JPH048572Y2 - - Google Patents
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- JPH048572Y2 JPH048572Y2 JP7114189U JP7114189U JPH048572Y2 JP H048572 Y2 JPH048572 Y2 JP H048572Y2 JP 7114189 U JP7114189 U JP 7114189U JP 7114189 U JP7114189 U JP 7114189U JP H048572 Y2 JPH048572 Y2 JP H048572Y2
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- Insulated Conductors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の背景と目的〕
本考案は、コンクリート中に直接埋設されるコ
ンクリート直埋ケーブルに関する。
ンクリート直埋ケーブルに関する。
従来、コンクリート内の配線は、コンクリート
内に埋設された電線管内に電線を通線させること
により行われていたが、一旦埋設され而も屈曲部
を含み得る電線管に対して後から電線を通線する
作業は電線自体を押し込むかあるいは牽引用ワイ
ヤーを押し込みにより予め通線して該ワイヤーで
電線を引き込むかしていて、屈曲部で電線或いは
牽引用ワイヤーの押し込み先端が引つ掛かつてそ
れより先に容易に進めない等の配線作業上の難点
があつた。
内に埋設された電線管内に電線を通線させること
により行われていたが、一旦埋設され而も屈曲部
を含み得る電線管に対して後から電線を通線する
作業は電線自体を押し込むかあるいは牽引用ワイ
ヤーを押し込みにより予め通線して該ワイヤーで
電線を引き込むかしていて、屈曲部で電線或いは
牽引用ワイヤーの押し込み先端が引つ掛かつてそ
れより先に容易に進めない等の配線作業上の難点
があつた。
かかる電線管の問題点に鑑み、外部に耐衝撃性
の防護シースを有せしめてコンクリート中に直接
埋設する所謂コンクリート直埋ケーブルが提案さ
れていた。
の防護シースを有せしめてコンクリート中に直接
埋設する所謂コンクリート直埋ケーブルが提案さ
れていた。
しかしながら、従来のコンクリート直埋ケーブ
ルでは、電線管を省略できる利点はあるものの、
一旦コンクリート中に埋設布設すると、コンクリ
ートを破壊しない限り取り出すことは不可能であ
り、室内レイアウトの変更により屡要求される配
線替えに応じ切れず、従つて、そのような配線替
えを必要とする場合には、一旦埋設された当該ケ
ーブルとは別個に、コンクリートを削つて新たに
用意されたケーブルを別途配線しなければならず
極めて不便で不経済な方法に頼らざるを得なかつ
た。
ルでは、電線管を省略できる利点はあるものの、
一旦コンクリート中に埋設布設すると、コンクリ
ートを破壊しない限り取り出すことは不可能であ
り、室内レイアウトの変更により屡要求される配
線替えに応じ切れず、従つて、そのような配線替
えを必要とする場合には、一旦埋設された当該ケ
ーブルとは別個に、コンクリートを削つて新たに
用意されたケーブルを別途配線しなければならず
極めて不便で不経済な方法に頼らざるを得なかつ
た。
考案者らは、配線替えに応じられないというコ
ンクリート直埋ケーブル固有の不可避的な問題を
敢えて解決できないか種々検討し、そして当該問
題の解決をコンクリート直埋ケーブル自身に求め
そして、次のよう観点に注目した。
ンクリート直埋ケーブル固有の不可避的な問題を
敢えて解決できないか種々検討し、そして当該問
題の解決をコンクリート直埋ケーブル自身に求め
そして、次のよう観点に注目した。
即ち、コンクリート中に埋設されるコンクリー
ト直埋ケーブルにおいて、打設されたコンクリー
トと一体化するのは外部防護シースであること、
内部のケーブルコアは当該コンクリートとは一体
化されないことに着目し、ケーブルコアを外部防
護シースより抜き取ることによりコンクリートに
一体化した外部防護シースの中が空になり、該中
空部分は既に固化されたコンクリートに一体化し
てその形状が崩れることのない当該外部防護シー
スによつて確保できるため、コンクリートに既に
一体化されそしてケーブルコアが抜き取られた外
部防護シース内の空きを新たな配線材の通線路と
して利用できるのではないかと考えたのである。
ト直埋ケーブルにおいて、打設されたコンクリー
トと一体化するのは外部防護シースであること、
