JPH11115214A - インクジェットプリンタ - Google Patents
インクジェットプリンタInfo
- Publication number
- JPH11115214A JPH11115214A JP30375997A JP30375997A JPH11115214A JP H11115214 A JPH11115214 A JP H11115214A JP 30375997 A JP30375997 A JP 30375997A JP 30375997 A JP30375997 A JP 30375997A JP H11115214 A JPH11115214 A JP H11115214A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- solid
- recording head
- case
- jet printer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Ink Jet (AREA)
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】装置全体が大型化することなく、大量の固形イ
ンクを収納することができるインクジェットプリンタを
提供する。 【解決手段】ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの
4色の固形インクXをそれぞれ収納する4つのインクケ
ース17を、装置本体10に開閉可能に取り付けられた
オープンカバー16の略全域にわたってその幅方向に並
設し、各インクケース17のインク送出口を記録ヘッド
の画像形成領域上にそれぞれ分散して設けると共にその
インク送出口17aの位置で固形インクXを記録ヘッド
へ補給するようにした。
ンクを収納することができるインクジェットプリンタを
提供する。 【解決手段】ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの
4色の固形インクXをそれぞれ収納する4つのインクケ
ース17を、装置本体10に開閉可能に取り付けられた
オープンカバー16の略全域にわたってその幅方向に並
設し、各インクケース17のインク送出口を記録ヘッド
の画像形成領域上にそれぞれ分散して設けると共にその
インク送出口17aの位置で固形インクXを記録ヘッド
へ補給するようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、熱溶融式の固形
インクを用いたインクジェットプリンタ、特に、一度に
大量の固形インクを収納できるインクジェットプリンタ
に関するものである。
インクを用いたインクジェットプリンタ、特に、一度に
大量の固形インクを収納できるインクジェットプリンタ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、常温で固化する固形インクを加熱
することにより液体状に溶融させ、その溶融されたイン
クを用紙等の被記録媒体に向かって吐出させながら、そ
の被記録媒体に所定の画像を形成するインクジェットプ
リンタとしては、図7に示すようなものがある。
することにより液体状に溶融させ、その溶融されたイン
クを用紙等の被記録媒体に向かって吐出させながら、そ
の被記録媒体に所定の画像を形成するインクジェットプ
リンタとしては、図7に示すようなものがある。
【0003】このインクジェットプリンタ50は、同図
に示すように、装置の上部にヒンジ51を介してオープ
ンカバー52が開閉可能に取り付けられており、このオ
ープンカバー52の左端部に、複数の固形インクが収納
されるインクケース53が一体的に形成されている。
に示すように、装置の上部にヒンジ51を介してオープ
ンカバー52が開閉可能に取り付けられており、このオ
ープンカバー52の左端部に、複数の固形インクが収納
されるインクケース53が一体的に形成されている。
【0004】このインクケース53は、ブラック、シア
ン、マゼンタ、イエローの各色の固形インクが前後方向
に1列に整列した状態で収納されるように、各色毎に仕
切られている。それぞれの収納領域の前端部には、固形
インクのインク送出口(図示せず)が形成されており、
インクケース53内に収納された固形インクが、図示し
ない固形インク供給手段によって、インク送出口から送
り出されて記録ヘッドのインク供給口に供給されるよう
になっている。
ン、マゼンタ、イエローの各色の固形インクが前後方向
に1列に整列した状態で収納されるように、各色毎に仕
切られている。それぞれの収納領域の前端部には、固形
インクのインク送出口(図示せず)が形成されており、
インクケース53内に収納された固形インクが、図示し
ない固形インク供給手段によって、インク送出口から送
り出されて記録ヘッドのインク供給口に供給されるよう
になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うなインクジェットプリンタ50では、インクケース5
3内の固形インクが少なくなってくると、使用者が固形
インクをインクケース53に補充することになるが、例
えば、被記録媒体であるA0サイズ等の大判サイズの用
紙に記録したり、画像を形成したりする場合には、大量
のインクが必要となるので、頻繁に固形インクを補充し
なければならず、固形インクの補充作業が面倒であると
いった問題があった。
うなインクジェットプリンタ50では、インクケース5
3内の固形インクが少なくなってくると、使用者が固形
インクをインクケース53に補充することになるが、例
えば、被記録媒体であるA0サイズ等の大判サイズの用
紙に記録したり、画像を形成したりする場合には、大量
のインクが必要となるので、頻繁に固形インクを補充し
なければならず、固形インクの補充作業が面倒であると
いった問題があった。
【0006】このため、インクケース53の容量を大き
くして一度に大量の固形インクを収納することが考えら
れるが、インクケース53の容量を大きくすると、装置
の上方にインクケース53が大きく突出することになる
ので、装置全体が大型化するといった問題がある。
くして一度に大量の固形インクを収納することが考えら
れるが、インクケース53の容量を大きくすると、装置
の上方にインクケース53が大きく突出することになる
ので、装置全体が大型化するといった問題がある。
【0007】そこで、この発明は、装置全体が大型化す
ることなく、大量の固形インクを収納することができる
インクジェットプリンタを提供することを目的としてい
る。
ることなく、大量の固形インクを収納することができる
インクジェットプリンタを提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明のインクジェットプリンタ
は、常温で固化する固形インクを加熱することにより液
体状に溶融させ、その溶融されたインクを用紙等の被記
録媒体に向かって吐出させながら、その被記録媒体に所
定の画像を形成する記録ヘッドを備えたものを対象とし
て、特に複数の前記固形インクが収納されたインクケー
スと、そのインクケースに収納された前記固形インクを
前記記録ヘッドへ供給するインク供給手段とを備え、前
記インクケースを、前記記録ヘッドによる画像形成領域
に張り出すように、前記記録ヘッドの位置よりも高い位
置に設置したことを特徴としている。
に、請求項1に記載の発明のインクジェットプリンタ
は、常温で固化する固形インクを加熱することにより液
体状に溶融させ、その溶融されたインクを用紙等の被記
録媒体に向かって吐出させながら、その被記録媒体に所
定の画像を形成する記録ヘッドを備えたものを対象とし
て、特に複数の前記固形インクが収納されたインクケー
スと、そのインクケースに収納された前記固形インクを
前記記録ヘッドへ供給するインク供給手段とを備え、前
記インクケースを、前記記録ヘッドによる画像形成領域
に張り出すように、前記記録ヘッドの位置よりも高い位
置に設置したことを特徴としている。
【0009】以上のように構成されたインクジェットプ
リンタは、固形インクが収納されたインクケースを、前
記記録ヘッドによる画像形成領域に張り出すように、前
記記録ヘッドの位置よりも高い位置に設置したため、大
量の固形インクを収納するためにインクケース自体の厚
み(高さ)を大きくする必要がなく、装置全体が大型化
しない。
リンタは、固形インクが収納されたインクケースを、前
記記録ヘッドによる画像形成領域に張り出すように、前
記記録ヘッドの位置よりも高い位置に設置したため、大
量の固形インクを収納するためにインクケース自体の厚
み(高さ)を大きくする必要がなく、装置全体が大型化
しない。
【0010】また、請求項2に記載の発明のインクジェ
ットプリンタのように、色の異なる複数の前記固形イン
クと、それらの前記固形インクを色毎に収納する複数の
前記インクケースとを備えたものにあっては、カラー画
像や混合色の画像を形成する場合においても、それらの
画像形成に必要な各色の固形インクを、それぞれ大量に
収納することができる。
ットプリンタのように、色の異なる複数の前記固形イン
クと、それらの前記固形インクを色毎に収納する複数の
前記インクケースとを備えたものにあっては、カラー画
像や混合色の画像を形成する場合においても、それらの
画像形成に必要な各色の固形インクを、それぞれ大量に
収納することができる。
【0011】また、請求項3に記載の発明のインクジェ
ットプリンタのように、前記インクケースを、前記記録
ヘッドの上部に設けられた開閉可能なオープンカバーに
一体的に形成しておくと、紙づまりの処理時にはオープ
ンカバーを開けるだけで装置の上部が開放されるので、
