JP3242134B2 - インクジェット記録装置のインク供給機構 - Google Patents

インクジェット記録装置のインク供給機構

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタ等におけるイ
ンクジェット記録装置のインク供給機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のインクジェット記録装置
のインク供給機構において、インク噴射ヘッドを搭載し
たキャリッジ部分の重量を軽くし、キャリッジの移動制
御を容易にするために、容量の小さなサブインクタンク
をキャリッジ上に設けて、別に容量の大きなメインイン
クタンクをプリンタ本体内に設け、この2つのインクタ
ンクをチューブ等の部材(以下チューブという)で接続
し、メインインクタンクからサブインクタンク、サブイ
ンクタンクからインクジェットヘッドというようにイン
クの供給を行うものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この2
つのインクタンクを接続するチューブは、キャリッジの
移動により屈曲されるために、そのチューブ自体の耐久
性が製品の寿命や部品の交換時期に影響を及ぼしてい
た。特に、ホットメルトインクジェット記録装置におい
ては、このチューブ内でもインクを加熱する必要がある
ため、ヒータを内蔵したチューブが使用されており、そ
のヒータが断線し易いという問題も生じていた。また、
このチューブがキャリッジの移動に伴って可動するため
のスペースが必要なために、プリンタ全体の形状が大き
くなり、プリンタの小型化の障害となっていた。本発明
は、上述した問題点を解決するためになされたものであ
り、メインインクタンクとキャリッジ上のサブインクタ
ンクをチューブ等で接続することなしに、メインインク
タンクからサブインクタンクへインクを供給することが
できるインクジェット記録装置のインク供給機構を提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に請求項1の発明のインクジェット記録装置のインク供
給機構は、記録媒体に画像を記録するインク噴射ヘッド
と、前記インク噴射ヘッドにインクを供給するサブイン
クタンクと、前記インク噴射ヘッドと前記サブインクタ
ンクを搭載したキャリッジと、前記キャリッジを前記記
録媒体の記録方向に沿って往復移動させるキャリッジ駆
動手段と、前記キャリッジの移動範囲内に配置された、
インクを収納するメインインクタンクと、前記サブイン
クタンクと前記メインインクタンクのどちらか一方に設
けられ、前記キャリッジが所定位置に来たときに前記サ
ブインクタンクと前記メインインクタンクとの結合を可
能とするインク供給ノズルと、前記サブインクタンク内
のインクの不足を記録色毎に検知するインクエンプティ
センサと、前記サブインクタンク内のインクが所定レベ
ルにあることを記録色毎に検知するインクフルセンサ
と、前記インクエンプティセンサによっていずれか一つ
の記録色のインク不足が検出されるに従って起動され、
前記インクフルセンサが所定レベルを検出していない全
ての記録色のインクを対象として前記メインインクタン
クから前記インク供給ノズルを介して前記サブインクタ
ンクに供給するように制御する制御手段と、を備えてい
るものである。請求項2の発明は、請求項1に記載のイ
ンクジェット記録装置のインク供給機構において、イン
ク供給ノズルを個別に進退させることにより、インクを
サブインクタンクに個別供給するようにしたものであ
る。請求項3の発明は、請求項1または2に記載のイン
クジェット記録装置のインク供給機構において、インク
供給動作を所定時間行ってもインクが所定レベルに達し
ないとき、インクタンクのインク欠乏を報知する報知手
段を備えたものである。
【0005】
【作用】上記の請求項1の構成によれば、キャリッジ上
に搭載された記録色毎のサブインクタンク内のインク不
足を検知するインクエンプティセンサによっていずれか
一つの記録色のインク不足が検出されると、そのインク
はメインインクタンクか らインク供給ノズルを介してサ
ブインクタンクに供給される。このインク供給時には、
キャリッジの移動範囲内に配設されたメインインクタン
クに対する所定位置にキャリッジが移動され、サブイン
クタンクとメインインクタンクとがインク供給ノズルを
介して結合され、メインインクタンクからサブインクタ
ンクにインクが供給される。また、このとき、インク不
足が検出された記録色以外のインクで、インクフルセン
サが所定レベルを検出していない記録色のインクがある
場合には、当該記録色のインクについても、サブインク
