JP3135915B2 - 錫−亜鉛合金の電着のためのシアン化物を含まないめっき浴 - Google Patents

錫−亜鉛合金の電着のためのシアン化物を含まないめっき浴

Info

Publication number
JP3135915B2
JP3135915B2 JP03515500A JP51550091A JP3135915B2 JP 3135915 B2 JP3135915 B2 JP 3135915B2 JP 03515500 A JP03515500 A JP 03515500A JP 51550091 A JP51550091 A JP 51550091A JP 3135915 B2 JP3135915 B2 JP 3135915B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tin
plating
zinc
bath
stannate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP03515500A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06503383A (ja
Inventor
アデシナ アシルー,オルワトイイン
ジョン ブランデン,スティーブン
Original Assignee
バリー,ベレズフォド トマス キングカム
ディーン,ロナルド リチャード
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from GB909018984A external-priority patent/GB9018984D0/en
Priority claimed from GB919112289A external-priority patent/GB9112289D0/en
Application filed by バリー,ベレズフォド トマス キングカム, ディーン,ロナルド リチャード filed Critical バリー,ベレズフォド トマス キングカム
Publication of JPH06503383A publication Critical patent/JPH06503383A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3135915B2 publication Critical patent/JP3135915B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25DPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
    • C25D3/00Electroplating: Baths therefor
    • C25D3/02Electroplating: Baths therefor from solutions
    • C25D3/56Electroplating: Baths therefor from solutions of alloys
    • C25D3/60Electroplating: Baths therefor from solutions of alloys containing more than 50% by weight of tin

