JPH11115921A - 結束帯処理装置およびこの結束帯処理装置を備えた紙葉類処理装置 - Google Patents
結束帯処理装置およびこの結束帯処理装置を備えた紙葉類処理装置Info
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- JPH11115921A JPH11115921A JP27915697A JP27915697A JPH11115921A JP H11115921 A JPH11115921 A JP H11115921A JP 27915697 A JP27915697 A JP 27915697A JP 27915697 A JP27915697 A JP 27915697A JP H11115921 A JPH11115921 A JP H11115921A
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- band
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- Control And Other Processes For Unpacking Of Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】この発明は、紙葉類を結束した結束帯を確実且
つ安定して除去・収納できる結束帯処理装置およびこの
結束帯処理装置を備えた紙葉類処理装置を提供する。 【解決手段】結束帯処理装置は、切断されて収納待機位
置に配置された大帯をカセットのスリット内に押込む押
込機構26を有している。押込機構26は、大帯の上方
に配置された押込板61、および押込板61との間で大
帯を挟持するクランプアーム62を備えている。大帯を
収納する際には、押込板61が下降され、クランプアー
ム62との間に大帯が挟持され、大帯を挟持したままの
状態で押込板61が更に下降され、大帯がスリットの最
下端まで押込まれる。大帯が収納されて押込板61がス
リットから引き抜かれる際に、カムの作用により、クラ
ンプアーム62が押込板61から僅かに離間され、大帯
の拘束が解除される。
つ安定して除去・収納できる結束帯処理装置およびこの
結束帯処理装置を備えた紙葉類処理装置を提供する。 【解決手段】結束帯処理装置は、切断されて収納待機位
置に配置された大帯をカセットのスリット内に押込む押
込機構26を有している。押込機構26は、大帯の上方
に配置された押込板61、および押込板61との間で大
帯を挟持するクランプアーム62を備えている。大帯を
収納する際には、押込板61が下降され、クランプアー
ム62との間に大帯が挟持され、大帯を挟持したままの
状態で押込板61が更に下降され、大帯がスリットの最
下端まで押込まれる。大帯が収納されて押込板61がス
リットから引き抜かれる際に、カムの作用により、クラ
ンプアーム62が押込板61から僅かに離間され、大帯
の拘束が解除される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、所定枚数の紙葉
類を結束した結束帯を切断し、切断した結束帯を紙葉類
から分離し、分離した結束帯を収納する結束帯処理装置
およびこの結束帯処理装置を備えた紙葉類処理装置に関
する。
類を結束した結束帯を切断し、切断した結束帯を紙葉類
から分離し、分離した結束帯を収納する結束帯処理装置
およびこの結束帯処理装置を備えた紙葉類処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数枚の紙葉類を結束した結束帯
を切断して所定の収納容器へ収納する結束帯処理装置と
して、結束帯を所定位置で切断するカッター、切断した
結束帯を保持して紙葉類から分離する帯キャッチ、分離
した結束帯を収納する結束帯収納カセット、および帯キ
ャッチにより分離された結束帯を結束帯収納カセット内
に押し込む押込板を有する装置が知られている。
を切断して所定の収納容器へ収納する結束帯処理装置と
して、結束帯を所定位置で切断するカッター、切断した
結束帯を保持して紙葉類から分離する帯キャッチ、分離
した結束帯を収納する結束帯収納カセット、および帯キ
ャッチにより分離された結束帯を結束帯収納カセット内
に押し込む押込板を有する装置が知られている。
【0003】結束帯収納カセットは、結束帯を伴う押込
板を挿入させるスリットを有し、スリットの一側に結束
帯を収納する収納部が設けられている。押込板は、結束
帯の略中央位置を折り曲げるようにこの中央位置を下方
に押し下げ、結束帯をスリット内に導くように作用す
る。
板を挿入させるスリットを有し、スリットの一側に結束
帯を収納する収納部が設けられている。押込板は、結束
帯の略中央位置を折り曲げるようにこの中央位置を下方
に押し下げ、結束帯をスリット内に導くように作用す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の結束帯処理装置においては、押込板にて
結束帯を結束帯収納カセットのスリット内に押し込む際
に、押込板が結束帯を空振りして結束帯が脱落して収納
されなかったり、結束帯がスキューした状態でスリット
内に押し込まれて結束帯の収納状態が安定しなかったり
といった問題があった。
たような従来の結束帯処理装置においては、押込板にて
結束帯を結束帯収納カセットのスリット内に押し込む際
に、押込板が結束帯を空振りして結束帯が脱落して収納
されなかったり、結束帯がスキューした状態でスリット
内に押し込まれて結束帯の収納状態が安定しなかったり
といった問題があった。
【0005】この発明は、以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、紙葉類を結束した結束帯を確実且つ安
定して除去・収納できる結束帯処理装置およびこの結束
帯処理装置を備えた紙葉類処理装置を提供することにあ
る。
で、その目的は、紙葉類を結束した結束帯を確実且つ安
定して除去・収納できる結束帯処理装置およびこの結束
帯処理装置を備えた紙葉類処理装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明のうち請求項1記載の結束帯処理装置は、
所定枚数の紙葉類を結束した結束帯を切断する切断手段
と、上記切断手段にて切断した結束帯を上記紙葉類から
分離して所定の収納待機位置へ配置する分離手段と、上
記収納待機位置に対向して設けられ、上記分離手段にて
分離された結束帯を収納する収納容器と、上記分離手段
にて上記収納待機位置へ配置された結束帯を上記収納容
器へ押込む押込部材と、上記収納待機位置と収納容器と
の間に待機され、上記押込部材との間で上記結束帯を挟
持して上記結束帯を拘束した状態で上記押込部材に従動
される挟持部材と、を備えている。
め、この発明のうち請求項1記載の結束帯処理装置は、
所定枚数の紙葉類を結束した結束帯を切断する切断手段
と、上記切断手段にて切断した結束帯を上記紙葉類から
分離して所定の収納待機位置へ配置する分離手段と、上
記収納待機位置に対向して設けられ、上記分離手段にて
分離された結束帯を収納する収納容器と、上記分離手段
にて上記収納待機位置へ配置された結束帯を上記収納容
器へ押込む押込部材と、上記収納待機位置と収納容器と
の間に待機され、上記押込部材との間で上記結束帯を挟
持して上記結束帯を拘束した状態で上記押込部材に従動
される挟持部材と、を備えている。
【0007】上記請求項1記載の結束帯処理装置による
と、切断されて収納待機位置へ配置された結束帯を収納
容器へ押込む際に、押込部材と挟持部材により結束帯を
挟持拘束しつつ結束帯を収納する。このため、収納途中
で結束帯が脱落することを防止でき、結束帯を安定した
姿勢で確実に収納できる。
と、切断されて収納待機位置へ配置された結束帯を収納
容器へ押込む際に、押込部材と挟持部材により結束帯を
挟持拘束しつつ結束帯を収納する。このため、収納途中
で結束帯が脱落することを防止でき、結束帯を安定した
姿勢で確実に収納できる。
【0008】また、この発明のうち請求項2記載の結束
帯処理装置は、所定枚数の紙葉類を結束した結束帯を切
断する切断手段と、上記切断手段にて切断した結束帯を
上記紙葉類から分離して所定の収納待機位置へ配置する
分離手段と、上記収納待機位置に対向して設けられ、上
記分離手段にて分離された結束帯を収納する収納容器
と、上記分離手段にて上記収納待機位置へ配置された結
束帯を上記収納容器へ押込む押込部材と、上記収納待機
位置と収納容器との間に待機され、上記押込部材との間
で上記結束帯を挟持して上記結束帯を拘束した状態で上
記押込部材に従動される挟持部材と、上記押込部材と挟
持部材により挟持された状態で上記収納容器へ押込まれ
た結束帯を整位して収納する整位収納手段と、を備えて
いる。
帯処理装置は、所定枚数の紙葉類を結束した結束帯を切
断する切断手段と、上記切断手段にて切断した結束帯を
上記紙葉類から分離して所定の収納待機位置へ配置する
分離手段と、上記収納待機位置に対向して設けられ、上
記分離手段にて分離された結束帯を収納する収納容器
と、上記分離手段にて上記収納待機位置へ配置された結
束帯を上記収納容器へ押込む押込部材と、上記収納待機
位置と収納容器との間に待機され、上記押込部材との間
で上記結束帯を挟持して上記結束帯を拘束した状態で上
