JPH11114667A - 金属部材の接合方法及び接合体 - Google Patents

金属部材の接合方法及び接合体

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JPH11114667A
JPH11114667A JP9279205A JP27920597A JPH11114667A JP H11114667 A JPH11114667 A JP H11114667A JP 9279205 A JP9279205 A JP 9279205A JP 27920597 A JP27920597 A JP 27920597A JP H11114667 A JPH11114667 A JP H11114667A
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力弥 加藤
Atsushi Sugimoto
淳 杉本
Takamasa Suzuki
孝征 鈴木
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    • B23K35/3612Selection of non-metallic compositions, e.g. coatings, fluxes; Selection of soldering or welding materials, conjoint with selection of non-metallic compositions, both selections being of interest with organic compounds as principal constituents
    • B23K35/3613Polymers, e.g. resins

Abstract

(57)【要約】 【課題】 鉛を含まないハンダを用いたハンダ付けを可
能とする。 【解決手段】 金属部材の表面に錫及び亜鉛からなるプ
リコートを被覆し、錫及び亜鉛からなるハンダとフラッ
クスとを含有する混合物を介してプリコートを有する金
属部材を互いに接触させながら加熱してフラックスを除
去しハンダを溶融させ、溶融したハンダを固化して該金
属部材を接合する。プリコートの亜鉛含有率及びハンダ
の亜鉛含有率は図1の線Bが包囲する範囲内の値(x,
y)となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉛を含有しない導
電性接合材を用いた電気又は電子部品の接合方法及び接
合された接合体に関する。詳細には、錫/亜鉛ハンダの
ソルダーペーストを使用して回路基板等の電気又は電子
部品を接合する接合方法及び電気又は電子部品の接合体
に関する。
【0002】
【従来の技術】ハンダ付けは、融点が比較的低い物質を
用いて物体同士を接合する技術であり、古くから用いら
れ、その起源は古代メソポタミア文明に遡ることができ
ると言われている。現代の産業において、ハンダ付けは
電子機器の接合、組立に幅広く使用されている。例え
ば、実装基板においては、半導体、マイクロプロセッサ
ー、メモリー、抵抗などの電子部品を基板に実装するた
めの接合等に用いられている。ハンダ付けの長所は、部
品を基板に固定するだけでなく、ハンダに含まれる金属
の導電性により電気的接続が形成されることであり、こ
の点において有機系の接着剤と異なる。
【0003】一般的に用いられるハンダは、錫と鉛とに
よる共晶ハンダで、その理論共晶点が183℃であり、
基板等の接合に用いられる。錫/鉛共晶ハンダは、多く
の熱硬化性樹脂がガス化を始める温度よりも低いため、
プリント基板などを熱によって損傷しなくて済むという
特長を有している。また、この共晶ハンダは、錫成分が
銅板の界面で特有の金属化合物層を形成し、ハンダと銅
の接着力をより強固にすることも知られている。
【0004】このような特長を備えた錫と鉛による共晶
ハンダは、電子機器の製造における部品の接合、組立に
おいて重要なものである。厚膜形成、導体回路形成及び
半導体実装のような微細なハンダ付け処理においては、
ハンダ粉末とフラックスとを混合したペースト状のソル
ダーペーストを用いたスクリーン印刷方式等が用いられ
ており、パーソナルコンピューター、携帯電話やポケッ
トベルなどに代表されるパーソナル機器の急激な普及が
進むにつれ、電子部品の実装技術におけるハンダの需要
は益々増大している。
【0005】電子機器の普及は、人々の生活を豊かにし
ている。しかし、その反面、使用しなくなった電子機器
が多量に廃棄されていることも事実であり、廃棄物によ
り環境汚染が起きることが危ぶまれている。このため、
廃棄物のリサイクル使用や有害性の高い物質を用いない
製造方法が提唱されている。特に、有害性の高い物質の
排除は、環境汚染を未然に防ぐという観点から望まし
く、ハンダによる接合技術においても開発が必要と考え
られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】錫/鉛共晶ハンダは、
