JPH0251Y2 - - Google Patents

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JPH0251Y2
JPH0251Y2 JP3796584U JP3796584U JPH0251Y2 JP H0251 Y2 JPH0251 Y2 JP H0251Y2 JP 3796584 U JP3796584 U JP 3796584U JP 3796584 U JP3796584 U JP 3796584U JP H0251 Y2 JPH0251 Y2 JP H0251Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、運搬車荷台に積み降ろし自在に搭載
された脱穀装置を前記荷台に固定するロツク具
を、脱穀装置機体横方向の軸芯周りで揺動自在に
設けると共に、前記脱穀装置が前記荷台の奥側に
押し込まれるに伴い、この押し込み力により、運
搬車体に固設された部材を反力点として脱穀機体
部分を前記荷台に押圧固定するように、かつ、前
記脱穀装置が前記荷台の積み降し側に引き出され
るに伴つて前記押圧固定を解除するように構成し
たハーベスタの脱穀装置固定装置に関する。
上記ハーベスタは、脱穀装置を荷台に搭載して
移動脱穀機を構成したり、脱穀装置を取外し、運
搬車を本来の運搬目的に使用できるように構成
し、さらには、脱穀装置の荷台への固定あるいは
固定解除が脱穀装置の荷台所定搭載位置への押し
込み操作あるいは荷台からの引き出し操作をする
だけでできるように構成したものである。
前記した如き脱穀装置の固定及び固定解除を可
能にするのに、従来、第8図に示すように構成し
ていた。すなわち、ロツク具22を運搬車体に固
設した部材23に揺動自在に取付け、そして、脱
穀装置が荷台4の奥側に押し込まれるに伴い、脱
穀装置の機体部分14がロツク具22の操作用ア
ーム部22bに押し付けられてロツク具22が矢
印ON方向に揺動し、ロツク具22の作用アーム
部22dが脱穀装置押し込み力により、固設部材
23を反力点として脱穀機体部分14を荷台に押
し付け固定するように、かつ、脱穀装置が荷台4
の積み降ろし側に引き出されるに伴い、脱穀機体
部分14の操作アーム部22bに対する押し付け
が解除されることにより、ロツク具22が前記押
し付け固定を解除するように構成していた。
この従来構成の場合、作用アーム部22dが脱
穀機体部分14の上向き面に作用するようにロツ
ク具揺動軸芯Xよりも脱穀装置押し込み方向上手
側に延出し、脱穀装置取外し状態において作用ア
ーム部22dの重量のために作用アーム部22b
が脱穀機体部分14の侵入経路に垂下突入する姿
勢にロツク具22がなろうとするのであり、他
方、脱穀装置押圧固定のために作用アーム部22
dの下降揺動を可能にする必要があつて、作用ア
ーム部22dが前記侵入経路の上方に退逃し、脱
穀機体部分14が作用アーム部22dに下方に入
り込むことが可能になる待機姿勢にロツク具22
を保持するようにロツク具に接当するストツパー
を設けられないのである。そのために、脱穀装置
積み込みが一人作業でもできるように、ロツク具
が人為的に保持しなくとも前記待機姿勢に在るよ
うにするのに、ロツク具を待機姿勢に受け止め支
持するスプリング39が必要になり、コスト高に
なつていた。
本考案の目的は、搭載脱穀装置の固定及び固定
解除が脱穀装置の移動操作だけでできるようにし
ながらも、ロツク具を前記待機姿勢に保持するこ
とがスプリングを要することなくできるようにす
ることにある。
本考案は、冒記したハーベスタの脱穀装置固定
装置であつて、前記ロツク具を前記脱穀装置を取
付け、前記ロツク具の操作用アーム部を、脱穀装
置押し込みに伴い前記固設部材に接当してロツク
作用側に揺動する状態で、かつ、前記ロツク具の
揺動軸芯よりも脱穀装置押し込み方向下手側に延
出する状態で備えさせ、前記固設部材の下向き面
に対する接当用アーム部を、前記ロツク具の作用
側への揺動に伴い前記下向き面に接当し、かつ、
前記ロツク具の作用解除側への揺動に伴い前記下
向き面から離間する状態で、さらに、前記揺動軸
芯よりも脱穀装置押し込み方向下手側に延出する
状態で前記ロツク具に備えさせ、前記ロツク具に
対するストツパー部を、前記脱穀装置に設けると
とともに、前記ロツク具が前記操作用アーム部及
び接当用アーム部の重量により作用解除側に揺動
して接当するように、かつ、この接当状態におい
て脱穀装置押し込みに伴い前記操作用アーム部が
前記固設部材に接当し、かつ、前記接当用アーム
部が前記下向き面の下方に入り込む取付姿勢に前
記ロツク具がなるように配置してあることを特徴
とし、その作用及び効果は次のとおりである。
すなわち、脱穀装置の押し込みに伴い、操作用
アーム部が固設部材に圧接されると共に、接当用
アーム部が固設部材下向き面に接当され、脱穀装
置押し込み力により、固設部材を反力点として、
ロツク具が脱穀機体部分を荷台に押し付けると共
に、接当用アーム部と固設部材の当りによつて脱
穀装置の対荷台浮上を阻止するのである。そし
て、脱穀装置の引き出しに伴い操作用アーム部の
固設部材への圧接が解除されロツク具が前記押し
付け固定作用を解除するのである。ロツク具を脱
穀装置側に取付け、操作用アーム部及び接当用ア
ーム部がロツク具揺動軸芯より脱穀装置押し込み
方向下手側に延出することにより、前記ストツパ
ー部を設けるだけで、操作用アーム部及び接当用
アーム部の重量を利用し、ロツク具を固設部材に
接当すべき前記待機姿勢に保持できる。しかも、
従来構成において、操作アーム部を揺動軸芯に対
して作用アーム部側とは反対側に延出し、両アー
ム部の重量バランスによつてロツク具を待機姿勢
に保持するべくロツク具重量を利用するに比べ、
ロツク具の脱穀装置移動方向における長さが小に
なる等ロツク具を軽小にできる。
従つて、脱穀装置の固定及び固定解除が特別な
操作を要することなくでき、かつ、ロツク具を待
機姿勢に人為操作を要しないで保持でき、脱穀装
置の積み降ろしが一人作業でも楽にできるもの
が、ロツク構成を経済面で有利にかつコンパクト
にできる状態に得られるようになつた。
以下に、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
第1図に示すように、クローラ走行装置1、原
動部2、操縦部3等を有した歩行型運搬車の原動
部2の前方に配設された荷台4に、脱穀装置5を
前記原動部2から動力導入する状態で搭載して、
ハーベスタを構成してある。
脱穀装置5は、荷台4の後端側の左右両側夫々
に設けた解除操作自在なロツク装置6と、脱穀装
置5の前端側を荷台4の前端側フレーム26に分
離自在に締付け連結するように構成したネジ軸7
とによつて荷台4に解除自在に取付け固定してあ
り、脱穀装置5の荷台4に対する積み降ろしを可
能にしてある。
第2図及び第3図に示すように、脱穀装置5の
後端側に対する第1接地スタンド8、及び、脱穀
装置5の前端側に対する第2接地スタンド9の
夫々を、上昇格納状態と、脱穀装置5から下方に
突出すると共に揺動不能に固定された下降使用状
態とに揺動切換えできるように、回転支軸10又
は11を介して脱穀装置5の一対の前後方向メイ
ンフレーム12,12に枢支連結してある。そし
て、前記両接地スタンド8,9夫々の有効支持高
さ及び配置の設定により、両接地スタンド8,9
の使用状態において、第4図に示すように、後端
側が前端側より高くなる傾斜姿勢であつて、後端
側の下方に荷台4の前端側を入り込ませることが
可能な姿勢で脱穀装置5が支持されるように構成
してある。そして、第2図に示すように、脱穀装
置5の荷台載置面上における移動に対するガイ
ド、及び、脱穀装置5の荷台横方向における搭載
位置決めを行う荷台前後方向の部材13を、第5
図に示す如く一対の前記メインフレーム12,1
2に対する連結フレーム14及び15に固定され
た左右一対の前後方向の被係止部材16,16の
間に入り込んでこれら被係止部材16の内側面に
接当作用するように荷台4に載置面から上方に突
出する状態で固設してある。そして、第2図及び
第3図に示すように、一対の前記メインフレーム
12,12夫々の前後2個所に、遊転輪17又は
18を脱穀装置機体横方向の軸芯周りで回転する
ように、かつ、下端側が脱穀装置下端縁より下方
に突出する状態で取付けてある。第2図及び第3
図に示す荷台4の凹入部19は、ネジ軸7及びロ
ツク装置6の解除状態において車体が若干前後に
傾斜していても脱穀装置5が自重移動しにくいよ
うに、かつ、脱穀装置5の引き出し時における動
き始めの抵抗が小になるように、メインフレーム
12が荷台4の載置面から若干浮上する状態で前
記遊転輪17又は18を入り込ませるためのもの
である。
つまり、荷台4の載置面上において両遊転輪1
7,18を脱穀装置5が移動し易いようにころに
して脱穀装置5を前記ガイド部材13に沿わせて
荷台4の後端側に押し込み移動させたり、荷台4
の前端側に引き出し移動させる操作と、後端部側
を荷台4の前端部に乗せ付け、後端部側の重量を
荷台4によつて受止め支持させながら脱穀装置5
を荷台4に押し上げたり、荷台4から降ろす操作
とによつて、脱穀装置15を人為的に荷台4に前
端側から積み降ろしできるようにしてある。
前記ロツク装置6は第6図及び第7図に示すよ
うに構成してある。
すなわち、前記連結フレーム14に支持部材2
0及び枢支軸21を介してロツク具22を脱穀装
置機体横方向の軸芯X周りで揺動するように取付
け、このロツク具22に対する操作部及び係止部
を形成する部材23を車体に固設してある。そし
てロツク具22に、操作用アーム部22b、及
び、前記固設部材23に対する接当用アーム部2
2aの夫々を前記軸芯Xよりも脱穀装置押し込み
方向下手側に延出する状態で備えさせると共に、
ロツク具22の角部22cに接当作用するストツ
パー部24を前記連結フレーム14に備えさせ
て、第6図に示すように、脱穀装置5が荷台4に
押し込まれるに伴い、操作用アーム部22bが固
設部材23の前向き面23aに接当すると共に、
接当用アーム部22aが固設部材23の下向き面
23bの下方に入り込み、脱穀装置5がさらに所
定搭載位置に押し込まれるに伴い、脱穀装置押し
込み力により、固設部材23を反力点として、ロ
ツク具22が作用側方向ONに揺動され、枢支軸
21及び支持部材20を介して連結フレーム14
を荷台4に押圧固定し、かつ、接当用アーム部2
2aの前記下向き面23bへの接当によつて脱穀
装置5の対荷台浮上を阻止する作用状態になるよ
うにしてある。そして、第7図に示すように、脱
穀装置5が所定搭載位置から前方側に引き出され
るに伴い、操作用アーム部22bの固設部材23
に対する押し付けが解除さることにより、ロツク
具22が連結フレーム14の荷台4への押圧固定
を解除するように、脱穀装置5がさらに引き出さ
れるに伴い、両アーム部22a,22bの自重に
よりロツク具22が作用解除側方向OFFに揺動
してストツパー部24に接当し、脱穀装置5の押
し込みに伴い操作用アーム部22bが固設部材2
3の前向き面に接当し、かつ、接当用アーム部2
2aが固設部材23の下向き面23bの下方に入
り込むべき待機用の取付姿勢にロツク具自重とス
トツパー部24の受止め作用とによつて保持され
るようにしてある。つまり、脱穀装置5の移動操
作によつてロツク装置6が作用状態と作用解除状
態に切換わるようにしてある。
前記第1接地スタンド8を構成するに、第2図
ないし第4図に示すように、前記回転支軸10と
一体回動する一対の揺動部材29,29が一対の
前記メインフレーム12,12に各別に取付けら
れた一対のストツパー30,30に各別に接当す
る下降使用位置にスタンド8を付勢するスプリン
グ31を、回転支軸10と一体回動する揺動アー
ム32に作用させてあり、脱穀装置5が荷台4か
ら引き出され、スタンド8が荷台4から前方に外
れるに伴い自動的に下降使用位置になるように、
かつ、接地状態において、脱穀装置5の重量と前
記ストツパー30の作用とによつて下降使用位置
に固定されるように、さらに、脱穀装置5が荷台
4に押し込まれ、スタンド8が荷台4に接当する
に伴い荷台4によつて自動的に押し上げ格納され
るようにしてある。
前記第2接地スタンド9を使用状態に固定する
ロツク機構33をスタンド9の左右両側に設けて
あり、これらロツク機構33は第2図ないし第4
図に示すように構成してある。
すなわち、ロツク具34を、接地スタンド9よ
り脱穀装置後端側に配置した状態で枢支軸35を
介して前記メインフレーム12に揺動自在に取付
けると共に、第1アーム部34aがメインフレー
ム12に固設されたストツパー36に接当する取
付状態になると、作用部34bがスタンド9の基
部の被接当部9aに接当し、スタンド9を下降使
用位置につつぱり支持固定する作用状態となるよ
うに、前記第1アーム部34aがストツパー36
から離間下降する側に揺動するに伴い、作用部3
4bが前記被接当部9aから外れ、作用解除状態
になるようにしてある。
そして、ロツク具34に、これを前記作用状態
に揺動付勢するスプリング37を作用させると共
に、操作用の第2アーム部34cを一体揺動自在
に備えさせてあり、第4図に示すように、脱穀装
置5が荷台4から引き出され、第2アーム部34
cが荷台4から前方に外れるに伴い、これより先
に接地スタンド9が荷台4から前方に外れ、自重
による付勢作用のために基部がストツパー38に
接当した下降使用位置になつていることにより、
前記スプリング37の作用によつてロツク具34
が前記作用状態に自動的になるように、かつ、第
3図に示すように、脱穀装置5が荷台4に押し込
まれ第2アーム部34cが荷台4に接当するに伴
い、第2アーム部34cに荷台4から作用する脱
穀装置重量反力のためにロツク具34が前記作用
解除状態に自動的になるようにしてある。
荷台4を車体の後端側に配置し、脱穀装置を荷
台の後端側から積み降ろしするように構成して実
施してもよく、荷台の前端側を積み降ろし側と称
する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るハーベスタの脱穀装置固定
装置の実施例を示し、第1図はハーベスタの側面
図、第2図は脱穀装置フレームの平面図、第3図
は脱穀装置フレームの縦断側面図、第4図はスタ
ンド使用状態の側面図、第5図はガイド部材の横
断面図、第6図はロツク装置作用状態の側面図、
第7図はロツク装置解除状態の側面図である。第
8図は従来ロツク装置解除状態の側面図である。 4……運搬車荷台、5……脱穀装置、14……
脱穀機体部分、22……ロツク具、22a……接
当用アーム部、22b……操作用アーム部、23
……固設部材、23b……下向き面、24……ス
トツパー部、X……ロツク具揺動軸芯。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 運搬車荷台4に積み降ろし自在に搭載された脱
    穀装置5を前記荷台4に固定するロツク具22
    を、脱穀装置機体横方向の軸芯X周りで揺動自在
    に設けると共に、前記脱穀装置5が前記荷台4の
    奥側に押し込まれるに伴い、この押し込み力によ
    り、運搬車体に固設された部材23を反力点とし
    て脱穀機体部分14を前記荷台4に押圧固定する
    ように、かつ、前記脱穀装置5が前記荷台4の積
    み降し側に引き出されるに伴つて前記押圧固定を
    解除するように構成したハーベスタの脱穀装置固
    定装置であつて、前記ロツク具22を前記脱穀装
    置5に取付け、前記ロツク具22の操作用アーム
    部22bを、脱穀装置押し込みに伴い前記固設部
    材23に接当してロツク作用側に揺動する状態
    で、かつ、前記ロツク具22の揺動軸芯Xよりも
    脱穀装置押し込み方向下手側に延出する状態で備
    えさせ、前記固設部材23の下向き面23bに対
    する接当用アーム部22aを、前記ロツク具22
    の作用側への揺動に伴い前記下向き面23bに接
    当し、かつ、前記ロツク具22の作用解除側への
    揺動に伴い前記下向き面23bから離間する状態
    で、さらに、前記揺動軸芯Xよりも脱穀装置押し
    込み方向下手側に延出する状態で前記ロツク具2
    2に備えさせ、前記ロツク具22に対するストツ
    パー部24を、前記脱穀装置5に設けると共に、
    前記ロツク具22が前記操作用アーム部22b及
    び接当用アーム部22aの重量により作用解除側
    に揺動して接当するように、かつ、この接当状態
    において脱穀装置押し込みに伴い前記操作用アー
    ム部22bが前記固設部材23に接当し、かつ、
    前記接当用アーム部22aが前記下向き面23b
    の下方に入り込む取付姿勢に前記ロツク具22が
    なるように配置してあるハーベスタの脱穀装置固
    定装置。
JP3796584U 1984-03-15 1984-03-15 ハ−ベスタの脱穀装置固定装置 Granted JPS60149932U (ja)

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JP3796584U JPS60149932U (ja) 1984-03-15 1984-03-15 ハ−ベスタの脱穀装置固定装置

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JPS60149932U JPS60149932U (ja) 1985-10-04
JPH0251Y2 true JPH0251Y2 (ja) 1990-01-05

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JPH0445474Y2 (ja) * 1985-11-25 1992-10-26

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JPS60149932U (ja) 1985-10-04

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