JP6405886B2 - 液体消費装置 - Google Patents
液体消費装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6405886B2 JP6405886B2 JP2014220065A JP2014220065A JP6405886B2 JP 6405886 B2 JP6405886 B2 JP 6405886B2 JP 2014220065 A JP2014220065 A JP 2014220065A JP 2014220065 A JP2014220065 A JP 2014220065A JP 6405886 B2 JP6405886 B2 JP 6405886B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid
- detection
- unit
- ink
- storage chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
る閾値範囲は、上限値以下の全ての値を含む。同様に、下限値のみが特定されている閾値範囲は、下限値以下の全ての値を含む。
図1に示されるように、プリンタ10は、インクジェット記録方式に基づいて、記録用紙に対してインク滴を選択的に吐出することにより画像を記録するものである。プリンタ10(液体消費装置の一例)は、記録ヘッド21(液体消費部の一例)と、インク供給装置100と、記録ヘッド21及びインク供給装置100を接続するインクチューブ20とを備えている。インク供給装置100には、カートリッジ装着部110(装着部の一例)が設けられている。カートリッジ装着部110には、インクカートリッジ30(液体容器の一例)が装着され得る。カートリッジ装着部110には、その一面に開口112が設けられている。インクカートリッジ30は、開口112を通じてカートリッジ装着部110に挿入向き56に挿入され、或いはカートリッジ装着部110から脱抜向き55に抜き出される。
的に駆動電圧が印加される。これにより、ノズル29から選択的にインクが吐出される。
インク供給装置100は、図1に示されるように、プリンタ10に設けられている。インク供給装置100は、プリンタ10が備える記録ヘッド21にインクを供給するものである。インク供給装置100は、インクカートリッジ30を装着可能なカートリッジ装着部110を備えている。カートリッジ装着部110は、ケース101と、インクニードル102(液体抽出管の一例)と、センサ103(検出部の一例)と、装着センサ107(装着検出部の一例)とを備えている。なお、図1においては、カートリッジ装着部110へのインクカートリッジ30の装着が完了した状態が示されている。カートリッジ装着部110には、図2に示されるように、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色に対応する4つのインクカートリッジ30が収容可能である。また、インクニードル102、センサ103、及び装着センサ107は、4つのインクカートリッジ30それぞれに対応して、4つずつ設けられている。
ロックされている状態や、開口112に対して開閉するカバーが閉じられている状態のカートリッジ装着部110内にインクカートリッジ30が位置している状態等、プリンタ10による画像記録が可能となるインクカートリッジ30の状態を意味する。
センサ103は、図2に示されるように、インクニードル102より鉛直方向の上方において、ケース101の奥面から脱抜向き55に突出している。センサ103は、幅方向51に対向して配置された発光部104及び受光部105を備える。カートリッジ装着部110への装着が完了したインクカートリッジ30は、発光部104及び受光部105の間に配置される。換言すれば、発光部104及び受光部105は、カートリッジ装着部110への装着が完了したインクカートリッジ30を挟んで対向配置されている。
カートリッジ装着部110は、ケース101の奥面に装着センサ107を備えている。装着センサ107は、カートリッジ装着部110内におけるインクカートリッジ30の挿入経路上の装着検出位置に配置されている。そして、装着センサ107は、装着検出位置におけるインクカートリッジ30の有無に応じた検出信号を制御部130に出力する。本実施形態においては、カートリッジ装着部110へのインクカートリッジ30の装着が完了したときのインクカートリッジ30が装着検出位置に位置するように、装着センサ107が配置されている。なお、実施形態に係る装着センサ107は、インクカートリッジ30の前壁40に押圧されることによって、当該インクカートリッジ30が装着されたことを示す検出信号を出力する機械式のセンサであるが、装着センサ107の具体例はこれに限定されず、光学式センサ等であってもよい。