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Electroplating And Plating Baths Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、電気めっき浴及びそれを使用しての電気め
っき方法における改善に関するものである。特には、本
発明は、錫−亜鉛合金をめっきするための電気めっき浴
に関係する。
錫−亜鉛合金めっきは、耐食性コーティングとして知
られる毒性のあるカドミウムに代替する可能性があるも
のとして認識されている。錫−亜鉛コーティングは、ラ
ジオ関連産業においてまたその特別な性質、例えば液圧
流体による腐食・侵食に対するその良好な耐性が非常に
価値のあるものである自動車及び航空機産業における部
品のめっきのために有用であることが判明している。錫
−亜鉛コーティングの使用の他の例としては、電気工業
のための部品の保護、液圧式坑内支柱の保護、並びに建
設業界において使用される鋼パネルのためのコーティン
グを挙げることができる。
現在のところ、錫−亜鉛合金は工業的には、1940年代
に開発されたようなアルカリ性のナトリウムまたはカリ
ウムの錫酸塩/シアン化物浴からめっきされる。
1960年代の中頃から、錫−亜鉛コーティングの使用は
かなり衰退してきた。これは、一部にはシアン化物溶液
の不評判によるものでありそしてまた恐らくは錫−亜鉛
シアン化物めっき浴が操業困難でありそして絶えざる監
視と管理を必要とするという事実によるものであろう。
例えば、数時間のめっき後、錫と共着される亜鉛の比率
は低下し始めそしてこれは浴の不断の保守を必要とす
る。錫−亜鉛めっきの衰退のまた別の考えられる理由
は、錫−亜鉛つや消し仕上げが現在得られるようになっ
ている多数の光沢仕上げより魅力が低いと考えられた事
実であろう。
同じシアン化物めっき系から広範囲の合金組成物をめ
っきすることもまた困難である。
本発明の目的は、錫−亜鉛合金の電着のための改善さ
れた電気めっき浴を提供することである。
基本的に、本発明に従うめっき浴は、3種の基本成
分、即ちアルカリ金属(ナトリウム又はカリウム)の亜
鉛酸塩、アルカリ金属(ナトリウム又はカリウム)の錫
酸塩及びアルカリ金属(ナトリウム及び/又はカリウ
ム)の酒石酸塩のアルカリ性水溶液から実質上構成され
る。本発明はまた、上に定義した浴を使用して錫/亜鉛
合金のめっきのための電気めっき方法をも提供する。
本発明の浴は、任意の適当な導電性基材、特に鉄基合
金或いは銅合金上に任意の相対合金組成(例えば0.05〜
99.5重量%亜鉛)の錫−亜鉛合金の電着のために使用さ
れうる。本浴は、ラック、バレル及びブラシめっきプロ
セスにおいて使用するのに適当である。
めっきした合金における錫と亜鉛との所望の比率は、
浴組成とめっき中の操業条件により決定される。
本発明の浴から、錫−亜鉛合金は、シアン化物めっき
系より低い電流密度で、そして一層良好な陰極効率をも
ってまた良好な被覆力及び微視的均一電着性をもってめ
っきされうる。めっき物は、延性でありそして純錫乃至
純亜鉛コーティング更には実際上シアン化物浴から得ら
れた均等組成の錫−亜鉛合金めっき物より優れた耐食性
を有する。めっき物の耐食性はシアン化物からのカドミ
ウムに匹敵する。本めっき方法は緻密なそして微粒のめ
っき物を与える。
本発明の浴は実質上亜鉛及び錫源を含む溶液である。
錫イオンは錫酸ナトリウム及び/或いはカリウムとして
浴に導入される。錫酸塩は、陰極においてめっきされる
錫のための貯蔵・補給源である。その濃度は、臨界的で
はないが、低濃度では陰極効率が低下しそして高濃度で
はすくい出し損失及びその他の損失が一層高い操業コス
ト与える。
アルカリ性亜鉛源は好ましくは、酸化亜鉛或いは適当
な亜鉛塩乃至亜鉛金属と水酸化ナトリウム乃至カリウム
のような強塩基とから形成される。浴における主たる亜
鉛イオン源は、亜鉛の酸化物、塩乃至金属と水酸化ナト
リウム又はカリウムとの間での反応から得られる亜鉛酸
塩錯体でありそして以下に記載するようにして調製され
る。
制御を容易にするために、水酸化アルカリは好ましく
は選択された錫酸塩に対応すべきである:即ち、錫酸ナ
トリウム浴に対しては水酸化ナトリウムそして錫酸カリ
ウム浴に対しては水酸化カリウム。アルカリは、浴にお
ける主たる伝導媒体である水酸化物イオンを提供する。
このイオンの貯蔵・補給源はまた、大気からの二酸化炭
素の吸着による錫酸塩の分解を防止するために必要であ
る。更に、これは良好な陽極溶解のために必須である。
遊離アルカリの濃度は、所望される錫及び亜鉛合金化比
率並びに必要とされる適用方式、例えばラック、バレル
或いはブラシめっきに対して適正な値に調製されるべき
である。選択された操業電流密度及び温度もまた、所要
の遊離アルカリ量の決定に役割を果たす。
有機及び無機両方を含め様々の添加剤がめっき物の品
質を改善するためにそして僅かに一層光沢のあるそして
一層緻密なめっき物を与えるために使用されうる。
浴には過剰のアルカリが存在し、従って本発明の浴は
適当には11〜14、好ましくは12.0〜13.5のpHを有する。
約2〜98%亜鉛を含有する合金めっき物を生成するた
めには、本発明の浴は以下に示す濃度範囲を有すること
が適切である。
ナトリウム基浴: 亜鉛(例えば酸化亜鉛として添加) 0.2〜5g/l 水酸化ナトリウム 12〜60g/l 錫(錫酸ナトリウムとして添加) 30〜80g/l 錫酸ナトリウムカリウム 60〜80g/l カリウム基浴: 亜鉛(例えば酸化亜鉛として添加) 0.3〜5g/l 水酸化カリウム 20〜60g/l 錫(錫酸カリウムとして添加) 40〜100g/l 錫酸ナトリウムカリウム 60〜100g/l 浴のための適当な有機添加剤としては、ヘキサミン、
ヘキシルアルコール、エタノールアミン、ポリエチレン
グリコール、プロパギルアルコール等を挙げることがで
きる。これは好適には0.005〜35g/lの量において添加さ
れる。これら添加剤は単独で或いは組合せて使用されう
る。適当な無機添加剤は、アルカリ金属の燐酸塩、特に
は燐酸三ナトリウムであり、好適には0.1〜40g/lの量に
おいて添加される。
本発明の浴の調製のためには、好適には、必要量の亜
鉛化合物(好ましくは酸化亜鉛)が最小限量の水、好ま
しくは蒸留水或いは脱イオン水中にスラリー化或いは溶
解される(溶液A)。必要量の水酸化ナトリウム(カリ
ウム)の非常に高濃度の水溶液(代表的には約40g/100m
l乃至それ以上に濃縮)が別個の容器において調製され
る(溶液B)。
好ましくは、必須ではないが、溶液Bが冷える前に、
溶液Bは酸化亜鉛のすべてが溶解しそして透明な溶液が
得られるまで連続的に攪拌しながら溶液Aに徐々に添加
されるべきである。生成する亜鉛酸塩溶液はその後、溶
液の完全な均質性を保証するために例えば30分までの間
連続的に攪拌しながら放置される。
実際のめっきタンクはその後、水、好ましくは蒸留水
或いは脱イオン水で部分的に、例えばその深さの2/3ま
で充填され、続いて必要量の錫酸ナトリウム(乃至カリ
ウム)を添加してすべての錫酸塩が溶解するまで攪拌を
行う(溶液C)。その後、所望量の酒石酸ナトリウムカ
リウムがめっきタンク内の溶液Cにかなり透明な溶液が
得られるまで攪拌を行いながら添加される。この後、溶
液A+Bが溶液Cに添加される。その後、蒸留水が操業
水準まで補充するようタンクに添加される。もし所要量
の遊離アルカリが浴中に存在するなら、目立った沈殿は
起こらないはずであるが、それでも浴は未溶解の不純物
のすべてを除去するようにろ過されるべきである。しか
し、浴中の錫酸塩の一部が不溶性沈殿物として加水分解
して析出するなら、浴は溶液中の遊離アルカリ、錫、及
び亜鉛金属について分析されねばならない。その後、不
足量の遊離アルカリを浴に添加し、続いて錫を添加し
(錫酸塩として添加)そして必要なら亜鉛化合物を添加
する。もし半光沢めっき物が必要とされるなら、特定の
添加剤、例えばヘキサミン或いは燐酸三ナトリウムが、
この段階で浴に攪拌しながら所望水準の光沢を与えるに
充分な量において添加される。有機添加剤の過剰の使用
は回避されるべきである。
亜錫酸塩不純物(錫酸塩浴から予想される錫(IV)イ
オンの代わりに錫(II)イオンのアルカリ形態)に対す
る予備対策として、新たに補給された溶液は、ピペット
或いは他の任意の適当な装置を使用してタンクの底部か
ら攪拌された浴内に導入される、過酸化水素(20vol)
の10ml/lの添加により使用前に酸化されうる。この処理
は、操業中必要に応じなされるべきである。
本発明方法は、圧延された鋼及び銅のめっきのために
特に有用であるが、本発明方法はナット、ボルト、ブラ
ケット並びに溶接部やハンダ継ぎ手部を伴った様々の金
属から作製された複雑な形状の自動車部品のような様々
の寸法形状の物品に対して使用されうる。浴は洗浄性を
有しているが、それでも各種金属に対しての標準的な洗
浄方式を使用しての十分の洗浄作業が必要である。
浴は、不溶性陽極、例えばステンレス鋼或いは軟鋼或
いはグラファイトを使用して操業されうる。この場合、
溶液中の錫及び亜鉛イオンの絶えざる制御と補充が重要
である。錫−亜鉛合金陽極を使用することが好ましい。
このような陽極は、めっきされるべき合金と同じ組成の
ものとすべきでありそして鋳造或いは圧延いずれの形態
でもよい。別様には、錫及び/或いは亜鉛の適当に制御
された複数の分離陽極を使用することができる。第二錫
の形態での錫の溶解を保証するために、錫−亜鉛或いは
錫陽極は薄膜で覆われた状態に維持されるべきである
(アルカリ性錫酸塩浴からの錫のめっきにおけるよう
に)。この薄膜は、陽極を充分に高い電流密度で分極す
ることにより或いは電流をすでに流しながらそして陰極
が浴中に先に接続されそしてめっき回路が完結した後陽
極を溶液中に徐々に挿入することにより確立されうる。
浴の操業温度は従来通り60〜75℃である。この温度範
囲が、最適の陽極及び陰極効率を与えることが判明して
おりそしてまた一層白色のめっき物を与える傾向があ
る。
浴は0.3〜2.5A/dm2の電流密度において操業される。
バレルめっき或いはブラシめっきに対してはそれぞれ3.
5A/dm2或いは5A/dm2までの電流密度が使用されうる。し
かし、これら後者の場合には共に、浴の遊離アルカリ及
び金属含有塩の含量は高めの値に調整すべきである。
被めっき片の機械的移動により或いは任意の攪拌装置
によりめっき中の浴の穏やかな攪拌が、それが陽極効率
を改善するので所望される。別法として、めっき溶液は
乱流を創出するように循環されうる。
めっき溶液の連続的な或いは一定間隔でのろ過もまた
所望される。めっき物の品質、特にその平滑さは溶液を
懸濁不純物がない状態に維持することによりかなり向上
される。
本発明の浴の陰極及び陽極電流効率は高く、推奨操業
条件が維持されたなら80〜100%である。本浴はまた良
好な微視的均一電着性及び被覆力を示す。
適正に調節された操業条件でもって、本発明の浴は非
常に安定である。浴中の遊離アルカリの週毎のチェック
が所望されるが、錫酸塩が沈殿し始めない限り絶対的な
ものでない。200時間以上連続的に操業されるとき或い
は1日8時間までの一貫した使用で3週間操業されると
き、浴の成分はまだ使用範囲内にありそして所望のめっ
き物組成及び品質を与えることが確認された。
他の因子を一定として、本発明の浴からのめっき物の
組成は、浴の錫含量よりも亜鉛含量に一層依存すること
が見出された。浴の錫含量の増加は、めっきした合金の
錫含量における増加を与える。浴の亜鉛含量における増
加もまた、めっき物の亜鉛含量における増加を与える。
浴の遊離アルカリ含量の増加はめっき物の錫含量におけ
る減少につながる。浴における酒石酸塩は、増加すると
き、錫と共に共着される亜鉛量を僅かに減じる。
温度及び電流密度は、上述した範囲に維持されるなら
めっき物組成にほどほどの影響しか与えない。
本発明に従って得られた錫−亜鉛めっき物は、延性で
ありそして広い合金濃度範囲(特に20〜45%亜鉛)にわ
たってそして6ミクロンの薄い厚さでもって、塩水噴霧
試験及び湿度キャビネット試験により確認されたものと
して良好な耐食性を有する。試験はまためっき物がカド
ミウムめっき物に匹敵する耐食性を提供することも示し
た。
めっき物は緻密でそして微粒であり、空孔はまずほと
んどない。
本発明の充分な理解のために、例示目的でのみ次の例
を呈示する。例において、部及び%のすべては断りがな
い限り重量によるものである。
例において、すべての浴は上述した一般的手順に従っ
て調製した。
例1 2.3g/lの酸化亜鉛、14g/lの水酸化ナトリウム、165g/
lの錫酸ナトリウム及び65g/lの酒石酸ナトリウムカリウ
ムを含有する水性電気めっき浴を調製した。
この電気めっき浴を使用して、標準的なラックめっき
方式を使用して平坦な銅板上に62〜68℃において機械的
攪拌を行いながら錫−亜鉛合金コーティングをめっきし
た。平均陰極電流密度は約0.8A/dm2であった。
めっきは、約10〜10.5μmのコーティングを与えるに
充分な時間実施した。緻密で、空孔のない、微粒のそし
て深みのある外観のつや消し表面のめっき物を得た。め
っき物は優れた密着性と延性とを有した。分析の結果、
合金は約5%亜鉛を含有した。
例2 2.7g/lの酸化亜鉛、15g/lの水酸化ナトリウム、165g/
lの錫酸ナトリウム及び50g/lの酒石酸ナトリウムカリウ
ムを含有する浴を調製した。
この浴を使用して、標準的なラックめっき方式を使用
して平坦な銅板上に62〜68℃において機械的攪拌を行い
ながら錫−亜鉛合金コーティングをめっきした。平均陰
極電流密度は約0.9A/dm2であった。
めっきは、約14〜15μmのコーティングを与えるに充
分な時間実施した。緻密で、空孔のない、微粒のそして
深みのある外観のつや消し表面のめっき物を得た。めっ
き物は優れた密着性と延性とを有した。合金は約25%亜
鉛を含有した。
例3 3.5g/lの酸化亜鉛、56g/lの水酸化カリウム、175g/l
の錫酸カリウム及び80g/lの酒石酸ナトリウムカリウム
を含有する浴を調製した。
この浴を使用して、標準的なラックめっき方式を使用
して平坦な銅板上に62〜68℃において機械的攪拌を行い
ながら錫−亜鉛合金コーティングをめっきした。平均陰
極電流密度は約0.8A/dm2であった。
めっきは約10〜11μmのコーティングを与えるに充分
な時間実施した。緻密で、空孔のない、微粒のそしてつ
や消し表面のめっき物を得た。合金は約50%亜鉛を含有
した。
例4 4g/lの酸化亜鉛、40g/lの水酸化ナトリウム、120g/l
の錫酸ナトリウム及び60g/lの酒石酸ナトリウムカリウ
ムを含有する浴を調製した。
この浴を使用して、標準的なラックめっき方式を使用
して平坦な鋼板上に62〜68℃において機械的攪拌を行い
ながら錫−亜鉛合金コーティングをめっきした。平均陰
極電流密度は約0.9A/dm2であった。
めっきは約13〜14μmのコーティングを与えるに充分
な時間実施した。緻密で、空孔のない、微粒のそして深
みのある外観のつや消し表面のめっき物を得た。めっき
物は優れた密着性と延性とを有した。合金は約80%亜鉛
を含有した。
例5 2.7g/lの酸化亜鉛、15g/lの水酸化ナトリウム、165g/
lの錫酸ナトリウム及び50g/lの酒石酸ナトリウムカリウ
ム並びに3g/lの燐酸三ナトリウム、2g/lのヘキサミン及
び8g/lのエタノールアミンを含有する浴を調製した。
この浴を使用して、標準的なラックめっき方式を使用
して平坦な銅板上に62〜68℃において機械的攪拌を行い
ながら錫−亜鉛合金コーティングをめっきした。平均陰
極電流密度は約0.8A/dm2であった。
めっきは約7〜8μmのコーティングを与えるに充分
な時間実施した。深みのある外観の半光沢表面のめっき
物を得た。めっき物は優れた密着性と延性とを有した。
合金は約25%亜鉛を含有した。
例6 3.5g/lの酸化亜鉛、80g/lの水酸化カリウム、220g/l
の錫酸カリウム及び80g/lの酒石酸ナトリウムカリウム
を含有する浴を調製した。浴は室温に置かれそしてブラ
シめっき操業過程を通して約70℃まで昇温した。
この浴を使用して、標準的なブラシめっき方式を使用
して鋼パイプ上に陰極の回転を行いながら錫−亜鉛合金
をめっきした。平均陰極電流密度は約2A/dm2であった。
めっきは約12μmのコーティングを与えるに充分な時
間実施した。緻密で、空孔のない、微粒のそして深みの
ある外観のつや消し表面のめっき物を得た。めっき物は
優れた密着性と延性とを有した。合金は約17%亜鉛を含
有した。
例7 3.5g/lの酸化亜鉛、64g/lの水酸化カリウム、220g/l
の錫酸カリウム及び75g/lの酒石酸ナトリウムカリウム
を含有する浴を調製した。
この浴を使用して、標準的なバレルめっき方式を使用
して小さな鋼サンプル上に62〜68℃において錫−亜鉛合
金コーティングをめっきした。平均陰極電流密度は約2.
5A/dm2であった。
めっきは約10〜10.5μmのコーティングを与えるに充
分な時間実施した。緻密で、空孔のない、微粒のそして
深みのある外観のつや消し表面のめっき物を得た。めっ
き物は優れた密着性と延性とを有した。合金は約20%亜
鉛を含有した。
フロントページの続き (72)発明者 アシルー,オルワトイイン アデシナ イギリス国 ユービー8 3ピージェイ ミドルセクス,アクスブリジ,キング ストンレイン,インタナショナル ティ ン リサーチ インスティテュート (番地なし) (72)発明者 ブランデン,スティーブン ジョン イギリス国 エイチエイ2 0エスジェ イ ミドルセクス,ウェスト ハロウ, トワイフォド ロード 109 (56)参考文献 特開 平1−156491(JP,A) 特開 昭60−181293(JP,A) 特公 昭55−16237(JP,B2) 特公 昭57−11960(JP,B2) 特公 昭53−21364(JP,B2) 特公 昭54−41023(JP,B2) 特公 昭31−7259(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C25D 3/00 - 3/66

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(i)アルカリ金属の亜鉛酸塩、(ii)ア
    ルカリ金属の錫酸塩及び(iii)アルカリ金属の酒石酸
    塩のアルカリ性水溶液を基本成分とする錫−亜鉛合金の
    電着のためのシアン化物を含まないめっき浴。
  2. 【請求項2】11〜14の範囲のpHを有する請求項1に記載
    のめっき浴。
  3. 【請求項3】アルカリ金属燐酸塩を更に含む請求項1乃
    至2に記載のめっき浴。
JP03515500A 1990-08-31 1991-08-30 錫−亜鉛合金の電着のためのシアン化物を含まないめっき浴 Expired - Fee Related JP3135915B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB909018984A GB9018984D0 (en) 1990-08-31 1990-08-31 Electroplating
GB9018984.6 1990-08-31
GB919112289A GB9112289D0 (en) 1991-06-07 1991-06-07 Electroplating
GB9112289.5 1991-06-07
PCT/GB1991/001473 WO1992004485A1 (en) 1990-08-31 1991-08-30 Electroplating

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06503383A JPH06503383A (ja) 1994-04-14
JP3135915B2 true JP3135915B2 (ja) 2001-02-19

Family

ID=26297574

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03515500A Expired - Fee Related JP3135915B2 (ja) 1990-08-31 1991-08-30 錫−亜鉛合金の電着のためのシアン化物を含まないめっき浴

Country Status (7)

Country Link
US (1) US5378346A (ja)
EP (1) EP0546069B1 (ja)
JP (1) JP3135915B2 (ja)
AU (1) AU8521691A (ja)
BR (1) BR9106795A (ja)
DE (2) DE69106522T2 (ja)
WO (1) WO1992004485A1 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6861159B2 (en) * 1992-03-27 2005-03-01 The Louis Berkman Company Corrosion-resistant coated copper and method for making the same
GB2312438A (en) * 1996-04-26 1997-10-29 Ibm Electrodeposition bath containing zinc salt
FR2763605B1 (fr) * 1997-05-22 1999-07-02 Snecma Revetement de protection de pieces metalliques ayant une bonne resistance a la corrosion en atmosphere saline, et pieces metalliques comportant un tel revetement de protection
JP3311282B2 (ja) * 1997-10-13 2002-08-05 株式会社東芝 金属部材の接合方法及び接合体
DE29801049U1 (de) * 1998-01-22 1998-04-30 Emhart Inc., Newark, Del. Karosseriebauteil mit einer Zinn-Zink-Beschichtung
US7531079B1 (en) 1998-10-26 2009-05-12 Novellus Systems, Inc. Method and apparatus for uniform electropolishing of damascene IC structures by selective agitation
US7449098B1 (en) 1999-10-05 2008-11-11 Novellus Systems, Inc. Method for planar electroplating
DE19852219C1 (de) 1998-11-12 2000-05-11 Schloetter Fa Dr Ing Max Wäßrige Lösung zur elektrolytischen Abscheidung von Zinn-Zink-Legierungen und Verwendung der Lösung
US7799200B1 (en) 2002-07-29 2010-09-21 Novellus Systems, Inc. Selective electrochemical accelerator removal
US6852427B1 (en) 2003-09-02 2005-02-08 Olin Corporation Chromium-free antitarnish adhesion promoting treatment composition
US8530359B2 (en) 2003-10-20 2013-09-10 Novellus Systems, Inc. Modulated metal removal using localized wet etching
US8158532B2 (en) * 2003-10-20 2012-04-17 Novellus Systems, Inc. Topography reduction and control by selective accelerator removal
EP2085502A1 (en) * 2008-01-29 2009-08-05 Enthone, Incorporated Electrolyte composition and method for the deposition of a tin-zinc alloy
US8168540B1 (en) 2009-12-29 2012-05-01 Novellus Systems, Inc. Methods and apparatus for depositing copper on tungsten
FR2956123B1 (fr) * 2010-02-08 2017-10-27 Dalic Procede de protection d'un substrat metallique contre la corrosion et l'abrasion, et substrat metallique obtenu par ce procede.
US9963662B2 (en) * 2015-04-27 2018-05-08 Seacole-CRC, LLC Cleaning composition and method for processing equipment

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3129129A1 (de) * 1981-07-20 1983-02-03 Schering Ag, 1000 Berlin Und 4619 Bergkamen Verfahren zur galvanischen abscheidung hochglaenzender, haftfester zinkueberzuege unter verwendung alkalischer cyanidfreier baeder

Also Published As

Publication number Publication date
DE69106522T2 (de) 1995-07-20
DE69106522D1 (de) 1995-02-16
EP0546069A1 (en) 1993-06-16
WO1992004485A1 (en) 1992-03-19
AU8521691A (en) 1992-03-30
BR9106795A (pt) 1993-07-06
US5378346A (en) 1995-01-03
DE546069T1 (de) 1993-10-14
JPH06503383A (ja) 1994-04-14
EP0546069B1 (en) 1995-01-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3135915B2 (ja) 錫−亜鉛合金の電着のためのシアン化物を含まないめっき浴
EP1009869B1 (en) Cyanide-free monovalent copper electroplating solutions
JP2859316B2 (ja) 白金または白金合金の電気めっき浴および電気めっき方法
CN100487168C (zh) 沉积锡合金的电解质介质和沉积锡合金的方法
US4597838A (en) Additive agent for zinc alloy electrolyte and process
US4462874A (en) Cyanide-free copper plating process
US4898652A (en) Polyoxalkylated polyhydroxy compounds as additives in zinc alloy electrolytes
US4478692A (en) Electrodeposition of palladium-silver alloys
US4772362A (en) Zinc alloy electrolyte and process
US4465563A (en) Electrodeposition of palladium-silver alloys
US3729396A (en) Rhodium plating composition and method for plating rhodium
US4422908A (en) Zinc plating
KR101173879B1 (ko) 니켈플래시 도금용 다기능성 과포화 슬러리 도금용액
JPH03503068A (ja) スズ‐ビスマス合金の電着方法、浴および槽
Rudnik et al. Effect of organic additives on electrodeposition of tin from acid sulfate solution
US2690997A (en) Electrodeposition of copper
JPS5841357B2 (ja) エトキシル化/プロポキシル化多価アルコ−ルを使用した酸性亜鉛めっき溶液およびメッキ法
GB2167447A (en) Cyanide free copper plating process
Abd El Rehim et al. Role of halides in the electroplating of tin from the alkaline-stannate bath
US4740278A (en) Acidic chloride containing bath for the electrodeposition of zinc/iron alloys
JP2540110B2 (ja) 電気アルミニウムめっき方法
US4755264A (en) Electrolyte solution and process for gold electroplating
JP2719046B2 (ja) 鋼製品の一面又は両面に電解メッキを施す方法及び装置
JPS6324093A (ja) 亜鉛−ニッケル合金の電着用の酸性硫酸塩含有浴
JPH06346272A (ja) 高電流密度による錫めっき用硫酸浴および錫めっき方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees