JPH11113375A - 収穫機のオーガロック装置 - Google Patents
収穫機のオーガロック装置Info
- Publication number
- JPH11113375A JPH11113375A JP27913997A JP27913997A JPH11113375A JP H11113375 A JPH11113375 A JP H11113375A JP 27913997 A JP27913997 A JP 27913997A JP 27913997 A JP27913997 A JP 27913997A JP H11113375 A JPH11113375 A JP H11113375A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- auger
- movable
- receiver
- locking
- harvester
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Threshing Machine Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 小さなスペースに取り付けることができ、か
つ構造簡単で組み付け時の調節も不要なオーガロック装
置を得る。 【解決手段】 コンバイン10のオーガ装置24は、機
体12後部から立設された固定側オーガ24aと、この
固定側オーガ24aに対し起伏・旋回自在に連結された
可動側オーガ24bとを有し、前記可動側オーガ24b
は収納位置と作業位置とに移動自在とされている。可動
側オーガ24bの収納位置には、該可動側オーガ24b
の中間部を下方から支承するオーガ受け28が機体12
側から立設されていて、このオーガ受け28にはリング
部材34が装着されている。そして、このリング部材3
4を、可動側オーガ24bの下面から下方に突設された
係止フック36に嵌挿することで、可動側オーガ24b
はオーガ受け28にロックされる。
つ構造簡単で組み付け時の調節も不要なオーガロック装
置を得る。 【解決手段】 コンバイン10のオーガ装置24は、機
体12後部から立設された固定側オーガ24aと、この
固定側オーガ24aに対し起伏・旋回自在に連結された
可動側オーガ24bとを有し、前記可動側オーガ24b
は収納位置と作業位置とに移動自在とされている。可動
側オーガ24bの収納位置には、該可動側オーガ24b
の中間部を下方から支承するオーガ受け28が機体12
側から立設されていて、このオーガ受け28にはリング
部材34が装着されている。そして、このリング部材3
4を、可動側オーガ24bの下面から下方に突設された
係止フック36に嵌挿することで、可動側オーガ24b
はオーガ受け28にロックされる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバイン等の収
穫機に関し、詳しくは穀粒排出用のオーガ装置を収納固
定する収穫機のオーガロック装置に関する。
穫機に関し、詳しくは穀粒排出用のオーガ装置を収納固
定する収穫機のオーガロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンバインやハーベスタ等の収穫機にお
いては、一般に機体に装備された脱穀部にて脱穀した穀
粒を、一時的に貯蔵するための穀粒タンクが搭載されて
おり、この穀粒タンク内の穀粒を排出して別輸送車に移
送するためのオーガ装置が備えられている。
いては、一般に機体に装備された脱穀部にて脱穀した穀
粒を、一時的に貯蔵するための穀粒タンクが搭載されて
おり、この穀粒タンク内の穀粒を排出して別輸送車に移
送するためのオーガ装置が備えられている。
【0003】このオーガ装置は、例えば穀粒タンクの底
部から立設された固定側オーガと、この固定側オーガに
対し起伏自在かつ旋回自在に連結された可動側オーガを
有し、この可動側オーガは長尺状の筒体からなり、路上
走行時や運搬・格納時には機体側に収納され、かつオー
ガロック装置により一時的にロック(固定)されるよう
になっている。
部から立設された固定側オーガと、この固定側オーガに
対し起伏自在かつ旋回自在に連結された可動側オーガを
有し、この可動側オーガは長尺状の筒体からなり、路上
走行時や運搬・格納時には機体側に収納され、かつオー
ガロック装置により一時的にロック(固定)されるよう
になっている。
【0004】このようなオーガロック装置として、従
来、例えば本件出願人の出願に係る実公平3−2555
1号公報に記載の技術が知られている。この従来技術に
よれば、図9に示すように、可動側オーガ24bの下面
にブラケット60を介して固着されたピン61と、オー
ガ受け28側に固定された支軸62に回動可能に支持さ
れた固定金具63とを有し、可動側オーガ24bの収納
時には、前記固定金具63と一体の操作レバー64を回
動操作して、該固定金具63の先端に形成された係合部
63aを前記ピン61に係合することで、可動側オーガ
24bが機体側にロックされるようになっている。
来、例えば本件出願人の出願に係る実公平3−2555
1号公報に記載の技術が知られている。この従来技術に
よれば、図9に示すように、可動側オーガ24bの下面
にブラケット60を介して固着されたピン61と、オー
ガ受け28側に固定された支軸62に回動可能に支持さ
れた固定金具63とを有し、可動側オーガ24bの収納
時には、前記固定金具63と一体の操作レバー64を回
動操作して、該固定金具63の先端に形成された係合部
63aを前記ピン61に係合することで、可動側オーガ
24bが機体側にロックされるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
のオーガロック装置にあっては、部品点数が多く、また
操作レバー64を回動操作するために相当のスペースが
必要であると共に、大きな操作荷重を必要とする。更
に、組み付け時には、固定金具63の先端係合部63a
と前記ピン61とが首尾よく係合するように位置調整を
行わなければならず、この調整が困難であり、更にま
た、ロック操作時に誤って固定金具63の先端係合部6
3aに作業着等を挟んでしまうおそれもある。
のオーガロック装置にあっては、部品点数が多く、また
操作レバー64を回動操作するために相当のスペースが
必要であると共に、大きな操作荷重を必要とする。更
に、組み付け時には、固定金具63の先端係合部63a
と前記ピン61とが首尾よく係合するように位置調整を
行わなければならず、この調整が困難であり、更にま
た、ロック操作時に誤って固定金具63の先端係合部6
3aに作業着等を挟んでしまうおそれもある。
【0006】この発明は、斯かる課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、小さなスペ
ースに取り付けが可能であると共に、構造簡単で組み付
け時の調節も不要な収穫機のオーガロック装置を提供す
ることにある。
なされたもので、その目的とするところは、小さなスペ
ースに取り付けが可能であると共に、構造簡単で組み付
け時の調節も不要な収穫機のオーガロック装置を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、機体(12)後部から立設された固定側
オーガ(24a)と、該固定側オーガ(24a)に対し
起伏自在かつ旋回自在に連結された可動側オーガ(24
b)と、を有する穀粒排出用のオーガ装置(24)の前
記可動側オーガ(24b)を機体(12)側に収納した
収納位置と、先端排出口(25)を所望の排出位置に臨
ませた作業位置とに移動自在とした収穫機(10)にお
いて、前記可動側オーガ(24b)の収納位置における
機体(12)側に取り付けられ、該可動側オーガ(24
b)の長手方向の中途部を下方から支承するオーガ受け
(28)と、該オーガ受け(28)に装着されたリング
部材(34)と、前記可動側オーガ(24b)から突設
され、該可動側オーガ(24b)の収納位置において前
記リング部材(34)を嵌挿可能な係止フック(36)
と、を備えていることを特徴とする。
め、本発明は、機体(12)後部から立設された固定側
オーガ(24a)と、該固定側オーガ(24a)に対し
起伏自在かつ旋回自在に連結された可動側オーガ(24
b)と、を有する穀粒排出用のオーガ装置(24)の前
記可動側オーガ(24b)を機体(12)側に収納した
収納位置と、先端排出口(25)を所望の排出位置に臨
ませた作業位置とに移動自在とした収穫機(10)にお
いて、前記可動側オーガ(24b)の収納位置における
機体(12)側に取り付けられ、該可動側オーガ(24
b)の長手方向の中途部を下方から支承するオーガ受け
(28)と、該オーガ受け(28)に装着されたリング
部材(34)と、前記可動側オーガ(24b)から突設
され、該可動側オーガ(24b)の収納位置において前
記リング部材(34)を嵌挿可能な係止フック(36)
と、を備えていることを特徴とする。
【0008】また、本発明は、前記係止フック(36)
の表面を緩衝材(38)にて被覆したことを特徴とす
る。
の表面を緩衝材(38)にて被覆したことを特徴とす
る。
【0009】(作用)以上の発明特定事項により、本発
明によれば、可動側オーガ(24b)の収納位置には、
該可動側オーガ(24b)の長手方向の中間部を下方か
ら支承するオーガ受け(28)が、機体(12)側から
立設されている。このオーガ受け(28)にはリング部
材(34)が装着され、また、可動側オーガ(24b)
には係止フック(36)が突設されている。そして、前
記リング部材(34)を前記係止フック(36)に嵌挿
することで、可動側オーガ(24b)はオーガ受け(2
8)に簡単にロックされる。
明によれば、可動側オーガ(24b)の収納位置には、
該可動側オーガ(24b)の長手方向の中間部を下方か
ら支承するオーガ受け(28)が、機体(12)側から
立設されている。このオーガ受け(28)にはリング部
材(34)が装着され、また、可動側オーガ(24b)
には係止フック(36)が突設されている。そして、前
記リング部材(34)を前記係止フック(36)に嵌挿
することで、可動側オーガ(24b)はオーガ受け(2
8)に簡単にロックされる。
【0010】この際、ロック装置の主たる構成部品は、
リング部材(34)と係止フック(36)とで足りるの
で、狭いスペースにおいても容易にロック装置の取付け
が可能となる利点を有する。
リング部材(34)と係止フック(36)とで足りるの
で、狭いスペースにおいても容易にロック装置の取付け
が可能となる利点を有する。
【0011】なお、上述したカッコ内の符号は図面を参
照するために示すものであって、本発明の構成をなんら
限定するものではない。
照するために示すものであって、本発明の構成をなんら
限定するものではない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
の形態を説明する。なお、前述した従来例と同一又は相
当する部材には、同一の符号を付して説明する。
の形態を説明する。なお、前述した従来例と同一又は相
当する部材には、同一の符号を付して説明する。
【0013】図1は、本発明が適用されたコンバインの
側面図であり、同図において、コンバイン10は、機体
12を支持する左右一対のクローラ走行装置16,16
を有し、前記機体12の一側には前方から運転席14
と、穀粒を一時的に貯留する穀粒タンク22が配設さ
れ、他側には脱穀部20が配設されている。また、機体
12の前方には、穀稈を刈り取る刈取装置18が昇降自
在に支持されており、該刈取装置18には、機体12の
略々全幅にわたって配設された多数のディバイダ19が
設けられている。更に、機体12の後方には、穀粒タン
ク22内の穀粒をトラックやトレーラ等に搬出するオー
ガ装置24が配設されている。
側面図であり、同図において、コンバイン10は、機体
12を支持する左右一対のクローラ走行装置16,16
を有し、前記機体12の一側には前方から運転席14
と、穀粒を一時的に貯留する穀粒タンク22が配設さ
れ、他側には脱穀部20が配設されている。また、機体
12の前方には、穀稈を刈り取る刈取装置18が昇降自
在に支持されており、該刈取装置18には、機体12の
略々全幅にわたって配設された多数のディバイダ19が
設けられている。更に、機体12の後方には、穀粒タン
ク22内の穀粒をトラックやトレーラ等に搬出するオー
ガ装置24が配設されている。
【0014】このオーガ装置24は、穀粒タンク20の
後方の機体底部から立設された固定側オーガ(支持筒)
24aと、操作レバー26の操作により固定側オーガ2
4aに対して起伏自在、かつ該固定側オーガ装置24a
と共に旋回自在に支持された可動側オーガ24bとを有
している。また、該オーガ装置24は、可動側オーガ2
4aを機体側に収納した収納位置と、その先端排出口2
5を所望の排出位置に臨ませた作業位置とに移動自在と
されている。
後方の機体底部から立設された固定側オーガ(支持筒)
24aと、操作レバー26の操作により固定側オーガ2
4aに対して起伏自在、かつ該固定側オーガ装置24a
と共に旋回自在に支持された可動側オーガ24bとを有
している。また、該オーガ装置24は、可動側オーガ2
4aを機体側に収納した収納位置と、その先端排出口2
5を所望の排出位置に臨ませた作業位置とに移動自在と
されている。
【0015】なお、前記固定側オーガ24a及び可動側
オーガ24bの内部には、夫々穀粒を搬送するラセン軸
が設けられている。
オーガ24bの内部には、夫々穀粒を搬送するラセン軸
が設けられている。
【0016】ここで、本実施の形態においては、前記可
動側オーガ24bの収納位置における機体側に取り付け
られ、該可動側オーガ24bの長手方向の中途部を下方
から支承するオーガ受けと、該オーガ受けに装着された
リング部材と、前記可動側オーガ24bの収納位置にお
いて前記リング部材を嵌挿可能に前記可動側オーガ24
bから突設された係止フックと、を備えている。
動側オーガ24bの収納位置における機体側に取り付け
られ、該可動側オーガ24bの長手方向の中途部を下方
から支承するオーガ受けと、該オーガ受けに装着された
リング部材と、前記可動側オーガ24bの収納位置にお
いて前記リング部材を嵌挿可能に前記可動側オーガ24
bから突設された係止フックと、を備えている。
【0017】すなわち、図2〜図4に示すように、機体
12上の運転席14の後方には、前記可動側オーガ24
bの長手方向の中途部を下方から支承するオーガ受け2
8が設けられ、このオーガ受け28は、機体側から立設
された支柱28aと、該支柱28aの上部に略々U字状
に形成された受け座28bとを有している。そして、可
動側オーガ24bは、収納時にはこの受け座28bに当
接されて支持され、更に、前記可動側オーガ24bとオ
ーガ受け28との間に配置されたオーガロック装置30
により、収納状態でオーガ受け28に固定される。
12上の運転席14の後方には、前記可動側オーガ24
bの長手方向の中途部を下方から支承するオーガ受け2
8が設けられ、このオーガ受け28は、機体側から立設
された支柱28aと、該支柱28aの上部に略々U字状
に形成された受け座28bとを有している。そして、可
動側オーガ24bは、収納時にはこの受け座28bに当
接されて支持され、更に、前記可動側オーガ24bとオ
ーガ受け28との間に配置されたオーガロック装置30
により、収納状態でオーガ受け28に固定される。
【0018】このオーガロック装置30は、前記支柱2
8aから機体後方に向けて突設されたU字型のパイプ3
2と、このパイプ32に遊嵌されたリング状のロック部
材34とを有し、該ロック部材34はU字形をなす前記
パイプ32の内側空間を自由に移動できるようになって
いる。
8aから機体後方に向けて突設されたU字型のパイプ3
2と、このパイプ32に遊嵌されたリング状のロック部
材34とを有し、該ロック部材34はU字形をなす前記
パイプ32の内側空間を自由に移動できるようになって
いる。
【0019】一方、前記可動側オーガ24bの下面に
は、該可動側オーガ24bの収納位置における前記オー
ガ受け28に近接するように、フック36が下方に突設
されている。そして、このフック36に前記ロック部材
34を嵌挿することにより、可動側オーガ24bがオー
ガ受け28に位置決め固定(ロック)される。
は、該可動側オーガ24bの収納位置における前記オー
ガ受け28に近接するように、フック36が下方に突設
されている。そして、このフック36に前記ロック部材
34を嵌挿することにより、可動側オーガ24bがオー
ガ受け28に位置決め固定(ロック)される。
【0020】この際、図3及び図4に示すように、可動
側オーガ24bがオーガ受け28の受け座28bに当接
せず、若干浮いた状態で停止した場合等においても、上
述のように前記ロック部材34の移動量に関する自由度
は高いため、フック36が基準位置よりも離れた所に停
止したとしても、ロック部材34を容易にフック36に
嵌挿することができる。
側オーガ24bがオーガ受け28の受け座28bに当接
せず、若干浮いた状態で停止した場合等においても、上
述のように前記ロック部材34の移動量に関する自由度
は高いため、フック36が基準位置よりも離れた所に停
止したとしても、ロック部材34を容易にフック36に
嵌挿することができる。
【0021】また、本実施の形態において、前記フック
36の表面を緩衝材にて被覆した、ことを特徴としてい
る。
36の表面を緩衝材にて被覆した、ことを特徴としてい
る。
【0022】図2に示すように、前記フック36の先端
部には、緩衝材としてのビニルパイプ38が挿入されて
いて、このビニルパイプ38の後端部と可動側オーガ2
4bの下面との間には、所定の隙間sが設けられてい
る。そして、この隙間sを前記ロック部材34の部材径
よりも若干狭くすることで、該ロック部材34がフック
36からみだりに抜け出ないようにしている。なお、前
記緩衝材としては、フック36の表面に被覆したゴムや
その他の弾性体であってもよい。
部には、緩衝材としてのビニルパイプ38が挿入されて
いて、このビニルパイプ38の後端部と可動側オーガ2
4bの下面との間には、所定の隙間sが設けられてい
る。そして、この隙間sを前記ロック部材34の部材径
よりも若干狭くすることで、該ロック部材34がフック
36からみだりに抜け出ないようにしている。なお、前
記緩衝材としては、フック36の表面に被覆したゴムや
その他の弾性体であってもよい。
【0023】次に、図1及び図5に示すように、前記可
動側オーガ24bの先端排出口25の側部には、運転席
14から見える位置にミラー40が取り付けられてい
る。
動側オーガ24bの先端排出口25の側部には、運転席
14から見える位置にミラー40が取り付けられてい
る。
【0024】このミラー40により、前記オーガ装置2
4による穀粒排出時に、運転者にとって籾排出の状況を
乗車したまま把握することができ、オーガ装置24の操
作を適切に行うことができる。また、前記ミラー40に
よって、機体左側方の確認を行うことができるため、機
体自身を移動させて幅寄せする場合にも、運転席から降
りて確認する煩わしさをなくすことができる。
4による穀粒排出時に、運転者にとって籾排出の状況を
乗車したまま把握することができ、オーガ装置24の操
作を適切に行うことができる。また、前記ミラー40に
よって、機体左側方の確認を行うことができるため、機
体自身を移動させて幅寄せする場合にも、運転席から降
りて確認する煩わしさをなくすことができる。
【0025】また、図1及び図6〜図8は、前記可動側
オーガ24bに掃除口を設けて内部の詰りを防止する実
施の形態を示す図である。
オーガ24bに掃除口を設けて内部の詰りを防止する実
施の形態を示す図である。
【0026】この実施の形態において、可動側オーガ2
4bの長手方向の中間部は前後2つの部分に分割されて
いると共に、可動側オーガ24bの内部には、穀粒を搬
送するためのラセン軸44が収容されている。そして、
前記分割された前後部分は、継手42により一体的かつ
直線状に接続固定されている。
4bの長手方向の中間部は前後2つの部分に分割されて
いると共に、可動側オーガ24bの内部には、穀粒を搬
送するためのラセン軸44が収容されている。そして、
前記分割された前後部分は、継手42により一体的かつ
直線状に接続固定されている。
【0027】また、前記継手42に隣接する前後位置に
は、可動側オーガ24bの内部を掃除するための蓋4
6,46が夫々取り付けられている。この蓋46は、外
形が矩形状をなす周囲部にゴム45が介装され、その長
片側の一側は丁番48にて回動自在に取り付けられ、対
向する他側は爪部材50にて係止されている。
は、可動側オーガ24bの内部を掃除するための蓋4
6,46が夫々取り付けられている。この蓋46は、外
形が矩形状をなす周囲部にゴム45が介装され、その長
片側の一側は丁番48にて回動自在に取り付けられ、対
向する他側は爪部材50にて係止されている。
【0028】特に、可動側オーガ24bの前記接続部分
は内部が狭く、籾やわら屑が詰るおそれがあるが、この
ような場合でも、前記蓋46を開いて簡単に内部を掃除
することができる。
は内部が狭く、籾やわら屑が詰るおそれがあるが、この
ような場合でも、前記蓋46を開いて簡単に内部を掃除
することができる。
【0029】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。
る。
【0030】例えば、穀粒タンク22内の穀粒をトラッ
ク等に搬出する作業が終ると、オーガ装置24は機体側
に収納されるが、この場合、図2に示すように、可動側
オーガ24bをオーガ受け28の受け座28a上に倒伏
させた状態で、該可動側オーガ24bはオーガロック装
置30により一時的にロックされる。しかも、オペレー
タは運転席14に座ったまま、リング状のロック部材3
4をフック36の先端に嵌挿するだけで、簡単にオーガ
ロックすることができる。
ク等に搬出する作業が終ると、オーガ装置24は機体側
に収納されるが、この場合、図2に示すように、可動側
オーガ24bをオーガ受け28の受け座28a上に倒伏
させた状態で、該可動側オーガ24bはオーガロック装
置30により一時的にロックされる。しかも、オペレー
タは運転席14に座ったまま、リング状のロック部材3
4をフック36の先端に嵌挿するだけで、簡単にオーガ
ロックすることができる。
【0031】具体的には、穀粒の搬出作業が終了した
後、操作レバー26の操作により、可動側オーガ24b
は作業位置から収納位置に向けて旋回され、かつオーガ
受け28に倒伏される。この状態で、可動側オーガ24
bはオーガ受け28の受け座28aに当接支持されると
共に、可動側オーガ24bから下方に突設されたフック
36と、オーガ受け28から後方に突設されたパイプ3
2とが近接して対峙することになる。その後、オペレー
タは、リング状のロック部材34を、フック36を被覆
するビニルパイプ38と可動側オーガ24bの下面との
間の隙間sから押し込んで、フック36に嵌挿すれば良
い。
後、操作レバー26の操作により、可動側オーガ24b
は作業位置から収納位置に向けて旋回され、かつオーガ
受け28に倒伏される。この状態で、可動側オーガ24
bはオーガ受け28の受け座28aに当接支持されると
共に、可動側オーガ24bから下方に突設されたフック
36と、オーガ受け28から後方に突設されたパイプ3
2とが近接して対峙することになる。その後、オペレー
タは、リング状のロック部材34を、フック36を被覆
するビニルパイプ38と可動側オーガ24bの下面との
間の隙間sから押し込んで、フック36に嵌挿すれば良
い。
【0032】この場合、取付け誤差や制御誤差等によ
り、前記オーガ受け28側のパイプ32に対し可動側オ
ーガ24b側のフック36が、予定された基準位置より
も前後方向又は上下方向に近接又は離間した位置に停止
した場合であっても、前記ロック部材34は、U字型の
パイプ32の内側空間を自由に移動することができるた
め、これら停止位置の誤差にも拘わらず、確実にロック
部材34をフック36の先端に嵌挿することができる。
り、前記オーガ受け28側のパイプ32に対し可動側オ
ーガ24b側のフック36が、予定された基準位置より
も前後方向又は上下方向に近接又は離間した位置に停止
した場合であっても、前記ロック部材34は、U字型の
パイプ32の内側空間を自由に移動することができるた
め、これら停止位置の誤差にも拘わらず、確実にロック
部材34をフック36の先端に嵌挿することができる。
【0033】しかも、上述のように、フック36の表面
にはビニルパイプ38が挿入され、更にこのビニルパイ
プ38の先端と可動側オーガ24bの下面との隙間S
は、実施例ではロック部材34の部材径よりも小さく設
定されているため、一旦ロックされた後は該ロック部材
34がフック36から不用意に離脱することはない。
にはビニルパイプ38が挿入され、更にこのビニルパイ
プ38の先端と可動側オーガ24bの下面との隙間S
は、実施例ではロック部材34の部材径よりも小さく設
定されているため、一旦ロックされた後は該ロック部材
34がフック36から不用意に離脱することはない。
【0034】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、可
動側オーガから突設した係止フックにリング部材を嵌挿
して可動側オーガをロックするようにしたので、構造は
簡単で小スペースの所にも取り付けることができると共
に、ロック部材の動きの自由度が高いので組み付け時の
上下調節も必要なく、更に簡単な操作で安全にロック作
業を行うことができる。
動側オーガから突設した係止フックにリング部材を嵌挿
して可動側オーガをロックするようにしたので、構造は
簡単で小スペースの所にも取り付けることができると共
に、ロック部材の動きの自由度が高いので組み付け時の
上下調節も必要なく、更に簡単な操作で安全にロック作
業を行うことができる。
【0035】また、本発明は、係止フックの表面を緩衝
材にて被覆したので、一旦ロックされた後は緩衝材の摩
擦力等により不用意にリング部材が抜け出るおそれはな
く、しかもリング部材と係止フックとの当接による傷付
きや衝突音の発生をも防止することができる。
材にて被覆したので、一旦ロックされた後は緩衝材の摩
擦力等により不用意にリング部材が抜け出るおそれはな
く、しかもリング部材と係止フックとの当接による傷付
きや衝突音の発生をも防止することができる。
【図1】本発明が適用されたコンバインの外観斜視図で
ある。
ある。
【図2】可動側オーガをオーガ受け上に倒伏させ、オー
ガロック装置によりロックした状態を示す図である。
ガロック装置によりロックした状態を示す図である。
【図3】可動側オーガを位置ずれ状態でオーガ受け上に
倒伏させ、オーガロック装置によりロックした状態を示
す図である。
倒伏させ、オーガロック装置によりロックした状態を示
す図である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】運転者が見得るように、可動側オーガの先端部
にミラーを取り付けた状態を示す図である。
にミラーを取り付けた状態を示す図である。
【図6】可動側オーガの中間接続部の正面図である。
【図7】図6の横断面図である。
【図8】可動側オーガの中間接続部の上面図である。
【図9】オーガロック装置の従来例を示す図である。
10 コンバイン 12 機体 14 運転席 24 オーガ装置 24a 固定側オーガ 24b 可動側オーガ 25 先端排出口 28 オーガ受け 28b 受け座 30 オーガロック装置 32 パイプ 34 ロック部材 36 フック 38 ビニルパイプ
Claims (2)
- 【請求項1】 機体後部から立設された固定側オーガ
と、該固定側オーガに対し起伏自在かつ旋回自在に連結
された可動側オーガと、を有する穀粒排出用のオーガ装
置の前記可動側オーガを機体側に収納した収納位置と、
先端排出口を所望の排出位置に臨ませた作業位置とに移
動自在とした収穫機において、 前記可動側オーガの収納位置における機体側に取り付け
られ、該可動側オーガの長手方向の中途部を下方から支
承するオーガ受けと、 該オーガ受けに装着されたリング部材と、 前記可動側オーガから突設され、該可動側オーガの収納
位置において前記リング部材を嵌挿可能な係止フック
と、を備えている、 ことを特徴とする収穫機のオーガロック装置。 - 【請求項2】 前記係止フックの表面を緩衝材にて被覆
した、 ことを特徴とする請求項1記載の収穫機のオーガロック
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27913997A JPH11113375A (ja) | 1997-10-13 | 1997-10-13 | 収穫機のオーガロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27913997A JPH11113375A (ja) | 1997-10-13 | 1997-10-13 | 収穫機のオーガロック装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11113375A true JPH11113375A (ja) | 1999-04-27 |
Family
ID=17606986
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27913997A Pending JPH11113375A (ja) | 1997-10-13 | 1997-10-13 | 収穫機のオーガロック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11113375A (ja) |
-
1997
- 1997-10-13 JP JP27913997A patent/JPH11113375A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20180201106A1 (en) | Pivoting tonneau cover system for truck | |
US6158799A (en) | Seat positioning method and apparatus | |
JPH11113375A (ja) | 収穫機のオーガロック装置 | |
WO2007138411A1 (en) | Vehicle seat | |
US6880878B2 (en) | Stacked cargo cover storage system and method of storing thereof | |
JP4223869B2 (ja) | 穀粒搬送装置 | |
JP3540122B2 (ja) | 収穫機のサブフロア構造 | |
JP6877220B2 (ja) | 収穫機 | |
JP4049663B2 (ja) | コンバインのオーガ構造 | |
JP4261725B2 (ja) | コンバインの排出オーガ | |
JP2011177078A (ja) | コンバイン | |
KR100461114B1 (ko) | 자동차용 시트쿠션-백 연결 브라켓의 결합구조 | |
JPH0621320Y2 (ja) | 穀粒回収装置 | |
JPH0221901Y2 (ja) | ||
JPH0213262Y2 (ja) | ||
JPH0251Y2 (ja) | ||
JPS6225941Y2 (ja) | ||
JPH0250Y2 (ja) | ||
JPS6333694Y2 (ja) | ||
JP3415025B2 (ja) | コンバインのオーガ操作装置 | |
JP2004187543A (ja) | コンバインのグレンタンク | |
JPH0733625Y2 (ja) | ハーベスタ | |
JP2004180513A (ja) | コンバインのオーガ構造 | |
JPH0541072Y2 (ja) | ||
JPH10264694A (ja) | 脱着式シートクッションのヒンジ構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20040121 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040302 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041221 |