インクカートリッジ30は、図3に示されるように、内部にインク室36(貯留室の一例)を有するフレーム31と、フレーム31に突設されたインク供給部60とを有する。このインクカートリッジ30は、インク室36に貯留されたインクをインク供給部60を通じて外部に供給する。インクカートリッジ30は、図3に示された起立状態、つまり、
同図の下側の面を底面とし、同図の上側の面を上面として、カートリッジ装着部110に対して挿抜方向50に沿って挿抜される。本実施形態では、挿抜方向50は水平方向である。また、起立状態におけるインクカートリッジ30の幅方向51及び奥行き方向53もそれぞれ水平方向である。また、起立状態におけるインクカートリッジ30の高さ方向52は重力方向(鉛直方向)である。脱抜向き55及び挿入向き56は、各々が挿抜方向50に沿う向きであり、且つ互いに反対の向きである。また、挿抜方向50は、奥行き方向53に一致する。
に開口61が形成されている場合、或いは前壁40から脱抜向き55に突出部が突出しており、その先端に開口61が形成されている場合も含む。
被検出子70は、インク室36に貯留されたインクより比重が小さい、所謂フロートである。被検出子70は、拘束部材80による拘束が解除されたことによって、浮力によってインク室36内を鉛直上方に移動する。より具体的には、被検出子70は、右壁38、前壁40、区画壁43、及びフィルム44によって囲まれる空間内(移動経路の一例)を移動する。そして、前述の検出位置は、この移動経路の途中に設けられている。また、被検出子70には、発光部104から出力された光を透過させない被検出部が設けられている。本実施形態では、被検出子70の全体が被検出部となっている。さらに、被検出子70の脱抜向き55を向く壁面には、凹部71が設けられている。
拘束部材80は、インク室36の内部で被検出子70を拘束する拘束部81と、インク供給部60の開口61を閉塞する閉塞部82と、拘束部81及び閉塞部82を連結する連結部83とで構成されている。拘束部材80は、インク室36の内部において、図5(A)に示される第1位置と、図5(B)に示される第2位置との間を移動することができる。なお、第2位置は、第1位置から後壁41側に離間した位置である。
プリンタ10は、さらに制御部130を備える。制御部130は、図4に示されるように、CPU131、ROM132、RAM133、EEPROM134、及びASIC135を備えており、これらは内部バス137によって接続されている。ROM132には、CPU131が各種動作を制御するためのプログラムなどが格納されている。RAM133は、CPU131が上記プログラムを実行する際に用いるデータや信号等を一時的に記録する記憶領域、或いはデータ処理の作業領域として使用される。EEPROM134には、電源オフ後も保持すべき設定やフラグ等が格納される。なお、CPU131、ROM132、RAM133、EEPROM134、及びASIC135は、その一部又は全部が1つのICチップで構成されていてもよいし、複数のICチップに分かれて構成されていてもよい。
カートリッジ装着部110へのインクカートリッジ30の挿入は、カートリッジ装着部110の開口112に対して開閉するカバーが開かれてから開始される。図5(A)に示されるように、カートリッジ装着部110に挿入される過程のインクカートリッジ30の拘束部材80は、第1位置に配置されている。すなわち、拘束部81によって被検出子70が拘束され、閉塞部82によってインク供給部60の開口61が閉塞されている。また、この状態において、センサ103は、ハイレベル信号を制御部130に出力している。
置に到達したことを条件として、センサ103から出力される検出信号は、ハイレベル信号からローレベル信号に切り替わる。次に、図5(C)に示されるように、さらに上方に移動した被検出子70の下端が検出位置を通過したことを条件として、センサ103から出力される検出信号は、ローレベル信号からハイレベル信号に再び切り替わる。そして、被検出子70は、例えば図6(A)に示されるように、上壁39の内壁面に近接する位置で停止する。
サ103から出力される検出信号が切り替わったと判断した場合(S5:Yes)、制御部130は、通過時間を決定する(S6)。通過時間は、センサ103から出力される検出信号がハイレベル信号からローレベル信号に切り替わってから(S2:Yes)、センサ103から出力される検出信号がローレベル信号からハイレベル信号に切り替わるまで(S5:Yes)に要した時間である。
(S13:Yes)、制御部130は、ステップS13でカバーが閉まっていると判断してから所定の時間が経過したか否かを判断する(S14)。