記押込部材に従動される挟持部材と、上記押込部材と挟
持部材により挟持された状態で上記収納容器へ押込まれ
た結束帯を整位して収納する整位収納手段と、を備えて
いる。
【0009】また、この発明のうち請求項3記載の結束
帯処理装置は、所定枚数の紙葉類を結束した結束帯を切
断する切断手段と、上記切断手段にて切断した結束帯を
上記紙葉類から分離して所定の収納待機位置へ略水平方
向に延びて配置する分離手段と、上記収納待機位置の下
方に離間して設けられ、略鉛直方向に延びたスリットを
有し、上記分離手段にて上記収納待機位置へ配置された
結束帯を上記スリットを通して収納する収納容器と、上
記収納待機位置の上方から上記スリット内に移動可能に
設けられ、上記分離手段にて上記収納待機位置へ配置さ
れた結束帯を上記スリットを通して上記収納容器へ押込
む押込部材と、上記収納待機位置と収納容器との間に待
機され、上記押込部材との間で上記結束帯を挟持して上
記結束帯を拘束した状態で上記押込部材に従動され、上
記押込部材とともに上記スリット内に押込まれる挟持部
材と、上記押込部材と挟持部材により挟持された状態で
上記収納容器へ押込まれた結束帯を整位して収納する整
位収納手段と、上記結束帯が上記整位手段にて整位され
た後、上記結束帯の拘束を解除しつつ上記押込部材およ
び挟持部材を上記スリットから引き抜く引き抜き手段
と、を備えている。
帯処理装置は、所定枚数の紙葉類を結束した結束帯を切
断する切断手段と、上記切断手段にて切断した結束帯を
上記紙葉類から分離して所定の収納待機位置へ略水平方
向に延びて配置する分離手段と、上記収納待機位置の下
方に離間して設けられ、略鉛直方向に延びたスリットを
有し、上記分離手段にて上記収納待機位置へ配置された
結束帯を上記スリットを通して収納する収納容器と、上
記収納待機位置の上方から上記スリット内に移動可能に
設けられ、上記分離手段にて上記収納待機位置へ配置さ
れた結束帯を上記スリットを通して上記収納容器へ押込
む押込部材と、上記収納待機位置と収納容器との間に待
機され、上記押込部材との間で上記結束帯を挟持して上
記結束帯を拘束した状態で上記押込部材に従動され、上
記押込部材とともに上記スリット内に押込まれる挟持部
材と、上記押込部材と挟持部材により挟持された状態で
上記収納容器へ押込まれた結束帯を整位して収納する整
位収納手段と、上記結束帯が上記整位手段にて整位され
た後、上記結束帯の拘束を解除しつつ上記押込部材およ
び挟持部材を上記スリットから引き抜く引き抜き手段
と、を備えている。
【0010】また、上記請求項3記載の結束帯処理装置
において、上記押込部材および挟持部材が互いに対向す
る部分には、互いに歯合する凹凸が形成されている。
において、上記押込部材および挟持部材が互いに対向す
る部分には、互いに歯合する凹凸が形成されている。
【0011】また、この発明のうち請求項5記載の紙葉
類処理装置は、所定枚数の紙葉類を施封帯により施封し
た把を所定数集積して結束帯により結束した束を受け入
れる受入手段と、上記受入手段にて受け入れた束の結束
帯を切断する切断手段と、上記切断手段にて切断した結
束帯を上記紙葉類から分離して所定の収納待機位置へ配
置する分離手段と、上記収納待機位置に対向して設けら
れ、上記分離手段にて分離された結束帯を収納する収納
容器と、上記分離手段にて上記収納待機位置へ配置され
た結束帯を上記収納容器へ押込む押込部材と、上記収納
待機位置と収納容器との間に待機され、上記押込部材と
の間で上記結束帯を挟持して上記結束帯を拘束した状態
で上記押込部材に従動される挟持部材と、上記分離手段
にて結束帯が分離された後、結束解除された各把の施封
帯を切断して除去する施封帯処理手段と、上記施封帯処
理手段にて施封解除された紙葉類を検査する検査手段
と、を備えている。
類処理装置は、所定枚数の紙葉類を施封帯により施封し
た把を所定数集積して結束帯により結束した束を受け入
れる受入手段と、上記受入手段にて受け入れた束の結束
帯を切断する切断手段と、上記切断手段にて切断した結
束帯を上記紙葉類から分離して所定の収納待機位置へ配
置する分離手段と、上記収納待機位置に対向して設けら
れ、上記分離手段にて分離された結束帯を収納する収納
容器と、上記分離手段にて上記収納待機位置へ配置され
た結束帯を上記収納容器へ押込む押込部材と、上記収納
待機位置と収納容器との間に待機され、上記押込部材と
の間で上記結束帯を挟持して上記結束帯を拘束した状態
で上記押込部材に従動される挟持部材と、上記分離手段
にて結束帯が分離された後、結束解除された各把の施封
帯を切断して除去する施封帯処理手段と、上記施封帯処
理手段にて施封解除された紙葉類を検査する検査手段
と、を備えている。
【0012】また、この発明のうち請求項6記載の紙葉
類処理装置は、所定枚数の紙葉類を施封帯により施封し
た把を所定数集積して結束帯により結束した束を受け入
れる受入手段と、上記受入手段にて受け入れた束の結束
帯を切断する切断手段と、上記切断手段にて切断した結
束帯を上記紙葉類から分離して所定の収納待機位置へ配
置する分離手段と、上記収納待機位置に対向して設けら
れ、上記分離手段にて分離された結束帯を収納する収納
容器と、上記分離手段にて上記収納待機位置へ配置され
た結束帯を上記収納容器へ押込む押込部材と、上記収納
待機位置と収納容器との間に待機され、上記押込部材と
の間で上記結束帯を挟持して上記結束帯を拘束した状態
で上記押込部材に従動される挟持部材と、上記押込部材
と挟持部材により挟持された状態で上記収納容器へ押込
まれた結束帯を整位して収納する整位収納手段と、上記
分離手段にて結束帯が分離された後、結束解除された各
把の施封帯を切断して除去する施封帯処理手段と、上記
施封帯処理手段にて施封解除された紙葉類を検査する検
査手段と、を備えている。
類処理装置は、所定枚数の紙葉類を施封帯により施封し
た把を所定数集積して結束帯により結束した束を受け入
れる受入手段と、上記受入手段にて受け入れた束の結束
帯を切断する切断手段と、上記切断手段にて切断した結
束帯を上記紙葉類から分離して所定の収納待機位置へ配
置する分離手段と、上記収納待機位置に対向して設けら
れ、上記分離手段にて分離された結束帯を収納する収納
容器と、上記分離手段にて上記収納待機位置へ配置され
た結束帯を上記収納容器へ押込む押込部材と、上記収納
待機位置と収納容器との間に待機され、上記押込部材と
の間で上記結束帯を挟持して上記結束帯を拘束した状態
で上記押込部材に従動される挟持部材と、上記押込部材
と挟持部材により挟持された状態で上記収納容器へ押込
まれた結束帯を整位して収納する整位収納手段と、上記
分離手段にて結束帯が分離された後、結束解除された各
把の施封帯を切断して除去する施封帯処理手段と、上記
施封帯処理手段にて施封解除された紙葉類を検査する検
査手段と、を備えている。
【0013】また、この発明のうち請求項7記載の紙葉
類処理装置は、所定枚数の紙葉類を施封帯により施封し
た把を所定数集積して結束帯により結束した束を受け入
れる受入手段と、上記受入手段にて受け入れた束の結束
帯を切断する切断手段と、上記切断手段にて切断した結
束帯を上記紙葉類から分離して所定の収納待機位置へ略
水平方向に延びて配置する分離手段と、上記収納待機位
置の下方に離間して設けられ、略鉛直方向に延びたスリ
ットを有し、上記分離手段にて上記収納待機位置へ配置
された結束帯を上記スリットを通して収納する収納容器
と、上記収納待機位置の上方から上記スリット内に移動
可能に設けられ、上記分離手段にて上記収納待機位置へ
配置された結束帯を上記スリットを通して上記収納容器
へ押込む押込部材と、上記収納待機位置と収納容器との
間に待機され、上記押込部材との間で上記結束帯を挟持
して上記結束帯を拘束した状態で上記押込部材に従動さ
れ、上記押込部材とともに上記スリット内に押込まれる
挟持部材と、上記押込部材と挟持部材により挟持された
状態で上記収納容器へ押込まれた結束帯を整位して収納
する整位収納手段と、上記結束帯が上記整位手段にて整
位された後、上記結束帯の拘束を解除しつつ上記押込部
材および挟持部材を上記スリットから引き抜く引き抜き
手段と、上記分離手段にて結束帯が分離された後、結束
解除された各把の施封帯を切断して除去する施封帯処理
手段と、上記施封帯処理手段にて施封解除された紙葉類
を検査する検査手段と、を備えている。
類処理装置は、所定枚数の紙葉類を施封帯により施封し
た把を所定数集積して結束帯により結束した束を受け入
れる受入手段と、上記受入手段にて受け入れた束の結束
帯を切断する切断手段と、上記切断手段にて切断した結
束帯を上記紙葉類から分離して所定の収納待機位置へ略
水平方向に延びて配置する分離手段と、上記収納待機位
置の下方に離間して設けられ、略鉛直方向に延びたスリ
ットを有し、上記分離手段にて上記収納待機位置へ配置
された結束帯を上記スリットを通して収納する収納容器
と、上記収納待機位置の上方から上記スリット内に移動
可能に設けられ、上記分離手段にて上記収納待機位置へ
配置された結束帯を上記スリットを通して上記収納容器
へ押込む押込部材と、上記収納待機位置と収納容器との
間に待機され、上記押込部材との間で上記結束帯を挟持
して上記結束帯を拘束した状態で上記押込部材に従動さ
れ、上記押込部材とともに上記スリット内に押込まれる
挟持部材と、上記押込部材と挟持部材により挟持された
