ状に丸めて保持する
保形ローラ３の取付け角度が異なった支持板６ａ，６
ｂ，６ｃが所定の間隔を隔てて設置されている。
【００１１】第１の支持板６ａは、図２に示すように、
中央部にベルト挿通穴２を備えた二枚の三角形状の分割
支持板７Ａ，７Ａと、前記ベルト挿通穴２の周囲に、該
ベルト挿通穴２の中心Ｏに対して等角度で、かつブラケ
ット２ａに回転自在に取付けられた複数本（この実施形
態では６本）の保形ローラ８とで構成され、二枚の分割
支持板７Ａ，７Ａは、左斜め対角線Ｐ−Ｐの分割線９ａ
で着脱可能に接合されるように構成されている。
中央部にベルト挿通穴２を備えた二枚の三角形状の分割
支持板７Ａ，７Ａと、前記ベルト挿通穴２の周囲に、該
ベルト挿通穴２の中心Ｏに対して等角度で、かつブラケ
ット２ａに回転自在に取付けられた複数本（この実施形
態では６本）の保形ローラ８とで構成され、二枚の分割
支持板７Ａ，７Ａは、左斜め対角線Ｐ−Ｐの分割線９ａ
で着脱可能に接合されるように構成されている。
【００１２】前記分割支持板７Ａ，７Ａのベルト挿通穴
２の周囲には、分割支持板７Ａ，７Ａのコーナ部７ａ，
７ａを中心として前記保形ローラ８が６０°の間隔を隔
てて、かつ所定の取付け角度（パイプ状に丸めたコンベ
ヤベルト４ａ，４ｂと接線方向で接触する角度）で取付
けられている。従って、分割支持板７Ａ，７Ａを接合さ
せた時には、パイプ状に丸められたコンベヤベルト４
ａ，４ｂは、六角形状に配設された６本の保形ローラ８
で支持される。
２の周囲には、分割支持板７Ａ，７Ａのコーナ部７ａ，
７ａを中心として前記保形ローラ８が６０°の間隔を隔
てて、かつ所定の取付け角度（パイプ状に丸めたコンベ
ヤベルト４ａ，４ｂと接線方向で接触する角度）で取付
けられている。従って、分割支持板７Ａ，７Ａを接合さ
せた時には、パイプ状に丸められたコンベヤベルト４
ａ，４ｂは、六角形状に配設された６本の保形ローラ８
で支持される。
【００１３】また、第２の支持板６ｂは、図３に示すよ
うに、分割支持板７Ｂを二分割する分割線９ｂを分割支
持板７Ｂの右斜め対角線上に設けたもので、分割支持板
７Ｂ，７Ｂのベルト挿通穴２の周囲には、分割支持板７
Ｂ，７Ｂのコーナ部７ｂ，７ｂを中心とした保形ローラ
８が６０°の間隔を隔てて、かつ所定の取付け角度で取
付けられている。
うに、分割支持板７Ｂを二分割する分割線９ｂを分割支
持板７Ｂの右斜め対角線上に設けたもので、分割支持板
７Ｂ，７Ｂのベルト挿通穴２の周囲には、分割支持板７
Ｂ，７Ｂのコーナ部７ｂ，７ｂを中心とした保形ローラ
８が６０°の間隔を隔てて、かつ所定の取付け角度で取
付けられている。
【００１４】以上の第１の支持板６ａにおける分割支持
板７Ａ，７Ａと第２の支持板６ｂにおける分割支持板７
Ｂ，７Ｂをパイプコンべヤの搬送ラインに隣接して設置
した場合には、それぞれの分割支持板７Ａ，７Ａ及び７
Ｂ，７Ｂに取付けられた計１２本の保形ローラ８は、周
方向に３０°ずつずれた状態で取付けられ、この取付け
角度の異なる１２角形の１２本の保形ローラ８によりコ
ンベヤベルト４ａ，４ｂが保持されることになる。
板７Ａ，７Ａと第２の支持板６ｂにおける分割支持板７
Ｂ，７Ｂをパイプコンべヤの搬送ラインに隣接して設置
した場合には、それぞれの分割支持板７Ａ，７Ａ及び７
Ｂ，７Ｂに取付けられた計１２本の保形ローラ８は、周
方向に３０°ずつずれた状態で取付けられ、この取付け
角度の異なる１２角形の１２本の保形ローラ８によりコ
ンベヤベルト４ａ，４ｂが保持されることになる。
【００１５】更に第３の支持板６ｃは、図４に示すよう
に、図示しないベルト挿通穴を備えた上下に二分割され
た分割支持板７Ｃ，７Ｃの一側面に、ベルト挿通穴２を
備えた円盤状の角度調整支持板１２を同心になるように
重ね合わせると共に、該角度調整支持板１２を前記分割
支持板７Ｃ，７Ｃに対して相対回動可能に取付けてあ
る。
に、図示しないベルト挿通穴を備えた上下に二分割され
た分割支持板７Ｃ，７Ｃの一側面に、ベルト挿通穴２を
備えた円盤状の角度調整支持板１２を同心になるように