定し(S33)、ステップS23の処理を行う。制御部130は、ステップS23において、異常フラグに”ON”が設定されているか否かを判断する。そして、異常フラグに”ON”が設定されている場合(S23:Yes)も、制御部130は、ステップS32の処理を実行する。
ップS30の方法と同じであってよい。
インク室36内のインク中を移動する被検出子70は、インクの液面に浮いた状態の被検出子70がインクの液面が下降するのと共に鉛直下方に移動する場合とは異なり、インクから粘性抵抗および慣性抵抗を受ける。その結果、被検出子70の移動速度は、インク室36内のインクの粘度によって大きく変動する。そこで、本実施形態のように、被検出子70が検出位置を通過するのに要する通過時間を実際に計測することにより、インク室36内のインクの粘度をより直接的に推定することができる。つまり、図5(B)に示される位置から図5(C)に示される位置までの距離は予め定められた二点間の一定の距離であるので、その二点間を通過する時間を計測すれば、被検出子70の移動速度を特定し得る。なお、通過時間は、被検出子70の移動速度を特定し得る物理量の一例であって、これに限定されない。例えば、一定の時間内で被検出子70が移動した移動距離を物理量として計測してもよい。
い。上記構成によれば、異なる粘度のインクが貯留された複数種類のインクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着可能である場合において、インクの種類に応じた適切な駆動電圧でピエゾ素子を駆動させることができる。なお、本実施形態においては、アクチュエータの例としてピエゾ素子が用いられているが、アクチュエータの具体例はこれに限定されず、例えば、熱によりインク中に気泡を発生させてノズル29からインクを吐出させるサーマル式のアクチュエータであってもよい。
ることによって、被検出子70を拘束する例を説明したが、被検出子70を拘束する方法はこれに限定されない。図9は、変形例1に係るインクカートリッジ30の断面図である。なお、実施形態との共通点の詳しい説明は省略し、相違点を中心に説明する。後述の変形例2〜10についても同様である。また、上記の実施形態及び以下の変形例1〜10は、本発明の目的を達成し得る範囲において、任意の組み合わせで組み合わせることができるものとする。
タイミングの擬制が行われているので、制御部130は、インクカートリッジ30が装着検出位置に到達したときにおける被検出子70の位置から図10(B)の位置に移動するのに要する時間を計測する。このように、制御部130は、被検出子70の移動経路上において予め定められた任意の2点間を、被検出子70が通過するのに要する通過時間を計測すればよい。
到達したことを条件として、ハイレベル信号を出力する。一方、センサ103は、図12(B)に示されるように、被検出部が検出位置に到達したことを条件として、ローレベル信号を出力する。すなわち、被検出子70Aの高さ方向52における被検出部及びスリット長さや、スリットの数を、インクカートリッジ30の種類毎に異ならせておくことにより、カートリッジ装着部110に装着されたインクカートリッジ30の種類によって異なるパターンの検出信号がセンサ103から出力される。そこで、制御部130は、被検出子70Aが検出位置を通過する過程においてセンサ103から出力された検出信号の組み合わせに基づいて、インクカートリッジ30の種別を判定することができる(種別判定手段の一例)。
、大気連通部65を通じてインクカートリッジ30の外部に連通される。なお、本明細書中において、「前壁40に開口66が設けられている」とは、前壁40を貫通するように開口66が形成されている場合の他、前壁40から挿入向き56に大気連通部65が突出しており、その先端に開口66が形成されている場合、或いは前壁40から脱抜向き55に突出部が突出しており、その先端に開口66が形成されている場合も含む。
である。
液体が貯留された貯留室と、
上記貯留室に貯留された液体を流出させる液体供給口と、
被検出部を有し且つ上記貯留室の内部において移動可能な被検出子と、
上記貯留室の内部において第1位置と第2位置との間で移動可能であり、第1位置において上記被検出子を上記貯留室の内部で拘束し、第2位置において上記被検出子の拘束を解除する拘束部材と、を備える液体容器。
本発明は、さらに以下のように定義することも可能である。
上記の液体容器であって、上記被検出子の比重が上記貯留室に貯留された液体の比重よりも小さい液体容器。
本発明は、さらに以下のように定義することも可能である。
上記の液体容器であって、
上記拘束部材は、
上記拘束部材が第1位置にあるときに上記被検出子を上記貯留室の内部で拘束し、上記拘束部材が第2位置にあるときに上記被検出子の拘束を解除する拘束部と、