状態で上記収納容器へ押込まれた結束帯を整位して収納
する整位収納手段と、上記結束帯が上記整位手段にて整
位された後、上記結束帯の拘束を解除しつつ上記押込部
材および挟持部材を上記スリットから引き抜く引き抜き
手段と、上記分離手段にて結束帯が分離された後、結束
解除された各把の施封帯を切断して除去する施封帯処理
手段と、上記施封帯処理手段にて施封解除された紙葉類
を検査する検査手段と、を備えている。
【0014】また、上記請求項7記載の紙葉類処理装置
において、上記押込部材および挟持部材が互いに対向す
る部分には、互いに歯合する凹凸が形成されている。
において、上記押込部材および挟持部材が互いに対向す
る部分には、互いに歯合する凹凸が形成されている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について詳細に説明する。
明の実施の形態について詳細に説明する。
【0016】図1に示すように、この発明の紙葉類処理
装置1は、未検査の紙葉類の束を受入れるとともに検査
済みの紙葉類の束を取出す束処理機2(受入手段)を備
えている。この束処理機2は、コンベア4を介して検査
機6(検査手段)に接続されている。コンベア4と検査
機6との間には、検査機6に投入する紙葉類の束を結束
解除する前処理機10が配設されている。
装置1は、未検査の紙葉類の束を受入れるとともに検査
済みの紙葉類の束を取出す束処理機2(受入手段)を備
えている。この束処理機2は、コンベア4を介して検査
機6(検査手段)に接続されている。コンベア4と検査
機6との間には、検査機6に投入する紙葉類の束を結束
解除する前処理機10が配設されている。
【0017】例えば、100枚の紙葉類pを小帯k(施
封帯)により施封した把tを10把集積して大帯K(結
束帯)により十文字結束した束T(図2参照)が束処理
機2を介して紙葉類処理装置1に投入される。
封帯)により施封した把tを10把集積して大帯K(結
束帯)により十文字結束した束T(図2参照)が束処理
機2を介して紙葉類処理装置1に投入される。
【0018】紙葉類の束Tが束処理機2に投入され、コ
ンベア4を介して前処理機10へ搬送されると、前処理
機10は、搬送された紙葉類の束Tから大帯Kを切断し
て除去するとともに、10個のバラ把tの各々から小帯
kを切断して除去し、紙葉類の束Tを1枚づつの紙葉類
pにバラして集積した状態で検査機6に供給する。
ンベア4を介して前処理機10へ搬送されると、前処理
機10は、搬送された紙葉類の束Tから大帯Kを切断し
て除去するとともに、10個のバラ把tの各々から小帯
kを切断して除去し、紙葉類の束Tを1枚づつの紙葉類
pにバラして集積した状態で検査機6に供給する。
【0019】検査機6では、前処理機10により一枚づ
つにバラにされた複数枚の紙葉類pを一枚づつ取出して
検査し、この検査の結果、再使用可能と判断された紙葉
類100枚を小帯kにより再び施封して把t´とし、1
0把を大帯Kにより結束して束T´とする。そして、検
査機6により再使用可能と判断されて結束された紙葉類
の束T´がコンベア4を介して逆方向に搬送され、束処
理機2を介して取出される。
つにバラにされた複数枚の紙葉類pを一枚づつ取出して
検査し、この検査の結果、再使用可能と判断された紙葉
類100枚を小帯kにより再び施封して把t´とし、1
0把を大帯Kにより結束して束T´とする。そして、検
査機6により再使用可能と判断されて結束された紙葉類
の束T´がコンベア4を介して逆方向に搬送され、束処
理機2を介して取出される。
【0020】図2には、前処理機10の概略構成を示し
てある。前処理機10は、コンベア4を介して束処理機
2から搬送された束Tを取込む取込み部A、取込み部A
を介して取込まれた束Tの大帯Kを切断して除去する大
帯処理部B、大帯Kが除去された集積状態の10個の把
t(以下、集積把と称する)をその集積方向に挟持した
状態で向きを変える方向変換部C、方向変換部Cを介し
て供給された集積把から1把づつ切り出す切出し部D、
切出し部Dにより切り出された把tの小帯kの糊を剥が
す糊剥がし部E、糊が剥がされた小帯kを切断して除去
する小帯処理部F(施封帯処理手段)、および、切出し
部Dによって切出された把tを糊剥がし部Eおよび小帯
処理部Fを介して検査機6に向けて搬送する搬送部Gを
備えている。
てある。前処理機10は、コンベア4を介して束処理機
2から搬送された束Tを取込む取込み部A、取込み部A
を介して取込まれた束Tの大帯Kを切断して除去する大
帯処理部B、大帯Kが除去された集積状態の10個の把
t(以下、集積把と称する)をその集積方向に挟持した
状態で向きを変える方向変換部C、方向変換部Cを介し
て供給された集積把から1把づつ切り出す切出し部D、
切出し部Dにより切り出された把tの小帯kの糊を剥が
す糊剥がし部E、糊が剥がされた小帯kを切断して除去
する小帯処理部F(施封帯処理手段)、および、切出し
部Dによって切出された把tを糊剥がし部Eおよび小帯
処理部Fを介して検査機6に向けて搬送する搬送部Gを
備えている。
【0021】しかして、コンベア4を介して搬送された
束Tは、取込み部Aを介して前処理機10内に取込ま
れ、大帯処理部Bにて大帯Kが切断除去される。大帯処
理部Bにて大帯Kが除去されて結束解除された状態の集
積把は、図示しない挟持部材によって挟持された状態
で、方向変換部Cを介して方向変換され、その後、集積
方向に沿って切出し部Dに向けて供給される。
束Tは、取込み部Aを介して前処理機10内に取込ま
れ、大帯処理部Bにて大帯Kが切断除去される。大帯処
理部Bにて大帯Kが除去されて結束解除された状態の集
積把は、図示しない挟持部材によって挟持された状態
で、方向変換部Cを介して方向変換され、その後、集積
方向に沿って切出し部Dに向けて供給される。
【0022】切出し部Dには、糊剥がし部Eに向けて上
方に延びたリフトコンベアdが設けられ、方向変換部C
と切出し部Dとの間には、集積把をそのままの状態でそ
の集積方向へ搬送し、端部に位置した把tをリフトコン
ベアdに所定圧力で押付ける図示しない搬送機構が設け
られている。しかして、集積把の端部に位置した把tか
らリフトコンベアdによって1把づつ切出され、その度
に搬送機構によって集積把が1把tの厚さ分だけリフト
コンベアdに向けて移動される。このように、把tは、
1把づつ切出される。
方に延びたリフトコンベアdが設けられ、方向変換部C
と切出し部Dとの間には、集積把をそのままの状態でそ
の集積方向へ搬送し、端部に位置した把tをリフトコン
ベアdに所定圧力で押付ける図示しない搬送機構が設け
られている。しかして、集積把の端部に位置した把tか
らリフトコンベアdによって1把づつ切出され、その度
に搬送機構によって集積把が1把tの厚さ分だけリフト
コンベアdに向けて移動される。このように、把tは、
1把づつ切出される。
【0023】切出し部Dによって1把づつ切出された把
tは、搬送部Gを介して検査機6に向けて搬送される。
その途中、糊剥し部Eにおいて、小帯kと端部の紙葉類
pとの間の糊が剥がされる。そして、糊剥がし処理がな
された把tの小帯kが、小帯処理部Fにて切断除去さ
れ、バラ積みの状態にされた複数枚の紙葉類pが検査機
6へ供給される。
tは、搬送部Gを介して検査機6に向けて搬送される。
その途中、糊剥し部Eにおいて、小帯kと端部の紙葉類
pとの間の糊が剥がされる。そして、糊剥がし処理がな
された把tの小帯kが、小帯処理部Fにて切断除去さ
れ、バラ積みの状態にされた複数枚の紙葉類pが検査機
6へ供給される。
【0024】次に、上述した大帯処理部Bに設けられた
この発明の結束帯処理装置について詳細に説明する。図
3に示すように、結束帯処理装置20は、取込み部Aか
ら大帯処理部Bに取込まれた束Tを所定の切断位置で載
置する載置部21と、載置部21にて切断位置に配置さ
れた束Tの大帯K、即ち横帯K1 および縦帯K2 を切断
する大帯切断機構22(切断手段)と、切断した大帯K
を保持するとともにこの大帯Kを束Tから分離して所定
の収納待機位置へ配置する大帯キャッチ24(分離手
段)と、切断された大帯Kを収納する収納容器としての
大帯収納カセット25(以下、単にカセット25と称す
る)と、大帯キャッチ24により収納待機位置に配置さ
れた大帯Kをカセット25内に押し込んで収納する大帯
押込収納機構26(以下、単に押込機構26と称する)
と、カセット25内に押し込んだ大帯Kを所定位置へ整
位させる整位手段としての大帯整位機構28(以下、単
に整位機構28と称する)と、を有している。
この発明の結束帯処理装置について詳細に説明する。図
3に示すように、結束帯処理装置20は、取込み部Aか
ら大帯処理部Bに取込まれた束Tを所定の切断位置で載
置する載置部21と、載置部21にて切断位置に配置さ
れた束Tの大帯K、即ち横帯K1 および縦帯K2 を切断
する大帯切断機構22(切断手段)と、切断した大帯K
を保持するとともにこの大帯Kを束Tから分離して所定
の収納待機位置へ配置する大帯キャッチ24(分離手
段)と、切断された大帯Kを収納する収納容器としての
大帯収納カセット25(以下、単にカセット25と称す
る)と、大帯キャッチ24により収納待機位置に配置さ
れた大帯Kをカセット25内に押し込んで収納する大帯
押込収納機構26(以下、単に押込機構26と称する)
と、カセット25内に押し込んだ大帯Kを所定位置へ整
位させる整位手段としての大帯整位機構28(以下、単
に整位機構28と称する)と、を有している。
【0025】図4は、大帯切断機構22、大帯キャッチ
24、およびカセット25を概略的に示している。大帯
切断機構22は、切断位置に配置された束Tの下方に設
けられ、縦帯K2を位置35で切断する縦帯切断部31
と、束Tの図中手前側に設けられ横帯K1を位置38で
切断する横帯切断部32と、を有している。
24、およびカセット25を概略的に示している。大帯
切断機構22は、切断位置に配置された束Tの下方に設
けられ、縦帯K2を位置35で切断する縦帯切断部31
と、束Tの図中手前側に設けられ横帯K1を位置38で
切断する横帯切断部32と、を有している。
【0026】縦帯切断部31は、揺動軸33aを中心に
揺動自在に設けられたアーム部材33と、アーム部材3
3の揺動の先端に回動自在に設けられたカッター34
と、アーム部材33を揺動するとともにカッター34を
回転する図示しない駆動機構と、を有している。縦帯切
断部31(揺動軸33a)は、アーム部材33の揺動の
途中でカッター34が束Tの縦帯K2 に位置35で作用
するように位置決めされている。
揺動自在に設けられたアーム部材33と、アーム部材3
3の揺動の先端に回動自在に設けられたカッター34
と、アーム部材33を揺動するとともにカッター34を
回転する図示しない駆動機構と、を有している。縦帯切
断部31(揺動軸33a)は、アーム部材33の揺動の
途中でカッター34が束Tの縦帯K2 に位置35で作用
するように位置決めされている。
【0027】同様に、横帯切断部32は、揺動軸36a
を中心に揺動可能に設けられたアーム部材36と、アー
ム部材36の先端に回動自在に設けられたカッター37
と、を有し、揺動の途中でカッター37が横帯K1 の位
置38に作用するように位置決めされている。
を中心に揺動可能に設けられたアーム部材36と、アー
ム部材36の先端に回動自在に設けられたカッター37
と、を有し、揺動の途中でカッター37が横帯K1 の位
置38に作用するように位置決めされている。
【0028】従って、束Tが切断位置に配置され、横帯
切断部32および縦帯切断部31が作動されると、横帯
K1 および縦帯K2 がそれぞれ位置38、35で切断さ
れるようになっている。
切断部32および縦帯切断部31が作動されると、横帯
K1 および縦帯K2 がそれぞれ位置38、35で切断さ
れるようになっている。
【0029】大帯キャッチ24は、切断位置に配置され
た束Tの図中右側に配設されている。大帯キャッチ24
は、縦帯K2 をその切断位置35から離れた位置で挟持
するとともに挟持した縦帯K2 を束Tから分離する縦帯
キャッチ41と、横帯K1 をその切断位置38から離れ
た位置で挟持するとともに挟持した横帯K1 を束Tから
分離する横帯キャッチ42と、を有している。そして、
大帯キャッチ24は、各切断部31、32により切断さ
れた縦帯K2 および横帯K1 をそれぞれ挟持して束Tか
ら分離し、所定の収納待機位置へ配置する。
た束Tの図中右側に配設されている。大帯キャッチ24
は、縦帯K2 をその切断位置35から離れた位置で挟持
するとともに挟持した縦帯K2 を束Tから分離する縦帯
キャッチ41と、横帯K1 をその切断位置38から離れ
た位置で挟持するとともに挟持した横帯K1 を束Tから
分離する横帯キャッチ42と、を有している。そして、
大帯キャッチ24は、各切断部31、32により切断さ
れた縦帯K2 および横帯K1 をそれぞれ挟持して束Tか
ら分離し、所定の収納待機位置へ配置する。
【0030】縦帯キャッチ41は、図示しないスライド
機構により束Tから離れる方向(図中右側方向)にスラ
イド可能に設けられたスライドアーム43と、このスラ
イドアーム43と共働して縦帯K2 を挟持するキャッチ
アーム44と、を有している。キャッチアーム44は、
図示しない回動機構により回転軸45を中心にスライド
アーム43に対して回動自在に設けられている。そし
て、スライドアーム43の先端部43aとキャッチアー
ム44の回動の先端部44aとの間で縦帯K2 を挟持す
るようになっている。
機構により束Tから離れる方向(図中右側方向)にスラ
イド可能に設けられたスライドアーム43と、このスラ
イドアーム43と共働して縦帯K2 を挟持するキャッチ
アーム44と、を有している。キャッチアーム44は、
図示しない回動機構により回転軸45を中心にスライド
アーム43に対して回動自在に設けられている。そし
て、スライドアーム43の先端部43aとキャッチアー
ム44の回動の先端部44aとの間で縦帯K2 を挟持す
るようになっている。
【0031】同様に、横帯キャッチ42は、図示しない
スライド機構により束Tから離れる方向(図中右側方
向)にスライド可能に設けられたスライドアーム46
と、このスライドアーム46と共働して横帯K1 を挟持
するキャッチアーム47と、を有している。キャッチア
ーム47は、図示しない回動機構により回転軸48を中
心にスライドアーム46に対して回動自在に設けられて
いる。そして、スライドアーム46の先端部46aとキ
ャッチアーム47の回動の先端部47aとの間で縦帯K
2 を挟持するようになっている。
スライド機構により束Tから離れる方向(図中右側方
向)にスライド可能に設けられたスライドアーム46
と、このスライドアーム46と共働して横帯K1 を挟持
するキャッチアーム47と、を有している。キャッチア
ーム47は、図示しない回動機構により回転軸48を中
心にスライドアーム46に対して回動自在に設けられて
いる。そして、スライドアーム46の先端部46aとキ
ャッチアーム47の回動の先端部47aとの間で縦帯K
2 を挟持するようになっている。
【0032】従って、各切断部31、32にて切断され
た縦帯K2 および横帯K1 は、それぞれ縦帯キャッチ4
1および横帯キャッチ42により挟持され、束Tから離
れる方向に分離され、所定の収納待機位置へ配置され
る。このとき、束Tから分離された縦帯K2 および横帯
K1 は、載置部21と平行且つカセット25の後述する
スリット51に対して直交する方向、即ち図中矢印x方
向に延びて配置される。
た縦帯K2 および横帯K1 は、それぞれ縦帯キャッチ4
1および横帯キャッチ42により挟持され、束Tから離
れる方向に分離され、所定の収納待機位置へ配置され
る。このとき、束Tから分離された縦帯K2 および横帯
K1 は、載置部21と平行且つカセット25の後述する
スリット51に対して直交する方向、即ち図中矢印x方
向に延びて配置される。
【0033】カセット25は、大帯Kが配置された収納
待機位置の下方に設けられ、収納待機位置に対向した上
面25a、およびこの上面25aと略直交した前面25
bを有している。カセット25は、その上面25aから
前面25bにかけて開放され図中yz平面に沿って延び
たスリット51を有している。カセット25は、大帯K
の略中央位置の鉛直下方にスリット51が位置するよう
に位置決めされている。
待機位置の下方に設けられ、収納待機位置に対向した上
面25a、およびこの上面25aと略直交した前面25
bを有している。カセット25は、その上面25aから
前面25bにかけて開放され図中yz平面に沿って延び
たスリット51を有している。カセット25は、大帯K
の略中央位置の鉛直下方にスリット51が位置するよう
に位置決めされている。
【0034】スリット51は、その一側に設けられたバ
ックアップスプリング53と他側に設けられたバックア
ップ55とにより境界され、バックアップスプリング5
3はスリット51内に押し込まれた大帯Kを図中左側
(バックアップ55側)に向って押圧するように作用
し、バックアップ55はバックアップスプリング53と
の間で大帯Kを挟持するとともに大帯Kの集積に伴って
図中左側方向に移動するようになっている。また、スリ
ット51の下端であってバックアップ55が設けられた
他側には、後述する押込板およびクランプアームを入れ
子状態で収容するとともに大帯Kを整位収納するための
切欠き51aが形成されている。
ックアップスプリング53と他側に設けられたバックア
ップ55とにより境界され、バックアップスプリング5
3はスリット51内に押し込まれた大帯Kを図中左側
(バックアップ55側)に向って押圧するように作用
し、バックアップ55はバックアップスプリング53と
の間で大帯Kを挟持するとともに大帯Kの集積に伴って
図中左側方向に移動するようになっている。また、スリ
ット51の下端であってバックアップ55が設けられた
他側には、後述する押込板およびクランプアームを入れ
子状態で収容するとともに大帯Kを整位収納するための
切欠き51aが形成されている。
【0035】図5は押込機構26の斜視図、図6は押込
機構26の側面図、図8は押込機構26の平面図、図9
は押込機構26の正面図を概略的に示している。押込機
構26は、大帯切断機構22により切断されて大帯キャ
ッチ24により束Tから分離され、所定の収納待機位置
へ配置された大帯Kの上方に設けられた押込板61(押
込部材)、および押込板61との間で大帯Kを挟持する
ため大帯Kの下方に待機されたクランプアーム62(挟
持部材)を備えている。尚、押込機構26は、押込板6
1およびクランプアーム62がカセット25のスリット
51と同一面内に配置されるように位置決めされてい
る。
機構26の側面図、図8は押込機構26の平面図、図9
は押込機構26の正面図を概略的に示している。押込機
構26は、大帯切断機構22により切断されて大帯キャ
ッチ24により束Tから分離され、所定の収納待機位置
へ配置された大帯Kの上方に設けられた押込板61(押
込部材)、および押込板61との間で大帯Kを挟持する
ため大帯Kの下方に待機されたクランプアーム62(挟
持部材)を備えている。尚、押込機構26は、押込板6
1およびクランプアーム62がカセット25のスリット
51と同一面内に配置されるように位置決めされてい
る。
【0036】また、押込板61およびクランプアーム6
2が互いに対向した部分には、互いに歯合する凹凸が形
成されている(図7参照)。これにより、両者の間で挟
持した大帯Kを確実に拘束できる。
2が互いに対向した部分には、互いに歯合する凹凸が形
成されている(図7参照)。これにより、両者の間で挟
持した大帯Kを確実に拘束できる。
【0037】押込板61は、大帯Kの略中央位置上方で
且つ大帯Kの長手軸を横切る方向に延設されている。そ
して、押込板61は、後述する移動機構によって、上述
したスリット51が形成された面内を上下方向および水
平方向に移動可能となっている。また、クランプアーム
62は、押込板61に従動され、押込板61と同一面内
を移動可能となっている。
且つ大帯Kの長手軸を横切る方向に延設されている。そ
して、押込板61は、後述する移動機構によって、上述
したスリット51が形成された面内を上下方向および水
平方向に移動可能となっている。また、クランプアーム
62は、押込板61に従動され、押込板61と同一面内
を移動可能となっている。
【0038】押込板61は、先細の先端を有する板状に
形成され、その基端部がスライダ63を介してスライド
レール64に接続されている。スライドレール64は、
略水平方向に延設されている。スライドレール64は、
鉛直方向に延設されたスライドレール65を介してスラ
イド自在に取付けられたスライドベース66に固設され
ている。従って、押込板61は、上下方向に延設された
スライドレール65に沿ってスライドベース66をスラ
イドさせることにより上下方向に移動でき、水平方向に
延設されたスライドレール64に沿ってスライダ63を
スライドさせることにより水平方向に移動できる。
形成され、その基端部がスライダ63を介してスライド
レール64に接続されている。スライドレール64は、
略水平方向に延設されている。スライドレール64は、
鉛直方向に延設されたスライドレール65を介してスラ
イド自在に取付けられたスライドベース66に固設され
ている。従って、押込板61は、上下方向に延設された
スライドレール65に沿ってスライドベース66をスラ
イドさせることにより上下方向に移動でき、水平方向に
延設されたスライドレール64に沿ってスライダ63を
スライドさせることにより水平方向に移動できる。
【0039】クランプアーム62は、大帯Kの略中央位
置下方で上述した押込板61と同じ方向に延設された棒
状に形成されている。クランプアームの基端部は、スラ
イダ67に固設されている。スライダ67は、スライド
レール64と平行に延びたスライドレール68にスライ
ド自在に取付けられている。スライドレール68は、ス
ライドベース69を介して上述したスライドレール65
に接続されている。従って、クランプアーム62は、上
下方向に延設されたスライドレール65に沿ってスライ
ドベース69をスライドさせることにより上下方向に移
動でき、水平方向に延設されたスライドレール68に沿
ってスライダ67をスライドさせることにより水平方向
に移動できる。
置下方で上述した押込板61と同じ方向に延設された棒
状に形成されている。クランプアームの基端部は、スラ
イダ67に固設されている。スライダ67は、スライド
レール64と平行に延びたスライドレール68にスライ
ド自在に取付けられている。スライドレール68は、ス
ライドベース69を介して上述したスライドレール65
に接続されている。従って、クランプアーム62は、上
下方向に延設されたスライドレール65に沿ってスライ
ドベース69をスライドさせることにより上下方向に移
動でき、水平方向に延設されたスライドレール68に沿
ってスライダ67をスライドさせることにより水平方向
に移動できる。
【0040】押込板61を上下方向に移動させる上下移
動機構70は、鉛直方向に延設されたスライドレール6
5に隣接して互いに平行に延び且つスライドベース66
を貫通したおねじとしてのシャフト71、およびスライ
ドベース66に固設され、シャフト71と共働してボー
ルねじとして作用するめねじとしてのナット72を有し
ている。シャフト71の基端部には、プーリー73、タ
イミングベルト74、およびプーリー75を介して可逆
回転型のモータ76が接続されている。
動機構70は、鉛直方向に延設されたスライドレール6
5に隣接して互いに平行に延び且つスライドベース66
を貫通したおねじとしてのシャフト71、およびスライ
ドベース66に固設され、シャフト71と共働してボー
ルねじとして作用するめねじとしてのナット72を有し
ている。シャフト71の基端部には、プーリー73、タ
イミングベルト74、およびプーリー75を介して可逆
回転型のモータ76が接続されている。
【0041】従って、モータ76を回転すると、シャフ
ト71が所望の方向に回転され、ナット72と共にスラ
イドベース66が上下方向に移動されるようになってい
る。尚、移動ベース66は、押込板61をその初期位置
からスリット51の下端まで押し込んだ作動位置まで移
動可能となっており、それぞれの位置(初期位置および
作動位置)で後述するセンサにより検知されるようにな
っている。
ト71が所望の方向に回転され、ナット72と共にスラ
イドベース66が上下方向に移動されるようになってい
る。尚、移動ベース66は、押込板61をその初期位置
からスリット51の下端まで押し込んだ作動位置まで移
動可能となっており、それぞれの位置(初期位置および
作動位置)で後述するセンサにより検知されるようにな
っている。
【0042】押込板61を水平方向に移動させる水平移
動機構80は、スライドベース66を貫通してシャフト
71に平行且つ隣接して設けられたスプラインシャフト
81、スプラインシャフト81に嵌入され取付ブラケッ
ト82を介してスライドベース66の上面に回転自在に
取付けられたスプラインナット83、および基端部側が
スプラインナット83に固定され、先端側に押込板61
の基端部から上方に突設されたベアリング61aをスラ
イド可能に受け入れた溝84aを有するリンクアーム8
4を有している。
動機構80は、スライドベース66を貫通してシャフト
71に平行且つ隣接して設けられたスプラインシャフト
81、スプラインシャフト81に嵌入され取付ブラケッ
ト82を介してスライドベース66の上面に回転自在に
取付けられたスプラインナット83、および基端部側が
スプラインナット83に固定され、先端側に押込板61
の基端部から上方に突設されたベアリング61aをスラ
イド可能に受け入れた溝84aを有するリンクアーム8
4を有している。
【0043】また、水平移動機構80は、可逆回転型の
モータ85、モータ85の回転軸にその基端部が固定さ
れたモータアーム86、およびモータアーム86の先端
に突設されたベアリング86aをスライド可能に受け入
れた溝87aをその先端側に有するリンクアーム87を
有し、リンクアーム87の基端部がスプラインシャフト
81の基端部に固定されている。
モータ85、モータ85の回転軸にその基端部が固定さ
れたモータアーム86、およびモータアーム86の先端
に突設されたベアリング86aをスライド可能に受け入
れた溝87aをその先端側に有するリンクアーム87を
有し、リンクアーム87の基端部がスプラインシャフト
81の基端部に固定されている。
【0044】従って、モータ85を回転すると、モータ
アーム86およびリンクアーム87が所望の方向に揺動
され、スプラインシャフト81が所望の方向に回転され
る。スプラインシャフト81が回転されると、スプライ
ンナット83が回転され、リンクアーム84が揺動され
る。リンクアーム84が揺動されると、ベアリング61
aが溝84a内でスライド移動され、押込板61がスラ
イドレール64を介してスライドベース66に対して水
平方向にスライドされる。尚、スプラインシャフト81
を貫通したスライドベース66の孔は、スプラインシャ
フト81の回動を許容するように余裕をもった大きさに
形成されている。また、押込板61は、その初期位置か
ら押込板61の先端がスリット51から外れた作動位置
まで水平方向に移動可能となっており、それぞれの位置
(初期位置および作動位置)で後述するセンサにより検
知されるようになっている。
アーム86およびリンクアーム87が所望の方向に揺動
され、スプラインシャフト81が所望の方向に回転され
る。スプラインシャフト81が回転されると、スプライ
ンナット83が回転され、リンクアーム84が揺動され
る。リンクアーム84が揺動されると、ベアリング61
aが溝84a内でスライド移動され、押込板61がスラ
イドレール64を介してスライドベース66に対して水
平方向にスライドされる。尚、スプラインシャフト81
を貫通したスライドベース66の孔は、スプラインシャ
フト81の回動を許容するように余裕をもった大きさに
