JPH11113342A - 自走式根菜収穫機の搬送装置 - Google Patents

自走式根菜収穫機の搬送装置

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JPH11113342A
JPH11113342A JP28220597A JP28220597A JPH11113342A JP H11113342 A JPH11113342 A JP H11113342A JP 28220597 A JP28220597 A JP 28220597A JP 28220597 A JP28220597 A JP 28220597A JP H11113342 A JPH11113342 A JP H11113342A
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conveyor
belts
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root vegetables
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Shigeki Murata
茂樹 村田
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Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自走式根菜収穫機によって、収穫条の左右両
端から根菜の葉部を引き寄せ、左右両側の搬送ベルトの
間に根菜の葉部を挟持して収穫する際、人参等の根菜類
の葉部は引きちぎれ、根菜の根部が土中に残り収穫でき
ないという不具合があった。 【解決手段】 搬送ベルト30a・30aの前方にそれ
ぞれ補助搬送ベルト80a・80aを配設し、該補助搬
送ベルト80a・80aの内側方に、茎葉を押さえるた
めの押さえ棒81・81を、補助搬送ベルト80a・8
0aに付勢するように配設し、該補助搬送ベルト80a
・80aと押さえ棒81・81の間に葉部を挟持して搬
送し、前記補助搬送ベルト80a・80aの搬送速度を
それぞれ異なるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、根菜類、特に人参
を収穫する自走式根菜収穫機において、根菜を引抜き後
方に搬送する搬送装置の前部の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、大根や人参等を収穫する自走
式根菜収穫機は公知となっており、走行装置上部の左右
一側に運転席を配置し、他側に進行方向と平行に引抜き
コンベアを配置し、この引抜きコンベアの前部に鍬状の
サブソイラからなる掘起し装置を配置して、この掘起し
装置を土中に挿入して、下方より根菜を土中より掘り起
こし、引抜きコンベアのベルトにて根菜の葉部分を両側
より挟持して斜め上方に搬送しながら引抜き、根菜を補
助コンベアに受け継いだ後に、補助コンベアの下方に配
置するカッターにより根菜の葉の根元部を切断し、下部
コンベアに落下した根菜を、選別コンベアに受渡し、該
選別コンベアにより選別後の根菜を収納容器に収納する
ように構成されている。この従来の構成においては、引
抜きコンベアは、搬送フレームの前後端部にプーリーを
配設し、該プーリーに搬送ベルトを巻回して、左右両側
の搬送ベルトの間に根菜の葉部を挟持して搬送する構成
としていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記根菜収穫
機によって根菜を収穫する際には、収穫条の左右両側か
ら根菜の葉部を引き寄せ、左右両側の搬送ベルトの間に
根菜の葉部を挟持するのであるが、人参等の根菜類の葉
部は、縦方向(上下)へ引抜く力よりも横方向(前後左
右)へ引抜く力に対して弱く、そのため、根菜の葉部が
引きちぎれ、根菜の根部は土中に残り、収穫できないと
いう不具合があったのである。収穫できなかった根菜類