内部のケーブルコアは当該コンクリートとは一体
化されないことに着目し、ケーブルコアを外部防
護シースより抜き取ることによりコンクリートに
一体化した外部防護シースの中が空になり、該中
空部分は既に固化されたコンクリートに一体化し
てその形状が崩れることのない当該外部防護シー
スによつて確保できるため、コンクリートに既に
一体化されそしてケーブルコアが抜き取られた外
部防護シース内の空きを新たな配線材の通線路と
して利用できるのではないかと考えたのである。
ところが、従来のこの種のコンクリート直埋ケ
ーブルにあつては、ケーブルコアを外部防護シー
スより引き抜くことは不可能であり、上記の要求
に応えられなかつた。
ーブルにあつては、ケーブルコアを外部防護シー
スより引き抜くことは不可能であり、上記の要求
に応えられなかつた。
考案者らがかかる原因について追求した結果に
よれば、従来一般のコンクリート直埋ケーブルで
は、第1図に示すように、複数本の絶縁線心1,
1を互いに撚合せて構成されたケーブルコア2の
回りにゴム・プラスチツクの如き外部防護シース
3を円筒状に被覆させ、ケーブルコア2と外部防
護シース3との間に線心1,1の撚り目に沿つて
形成される空隙には介在物4が充填された格好と
なつていて、当該介在物4が線心1,1の撚り目
に沿つて食い込んで一体化され、而も外部防護シ
ース3を円形に仕上げるため密実に充填された状
態となつていた。
よれば、従来一般のコンクリート直埋ケーブルで
は、第1図に示すように、複数本の絶縁線心1,
1を互いに撚合せて構成されたケーブルコア2の
回りにゴム・プラスチツクの如き外部防護シース
3を円筒状に被覆させ、ケーブルコア2と外部防
護シース3との間に線心1,1の撚り目に沿つて
形成される空隙には介在物4が充填された格好と
なつていて、当該介在物4が線心1,1の撚り目
に沿つて食い込んで一体化され、而も外部防護シ
ース3を円形に仕上げるため密実に充填された状
態となつていた。
そのことから、ケーブルコア2を引き抜こうと
すると介在物4も引き抜きの対象となり、結果と
して外部防護シース3内に密実充填した状態の介
在物4がケーブルコア2の引き抜きを拒むものと
なつていたことが判明した。
すると介在物4も引き抜きの対象となり、結果と
して外部防護シース3内に密実充填した状態の介
在物4がケーブルコア2の引き抜きを拒むものと
なつていたことが判明した。
また、コンクリート直埋ケーブルに関しては、
端末において外部防護シースの剥ぎ取りによるケ
ーブルコア剥き出しを容易にすること、及びコン
クリートの固化時やそのひび割れ等において受け
る張力や曲げ力を緩和すること等の目的で、外部
防護シースと介在物との間に離形剤層を設けるも
のが提案されていたが、そのような離形剤の層の
存在によつても、ケーブルコアを外部防護シース
から抜き取ることには寄与することはできない。
端末において外部防護シースの剥ぎ取りによるケ
ーブルコア剥き出しを容易にすること、及びコン
クリートの固化時やそのひび割れ等において受け
る張力や曲げ力を緩和すること等の目的で、外部
防護シースと介在物との間に離形剤層を設けるも
のが提案されていたが、そのような離形剤の層の
存在によつても、ケーブルコアを外部防護シース
から抜き取ることには寄与することはできない。
事実、そうした離形剤層を有するコンクリート
直埋ケーブルについて、これをコンクリート中に
埋設一体化した後で、ケーブルコアを介在物とと
もに一括引き抜こうと試みたが失敗に終わつた。
直埋ケーブルについて、これをコンクリート中に
埋設一体化した後で、ケーブルコアを介在物とと
もに一括引き抜こうと試みたが失敗に終わつた。
これは、恐らく離形剤層の厚みが小さくて介在
物及びケーブルコアの身動きがとれず、而もコン
クリート中に屈曲して埋設されていることに起因
していたものと考えられる。
物及びケーブルコアの身動きがとれず、而もコン
クリート中に屈曲して埋設されていることに起因
していたものと考えられる。
本考案は、以上のような従来のこの種のコンク
リート直埋ケーブルの現状に鑑み、コンクリート
中に埋設一体化される外部防護シースに対してケ
ーブルコアの抜き取りを簡単に行うことができ、
もつて、同ケーブルに対するケーブルコアの配線
替えを可能にする全く新しいコンクリート直埋ケ
ーブルを提供することに目的がある。
リート直埋ケーブルの現状に鑑み、コンクリート
中に埋設一体化される外部防護シースに対してケ
ーブルコアの抜き取りを簡単に行うことができ、
もつて、同ケーブルに対するケーブルコアの配線
替えを可能にする全く新しいコンクリート直埋ケ