上記拘束部材が第1位置にあるときに上記液体供給口を閉塞し、上記拘束部材が第2位置にあるときに上記液体供給口を開放する閉塞部とを備える液体容器。
本発明は、さらに以下のように定義することも可能である。
上記の液体容器であって、上記拘束部材を第1位置へ向けて付勢する付勢部材をさらに備える液体容器。
本発明は、さらに以下のように定義することも可能である。
上記の液体容器であって、液体消費装置の装着部に着脱可能に装着される液体容器。
以上の構成によると、拘束部材が第1位置から第2位置に移動すると、拘束が解除された被検出子が貯留室内の液中を移動する。被検出子は、液体から粘性抵抗および慣性抵抗を受けるので、被検出子の移動速度は、貯留室内の液体の粘度によって大きく変動する。そこで、被検出子の移動速度を特定し得る物理量を計測することにより、貯留室内の液体の粘度をより直接的に推定することができる。
21・・・記録ヘッド
28・・・サブタンク
29・・・ノズル
30・・・インクカートリッジ
36,120・・・インク室
40・・・前壁
41・・・後壁
42A・・・ラックギヤ
46・・・案内部材
47・・・傾斜面
48,49,86・・・コイルバネ
50・・・挿抜方向
55・・・脱抜向き
56・・・挿入向き
60・・・インク供給部
61,66・・・開口
65・・・大気連通部
70,70A,70B,124・・・被検出子
72・・・フロート
73・・・アーム
74・・・軸
80,90・・・拘束部材
81,81A,81B,91・・・拘束部
82,92・・・閉塞部
85・・・ガス袋
100・・・インク供給装置
102・・・インクニードル
103・・・センサ
104・・・発光部
105・・・受光部
106・・・温度センサ
107・・・装着センサ
110・・・カートリッジ装着部
113・・・ガス抽出管
114・・・ロッド
120・・・インク室
125・・・アーム
126・・・センサ
127・・・金属板
130・・・制御部
140・・・電磁石
Claims (27)
- 液体が貯留された貯留室、上記貯留室に貯留された液体を流出させる液体供給口、被検出部を有し且つ上記貯留室の内部において移動可能な被検出子、及び上記被検出子を上記貯留室の内部で拘束する拘束部材を有する液体容器と、
上記液体容器が着脱可能に装着される装着部と、
上記液体供給口を通じて上記液体容器から流出された液体を消費する液体消費部と、
上記拘束部材による上記被検出子の拘束を解除する拘束解除部と、
上記拘束解除部によって拘束が解除された上記被検出子の移動経路上の検出位置に対面して設けられており、上記検出位置における上記被検出部の有無に応じた検出信号を出力する検出部と、
制御部と、を備えており、
上記拘束解除部は、上記装着部に装着された上記液体容器に対して、上記拘束部材による上記被検出子の拘束を解除し、
上記検出部は、上記装着部に装着された上記液体容器の上記検出位置に対面する位置に設けられており、
上記制御部は、
上記検出部から出力された検出信号に基づいて、上記被検出子の移動速度を特定し得る物理量を計測する計測手段と、
上記計測手段によって計測された上記物理量が閾値範囲に含まれるか否かを判断する判断手段と、を含み、
上記計測手段は、移動経路上の予め定められた2点間を上記被検出子が通過するのに要する通過時間を、上記物理量として計測する液体消費装置。 - 上記被検出子は、上記貯留室に貯留された液体より比重が小さく、
上記拘束部材は、上記検出位置より鉛直方向の下方において、上記被検出子を拘束する請求項1に記載の液体消費装置。 - 上記制御部は、
上記判断手段による判断が行われた後において、上記検出位置に上記被検出部が存在することを示す検出信号が上記検出部から出力されたことを条件として、上記貯留室に貯留された液体の量が閾値を下回ったと判定する残量判定手段と、
上記残量判定手段によって上記貯留室に貯留された液体の量が閾値を下回ったと判定されたことを条件として、上記貯留室に貯留された液体の量が閾値を下回ったことを報知する報知手段と、を含む請求項2に記載の液体消費装置。 - 上記検出部は、上記被検出部が上記検出位置に存在することを示す第1検出信号と、上記被検出部が上記検出位置に存在しないことを示す第2検出信号とを出力し、
上記計測手段は、上記検出部によって上記第1検出信号が出力されてから上記第2検出信号が出力されるまでの時間を、上記通過時間として計測する請求項1から3のいずれかに記載の液体消費装置。 - 上記制御部は、上記拘束部材による上記被検出子の拘束が解除されたことを判定する解除判定手段を含み、
上記計測手段は、上記被検出子の拘束解除が上記解除判定手段によって判定されてから、上記被検出部が上記検出位置に存在することを示す検出信号が上記検出部から出力されるまでの時間を、上記通過時間として計測する請求項1から4のいずれかに記載の液体消費装置。 - 該液体消費装置は、上記装着部内における上記液体容器の挿入経路上の装着検出位置に設けられており、上記装着検出位置における上記液体容器の有無に応じた検出信号を出力する装着検出部を備えており、
上記拘束解除部は、上記液体容器が上記装着部に装着されたことによって上記拘束部材による上記被検出子の拘束を解除し、
上記解除判定手段は、上記液体容器が上記装着検出位置に存在することを示す検出信号が上記装着検出部から出力されたことを条件として、上記拘束部材による上記被検出子の拘束が解除されたと判定する請求項5に記載の液体消費装置。 - 上記液体容器は、上記装着部に対して挿入されるときに挿入向きを向く前壁と、貯留室を間に挟んで上記挿入向きと逆向きの脱抜向きに上記前壁から離間した後壁とを備えており、
上記液体供給口は、上記前壁に設けられており、
上記拘束部材は、第1位置と、上記第1位置から上記後壁側に離間した第2位置とに移動可能に構成されており、且つ
上記第1位置において上記被検出子を拘束し、上記第2位置において上記被検出子の拘束を解除する拘束部と、
上記第1位置において上記液体供給口を閉塞し、上記第2位置において上記液体供給口を開放する閉塞部と、を備えており、
上記液体容器は、上記拘束部材を上記第1位置へ向けて付勢する付勢部材を備えており、
上記拘束解除部は、上記液体供給口に対面する位置において上記装着部の奥面から上記脱抜向きに突出し且つその突出端に設けられた開口と上記液体消費部とを連通させる液体流路が内部に形成された液体抽出管であって、上記装着部に装着された上記液体容器の上記拘束部材を、上記付勢部材の付勢力に抗して上記第2位置へ向けて押圧する請求項1から6のいずれかに記載の液体消費装置。 - 上記拘束部材は、内部に気体が封入されて上記貯留室の内部に張り出した膨張状態と、内部の気体の量が上記膨張状態より少ない収縮状態とに状態変化が可能な袋形状であって、上記膨張状態において上記被検出子を拘束し、上記収縮状態において上記被検出子の拘束を解除するものであり、
上記拘束解除部は、上記装着部に装着された上記液体容器の上記拘束部材から気体を排出させる請求項1から6のいずれかに記載の液体消費装置。 - 上記液体容器は、上記装着部に対して挿入されるときに挿入向きを向く前壁と、貯留室を間に挟んで上記挿入向きと逆向きの脱抜向きに上記前壁から離間した後壁とを備えており、
上記前壁には、上記貯留室を大気に連通させる大気連通口が設けられており、
上記拘束部材は、第1位置と、上記第1位置から上記後壁側に離間した第2位置とに移動可能に構成されており、且つ
上記第1位置において上記被検出子を拘束し、上記第2位置において上記被検出子の拘束を解除する拘束部と、
上記第1位置において上記大気連通口を閉塞し、上記第2位置において上記大気連通口を開放する閉塞部と、を備えており、
上記液体容器は、上記拘束部材を上記第1位置へ向けて付勢する付勢部材を備えており、
上記拘束解除部は、上記大気連通口に対面する位置において上記装着部の奥面から上記脱抜向きに突出するロッドであって、上記装着部に装着された上記液体容器の上記拘束部材を、上記付勢部材の付勢力に抗して上記第2位置へ向けて押圧する請求項1から6のいずれかに記載の液体消費装置。 - 上記検出部は、上記装着部に装着された上記液体容器の上記検出位置を挟んで対向配置された発光部及び受光部を備えており、上記発光部から出力された光が上記受光部で受光されたか否かに応じて異なる検出信号を出力するものであり、
上記被検出子には、上記発光部から出力された光を透過させる透過部及び透過させない上記被検出部が、上記貯留室の内部における移動向きに隣接して設けられており、
上記制御部は、上記被検出子が上記検出位置を通過する過程において上記検出部から出力された検出信号の組み合わせに基づいて、上記液体容器の種別を判定する種別判定手段を含む請求項1から9のいずれかに記載の液体消費装置。 - 上記被検出子は、上記貯留室に貯留された液体より比重が大きく、
上記拘束部材は、上記検出位置より鉛直方向の上方において、上記被検出子を拘束する請求項1に記載の液体消費装置。 - 上記液体容器は、一端に上記被検出子が取り付けられ且つ他端に上記貯留室に貯留された液体より比重が小さいフロートが取り付けられており、上記貯留室の内部に設けられた軸周りに回動可能に構成されたアームを備える請求項11に記載の液体消費装置。
- 上記液体容器は、上記拘束部材によって拘束された上記被検出子を鉛直上向きに付勢する付勢部材を備える請求項11に記載の液体消費装置。
- 上記液体容器は、上面に傾斜面が形成された案内部材を備えており、
