JPH11115216A - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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JPH11115216A
JPH11115216A JP30660697A JP30660697A JPH11115216A JP H11115216 A JPH11115216 A JP H11115216A JP 30660697 A JP30660697 A JP 30660697A JP 30660697 A JP30660697 A JP 30660697A JP H11115216 A JPH11115216 A JP H11115216A
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JP
Japan
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ink
solid ink
color
solid
stocker
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP30660697A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Matsuda
和彦 松田
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】色の異なる固形インクが混在する状態において
も、固形インクの色を検出し、その検出した色の固形イ
ンクをその色に対応するインクタンクに確実に供給でき
るインクジェットプリンタを提供すること。 【解決手段】上部が広く開口し下部が漏斗状にすぼまっ
た形状の固形インクストッカ30を設け、その下端にイ
ンクタンクにほぼ球状の固形インク21より若干大きい
円形の供給口31を備え、固形インクストッカ30内に
各色の固形インク21を多数混在した状態でストックし
ておく。供給口31にはこれを開閉する第1のゲート3
3を設け、第1のゲート33の上面にカラーセンサ34
を設けて閉塞状態の第1のゲート33上に位置する固形
インク21の色を検出する。固形インクの色がカラーセ
ンサ34により検出されると、第1のゲート33を開い
て供給口31を開放し、固形インク21を対応する色の
インクタンクに供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数色の色ごと
に分けて複数のインクタンクにそれぞれ収納された固形
インクをそれぞれ加熱溶融して所望の画像を形成するイ
ンクジェットプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数色の色ごとに分けて複数のイ
ンクタンクにそれぞれ収納された固形インクをそれぞれ
加熱溶融し、溶融したインクを記録ヘッドから紙などの
被記録媒体に吐出して所望の画像を形成するインクジェ
ットプリンタでは、インクタンクに固形インクを補給す
るための固形インクストッカが、例えばイエロー
(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック
(K)等の各色ごとに設けられている。
【0003】そして、各インクタンク内の溶融したイン
クが不足してきた場合には、記録ヘッドが固形インクス
トッカの位置まで移動し、不足している色の固形インク
が対応する固形インクストッカからインクタンクに供給
される。さらに、各色の固形インクストッカ内の固形イ
ンクが不足しているときには、作業者が適宜固形インク
を各固形インクストッカ内に補充するようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来は固形イ
ンクの固形インクストッカへの補充作業を作業者が行っ
ているため、その固形インクストッカに本来補充すべき
色と異なる固形インクを誤って補充するおそれがある。
【0005】そこで、このような補充の際の色間違いを
防止するために、色ごとに固形インク或いは固形インク
ストッカの形状を変え、作業者に対してその固形インク
或いは固形インクストッカの色が何色であるのかの認識
を促したり、ある色の固形インクストッカにはそれに対
応する形状(色)の固形インクのみが補充されるように
したりすることなども考えられるが、固形インク、固形
