JPH11115573A - ウォークイン装置付き車両用シート及びウォークイン装置付き車両用シートの取付方法 - Google Patents

ウォークイン装置付き車両用シート及びウォークイン装置付き車両用シートの取付方法

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JPH11115573A
JPH11115573A JP27756597A JP27756597A JPH11115573A JP H11115573 A JPH11115573 A JP H11115573A JP 27756597 A JP27756597 A JP 27756597A JP 27756597 A JP27756597 A JP 27756597A JP H11115573 A JPH11115573 A JP H11115573A
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JP
Japan
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seat
walk
seat back
vehicle
operating
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JP27756597A
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Osamu Kayama
修 嘉山
Akinori Murakami
聡謙 村上
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート取付時に作業スペースを確保しつつ、
容易にシートを車体に取り付けることができるウォーク
イン装置付き車両用シートを提供する。 【解決手段】 ウォークイン装置40は、作動ピン45
と、該作動ピン45に作動可能であり、支持軸46aに
回動可能に支持される作動レバー50と、から構成さ
れ、作動レバー50の回動端はワイヤ56を介してスラ
イドロック機構に連結される。作動レバー50は、さら
に、作動レバー本体52と係合体54との2部品で構成
され、係合体54は作動レバー本体52に対して、シー
トバック前倒し時に作動ピン45と係合しないウォーク
イン停止位置Sからシートバック前倒し時に作動ピン4
5と係合する正常位置Nへと移動可能に取り付けられて
いる。シート取付時、係合体54はウォークイン停止位
置Sに保持され、シート取付終了後、係合体54はウォ
ークイン停止位置Sから正常位置Nへと移動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウォークイン装置
付き車両用シート及びウォークイン装置付き車両用シー
トの取付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両、例えば2ドアタイプの自動
車においてリヤシートへの乗員の昇降を容易にするた
め、フロントシートにシートリクライニング装置を設
け、このシートリクライニング装置にウォークイン装置
を設けたウォークイン装置付き車両用シートが知られて
いる。このシートでは、シートのシートバックを前倒し
したときに、シートのシートスライド装置のスライドロ
ック機構を解除して、リヤシートへ乗員が乗降する際に
広い乗降通路を確保することで、乗員の乗降を容易なら
しめている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来のウォークイン装置付き車両シートにあっては、生
産工場にてシートを車体に取り付ける際に、車体内で作
業員に十分な作業スペースを確保するためにはシートバ
ックを前倒ししなければならず、この際にウォークイン
装置が作動してしまい、シートスライド装置のスライド
ロック機構が解除されてしまうという問題がある。この
ため、細心の注意を払ってシートスライド装置のレール
位置を調節しながら、各取付点をボルトで締結するか、
またはシートスライド装置のスライドロアレールに固定
用治具をセットしてスライドロアレールを固定してから
シートスライド装置を車体にボルトで締結し、その後こ
の治具を外す等の作業をしなければならず、作業が困難
であるという問題がある。
【0004】本願発明はかかる問題点に鑑みなされたも
ので、請求項1ないし請求項5記載の発明は、シート取