容易に紙づまりの処理が行える。また、インクケースの
形成も簡単に行うことができる。
ットプリンタのように、前記インクケースを、前記記録
ヘッドの上部に設けられた開閉可能なオープンカバーに
一体的に形成しておくと、紙づまりの処理時にはオープ
ンカバーを開けるだけで装置の上部が開放されるので、
容易に紙づまりの処理が行える。また、インクケースの
形成も簡単に行うことができる。
【0012】また、請求項4に記載の発明のインクジェ
ットプリンタのように、前記固形インクの供給時におい
て、前記インクケースに形成された固形インクの送出口
を、前記記録ヘッドのインク供給口の直上に対応する位
置関係に設けておくと、インク供給口から固形インクを
落下させるだけでよいので、インク供給手段が複雑にな
らず、装置全体がコンパクトになる。
ットプリンタのように、前記固形インクの供給時におい
て、前記インクケースに形成された固形インクの送出口
を、前記記録ヘッドのインク供給口の直上に対応する位
置関係に設けておくと、インク供給口から固形インクを
落下させるだけでよいので、インク供給手段が複雑にな
らず、装置全体がコンパクトになる。
【0013】また、請求項5に記載の発明のインクジェ
ットプリンタのように、前記インクケースに形成された
前記固形インクの送出口を、前記記録ヘッドの移動範囲
の端部に設けておくと、記録ヘッドによる画像形成領域
の外側で、固形インクの補給が行えるので、インク補給
時に被記録媒体を汚すことがない。
ットプリンタのように、前記インクケースに形成された
前記固形インクの送出口を、前記記録ヘッドの移動範囲
の端部に設けておくと、記録ヘッドによる画像形成領域
の外側で、固形インクの補給が行えるので、インク補給
時に被記録媒体を汚すことがない。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明のインクジェットプ
リンタを具体化した実施の形態について図面を参照して
説明する。
リンタを具体化した実施の形態について図面を参照して
説明する。
【0015】図1は、本発明の実施の形態のインクジェ
ットプリンタの概略図を示している。インクジェットプ
リンタ1は、A0サイズの被記録媒体としての用紙P
に、所望の画像を記録出力できるように構成されてお
り、脚11が取り付けられた装置本体10の前面には、
用紙Pが排出される用紙排出口12と、排出トレイ13
とが備えられ、装置本体10の上部には、表示部14、
操作部15及び開閉可能なオープンカバー16が設けら
れている。このオープンカバー16には、その略全域に
わたって、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの4
色の固形インクXをそれぞれ収納する4つのインクケー
ス17が幅方向に並設されている。
ットプリンタの概略図を示している。インクジェットプ
リンタ1は、A0サイズの被記録媒体としての用紙P
に、所望の画像を記録出力できるように構成されてお
り、脚11が取り付けられた装置本体10の前面には、
用紙Pが排出される用紙排出口12と、排出トレイ13
とが備えられ、装置本体10の上部には、表示部14、
操作部15及び開閉可能なオープンカバー16が設けら
れている。このオープンカバー16には、その略全域に
わたって、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの4
色の固形インクXをそれぞれ収納する4つのインクケー
ス17が幅方向に並設されている。
【0016】図2は、図1に示したインクジェットプリ
ンタ1のオープンカバー16を開いた状態を示す斜視
図、図3はオープンカバー16に設けられたインクケー
ス17を示す概略図である。オープンカバー16は、図
2に示すように、ヒンジ16aを回動中心にして開閉す
るように構成されている。このオープンカバー16に設
けられた各インクケース17は、図2及び図3に示すよ
うに、オープンカバー16の先端側に向かって先細に形
成されており、先細になったインクケース17の先端部
には、固形インクXを送り出すインク送出口17aがそ
れぞれ形成されている。また、装置本体10の内部に
は、キャリッジ21が配設されている。
ンタ1のオープンカバー16を開いた状態を示す斜視
図、図3はオープンカバー16に設けられたインクケー
ス17を示す概略図である。オープンカバー16は、図
2に示すように、ヒンジ16aを回動中心にして開閉す
るように構成されている。このオープンカバー16に設
けられた各インクケース17は、図2及び図3に示すよ
うに、オープンカバー16の先端側に向かって先細に形
成されており、先細になったインクケース17の先端部
には、固形インクXを送り出すインク送出口17aがそ
れぞれ形成されている。また、装置本体10の内部に
は、キャリッジ21が配設されている。
【0017】図4は、図1及び図2に示したインクジェ
ットプリンタ1内部のキャリッジ21近傍の概略構成を
示す斜視図である。キャリッジ21は、ガイドシャフト
22に沿って横方向に摺動自在に支持されており、図示
しないモータによりタイミングベルト23を介して駆動
される。キャリッジ21には、ブラック、シアン、マゼ
ンタ、イエローの4色の固形インクXに応じて4つの領
域にそれぞれ分割されたインクタンク24が設けられて
いる。このインクタンク24の上部には、各領域毎に固
形インクXが供給されるインク供給口24aがそれぞれ
形成されていると共にそれぞれのインク供給口24aの
下方側にインク溶融部25がそれぞれ設けられており、
後述する固形インク供給手段により、各インク供給口2
4aに供給された各色の固形インクXが、各インク溶融
部25によって液体状に溶融された状態でインクタンク
24の内部に貯留される。さらに、キャリッジ21の下
部には、軸受部21aが、キャリッジ21の前部には記
録ヘッド26がそれぞれ設けられている。
ットプリンタ1内部のキャリッジ21近傍の概略構成を
示す斜視図である。キャリッジ21は、ガイドシャフト
22に沿って横方向に摺動自在に支持されており、図示
しないモータによりタイミングベルト23を介して駆動
される。キャリッジ21には、ブラック、シアン、マゼ
ンタ、イエローの4色の固形インクXに応じて4つの領
域にそれぞれ分割されたインクタンク24が設けられて
いる。このインクタンク24の上部には、各領域毎に固
形インクXが供給されるインク供給口24aがそれぞれ
形成されていると共にそれぞれのインク供給口24aの
下方側にインク溶融部25がそれぞれ設けられており、
後述する固形インク供給手段により、各インク供給口2
4aに供給された各色の固形インクXが、各インク溶融
部25によって液体状に溶融された状態でインクタンク
24の内部に貯留される。さらに、キャリッジ21の下
部には、軸受部21aが、キャリッジ21の前部には記
録ヘッド26がそれぞれ設けられている。
【0018】図5は、このインクジェットプリンタ1の
キャリッジ21部分の縦断面図であり、インク補給位置
におけるインクケース17及び固形インク供給手段30
を示している。
キャリッジ21部分の縦断面図であり、インク補給位置
におけるインクケース17及び固形インク供給手段30
を示している。
【0019】同図に示すように、記録ヘッド26と各イ
ンク溶融部25とは液体インク供給部27によってそれ
ぞれ接続されている。インクタンク24には、各インク
溶融部25及び各液体インク供給部27に隣接して加熱
手段としてのヒータ28が配設されており、このヒータ
28が各インク溶融部25を加熱することで供給された
固形インクXを溶融すると共に各液体インク供給部27
内のインクを液体状に保温する。また、各液体インク供
給部27の近傍にはインク残量センサ29がそれぞれ配
設されており、このインク残量センサ29によってイン
クタンク24内の液体インクの残量が検出される。記録
ヘッド26は、図示しない記録ヘッド制御部より入力さ
れる信号に従い、ロール紙Rより繰り出された用紙Pに
液体状のインクを吐出し、所望の画像を用紙P上に形成
する。
ンク溶融部25とは液体インク供給部27によってそれ
ぞれ接続されている。インクタンク24には、各インク
溶融部25及び各液体インク供給部27に隣接して加熱
手段としてのヒータ28が配設されており、このヒータ
28が各インク溶融部25を加熱することで供給された
固形インクXを溶融すると共に各液体インク供給部27
内のインクを液体状に保温する。また、各液体インク供
給部27の近傍にはインク残量センサ29がそれぞれ配
設されており、このインク残量センサ29によってイン
クタンク24内の液体インクの残量が検出される。記録
ヘッド26は、図示しない記録ヘッド制御部より入力さ
れる信号に従い、ロール紙Rより繰り出された用紙Pに
液体状のインクを吐出し、所望の画像を用紙P上に形成
する。
【0020】また、同図に示すように、オープンカバー
16を閉じた状態では、オープンカバー16は、その先
端部に向かって下がり傾斜になっており、その傾斜によ
って、オープンカバー16に設けられたインクケース1
7内に収納された固形インクXが、オープンカバー16
の先端側に形成されたインク送出口17aに自然に集ま
ってくるようになっている。インクケース17の先端部
は、同図に示すように、下方に突出しており、その突出
部の後部側にインク送出口17aが形成されている。
16を閉じた状態では、オープンカバー16は、その先
端部に向かって下がり傾斜になっており、その傾斜によ
って、オープンカバー16に設けられたインクケース1
7内に収納された固形インクXが、オープンカバー16
の先端側に形成されたインク送出口17aに自然に集ま
ってくるようになっている。インクケース17の先端部
は、同図に示すように、下方に突出しており、その突出
部の後部側にインク送出口17aが形成されている。
【0021】固形インク供給手段30は、インク送出口
17aに取り付けられたストッパ部材31と、インクケ
ース17の突出部近傍において装置側に回動可能に取り
付けられたインク供給レバー32と、インク送出口17
aに対向してインクケース17の突出部に形成された、
インク供給レバー32の先端部32aが入り込むレバー
穴33とから構成されている。ストッパ部材31は、可
撓性を有するフィルムによって形成されており、このス
トッパ部材31によって固形インクXがインク送出口1
7aの手前に位置決めされる。一方、固形インクXの補
給時には、インク供給レバー32が回動してその先端部
32aがレバー穴33に入り込むことにより、インク送
出口17aの手前に位置決めされた固形インクXが後方
側(インク供給口17a側)に押されるので、固形イン
クXがインク供給口17aに取り付けられたストッパ部
材31を撓ませながらこれを乗り越えてインク送出口1
7aから押し出され、インクタンク24のインク供給口
24aに供給される。
17aに取り付けられたストッパ部材31と、インクケ
ース17の突出部近傍において装置側に回動可能に取り
付けられたインク供給レバー32と、インク送出口17
aに対向してインクケース17の突出部に形成された、
インク供給レバー32の先端部32aが入り込むレバー
穴33とから構成されている。ストッパ部材31は、可
撓性を有するフィルムによって形成されており、このス
トッパ部材31によって固形インクXがインク送出口1
7aの手前に位置決めされる。一方、固形インクXの補
給時には、インク供給レバー32が回動してその先端部
32aがレバー穴33に入り込むことにより、インク送
出口17aの手前に位置決めされた固形インクXが後方
側(インク供給口17a側)に押されるので、固形イン
クXがインク供給口17aに取り付けられたストッパ部
材31を撓ませながらこれを乗り越えてインク送出口1
7aから押し出され、インクタンク24のインク供給口
24aに供給される。
【0022】次に、このインクジェットプリンタ1の動
作について説明する。
作について説明する。
【0023】まず、記録の途中でインクタンク24内の
インクが減ってきたとすると、インク残量センサ29が
働き、タイミングベルト23に引っ張られてキャリッジ
21がインクの補給のためにインク補給位置へ移動す
る。インク補給位置は、ガイドシャフト22の右端側ま
たは左端側に設定されるのが通常であるが、このインク
ジェットプリンタ1では、記録ヘッド26による画像形
成領域に分散して各色毎にインク補給位置を設定してあ
る。即ち、インクケース17のインク送出口17aの位
置がそれぞれの固形インクXのインク補給位置となる。
キャリッジ21が移動していずれかのインク補給位置に
来ると、上述したように、インク供給レバー32が回動
してインク送出口17aの手前にある固形インクXがイ
ンク送出口17aから押し出されてインクタンク24に
供給される。インクタンク24に供給された固形インク
Xは、インク溶融部25で溶融されて液体状のインクと
なり、液体インク供給部27へと導かれる。
インクが減ってきたとすると、インク残量センサ29が
働き、タイミングベルト23に引っ張られてキャリッジ
21がインクの補給のためにインク補給位置へ移動す
る。インク補給位置は、ガイドシャフト22の右端側ま
たは左端側に設定されるのが通常であるが、このインク
ジェットプリンタ1では、記録ヘッド26による画像形
成領域に分散して各色毎にインク補給位置を設定してあ
る。即ち、インクケース17のインク送出口17aの位
置がそれぞれの固形インクXのインク補給位置となる。
キャリッジ21が移動していずれかのインク補給位置に
来ると、上述したように、インク供給レバー32が回動
してインク送出口17aの手前にある固形インクXがイ
ンク送出口17aから押し出されてインクタンク24に
供給される。インクタンク24に供給された固形インク
Xは、インク溶融部25で溶融されて液体状のインクと
なり、液体インク供給部27へと導かれる。
【0024】インクが補給されると、記録を再開する。
ヒータ28によって液体状に保温されているインクが液
体インク供給部27から記録ヘッド26に供給され、ロ
ール紙Rから繰り出されてくる用紙Pに液体状のインク
が吐出される。記録された用紙Pは、用紙排出口12か
ら排出トレイ13に排出される。
ヒータ28によって液体状に保温されているインクが液
体インク供給部27から記録ヘッド26に供給され、ロ
ール紙Rから繰り出されてくる用紙Pに液体状のインク
が吐出される。記録された用紙Pは、用紙排出口12か
ら排出トレイ13に排出される。
【0025】一方、インクケース17内に収納された固
形インクXは、上述したように、自然にインク供給口1