重ね合わせると共に、該角度調整支持板１２を前記分割
支持板７Ｃ，７Ｃに対して相対回動可能に取付けてあ
る。
【００１６】前記角度調整支持板１２のベルト挿通穴２
の周囲には、所定の間隔を隔てて複数本（この実施形態
では６本）の保形ローラ１０がブラケット１０ａを介し
て取付けられ、また角度調整支持板１２の側面の円周方
向には、角度調整用長穴１１が所定の間隔で複数本（こ
の実施形態では６０°間隔で４本）形成され、この角度
調整用長穴１１には、分割支持板７Ｃ，７Ｃに植設され
たピンまたはボルト等の位置決め部材１３が挿通されて
いる。
の周囲には、所定の間隔を隔てて複数本（この実施形態
では６本）の保形ローラ１０がブラケット１０ａを介し
て取付けられ、また角度調整支持板１２の側面の円周方
向には、角度調整用長穴１１が所定の間隔で複数本（こ
の実施形態では６０°間隔で４本）形成され、この角度
調整用長穴１１には、分割支持板７Ｃ，７Ｃに植設され
たピンまたはボルト等の位置決め部材１３が挿通されて
いる。
【００１７】保形ローラ１０の取付け角度の調整は、位
置決め部材１３を緩めて角度調整支持板１２を角度調整
用長穴１１に沿って回転させることで容易に行うことが
出来、従って、パイプコンべヤの搬送ラインのベルト搬
送方向に、保形ローラ１０の取付け角度を順次変化させ
た角度調整支持板１２を隣接して設置することにより多
角形の保形ローラ１０によってコンベヤベルト４ａ，４
ｂが保持されることになる。
置決め部材１３を緩めて角度調整支持板１２を角度調整
用長穴１１に沿って回転させることで容易に行うことが
出来、従って、パイプコンべヤの搬送ラインのベルト搬
送方向に、保形ローラ１０の取付け角度を順次変化させ
た角度調整支持板１２を隣接して設置することにより多
角形の保形ローラ１０によってコンベヤベルト４ａ，４
ｂが保持されることになる。
【００１８】なお、上記の各支持板６ａ〜６ｃでは、保
形ローラ８，１０は６本設けてあるがとくに本数には限
定されず、ローラ本数を増減することは可能である。ま
た、この実施形態では、二分割された分割支持板７Ｃ，
７Ｃの一側面に、ベルト挿通穴２を備えた円盤状の角度
調整支持板１２と保形ローラ１０等を設けてあり、他側
面にも、同様な円盤状の角度調整支持板１２及び保形ロ
ーラ１０を設けたり、または図２及び図３の実施形態に
示すようなベルト挿通穴２の周囲に保形ローラ８を６０
°の間隔を隔てて、かつ所定の取付け角度で取付けるこ
とも可能である。
形ローラ８，１０は６本設けてあるがとくに本数には限
定されず、ローラ本数を増減することは可能である。ま
た、この実施形態では、二分割された分割支持板７Ｃ，
７Ｃの一側面に、ベルト挿通穴２を備えた円盤状の角度
調整支持板１２と保形ローラ１０等を設けてあり、他側
面にも、同様な円盤状の角度調整支持板１２及び保形ロ
ーラ１０を設けたり、または図２及び図３の実施形態に
示すようなベルト挿通穴２の周囲に保形ローラ８を６０
°の間隔を隔てて、かつ所定の取付け角度で取付けるこ
とも可能である。
【００１９】更に、この実施形態では、角度調整支持板
１２の側面に角度調整用長穴１１が形成され、分割支持
板７Ｃ，７Ｃには位置決め部材１３が設けられている
が、角度調整支持板１２に位置決め部材１３を設け、分
割支持板７Ｃ，７Ｃに角度調整用長穴１１を形成しても
良く、更に角度調整用長穴１１の代わりに位置決め部材
１３の係合可能な複数の角度調整用穴を角度調整支持板
１２または分割支持板７Ｃ，７Ｃの周方向に設けても良
い。
１２の側面に角度調整用長穴１１が形成され、分割支持
板７Ｃ，７Ｃには位置決め部材１３が設けられている
が、角度調整支持板１２に位置決め部材１３を設け、分
割支持板７Ｃ，７Ｃに角度調整用長穴１１を形成しても
良く、更に角度調整用長穴１１の代わりに位置決め部材
１３の係合可能な複数の角度調整用穴を角度調整支持板
１２または分割支持板７Ｃ，７Ｃの周方向に設けても良
い。
【００２０】また、角度調整支持板１２の他の実施形態
として、所謂額縁状の中空枠体からなる支持板の中空部
内に角度調整支持板１２を揺動可能に嵌合支持させるこ
とも可能である。次に、パイプ状に丸めたキャリア側の
コンベヤベルト４ａと、リターン側のコンベヤベルト４
ｂとを円形に近い状態で保持するために、パイプコンべ
ヤの搬送ラインに配設する支持板６ａ，６ｂ，６ｃの配
置方法について説明する。
として、所謂額縁状の中空枠体からなる支持板の中空部
内に角度調整支持板１２を揺動可能に嵌合支持させるこ
とも可能である。次に、パイプ状に丸めたキャリア側の
コンベヤベルト４ａと、リターン側のコンベヤベルト４
ｂとを円形に近い状態で保持するために、パイプコンべ
ヤの搬送ラインに配設する支持板６ａ，６ｂ，６ｃの配
置方法について説明する。
【００２１】まず、第１の方法としては、図５及び図６
に示す従来の支持板１が使用されている既存のパイプコ
ンべヤにおいて、その一部に第１〜第３の支持板６ａ〜
６ｃの分割支持板７Ａ，７Ａ，分割支持板７Ｂ，７Ｂ，
分割支持板７Ｃ，７Ｃを配設する場合には、パイプコン
べヤの搬送ラインの一部の支持板１を取外し、分割支持
板７Ａ，７Ａまたは分割支持板７Ｂ，７Ｂまたは分割支
持板７Ｃ，７Ｃに置き換える。
に示す従来の支持板１が使用されている既存のパイプコ
ンべヤにおいて、その一部に第１〜第３の支持板６ａ〜
６ｃの分割支持板７Ａ，７Ａ，分割支持板７Ｂ，７Ｂ，
分割支持板７Ｃ，７Ｃを配設する場合には、パイプコン
べヤの搬送ラインの一部の支持板１を取外し、分割支持
板７Ａ，７Ａまたは分割支持板７Ｂ，７Ｂまたは分割支
持板７Ｃ，７Ｃに置き換える。
【００２２】すると従来の支持板１に取付けられている
保形ローラ３の取付け角度に対して、分割支持板７Ａ，
７Ａまたは分割支持板７Ｂ，７Ｂまたは分割支持板７
Ｃ，７Ｃの保形ローラ保形ローラ８，１０の取付け角度
が若干ずれた状態で取付けられることになるので、パイ
プ状に丸めたキャリア側のコンベヤベルト４ａと、リタ
ーン側のコンベヤベルト４ｂとは、１２角形以上の多角
形の取付け角度から成る保形ローラ８または１２により
保持されて極めて円形に近い状態で保持される。
保形ローラ３の取付け角度に対して、分割支持板７Ａ，
７Ａまたは分割支持板７Ｂ，７Ｂまたは分割支持板７
Ｃ，７Ｃの保形ローラ保形ローラ８，１０の取付け角度
が若干ずれた状態で取付けられることになるので、パイ
プ状に丸めたキャリア側のコンベヤベルト４ａと、リタ
ーン側のコンベヤベルト４ｂとは、１２角形以上の多角
形の取付け角度から成る保形ローラ８または１２により
保持されて極めて円形に近い状態で保持される。
【００２３】これにより、コンベヤベルト４ａ，４ｂが
保形ローラ８または１２と接触する部分の負担が減少
し、局部的な変形もなくなり、コンベヤベルト４ａ，４
ｂに捩じれを発生させたり、ベルトの重ね併せ部分の方
向が逆になり、ベルト端部を傷めたり、被輸送物Ｗが脱
落するのを防止できるものである。また、第１〜第３の
支持板６ａ〜６ｃの第２の配置方法としては、分割支持
板７Ａ，７Ａと分割支持板７Ｂ，７Ｂとを交互に配置し
たり、分割支持板７Ａ，７Ａ及び分割支持板７Ｂ，７Ｂ
と、従来の支持板１とを適当に組合せて配置する方法で
ある。
保形ローラ８または１２と接触する部分の負担が減少
し、局部的な変形もなくなり、コンベヤベルト４ａ，４
ｂに捩じれを発生させたり、ベルトの重ね併せ部分の方
向が逆になり、ベルト端部を傷めたり、被輸送物Ｗが脱
落するのを防止できるものである。また、第１〜第３の
支持板６ａ〜６ｃの第２の配置方法としては、分割支持
板７Ａ，７Ａと分割支持板７Ｂ，７Ｂとを交互に配置し
たり、分割支持板７Ａ，７Ａ及び分割支持板７Ｂ，７Ｂ
と、従来の支持板１とを適当に組合せて配置する方法で
ある。
【００２４】更に、第３の配置方法としては、第１〜第
３の支持板６ａ〜６ｃの分割支持板７Ａ，７Ａ，分割支
持板７Ｂ，７Ｂ，分割支持板７Ｃ，７Ｃを任意に組合せ
て配置したり、または従来の支持板１とを適当に組合せ
て配置する方法である。更に、第１〜第３の支持板６ａ
〜６ｃの分割支持板７Ａ，７Ａ，分割支持板７Ｂ，７
Ｂ，分割支持板７Ｃ，７Ｃの同一支持板を連続的に配置
し、その次に異なった支持板を連続的に配置する方法で
ある。
３の支持板６ａ〜６ｃの分割支持板７Ａ，７Ａ，分割支
持板７Ｂ，７Ｂ，分割支持板７Ｃ，７Ｃを任意に組合せ
て配置したり、または従来の支持板１とを適当に組合せ
て配置する方法である。更に、第１〜第３の支持板６ａ
〜６ｃの分割支持板７Ａ，７Ａ，分割支持板７Ｂ，７
Ｂ，分割支持板７Ｃ，７Ｃの同一支持板を連続的に配置
し、その次に異なった支持板を連続的に配置する方法で
ある。
【００２５】このように、分割支持板７Ａ，７Ａ，分割
支持板７Ｂ，７Ｂ，分割支持板７Ｃ，７Ｃと、従来の支
持板１とを、コンベヤベルト４ａ，４ｂがより円形に近
い状態で保持されるように任意に組合せて配置すること
で、コンベヤベルト４ａ，４ｂが保形ローラ８または１
２と接触する部分の負担が減少し、局部的な変形もなく
なり、コンベヤベルト４ａ，４ｂに捩じれを発生させた
り、ベルトの重ね併せ部分の方向が逆になり、ベルト端
部を傷めたり、被輸送物Ｗが脱落するのを防止できる。
支持板７Ｂ，７Ｂ，分割支持板７Ｃ，７Ｃと、従来の支
持板１とを、コンベヤベルト４ａ，４ｂがより円形に近
い状態で保持されるように任意に組合せて配置すること
で、コンベヤベルト４ａ，４ｂが保形ローラ８または１
２と接触する部分の負担が減少し、局部的な変形もなく
なり、コンベヤベルト４ａ，４ｂに捩じれを発生させた
り、ベルトの重ね併せ部分の方向が逆になり、ベルト端
部を傷めたり、被輸送物Ｗが脱落するのを防止できる。
【００２６】
【発明の効果】この発明は、上記のように支持板のベル
ト挿通穴の周囲に配置した保形ローラの配置を、ベルト
本体の移動方向に隣接する支持板間でベルト挿通穴の周
方向に順次変位させることが出来るので、保形ローラの
取付け角度を任意の角度に設定し、輸送中のベルトコン
ベヤを常に円形に近い状態で保持してベルト本体に局部
的な変形が生じないようにすることが出来、この結果ベ
ルト寿命を延長出来る。
ト挿通穴の周囲に配置した保形ローラの配置を、ベルト
本体の移動方向に隣接する支持板間でベルト挿通穴の周
方向に順次変位させることが出来るので、保形ローラの
取付け角度を任意の角度に設定し、輸送中のベルトコン
ベヤを常に円形に近い状態で保持してベルト本体に局部
的な変形が生じないようにすることが出来、この結果ベ
ルト寿命を延長出来る。
【００２７】また、保形ローラの取付け角度を任意に調
整出来る支持板を使用することで、既存のパイプコンベ
ヤ搬送ラインに使用される支持板の一部の交換も容易に
行うことが出来ると共に、安価に設備の改善を行うこと
が出来る。
整出来る支持板を使用することで、既存のパイプコンベ
ヤ搬送ラインに使用される支持板の一部の交換も容易に
行うことが出来ると共に、安価に設備の改善を行うこと
が出来る。
【図１】この発明を実施したパイプコンべヤの搬送ライ
ンを示す概略構成図である。
ンを示す概略構成図である。
【図２】支持板の左斜め対角線上に支持板を左斜めに二
分割する分割線を形成した図１のＡーＡ矢視側面図であ
る。
分割する分割線を形成した図１のＡーＡ矢視側面図であ
る。
【図３】支持板を二分割する分割線を支持板の右斜め対
角線上に設けた図１のＣーＣ矢視側面図である。
角線上に設けた図１のＣーＣ矢視側面図である。
【図４】支持板の側面に保形ローラを取付けた円盤状の
角度調整支持板を取付けた図１のＢーＢ矢視斜視図であ
る。
角度調整支持板を取付けた図１のＢーＢ矢視斜視図であ
る。
【図５】従来の支持板の正面図である。
【図６】図５の側面図である。
１ 支持板 ２ ベルト挿通穴 ２ａ ブラケット ３ 保形ローラ ４ コンべヤベルト ４ａ キャリア側のコンベヤベルト ４ｂ リターン側
のコンベヤベルト ５ａ ヘッドプーリ ５ｂ テールプー
リ ６ａ〜６ｃ 支持板 ７Ａ 分割支持
板 ７Ｂ 分割支持板 ７Ｃ 分割支持板 ８ 保形ローラ ９ａ，９ｂ 分割線 １０ 保形ローラ １０ａ ブラケット １１ 角度調整用長穴 １２ 円盤状の角度
調整支持板 １３ 位置決め部材 Ｐ−Ｐ 対角線
のコンベヤベルト ５ａ ヘッドプーリ ５ｂ テールプー
リ ６ａ〜６ｃ 支持板 ７Ａ 分割支持
板 ７Ｂ 分割支持板 ７Ｃ 分割支持板 ８ 保形ローラ ９ａ，９ｂ 分割線 １０ 保形ローラ １０ａ ブラケット １１ 角度調整用長穴 １２ 円盤状の角度
調整支持板 １３ 位置決め部材 Ｐ−Ｐ 対角線
Claims (11)
- 【請求項１】 ベルト本体が掛け回されたヘッドプーリ
とテールプーリとの間に、ベルト本体の移動方向に沿っ
て、ベルト挿通穴と該ベルト挿通穴の周囲に配置した複
数本の保形ローラとを有する支持板を所定の間隔を隔て
て設置し、前記ベルト本体をベルト挿通穴に円筒状に変
形させた状態で通過させるようにしたパイプコンベヤに
おいて、 前記支持板のベルト挿通穴の周囲に配置した保形ローラ
の配置を、ベルト本体の移動方向に隣接する支持板間で
ベルト挿通穴の周方向に順次変位させるようにしたパイ
プコンベヤ。 - 【請求項２】 前記支持板を二分割型構造にすると共
に、該支持板に設けた保形ローラをベルト挿通穴の中心
に対して等角度に配置し、前記分割板の分割線の水平方
向に対する角度を前記ベルトの移動方向に隣接する支持
板間で互いに異ならせた請求項１に記載のパイプコンベ
ヤ。 - 【請求項３】 ヘッドプーリとテールプーリとに掛け回
したベルト本体を、ヘッドプーリとテールプーリとの間
に設置した複数枚の支持板のベルト挿通穴に挿通させる
と共に、該ベルト挿通穴の周囲に配設した複数本の保形
ローラによりパイプ状に丸めたベルト本体を保持させて
搬送するパイプコンベヤにおける支持板の配列方法にお
いて、 前記ヘッドプーリとテールプーリとの間のベルト搬送ラ
インに、ベルト挿通穴の中心に対して保形ローラの取付
け角度を任意に設定できる少なくとも一枚以上の支持板
を所定の間隔で配置するパイプコンベヤにおける支持板
の配列方法。 - 【請求項４】 周囲に複数本の保形ローラを備えた支持
板と、支持板の分割線を対角線上に形成し、かつ各分割
された分割支持板のベルト挿通穴の周囲に複数本の保形
ローラを配設した第１または第２の支持板と、ベルト挿
通穴を備えた支持板の側面にベルト挿通穴の周囲に複数
本の保形ローラを備えた円盤状の角度調整支持板を回転
可能に取付けた第３の支持板とをベルトコンベヤが常に
円形に近い状態で保持できるように任意の位置に配置す
る請求項３に記載のパイプコンベヤにおける支持板の配
列方法。 - 【請求項５】 ベルトコンベヤが常に円形に近い状態で
保持できるように異なる支持板を交互に配置する請求項
３または４に記載のパイプコンベヤにおける支持板の配
列方法。 - 【請求項６】 ベルトコンベヤが常に円形に近い状態で
保持できるように同一の支持板を複数枚連続的に配置し
た後、異なる支持板を複数枚連続して配置する請求項
３，４または５に記載のパイプコンベヤにおける支持板
の配列方法。 - 【請求項７】 ベルトコンベヤが常に円形に近い状態で
保持できるように第３の支持板の角度調整支持板を角度
に変化を持たせて連続的に配置する請求項３，４，５ま
たは６に記載のパイプコンベヤにおける支持板の配列方
法。 - 【請求項８】 支持板を二枚の分割支持板から成る二分
割構造にし、該分割支持板の内側にベルト挿通穴と、該
ベルト挿通穴に沿って該挿通穴の中心に対して等角度に
配置された複数本の保形ローラとを設け、前記分割支持
板の分割線を水平方向に対して斜めに形成したパイプコ
ンベヤ用の支持装置。 - 【請求項９】 ベルト挿通穴を有する支持板と、ベルト
挿通穴の周囲に複数の保形ローラを配置した円盤状の角
度調整支持板とを相互のベルト挿通穴が同心になるよう
に重ね合わせると共に、該角度調整支持板を前記支持板
に対して相対回動可能にしたパイプコンベヤ用の支持装
置。 - 【請求項１０】 前記円盤状の角度調整支持板は、ベル
ト挿通穴を有する支持板及び角度調整支持板に形成した
複数の角度調製用の穴とピンとを介して保形ローラの取
付け角度を任意に調製出来るようにした請求項９に記載
のパイプコンベヤ用の支持装置。 - 【請求項１１】 前記円盤状の角度調整支持板は、中空
枠体からなる支持板の中空部内に支持部材を介して揺動
可能に嵌合支持させた請求項９または１０に記載のパイ
プコンベヤ用の支持装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28544597A JPH11116018A (ja) | 1997-10-17 | 1997-10-17 | パイプコンベヤ及びパイプコンベヤにおける支持板の配列方法，パイプコンベヤ用の支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28544597A JPH11116018A (ja) | 1997-10-17 | 1997-10-17 | パイプコンベヤ及びパイプコンベヤにおける支持板の配列方法，パイプコンベヤ用の支持装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11116018A true JPH11116018A (ja) | 1999-04-27 |
Family
ID=17691616
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28544597A Pending JPH11116018A (ja) | 1997-10-17 | 1997-10-17 | パイプコンベヤ及びパイプコンベヤにおける支持板の配列方法，パイプコンベヤ用の支持装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11116018A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6971508B2 (en) | 2001-03-15 | 2005-12-06 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Belt conveyor and auxiliary equipment thereof |
| WO2016148134A1 (ja) * | 2015-03-16 | 2016-09-22 | 株式会社ブリヂストン | パイプコンベヤ |
| CN110615254A (zh) * | 2019-10-23 | 2019-12-27 | 山东钢铁股份有限公司 | 一种皮带机的使用方法、一种托辊组件及一种皮带机 |
-
1997
- 1997-10-17 JP JP28544597A patent/JPH11116018A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6971508B2 (en) | 2001-03-15 | 2005-12-06 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Belt conveyor and auxiliary equipment thereof |
| US7325673B2 (en) | 2001-03-15 | 2008-02-05 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Belt conveyor and associated equipment |
| WO2016148134A1 (ja) * | 2015-03-16 | 2016-09-22 | 株式会社ブリヂストン | パイプコンベヤ |
| CN110615254A (zh) * | 2019-10-23 | 2019-12-27 | 山东钢铁股份有限公司 | 一种皮带机的使用方法、一种托辊组件及一种皮带机 |
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