タンクとメインインクタンクとがインク供給ノズルを介
して結合され、メインインクタンクからサブインクタン
クにインクが供給される。そして、全ての記録色のイン
クについて、インクフルセンサが所定レベルを検出する
と、インクの供給が停止されて、サブインクタンクとメ
インインクタンクとの接続が切り離される。請求項2の
構成によれば、インク供給ノズルを個別に進退させてイ
ンクをサブインクタンクに個別供給する。請求項3の構
成によれば、インク供給動作を所定時間行ってもインク
が所定レベルに達しないとき、インクタンクのインク欠
乏が報知される。
【0006】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。図1は本実施例によるホットメルト
インクジェット記録装置の上面図、図2はその側面図、
図3はインク供給機構の構成を示す断面図であり、これ
らを参照して、その概略構成を説明する。インクジェッ
トヘッド10は、インク12を噴出することにより記録
媒体14に記録を行うものであり、そのインクジェット
ヘッド10を搭載したキャリッジ16は、キャリッジモ
ータ18及びタイミングベルト20により、ガイド軸2
2(図1では図示を省略)に沿って移動できるように配
設されている。
【0007】上部紙送りローラ24、下部紙送りローラ
26、上部ピッチローラ28、下部ピッチローラ30
は、図示しないオートカットシートフィーダ等の給紙手
段により送り出された記録媒体14を更に記録位置まで
送り、インクジェットヘッド10により記録された記録
媒体14を不図示の排出口方向(矢印方向)へ送るもの
である。上部紙送りローラ24、下部紙送りローラ2
6、上部ピッチローラ28、下部ピッチローラ30は、
回転軸32,34,36,38を介してフレーム40に
回転可能に支持されている。また、回転軸32,34は
ベルト42を含む伝達機構を介して用紙送りモータ44
により回転されるように構成されている。
【0008】インクジェットヘッド10を搭載したキャ
リッジ16には、キャリッジ16の駆動やインクジェッ
トヘッド10のインク噴射タイミングを制御するための
タイミングパルス発生素子として、発光ダイオードとホ
トトランジスタとが対向して配置された読み取りヘッド
46が設けられている。フレーム40には記録位置を検
出するための光学スリット48が、キャリッジ16に配
設された読み取りヘッド46の発光ダイオードとホトト
ランジスタとの間に配置されるように設けられている。
【0009】固定インクタンク50(メインインクタン
ク)には、シアン、イエロー、マゼンタ、ブラックの各
色毎にインク12を補給するためのインク投入口52、
防塵用の蓋54、ジョイントノズル56、アーム58、
ソレノイド60が設けられている。ジョイントノズル5
6は、アーム58を介してソレノイド60に接続されて
おり、ソレノイド60を励磁することで、ジョイントノ
ズル56が伸縮するように配置されている。また、固定
インクタンク50は、キャリッジ16の走査線上の近辺
のフレーム40に固定されており、キャリッジ16がイ
ンク供給位置に移動したときに、ジョイントノズル56
を伸ばすことにより、インクジェットヘッド10とジョ
イントノズル56とが結合される。
【0010】図3において、インク供給機構を説明する
と、固定インクタンク50の各々には複数のインク穴6
2が設けられており、インク12はこのインク穴62を
通ってインクジェットヘッド10に供給される。ジョイ
ントノズル56は、ノズル64、シリンダ66、押しバ
ネ68、パッキン70から構成されている。ノズル64
はシリンダ66に沿って移動可能に配設されており、ソ
レノイド60が励磁されていない時は、押しバネ68に
より固定インクタンク50側に押し付けられている。パ
ッキン70は、ノズル64とシリンダ66の隙間からイ
ンク12が洩れ出さないように、また、ソレノイド60
の励磁が切られている時には、このパッキン70がイン
ク穴62に当ってインク経路が閉じるようにノズル64
に設けられている。
【0011】インクジェットヘッド10の内部には、シ
アン、イエロー、マゼンタ、ブラックの各インク12の
色毎にヘッドインクタンク72(サブインクタンク)が
設けられており、固定インクタンク50の各々から供給
されたインク12は、一旦、各々のヘッドインクタンク
72に蓄えられ、ヘッドインクタンク72から実際にイ
ンク12を噴出する図示しないオリフィスに送られる。
ヘッドインクタンク72には、前記ジョイントノズル5
6が突出した時にその先端部が該タンク72内に臨むよ
うに挿通される開口73と、この開口73に設けられた
開閉蓋74と、インクエンプティーセンサ76、インク