ーブルを提供することに目的がある。
本考案により提供するコンクリート直埋ケーブ
ルは、外表面でコンクリートと一体化され内表面
を平滑にしてなる外部防護シースと、外表面を長
さ方向に平滑にしてなるケーブルコアとの間に、
介在物として多数の可撓性線状体あるいはテープ
状体を用いてそれら各々について長さ方向に沿つ
て折り返し反転させつつ延長させた条体として縦
添内蔵しているものとした。
ルは、外表面でコンクリートと一体化され内表面
を平滑にしてなる外部防護シースと、外表面を長
さ方向に平滑にしてなるケーブルコアとの間に、
介在物として多数の可撓性線状体あるいはテープ
状体を用いてそれら各々について長さ方向に沿つ
て折り返し反転させつつ延長させた条体として縦
添内蔵しているものとした。
上記の構造からなる本考案のコンクリート直埋
ケーブルによれば、ケーブル端末において条体を
摘んでこれを引つ張り出すことにより、条体を形
成する多数の可撓性線状体あるいはテープ条体の
折り返し反転部分が展開しつつ長手方向に引き延
ばされることで条体自身の厚みが減少し、それに
よりケーブルコアと外部防護シースとの間に空隙
を形成し、該空隙の存在の下で当該条体を引き抜
き、それによつて益々大きくなる当該空隙の存在
の下でケーブルコアをそれ自身の長さ方向平滑な
外表面と外部防護シースの内部平滑表面とが対向
した状態で外部防護シースより引き抜くことを可
能にしている。
ケーブルによれば、ケーブル端末において条体を
摘んでこれを引つ張り出すことにより、条体を形
成する多数の可撓性線状体あるいはテープ条体の
折り返し反転部分が展開しつつ長手方向に引き延
ばされることで条体自身の厚みが減少し、それに
よりケーブルコアと外部防護シースとの間に空隙
を形成し、該空隙の存在の下で当該条体を引き抜
き、それによつて益々大きくなる当該空隙の存在
の下でケーブルコアをそれ自身の長さ方向平滑な
外表面と外部防護シースの内部平滑表面とが対向
した状態で外部防護シースより引き抜くことを可
能にしている。
かかるケーブルコアを引き抜こうとする際に、
引き抜き側とは反対側のケーブル端末においてケ
ーブルコアの端末に新たに配線しようとする裸の
ケーブルコアをつなぎ、そして外部防護シース内
のケーブルコアを引き抜くことにより、後端側で
つながれた新たなケーブルコアが引き抜かれるケ
ーブルコアに引かれて外部防護シース内に引き込
まれた所定の配線が行われる。
引き抜き側とは反対側のケーブル端末においてケ
ーブルコアの端末に新たに配線しようとする裸の
ケーブルコアをつなぎ、そして外部防護シース内
のケーブルコアを引き抜くことにより、後端側で
つながれた新たなケーブルコアが引き抜かれるケ
ーブルコアに引かれて外部防護シース内に引き込
まれた所定の配線が行われる。
新たに引き込まれたケーブルコアと外部防護シ
ースとの間には空隙が残つた状態となるが、該空
隙は、既に固化されたコンクリートに一体化され
それによつて形状が維持された外部防護シースに
よつてそのまま確保されるため、あらためて介在
物で埋める必要がなくなる。
ースとの間には空隙が残つた状態となるが、該空
隙は、既に固化されたコンクリートに一体化され
それによつて形状が維持された外部防護シースに
よつてそのまま確保されるため、あらためて介在
物で埋める必要がなくなる。
第2図及び第3図は、本考案にかかるコンクリ
ート直埋ケーブルの一実施例を示すもので、2本
の絶縁線心11,11を並列にしてケーブルコア
10としている。
ート直埋ケーブルの一実施例を示すもので、2本
の絶縁線心11,11を並列にしてケーブルコア
10としている。
ケーブルコア10は、並列する丸型の絶縁線心
11,11が長さ方向に並行したままで延長させ
ることで長さ方向に平滑にしているとともに、こ
れらを内蔵させる外部防護シース30の内面を上
記と同様に平滑にしてある。
11,11が長さ方向に並行したままで延長させ
ることで長さ方向に平滑にしているとともに、こ
れらを内蔵させる外部防護シース30の内面を上
記と同様に平滑にしてある。
かかる外部防護シース30とケーブルコア10
との間に充填状態に設けられる介在物40は、第
4図に分かり易く示したように、ポリプロピレン
製紐等の可撓性線状体あるいはテープ状体41,
41を多数用いてこれを長さ方向に折り返し反転
42を付与しつつ延長させて所定の厚みtを持つ
た条体41としており、さらにこれら条体41の
多数を積層するなどして、ケーブルコア10の平
滑な外表面と外部防護シース30の平滑な内表面
とで囲まれた内空間に、縦添状態に充填して内蔵