インクストッカの形状を色ごとに変えることは、非常に
煩雑でありコストの上昇を招くことになる。
【0006】この発明が解決しようとする課題は、各色
ごとのインクタンクに固形インクを色間違いなく補充で
きるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
のインクジェットプリンタは、複数色の色ごとに分けて
複数のインクタンクにそれぞれ収納された固形インクを
それぞれ加熱溶融して、その溶融したインクを、記録ヘ
ッドから被記録媒体に吐出して所望の画像を形成するイ
ンクジェットプリンタにおいて、前記固形インクを前記
インクタンクへ供給する供給口を備えるとともに、複数
の前記固形インクをストックする固形インクストッカ
と、その固形インクストッカの所定の位置において、前
記固形インクの色を検出する固形インク色検出手段と、
その固形インク色検出手段によって検出された色の前記
固形インクをその色に対応する前記インクタンクに供給
する固形インク供給手段とを備えたことを特徴としてい
る。
【0008】このような構成によれば、固形インク色検
出手段によって固形インクの色が検出されると、固形イ
ンク供給手段により、検出された色の固形インクが供給
口を介してその色に対応するインクタンクに供給される
ため、固形インクストッカ内に各色の固形インクを混在
した状態で補充しても、各色の固形インクがその色に対
応するインクタンクに自動的に供給される。
【0009】また、請求項2に記載のインクジェットプ
リンタは、前記固形インク供給手段が、前記供給口を開
閉可能に、前記固形インクストッカに設けられた第1の
ゲートと、前記固形インク色検出手段により検出された
色に対応する前記インクタンクと前記固形インクストッ
カの供給口とを対応させるように、前記インクタンクと
前記固形インクストッカとを相対的に移動させる作動手
段とにより構成したことを特徴としている。
【0010】このような構成によれば、固形インク色検
出手段により固形インクの色が検出された場合、検出さ
れた固形インクの色に対応するインクタンクと固形イン
クストッカの供給口とが合致するように作動手段によっ
てインクタンクと固形インクストッカとが相対的に移動
され、各色の固形インクがその色に対応するインクタン
クに第1のゲートから供給されるのである。
【0011】また、請求項3に記載のインクジェットプ
リンタは、前記固形インク色検出手段により検出された
色の前記固形インクを色ごとに分別する固形インク分別
手段を備え、前記固形インクストッカは、前記固形イン
ク分別手段により分別された前記固形インクを色ごとに
収納し、かつそれぞれ前記供給口及び前記第1のゲート
を有する複数の固形インク収納部を備えたことを特徴と
している。
【0012】このような構成によれば、固形インク分別
手段により固形インクが色ごとに分別され、その分別さ
れた固形インクが固形インクストッカ内において自動的
に各固形インク収納部に色ごとに収納され、各色の固形
インク収納部から対応する色のインクタンクに固形イン
クが供給されることになる。
【0013】また、請求項4に記載のインクジェットプ
リンタは、前記固形インク分別手段を、前記複数の固形
インク収納部各々の上部に設けられた第2のゲートとし
たことを特徴としている。
【0014】このような構成によれば、第2のゲートに
より各固形インク収納部の上部を開閉するので、固形イ
ンクの色に対応する第2のゲートが適宜開き、固形イン
クが固形インクストッカ内において自動的に各固形イン
ク収納部に色ごとに収納される。
【0015】また、請求項5に記載のインクジェットプ
リンタは、前記固形インク分別手段の上部に、前記固形
インク色検出手段により検出された色の前記固形インク
が通過する通過路を開閉する開閉手段を備えたことを特
徴としている。
【0016】このような構成によれば、開閉手段により
通過路が適宜開閉するので、固形インク分別手段の上部
において固形インクが詰まったり溜まったりするという
不都合が未然に防止される。
【0017】さらに、請求項6に記載のインクジェット
プリンタは、前記固形インクストッカにストックされた
前記固形インクを攪拌する固形インク攪拌手段を備えた
ことを特徴としている。
【0018】このような構成によれば、固形インク撹拌
手段が固形インクストッカ内において固形インクを撹拌
するので、供給すべき色の固形インクを固形インクスト
ッカの出口付近に容易に近づけることが可能になり、固
形インクを短時間で供給し得る。
【0019】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)この発明の第1の実施形態について
図1ないし図4を参照して説明する。但し、図1は外観
構成を示す斜視図、図2は一部の斜視図、図3は一部の
切断左側面図、図4及び図5は他の一部のそれぞれ異な
る状態における切断正面図である。
【0020】図1に示すインクジェットプリンタ1は、
被記録媒体である日本工業規格A列0番(A0サイズ)
の用紙2に所望の画像を印字出力できるものであり、キ
ャスタ付きの一対の脚4に装置本体5が支持されて成
り、図1には示されていないが、この装置本体5の後方
底部には印字前のロール紙格納用の格納トレイが設けら
れ、装置本体5の前方底部には、このロール紙から繰り
出されて所望の画像が形成された用紙2が排出される用
紙排出トレイ6が設けられている。
【0021】また、装置本体5の上面右端部には、液晶
ディスプレイ等から成る表示部8及び種々の印字機能の
設定用キー等から成る操作部9が配設されると共に、装
置本体5の内部には装置全体を制御するマイクロコンピ
ュータ等の電子回路から成る制御部が設けられている。
【0022】図2は図1に示すインクジェットプリンタ
1の記録ヘッド周りの概略構成を示し、図2に示すよう
に、キャリッジ11の下部に左右方向の貫通孔を有する
軸受け部12が形成され、この軸受け部12に記録方向
である左右方向に長尺のガイドシャフト13が挿通され
てキャリッジ11がガイドシャフト13に沿って摺動自
在に支持されており、このキャリッジ11は、図2には
示されていないモータによりタイミングベルト14を介
して駆動され、これらモータ及びタイミングベルト14
は、後述する固形インクストッカをインクタンクに対し
て相対的に移動させる作動手段として機能する。
【0023】また、このキャリッジ11には、固形イン
クの各色に対応する複数に分割されたインクタンク16
が設けられており、ここではイエロー(Y)用のインク
タンク16a、マゼンダ(M)用のインクタンク16
b、シアン(C)用のインクタンク16c、ブラック
(K)用のインクタンク16dの4個に分割され、この
インクタンク16の上部にはインク溶融部17が形成さ
れ、各色ごとにY用、M用、C用、K用の4個のインク
溶融部17a、17b、17c、17dに分割されてい
る。更にキャリッジ11の後下部には記録ヘッド18が
配設されている。
【0024】図3は図2に示すキャリッジ11近傍部分
の詳細断面を示し、図3に示すように、インク溶融部1
7の底部には固形インク溶融用のヒータ20が配設さ
れ、このヒータによってインク溶融部17に供給された
固形インク21が加熱溶融され、溶融されたインクがイ
ンクタンク16内の下部に流入するようになっている。
更にインクタンク16の底部にもヒータ22が配設さ
れ、このヒータ22によってインクタンク16下部のイ
ンクが液状に維持されている。また、インクタンク16
と記録ヘッド18とはインク供給路24によって接続さ
れ、インクタンク16内で溶融状態に維持されたインク
がインク供給路24を通して記録ヘッド18に供給され
る。
【0025】更に、このインク供給路24にもヒータ2
6が配設され、インク供給路24内部においてインクが
固化しないように加熱されて液状に維持されている。ま
たインクタンク16内部には、インク残量を検出するイ
ンク残量センサ27が配設され、このインク残量センサ
27からインクタンク16内のインク残量に応じた検出
信号が上記した制御部に出力される。
【0026】そして図3に示すように、ロール紙28か
ら繰り出された用紙2に記録ヘッド18のノズルから液
状のインク滴が吐出されて画像を構成する1画素に対応
する1ドットが形成され、このような印字すべき画像の
各画素ごとのデータに基づき、記録ヘッド18からの各
色のインクの吐出、非吐出が制御されて用紙2に所望の
画像が印字形成されるようになっている。
【0027】図4、図5は図2及び図3に示すインクタ
ンク16上部のインク溶融部17に固形インク21を供
給するための固形インクストッカ近傍の断面を示し、図
1に示す装置本体5内部の印字領域外である左端部また
は右端部に配置されており、図4、図5に示すように、
固形インクストッカ30は、上部が広く開口し下部が漏