フルセンサ78が設けられている。開閉蓋74には板バ
ネ80が取り付けられており、そのバネ力により開閉蓋
74は普段は閉じられている。インクエンプティーセン
サ76はヘッドインクイタンク72の底面近傍に配置さ
れ、インクフルセンサ78はインクエンプティーセンサ
76よりも高い位置に設けられている。このような機構
がインク12の各色毎に設けられている。
【0012】次に、図4を参照して、本実施例における
制御部の構成を説明する。CPU82は、従来周知の演
算処理回路であり、その内部には、レジスタ84を含ん
でいる。予めメモリ86に記憶された動作プログラムに
従って、読み取りヘッド46、インクエンプティーセン
サ76、インクフルセンサ78から送られる信号を読取
り、駆動回路88を制御してインクジェットヘッド1
0、キャリッジモータ18、用紙送りモータ44及びソ
レノイド60を駆動するものである。インクエンプティ
ーセンサ76とインクフルセンサ78は、サーミスタを
自己発熱させ、その発生した熱の放熱量が空気中とイン
ク12中では異なることを利用して、インク12の有無
を検出する。
【0013】読み取りヘッド46は、キャリッジ16の
駆動を制御するためにキャリッジ16の走査量及び速度
を検出する。キャリッジモータ18は、タイミングベル
ト20を介してキャリッジ16を移動させるものであ
る。用紙送りモータ44は、ベルト42、回転軸32、
回転軸34、上部紙送りローラ24、下部紙送りローラ
26を介して記録媒体14を搬送するものである。ソレ
ノイド60は、アーム58を介してジョイントノズル5
6を伸縮させるものである。
【0014】次に、このように構成されたインクジェッ
ト記録装置のインク供給機構の動作を図5、図6、図7
のフローチャートを参照して説明する。電源投入から給
紙、印字動作、排紙というメインプログラムの流れは従
来のプリンタと同様である。そのメインプログラムの流
れの中で、各色のインクエンプティーセンサ76の1つ
でもインク12が無いことを検出すると、CPU82は
ヘッドインクタンク72にインク12を供給する必要が
あると判断し、メインプログラムから割込処理に移行す
る。割込処理に入ると、まず、キャリッジ16をインク
供給位置へ移動する(S1)。次いで、CPU82の内
部のレジスタ84にシアンインクを示すフラグを立て
(S2)、その後、レジスタ84のフラグに対応する色
のインクフルセンサ78が、インク12があることを検
出しているかを調べる(S3)。
【0015】インクフルセンサ78が、インク12を検
出しなかった場合は(S3でNO)、フラグに対応する
色のソレノイド60を励磁する(S4)。ソレノイド6
0が励磁されたことにより、ジョイントノズル56のノ
ズル64がインクジェットヘッド10の方へ移動し、ヘ
ッドインクタンク72の開閉蓋74を押し開き、開口7
3を通してヘッドインクタンク72内に臨む。それと同
時に、固定インクタンク50のインク穴62に押し当て
られていた、ジョイントノズル56内のパッキン70
が、インク穴62から離れインク経路が開き、インク1
2が固定インクタンク50からインク穴62、ノズル6
4を介してヘッドインクタンク72に供給される(S
4)。インクフルセンサ78が、インク12を検出した
場合は(S3でYES)、ソレノイド60を励磁しな
い。
【0016】次に、レジスタ84のフラグが示すインク
12の色がシアンかどうかを識別する(S5)。レジス
タ84のフラグが示すインク12の色がシアンの場合は
(S5でYES)、レジスタ84を書き換えてシアンを
示すフラグを下ろし、イエローを示すフラグを立てて処
理をS3へ戻す(S6)。レジスタ84のフラグが示す
インク12の色がシアンでない場合は(S5でNO)、
レジスタ84のフラグが示すインク12の色がイエロー
かどうかを識別する(S7)。レジスタ84のフラグが
示すインク12の色がイエローの場合は(S7でYE
S)、レジスタ84を書き換えてイエローを示すフラグ
を下ろし、マゼンタを示すフラグを立てて処理をS3へ
戻す(S8)。
【0017】レジスタ84のフラグが示すインク12の
色がイエローでない場合は(S7でNO)、レジスタ8
4のフラグが示すインク12の色がマゼンタかどうかを
識別する(S9)。レジスタ84のフラグが示すインク
12の色がマゼンタの場合は(S9でYES)、レジス
タ84を書き換えてマゼンタを示すフラグを下ろし、ブ
ラックを示すフラグを立てて処理をS3へ戻す(S1
0)。以上の処理により、各色のインクの供給動作が行
われたことになる。
【0018】上記のS9で、レジスタ84のフラグが示
すインク12の色がマゼンタでない場合は(S9でN
O)、レジスタ84を書き換えてシアンを示すフラグを