させてある。
との間に充填状態に設けられる介在物40は、第
4図に分かり易く示したように、ポリプロピレン
製紐等の可撓性線状体あるいはテープ状体41,
41を多数用いてこれを長さ方向に折り返し反転
42を付与しつつ延長させて所定の厚みtを持つ
た条体41としており、さらにこれら条体41の
多数を積層するなどして、ケーブルコア10の平
滑な外表面と外部防護シース30の平滑な内表面
とで囲まれた内空間に、縦添状態に充填して内蔵
させてある。
上記のようにして構成されたコンクリート直埋
ケーブルにおいては、第3図に示す如く、介在物
40を構成する多数の状態41,41……をそれ
ぞれについて摘んで引つ張り出すことにより、長
さ方向に多数設けられた折り返し反転部分42,
42……が41′のように順次展開しつつ引き延
ばされてそれ自身の厚みtが減少し、そのことに
よつて、外部防護シース30とケーブルコア10
との間に空隙50,50が積極的に形成され、介
在物40としての当該条体41,41それぞれに
ついてケーブルコア10となる絶縁線心11,1
1の長さ方向に延びる平滑な表面及び外部防護シ
ース30の内部平滑表面に沿つて引き抜くことが
でき、そのようにして外部防護シース30内に介
在物40が無くなる状態が形成され、それによつ
てさらに大きな空隙を形成した状態となつて、ケ
ーブルコア10をそれ自身の長さ方向平滑な表面
により外部防護シース30の内部平滑表面に沿つ
て容易に引き抜くことが可能となる。
ケーブルにおいては、第3図に示す如く、介在物
40を構成する多数の状態41,41……をそれ
ぞれについて摘んで引つ張り出すことにより、長
さ方向に多数設けられた折り返し反転部分42,
42……が41′のように順次展開しつつ引き延
ばされてそれ自身の厚みtが減少し、そのことに
よつて、外部防護シース30とケーブルコア10
との間に空隙50,50が積極的に形成され、介
在物40としての当該条体41,41それぞれに
ついてケーブルコア10となる絶縁線心11,1
1の長さ方向に延びる平滑な表面及び外部防護シ
ース30の内部平滑表面に沿つて引き抜くことが
でき、そのようにして外部防護シース30内に介
在物40が無くなる状態が形成され、それによつ
てさらに大きな空隙を形成した状態となつて、ケ
ーブルコア10をそれ自身の長さ方向平滑な表面
により外部防護シース30の内部平滑表面に沿つ
て容易に引き抜くことが可能となる。
本実施例では、ケーブルコア10が複数本の絶
縁線心11,11をセパレーツに設けたものであ
るから、各絶縁線心を1本1本順次引き抜くこと
が可能である。
縁線心11,11をセパレーツに設けたものであ
るから、各絶縁線心を1本1本順次引き抜くこと
が可能である。
第5図は、本考案のコンクリート直埋ケーブル
に採用されるケーブルコアの変形例を示したもの
で、複数本の絶縁線心11′,11′を長さ方向に
並列にしてこれらの周りに平型シース12を被覆
形成した、ビニル絶縁ビニルシース平型ケーブル
10′からなるもので、当該平型シース12の長
さ方向に延びる平型面12aを平滑な表面として
なるものである。
に採用されるケーブルコアの変形例を示したもの
で、複数本の絶縁線心11′,11′を長さ方向に
並列にしてこれらの周りに平型シース12を被覆
形成した、ビニル絶縁ビニルシース平型ケーブル
10′からなるもので、当該平型シース12の長
さ方向に延びる平型面12aを平滑な表面として
なるものである。
新たな配線は、ケーブルコア10,10′の引
き抜きとともに行うことができる。
き抜きとともに行うことができる。
即ち、ケーブルコア10、10′を引き抜こう
とする際に、引き抜き側とは反対側のケーブル端
末においてケーブルコア10,10′の端末に新
たに配線しようとする裸のケーブルコアをつな
ぎ、そして外部防護シース30内の当該ケーブル
コアを引き抜くことにより、後端側でつながれた
新たなケーブルコアが引き抜かれるケーブルコア
に引かれて外部防護シース内に引き込まれ所定の
配線が行われる訳である。
とする際に、引き抜き側とは反対側のケーブル端
末においてケーブルコア10,10′の端末に新
たに配線しようとする裸のケーブルコアをつな
ぎ、そして外部防護シース30内の当該ケーブル
コアを引き抜くことにより、後端側でつながれた
新たなケーブルコアが引き抜かれるケーブルコア
に引かれて外部防護シース内に引き込まれ所定の
配線が行われる訳である。
第6図は、上記のような作業によつて新たな配
線が行われた状況を示している。
線が行われた状況を示している。
外部防護シース30は、打設され且つ固化され