斗状にすぼまった形状を有し、その下端にはインクタン
ク16上部のインク溶融部17にほぼ球状の固形インク
21より若干大きい径の円形の供給口31を備えてお
り、このような固形インクストッカ30内に各色の固形
インク21が多数混在した状態でストックされる。
【0028】更に、固形インクストッカ30の下端に
は、図4に示すように半円状に2分割されて制御部によ
り開閉制御される第1のゲート33が供給口31を開閉
可能に設けられ、この第1のゲート33の上面には固形
インク色検出手段としてのカラーセンサ34が設けら
れ、閉塞状態の第1のゲート33上に位置する固形イン
クの色が検出される。ここで、第1のゲート33は、上
記した作動手段としてのモータ及びタイミングベルト1
4と共に、カラーセンサ34により検出された色の固形
インク21をその色に対応するインクタンク16に供給
する固形インク供給手段として機能する。
【0029】このとき、図4、図5には示されていない
が、固形インクストッカ30には固形インク撹拌手段と
して例えば複数の回転翼が設けられ、この回転翼により
所定の色の固形インクが第1のゲート33側に移動する
ように内部の固形インク21が撹拌されるようになって
いる。また、第1のゲート33の両端には、少なくとも
一対の爪状の突起35が形成され、第1のゲート33が
開放したときに1個の固形インク21だけが落下して次
の固形インクがこの突起35に引っかかって落下が阻止
される構成となっている。
【0030】次に、インクタンク16への固形インク2
1の補充動作について説明する。
【0031】いま記録の途中において、インク残量セン
サ27により例えばM(マゼンダ)インクが所定量まで
減ってきたことが検出されると、インク残量センサ27
から制御部への信号によってインクジェットプリンタは
記録動作を中断し、不足しているM(マゼンダ)インク
の補充動作を行う。
【0032】まず、上記した作動手段としてのモータ及
びタイミングベルト14が作動してタイミングベルト1
4によりキャリッジ11が引っ張られてインク補充位置
である装置本体5内の左端部または右端部に移動を開始
し、例えば図5に示すように、固形インクストッカ30
の供給口31の真下にM(マゼンダ)用のインクタンク
16bのインク溶融部17bが位置したときに、キャリ
ッジ14の移動は停止される。このとき、各インク溶融
部17a〜17dの位置は制御部によって予め認識され
ており、キャリッジ11の移動量もモータ及びタイミン
グベルト14の駆動量から把握できるため、キャリッジ
11の移動により、固形インクストッカ30の供給口3
1の真下にインク溶融部17a〜17dのうちのいずれ
が位置するのか自動的に認識される。
【0033】そして、固形インクストッカ30内の固形
インク21のうち補充すべきM(マゼンダ)固形インク
21が、撹拌手段により撹拌されて第1のゲート33上
に位置したことがカラーセンサ34により検出される
と、撹拌手段の動作は停止し、第1のゲート33が開い
て供給口31が開放され、M(マゼンダ)固形インク2
1がM(マゼンダ)用のインクタンク16bのインク溶
融部17bに落下する。
【0034】このように落下したM(マゼンダ)固形イ
ンク21は、インク溶融部17bにおいてヒータ20に
より加熱溶融され、溶融したインクはインクタンク16
b下部に流入してヒータ22の加熱により液状に維持さ
れる。また、その他の色のインクの補充も、これと同様
にして行われる。
【0035】従って、上記した第1の実施形態によれ
ば、カラーセンサ34によって固形インク21の色が検
出されると、第1のゲート33が開いて供給口31が開
放され、検出された色の固形インク21が供給口31を
介してその色に対応するインクタンク16上部のインク
溶融部17に供給されるため、固形インクストッカ30
内に各色の固形インク21を混在した状態で補充して
も、従来のような色間違いが生じることもなく、各色の
固形インク21をその色に対応するインクタンク16に
自動的に供給することができる。
【0036】また、カラーセンサ34により固形インク
21の色が検出されると、検出された固形インク21の
色に対応するインクタンク16と固形インクストッカ3
0の供給口31とが合致するようにインクタンク16と
固形インクストッカ30とが相対的に移動されるため、
各色の固形インク21をその色に対応するインクタンク
16に的確に供給することができる。