は、後に人力で堀起して収穫しなければならず、手間が
掛かるのであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決する為の
手段を説明する。即ち、走行機体の左右一側に根菜を掘
り起こし、左右一対に配設する搬送ベルト30a・30
aを用いて根菜の葉部を左右両側より挟持して引抜き、
後方に搬送する搬送装置において、前記搬送ベルト30
a・30aの前方にそれぞれ補助搬送ベルト80a・8
0aを配設し、該補助搬送ベルト80a・80aの内側
方に、押さえ部材である押さえ棒(板)81・81を、
補助搬送ベルト80a・80aに付勢するように配設
し、該補助搬送ベルト80a・80aと押さえ棒81・
81の間に葉部を挟持して搬送し、前記補助搬送ベルト
80a・80aの搬送速度をそれぞれ異なるように構成
したものである。
【0005】また、走行機体の左右一側に根菜を掘り起
こし、左右一対に配設する搬送ベルト30a・30aを
用いて根菜の葉部を左右両側より挟持して引抜き、後方
に搬送する搬送装置において、前記搬送ベルト30a・
30aの前方にそれぞれ補助搬送ベルト80a・80a
を配設し、該補助搬送ベルト80a・80aの内側方
に、長さの異なる押さえ棒(板)82・83を、補助搬
送ベルト80a・80aに付勢するように配設して、該
補助搬送ベルト80a・80aによって根菜を引き上げ
る地点から搬送ベルト30a・30aの前端までの距離
をそれぞれ異なるように構成し、補助搬送ベルト80a
・80aと押さえ棒82・83の間に葉部を挟持して搬
送するよう構成したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を説明する。
図1は自走式根菜収穫機の側面図、図2は同じく平面
図、図3は本発明の搬送ベルトの前方に補助搬送ベルト
を設け、該補助搬送ベルトの搬送速度を異なるよう構成
した平面図、図4は本発明の搬送ベルトの前方に補助搬
送ベルトを設け、押さえ棒(板)の長さを異なるよう構
成した平面図、図5は上リンクと下リンクの長さを調整
可能に構成したことを示す側面図、図6は引起し装置の
下方側方にソリを設けた実施例の側面図、図7は搬送フ
レームの先端下方にソリを設けた実施例の側面図、図8
は搬送ベルトの後端に排出ベルトを設けた実施例の平面
図、図9は収穫機の右側方にコンテナを搭載するための
テーブルを設けた後面図、図10は肩揃えガイドを分割
した実施例の平面図、図11はテンションプーリーを左
右方向に移動可能に構成した平面図である。
【0007】図1、図2より自走式根菜収穫機、特に人
参収穫を主目的とする根菜収穫機の全体構成について説
明する。まず、水平状に配置したメインフレーム1の下
方にクローラ式走行装置2が配設されており、メインフ
レーム1の右(進行方向に向かって右側)前上に運転操
作部70が配設されている。運転操作部70は前部にフ
ロントコラム4を立設し、その上部に操向操作と掘起し
装置71の昇降操作を同時に行える操作レバー5が突設
され、側部にアクセルレバーが配設されている。このフ
ロントコラム4の側方にサイドコラム3が立設され、こ
のサイドコラム3上に作業レバーや副変速レバー等の各
操作レバーが突出されている。前記フロントコラム4の
後方に運転座席7が配設され、その下後方にエンジン室
が配設されて、このエンジン室内部にエンジン72が搭
載されていて、エンジン72はエンジンカバー6によっ
て覆われている。該エンジンカバー6の上部にコンテナ
台8が載置されている。
【0008】そして、走行機体の左側に根菜を堀取り、
後方へ搬送し、葉部分を切除する機構と、その後部に根
部をコンテナ9に収容する機構が配設されている。つま
り、メインフレーム1左側前部より、引起し装置40、
引抜きコンベア30の高さを設定するゲージ輪43、根
菜の葉部分を引き上げる引上げ装置41、その下方に土
中の根菜を堀り上げるための掘起し装置71、引起し装
置40の後部より、掘り上げた根菜の葉部の両側を挟持
搬送する引抜きコンベア30、引抜きコンベア30の後
方にカッター47、その下方に下部コンベア48と横送
りローラー49、その側方にコンテナへ搬送する選別コ
ンベア50が配置されている。
【0009】この一連の根菜収穫装置の各装置について
具体的に説明する。まず、掘起し装置71は、前記メイ
ンフレーム1の前端の上部と下部に回動支点軸20・2
1が横設されており、この回動支点軸20・21に上リ
ンク22と下リンク23の後部がそれぞれ枢支され、上
リンク22と下リンク23の前部がブラケット25と枢
結されている。この上リンク22と下リンク23が平行
リンクを形成し、このブラケット25にサブソイラ24
の上端が固定されている。
【0010】前記下リンク23の後端には、アーム26
を介して油圧シリンダーからなる昇降シリンダー27と
連結されて、この昇降シリンダー27を作動させること
によって昇降可能としている。前記上リンク22の前部
には偏心カムを介してサブソイラ24の上部が支持さ
れ、該偏心カムを回動させてサブソイラ24を振動駆動
できるようにし、根菜の下方より土中を振動して、根菜
を浮き上がらせ、引抜きが容易にできるようにしてい
る。
【0011】また、図5に示すように、前記上リンク2
2と下リンク23の先端はパイプ状に構成して、調節上
リンク22aと調節下リンク23aを挿入して位置調節
可能としている。つまり、該上リンク22と下リンク2
3の先端には、それぞれ位置調整孔22b・22b・・
・、23b・23b・・・が複数長手方向に一定間隔を
おいて左右方向に開口され、調節上リンク22aと調節
下リンク23aの後部には固定孔が開口されて、該位置
調整孔22b・22b・・・、23b・23b・・・と
固定孔にボルト等を挿入してリンクの長さを調整して固
定できるようにしている。そして、前記調節上リンク2
2aと調節下リンク23aの先端側をブラケット25に
枢結して、サブソイラ24の前後方向の振動駆動位置を
変更することができ、サブソイラを前方で振動駆動さ
せ、根菜を浮き上がらせて堀り残しを減少することがで
きるのである。
【0012】そして、前記引起きコンベア30の後部が
コンベア支持フレーム31に支持され、該コンベア支持
フレーム31がメインフレーム1・1より上方へ突出し
た支持体32に支持されている。該支持体32は、左右
回動軸32aと上下回動筒32bより構成される一体構
成部材である。前記引抜きコンベア30は掘起し装置7
1の昇降を利用して、上下回動筒32bを中心にして上
下に回動して、引抜き高さを変更したり、持ち上げたり
できるようにしている。また、図2の二点鎖線(3
0’)で示すように、前記左右回動軸32aを中心に回
動して、動力伝達機構69を開放することができる。
【0013】また、前記サブソイラ24によって掘り起
こされた根菜は、引抜きコンベア30と補助搬送コンベ
ア36より成る搬送装置によって、引抜き、後方に搬送
される。前記引抜きコンベア30は、前低後高に傾斜し
て配置し、後部下面がコンベア支持フレーム31によっ
て支持されている。前記引抜きコンベア30の中途部か
ら後部の下面には、左右一対の搬送ベルトを巻回する補
助搬送コンベア36が設けられ、葉部の根菜側を保持し
ている。また、引抜きコンベア30前端上部にスターホ
イル37・37が配設されて、根菜の葉部を掻き込んで
いる。
【0014】そして、引抜きコンベア30の前端部より
アームを前方に突出して、引起し装置40を上下高さ調
整可能に固設している。この引起し装置40はタイン4
0a・40a・・・を突出したベルトを上下方向に対向
して巻回し、根菜の葉部を中央上方へ引き上げるように
している。そして、前記引起し装置40より前方に連結
体を前方に突出して引上げ装置41を固設している。該
引上げ装置41は引起し装置40と同様にタイン41a
・41a・・・を突出したベルトを前後面で上下方向に
左右に配置して、収穫条の左右両端から葉部を引き上げ
るようにしている。
【0015】そして、前記引起し装置40より前側方に
ゲージ輪43が配置されている。このゲージ輪43は、
前記引起し装置40の側方に突出する支持アーム42の
先端に回転自在に支持され、該ゲージ輪43を支持アー
ム42に上下高さ調整可能にすることで、引起し装置4
0及び引上げ装置41からなる前処理装置と、引抜きコ
ンベア30の高さを調節することができ、根菜の葉部の
挟持位置が調節できる。
【0016】また、図6に示すように、前記引上げ装置
41より下側方に、ゲージ輪43の代わりにソリ43a
を配置して、該ソリ43aによって、引起し装置40及
び引上げ装置41からなる前処理装置を、圃場の凹凸
や、畝形状に追従させることができる。また、図7に示
すように、搬送フレーム30L(R)の先端下方にソリ
43bを設けることができ、該搬送フレーム30L
(R)が土中に沈み込むことを防止でき、圃場の凹凸
や、畝形状に追従した動きができるのである。
【0017】そして、前記引抜きコンベア30の後部に
は葉部排出コンベア44を前後方向水平に後方へ延設さ
れている。前記補助搬送コンベア36の中途部には、水
平コンベア45を前後方向水平に後方に延出されてお
り、該水平コンベア45の下方には根菜を案内するガイ
ド46を配設しており、該ガイド46と水平コンベア4
5の間において、カッター47を配置している。補助搬
送コンベア36により搬送された根菜の葉部は、前記水
平コンベア45に引き継がれ、根菜の根部上端が位置決
めされながら後方へ搬送され、葉部が所定の位置でカッ
ター47によって切断され、根部はその下方に配設され
た下部コンベア48上に落とされ、葉部は前記葉部排出
コンベア44に搬送されて後方から圃場面に落下され
る。
【0018】そして、下部コンベア48は幅広のベルト
コンベアからなり、補助搬送コンベア36の後部下方か
ら後方に水平方向に配置されて、この下部コンベア48
の中途部上に斜め方向に横送りローラー49が配設され
ている。横送りローラー49の回転と下部コンベア48
の搬送駆動によって、根菜が側部の選別コンベア50上
に落下するようにしている。該選別コンベア50は、本
機後部で左右方向に配設されて幅広のローラーコンベア
よりなり、側方へ送りながら根菜に付着した土を落とす
ようにしている。この選別コンベア50の終端下方には
コンテナ載置台54が配置され、このコンテナ載置台5
4はコンテナ9を載置している。
【0019】また、図9に示すように、フレーム1の右
側方には、テーブル74の左端を横軸75を介して上下
回動自在に枢支し、前記テーブル74の右端には、ロー
ラーコンベア76を斜め上方に向かうように固定して、
該テーブル74上にコンテナを搭載する構成としてい
る。そして、機体側にシリンダー73の基部を枢支し、
該シリンダー73のロッド73aの先端をテーブル74
と連結し、該ロッド73aの伸縮によって、テーブル7
4とローラーコンベア76とを上下方向に移動できるの
である。
【0020】即ち、前記ロッド73aを伸長し、前記ロ
ーラーコンベア76を下方に移動して、前記ローラーコ
ンベア76の右端を畝上に載置することができ、根菜類
を収納したコンテナをテーブル74より押し出すだけ
で、ローラーコンベア76上を滑らせて地上に降ろすこ
とができるのである。よって、テーブル74上に載置し
たコンテナをクレーン等で吊り上げて、側方に下ろす必
要はなく、搬出作業を軽減することができ、作業能率を
高めることができる。
【0021】また、この自走式根菜収穫機の前記引抜き
コンベア30の前端部下方には、肩揃えガイド51と根
菜の根部を切断する尻尾切り装置65を配設している。
前記肩揃えガイド51は、引抜きコンベア30の傾斜角
度より緩く前低後高に配設して、前記引抜きコンベア3
0によって搬送される根菜の根部上部の高さを揃えるも
のである。
【0022】前記尻尾切り装置65は、肩揃えガイド5
1の後方下方に配設し、根菜の尾部を案内する案内ガー
ド66と尻尾を切断する切断部67及び、切断部67を
支持する支持杆14により構成されている。前記切断部
67は、駆動ケースと該駆動ケースに回動自在に枢支さ
れる左右一対のディスクカッター13・13により構成
されている。