7aに集まるように移動し、既にインクタンク24に供
給された固形インクXの上方に位置していた固形インク
Xがストッパ部材31によってインク供給口17aの手
前に位置決めされる。また、インクケース17内の固形
インクXが残り少なくなった場合は、インクケース17
に設けられた図示しないインク補給口から固形インクX
を補給する。
形インクXは、上述したように、自然にインク供給口1
7aに集まるように移動し、既にインクタンク24に供
給された固形インクXの上方に位置していた固形インク
Xがストッパ部材31によってインク供給口17aの手
前に位置決めされる。また、インクケース17内の固形
インクXが残り少なくなった場合は、インクケース17
に設けられた図示しないインク補給口から固形インクX
を補給する。
【0026】以上のように構成されたインクジェットプ
リンタ1は、各色の固形インクXをそれぞれ収納する複
数のインクケース17を、記録ヘッド26の画像形成領
域の略全域にわたってオープンカバー16に取り付ける
と共に、各インクケース17のインク送出口17aを記
録ヘッド26の画像形成領域上に分散して設け、そのイ
ンク送出口17aの位置で固形インクXを記録ヘッド2
6へ補給する構成を採用したため、インクケース17を
装置上方に大きくすることなく、大量の固形インクXを
収納することができる。
リンタ1は、各色の固形インクXをそれぞれ収納する複
数のインクケース17を、記録ヘッド26の画像形成領
域の略全域にわたってオープンカバー16に取り付ける
と共に、各インクケース17のインク送出口17aを記
録ヘッド26の画像形成領域上に分散して設け、そのイ
ンク送出口17aの位置で固形インクXを記録ヘッド2
6へ補給する構成を採用したため、インクケース17を
装置上方に大きくすることなく、大量の固形インクXを
収納することができる。
【0027】また、このインクジェットプリンタ1は、
固形インクXを収納するインクケース17をオープンカ
バー16に取り付けているため、オープンカバー16を
開けるだけで、即座に装置内部を目視により確認するこ
とができ、記録ヘッド26、インクタンク24の保守点
検や紙づまりの処理等を容易に行うことができる。ま
た、インクケース17をオープンカバー16に一体的に
形成した場合には、インクケース17の形成も簡単に行
うことができる。
固形インクXを収納するインクケース17をオープンカ
バー16に取り付けているため、オープンカバー16を
開けるだけで、即座に装置内部を目視により確認するこ
とができ、記録ヘッド26、インクタンク24の保守点
検や紙づまりの処理等を容易に行うことができる。ま
た、インクケース17をオープンカバー16に一体的に
形成した場合には、インクケース17の形成も簡単に行
うことができる。
【0028】また、固形インクXの補給位置では、イン
クタンク24のインク供給口24aの直上にインクケー
ス17のインク送出口17aがくるような位置関係に両
者を配置したため、インク送出口17aから固形インク
Xを落下させるだけでインクタンク24に固形インクX
を供給することができる。従って、上述したような簡単
な構成の固形インク供給手段30を採用することが可能
となり、装置全体をコンパクトにすることができる。
クタンク24のインク供給口24aの直上にインクケー
ス17のインク送出口17aがくるような位置関係に両
者を配置したため、インク送出口17aから固形インク
Xを落下させるだけでインクタンク24に固形インクX
を供給することができる。従って、上述したような簡単
な構成の固形インク供給手段30を採用することが可能
となり、装置全体をコンパクトにすることができる。
【0029】なお、上述した実施形態では、各インクケ
ース17のインク送出口17aを記録ヘッド26の画像
形成領域上にそれぞれ分散して設けているが、例えば、
図6に示すように、隣接する2つのインクケース17の
インク送出口17aを記録ヘッド26の移動範囲の両端
部に分散して設けることも可能である。このように、記
録ヘッド26の移動範囲の両端部にインク送出口17a
を設け、その位置で記録ヘッド26に対する固形インク
Xの供給を行うようにすると、記録ヘッド26による画
像形成領域の外側で、固形インクXの補給が行えるの
で、インク補給時に被記録媒体である用紙Pを汚すこと
がない。
ース17のインク送出口17aを記録ヘッド26の画像
形成領域上にそれぞれ分散して設けているが、例えば、
図6に示すように、隣接する2つのインクケース17の
インク送出口17aを記録ヘッド26の移動範囲の両端
部に分散して設けることも可能である。このように、記
録ヘッド26の移動範囲の両端部にインク送出口17a
を設け、その位置で記録ヘッド26に対する固形インク
Xの供給を行うようにすると、記録ヘッド26による画
像形成領域の外側で、固形インクXの補給が行えるの