【0037】更に、固形インクストッカ30内に固形イ
ンク撹拌手段を設けたため、補充すべき色の固形インク
21を第1のゲート33に迅速且つ容易に近づけること
ができ、インク補充作業に要する時間を短縮できる。
【0038】また、第1のゲート33部分に突起35を
設けたため、第1のゲート33が開いたときに、補充す
べき色の固形インク21のみを落下させることができ、
その他の色の固形インク21までが落下してしまうこと
を確実に防止することができる。
【0039】(第2の実施形態)この発明の第2の実施
形態について図6及び図7を参照して説明する。但し、
本実施形態において、装置の外観構成及びキャリッジ1
1近傍の詳細構成は、上記した第1の実施形態と同様で
あるため、以下の説明では図1ないし図3も参照する。
【0040】図6及び図7は、図2及び図3に示すイン
クタンク16上部のインク溶融部17に固形インク21
を供給するための固形インクストッカ40近傍の断面を
示し、図1に示す装置本体5内部の印字領域外である左
端部または右端部に配置され、この固形インクストッカ
40は、図6、図7に示すように、上部に広口の固形イ
ンク溜り部41を有し、中央部に固形インク溜り部41
に連続した筒状部42を有し、下部に固形インク21を
色ごとに分別して収納する固形インク収納部43を有す
る。
【0041】そして、上部の固形インク溜り部41の下
端部は漏斗状にすぼまった形状を成し、この固形インク
溜り部41内に各色の固形インク21が多数混在した状
態でストックされる。更に、中央部の筒状部42内には
固形インク21が通過する通過路45が形成され、この
通過路45は、固形インク溜り部41の下端に設けられ
た球状の固形インク21より若干大きい径の円形通過口
46を介して固形インク溜り部41の内部に連通してお
り、通過路45の内壁にはここを通過する固形インク2
1の色を検出する固形インク色検出手段としてのカラー
センサ47が設けられている。
【0042】また、下部の固形インク収納部43は、仕
切壁によって各色ごとにY(イエロー)用、M(マゼン
ダ)用、C(シアン)用、K(ブラック)用の4個の固
形インク収納部43a、43b、43c、43dに分割
されている。これら各固形インク収納部43a〜43d
の上部には、カラーセンサ47により検出された色の前
記固形インクを色ごとに分別する固形インク分別手段と
しての第2のゲート48a、48b、48c、48dが
設けられ、これら第2のゲート48a〜48dによって
各固形インク収納部43a〜43dの上部開口が開閉さ
れる。ここで、各第2のゲート48a〜48dは、カラ
ーセンサ47の出力信号を受けた制御部により開閉制御
され、カラーセンサ47により検出された色に対応する
ものだけが開放する。
【0043】更に、各固形インク収納部43a〜43d
の下部には各々供給口50が形成され、これら各供給口
50を開閉する第1のゲート51a、51b、51c、
51dが設けられている。そして、キャリッジ11がイ
ンク補充位置に移動した状態で、各インクタンク16a
〜16d上部のインク溶融部17a〜17dの真上に各
供給口50それぞれが位置するように各供給口50が配
置されている。また、各第1のゲート51a〜51dは
制御部の制御により開閉制御され、各第1のゲート51
a〜51dのうち、インク補充すべき色に対応する色の
固形インク収納部43の供給口50を開放すべくその第
1のゲートが開くようになっている。更に、各第1のゲ
ート51a〜51dの上面側両端部には少なくとも一対
の爪状の突起52が設けられ、第1のゲート51a〜5
1dが開いたときに、この突起52によって2個以上の
固形インク21の落下が防止され、1個の固形インク2
1のみが落下するように作用している。
【0044】ところで、上記した通過路45と固形イン
ク溜り部41の内部とを連通する通過口46には、開閉
手段としての第3のゲート54が設けられ、この第3の
ゲート54も制御部により開閉制御され、固形インク収
納部43a〜43dのうち固形インク21の収容数が少
なくなって補給すべきときに、この第3のゲート54が
開いて通過路45が開放されるようになっている。更
に、第3のゲート54の上面側両端部にも少なくとも一
対の爪状の突起55が設けられ、第3のゲート54が開
いたときに、突起55によって2個以上の固形インク2
1の落下が防止され、1個の固形インク21のみが落下