【0023】前記切断部67の前方には案内ガード66
を配設している。該案内ガード66により、引抜きコン
ベア30により葉部が挟持されて搬送される根菜の尾部
が、ディスクカッター13・13に案内され切断される
のである。また、切断部67の下方には、上面の開口す
る箱体を載置している。該箱体は栽培の不揃いによって
生じる挟持に失敗した根菜や極小の根菜類を受ける様に
している。
【0024】また、前記肩揃えガイド51を、図10に
示すように、分割肩揃えガイド51a・51a・・・と
し、該分割肩揃えガイド51a・51a・・・を対向し
て複数配設するように構成することができる。前記分割
肩揃えガイド51a・51a・・・は、バネ等の弾性部
材51b・51b・・・の一端側とそれぞれ連結され、
該弾性部材51b・51b・・・の他端側を引抜きコン
ベア30に固定して、分割肩揃えガイド51a・51a
・・・を中央側に付勢している。このような構成とし
て、大きさの異なる根菜類が連続して搬送される際で
も、その根菜類の大小にかかわらず、肩揃えガイド51
a・51a・・・が根菜の大きさに合わせて付勢して、
根菜類を確実に肩を揃えて搬送することができる。
【0025】次に、前述した搬送装置である引抜きコン
ベア30と補助搬送コンベア36の構成について説明す
る。前記引抜きコンベア30は、搬送フレーム30L・
30Rを前後方向平行に、前低後高に傾斜して配置し、
この搬送フレーム30L・30Rの前後両端にプーリー
33・33を配置し、その前端より中央部までにガイド
プーリー34・34・・・とテンションプーリー19を
配し、これらプーリーに搬送ベルト30a・30aを巻
回している。同様に、その後部下方に設けた前記補助搬
送コンベア36も搬送ベルト36a・36aを巻回して
おり、該搬送ベルト36a・36aの後端を支持するプ
ーリー38・38を、引抜きコンベア30のプーリー3
3・33を嵌合する回転軸59の下端部に嵌合してい
る。そして、前記引抜きコンベア30の中途部の下方に
プーリーを配設しており、搬送ベルト36a・36aの
前端を巻回している。
【0026】前記搬送ベルト30a・30a・36a・
36aは、ウレタン樹脂や発砲スチロール等のスポンジ
状の弾性を有するベルトであり、左右に配設したガイド
プーリー34・34・・・によってベルト30a・30
a又はベルト36a・36aを挟み込み、該搬送ベルト
30a・30aの挟持面に根菜の葉部を挟持するように
している。
【0027】また、図8に示すように、前記搬送ベルト
30a・30aの後端側の左右一側には、排出用ベルト
30bを設け、該排出用ベルト30bの前後両端をプー
リー35・35に巻回している。前端側のプーリー35
は回転軸59の上端部に嵌合されている。そして、茎葉
を挟持するための押さえ棒30cを、前記排出用ベルト
30bに付勢するように設け、該排出用ベルト30bと
押さえ棒30cとの間に茎葉を挟持して搬送するよう構
成している。これより、葉部が長い場合でも、排出が安
定し、搬送ベルト30a・30a終端部分で、葉部が絡
まって詰まることはなく、葉部は葉部排出コンベア44
に搬送されて後方から圃場面に落下されるのである。
【0028】また、図11に示すように、前記ガイドプ
ーリー34・34・・・及びテンションプーリー19
を、左右平行に配置したブラケット61・61上に、互
い違いに配設し、該ブラケット61・61の左右一側に
は、左右方向に長孔とした固定孔61aを開口してい
る。また、引抜きコンベア30の上面を被装する搬送プ
レート60から左右方向にプレート60aが突設されて
おり、該プレート60aとブラケット61とを、固定孔
61aにボルト等を挿入して、左右方向に位置調整可能
に固定できる。
【0029】つまり、左右のガイドプーリー34・34
・・・及びテンションプーリー19間の距離を調整する
ことが可能となり、搬送ベルト30a・30aの脱着を
容易とすることができる。また、前記プーリーを左右方
向互い違いに配置することにより、プーリーの数を減少