立てる(S11)。次いで、レジスタ84のフラグに対
応する色のインクフルセンサ78が、インク12がある
ことを検出しているかを調べる(S12)。インクフル
センサ78が、インク12を検出した場合は(S12で
YES)、フラグに対応する色のソレノイド60の励磁
を切る。ソレノイド60の励磁が切られると、押しバネ
68のバネ力によりジョイントノズル56のノズル64
がインクジェットヘッド10から離れる方へ移動し、固
定インクタンク50のインク穴62に、ジョイントノズ
ル56内のパッキン70が押し当てられインク経路が閉
じる。ヘッドインクタンク72の開閉蓋74は、板バネ
78のバネ力により閉じる(S13)。
【0019】インクフルセンサ78がインク12を検出
しなかった場合(S12でNO)、ソレノイド60は現
状を維持し、レジスタ84のフラグが示すインク12の
色がシアンかどうかを識別する(S14)。レジスタ8
4のフラグが示すインク12の色がシアンの場合は(S
14でYES)、レジスタ84を書き換えてシアンを示
すフラグを下ろし、イエローを示すフラグを立てて処理
をS12へ戻す(S15)。レジスタ84のフラグが示
すインク12の色がシアンでない場合は(S14でN
O)、レジスタ84のフラグが示すインク12の色がイ
エローかどうかを識別する(S16)。
【0020】レジスタ84のフラグが示すインク12の
色がイエローの場合は(S16でYES)、レジスタ8
4を書き換えてイエローを示すフラグを下ろし、マゼン
タを示すフラグを立てて処理をS12へ戻す(S1
7)。レジスタ84のフラグが示すインク12の色がイ
エローでない場合は(S16でNO)、レジスタ84の
フラグが示すインク12の色がマゼンタかどうかを識別
する(S18)。レジスタ84のフラグが示すインク1
2の色がマゼンタの場合は(S18でYES)、レジス
タ84を書き換えてマゼンタを示すフラグを下ろし、ブ
ラックを示すフラグを立てて処理をS12へ戻す(S1
9)。
【0021】上記のS18で、レジスタ84のフラグが
示すインク12の色がマゼンタでない場合は(S18で
NO)、全てのソレノイド60の励磁を切ったかを判断
する(S20)。全てのインク12の色に対応するソレ
ノイド60の励磁を切っている場合は(S20でYE
S)、処理をメインプログラムに戻す。全てのインク1
2の色に対応するソレノイド60の励磁を切っていない
場合は(S20でNO)、メモリ82内に設けられたソ
フトカウンタをカウントアップし(S21)、カウント
数が規定回数を越えたかどうかを判断する(S22)。
この規定回数は、ヘッドインクタンク72が空の状態か
らインクフルの状態まで、インク12が供給されるのに
必要な時間より多少長い時間だけ、インク供給動作を続
けるような値が設定されている。
【0022】規定回数を越えていない場合は(S22で
NO)、S11に処理を戻す。規定回数を越えた場合は
(S22でYES)、固定インクタンク50にインク1
2が入っていないと判断し、オペレータとホストコンピ
ュータに固定インクタンク50が空であることを知らせ
る(S23)。そして、ソレノイド60の励磁を全て切
り(S24)、処理をメインプログラムに戻す。
【0023】以上説明したように、本発明のインクジェ
ット記録装置は、固定インクタンク50とヘッドインク
タンク72をチューブ等で接続することなしに、固定イ
ンクタンク50からヘッドインクタンク72へインク1
2を供給することができるので、機構全体の小型化が可
能で、信頼性も向上する。特に、本実施例の構成では、
1度のインク供給動作で全ての色のインク12を固定イ
ンクタンク50からヘッドインクタンク72に供給でき
るので、全体のスルーレートも上がる。また、ジョイン
トノズル56の伸縮によりインク経路が開閉するため、
特別に電磁バルブ等のインク経路開閉手段を設ける必要
がない。
【0024】また、固定インクタンク50からヘッドイ
ンクタンク72へインク12を供給するために両者を結
合するジョイントノズル56やその駆動構成等も、上記
構成に限られず種々の変形が可能で、例えば、ジョイン
トノズル56はヘッドインクタンク72側に設けてもよ
い。
【0025】
【発明の効果】以上詳述したことから明らかなように、
請求項1の発明によれば、キャリッジ上に搭載されたサ
ブインクタンク内のインクの不足を記録色毎に検知する
インクエンプティセンサによって、いずれか一つの記録
色のインク不足が検出されたとき、メインインクタンク
が配置されている位置までキャリッジが移動されて、メ
インインクタンクとサブインクタンクとがインク供給ノ
ズルを介して結合され、インク供給ノズルを介してメイ
ンインクタンクからサブインクタンクにインクが 供給さ
れる。従って、従来のように、常にメインインクタンク
とサブインクタンクとをチューブで連結したものに比
べ、機構全体の小型化が可能となり、かつ製品の耐久性
等の信頼性も向上する。 しかも、インク供給に際して
は、インクフルセンサが所定レベルを検出していない全
ての記録色のインクを対象として、すなわち、インクエ
ンプティセンサによってインク不足が検出された記録色
のインクについてはもとより、インク不足が検出された
記録色以外のインクで、インクフルセンサが所定レベル
を検出していない記録色のインクがある場合には、当該
記録色のインクについても、インク供給ノズルを介して
メインインクタンクからサブインクタンクにインクが供
給される。 このため、インクジェット記録の動作中に、
キャリッジをメインインクタンクが配置されている位置
まで移動してインクを補給する頻度を極力少なくするこ
とができ、一連のインクジェット記録動作を高速に実行
させることが可能となる。請求項2の発明によれば、請
求項1の発明の効果に加え、インク供給ノズルを個別に
進退させるため、インク供給/非供給の切換を確実に行
うことができる。請求項3の発明によれば、請求項1ま
たは2の発明の効果に加え、インク供給動作が所定時間
行われたにもかかわらずインクが所定レベルに達しない
ときに、インクタンクのインク欠乏が報知されるため、
作業者はインク補給作業を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるインクジェット記録装
置の概略を示す上面図である。
【図2】同インクジェット記録装置の概略を示す側面図
である。
【図3】同インクジェット記録装置のインク供給機構の
概略を示す断面図である。
【図4】同インクジェット記録装置の制御部を示すブロ
ック図である。
【図5】同インクジェット記録装置の制御を示すフロー
チャート図である。
【図6】同インクジェット記録装置の制御を示すフロー
チャート図である。
【図7】同インクジェット記録装置の制御を示すフロー
チャート図である。
【符号の説明】
10 インクジェットヘッド 16 キャリッジ 18 キャリッジモータ 50 固定インクタンク 56 ジョイントノズル 60 ソレノイド 64 ノズル 72 ヘッドインクタンク 88 駆動回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/175 B41J 2/21

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に画像を記録するインク噴射ヘ
    ッドと、 前記インク噴射ヘッドにインクを供給するサブインクタ
    ンクと、 前記インク噴射ヘッドと前記サブインクタンクを搭載し
    たキャリッジと、 前記キャリッジを前記記録媒体の記録方向に沿って往復
    移動させるキャリッジ駆動手段と、 前記キャリッジの移動範囲内に配置された、インクを収
    納するメインインクタンクと、 前記サブインクタンクと前記メインインクタンクのどち
    らか一方に設けられ、前記キャリッジが所定位置に来た
    ときに前記サブインクタンクと前記メインインクタンク
    との結合を可能とするインク供給ノズルと、 前記サブインクタンク内のインクの不足を記録色毎に検
    知するインクエンプティセンサと、前記サブインクタンク内のインクが所定レベルにあるこ
    とを記録色毎に検知するインクフルセンサと、 前記インクエンプティセンサによっていずれか一つの記
    録色のインク不足が検出されるに従って起動され、前記
    インクフルセンサが所定レベルを検出していない全ての
    記録色のインクを対象として前記メインインクタンクか
    ら前記インク供給ノズルを介して前記サブインクタンク
    にインクを供給する ように制御する制御手段と 備えていることを特徴とするインクジェット記録装置
    のインク供給機構。
  2. 【請求項2】 前記インク供給ノズルを個別に進退させ
    ることにより、インクを前記サブインクタンクに個別供
    給するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のイ
    ンクジェット記録装置のインク供給機構。
  3. 【請求項3】 インク供給動作を所定時間行ってもイン
    クが所定レベルに達しないとき、インクタンクのインク
    欠乏を報知する報知手段を備えたことを特徴とする請求
    1または2に記載のインクジェット記録装置のインク
    供給機構。
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