するように作用している。
【0045】また、固形インク収容部43に設けられた
各第2のゲート48a〜48dは球状の固形インク21
が転がり易いように傾斜面を形成しており、この傾斜面
の下流に位置する収納部43の壁面には開口57が形成
され、この開口57付近の収納部43の外側には、フッ
ク等の係止部材により回収容器58が着脱自在に取り付
けられている。そして、通過路45を通過する固形イン
ク21の色が所定の固形インク収納部43に補給すべき
色と異なるときは各第2のゲート48a〜48dが開か
ないため、この固形インク21は開口57を介して回収
容器58内に落下して溜まり、作業者により固形インク
溜り部41に回収容器58内の固形インク21が適宜戻
される。
【0046】次に、インクタンク16への固形インク2
1の補充動作について説明する。
【0047】まず、固形インク収納部43に固形インク
21を補給する場合の動作について説明する。いま、上
記した制御部により、各固形インク収納部43a〜43
dに収納した固形インク21の個数、及び各固形インク
収納部43a〜43dから各インクタンク16に補充し
た固形インク21の個数をそれぞれ認識し、どの色用の
固形インク収納部43に固形インク21を補給すべきか
を把握しておく。
【0048】そして、第3のゲート54が開いて通過口
46が開放され、第3のゲート54上にあった固形イン
ク21が1個だけ通過路46に落下すると、カラーセン
サ47により通過路46を落下して通過するその固形イ
ンク21の色が検出され、その色検出された固形インク
21が制御部により把握された補給対象の色であるとき
には、その検出された色用の固形インク収納部43の第
2のゲートが開く。
【0049】例えば図6に示すように、通過路46を通
過する固形インク21の色がC(シアン)であり、丁度
C(シアン)用の固形インク収納部43cにC(シア
ン)固形インクを補給すべきであれば、検出されたC
(シアン)に対応するC(シアン)用の固形インク収納
部43cの第2のゲート48cが開き、通過路46を通
過してきたC(シアン)固形インク21が固形インク収
納部43cに収納される。このとき、C(シアン)用の
固形インク収納部43cにC(シアン)固形インク21
を補給すべきときに、カラーセンサ47により検出され
た固形インク21の色がC(シアン)でないときには、
いずれの第2のゲート48a〜48dも開くことはな
く、通過路45を通過してきた固形インク21は開口5
7を介して回収容器58に落下し回収される。
【0050】続いて、所定の色のインクタンク16に固
形インク21を補充する場合の動作について説明する。
いま、例えば印字の途中において、インク残量センサ2
7により例えばM(マゼンダ)インクが所定量まで減っ
てきたことが検出されると、インク残量センサ27から
制御部への信号によってインクジェットプリンタは記録
動作を中断し、作動手段としてのモータ及びタイミング
ベルト14が作動してタイミングベルト14によりキャ
リッジ11が引っ張られてインク補充位置である装置本
体5内の左端部または右端部に移動を開始し、図7に示
すように、各固形インク収納部43a〜43d下面の供
給口50の真下に各インクタンク16のインク溶融部1
7がそれぞれ位置した状態でキャリッジ14の移動が停
止される。
【0051】そして、M(マゼンダ)用の固形インク収
納部43b下面の供給口50を閉塞している第1のゲー
ト51bが開いてその供給口50が開放され、M(マゼ
ンダ)固形インク21がM(マゼンダ)用のインクタン
ク16bのインク溶融部17bに落下する。このように
落下したM(マゼンダ)固形インク21は、インク溶融
部17bにおいてヒータ20により加熱溶融され、溶融
したインクはインクタンク16b下部に流入してヒータ
22の加熱により液状に維持される。また、その他の色
のインクのインクタンク16への補充も同様に行われ
る。
【0052】従って、第2の実施形態によれば、上記し
た第1の実施形態と同等の効果を得ることができるのは
勿論のこと、固形インクストッカ40内において各固形
インク21を予め色ごとに分別して固形インク収納部4
3内に収納しておくことができるため、必要な色の固形
インク21のインクタンク16への補充をより確実に行
うことができる。
【0053】また、第3のゲート54により通過路45
を開閉して必要なときにだけ固形インク21を通過路4
5に落下させることができるため、固形インク収納部4
3上部において固形インク21が詰まったり溜まったり
するという不都合を未然に防止できる。
【0054】なお、上記した第2の実施形態において、
カラーセンサ47を通過路45ではなく第3のゲート5
4の上面に設けてもよく、この場合には各固形インク収
納部43に補給すべき色の固形インク21が撹拌手段の
撹拌によって第3のゲート54上に位置すれば、第3の
ゲート54及びその色に対応する固形インク収納部43
の第2のゲートが開くようにすればよい。
【0055】また、固形インク色検出手段は、上記した
両実施形態におけるカラーセンサ34、47に限定され
るものではない。
【0056】更に、上記した第2の実施形態における固
形インクストッカ40は、固形インク溜り部41を特に
備えている必要はなく、この場合には、固形インク収納
部43に固形インク21を補給する必要が生じたとき
に、作業者が通過路45にその色の固形インク21を挿
入し、挿入された固形インク21の色をカラーセンサ4
7により検出してその色に対応する固形インク収納部4
3の第2のゲートを開き、その固形インク収納部43に
対応する色の固形インク21を収納すればよい。
【0057】また、本発明は、上記した両実施形態に限
定されるものではなく、この発明の趣旨から逸脱しない
範囲で任意に変更することも可能である。
【0058】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、固形インク色検出手段によって検出された色の
固形インクが供給口を介してその色に対応するインクタ
ンクに供給されるため、固形インクストッカ内に各色の
固形インクを混在した状態で補充しても、その色に対応
するインクタンクに各色の固形インクを自動的に供給す
ることができ、各インクタンクに固形インクを補充する
際の色間違いを簡単且つ確実に防止することができる。
【0059】また、請求項2に記載の発明によれば、固
形インクは、作動手段が固形インク色検出手段により色
検出された固形インクの色に対応するインクタンクと固
形インクストッカの供給口とを対応させるように、イン
クタンクと固形インクストッカとを相対的に移動させた
後、固形インクストッカに設けられた第1のゲートから
インクタンクへ供給されるので、簡単な構成で各色の固
形インクをその色に対応するインクタンクに確実に補充
することができる。
【0060】また、請求項3に記載の発明によれば、固
形インク分別手段により固形インクを色ごとに予め分別
して各固形インク収納部に収納しておくことができるた
め、各色の固形インク収納部から対応する色のインクタ
ンクに固形インクを即座に供給することができ、インク
タンクへの固形インクの補充作業に要する時間を短縮す
ることが可能になる。
【0061】また、請求項4に記載の発明によれば、固
形インクの色に対応して各色の固形インク収納部の上部
に設けられた第2のゲートが開くため、簡単な構成で、
固形インクを固形インクストッカ内の各固形インク収納
部に色ごとに予め分別して収納しておくことができる。
【0062】また、請求項5に記載の発明によれば、開
閉手段により通過路を適宜開閉することにより、固形イ
ンク分別手段の上部において固形インクが詰まったり溜
まったりするという不都合を未然に防止できる。
【0063】また、請求項6に記載の発明によれば、固
形インクストッカに固形インク攪拌手段を設けたため、
固形インクストッカ内において固形インクを撹拌するこ
とで、供給すべき色の固形インクを固形インクストッカ
出口付近に容易に近づけることが可能になり、固形イン
クを短時間で供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の外観構成を示す斜視
図である。
【図2】第1の実施形態の一部の斜視図である。
【図3】第1の実施形態の一部の切断左側面図である。
【図4】第1の実施形態の他の一部のある状態における
切断正面図である。
【図5】第1の実施形態の他の一部の異なる状態におけ
る切断正面図である。
【図6】第2の実施形態の一部のある状態における切断
正面図である。
【図7】第2の実施形態の一部の異なる状態における切
断正面図である。
【符号の説明】