上記被検出子は、上記装着部に対する上記液体容器の挿抜方向及び鉛直方向を含む断面における外形輪郭線が円形状であって、上記拘束部材による拘束が解除されたことによって上記傾斜面上を転動する請求項11に記載の液体消費装置。 - 上記被検出子は、磁石を含み、
上記拘束部材は、磁性体を含み、
上記拘束解除部は、上記被検出子と上記拘束部材との間に生じる引力より強い斥力を、上記拘束部材によって拘束された上記被検出子に対して付与する電磁石である請求項11に記載の液体消費装置。 - 上記制御部は、上記通過時間が上記閾値範囲を外れたと上記判断手段によって判断されたことを条件として、上記液体容器に関する情報を報知する報知手段を含む請求項1から15のいずれかに記載の液体消費装置。
- 上記制御部は、上記通過時間が上記閾値範囲を外れたと上記判断手段によって判断されたことを条件として、上記液体消費部による液体の消費を規制する規制手段を含む請求項1から16のいずれかに記載の液体消費装置。
- 上記液体容器は、液体であるインクが貯留されたインクカートリッジであり、
上記液体消費部は、
インクが吐出されるノズルと、
駆動されることによって上記ノズルにインクを吐出させるアクチュエータと、を備えており、
上記制御部は、上記通過時間が上記閾値範囲に含まれる場合と、上記通過時間が上記閾値範囲から外れた場合とで、上記ノズルから吐出されるインク量が略同一となるように、上記アクチュエータに印加する駆動電圧を調整する駆動制御手段を含む請求項1から17のいずれかに記載の液体消費装置。 - 液体が貯留された貯留室、上記貯留室に貯留された液体を流出させる液体供給口、被検出部を有し且つ上記貯留室の内部において移動可能な被検出子、及び上記被検出子を上記貯留室の内部で拘束する拘束部材を有する液体容器と、
上記液体供給口を通じて上記液体容器から流出された液体を消費する液体消費部と、
上記拘束部材による上記被検出子の拘束を解除する拘束解除部と、
上記拘束解除部によって拘束が解除された上記被検出子の移動経路上の検出位置に対面して設けられており、上記検出位置における上記被検出部の有無に応じた検出信号を出力する検出部と、
制御部と、を備えており、
上記被検出子は、上記貯留室に貯留された液体より比重が大きく、
上記拘束部材は、上記検出位置より鉛直方向の上方において、上記被検出子を拘束し、
上記液体容器は、一端に上記被検出子が取り付けられ且つ他端に上記貯留室に貯留された液体より比重が小さいフロートが取り付けられており、上記貯留室の内部に設けられた軸周りに回動可能に構成されたアームを備え、
上記制御部は、
上記検出部から出力された検出信号に基づいて、上記被検出子の移動速度を特定し得る物理量を計測する計測手段と、
上記計測手段によって計測された上記物理量が閾値範囲に含まれるか否かを判断する判断手段と、を含む液体消費装置。 - 液体が貯留された貯留室、上記貯留室に貯留された液体を流出させる液体供給口、被検出部を有し且つ上記貯留室の内部において移動可能な被検出子、及び上記被検出子を上記貯留室の内部で拘束する拘束部材を有する液体容器と、
上記液体供給口を通じて上記液体容器から流出された液体を消費する液体消費部と、
上記拘束部材による上記被検出子の拘束を解除する拘束解除部と、
上記拘束解除部によって拘束が解除された上記被検出子の移動経路上の検出位置に対面して設けられており、上記検出位置における上記被検出部の有無に応じた検出信号を出力する検出部と、
制御部と、を備えており、
上記被検出子は、上記貯留室に貯留された液体より比重が大きく、
上記拘束部材は、上記検出位置より鉛直方向の上方において、上記被検出子を拘束し、
上記液体容器は、上記拘束部材によって拘束された上記被検出子を鉛直上向きに付勢する付勢部材を備え、
上記制御部は、
上記検出部から出力された検出信号に基づいて、上記被検出子の移動速度を特定し得る物理量を計測する計測手段と、
上記計測手段によって計測された上記物理量が閾値範囲に含まれるか否かを判断する判断手段と、を含む液体消費装置。 - 液体が貯留された貯留室、上記貯留室に貯留された液体を流出させる液体供給口、被検出部を有し且つ上記貯留室の内部において移動可能な被検出子、及び上記被検出子を上記貯留室の内部で拘束する拘束部材を有する液体容器と、
上記液体供給口を通じて上記液体容器から流出された液体を消費する液体消費部と、
上記拘束部材による上記被検出子の拘束を解除する拘束解除部と、
上記拘束解除部によって拘束が解除された上記被検出子の移動経路上の検出位置に対面して設けられており、上記検出位置における上記被検出部の有無に応じた検出信号を出力する検出部と、
制御部と、を備えており、
上記被検出子は、上記貯留室に貯留された液体より比重が大きく、
上記拘束部材は、上記検出位置より鉛直方向の上方において、上記被検出子を拘束し、