たコンクリート60の中に直埋一体化した当初の
コンクリート直埋ケーブルの外部防護シースであ
つて、当初内蔵していたケーブルコア及び介在物
が抜き取られることによつて中身がなくて中空状
態となつている。
たコンクリート60の中に直埋一体化した当初の
コンクリート直埋ケーブルの外部防護シースであ
つて、当初内蔵していたケーブルコア及び介在物
が抜き取られることによつて中身がなくて中空状
態となつている。
複数の絶縁線心11″,11″からなる新たな配
線材としてのケーブルコア10″は、当初内蔵し
ていたケーブルコアにつながれ且つ該ケーブルコ
アの抜き取りとともに外部防護シース30の中に
引き込まれている。
線材としてのケーブルコア10″は、当初内蔵し
ていたケーブルコアにつながれ且つ該ケーブルコ
アの抜き取りとともに外部防護シース30の中に
引き込まれている。
しかして、ケーブルコア10″と外部防護シー
ス30との間には、当初の介在物に見合うような
空隙50が残る。この空隙50は、既に固化され
たコンクリート60に一体化されそれによつて形
状が維持された外部防護シース30によつてその
まま確保されるため、あらためて介在物で埋める
必要がなくなる。
ス30との間には、当初の介在物に見合うような
空隙50が残る。この空隙50は、既に固化され
たコンクリート60に一体化されそれによつて形
状が維持された外部防護シース30によつてその
まま確保されるため、あらためて介在物で埋める
必要がなくなる。
以上の説明から明らかな通り、本考案にかかる
コンクリート直埋ケーブルによれば、外表面で外
表面でコンクリートと一体化される外部防護シー
スとケーブルコアとの間で、介在物として可撓性
線状体あるいはテープ状体を用いてこれを長さ方
向に折り返し反転させつつ延長させ所定の厚みと
した条体を、その端末において条体を摘んで引つ
張り出すことにより、条体を形成する多数の可撓
性線状体あるいはテープ条体の折り返し反転部分
が展開しつつ長手方向に引き延ばされることで条
体自身の厚みが減少し、それによりケーブルコア
と外部防護シースとの間に空隙を形成し、該空隙
の存在の下で当該条体を引き抜き、それによつて
益々大きくなる当該空隙の存在の下でケーブルコ
アをそれ自身の長さ方向平滑な外表面と外部防護
シースの内部平滑表面とが対向した状態で外部防
護シースより引き抜くことが可能となる。
コンクリート直埋ケーブルによれば、外表面で外
表面でコンクリートと一体化される外部防護シー
スとケーブルコアとの間で、介在物として可撓性
線状体あるいはテープ状体を用いてこれを長さ方
向に折り返し反転させつつ延長させ所定の厚みと
した条体を、その端末において条体を摘んで引つ
張り出すことにより、条体を形成する多数の可撓
性線状体あるいはテープ条体の折り返し反転部分
が展開しつつ長手方向に引き延ばされることで条
体自身の厚みが減少し、それによりケーブルコア
と外部防護シースとの間に空隙を形成し、該空隙
の存在の下で当該条体を引き抜き、それによつて
益々大きくなる当該空隙の存在の下でケーブルコ
アをそれ自身の長さ方向平滑な外表面と外部防護
シースの内部平滑表面とが対向した状態で外部防
護シースより引き抜くことが可能となる。
上記のようにして介在物及びケーブルコアが抜
き取られると、外部防護シースは中身のなくて中
空状態となるが、当該中空状態は、既に固化され
たコンクリートに一体化されそれによつて形状が
維持された外部防護シースによつてそのまま確保
されるため、あらためて介在物で埋める必要がな
くなる。
き取られると、外部防護シースは中身のなくて中
空状態となるが、当該中空状態は、既に固化され
たコンクリートに一体化されそれによつて形状が
維持された外部防護シースによつてそのまま確保
されるため、あらためて介在物で埋める必要がな
くなる。
従つて、介在物の抜き取りによつて引き抜くこ
とが容易に行えるものとなつたケーブルコアに配
線替えの対象となる新たな配線材をつなぎ、そし
て外部防護シース内のケーブルコアを引き抜くこ
とにより、つながれた新たなケーブルコアが引き
抜かれるケーブルコアに引かれて外部防護シース
内に引き込まれ所定の配線が行えるものである。
とが容易に行えるものとなつたケーブルコアに配
線替えの対象となる新たな配線材をつなぎ、そし
て外部防護シース内のケーブルコアを引き抜くこ
とにより、つながれた新たなケーブルコアが引き
抜かれるケーブルコアに引かれて外部防護シース
内に引き込まれ所定の配線が行えるものである。
かくの如くケーブルコアを引き綱として配線材
を外部防護シース内に引き入れるものによれば、
電線管に電線あるいはその引き綱を押し込みによ
り通線させる作業よりも遥かに円滑且つ効率よく
通線させることができる。
を外部防護シース内に引き入れるものによれば、
電線管に電線あるいはその引き綱を押し込みによ
り通線させる作業よりも遥かに円滑且つ効率よく
通線させることができる。
等々、ケーブルコア引き抜きによりケーブルコ
アの配線替えに容易に応じられるコンクリート直
埋ケーブルを提供するという所期の目的は十分に
達成でき、併せて経済的効果も極めて大きなもの
がある。
アの配線替えに容易に応じられるコンクリート直
埋ケーブルを提供するという所期の目的は十分に
達成でき、併せて経済的効果も極めて大きなもの
がある。
第1図は従来のコンクリート直埋ケーブルの構
造例を示す横断面説明図、第2図及び第3図は本
考案にかかるコンクリート直埋ケーブルの構造例
を示す横断面説明図及び縦断面的説明図、第4図
は本考案にかかるコンクリート直埋ケーブルの介
在物に適用される条体の形状例を示す説明図、第
5図は本考案にかかるコンクリート直埋ケーブル
に適用されるケーブルコアの変形例を示す斜視説
明図、第6図は本考案にかかるコンクリート直埋
ケーブルにおける配線替えの状況を示す横断面的
説明図である。 符号において、10,10′,10″,11,1
1′,11″は絶縁線心、12は平型シース、12
aは平型面、30は外部防護シース、40は介在
物、41′は細長く延長された可撓性線状体ある
いはテープ状体、42は折り返し反転部、43は
条体、50は空隙、60はコンクリートである。
造例を示す横断面説明図、第2図及び第3図は本
考案にかかるコンクリート直埋ケーブルの構造例
を示す横断面説明図及び縦断面的説明図、第4図
は本考案にかかるコンクリート直埋ケーブルの介
在物に適用される条体の形状例を示す説明図、第
5図は本考案にかかるコンクリート直埋ケーブル
に適用されるケーブルコアの変形例を示す斜視説
明図、第6図は本考案にかかるコンクリート直埋
ケーブルにおける配線替えの状況を示す横断面的
説明図である。 符号において、10,10′,10″,11,1
1′,11″は絶縁線心、12は平型シース、12
aは平型面、30は外部防護シース、40は介在
物、41′は細長く延長された可撓性線状体ある
いはテープ状体、42は折り返し反転部、43は
条体、50は空隙、60はコンクリートである。
Claims (1)
- 外表面でコンクリートと一体化され内表面を平
滑にしてなる外部防護シースと、外表面を長さ方
向に平滑にしてなるケーブルコアとの間に、介在
物として多数の可撓性線状体あるいはテープ状体
を用いてそれら各々について長さ方向に沿つて折
り返し反転させつつ延長させた条体として縦添内
蔵していることを特徴とするコンクリート直埋ケ
ーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7114189U JPH048572Y2 (ja) | 1989-06-16 | 1989-06-16 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7114189U JPH048572Y2 (ja) | 1989-06-16 | 1989-06-16 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0257513U JPH0257513U (ja) | 1990-04-25 |
JPH048572Y2 true JPH048572Y2 (ja) | 1992-03-04 |
Family
ID=31296352
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7114189U Expired JPH048572Y2 (ja) | 1989-06-16 | 1989-06-16 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH048572Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-06-16 JP JP7114189U patent/JPH048572Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0257513U (ja) | 1990-04-25 |
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