母材に対する濡れ性が他の金属混合物よりも優れている
という特質を有するが、このハンダに含まれる鉛は、廃
棄された電子機器を埋め立て処分した場合、長年に渡っ
て酸性雨などに晒されることにより鉛イオンが土壌中へ
溶出して毒性が問題となることが懸念されている。これ
を解決するために、鉛を固定化する技術が提案されてい
るが、土中への拡散について長期にわたる十分なデータ
は得られていない。さらに、最近のメモリ素子の高密度
化に従い、鉛の放射線(α線)による電子機器の損傷が
クローズアップされており、半導体装置における高密度
実装への対応の面からも鉛の使用に対して見直しが必要
となっている。
【0007】このような状況から、鉛を含まないハンダ
を用いた接合技術が必要とされている。ところが、鉛を
他の金属に代えたハンダや別の金属の組合せによるハン
ダは、濡れ性が非常に劣り、満足な接合性を発揮しな
い。例えば、錫と亜鉛とのハンダ、錫と銀とのハンダな
どの使用が試みられているが、濡れ性が悪く、接合が難
しい。また、銀を含むハンダは、銀自体が貴金属である
ため、汎用製品として多量に用いることが難しく、用途
も特殊な領域に限定され易い。
【0008】現状における電気・電子部品の接合・組立
においては、ソルダーペーストを用いるスクリーン印刷
方式の装置や設備が製造現場に浸透しているため、鉛を
含まないハンダのソルダーペーストの実用化が求められ
ている。しかし、現在のところ、錫/銀/ビスマスハン
ダのような複雑な系におけるソルダーペーストの実用化
が僅かに試みられているのみで、無鉛ソルダーペースト
を用いた部品組立は殆ど実用化されていない。この理由
には、作業環境として特殊な雰囲気や環境等を用いなけ
ればならないような方法では、部品の組立のような工程
は経済的に成り立たないというようなこともある。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは、
廃棄物中の鉛による環境汚染を防止するために、鉛を含
有しない汎用性の高い金属によるハンダを用いたハンダ
付けについて鋭意研究を重ねた結果、ソルダーペースト
を用いたリフローの前に母材に錫及び亜鉛を含有するプ
リコートを形成し、ソルダーペースト及びプリコートの
組成を工夫することにより、大気雰囲気中でも錫/亜鉛
ハンダによる部品の接合が容易に行えることを見出し、
本発明の接合方法を成すに至った。
【0010】本発明の金属部材の接合方法は、複数の金
属部材を互いに接合する接合方法であって、該金属部材
の表面に錫/亜鉛合金からなるプリコートを被覆する工
程と、錫及び亜鉛からなるハンダとフラックスとを含有
する混合物を介してプリコートを有する該金属部材を互
いに接触させながら加熱してハンダを溶融させる工程
と、溶融したハンダを固化して該金属部材を接合する工
程とを有し、上記プリコートの亜鉛含有率をx(重量
%)、上記ハンダの亜鉛含有率をy(重量%)とした
時、x及びyは以下の式を満たす範囲の値となる。 1≦x≦20、3≦y≦13、3≦(x+y)/2≦13 上記加熱は最高温度が235℃以上であるのが適してい
る。
【0011】他の態様によれば、本発明の接合方法は、
金属部材を互いに接合する接合方法であって、該金属部
材の表面に錫及び亜鉛からなるプリコートを被覆する工
程と、錫及び亜鉛からなるハンダとフラックスとを含有
する混合物を介してプリコートを有する該金属部材を互
いに接触させながら加熱してフラックスを除去し205
℃以上でハンダを溶融させる工程と、溶融したハンダを
固化して該金属部材を接合する工程とを有し、上記プリ
コートの亜鉛含有率をx(重量%)、上記ハンダの亜鉛
含有率をy(重量)とした時、x及びyは以下の式を満
たす範囲の値となる。 0.1≦x≦25、2≦y≦15、2≦(x+y)/2
≦15 上記ハンダは、錫/亜鉛合金の粉末であり、前記プリコ
ートとハンダとの混合物の組成は、実質的に錫及び亜鉛
による共晶組成が適している。
【0012】上記プリコート及びハンダは各々、他金属
の含有量が0.1wt%以下であり、ハンダの含有酸素濃
度は100ppm 以下であるのが好ましい。
【0013】上記フラックスは、ロジン系フラックスを
含有し、ハロゲン含有量が0.06重量%以下が適して
いる。
【0014】上記加熱は、酸素濃度1000ppm 以下の
雰囲気中で行われるのが好ましい。上記プリコートを有
する金属部材は、ハンダの溶融工程を行う前に、該プリ
コートの余剰部分を除去するためのクリーニングを行う
のが好ましい。
【0015】更に、本発明の接合体は、上記接合方法に
よって金属部材を接合させて得られる接合体である。
【0016】又、他の態様によれば、本発明の接合方法
は、1対の金属部材を互いに接合する接合方法であっ
て、一方の金属部材の表面に錫及び亜鉛からなる第1の
プリコートを被覆する工程と、他方の金属部材の表面に
錫及び亜鉛からなる第2のプリコートを被覆する工程
と、プリコートを有する当該1対の金属部材をフラック
ス又は還元性雰囲気を介して互いに接触又は近接させな
がら加熱して第1のプリコート及び/又は第2のプリコ
ートを溶融させる工程と、溶融したプリコートを固化し
て該金属部材を接合する工程とを有し、上記第1のプリ
コートの亜鉛含有率をx(重量%)、上記第2のプリコ
ートの亜鉛含有率をy(重量%)とした時、x及びyは
以下の式を満たす範囲の値となる。 1≦x≦20、3≦y≦13、3≦(x+y)/2≦13 上記加熱は最高温度が235℃以上が適している。上記
構成に従って、錫/亜鉛合金を用いて低いリフロー温度
で金属部材の接合が良好に行われる。
【0017】
【発明の実施の形態】ハンダは、用いる金属の種類及び
組合せによって様々の種類があり、溶融温度によって高
温ハンダ(溶融温度280℃以上)、普通ハンダ(溶融
温度183〜280℃)、低温ハンダ(溶融温度183
℃以下)に分類することができる。一般的に用いられる
ハンダは、錫と鉛との共晶組成物からなる普通ハンダで
あり、鉛はハンダに濡れ性を与える成分であるので、鉛
を含有しないハンダ、例えば錫と亜鉛とによるハンダ、
銀と錫とのハンダなどのようなものは濡れ性に劣り、母
材に付着し難い。このため、鉛を含有しないハンダの低
い濡れ性を補うために他の金属を添加しフラックスを混
合してソルダーペーストとして使用することが試みられ
ているが、汎用化に到っているものは殆どない。この理
由として、ハンダの濡れ性を補うためにかなり活性の高
いフラックスが必要となるために適したフラックスが限
られたり、フラックスの活性によりソルダーペーストの
保存性が極めて低くなることが挙げられる。特に、錫/
亜鉛系ハンダのソルダーペーストでは、錫/亜鉛ハンダ
そのものの濡れ性が低く、更に、亜鉛が容易に酸化され
ることによってハンダの濡れ性が低下し易く溶融温度も
高温が必要となるため、大気雰囲気中でのリフローでも
満足な濡れ性を発揮するように高い活性のフラックスを
用いると、ソルダーペーストの保存は極めて難しくな
り、品質も安定しなくなる。
【0018】本発明は、従来のスクリーン印刷方式の装
置や設備を利用し、保存が可能な低活性のフラックスを
含有したソルダーペーストを用いて部品の接合・組立を
行うことが可能なものであり、接合する金属部材の表面
に錫及び亜鉛からなるプリコートを予め被覆し、この後
に、プリコートを被覆した金属部材にソルダーペースト
を塗布しリフローを行う。金属部材に塗布するソルダー
ペーストは、錫及び亜鉛からなるハンダ粉末とフラック
スとを含有し、プリコート及びハンダ粉末の亜鉛の含有
割合は、図1に示すような特定の範囲に設定される。
【0019】図1は、プリコートした金属部材にソルダ
ーペーストを塗布して大気中でリフローした時にハンダ
粉末及びプリコートが溶融して金属部材を良好に接合す
ることができるリフロー温度(加熱最高温度)とプリコ
ート及びハンダ粉末の亜鉛含有割合との関係を示すグラ
フで、x軸にプリコートの亜鉛含有割合を、y軸にソル
ダーペーストのハンダ即ちハンダ粉末の亜鉛含有割合を
とり、リフロー温度が205℃で良好な接合が形成され
るプリコート及びハンダ粉末の組合せを線Aで示し、リ
フロー温度が235℃で良好な接合が形成される組合せ
を線Bで示す。尚、このグラフの作成において、プリコ
ート及びハンダ粉末は、含有酸素割合が50ppm 未満で
錫及び亜鉛以外の金属成分の含有割合が0.1wt%以下
のものを用いている。
【0020】図において、プリコート及びハンダ粉末が
共に錫/亜鉛共晶合金(亜鉛9wt%、理論共晶点温度1
99℃)である場合(図中の点C)には、リフロー温度
が理論共晶点温度を越えていれば、好適に金属部材が接
合される。つまり、リフロー温度を235℃に設定した
時には、線Bで囲まれる範囲内の亜鉛含有割合のプリコ
ート及びハンダ粉末の組合せで金属部材の接合ができ、
リフロー温度が205℃の時には、線Aで囲まれる範囲
内の亜鉛含有割合のプリコート及びハンダ粉末の組合せ
で接合が可能である。
【0021】図1における線A及び線Bによって囲まれ
る範囲は、プリコートの亜鉛含有割合:x(wt%)、ハ
ンダ粉末の亜鉛含有割合:y(wt%)によって、各々、
下記式によって近似表記される。
【0022】 (線Aによる範囲) 1≦x≦20、3≦y≦13、3≦(x+y)/2≦13 (線Bによる範囲) 0.1≦x≦25、2≦y≦15、2≦(x+y)/2≦15 リフロー操作においてプリコート及びソルダーペースト
が加熱されフラックスが気化又は分解すると、ハンダ粉
末とプリコートとは互いに接触する。この状態で加熱温
度が共晶点温度に達すると、理論的には、図2の錫/亜
鉛2成分系状態図から理解されるように、共晶組成の液
相が生じ、プリコート及びハンダ粉末間の接触界面を通
じて拡散・混合が容易な状態となる。更に、共晶点温度
を越えると、固相として残存する錫又は亜鉛が温度に応
じて溶融し液相に拡散して、液相線温度に達すると完全
に溶融する。プリコートの組成とハンダ粉末の組成とが
異なる場合でも、共晶点温度に達すると共晶組成の液層
が生じ始めるが、特に接触界面付近において液層化が加
速される。これは、接触界面を通した拡散・混合によっ
て、接触界面付近における組成の均一化が促進されるこ
とによる。両者の混合によって得られる平均組成におけ
る液相線温度に達すると、両者は完全に溶融混合され
る。従って、プリコート及びハンダ粉末各々の組成より
も両者の平均組成が共晶組成に近いと、各組成の液相線
温度よりも両者の混合組成の液相線温度の方が低くな
り、各々の溶融温度より低い温度で完全に溶融する。ハ
ンダ粉末が完全に溶融して均一な液相を形成すれば、溶
融ハンダの表面張力は減少し溶融ハンダが発揮する濡れ
性は向上する。
【0023】上記のように、組成が類似した錫/亜鉛組
成物同士をリフローにより溶融接合するのは、他の金属
とのリフロー接合に比べて溶融時の濡れ性が得られ易
く、大気中でリフローを行っても部品を接合することが
可能となる。又、溶融金属よりも固体金属の方が酸化さ
れ難いことを考慮すると、ハンダ粉末およびプリコート
の溶融が互いの接触界面から進行することはハンダおよ
びプリコートの酸化防止及び濡れ性の維持等の点におい
て非常に都合がよい。尚、本発明においては、ハンダ粉
末が溶融して良好な濡れ性を発揮すればよく、必ずしも
プリコートが完全に溶融することを必要とするものでは
ない。
【0024】上述から更に、ハンダ粉末は錫/亜鉛合金
の粉末である必要はないことが理解される。即ち、錫粉
末と亜鉛粉末の混合物や錫/亜鉛合金粉末と錫粉末又は
亜鉛粉末との混合物、錫及び亜鉛が不均一混合あるいは
組み合わされたものであっても上述と同様の課程を経て
ハンダの濡れ性が発揮される。又、プリコートについて
も必ずしも均一な被覆である必要はない。
【0025】尚、液相状態の金属、特に亜鉛は酸素を吸
収して酸化され易く、大気中でのリフローにおいては液
相状態の時間が増加するに従って酸化物が増加する。
又、加熱温度が高いほど金属の酸化は進行する。金属酸
化物が増加すると、ハンダの溶融温度は上昇し濡れ性は
低下する。従って、リフロー温度を低く設定できること
は非常に有益である。又、リフロー温度が高いと、接合
した電気電子部品が熱損傷を起こし易いということもあ
り、低い温度で電気電子部品の接合ができることは好ま
しい。
【0026】更に、使用するハンダ粉末及びプリコート
自体に含有される酸素又は酸化物が多ければ、同様に溶
融温度の上昇及び濡れ性の低下が生じる。従って、酸素
を多く含有するハンダ粉末及び/又はプリコートを用い
ると、プリコート及びハンダ粉末の表面はフラックスに
よって活性化されていても、内部は酸化物により溶融温
度が高いため、リフロー温度を高くしなければならな
い。この結果、プリコートした金属部材にソルダーペー
ストを塗布してリフローした時に金属部材を良好に接合
することができるリフロー温度は図1とは異なったもの
となる。従来のハンダ付けやソルダーペーストを用いた
接合においてディップ温度又はリフロー温度がハンダ組
成における液相線温度より50℃程度高く設定する必要
が生じることの主な原因はこの点にあると考えられる。
従って、使用するハンダ粉末及びプリコートは、含有酸
素又は酸化物が少ないもの、好ましくは含有酸素が10
0ppm 以下であるであるものが望ましい。
【0027】金属部材をプリコートする方法は特に限定
されるものではなく、スーパーソルダー法、スーパージ
ャフィット法、電気めっき法、無電界めっき法、電気泳
動法、化学蒸着法、スパッタリング法、物理蒸着法、イ
オン注入法、プラズマスプレー法、拡散ボンディング
法、変形ボンディング法、ディップ法、圧着法等の各種
コーティング方法より適宜選択して適用すればよい。プ
リコートの厚さは約5μm以上、好ましくは10〜50
μmに設定するのがよい。
【0028】ディップ法により錫/亜鉛合金を金属部材
にプリコートする場合、非酸化性雰囲気中で溶融した錫
/亜鉛合金に金属部材を浸漬することにより、錫/亜鉛
合金の濡れ性は改善される。特に、酸素及び不純物等の
他の金属成分の含有量が少ない錫/亜鉛合金を用いる
と、濡れ性は良好であり、且つ、溶融温度(ディップ温
度)も液相線温度に近づけることができる。更に、浸漬
する際に金属部材に直接あるいは間接的に超音波のよう
な弾性波等による振動エネルギーを与えることによっ
て、金属部材表面の酸化物膜等が除去されて濡れ性が向
上し、良好な被覆が得られる。あるいは、酸処理あるい
はフラックスを用いた処理によって浸漬直前に金属部材
の表面を洗浄してもよい。配線基板のような基板に設け
られたバンプやパッド等の金属にプリコートを施す場
合、基板表面やプリコートに余分な錫/亜鉛合金が粒子
状あるいはヒゲ状に僅かに付着することがある。このよ
うな粒子やヒゲは、金属部材の接合後にトラブルや見栄
えの低下を生じる恐れがあるので、リフロー前に除去す
るのが好ましい。ディップ法において付着する錫/亜鉛
合金は極微量の粒子で付着力も強くないので、ナイロン
毛、豚毛等のブラシ等を用いて容易に除去することがで
きる。例えば、回転数約200〜5000rpm で回転す
る円筒状のナイロンブラシを用い、基板を0.1〜5m
/分程度の速度で移動させながらナイロンブラシ下を通
過させることによって効率よく研磨することができる。
このとき、基板の冷却のために水等を噴射供給してもよ
い。このようなブラシによるクリーニングは、単に余分
な錫/亜鉛合金のヒゲ等を除去するだけでなく、プリコ
ート表面の研磨による濡れ性の向上をも得ることができ
る。
【0029】上記のような方法でプリコートを施した金
属部材に、錫/亜鉛ハンダ粉末を配合したソルダーペー
ストが塗布される。このペーストに含有される錫/亜鉛
ハンダ粉末は、上述のように、必要に応じて組成を変更
することができる。
【0030】ハンダ粉末は、錫及び亜鉛以外の金属不純
物が0.1wt%以下、含有酸素濃度が1000ppm 以
下、好ましくは100ppm 以下であるように精製した錫
/亜鉛ハンダであれば、濡れ性が良く、フラックスとし
て活性の高い物質を必要としない。このようなハンダを
粒径4〜100μm程度、好ましくは10〜50μm程
度以下の粒状に調製してペースト用フラックスと混合し
てソルダーペーストに調整する。ソルダーペーストの塗
布量は、150〜200μm程度が好ましい。ハンダ粉
末とフラックスとは通常9:1程度の割合で混合され、
金属部材上に塗布されたソルダーペーストはリフローに
より容積が1/2程度に減少する。
【0031】錫/亜鉛ソルダーペーストのフラックス
は、一般的なソルダーペーストに用いるフラックス用成
分から適宜取捨選択して用いることができ、選択に当た
っては、ハンダ粉末とフラックスとの分離がないこと、
調整したペーストの印刷が容易であること、フラックス
残渣が腐食性でなく絶縁性であること等を考慮する。例
えば、ロジン又はガムロジン、ウッドロジン、重合ロジ
ン、フェノール変性ロジン等のロジン誘導体をベース
(主成分)としたR(ロジン)型フラックス、RMA
(マイルド活性化ロジン)型フラックス等を用いること
ができる。活性剤としてフラックスに配合する成分とし
ては、有機アミンハロゲン化水素酸塩、有機酸、有機ア
ミン等が挙げられ、ジフェニルグアニジン臭化水素酸
塩、シクロヘキシルアミン臭化水素酸塩、ジエチルアミ
ン塩酸塩、アジピン酸、セバチン酸、トリエタノールア
ミン、モノエタノールアミン等が適している。チキソ剤
としてフラックスに配合する成分としては、水素添加ヒ
マシ油、脂肪酸アマイド類、オキシ脂肪酸等が挙げられ
る。これらの成分を、必要に応じて溶剤を用いて混合す
ることによってフラックスが得られる。ソルダーペース
トに用いる溶剤は、比較的低粘度の水溶性有機溶剤が適
宜用いられるが、2-アルキル-1,3-ヘキサンジオール
は、ソルダーペーストを印刷方式によって塗布するのに
特に適している点で好ましい。フラックスに配合する主
成分のロジン誘導体の割合を30〜80wt%程度、各種
活性剤を計5wt%程度以下、残部が溶剤となるように配
合すると、リフローによるフラックス残渣を少なく抑え
ることができる。ロジン誘導体、活性剤、チキソ剤及び
溶剤を混合し加熱して均質溶液とした後に冷却すること
によりフラックスが調製される。得られたフラックスに
ハンダ粉末を均一に混和すれば、ソルダーペーストが得
られる。ソルダーペーストの粘度の観点から、ハンダ粉
末の割合は、フラックス8〜15重量部に対して85〜
92重量部とするのが好ましい。
【0032】特に、ロジン40〜50重量%、活性剤2
〜3重量%、チキソ剤5〜10重量%及び溶剤25〜3
5重量%を含有し、更にパルミチン酸等の有機酸5〜1
0重量%及びジブロモプロパノール等の有機ハロゲン化
合物1〜3重量%が配合されたフラックスは、錫/亜鉛
合金のプリコートを用いた接合に極めて有効である。
【0033】上述のように調製した錫/亜鉛ソルダーペ
ーストを錫/亜鉛合金によって表面をプリコートした金
属部材にスクリーン印刷方式等の技術を用いて塗布した
後に、接合する金属部材を対にして接触させ、リフロー
を行う。リフロー工程において、100〜170℃程度
の温度に加熱することによって上述のフラックスがプリ
コート及びハンダ粉末の表面を活性化し、ハンダ粉末と
プリコートが接触する。続いて前述のリフロー温度に加
熱することによりハンダ粉末及びプリコートが溶融す
る。この後冷却することにより、金属部材はハンダによ
り接合される。リフロー温度に加熱する時間は200℃
以上で30秒以下、240℃では10秒以下であること
が好ましく、必要以上に加熱を続けるとハンダの酸化が
進行し易い。リフローは大気雰囲気中で行うことができ
るが、もちろん、非酸化性雰囲気で行えばさらに効果で
ある。リフローを非酸化性雰囲気で行うと、ハンダ粉末
及びプリコートの酸化が防止されることにより溶融状態
での錫/亜鉛合金の切れあるいは低粘性が維持され、高
密度実装基板の接合のような緻密な接合の形成にも対応
できる。
【0034】接合する金属部材は、プリコートがなされ
るものであればよく、銅、銀、金、ニッケル、アルミニ
ウム、SUSステンレス鋼等の単種の金属部材だけでな
く、合金材及び複合金属材等の部材についても適用可能
である。又、精細なハンダ接合にも十分対応でき、狭い
間隔を有する細線状の金属部材では、線幅及び線間隔が
0.3mm程度の部材のハンダ接合に対応できる。従っ
て、基板の実装や各種電気電子部品の接合のためのハン
ダ接合に使用することができる。電気電子部品の例とし
ては、半導体分野で用いられるICパッケージ、CPU
の導電部、パーソナルコンピュータに内蔵されるハード
ディスク、液晶パネルの電気回路、ICカード、パーソ
ナルコンピュータやプリンタの接続に用いられるケーブ
ルコネクタ、通信用ケーブルに用いられる光コネクタ、
自動車のラジエータ等が挙げられる。基板の実装形態に
は、片面表面実装、両面表面実装、両面表面実装リード
付き部品搭載、片面表面実装リード付き部品搭載、リー
ドスルー実装等があるが、いずれにおいても本発明の接
合材を使用することができる。又、実装部品としては、
受動部品としてのセラミックコンデンサ、インダクタ、
ジャンパ、トランジスタ、ダイオード、アルミ電解コン
デンサ、タンタル半固定抵抗、トリマー、コイル等が挙
げられ、能動部品としては、IC、SI等が代表例であ
る。パッケージ形状としては、SOIC、SOP、QI
P、QFP、PLCC、LCC、SOJ、MSP、BG
A、FC−BGA、CSP、PLC、MCM、OE−M
CM及び複数チップを重ねる高密度チップ等が挙げられ
る。
【0035】接合する金属部材の材質に応じてプリコー
トの組成やプリコート方法を適宜選択することができ
る。
【0036】本発明は、更に、プリコート及びフラック
スのみを用いた金属部材の接合に応用することができ
る。即ち、接合する1対の金属部材を被覆するプリコー
トの亜鉛含有割合の組合せが図1における線A又は線B
による範囲内の値(x,y)となるように組成の組合せ
を設定し、前述のフラックスをプリコートに塗布して、
あるいは、還元性雰囲気中に配置して、金属部材を対向
させてリフローする。このようにすることにより、プリ
コート同士の接触界面から拡散融合が促進され、良好に
接合される。この場合、対向させた金属部材のうち上側
に配置される金属部材のプリコートの亜鉛含有割合が図
1のソルダーペーストのハンダに対応するように設定す
るのが望ましい。
【0037】上記還元性雰囲気としては、窒素等の不活
性ガスに還元性を有するガス状物質を適量含有した雰囲
気が用いられ、還元性を有するガス状物質には、水素;
メタノール蒸気、エタノール蒸気、プロパノール蒸気等
のアルコール蒸気、蟻酸、酢酸等の酸蒸気などが挙げら
れる。
【0038】上述のように、本発明の構成に従えば、現
状の電気・電子組立品の組立製造工程において用いられ
ているソルダーペースト用の装置及び設備を利用して、
鉛を含有しない汎用性の高い錫/亜鉛系ハンダを用いた
部品の接合が、大気雰囲気中で実現される。
【0039】プリコートする金属及びハンダ粉末の双方
に錫/亜鉛合金を用い、他の金属成分を用いないことに
より、接合部分の組成が複雑にならないので、接合部品
及び接合後の接合体は、回収、リサイクルにおける取扱
いが簡易になり、回収金属の再利用にも有利である。
【0040】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明す
る。
【0041】(実施例1)金属錫91重量部及び金属亜
鉛9重量部を減圧下で加熱溶融して、組成が錫90.9
wt%以上、亜鉛9wt%、その他の微量元素総量0.1wt
%未満で含有酸素濃度が6ppm の錫/亜鉛ハンダを調製
した。このハンダを窒素雰囲気中で粒状化して粒径分布
が20〜50μmのハンダ粉末を得た。
【0042】他方、重合ロジン(松脂)57重量部、溶
剤としてテレピネオール26重量部、硬化ヒマシ油(チ
キソ剤)10重量部、ジフェニルグアニジン臭化水素酸
塩(活性剤)2重量部、パルミチン酸3重量部及び2,
3−ジブロモ−1−プロパノール2重量部を混合しなが
ら加熱した後に冷却して均質のフラックスを調製した。
このフラックス10重量部と前述のハンダ粉末90重量
部とを窒素雰囲気中で攪拌混合してソルダーペーストを
得た。
【0043】更に、金属錫91重量部及び金属亜鉛9重
量部を窒素雰囲気中で加熱溶融して溶融ハンダを調製
し、下記の仕様の基板を溶融ハンダに浸漬しながら10
秒間周波数28kHzの弾性波を基板に与えて基板の銅
パッドパターンを錫/亜鉛ハンダでプリコートした。
【0044】[基板仕様] 寸法:長さ100mm×幅120mm×厚さ1mm 材質:ソルダーレジスト塗布ガラスエポキシ樹脂 銅パッド部のパターン:168pin QFP対応パターン 銅パッド寸法:長さ5mm×幅0.3mm、銅パッド間隔:
0.5mm 次に、上記ソルダーペーストを回路基板用印刷機のメタ
ルマスク上に供給し、窒素気流中でスキージ印刷法によ
り下記の印刷条件に従ってプリコートした基板上に塗布
した。
【0045】[印刷条件] メタルマスク厚:1.2mm、印刷速度:1.5回/分 印刷方向:基板長手方向 印刷機による印刷を500回繰り返したが、ソルダーペ
ーストの粘着性等の物性に特に変化は見られなかった。
【0046】更に、ソルダーペーストを印刷塗布した5
00個のうちの1つの基板をチップマウンタに搭載し、
錫/亜鉛(組成:亜鉛9重量%)でプリコートしたQF
Pチップを所定位置に位置決めして基板上に載置し、加
熱炉に導入して図3に示す温度プロファイルに従って以
下の条件でリフローを実施した。
【0047】[リフロー条件] リフロー時間:6分、予備加熱温度:150℃、最高加
熱温度:210℃ 炉内雰囲気:大気 リフロー後、基板を冷却し、接合部分を切断して、断面
の観察によりハンダの濡れ性を調べたところ、ハンダの
濡れ角は鋭角であり、個々のランド間におけるブリッジ
形成は見られなかった。又、意図しないハンダボールの
付着も発生せず、濡れ性は良好であった。
【0048】他の基板についても同様にリフロー処理を
行い、500個の基板におけるハンダ付けの不良発生率
を調べたところ、0.6%であった。
【0049】(実施例2)金属錫97.5重量部及び金
属亜鉛2.5重量部を減圧下で加熱溶融して、組成が錫
97.4wt%以上、亜鉛2.5wt%、その他の微量元素
総量0.1wt%未満で含有酸素濃度が4ppm の錫/亜鉛
ハンダを調製した。このハンダを窒素雰囲気中で粒状化
して粒径分布が20〜50μmのハンダ粉末を得た。
【0050】他方、実施例1と同様の操作によって調製
したフラックス10重量部と前述のハンダ粉末90重量
部とを窒素雰囲気中で攪拌混合してソルダーペーストを
得た。
【0051】又、金属錫91重量部及び金属亜鉛9重量
部を窒素雰囲気中で加熱溶融して溶融ハンダを調製し、
下記の仕様の基板を溶融ハンダに浸漬しながら15秒間
周波数28kHzの弾性波を実施例1で用いたと同様の
基板に与えて基板の銅パッドパターンを錫/亜鉛ハンダ
でプリコートした。
【0052】次に、上記ソルダーペーストを回路基板用
印刷機のメタルマスク上に供給し、窒素気流中でスキー
ジ印刷法により実施例1と同様の印刷条件に従ってプリ
コートした基板上に塗布した。
【0053】印刷機による印刷を500回繰り返した
が、ソルダーペーストの粘着性等の物性に特に変化は見
られなかった。
【0054】更に、ソルダーペーストを印刷塗布した5
00個のうちの1つの基板をチップマウンタに搭載し、
錫/亜鉛(組成:亜鉛9重量%)でプリコートしたQF
Pチップを所定位置に位置決めして基板上に載置して加
熱炉に導入した。この後、リフローの最高加熱温度を2
10℃から235℃に上げたこと以外は実施例1と同様
にリフローを実施した。
【0055】リフロー後、基板を冷却し、接合部分を切
断して、断面の観察によりハンダの濡れ性を調べたとこ
ろ、ハンダの濡れ角は鋭角であり、個々のランド間にお
けるブリッジ形成は見られなかった。又、意図しないハ
ンダボールの付着も発生せず、濡れ性は良好であった。
【0056】他の基板についても同様にリフロー処理を
行い、500個の基板におけるハンダ付けの不良発生率
を調べたところ、0.8%であった。
【0057】(比較例1)金属錫98.5重量部及び金
属亜鉛1.5重量部を減圧下で加熱溶融して、組成が錫
98.4wt%以上、亜鉛1.5wt%、その他の微量元素
総量0.1wt%未満で含有酸素濃度が4ppm の錫/亜鉛
ハンダを調製した。このハンダを窒素雰囲気中で粒状化
して粒径分布が20〜50μmのハンダ粉末を得た。
【0058】上記ハンダ粉末を用いたこと以外は実施例
を同様の操作を繰り返して、基板のプリコート、ソルダ
ーペーストの調製及び塗布並びにリフローによるQFP
チップの実装を行い、500個の基板におけるハンダ付
けの不良発生率を調べたところ、3%であった。
【0059】(比較例2)リフローにおける最高加熱温
度を210℃に下げたこと以外は実施例2と同様の操作
を繰り返し、基板のプリコート、ソルダーペーストの調
製及び塗布並びにリフローによるQFPチップの実装を
行った。
【0060】500個の基板についてリフロー処理にお
けるハンダ付けの不良発生率を調べたところ、5%であ
った。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、錫/亜鉛ハンダによる
金属部材の接合方法が提供され、微細で複雑な形状のハ
ンダ付けも鉛を含有しないハンダを使用して行うことが
できる。従って、各種機器等の接合部分を鉛を含有しな
いハンダにより接合することができ、廃棄物に含まれる
鉛を減少させることが可能であり、廃棄物のリサイクル
にも有効である。故に、本発明によって得られる接合体
は産業上及び環境対策上極めて優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】金属部材が接合されるリフロー温度とプリコー
ト及びソルダーペーストのハンダの亜鉛含有割合との関
係を示すグラフである。
【図2】錫及び亜鉛による2成分系相図である。
【図3】本発明に係る接合方法のリフローにおける温度
プロファイルの一例を示すグラフである。
【符号の説明】
A 205℃で良好な接合が形成されるプリコート及び
ハンダの組合せ B 235℃で良好な接合が形成されるプリコート及び
ハンダの組合せ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B23K 35/363 B23K 35/363 C H05K 3/34 505 H05K 3/34 505F (72)発明者 手島 光一 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 加藤 力弥 東京都足立区千住橋戸町23番地 千住金属 工業株式会社内 (72)発明者 杉本 淳 東京都足立区千住橋戸町23番地 千住金属 工業株式会社内 (72)発明者 鈴木 孝征 東京都足立区千住橋戸町23番地 千住金属 工業株式会社内 (72)発明者 平山 充芳 東京都足立区千住橋戸町23番地 千住金属 工業株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の金属部材を互いに接合する接合方
    法であって、該金属部材の表面に錫/亜鉛合金からなる
    プリコートを被覆する工程と、錫及び亜鉛からなるハン
    ダとフラックスとを含有する混合物を介してプリコート
    を有する該金属部材を互いに接触させながら加熱してハ
    ンダを溶融させる工程と、溶融したハンダを固化して該
    金属部材を接合する工程とを有し、上記プリコートの亜
    鉛含有率をx(重量%)、上記ハンダの亜鉛含有率をy
    (重量%)とした時、x及びyは以下の式を満たす範囲
    の値となることを特徴とする金属部材の接合方法。 1≦x≦20、3≦y≦13、3≦(x+y)/2≦13
  2. 【請求項2】 前記加熱は最高温度が235℃以上であ
    る請求項1記載の接合方法。
  3. 【請求項3】 金属部材を互いに接合する接合方法であ
    って、該金属部材の表面に錫及び亜鉛からなるプリコー
    トを被覆する工程と、錫及び亜鉛からなるハンダとフラ
    ックスとを含有する混合物を介してプリコートを有する
    該金属部材を互いに接触させながら加熱してフラックス
    を除去し205℃以上でハンダを溶融させる工程と、溶
    融したハンダを固化して該金属部材を接合する工程とを
    有し、上記プリコートの亜鉛含有率をx(重量%)、上
    記ハンダの亜鉛含有率をy(重量)とした時、x及びy
    は以下の式を満たす範囲の値となることを特徴とする金
    属部材の接合方法。 0.1≦x≦25、2≦y≦15、2≦(x+y)/2
    ≦15
  4. 【請求項4】 前記ハンダは錫/亜鉛合金の粉末であ
    り、前記プリコートとハンダとの混合物の組成は、実質
    的に錫及び亜鉛による共晶組成となる請求項1〜3のい
    ずれかに記載の接合方法。
  5. 【請求項5】 前記プリコート及びハンダは各々、他金
    属の含有量が0.1wt%以下であり、ハンダの含有酸素
    濃度は100ppm 以下である請求項1〜4のいずれかに
    記載の接合方法。
  6. 【請求項6】 前記フラックスは、ロジン系フラックス
    を含有し、ハロゲン含有量が0.06重量%以下である
    請求項1〜5のいずれかに記載の接合方法。
  7. 【請求項7】 前記加熱は、酸素濃度1000ppm 以下
    の雰囲気中で行われることを特徴とする請求項1〜6の
    いずれかに記載の接合方法。
  8. 【請求項8】 前記プリコートを有する金属部材は、ハ
    ンダの溶融工程を行う前に、該プリコートの余剰部分を
    除去するためのクリーニングを行うことを特徴とする請
    求項1〜7のいずれかに記載の接合方法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載の接合方
    法によって金属部材を接合させて得られる接合体。
  10. 【請求項10】 1対の金属部材を互いに接合する接合
    方法であって、一方の金属部材の表面に錫及び亜鉛から
    なる第1のプリコートを被覆する工程と、他方の金属部
    材の表面に錫及び亜鉛からなる第2のプリコートを被覆
    する工程と、プリコートを有する当該1対の金属部材を
    フラックスを介してあるいは還元性雰囲気中で互いに接
    触又は近接させながら加熱して第1のプリコート及び/
    又は第2のプリコートを溶融させる工程と、溶融したプ
    リコートを固化して該金属部材を接合する工程とを有
    し、上記第1のプリコートの亜鉛含有率をx(重量
    %)、上記第2のプリコートの亜鉛含有率をy(重量
    %)とした時、x及びyは以下の式を満たす範囲の値と
    なることを特徴とする金属部材の接合方法。 1≦x≦20、3≦y≦13、3≦(x+y)/2≦13
  11. 【請求項11】 前記加熱は最高温度が235℃以上で
    ある請求項10記載の接合方法。
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