JPH11114622A - 半中空材押出用の押出工具 - Google Patents

半中空材押出用の押出工具

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JPH11114622A
JPH11114622A JP27853197A JP27853197A JPH11114622A JP H11114622 A JPH11114622 A JP H11114622A JP 27853197 A JP27853197 A JP 27853197A JP 27853197 A JP27853197 A JP 27853197A JP H11114622 A JPH11114622 A JP H11114622A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flat die
hole
plate
bolt
tong
Prior art date
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Pending
Application number
JP27853197A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Oshima
祐二 大島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Aluminum Can Corp
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Showa Aluminum Corp filed Critical Showa Aluminum Corp
Priority to JP27853197A priority Critical patent/JPH11114622A/ja
Publication of JPH11114622A publication Critical patent/JPH11114622A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 イミテーション部の除去が不要な平ダイスに
よりながらも、トング部の付け根にクラックを生じさせ
ることがなく、寿命長く使用することのできる押出工具
を提供し、自動車用のエンジンマウント用フレーム材を
生産性良く、低コストにて押出製造できるようにするこ
と。 【解決手段】 フレーム材1の横断面形状に対応する形
状の成形孔7を有する平ダイス3が備えられ、平ダイス
3の後部に組み合わされたプレート4に平ダイス3のト
ング部8がボルト5にて保持固定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、自動車用
のエンジンマウント用フレーム材などの、半中空型材の
押出加工に用いられる押出工具に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車用のエンジンマウント用
フレーム材(1)は、図5に示されるように、防振材を
保持する横断面C字状の保持部(1a)と、該C字状保
持部(1a)の周方向における両先端部から外方に突出
された突出部(1b)(1b)とを備え、C字状保持部
(1a)内に防振材を挿入した状態で、突出部(1b)
(1b)同士を結合することによって、C字状保持部
(1a)にて防振材の外周部を締め付け、防振材を保持
するものとなされている。
【0003】このエンジンマウント用フレーム材(1)
の押出加工による製造方法として、図6(イ)に示され
るように、フレーム材(1)の横断面形状に対応する形
状の成形孔(51a)を有する平ダイス(51)を用い
る方法と、図6(ロ)に示されるように、フレーム材
(1)の開き部分にイミテーション部(52)をわたし
た中空の押出型材(53)を雌雄組合わせのホローダイ
スを用いて押出加工し、得られた中空押出型材(53)
からイミテーション部(52)を除去してフレーム材
(1)にするという方法とがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、平ダイ
ス(51)による押出加工では、ダイス(51)のトン
グ部(51b)の付け根にクラックを生じやすく、ダイ
ス寿命が非常に短く、ダイスの交換コストが高くつくと
いう問題があった。
【0005】また、イミテーション押出法は、押出後に
イミテーション部(52)を除去する加工を行う必要が
あり、また除去によって生じるバリの処理を行う必要も
あり、コストが高くつくという問題があった。
【0006】本発明は、上記のような問題点に鑑み、イ
ミテーション部の除去が不要な平ダイスによりながら
も、トング部の付け根にクラックを生じさせることがな
く、寿命長く使用することのできる構造の半中空材押出
用の押出工具を提供し、もって、上記のような例えばエ
ンジンマウント用フレーム材などの半中空材を、生産性
良く、低コストにて製造することができるようにするこ
とを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題は、半中空材の
横断面形状に対応する形状の成形孔を有する平ダイスが
備えられ、該平ダイスの後部に組み合わされたプレート
に前記平ダイスのトング部が保持固定されてなることを
特徴とする半中空材押出用の押出工具によって解決され
る。
【0008】即ち、平ダイスを用いた押出工具であるこ
とにより、イミテーション押出の場合のようなイミテー
ション部の除去やバリの処理が不要であり、従って、半
中空材が生産性良く、低コストにて製造される。しか
も、平ダイスのトング部をプレートに保持固定させてい
ることにより、トング部の付け根にクラックを生じるの
が防止され、従って、平ダイスの寿命が長くなり、平ダ
イスの交換コストが低減され、半中空材がより一層低コ
ストにて製造される。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0010】本実施形態の押出工具は、図5に示される
自動車用のエンジンマウント用フレーム材(1)であ
る。
【0011】図1ないし図4に示される押出工具(2)
において、(3)は平ダイス、(4)はプレート、
(5)は固定具としてのボルトである。
【0012】平ダイス(3)は、その後方側の端面に溶
着室形成用の凹部(6)を備え、この凹部(6)の底面
に、フレーム材(1)の横断面形状に対応する形状の成
形孔(7)が形成されている。なお、押出材の押出方向
を前方とする。そして、この成形孔(7)に囲まれたト
ング部(8)には、ネジ穴(9)が、プレート(4)側
に面して形成されている。なお、フレーム材(1)の両
外方突出部(1b)(1b)に対応する成形孔部分に隣
接して、メタルフローを制御するリブ(10)が形成さ
れている。
【0013】一方、プレート(4)には、平ダイス
(3)のネジ穴(9)と同心状態に、ボルト通し孔(1
2)が前後方向に貫通して形成されている。このボルト
通し孔(12)内は、その後端部が径大に形成されて、
後方に面する環状の段(12a)が形成され、ボルト
(5)の頭部がボルト通し孔(12)内で着座して保持
されるようになされている。そして、ボルト通し孔(1
2)の周囲には、押出材料、即ちアルミニウムビレット
金属を通す、複数、例えば3つのポート孔(13)…が
周方向に間隔的に、前後方向に貫通して形成されてい
る。更に、プレート(4)の前方側の端面には、ボルト
通し孔(12)と同心状態に前方突出部(14)が設け
られ、その先端面が平ダイス(3)のトング部(8)に
背面側に、これを覆うように当接され、凹凸嵌合される
ようになされている。
【0014】平ダイス(3)とプレート(4)とは、平
ダイス(3)の後部にプレート(4)を組み合わせ、プ
レート(4)のボルト通し孔(12)にその後方からボ
ルト(5)を通し、その先端ネジ部を平ダイス(3)の
トング部(8)のネジ穴(9)に螺合し、締結すること
によって、押出工具(2)に組み立てられている。
【0015】上記の押出工具(2)では、平ダイス
(3)のトング部(8)がボルト(5)にて後方のプレ
ート(4)に締結されて、保持固定されているから、押
出中の圧力によってトング部(8)の付け根にクラック
を生じるというようなことがない。従って、平ダイス
(3)の寿命を長くでき、平ダイス(3)の交換コスト
を低減しえ、また、イミテーション部の除去やバリの処
理も不要で、エンジンマウント用フレーム材(1)をコ
スト的に有利にかつ生産性良く押出製造することができ
る。また、ベアリング部の摩耗等によるダイス更新時に
は、平ダイス(3)のみ交換し、プレート(4)はその
まま用いることができるから、ダイス交換コストをより
一層低減し得る。
【0016】なお、上記実施形態に示すトング部(8)
とプレート(4)との固定構造は一例であって、本発明
はこれに限られるものではなく、各種固定構造が採用さ
れてよい。また、上記実施形態では、図5に示すような
自動車用のエンジンマウント用フレーム材(1)を押出
の対象とする押出工具を示したが、本発明は、これに限
られるものではなく、各種形状の半中空材用の押出工具
として構成されてよい。
【0017】
【発明の効果】上述の次第で、本発明の半中空材押出用
の押出工具は、平ダイスを用いた押出工具であるから、
イミテーション押出の場合のようなイミテーション部の
除去やバリの処理が不要であり、従って、半中空材を生
産性良く、低コストにて製造することができる。
【0018】しかも、平ダイスのトング部をプレートに
保持固定させている構造であるから、トング部の付け根
にクラックを生じるのが防止され、平ダイスの寿命を長
く延ばすことができ、平ダイスの交換コストを低減しえ
て、半中空材をより一層低コストにて製造することがで
きる。
【0019】加えて、平ダイスの後部に組み合わされる
汎用品のプレートにトング部を保持固定させたものであ
るから、ベアリング部の摩耗等に伴うダイス更新に際し
ては、平ダイスのみを交換すればよく、ダイス更新コス
トも低く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる押出工具の断面図で
ある。
【図2】平ダイスを示すもので、図(イ)は後端面図、
図(ロ)はトング部の断面図である。
【図3】プレートの後端面図である。
【図4】平ダイス、プレート及びボルトを分離状態で示
す斜視図である。
【図5】エンジンマウント用フレーム材の断面斜視図で
ある。
【図6】従来例を示すもので、図(イ)は平ダイスの断
面図、図(ロ)はイミテーション部を有するフレーム材
の断面斜視図である。
【符号の説明】
1…フレーム材 2…押出工具 3…平ダイス 4…プレート 5…ボルト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半中空材の横断面形状に対応する形状の
    成形孔を有する平ダイスが備えられ、該平ダイスの後部
    に組み合わされたプレートに前記平ダイスのトング部が
    保持固定されてなることを特徴とする半中空材押出用の
    押出工具。
JP27853197A 1997-10-13 1997-10-13 半中空材押出用の押出工具 Pending JPH11114622A (ja)

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JP27853197A JPH11114622A (ja) 1997-10-13 1997-10-13 半中空材押出用の押出工具

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JPH11114622A true JPH11114622A (ja) 1999-04-27

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011255418A (ja) * 2010-05-12 2011-12-22 Showa Denko Kk 半中空形材製造用押出ダイス
JP2012006051A (ja) * 2010-06-25 2012-01-12 Showa Denko Kk 半中空形材製造用押出ダイス
JP2012011430A (ja) * 2010-07-01 2012-01-19 Showa Denko Kk 押出ダイス
CN104259236A (zh) * 2014-09-11 2015-01-07 东莞诚兴五金制品有限公司 拉爆螺栓用模具
CN104841712A (zh) * 2015-05-04 2015-08-19 浙江工业大学 一种高频颤振冷挤压模具

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