で、インク補給時に被記録媒体である用紙Pを汚すこと
がない。
【0030】また、上述した実施形態では、記録ヘッド
26による画像形成領域の略全域にわたってインクケー
ス17を設置しているが、必要なインクケース17の容
量を確保することができれば、必ずしも記録ヘッド26
による画像形成領域の略全域にわたってインクケース1
7を設ける必要はない。
26による画像形成領域の略全域にわたってインクケー
ス17を設置しているが、必要なインクケース17の容
量を確保することができれば、必ずしも記録ヘッド26
による画像形成領域の略全域にわたってインクケース1
7を設ける必要はない。
【0031】また、図には示していないが、各インクケ
ース17に振動付与機構を設けておき、例えば、インク
補給時の前後でインクケース17を振動させるようにす
ると、収納された固形インクXがインクケース17内で
移動することにより、インク送出口17a付近に位置し
ている固形インクXが確実にインク送出口17aの手前
に移動して位置決めされ、インク送出口17a付近で固
形インクXが引っかかったり、詰まったりして固形イン
クXの供給ができなくなるというような事態を有効に回
避することができる。上述した振動付与機構としては、
例えば、インクケース17をバネ等を介して揺動自在に
固定すると共にインクケース17には強磁性体を取り付
け、この強磁性体を電磁石によって間欠的に吸着するこ
とでインクケース17を揺動させて振動を付与するもの
や、揺動自在に軸支されたインクケース17にレバーを
取り付け、このレバーを進退させることによってインク
ケース17を揺動させて振動を付与するもの等を採用す
ることができる。
ース17に振動付与機構を設けておき、例えば、インク
補給時の前後でインクケース17を振動させるようにす
ると、収納された固形インクXがインクケース17内で
移動することにより、インク送出口17a付近に位置し
ている固形インクXが確実にインク送出口17aの手前
に移動して位置決めされ、インク送出口17a付近で固
形インクXが引っかかったり、詰まったりして固形イン
クXの供給ができなくなるというような事態を有効に回
避することができる。上述した振動付与機構としては、
例えば、インクケース17をバネ等を介して揺動自在に
固定すると共にインクケース17には強磁性体を取り付
け、この強磁性体を電磁石によって間欠的に吸着するこ
とでインクケース17を揺動させて振動を付与するもの
や、揺動自在に軸支されたインクケース17にレバーを
取り付け、このレバーを進退させることによってインク
ケース17を揺動させて振動を付与するもの等を採用す
ることができる。
【0032】
【発明の効果】請求項1に記載の発明のインクジェット
プリンタは、記録ヘッドによる画像形成領域に張り出す
ように、記録ヘッドの位置よりも高い位置にインクケー
スを設置することで、インクケース自体を横方向に大き
くしたため、装置全体を上方に突出させることなく、イ
ンクケースの容量を大きくすることができ、一度に大量
の固形インクを収納することができる。
プリンタは、記録ヘッドによる画像形成領域に張り出す
ように、記録ヘッドの位置よりも高い位置にインクケー
スを設置することで、インクケース自体を横方向に大き
くしたため、装置全体を上方に突出させることなく、イ
ンクケースの容量を大きくすることができ、一度に大量
の固形インクを収納することができる。
【0033】また、請求項2に記載の発明のインクジェ
ットプリンタは、カラー画像や混合色の画像を形成する
場合においても、それらの画像形成に必要な各色の固形
インクを、それぞれ大量に収納することができる。
ットプリンタは、カラー画像や混合色の画像を形成する
場合においても、それらの画像形成に必要な各色の固形
インクを、それぞれ大量に収納することができる。
【0034】また、請求項3に記載の発明のインクジェ
ットプリンタは、紙づまりの処理時にはオープンカバー
を開けるだけで装置の上部が開放されるので、容易に紙
づまりの処理が行えると共にインクケースの形成も簡単
に行うことができる。
ットプリンタは、紙づまりの処理時にはオープンカバー
を開けるだけで装置の上部が開放されるので、容易に紙
づまりの処理が行えると共にインクケースの形成も簡単
に行うことができる。
【0035】また、請求項4に記載の発明のインクジェ
ットプリンタは、インク供給時にインク供給口から固形
インクを落下させるだけで記録ヘッドに固形インクを供
給することができるので、インク供給手段が複雑になら
ず、装置全体がコンパクトになる。
ットプリンタは、インク供給時にインク供給口から固形
インクを落下させるだけで記録ヘッドに固形インクを供
給することができるので、インク供給手段が複雑になら
ず、装置全体がコンパクトになる。
【0036】また、請求項5に記載の発明のインクジェ
ットプリンタは、記録ヘッドによる画像形成領域の外側