付時に作業スペースを確保しつつ、容易にシートを車体
に取り付けることができるウォークイン装置付き車両用
シートを提供することをその目的とする。また、請求項
6記載の発明は、上記と同じ目的を達成するウォークイ
ン装置付き車両用シートの取付方法を提供することをそ
の目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1記載の発明は、スライドロッ
ク機構を備えたシートスライド装置を介して車体に取り
付けられるシートに、該シートのシートバックをシート
クッションに対して傾動可能にするシートリクライニン
グ装置を設け、さらにシートリクライニング装置に前記
シートバック前倒し時に前記スライドロック機構を解除
するウォークイン装置を設けた、ウォークイン装置付き
車両用シートにおいて、前記ウォークイン装置に該ウォ
ークイン装置の作用を停止させる停止機構を設け、該停
止機構によってシートの車体取付時に前記スライドロッ
ク機構をロックしたままとすることを特徴とする。
【0006】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のものにおいて、前記ウォークイン装置は、前記シー
トバック側またはシートクッション側のいずれか一方側
に固定された作動体と、前記シートバック側またはシー
トクッション側の他方側に支持された作動レバーとを有
し、該作動レバーはシートバック前倒し時に前記作動体
と係合する係合体を備え該係合体を介して作動レバーが
作動体から押圧されてスライドロック機構を解除するも
のであり、前記停止機構は、前記係合体を作動レバー本
体に対して、シートバック前倒し時に前記作動体と係合
しないウォークイン停止位置からシートバック前倒し時
に前記作動体と係合する正常位置へと移動可能に取り付
ける手段と、前記係合体を前記ウォークイン停止位置に
保持する保持手段と、を有することを特徴とする。
【0007】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載のものにおいて、前記係合体は、作動レバー本体に対
して取付軸を中心として回動可能に取り付けられてお
り、前記停止機構の保持手段は、係合体を作動レバー本
体に対して取付軸の軸線方向に押し付ける方向に付勢す
る付勢体を含むことを特徴とする。また、請求項4記載
の発明は、請求項2または3記載のものにおいて、前記
停止機構をウォークイン停止位置から正常位置へ移動さ
せる移動手段が予め取り付けられ、該移動手段は、シー
トを車体に取り付けた後にシートリクライニング装置か
ら取り外すことができることを特徴とする。
【0008】また、請求項5記載の発明は、請求項2な
いし4のいずれかに記載のものにおいて、前記係合体
は、前記正常位置へ移動したときに、前記作動レバー本
体に係止する係止部を備えることを特徴とする。また、
請求項6記載の発明は、シートバックをシートクッショ
ンに対して傾動可能にするシートリクライニング装置が
設けられたシートを、スライドロック機構を備えたシー
トスライド装置を介して車体に取り付ける車両用シート
取付方法であって、前記シートリクライニング装置に
は、前記シートバック前倒し時に前記スライドロック機
構を解除するウォークイン装置が設けられており、該ウ
ォークイン装置は、前記シートバック側またはシートク
ッション側のいずれか一方側に固定された作動体と、前
記シートバック側またはシートクッション側の他方側に
支持された作動レバーとを有し、該作動レバーはシート
バック前倒し時に前記作動体と係合する係合体を備え該
係合体を介して作動レバーが作動体から押圧されてスラ
イドロック機構を解除するものであり、さらに前記ウォ
ークイン装置に、前記係合体を作動レバー本体に対し
て、シートバック前倒し時に前記作動体と係合しないウ
ォークイン停止位置からシートバック前倒し時に前記作
動体と係合する正常位置へ移動可能に取り付ける手段
と、前記係合体を前記ウォークイン停止位置に保持する
保持手段と、を設けたものであって、前記保持手段によ
って前記係合体を前記ウォークイン停止位置に保持しス
ライドロック機構をロックした状態で、シートバックを
前倒しにしてシートを車体に取り付け、取付終了後、前
記係合体を前記ウォークイン停止位置から前記正常位置
へと移動させる、ことを特徴とする。
【0009】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、ウォーク
イン装置の作用を停止させる停止機構を設けており、シ
ートを車体に取り付ける際に、この停止機構を働かせて
スライドロック機構をロックしたままにすることができ
る。このため、取付の際に、作業スペースの確保のため
にシートバックを前倒ししても、シートスライド装置が
スライドせずにシートに一体となっているため、簡単に
位置決めを行うことができ、取付作業を迅速に行うこと
ができる。
【0010】また、シートスライド装置がシートの左右
両側に配置されているものである場合に、予め車外でシ
ートスライド装置の左右を揃えてスライドロック機構を
ロックさせた後に、車体に搭載すれば、左右の位置決め
を車体上で行う必要がなく、取付作業を簡単に行うこと
ができる。また、請求項2に係る発明によれば、請求項
1に係る効果に加えて、シートを車体に取り付ける際
に、保持手段によって係合体をウォークイン停止位置に
保持することができ、また、取付作業が終了した後は、
ウォークイン停止位置から正常位置へと移動させること
ができる。
【0011】また、請求項3に係る発明によれば、請求
項2に係る効果に加えて、係合体を作動レバー本体に対
して回動可能に取り付ける一方、付勢体によって作動レ
バー本体に対して押し付けるため、係合体をウォークイ
ン停止位置に確実に保持することができる。また、請求
項4に係る発明によれば、請求項2または3に係る効果
に加えて、シートを取り付けた後は移動手段を取り外し
てしまうことで、停止機構を作動不能とすることがで
き、以降は、正常にウォークイン装置を作動させること
ができる。
【0012】また、請求項5に係る発明によれば、請求
項2ないし4のいずれかに係る効果に加えて、ひとたび
係合体を正常位置へと移動した後は、係合体がレバー本
体に係止するので、係合体を確実に正常位置に保持する
ことができる。また、請求項6に係る発明によれば、取
付の際に、作業スペースの確保のためにシートバックを
前倒ししても、シートスライド装置がスライドせずにシ
ートに一体となっているため、簡単に位置決めを行うこ
とができ、取付作業を迅速に行うことができる。
【0013】また、シートスライド装置がシートの左右
両側に配置されているものである場合に、予め車外でシ
ートスライド装置の左右を揃えてスライドロック機構を
ロックさせた後に、車体に搭載すれば、左右の位置決め
を車体上で行う必要がなく、取付作業を簡単に行うこと
ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図1ないし図5を用いて本
発明の実施の形態を説明する。本実施の形態に係るウォ
ークイン装置付き車両用シート10は、シートクッショ
ン12とシートバック14とを有しており、このシート
バック14をシートクッション12に対して傾動及び固
定可能にするシートリクライニング装置16がシート1
0の側部に設けられている。このシート10は、シート
10を車体前後方向に移動可能とするシートスライド装
置20を介して車体に取り付けられる。
【0015】図2に示したように、このシートスライド
装置20は、ロアスライドレール22と、シート10に
固定されると共に該ロアスライドレール22に車体前後
方向に摺動可能に嵌合したアッパースライドレール24
と、このアッパースライドレール24をロアスライドレ
ール22に対してロックするスライドロック機構26
と、を備えている。ロアスライドレール22とアッパー
スライドレール24はシート10の左右にそれぞれ設け
られる。
【0016】スライドロック機構26は、常時は付勢力
によってアッパースライドレール24側に固定された回
動爪30がロアスライドレール22側に形成された係止
溝(アッパースライドレール24の下側にあり見えな
い)に嵌合することにより、ロアスライドレール22と
アッパースライドレール24との摺動を阻止するもので
ある。操作ノブ32を付勢力に抗して回動することによ
り、回動爪30と係止溝との嵌合が外れ、アッパースラ
イドレール24がロアスライドレール22に対して車体
前後方向に摺動できるようになっている。但し、図示の
スライドロック機構26は一例であり、これ以外の任意
のスライドロック機構を用いることが可能である。
【0017】図3に示すように、上記シートリクライニ
ング装置16は、シートバック14側部の下部に固定さ
れたバックアーム44と、シートクッション12側部の
後部に固定されたベースプレート46とを有しており、
バックアーム44はベースプレート46に形成された支
持軸46aに軸着されており、バックアーム44に形成
された作動ピン45と支持軸46aとの間に巻回された
渦巻バネ47によってバックアーム44は、シートバッ
ク14が前倒しになる方向に付勢されている。また、バ
ックアーム44とベースプレート46との間には、渦巻
バネ47の付勢力に抗してバックアーム44をベースプ
レート46に固定するロック装置48が設けられてお
り、ロック装置48は、バックアーム44側に一体的に
設けられた歯部44aと、該歯部44aに噛み合いベー
スプレート46側に軸着された操作レバー49と、から
構成され、図示しないバネによって操作レバー49は歯
部44aへ噛み合う方向へ付勢されている。尚、49a
は後方からのリア操作レバーであり、リンク部材49b
により操作レバー49に連結されている。
【0018】ウォークイン装置40は、作動体としての
上記作動ピン45と、該作動ピン45に作動可能であ
り、上記支持軸46aに回動可能に支持される作動レバ
ー50と、から構成される。作動レバー50の回動端
は、ワイヤ56を介して前記スライドロック機構26に
連結される。さらに、本実施の形態のウォークイン装置
40は、シート10を車体に取り付ける際に、ウォーク
イン装置40の作用を停止させる停止機構を備えてい
る。即ち、作動レバー50を作動レバー本体52と係合
体54との2部品で構成すると共に、この停止機構は、
係合体54を作動レバー本体52に対して、シートバッ
ク前倒し時に作動ピン45と係合しないウォークイン停
止位置Sからシートバック前倒し時に作動ピン45と係
合する正常位置Nへと移動可能に取り付ける取付手段
と、係合体54をウォークイン停止位置Sに保持する保
持手段と、前記係合体54をウォークイン停止位置Sか
ら正常位置Nへと移動させる移動手段とを有する。即
ち、具体的には、係合体54は、作動レバー50のワイ
ヤ56が連結される回動端と反対側の回動端において、
作動レバー本体52に対してその取付ピン58(取付
軸)を中心として回動可能に取り付けられている。ま
た、係合体54は、取付ピン58のフランジと係合体5
4との間に介挿されるコイルバネ60(付勢体)によっ
て常時作動レバー本体52に対して取付ピン58の軸線
方向に押し付ける方向に押し付けられて不用意に回動し
ないようにしている。こうして、係合体54を、作動ピ
ン45から遠ざけられたウォークイン停止位置Sに保持
することができる。また、係合体54の取付ピン58か
ら離れた遊端部には孔54bが設けられて、この孔54
bにはピアノ線62のような非常に細い細線の一端が引
っかけられており、このピアノ線62の他端はシートリ
クライニング装置16のカバー16aとシートクッショ
ン12との隙間を抜けて外部まで伸びている。このピア
ノ線62は、前記移動手段として機能しており、ピアノ
線62をシートリクライニング装置16のカバー16a
とシートクッション12との隙間に沿って動かすことに
より、係合体54を前記ウォークイン停止位置Sから、
作動ピン45に接近した正常位置Nへと移動することが
できる。さらに、係合体54の両側端には、作動レバー
本体52側へ折れ曲がった係止片部(係止部)54aが
それぞれ形成されている。この係止片部54aに対応し
て、作動レバー本体52の係合体54が取り付けられる
回動端の両側縁部に凹部52a(図5参照)が形成され
ている。この係止片部54aは、係合体54がウォーク
イン停止位置Sにあるときには、上述のコイルバネ60
の付勢力によって作動レバー本体52上で突っ張ってい
るが、係合体54が正常位置Nまで移動したときに、作
動レバー本体52上から落下して前記凹部52aに係止
する。
【0019】以上のように構成されるウォーク装置付き
車両用シートの取付及びその作用を説明する。生産工場
にてシート10を車体に取り付ける前に、予めシート1
0のシートクッションフレームにシートスライド装置2
0のアッパースライドレール24が取り付けられ、ま
た、シートリクライニング装置16がシートクッション
12とシートバック14の間に取り付けられている。こ
のとき、シートリクライニング装置16は、ウォークイ
ン装置40の停止機構が作動した状態で取り付けられて
おり、係合体54が前記ウォークイン停止位置Sに保持
されている。
【0020】そして、シートスライド装置20の左右の
ロアスライドレール22の位置を揃えてからスライドロ
ック機構26によりスライドロックさせた後、シート1
0を車体に搭載してロアスライドレール22を車体にボ
ルト締めする取付作業を行う。この取付作業スペースを
確保するために、シートバック14を前倒しすると、こ
れに伴って図4において作動ピン45が反時計回りに回
転し、仮想線で示したFの位置まで移動するが、係合体
54がウォークイン停止位置Sにあり作動ピン45に係
合しないため、作動レバー50は何等作動されない。従
ってスライドロック機構26はロックされたままである
ため、ロアスライドレール22がシート10に対して動
くことがなく、簡単に且つ迅速にロアスライドレール2
2を正しい位置に取り付けることができる。
【0021】次に、ロアスライドレール22を車体に取
り付けた後、シートバック14を後方へ戻し、ピアノ線
62を図4の時計回りに回転させると、係合体54が取
付ピン58の回りを回動して正常位置Nへ移動し、係止
片部54aが作動レバー本体52の凹部52aに係止す
る。この係止片部54aが凹部52aに係止する時に
は、両部品のはまり合う音がするため、作業者は目視す
ることはできないが係合体54が確実に正常位置Nに移
動したことを確認することができる。また、ひとたび係
合体54が正常位置Nへ移動した後は、係止片部54a
が作動レバー本体52の両側縁部にある凹部52aに係
止するため、係合体54はウォークイン動作の際に作動
ピン45から受ける力または自重によって作動レバー本
体52に対して回動することはない。この後、ピアノ線
62を上方へ引っ張ることにより、ピアノ線62の一端
を係合体54から外して、シートリクライニング装置1
6のカバーの隙間からピアノ線62を完全に抜き取るこ
とができる。従って、外見上は従来と全く変わらないも
のとすることができる。
【0022】こうして係合体54は正常位置Nへ移動し
た後は、ウォークイン装置40は正常に作用する。従っ
て、シートバック14が前倒しされた時に、これに伴っ
て作動ピン45が図4において反時計回りに回転し、仮
想線で示した係合体54に係合して反時計回り方向に押
圧するため、作動レバー50も同じ方向に回転し、これ
によって、ワイヤ56が引っ張られてスライドロック機
構26のロックを解除するので、シート10がスライド
し、従来と同様に、乗員のための乗降通路を確保するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のウォーク装置付き車両用シートを表す
斜視図である。
【図2】図1のシートのスライドロック機構を備えたシ
ートスライド装置を表す斜視図である。
【図3】図1のシートのウォークイン装置を表す斜視図
である。
【図4】図3のウォークイン装置の説明図である。
【図5】図3のウォークイン装置の作動レバーの分解斜
視図である。
【符号の説明】
10 ウォークイン装置付き車両用シート 12 シートクッション 14 シートバック 16 シートリクライニング装置 20 シートスライド装置 26 スライドロック機構 40 ウォークイン装置 45 作動ピン(作動体) 50 作動レバー 52 作動レバー本体 54 係合体 54a 係止片部(係止部) 58 取付ピン(取付軸) 60 コイルバネ(付勢体) 62 ピアノ線(移動手段) S ウォークイン停止位置 N 正常位置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スライドロック機構を備えたシートスラ
    イド装置を介して車体に取り付けられるシートに、該シ
    ートのシートバックをシートクッションに対して傾動可
    能にするシートリクライニング装置を設け、さらにシー
    トリクライニング装置に前記シートバック前倒し時に前
    記スライドロック機構を解除するウォークイン装置を設
    けた、ウォークイン装置付き車両用シートにおいて、 前記ウォークイン装置に該ウォークイン装置の作用を停
    止させる停止機構を設け、該停止機構によってシートの
    車体取付時に前記スライドロック機構をロックしたまま
    とすることを特徴とするウォークイン装置付き車両用シ
    ート。
  2. 【請求項2】 前記ウォークイン装置は、前記シートバ
    ック側またはシートクッション側のいずれか一方側に固
    定された作動体と、前記シートバック側またはシートク
    ッション側の他方側に支持された作動レバーとを有し、
    該作動レバーはシートバック前倒し時に前記作動体と係
    合する係合体を備え該係合体を介して作動レバーが作動
    体から押圧されてスライドロック機構を解除するもので
    あり、 前記停止機構は、前記係合体を作動レバー本体に対し
    て、シートバック前倒し時に前記作動体と係合しないウ
    ォークイン停止位置からシートバック前倒し時に前記作
    動体と係合する正常位置へと移動可能に取り付ける手段
    と、前記係合体を前記ウォークイン停止位置に保持する
    保持手段と、を有することを特徴とする請求項1記載の
    ウォークイン装置付き車両用シート。
  3. 【請求項3】 前記係合体は、作動レバー本体に対して
    取付軸を中心として回動可能に取り付けられており、前
    記停止機構の保持手段は、係合体を作動レバー本体に対
    して取付軸の軸線方向に押し付ける方向に付勢する付勢
    体を含むことを特徴とする請求項2記載のウォークイン
    装置付き車両用シート。
  4. 【請求項4】 前記停止機構をウォークイン停止位置か
    ら正常位置へ移動させる移動手段が予め取り付けられ、
    該移動手段は、シートを車体に取り付けた後にシートリ
    クライニング装置から取り外すことができることを特徴
    とする請求項2または3記載のウォークイン装置付き車
    両用シート。
  5. 【請求項5】 前記係合体は、前記正常位置へ移動した
    ときに、前記作動レバー本体に係止する係止部を備える
    ことを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載の
    ウォークイン装置付き車両用シート。
  6. 【請求項6】 シートバックをシートクッションに対し
    て傾動可能にするシートリクライニング装置が設けられ
    たシートを、スライドロック機構を備えたシートスライ
    ド装置を介して車体に取り付ける車両用シート取付方法
    であって、前記シートリクライニング装置には、前記シ
    ートバック前倒し時に前記スライドロック機構を解除す
    るウォークイン装置が設けられており、該ウォークイン
    装置は、前記シートバック側またはシートクッション側
    のいずれか一方側に固定された作動体と、前記シートバ
    ック側またはシートクッション側の他方側に支持された
    作動レバーとを有し、該作動レバーはシートバック前倒
    し時に前記作動体と係合する係合体を備え該係合体を介
    して作動レバーが作動体から押圧されてスライドロック
    機構を解除するものであり、さらに前記ウォークイン装
    置に、前記係合体を作動レバー本体に対して、シートバ
    ック前倒し時に前記作動体と係合しないウォークイン停
    止位置からシートバック前倒し時に前記作動体と係合す
    る正常位置へ移動可能に取り付ける手段と、前記係合体
    を前記ウォークイン停止位置に保持する保持手段と、を
    設けたものであって、 前記保持手段によって前記係合体を前記ウォークイン停
    止位置に保持しスライドロック機構をロックした状態
    で、シートバックを前倒しにしてシートを車体に取り付
    け、取付終了後、前記係合体を前記ウォークイン停止位
    置から前記正常位置へと移動させる、ことを特徴とする
    ウォークイン装置付き車両用シート取付方法。
JP27756597A 1997-10-09 1997-10-09 ウォークイン装置付き車両用シート及びウォークイン装置付き車両用シートの取付方法 Withdrawn JPH11115573A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014516871A (ja) * 2011-06-21 2014-07-17 カイパー ゲーエムベーハー ウント コンパニー カーゲー 車両シート、特に自動車シート

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014516871A (ja) * 2011-06-21 2014-07-17 カイパー ゲーエムベーハー ウント コンパニー カーゲー 車両シート、特に自動車シート

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