上記被検出子は、磁石を含み、
上記拘束部材は、磁性体を含み、
上記拘束解除部は、上記被検出子と上記拘束部材との間に生じる引力より強い斥力を、上記拘束部材によって拘束された上記被検出子に対して付与する電磁石であり、
上記制御部は、
上記検出部から出力された検出信号に基づいて、上記被検出子の移動速度を特定し得る物理量を計測する計測手段と、
上記計測手段によって計測された上記物理量が閾値範囲に含まれるか否かを判断する判断手段と、を含む液体消費装置。 - 該液体消費装置は、記液体容器が着脱可能に装着される装着部を備えており、
上記液体容器は、上面に傾斜面が形成された案内部材を備えており、
上記被検出子は、上記装着部に対する上記液体容器の挿抜方向及び鉛直方向を含む断面における外形輪郭線が円形状であって、上記拘束部材による拘束が解除されたことによって上記傾斜面上を転動する請求項19から21のいずれかに記載の液体消費装置。 - 上記計測手段は、移動経路上の予め定められた2点間を上記被検出子が通過するのに要する通過時間を、上記物理量として計測する請求項19から22のいずれかに記載の液体消費装置。
- 上記制御部は、上記通過時間が上記閾値範囲を外れたと上記判断手段によって判断されたことを条件として、上記液体容器に関する情報を報知する報知手段を含む請求項23に記載の液体消費装置。
- 上記制御部は、上記通過時間が上記閾値範囲を外れたと上記判断手段によって判断されたことを条件として、上記液体消費部による液体の消費を規制する規制手段を含む請求項23又は24に記載の液体消費装置。
- 上記液体容器は、液体であるインクが貯留されたインクカートリッジであり、
上記液体消費部は、
インクが吐出されるノズルと、
駆動されることによって上記ノズルにインクを吐出させるアクチュエータと、を備えており、
上記制御部は、上記通過時間が上記閾値範囲に含まれる場合と、上記通過時間が上記閾値範囲から外れた場合とで、上記ノズルから吐出されるインク量が略同一となるように、上記アクチュエータに印加する駆動電圧を調整する駆動制御手段を含む請求項23から25のいずれかに記載の液体消費装置。 - 該液体消費装置は、温度に応じた信号を出力する温度検出部を備えており、
上記制御部は、上記温度検出部から出力される信号に基づいて、上記閾値範囲を決定する決定手段を含む請求項1から26のいずれかに記載の液体消費装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014220065A JP6405886B2 (ja) | 2014-10-29 | 2014-10-29 | 液体消費装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014220065A JP6405886B2 (ja) | 2014-10-29 | 2014-10-29 | 液体消費装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016083910A JP2016083910A (ja) | 2016-05-19 |
JP6405886B2 true JP6405886B2 (ja) | 2018-10-17 |
Family
ID=55972883
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014220065A Active JP6405886B2 (ja) | 2014-10-29 | 2014-10-29 | 液体消費装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6405886B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6497166B2 (ja) * | 2015-03-27 | 2019-04-10 | ブラザー工業株式会社 | 液体カートリッジ及び液体消費装置 |
JP6547369B2 (ja) * | 2015-03-27 | 2019-07-24 | ブラザー工業株式会社 | 液体カートリッジ及び液体消費装置 |
JP6481459B2 (ja) * | 2015-03-27 | 2019-03-13 | ブラザー工業株式会社 | 液体カートリッジ及び液体消費装置 |
JP6897463B2 (ja) * | 2017-09-29 | 2021-06-30 | ブラザー工業株式会社 | インクジェット記録装置、粘度推定方法、及び、記憶媒体 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5712684A (en) * | 1980-06-27 | 1982-01-22 | Sharp Corp | Detector for viscosity |