1 インクジェットプリンタ 2 用紙 14 タイミングベルト(作動手段) 16、16a〜16d インクタンク 21 固形インク 30、40 固形インクストッカ 31、50 供給口 33、51a〜51d 第1のゲート 34、47 カラーセンサ(固形インク色検出手段) 41 固形インク溜り部 42 筒状部 43、43a〜43d 固形インク収納部 45 通過路 48a〜48d 第2のゲート(固形インク分別手段) 54 第3のゲート(開閉手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数色の色ごとに分けて複数のインクタ
    ンクにそれぞれ収納された固形インクをそれぞれ加熱溶
    融して、その溶融したインクを、記録ヘッドから被記録
    媒体に吐出して所望の画像を形成するインクジェットプ
    リンタにおいて、 前記固形インクを前記インクタンクへ供給する供給口を
    備えるとともに、複数の前記固形インクをストックする
    固形インクストッカと、 その固形インクストッカの所定の位置において、前記固
    形インクの色を検出する固形インク色検出手段と、 その固形インク色検出手段によって検出された色の前記
    固形インクをその色に対応する前記インクタンクに供給
    する固形インク供給手段とを備えたことを特徴とするイ
    ンクジェットプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記固形インク供給手段は、前記供給口
    を開閉可能に、前記固形インクストッカに設けられた第
    1のゲートと、 前記固形インク色検出手段により検出された色に対応す
    る前記インクタンクと前記固形インクストッカの供給口
    とを対応させるように、前記インクタンクと前記固形イ
    ンクストッカとを相対的に移動させる作動手段とにより
    構成したことを特徴とする請求項1に記載のインクジェ
    ットプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記固形インク色検出手段により検出さ
    れた色の前記固形インクを色ごとに分別する固形インク
    分別手段を備え、 前記固形インクストッカは、前記固形インク分別手段に
    より分別された前記固形インクを色ごとに収納し、かつ
    それぞれ前記供給口及び前記第1のゲートを有する複数
    の固形インク収納部を備えたことを特徴とする請求項1
    または2に記載のインクジェットプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記固形インク分別手段を、前記複数の
    固形インク収納部各々の上部に設けられた第2のゲート
    としたことを特徴とする請求項3に記載のインクジェッ
    トプリンタ。
  5. 【請求項5】 前記固形インク分別手段の上部に、前記
    固形インク色検出手段により検出された色の前記固形イ
    ンクが通過する通過路を開閉する開閉手段を備えたこと
    を特徴とする請求項3または4に記載のインクジェット
    プリンタ。
  6. 【請求項6】 前記固形インクストッカにストックされ
    た前記固形インクを攪拌する固形インク攪拌手段を備え
    たことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載
    のインクジェットプリンタ。
JP30660697A 1997-10-20 1997-10-20 インクジェットプリンタ Withdrawn JPH11115216A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7018033B2 (en) * 2002-11-27 2006-03-28 Océ Technologies, B.V. Inkjet printer provided with a device for dispensing ink pellets
JP2008126661A (ja) * 2006-11-21 2008-06-05 Xerox Corp 固体インクプリンタ用インク送給系及び送給方法
JP2009202593A (ja) * 2008-02-27 2009-09-10 Xerox Corp プリンタにおける固体インク移送のための単一挿入ポートを備える輸送システム

Cited By (3)

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