JPS6324093A - 亜鉛−ニッケル合金の電着用の酸性硫酸塩含有浴 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の要約） 微細結晶構造の亜鉛−ニッケル合金の鉄上への光沢電着
が、硫酸亜鉛、硫酸ニッケル、アルカリ金属酢酸塩、及
び光沢剤を使用することにより得られ、この光沢剤は　
１．）クエン酸、２、）ヘキシン−３−ジオール−２，
５及び３、）スルホン基１〜３個有有するナフタリンス
ルホン酸で、これは炭素原子１〜４個のアルキル基及び
ハロゲン原子の任意的な１〜２＠の置換基を有し、又は
これら夫々のホルムアルデヒドとの縮合物から成る。

（産業上の利用分野） 本発明は、鉄基体上に亜鉛−ニッケル合金を電着するた
めの酸性硫酸塩を含有する浴に関するものである。

（従来の技術） １９８４年５月１〜３日、シカゴで開催されたアメリカ
ン　エレックトロプレイターズ　ソサイエティ　インク
、主催の第４回連続ストリップメッキ　シンポジウムに
おいて、Ａ、コダマ等の「亜鉛−ニッケル合金の高電流
密度におけるメッキ」に関する講演集第１〜２９頁によ
り、ニッケル１０〜１６重量％を含有する酸性塩化物溶
液から鉄玉に電着された亜鉛−ニッケル合金は単一相γ
−結晶構造を示し、かつ亜鉛電気メッキ鉄に比較して塩
水噴霧試験において５倍以上の耐腐蝕性を発揮すること
が公知である。

（発明が解決しようとする問題点） しかし、不溶性陽極を使用する場合、塩素が塩化物含有
浴の陽極空間に発生して、このような陽極の使用の操作
を不可能にしている。この理由で、不溶性陽極は無塩素
の硫酸塩含有電解液にのみ使用可能とされる。一方、不
溶性陽極は電解居中における陽極と陰極間の距離が固定
される為、一定品質の電着を付与する。硫酸塩含有電解
液の使用は、電着合金の金属含量、特にニッケルの含量
は温度（５０〜６０℃の範囲）のみならずｐＦＢｔ、ｓ
〜３）に左右される不利がある。しかし、不溶性陽極を
使用することにより、鋼ストリップは、１５０ｍ／分ま
での極めて高速度の陰極を使用して均質の亜鉛−ニッケ
ル合金の電着を可能とされる。

両タイプの浴は、電着亜鉛−ニッケル合金が脆弱で、そ
の色調は灰色から暗色の範囲にあり、かつ粗大結晶構造
であり更にクロメイト処理により容易に不活性化されな
い不都合がある。

本発明の目的は、上述の不利を避ける鉄」二への亜鉛−
ニッケル合金用の電着浴を提供するにある。

（問題点を解決するための手段） 一定の光沢剤を、一定の組み合わせで、若し一定量で使
用されれば、高度に光沢で微細な結晶の電着物が得られ
ることが突き止められた。

このことは、夫々の光沢剤は、亜鉛−ニッケル倉荷硫酸
塩電着浴を使用すると、高電流密度にて発泡、分解等の
為に、本発明により達成される効果を与えないことを考
慮すると驚くべきことであった。

即ち、本発明は、硫酸亜鉛０．４〜１．０モル／Ｌ硫酸
ニッケル０．８〜２．０モル／＋２、アルカリ金属酢酸
塩０．０８〜０．２モル／ｌ及び光沢剤を含有し、鉄玉
に光沢亜鉛−ニッケル合金を電着する為の亜鉛とニッケ
ルの酸性硫酸塩含有浴において、前記光沢剤は： １、）　クエン酸　　　　　　　　　　　　　０．１８
〜０．３５モル／１２２、）ヘキシン−３−ジオール−
２，５０，１〜０　、２　ｇｓ／ｌ　　及び３、）スル
ホン基１〜３ｇ有し、カリ置換基として炭素原子数１〜
４ｇのアルキル基及びハロゲン原子を任意的に１〜２個
有するナフタリンスルホン酸またはこれらのホルムアル
デヒドとの縮合物０．１〜２．０ｇｓ／ｊ を含看丁するこを特徴とする亜鉛−ニッケル合金の電管
用の酸性硫酸塩含有浴を特徴とする。

好適には、本発明の電着浴は、次ぎの光沢剤を含有する
。

１、）　　クエン酸　　　　　　　　　　　　　　０．
２〜０．３モル／ｌ２、）ヘキシン−３−ジオール−２
，５０，５〜ｌ　、　Ｏｇｓ／ｌ３、）ナフタリンスル
ホン酸　　　　　　　０．５〜１　、５ｇｓ／ｌ好適な
ナフタリンスルホン酸は、ナフタリンのモノ−、ジー、
及びトリースルホン酸又はこれらのホルムアルデヒドと
の縮合物である。

（実施例） 本発明を下記実施例により説明する。

衷Ｊ 電着浴は次ぎの成分を混合し、次いで総ての成分が添加
終了後に、蒸留水を添加してＩＦ５にした。

基本浴 硫酸亜鉛・７Ｈ２０１６２ｇｓ／ｌ　（０，５６モル／
Ｎ＝３６．６ｇ＃！亜鉛）硫酸ニッケル・７１ｂ０　３
１６ｇｓ／１２　（１、１３モル／ｌ＝６６．３ｇ／１
２ニッケル）酢酸ナトリウム　　　　１０ｇ５／り 本発明の光沢剤 クエン酸　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　５　、０　ｇｓ／クヘキンン−３−ジオール−２
，５０，２ｇｓ／（ナフタリンスルホン酸ホルムアルデ
ヒド縮合物　　　　０　、５　ｇｓｌＱ幅２ｃ！Ｑ、厚
み２ｍｍの舖ストリップを、約５０Ａ／ｄｍ’の電流密
度でこの浴から亜鉛−ニッケル合金を電着した。ストリ
ップは陰極として約５０ｍ／分の速度で浴から連続的に
引き上げた。

陽極は、各々鉛と黒鉛から成っていた。浴温は６０℃で
あった。

拭き磨きの必要の無い高度に光沢性の微細結品粒の３μ
ｍ厚みの電着物が得られ、塩水噴霧室試験で２０日後に
ほんの５〜ｌＯ％の腐蝕領域が観察されたが、同じ試験
において亜鉛のみ電着しだ鋼ストリップは１００％の腐
蝕をしめした。

ＬＬｉ独−」Ｌ 実施例Ｉの基本浴が使用され、これに次の光沢剤が添加
された。

クエン酸　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　０　、５　ｇｓ／ｌヘキシン−３−ジオール−
２，５１０ｇＩＱナフタリントリスルホン酸のホルムア
ルデヒド縮合物　　　１　、２ｇｓ／ｌ実施例■同様に
刈ストリップに電着した結果、極めて緻密、光沢性の電
着物が得られた。塩水噴霧室試験において１０日後に次
の腐蝕値が得られた。

１、）本発明の光沢剤使用の基本浴： ２〜５％の腐蝕領域。

ｂ、）　　比較浴Ｉ： 光沢剤無添加の亜鉛−ニッケル含有の基本浴： １５％の腐蝕領域。

ｃ、）　　比較浴２： 光沢剤無添加の亜鉛浴： ９０％の腐蝕領域。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）硫酸亜鉛０．４〜１．０モル／ｌ、硫酸ニッケル
   ０．８〜２．０モル／ｌ、アルカリ金属酢酸塩０．０８
   〜０．２モル／ｌ及び光沢剤を含有し、鉄上に光沢亜鉛
   −ニッケル合金を電着する為の亜鉛とニッケルの酸性硫
   酸塩含有浴において、前記光沢剤は： １．）クエン酸０．１８〜０．３５モル／ｌ２．）ヘキ
   シン−３−ジオール−２．５　０．１〜０．２ｇｓ／ｌ
   及び３．）スルホン基１〜３個有し、かつ置換基として
   炭素原子数１〜４個のアルキル基及びハロゲン原子を任
   意的に１〜２個有するナフタリンスルホン酸またはこれ
   らのホルムアルデヒドとの縮合物０．１〜２．０ｇｓ／
   ｌ を含有するこを特徴とする亜鉛−ニッケル合金の電着用
   の酸性硫酸塩含有浴。 （２）光沢剤が： １．）クエン酸０．２〜０．３モル／ｌ ２．）ヘキシン−３−ジオール−２．５　０．５〜１．
   ０ｇｓ／ｌ３．）ナフタリンスルホン酸０．５〜１．５
   ｇｓ／ｌを含有するこを特徴とする特許請求の範囲 第１項記載の亜鉛−ニッケル合金の電着用の酸性硫酸塩
   含有浴。