JPH11115049A - 常温収縮チューブ用のインナーコア - Google Patents

常温収縮チューブ用のインナーコア

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JPH11115049A
JPH11115049A JP22741197A JP22741197A JPH11115049A JP H11115049 A JPH11115049 A JP H11115049A JP 22741197 A JP22741197 A JP 22741197A JP 22741197 A JP22741197 A JP 22741197A JP H11115049 A JPH11115049 A JP H11115049A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inner core
cylindrical body
tube
shrinkable tube
strip
Prior art date
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Pending
Application number
JP22741197A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Tomari
政明 泊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH11115049A publication Critical patent/JPH11115049A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 インナーコアを常温収縮チューブから除去す
る作業を容易にする。 【解決手段】 筒軸と平行な複数の分割線11を有し
て,複数の短冊状部12が円周方向に並ぶ形で円筒体1
0を構成するとともに,前記分割線11の部分は破断可
能である。円筒体10の片側部分を他側部分の内側に折
り返して二重筒構造としてインナーコア13とする。イ
ンナーコア13の内筒部分13aの端末側において,分
割線11を破断し各短冊状部12をばらす。このばらし
た各短冊状部12を電気ケーブル等の被被覆体3の片側
に寄せて束にし,この束を手で掴んで右方に引っ張る。
二重筒構造の折り返し部分において外筒部分13bが順
次内側に繰り込むように移動し,それに伴って,インナ
ーコア13に被せた常温収縮チューブが順次収縮復元し
て電気ケーブル等の被被覆体3の外周に密着被覆され
る。各短冊状部12は筒軸方向に直線的に移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,電気ケーブルの
接続部や端末部の導電体露出部外周等の被被覆体の所要
部分を常温収縮チューブで被覆するために用いる常温収
縮チューブ用のインナーコアに関する。
【0002】
【従来の技術】常温収縮チューブ用の従来のインナーコ
アを図6に示す。このインナーコア1は容易に破断する
螺旋状のノッチまたは接合部1aを外周に設けたプラス
チック製の円筒体であり,常温収縮チューブすなわちゴ
ム状弾性を持つ収縮チューブ2内に嵌入させて用いる。
これを電気ケーブル等の被被覆体3に被せ,インナーコ
ア1の螺旋切取片1bの端末を引っ張ると,図7のよう
に,ノッチまたは接合部1a部分がその螺旋に従って順
次破断していき,インナーコア1の全体を抜き取ること
ができる。その際,インナーコア1により径を拡張され
ていた収縮チューブ2が順次収縮復元して電気ケーブル
等の被被覆体3上に密接被覆される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の螺旋切取構
造のインナーコア1は,螺旋切取片1bを螺旋状に切り
取りながらほどいていくものであるから,螺旋切取片1
bの端末を引っ張った時に,螺旋切取片1bが電気ケー
ブル等の被被覆体3にからまってしまう場合がある。そ
して,一旦からまった場合は,螺旋切取片1bの端末を
巻き付き方向と逆方向に回しながらほどかなくてはなら
ず,作業が簡便でないという問題があった。
【0004】本発明は上記従来の欠点を解消するために
なされたもので,インナーコアを常温収縮チューブから
除去する際に,これが電気ケーブル等の被被覆体にから
まることがなく,常温収縮チューブを電気ケーブルの接
続部や端末部の導電体露出部外周等の被被覆体の所要部
分に被覆する際の作業性が良好な常温収縮チューブ用の
インナーコアを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の常温収縮チューブ用のインナーコアは,可撓性を持
つプラスチック材料からなり,筒軸と平行な複数の分割
線を有して複数の短冊状部が円周方向に並ぶ形で円筒体
をなすとともに前記分割線の部分が破断可能にされ,か
つ,前記円筒体の片側部分を他側部分の内側に折り返し
て二重筒構造としたことを特徴とする。
【0006】請求項2は請求項1の常温収縮チューブ用
のインナーコアにおいて,可撓性を持つ複数の短冊状片
を,円筒を形成するように円周方向に平行に並べかつ隣
接するものどうしを互いに接着または融着して前記円筒
体を構成したことを特徴とする。
【0007】請求項3は請求項1の常温収縮チューブ用
のインナーコアにおいて,可撓性を持つプラスチック材
料からなる円筒体の外周または内周に,筒軸と平行な複
数の切り込みを入れて分割線を形成したことを特徴とす
る。
【0008】請求項4は請求項1〜3の常温収縮チュー
ブ用のインナーコアにおいて,可撓性を持つプラスチッ
ク材料からなる円筒体の外周面または内周面に,円周方
向の切り込み線を筒軸方向に間隔をあけて複数設けたこ
とを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下,本発明の実施の形態を図1
〜図5に示した実施例を参照して説明する。図1は本発
明の一実施例の常温収縮チューブ用のインナーコアを得
る前段階である円筒体10を示すもので,同図(イ)は
円筒体10の斜視図,同図(ロ)は正面図である。図示
のように,この円筒体10は,可撓性を持つ例えばポリ
プロピレン等のプラスチック材料からなり,筒軸と平行
な複数の分割線11を有して,複数の短冊状部12が円
周方向に並ぶ形で円筒体を構成するとともに,前記分割
線11の部分は破断可能である。
【0010】前記の分割線11の部分を破断可能にする
手段としては,例えば,図4(イ)に示すように,可撓
性を持つ複数の短冊状片12’(これが短冊状部12と
なる)を,円筒を形成するように円周方向に平行に並べ
かつ隣接するものどうしを互いに接着剤で接着するか,
または融着して円筒体10を構成することによってもよ
い。この場合,隣接する短冊状片12’どうしの接着ま
たは融着部分11’が分割線11となる。また,図4
(ロ)に示すように,可撓性を持つプラスチック材料か
らなる円筒体10の外周または内周に,筒軸と平行な複
数の切り込み11”を入れて,分割線11を構成するこ
ともできる。
【0011】そして,図2に示すように,前記円筒体1
0の片側部分を他側部分の内側に折り返して二重筒構造
とし,かつその内筒部分13aを外筒部分13bの内部
を通して十分外方に(図2で右方に)引き出して,イン
ナーコア13とする。そして,このインナーコア13の
内筒部分13aの端末側(図2で右端側)において,分
割線11を破断し各短冊状部12を分離させる。常温収
縮チューブはこのインナーコア13を内部に嵌入して拡
径状態で保管される。図2は,インナーコア13を嵌入
して拡径した常温収縮チューブ2を電気ケーブル等の被
被覆体3の所要部分である接続部(導電体露出部)5の
近傍に被せた状態である。この状態で,インナーコア1
3を除去すれば,常温収縮チューブ2が収縮復元して電
気ケーブル等の被被覆体3の所要部分である接続部5の
近傍に密接被覆される。
【0012】図2の状態において,インナーコア13を
常温収縮チューブ2から除去する要領を説明すると,前
述のように内筒部分13aの端末側におけるばらした各
短冊状部12を図3のように電気ケーブル等の被被覆体
3の片側に寄せて束にし,この束を手で掴んで図3で右
方に引っ張る。すると,インナーコア13の二重筒構造
の折り返し部分(図2,図3におけるインナーコア13
の左端部分)において外筒部分13bが順次内側に繰り
込むように移動し,それに伴って,常温収縮チューブ2
(図3には図示せず)が順次収縮復元して電気ケーブル
等の被被覆体3の所要部分である接続部5の近傍に密着
被覆される。インナーコア13を常温収縮チューブ2か
ら完全に引き抜くと,収縮チューブ2の被覆処理が完了
する。
【0013】上記の操作において,各短冊状部12は従
来の螺旋切取片1bのような螺旋状の動きはせず,筒軸
方向に直線的に移動するので,電気ケーブル等の被被覆
体3に絡まることはなく,スムーズに常温収縮チューブ
2から除去される。
【0014】図5に本発明の他の実施例を示す。このイ
ンナーコア13’は,前述の円筒体10の外周面に,円
周方向の切り込み線15を筒軸方向に一定間隔で複数設
けたものである。なお,切り込み線15は図2や図3に
おける外筒部分13bに形成するだけでもよい。その他
は,図1〜図4のインナーコア13と同じである。
【0015】このインナーコア13’によれば,内筒部
分13aの端末側の短冊状部12の束を掴んで引っ張っ
て,外筒部分13bを順次内側に繰り込む際に,前記円
周方向の切り込み15により折り返し部分における繰り
込みが円滑に行われる。
【0016】なお,実施例のインナーコア13は,8つ
の短冊状部12に分割可能にしたが,その分割数は適宜
増減することができる。また,実施例では内筒部分13
aの端末側における分離させた短冊状部12を電気ケー
ブル等の被被覆体3の片側で束にして引っ張るようにし
たが,何らかの引っ張り手段があれば,必ずしも被被覆
体3の片側で束にする場合に限定されない。
【0017】また,本発明のインナーコアは,電気ケー
ブルの接続部や端末部の導電体露出部の絶縁被覆処理を
目的とした常温収縮チューブをはじめ,何らかの被覆処
理を必要とする種々の常温収縮チューブに適用できる。
【0018】
【発明の効果】本発明のインナーコアによれば,可撓性
を持つプラスチック材料からなり,筒軸と平行な複数の
分割線を有して複数の短冊状部が円周方向に並ぶ形で円
筒体をなすとともに前記分割線の部分が破断可能にさ
れ,かつ,前記円筒体の片側部分を他側部分の内側に折
り返して二重筒構造とした構成であるから,常温収縮チ
ューブ内に嵌入したインナーコアの端末側のばらした短
冊状部12を引っ張った時,各短冊状部は筒軸方向に直
線的に引き出されることになり,したがって,電気ケー
ブル等の被被覆体に絡まるおそれはなく,常温収縮チュ
ーブを電気ケーブルの接続部や端末部の導電体露出部外
周等の被被覆体の所要部分に被覆する際の作業性を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の常温収縮チューブ用のイン
ナーコアの前段階である円筒体を示すもので,(イ)は
斜視図,(ロ)は正面図である。
【図2】図1の円筒体をインナーコアとした状態であ
り,かつ使用状態例の断面図である。
【図3】図2の状態のインナーコアを常温収縮チューブ
(図示は省略)から除去する際の状況を説明する斜視図
である。
【図4】図1の円筒体における分割線の形成の仕方につ
いての説明図であり,(イ),(ロ)はそれぞれ異なる
仕方のものである。
【図5】本発明の他の実施例を示すもので,インナーコ
アの要部の斜視図である。
【図6】従来の常温収縮チューブ用のインナーコアを示
すもので,常温収縮チューブにインナーコアを嵌合し被
被覆体に被せた状態の側面図である。
【図7】図6の状態からインナーコアの螺旋切取片を切
り取っていく状況を説明する側面図である。
【符号の説明】
2 常温収縮チューブ 3 被被覆体 5 被被覆体の所要部分 10 円筒体 11 分割線 11’ 接着または融着部分 11” 切り欠き 12 短冊状部 12’ 短冊状片 13,13’ インナーコア 13a 内筒部分 13b 外筒部分 15 切り込み線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性を持つプラスチック材料からな
    り,筒軸と平行な複数の分割線を有して複数の短冊状部
    が円周方向に並ぶ形で円筒体をなすとともに前記分割線
    の部分が破断可能にされ,かつ,前記円筒体の片側部分
    を他側部分の内側に折り返して二重筒構造としたことを
    特徴とする常温収縮チューブ用のインナーコア。
  2. 【請求項2】 可撓性を持つ複数の短冊状片を,円筒を
    形成するように円周方向に平行に並べかつ隣接するもの
    どうしを互いに接着または融着して前記円筒体を構成し
    たことを特徴とする請求項1記載の常温収縮チューブ用
    のインナーコア。
  3. 【請求項3】 可撓性を持つプラスチック材料からなる
    円筒体の外周または内周に,筒軸と平行な複数の切り込
    みを入れて分割線を形成したことを特徴とする請求項1
    記載の常温収縮チューブ用のインナーコア。
  4. 【請求項4】 前記円筒体の外周面または内周面に,円
    周方向の切り込み線を筒軸方向に間隔をあけて複数設け
    たことを特徴とする請求項1〜3記載の常温収縮チュー
    ブ用のインナーコア。
JP22741197A 1997-08-08 1997-08-08 常温収縮チューブ用のインナーコア Pending JPH11115049A (ja)

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JP (1) JPH11115049A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003063343A (ja) * 2001-08-24 2003-03-05 Nippon Plast Co Ltd エアバッグ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003063343A (ja) * 2001-08-24 2003-03-05 Nippon Plast Co Ltd エアバッグ

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