することができる。また、ブラケット61によって、前
記プーリーを被覆するよう構成しており、プーリーと搬
送ベルト30a・30aの接触面積が減少し、該プーリ
ーへの茎葉の引っ掛かりが減少し、葉部が詰まることは
なくなるのである。
【0030】次に本発明の搬送装置の前部の構成につい
て説明する。図1、図3に示すように、搬送フレーム3
0L(R)の前端上部には補助搬送フレーム80L
(R)を配置し、該補助搬送フレーム80L(R)の前
後両端にプーリー63・63・・・を配し、これらプー
リーに補助搬送ベルト80a・80aを巻回している。
また、前記補助搬送ベルト80a・80aの後端を支持
するプーリー63・63を、搬送ベルト30a・30a
を支持するプーリー33・33を嵌合する回転軸62・
62の上端部に嵌合している。前記補助搬送ベルト80
a・80aの内側には、内側方へ向かって湾曲する押さ
え棒(板)81・81を、補助搬送ベルト80a・80
aに付勢するように配設し、補助搬送ベルト80a・8
0aと押さえ棒(板)81・81の間に葉部を挟持して
搬送するよう構成している。そして、前記回転軸62・
62のそれぞれの回転速度を異なるようにして、補助搬
送ベルト80a・80aの搬送速度が左右それぞれで異
なるように構成しているのである。
【0031】前記のような構成として、収穫条の左右両
端より葉部を引き寄せることなく、補助搬送ベルト80
a・80aと押さえ棒81・81との間に確実に1本ず
つ挟持して搬送ベルト30・30に送ることができ、横
方向(前後左右)の力に対して弱い人参等の根菜類の葉
部を、引きちぎり、根菜類の根部を土中に引き残すよう
なことはなくなるのである。また、前記補助搬送ベルト
80a・80aの左右それぞれの搬送速度は異なるよう
構成しているので、補助搬送ベルト80a・80aが搬
送する葉部を、搬送ベルト30・30に同時に送ること
はなくなり、確実に搬送することができ、収穫精度が向
上するのである。
【0032】また、図4に示すように、前記補助搬送フ
レーム80L(R)の前後両端に配したプーリー63・
63・・・に、補助搬送ベルト80a・80aを巻回
し、また、前記補助搬送ベルト80a・80aの後端を
支持するプーリー63・63を、搬送ベルト30a・3
0aを支持するプーリー33・33を嵌合する回転軸6
2・62の上端部に嵌合している。前記補助搬送ベルト
80a・80aの内側には、内側方へ向かって湾曲する
押さえ棒(板)82・83を、補助搬送ベルト80a・
80aに付勢するように配設している。前記押さえ棒
(板)82・83は、それぞれの長さが異なるものであ
り、該補助搬送ベルト80a・80aのそれぞれの引き
上げ点から合流部(搬送ベルト30a・30a)までの
距離を左右で異なるようにしている。
【0033】このような構成とすることによって、左右
の補助搬送ベルト80a・80aと押さえ棒82・83
との間に挟持した根菜を、同時に搬送ベルト30a・3
0aに送ることはなく、両側2条の根菜が合流したとき
に重ならず、搬送ベルト30a・30aの間が大きく広
げられることがなくなって安定した搬送をすることがで
き、根菜の葉部の引きちぎれは少なくなり、引き残しが
減少し、収穫精度が向上するのである。
【0034】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、次
のような効果を奏するのである。即ち、走行機体の左右
一側に根菜を掘り起こし、左右一対に配設する搬送ベル
ト30a・30aを用いて根菜の葉部を左右両側より挟
持して引抜き、後方に搬送する搬送装置において、前記
搬送ベルト30a・30aの前方にそれぞれ補助搬送ベ
ルト80a・80aを配設し、該補助搬送ベルト80a
・80aの内側方に、葉部を案内して押さえる押さえ棒
81・81を、補助搬送ベルト80a・80aに付勢す
るように配設したので、左右2条の根菜の葉部をそれぞ
れ確実に挟持して搬送することができるようになり、そ
して、この搬送によって上方への引き抜きの力が確実に
伝わるようになり、引き残しが減少し、収穫精度が向上
する。また、補助搬送ベルト80a・80aの搬送速度
をそれぞれ異なるように構成したので、左右2条が同時
に合流部に至らず、左右の根菜が合流部で重なって擦れ
て傷がついたり、左右のベルト間の搬送空間が広がって
搬送位置がズレたりすることがなくなるのである。
【0035】また、走行機体の左右一側に根菜を掘り起
こし、左右一対に配設する搬送ベルト30a・30aを
用いて根菜の葉部を左右両側より挟持して引抜き、後方
に搬送する搬送装置において、前記搬送ベルト30a・
30aの前方にそれぞれ補助搬送ベルト80a・80a
を配設し、該補助搬送ベルト80a・80aの内側方
に、長さの異なる押さえ棒82・83を、補助搬送ベル
ト80a・80aに付勢するように配設して、該補助搬
送ベルト80a・80aによって根菜を引き上げる地点
から搬送ベルト30a・30aの前端までの距離を左右
でそれぞれ異なるように構成したので、左右の条で搬送
距離が異なり、合流部において重なって左右同時に搬送
されて、搬送姿勢が崩れたり、後工程で葉部のカット位
置がズレたりすることがなくなり、収穫精度が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】自走式根菜収穫機の側面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】本発明の搬送ベルトの前方に補助搬送ベルトを
設け、該補助搬送ベルトの搬送速度を異なるよう構成し
た平面図である。
【図4】本発明の搬送ベルトの前方に補助搬送ベルトを
設け、押さえ棒(板)の長さを異なるよう構成した平面
図である。
【図5】上リンクと下リンクの長さを調整可能に構成し
たことを示す側面図である。
【図6】引起し装置の下方側方にソリを設けた実施例の
側面図である。
【図7】搬送フレームの先端下方にソリを設けた実施例
の側面図である。
【図8】搬送ベルトの後端に排出ベルトを設けた実施例
の平面図である。
【図9】収穫機の右側方にコンテナを搭載するためのテ
ーブルを設けた実施例の後面図である。
【図10】肩揃えガイドを分割した実施例の平面図であ
る。
【図11】テンションプーリーを左右方向に移動可能に
構成した実施例の平面図である。
【符号の説明】
30a・30a 搬送ベルト 80a・80a 補助搬送ベルト 81・81 押さえ棒 82・83 押さえ棒

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体の左右一側に根菜を掘り起こ
    し、左右一対配設する搬送ベルトを用いて根菜の葉部を
    左右両側より挟持して引抜き、後方に搬送する搬送装置
    において、前記搬送ベルトの前方にそれぞれ補助搬送ベ
    ルトを配設し、該補助搬送ベルトの内側方に、葉部を案
    内して押さえる押さえ部材を補助搬送ベルトに付勢する
    ように配設したことを特徴とする自走式根菜収穫機の搬
    送装置。
  2. 【請求項2】 前記補助搬送ベルトの搬送速度をそれぞ
    れ異なるように構成したことを特徴とする請求項1記載
    の自走式根菜収穫機の搬送装置。
  3. 【請求項3】 走行機体の左右一側に根菜を掘り起こ
    し、左右一対に配設する搬送ベルトを用いて根菜の葉部
    を左右両側より挟持して引抜き、後方に搬送する搬送装
    置において、前記搬送ベルトの前方にそれぞれ補助搬送
    ベルトを配設し、該補助搬送ベルトの内側方に、長さの
    異なる押さえ部材を、左右それぞれの補助搬送ベルトに
    付勢するように配設したことを特徴とする自走式根菜収
    穫機の搬送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000060251A (ja) * 1998-08-20 2000-02-29 Seirei Ind Co Ltd 根茎作物収穫機

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