形成されている。また、押込板61は、その初期位置か
ら押込板61の先端がスリット51から外れた作動位置
まで水平方向に移動可能となっており、それぞれの位置
(初期位置および作動位置)で後述するセンサにより検
知されるようになっている。
【0045】一方、押込板61に従動されるクランプア
ーム62は、初期位置に配置された状態(図5に示す状
態)で、押込板61より下方に所定距離離間され、その
移動の上端位置がストッパ91によって規制されてい
る。このとき、クランプアーム62は、水平方向に延設
されたスライドレール68の最先端、即ちクランプアー
ム62の先端方向端部の初期位置に配置されている。
尚、クランプアーム62と押込板61との間には、クラ
ンプアーム62を押込板61に向けて付勢する図示しな
いバネが介在されており、クランプアーム62が押込板
61に当接された状態で両者の間に挟持力が発生するよ
うになっている。
ーム62は、初期位置に配置された状態(図5に示す状
態)で、押込板61より下方に所定距離離間され、その
移動の上端位置がストッパ91によって規制されてい
る。このとき、クランプアーム62は、水平方向に延設
されたスライドレール68の最先端、即ちクランプアー
ム62の先端方向端部の初期位置に配置されている。
尚、クランプアーム62と押込板61との間には、クラ
ンプアーム62を押込板61に向けて付勢する図示しな
いバネが介在されており、クランプアーム62が押込板
61に当接された状態で両者の間に挟持力が発生するよ
うになっている。
【0046】従って、押込板61が初期位置から下降さ
れてクランプアーム62に当接されると、大帯Kが押込
板61とクランプアーム62との間で挟持拘束され、こ
の状態から押込板61が更に下降されると、クランプア
ーム62は、押込板61によって押し下げられてその上
端位置よりスリット51の下端位置まで下降される。ま
た、クランプアーム62は、バネの作用により、押込板
61の上昇に従動して上昇される。このとき、クランプ
アーム62は、その移動の上端の初期位置まで上昇さ
れ、上端位置でストッパ91によって係止され、押込板
61と離間され、押込板61のみがその初期位置まで上
昇される。
れてクランプアーム62に当接されると、大帯Kが押込
板61とクランプアーム62との間で挟持拘束され、こ
の状態から押込板61が更に下降されると、クランプア
ーム62は、押込板61によって押し下げられてその上
端位置よりスリット51の下端位置まで下降される。ま
た、クランプアーム62は、バネの作用により、押込板
61の上昇に従動して上昇される。このとき、クランプ
アーム62は、その移動の上端の初期位置まで上昇さ
れ、上端位置でストッパ91によって係止され、押込板
61と離間され、押込板61のみがその初期位置まで上
昇される。
【0047】クランプアーム62の基端部には、押込板
61が下降されてクランプアーム62が押込板61と接
合された際に、押込板61の基端部に設けられたカム9
2と嵌合するベアリング94が設けられている(図6参
照)。押込板61のカム92は、押込板61の基端部に
向けて上方に傾斜された溝を有し、この溝に沿ってクラ
ンプアーム62のベアリング94がスライドすることに
より、クランプアーム62が押込板61に対して以下の
ように従動される。
61が下降されてクランプアーム62が押込板61と接
合された際に、押込板61の基端部に設けられたカム9
2と嵌合するベアリング94が設けられている(図6参
照)。押込板61のカム92は、押込板61の基端部に
向けて上方に傾斜された溝を有し、この溝に沿ってクラ
ンプアーム62のベアリング94がスライドすることに
より、クランプアーム62が押込板61に対して以下の
ように従動される。
【0048】つまり、押込板61が初期位置から下降さ
れてクランプアーム62を押し下げつつその作動位置
(スリット51の下端)まで下降された状態から、押込
板61がスリット51から水平方向に引き抜かれると、
押込板61のカム92の作用によりクランプアーム62
のベアリング94が僅かに押し下げられ、押込板61と
クランプアーム62との間に隙間が形成される。これに
より、両者の間で挟持された大帯Kの拘束が解除され
る。
れてクランプアーム62を押し下げつつその作動位置
(スリット51の下端)まで下降された状態から、押込
板61がスリット51から水平方向に引き抜かれると、
押込板61のカム92の作用によりクランプアーム62
のベアリング94が僅かに押し下げられ、押込板61と
クランプアーム62との間に隙間が形成される。これに
より、両者の間で挟持された大帯Kの拘束が解除され
る。
【0049】更に、押込板61が引き抜かれると、クラ
ンプアーム62のベアリング94が押込板61のカム9
2の端部に係合された状態でクランプアーム62が水平
方向にスライドされ、スリット53から引き抜かれる。
ンプアーム62のベアリング94が押込板61のカム9
2の端部に係合された状態でクランプアーム62が水平
方向にスライドされ、スリット53から引き抜かれる。
【0050】図10は、上述した押込機構26によって
カセット25のスリット51内に押し込まれた大帯Kを
スリット51下端の切欠き51aに整位する整位機構2
8を示している。整位機構28は、カセット25を図中
x方向に移動可能に保持したカセットキャリア95を有
している。カセットキャリア95の下端両縁側には、一
対のスライドレール96が設けられ、カセットキャリア
95は、このスライドレール96を介して基台93に対
してスライド可能に取付けられている。
カセット25のスリット51内に押し込まれた大帯Kを
スリット51下端の切欠き51aに整位する整位機構2
8を示している。整位機構28は、カセット25を図中
x方向に移動可能に保持したカセットキャリア95を有
している。カセットキャリア95の下端両縁側には、一
対のスライドレール96が設けられ、カセットキャリア
95は、このスライドレール96を介して基台93に対
してスライド可能に取付けられている。
【0051】整位機構28は、カセットキャリア95の
図中右奥側に設けられた可逆回転型のモータ97と、モ
ータ97の回転軸に取付けられたプーリー97aと、カ
セットキャリア95の図中左奥側に設けられたプーリー
97bと、プーリー97aおよび97bに巻回され、無
端走行されるタイミングベルト98と、を有している。
そして、タイミングベルト98の一部がカセットキャリ
ア95に固設され、タイミングベルト98が走行される
ことによりカセットキャリア95が移動されるようにな
っている。尚、カセットキャリア95は、初期位置から
僅かに右側に移動した作動位置、つまりスリット51内
の最下端まで挿入された押込板61およびクランプアー
ム62が切欠き51aに入れ子状態となる位置まで移動
可能となっており、それぞれの位置(初期位置および作
動位置)でセンサにより検知されるようになっている。
図中右奥側に設けられた可逆回転型のモータ97と、モ
ータ97の回転軸に取付けられたプーリー97aと、カ
セットキャリア95の図中左奥側に設けられたプーリー
97bと、プーリー97aおよび97bに巻回され、無
端走行されるタイミングベルト98と、を有している。
そして、タイミングベルト98の一部がカセットキャリ
ア95に固設され、タイミングベルト98が走行される
ことによりカセットキャリア95が移動されるようにな
っている。尚、カセットキャリア95は、初期位置から
僅かに右側に移動した作動位置、つまりスリット51内
の最下端まで挿入された押込板61およびクランプアー
ム62が切欠き51aに入れ子状態となる位置まで移動
可能となっており、それぞれの位置(初期位置および作
動位置)でセンサにより検知されるようになっている。
【0052】次に、上述した押込機構26および整位機
構28の動作を制御する制御系について図11を用いて
説明する。
構28の動作を制御する制御系について図11を用いて
説明する。
【0053】押込機構26および整位機構28の制御系
は、制御部100を有している。制御部100には、カ
セットキャリア95が初期位置に配置されていることを
検知するセンサ101、カセットキャリア95が作動位
置に配置されていることを検知するセンサ102、押込
板61が上下方向初期位置に配置されていることを検知
するセンサ103、押込板61が上下方向作動位置に配
置されていることを検知するセンサ104、押込板61
が水平方向初期位置に配置されていることを検知するセ
ンサ105、および押込板61が水平方向作動位置に配
置されていることを検知するセンサ106が接続されて
いる。
は、制御部100を有している。制御部100には、カ
セットキャリア95が初期位置に配置されていることを
検知するセンサ101、カセットキャリア95が作動位
置に配置されていることを検知するセンサ102、押込
板61が上下方向初期位置に配置されていることを検知
するセンサ103、押込板61が上下方向作動位置に配
置されていることを検知するセンサ104、押込板61
が水平方向初期位置に配置されていることを検知するセ
ンサ105、および押込板61が水平方向作動位置に配
置されていることを検知するセンサ106が接続されて
いる。
【0054】また、制御部100には、カセット移動コ
ントローラ111を介してモータ97が接続され、押込
板移動コントローラ112を介してモータ76およびモ
ータ85が接続されている。
ントローラ111を介してモータ97が接続され、押込
板移動コントローラ112を介してモータ76およびモ
ータ85が接続されている。
【0055】従って、制御部100は、各センサ101
〜106における検知結果に従って各モータ97、7
6、85の回転を制御し、大帯Kをカセット25内の所
定の収納位置に収納するようになっている。
〜106における検知結果に従って各モータ97、7
6、85の回転を制御し、大帯Kをカセット25内の所
定の収納位置に収納するようになっている。
【0056】次に、上記のように構成された結束帯処理
装置20の動作について、図12のフローチャートおよ
び図13乃至図17の動作説明図を用いて詳細に説明す
る。尚、図13乃至図17の動作説明図は、切断されて
収納待機位置に配置された大帯Kをカセット25内の所
定位置に収納する動作を説明するためのものである。
装置20の動作について、図12のフローチャートおよ
び図13乃至図17の動作説明図を用いて詳細に説明す
る。尚、図13乃至図17の動作説明図は、切断されて
収納待機位置に配置された大帯Kをカセット25内の所
定位置に収納する動作を説明するためのものである。
【0057】図12に示すように、結束帯処理装置20
における処理動作は、大帯Kを切断して収納待機位置へ
分離する大帯処理ステージと、収納待機位置に配置され
た大帯Kをカセット25内の所定位置に収納する大帯収
納ステージと、に大別される。
における処理動作は、大帯Kを切断して収納待機位置へ
分離する大帯処理ステージと、収納待機位置に配置され
た大帯Kをカセット25内の所定位置に収納する大帯収
納ステージと、に大別される。
【0058】大帯処理ステージにおいて、取込み部Aか
ら大帯処理部Bに供給された束Tが所定の切断位置に配
置され、大帯切断機構22により大帯Kが切断される
(ステップ1)。そして、切断された大帯Kは、大帯キ
ャッチ24により挟持されて束Tから分離され(ステッ
プ2)、所定の収納待機位置へ配置される。このよう
に、大帯Kが収納待機位置に配置された状態で押込板6
1は大帯Kの上方の初期位置に配置されている(図13
参照)。
ら大帯処理部Bに供給された束Tが所定の切断位置に配
置され、大帯切断機構22により大帯Kが切断される
(ステップ1)。そして、切断された大帯Kは、大帯キ
ャッチ24により挟持されて束Tから分離され(ステッ
プ2)、所定の収納待機位置へ配置される。このよう
に、大帯Kが収納待機位置に配置された状態で押込板6
1は大帯Kの上方の初期位置に配置されている(図13
参照)。
【0059】大帯収納ステージにおいて、図13に示す
ように、押込板61が図中矢印a方向に初期位置から下
降され(ステップ3)、大帯Kの下方に待機していたク
ランプアーム62との間で大帯Kが挟持・拘束される
(ステップ4)。この状態で、押込板61が図14に示
すように更に下降され、クランプアーム62とともにス
リット51の最下端まで移動される。尚、この状態で、
大帯Kは押込板61により折り曲げられた状態でスリッ
ト51内に押し込まれている。
ように、押込板61が図中矢印a方向に初期位置から下
降され(ステップ3)、大帯Kの下方に待機していたク
ランプアーム62との間で大帯Kが挟持・拘束される
(ステップ4)。この状態で、押込板61が図14に示
すように更に下降され、クランプアーム62とともにス
リット51の最下端まで移動される。尚、この状態で、
大帯Kは押込板61により折り曲げられた状態でスリッ
ト51内に押し込まれている。
【0060】次に、押込板61およびクランプアーム6
2がスリット51の切欠き51aに対して入れ子状態と
なるように、カセットキャリア95が初期位置から作動
位置へ僅かに移動され(ステップ5)、大帯Kが押込板
61とバックアップ55との間で挟持される。
2がスリット51の切欠き51aに対して入れ子状態と
なるように、カセットキャリア95が初期位置から作動
位置へ僅かに移動され(ステップ5)、大帯Kが押込板
61とバックアップ55との間で挟持される。
【0061】続いて、押込板61が水平方向初期位置か
ら作動位置に向けて図15に矢印bで示す方向に引き抜
かれる(ステップ6)。このとき、カム92とベアリン
グ94の作用により、クランプアーム62が矢印c方向
に僅かに下降されて大帯Kの拘束が解除され、大帯Kが
押込板61とともに引き抜かれることなくカセット25
内に確実に収納される。
ら作動位置に向けて図15に矢印bで示す方向に引き抜
かれる(ステップ6)。このとき、カム92とベアリン
グ94の作用により、クランプアーム62が矢印c方向
に僅かに下降されて大帯Kの拘束が解除され、大帯Kが
押込板61とともに引き抜かれることなくカセット25
内に確実に収納される。
【0062】次に、図16に矢印dで示す方向に押込板
61が上昇され、押込板61に従動されてクランプアー
ム62も上昇される(ステップ7)。同時に、カセット
キャリア95が作動位置から初期位置へ戻される(ステ
ップ8)。
61が上昇され、押込板61に従動されてクランプアー
ム62も上昇される(ステップ7)。同時に、カセット
キャリア95が作動位置から初期位置へ戻される(ステ
ップ8)。
【0063】押込板61が所定の高さ(クランプアーム
62がその上端位置に配置される高さ)まで上昇される
と、図17に示すように、押込板61が矢印e方向に水
平移動された後、矢印f方向に更に上昇される。このと
き、押込板61に従動されたクランプアーム62はスト
ッパ91によってその上端位置で係止され、押込板61
のみが初期位置まで上昇される。このように、押込板6
1およびクランプアーム62が初期位置に戻されて(ス
テップ9)、大帯Kの処理動作が終了される。
62がその上端位置に配置される高さ)まで上昇される
と、図17に示すように、押込板61が矢印e方向に水
平移動された後、矢印f方向に更に上昇される。このと
き、押込板61に従動されたクランプアーム62はスト
ッパ91によってその上端位置で係止され、押込板61
のみが初期位置まで上昇される。このように、押込板6
1およびクランプアーム62が初期位置に戻されて(ス
テップ9)、大帯Kの処理動作が終了される。
【0064】以上のように、本実施の形態に係る結束帯
処理装置によると、切断されて所定の収納待機位置に配
置された大帯Kをカセット25内に収納する際に、収納
待機位置の上方からスリット51内に駆動される押込板
61と、収納待機位置とカセット25の間で待機された
クランプアーム62と、により大帯Kを挟持して拘束し
た状態でカセット25内に収納している。
処理装置によると、切断されて所定の収納待機位置に配
置された大帯Kをカセット25内に収納する際に、収納
待機位置の上方からスリット51内に駆動される押込板
61と、収納待機位置とカセット25の間で待機された
クランプアーム62と、により大帯Kを挟持して拘束し
た状態でカセット25内に収納している。
【0065】従って、押込板61が大帯Kを空振りして
大帯Kを脱落することを防止でき、且つ大帯Kをスリッ
ト51内に押込み際に大帯Kがスキューして収納状態が
不安定になることを防止できる。よって、大帯Kを確実
且つ安定してカセット25内に収納できる。
大帯Kを脱落することを防止でき、且つ大帯Kをスリッ
ト51内に押込み際に大帯Kがスキューして収納状態が
不安定になることを防止できる。よって、大帯Kを確実
且つ安定してカセット25内に収納できる。
【0066】尚、この発明は、上述した実施の形態に限
定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変形可
能である。
定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変形可
能である。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の結束帯
処理装置およびこの結束帯処理装置を備えた紙葉類処理
装置は、上記のような構成および作用を有しているの
で、紙葉類を結束した結束帯を確実且つ安定して除去・
収納できる。
処理装置およびこの結束帯処理装置を備えた紙葉類処理
装置は、上記のような構成および作用を有しているの
で、紙葉類を結束した結束帯を確実且つ安定して除去・
収納できる。
【図1】この発明の結束帯処理装置が組み込まれた紙葉
類処理装置を示す斜視図。
類処理装置を示す斜視図。
【図2】図1の紙葉類処理装置に組込まれた前処理機を
示す概略図。
示す概略図。
【図3】図2の前処理機に組込まれた結束帯処理装置を
示す概略図。
示す概略図。
【図4】図3の結束帯処理装置に組込まれた大帯切断機
構、大帯キャッチ、カセット、およびその周辺機器を示
す概略図。
構、大帯キャッチ、カセット、およびその周辺機器を示
す概略図。
【図5】図3の結束帯処理装置に組込まれた押込機構を
示す斜視図。
示す斜視図。
【図6】図5の押込機構を示す側面図。
【図7】図6のA−Aに沿って押込板およびクランプア
ームを切断した断面図。
ームを切断した断面図。
【図8】図5の押込機構を示す平面図。
【図9】図5の押込機構を示す正面図。
【図10】図3の結束帯処理装置に組込まれた整位機構
を示す斜視図。
を示す斜視図。
【図11】図3の結束帯処理装置の動作を制御する制御
系を示すブロック図。
系を示すブロック図。
【図12】図3の結束帯処理装置の動作を説明するため
のフローチャート。
のフローチャート。
【図13】図5の押込機構の押込板およびクランプアー
ムにより大帯を挟持した状態を示す図。
ムにより大帯を挟持した状態を示す図。
【図14】挟持した大帯をスリット内に収納した状態を
示す図。
示す図。
【図15】大帯を収納した後、押込板およびクランプア
ームをスリットから引き抜いた状態を示す図。
ームをスリットから引き抜いた状態を示す図。
【図16】スリットから引き抜いた押込板およびクラン
プアームを上昇している状態を示す図。
プアームを上昇している状態を示す図。
【図17】押込板およびクランプアームを初期位置へ戻
す動作を説明するための図。
す動作を説明するための図。
1…紙葉類処理装置、 10…前処理機、 20…結束帯処理装置、 22…大帯切断機構、 24…大帯キャッチ、 25…カセット、 26…押込機構、 28…整位機構、 51…スリット、 51a…切欠き、 61…押込板、 62…クランプアーム、 70…上下移動機構、 80…水平移動機構、 91…ストッパ、 92…カム、 94…ベアリング、 95…カセットキャリア、 100…制御部、 K…大帯。
Claims (8)
- 【請求項1】 所定枚数の紙葉類を結束した結束帯を切
断する切断手段と、 上記切断手段にて切断した結束帯を上記紙葉類から分離
して所定の収納待機位置へ配置する分離手段と、 上記収納待機位置に対向して設けられ、上記分離手段に
て分離された結束帯を収納する収納容器と、 上記分離手段にて上記収納待機位置へ配置された結束帯
を上記収納容器へ押込む押込部材と、 上記収納待機位置と収納容器との間に待機され、上記押
込部材との間で上記結束帯を挟持して上記結束帯を拘束
した状態で上記押込部材に従動される挟持部材と、 を備えていることを特徴とする結束帯処理装置。 - 【請求項2】 所定枚数の紙葉類を結束した結束帯を切
断する切断手段と、 上記切断手段にて切断した結束帯を上記紙葉類から分離
して所定の収納待機位置へ配置する分離手段と、 上記収納待機位置に対向して設けられ、上記分離手段に
て分離された結束帯を収納する収納容器と、 上記分離手段にて上記収納待機位置へ配置された結束帯
を上記収納容器へ押込む押込部材と、 上記収納待機位置と収納容器との間に待機され、上記押
込部材との間で上記結束帯を挟持して上記結束帯を拘束
した状態で上記押込部材に従動される挟持部材と、 上記押込部材と挟持部材により挟持された状態で上記収
納容器へ押込まれた結束帯を整位して収納する整位収納
手段と、 を備えていることを特徴とする結束帯処理装置。 - 【請求項3】 所定枚数の紙葉類を結束した結束帯を切
断する切断手段と、 上記切断手段にて切断した結束帯を上記紙葉類から分離
して所定の収納待機位置へ略水平方向に延びて配置する
分離手段と、 上記収納待機位置の下方に離間して設けられ、略鉛直方
向に延びたスリットを有し、上記分離手段にて上記収納
待機位置へ配置された結束帯を上記スリットを通して収
納する収納容器と、 上記収納待機位置の上方から上記スリット内に移動可能
に設けられ、上記分離手段にて上記収納待機位置へ配置
された結束帯を上記スリットを通して上記収納容器へ押
込む押込部材と、 上記収納待機位置と収納容器との間に待機され、上記押
込部材との間で上記結束帯を挟持して上記結束帯を拘束
した状態で上記押込部材に従動され、上記押込部材とと
もに上記スリット内に押込まれる挟持部材と、 上記押込部材と挟持部材により挟持された状態で上記収
納容器へ押込まれた結束帯を整位して収納する整位収納
手段と、 上記結束帯が上記整位手段にて整位された後、上記結束
帯の拘束を解除しつつ上記押込部材および挟持部材を上
記スリットから引き抜く引き抜き手段と、 を備えていることを特徴とする結束帯処理装置。 - 【請求項4】 上記押込部材および挟持部材が互いに対
向する部分には、互いに歯合する凹凸が形成されている
ことを特徴とする請求項3記載の結束帯処理装置。 - 【請求項5】 所定枚数の紙葉類を施封帯により施封し
た把を所定数集積して結束帯により結束した束を受け入
れる受入手段と、 上記受入手段にて受け入れた束の結束帯を切断する切断
手段と、 上記切断手段にて切断した結束帯を上記紙葉類から分離
して所定の収納待機位置へ配置する分離手段と、 上記収納待機位置に対向して設けられ、上記分離手段に
て分離された結束帯を収納する収納容器と、 上記分離手段にて上記収納待機位置へ配置された結束帯
を上記収納容器へ押込む押込部材と、 上記収納待機位置と収納容器との間に待機され、上記押
込部材との間で上記結束帯を挟持して上記結束帯を拘束
した状態で上記押込部材に従動される挟持部材と、 上記分離手段にて結束帯が分離された後、結束解除され
た各把の施封帯を切断して除去する施封帯処理手段と、 上記施封帯処理手段にて施封解除された紙葉類を検査す
る検査手段と、 を備えていることを特徴とする紙葉類処理装置。 - 【請求項6】 所定枚数の紙葉類を施封帯により施封し
た把を所定数集積して結束帯により結束した束を受け入
れる受入手段と、 上記受入手段にて受け入れた束の結束帯を切断する切断
手段と、 上記切断手段にて切断した結束帯を上記紙葉類から分離
して所定の収納待機位置へ配置する分離手段と、 上記収納待機位置に対向して設けられ、上記分離手段に
て分離された結束帯を収納する収納容器と、 上記分離手段にて上記収納待機位置へ配置された結束帯
を上記収納容器へ押込む押込部材と、 上記収納待機位置と収納容器との間に待機され、上記押
込部材との間で上記結束帯を挟持して上記結束帯を拘束
した状態で上記押込部材に従動される挟持部材と、 上記押込部材と挟持部材により挟持された状態で上記収
納容器へ押込まれた結束帯を整位して収納する整位収納
手段と、 上記分離手段にて結束帯が分離された後、結束解除され
た各把の施封帯を切断して除去する施封帯処理手段と、 上記施封帯処理手段にて施封解除された紙葉類を検査す
る検査手段と、 を備えていることを特徴とする紙葉類処理装置。 - 【請求項7】 所定枚数の紙葉類を施封帯により施封し
た把を所定数集積して結束帯により結束した束を受け入
れる受入手段と、 上記受入手段にて受け入れた束の結束帯を切断する切断
手段と、 上記切断手段にて切断した結束帯を上記紙葉類から分離
して所定の収納待機位置へ略水平方向に延びて配置する
分離手段と、 上記収納待機位置の下方に離間して設けられ、略鉛直方
向に延びたスリットを有し、上記分離手段にて上記収納
待機位置へ配置された結束帯を上記スリットを通して収
納する収納容器と、 上記収納待機位置の上方から上記スリット内に移動可能
に設けられ、上記分離手段にて上記収納待機位置へ配置
された結束帯を上記スリットを通して上記収納容器へ押
込む押込部材と、 上記収納待機位置と収納容器との間に待機され、上記押
込部材との間で上記結束帯を挟持して上記結束帯を拘束
した状態で上記押込部材に従動され、上記押込部材とと
もに上記スリット内に押込まれる挟持部材と、 上記押込部材と挟持部材により挟持された状態で上記収
納容器へ押込まれた結束帯を整位して収納する整位収納
手段と、 上記結束帯が上記整位手段にて整位された後、上記結束
帯の拘束を解除しつつ上記押込部材および挟持部材を上
記スリットから引き抜く引き抜き手段と、 上記分離手段にて結束帯が分離された後、結束解除され
た各把の施封帯を切断して除去する施封帯処理手段と、 上記施封帯処理手段にて施封解除された紙葉類を検査す
る検査手段と、 を備えていることを特徴とする紙葉類処理装置。 - 【請求項8】 上記押込部材および挟持部材が互いに対
向する部分には、互いに歯合する凹凸が形成されている
ことを特徴とする請求項7記載の紙葉類処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27915697A JPH11115921A (ja) | 1997-10-13 | 1997-10-13 | 結束帯処理装置およびこの結束帯処理装置を備えた紙葉類処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27915697A JPH11115921A (ja) | 1997-10-13 | 1997-10-13 | 結束帯処理装置およびこの結束帯処理装置を備えた紙葉類処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11115921A true JPH11115921A (ja) | 1999-04-27 |
Family
ID=17607241
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27915697A Pending JPH11115921A (ja) | 1997-10-13 | 1997-10-13 | 結束帯処理装置およびこの結束帯処理装置を備えた紙葉類処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11115921A (ja) |
-
1997
- 1997-10-13 JP JP27915697A patent/JPH11115921A/ja active Pending
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