で、固形インクの供給が行えるので、インク供給時に被
記録媒体を汚すことがない。
ットプリンタは、記録ヘッドによる画像形成領域の外側
で、固形インクの供給が行えるので、インク供給時に被
記録媒体を汚すことがない。
【図1】本発明にかかる一実施形態であるインクジェッ
トプリンタを示す斜視図である。
トプリンタを示す斜視図である。
【図2】同上のオープンカバーを開いた状態を示す斜視
図である。
図である。
【図3】同上のオープンカバーに設けられたインクケー
スを示す概略図である。
スを示す概略図である。
【図4】同上のキャリッジ近傍の概略構成を示す斜視図
である。
である。
【図5】同上のインク補給位置におけるキャリッジ部分
の縦断面図である。
の縦断面図である。
【図6】他の実施形態におけるオープンカバーに設けら
れたインクケースを示す概略図である。
れたインクケースを示す概略図である。
【図7】従来例を示す斜視図である。
1 インクジェットプリンタ 10 装置本体 16 オープンカバー 17 インクケース 17a インク送出口 26 記録ヘッド 30 固形インク供給手段 31 ストッパ部材 32 インク供給レバー 33 レバー穴 R ロール紙 P 用紙
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 正史 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 (72)発明者 近藤 博大 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 常温で固化する固形インクを加熱するこ
とにより液体状に溶融させ、その溶融されたインクを用
紙等の被記録媒体に向かって吐出させながら、その被記
録媒体に所定の画像を形成する記録ヘッドを備えたイン
クジェットプリンタにおいて、 複数の前記固形インクが収納されたインクケースと、 そのインクケースに収納された前記固形インクを前記記
録ヘッドへ供給するインク供給手段とを備え、 前記インクケースを、前記記録ヘッドによる画像形成領
域に張り出すように、前記記録ヘッドの位置よりも高い
位置に設置したことを特徴とするインクジェットプリン
タ。 - 【請求項2】 色の異なる複数の前記固形インクと、 それらの前記固形インクを色毎に収納する複数の前記イ
ンクケースとを備えたことを特徴とする請求項1に記載
のインクジェットプリンタ。 - 【請求項3】 前記インクケースを、前記記録ヘッドの
上部に設けられた開閉可能なオープンカバーに一体的に
形成したことを特徴とする請求項1または2に記載のイ
ンクジェットプリンタ。 - 【請求項4】 前記固形インクの供給時において、前記
インクケースに形成された固形インクの送出口を、前記
記録ヘッドのインク供給口の直上に対応する位置関係に
設けたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに
記載のインクジェットプリンタ。 - 【請求項5】 前記インクケースに形成された前記固形
インクの送出口を、前記記録ヘッドの移動範囲の端部に
設けた請求項1ないし4のいずれかに記載のインクジェ
ットプリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30375997A JPH11115214A (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | インクジェットプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30375997A JPH11115214A (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | インクジェットプリンタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11115214A true JPH11115214A (ja) | 1999-04-27 |
Family
ID=17924938
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30375997A Withdrawn JPH11115214A (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | インクジェットプリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11115214A (ja) |
-
1997
- 1997-10-16 JP JP30375997A patent/JPH11115214A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050104 |