JP2000218786A (ja) * | 1999-01-29 | 2000-08-08 | Seiko Epson Corp | インクジェット式記録装置及びその駆動方法 |
JP2005001195A (ja) * | 2003-06-11 | 2005-01-06 | Hitachi Home & Life Solutions Inc | インクジェット記録装置 |
JP5136359B2 (ja) * | 2008-10-29 | 2013-02-06 | ブラザー工業株式会社 | 液体供給装置及び液体容器 |
JP2010228383A (ja) * | 2009-03-27 | 2010-10-14 | Brother Ind Ltd | インク供給装置 |
JP2014008663A (ja) * | 2012-06-29 | 2014-01-20 | Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd | インクジェット記録装置 |
-
2014
- 2014-10-29 JP JP2014220065A patent/JP6405886B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016083910A (ja) | 2016-05-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2982514B1 (en) | Liquid consuming apparatus | |
JP6950245B2 (ja) | 液体排出装置 | |
US9308733B2 (en) | Liquid cartridge | |
JP2018171845A (ja) | 液体排出装置 | |
JP6405886B2 (ja) | 液体消費装置 | |
JP6550840B2 (ja) | 液体カートリッジ及び液体消費装置 | |
JP6488641B2 (ja) | 液体消費装置 | |
JP2018171804A (ja) | 液体排出装置 | |
JP7388487B2 (ja) | 画像記録装置 | |
US9370933B2 (en) | Liquid cartridge | |
JP2018171802A (ja) | 液体排出装置及びカートリッジ | |
JP6497028B2 (ja) | 液体消費装置 | |
JP6387790B2 (ja) | カートリッジ及び液体消費装置 | |
JP6604047B2 (ja) | 液体カートリッジ及び液体消費装置 | |
JP6604046B2 (ja) | 液体カートリッジ及び液体消費装置 | |
JP6497165B2 (ja) | 液体カートリッジ及び液体消費装置 | |
JP2019177617A (ja) | 液体排出装置 | |
JP6394347B2 (ja) | 液体噴射装置 | |
JP6405887B2 (ja) | 液体消費装置 | |
JP2016185644A (ja) | 液体カートリッジ及び液体消費装置 | |
JP6464876B2 (ja) | 液体カートリッジ及び液体消費装置 | |
JP7167467B2 (ja) | 液体排出装置、カートリッジ及びシステム | |
JP7131031B2 (ja) | 液体排出装置 | |
JP7119450B2 (ja) | 液体排出装置及びシステム | |
JP6497166B2 (ja) | 液体カートリッジ及び液体消費装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170921 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180613 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180619 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180809 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180821 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180903 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6405886 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |