JPH11113274A - モータの非常停止装置 - Google Patents

モータの非常停止装置

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JPH11113274A
JPH11113274A JP9271731A JP27173197A JPH11113274A JP H11113274 A JPH11113274 A JP H11113274A JP 9271731 A JP9271731 A JP 9271731A JP 27173197 A JP27173197 A JP 27173197A JP H11113274 A JPH11113274 A JP H11113274A
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徹 片江
Takabumi Ishikawa
高文 石川
Tatsuhiko Furukawa
達彦 古川
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    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
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    • B25J19/06Safety devices

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非常停止回路に接点短絡等の故障が発生して
も、安全にモータを停止させること。 【解決手段】 非常停止スイッチ5〜7を同一開閉位相
の接点5a、5b、6a、6b、7a、7bを並列に複
数個有する多回路用スイッチにより構成し、非常停止ス
イッチ5〜7の複数個の接点の各々の開閉により開閉動
作する複数個の電磁接触器3、51をモータ1の主回路
電源回路に互いに直列に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ロボット、工作
機械、各種産業機械等におけるモータの非常停止装置に
関し、特に、何らかの故障によって非常停止スイッチの
接点間が短絡しても、またスイッチ、リレー等を結ぶケ
ーブルに断線が発生した場合でも、モータの非常停止を
確実に行う非常停止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
(従来例1)図13(a)、(b)は、従来の非常停止
回路を含むロボット駆動用モータ等モータの制御装置を
示している。図13(a)は、モータ駆動用の電力回路
(主回路電源回路)を示しており、同図において、1は
ロボット等を駆動するためのモータ、2は主回路用の3
相電源である。3相電源2は電磁接触器(MC1)3と
アンプ4とを介してモータ1に3相交流を供給する。
【0003】図13(b)は、電磁接触器(MC1)3
のコイル通電回路を示している。このコイル通電回路
は、電磁接触器(MC1)3のコイル3aと直列に、押
ボタン式の複数個の非常停止スイッチ5、6、7の各接
点5a、6a、7aと、サーボ制御部8によってベース
電流を制御されるスイッチングトランジスタ9とを有し
ている。
【0004】なお、非常停止スイッチ5は、外部非常停
止スイッチであり、ロボットの使用者がロボット本体、
制御装置から離れた場所においても非常停止を行いたい
場合に用いられ、不要であれば、短絡してロボット制御
装置に配線を返すものである。非常停止スイッチ6は、
たとえば操作パネル上の非常停止スイッチであり、非常
停止スイッチ7は遠隔操作ボックス(ティーチングボッ
クス)上の非常停止スイッチである。
【0005】つぎに、動作について説明する。非常停止
スイッチ5〜7の全てが押されておらず、接点5a、6
a、7aの全てが閉状態にあり、サーボ制御部8がスイ
ッチングトランジスタ9にベース電流を流すと、スイッ
チングトランジスタ9がベース電流によってコレクタ電
流を流してオン状態になり、コレクタ−エミッタ間に電
磁接触器3のコイル3aに対する励磁電流が流れる。こ
れによって電磁接触器3が開状態から閉状態へと接点動
作し、3相電源2とアンプ4とが導通接続され、モータ
1に主回路電源電圧が印加され、モータ1が駆動され
る。
【0006】上述のようなモータ駆動状態において、非
常停止スイッチ5〜7のいずれかが押されると、それに
対応する接点5a、6a、7aのいずれかが開状態とな
り、スイッチングトランジスタ9の状態に拘わらず、電
磁接触器3のコイル3aに対する通電が停止され、電磁
接触器3が開状態から閉状態へと接点動作する。これに
よりモータ1への主回路電源の供給が遮断され、モータ
1が停止する。
【0007】(従来例2)図14は、特開昭64−14
91号公報に開示されたロボット等の産業機械用の非常
停止回路を示している。なお、図14において、図13
に示されているものと同等あるいは同一の構成要件に
は、図13に付けた符号と同一の符号を付けてその説明
を省略する。
【0008】この非常停止回路は、4軸用のものであ
り、各軸のモータ4の電源回路中に配置された電磁継電
器R11〜R14の常開A接点11a、12a、13
a、14aを有し、電磁継電器R11〜R14のコイル
11c、12c、13c、14cには電磁継電器R1
5、R16の常開A接点15a、16aが共に閉状態で
ある場合にのみ制御電源17より直流電流が供給され
る。
【0009】電磁継電器R15、R16のコイル15
c、16cには、非常停止スイッチ5および6とサーボ
制御用のCPU18内に構成されている異常停止回路1
9との直列回路、電磁継電器R15、R16の常閉B接
点15b、16bと電磁継電器R11〜R14の常閉B
接点11b〜14bとの直列回路、あるいは、電磁継電
器R15、R16のもう一つの常開A接点(自己保持接
点)15a’、16a’を介して制御電源17より直流
電流が選択的に供給される。
【0010】なお、CPU18には異常停止回路19に
よる非常停止を解除するための非常停止解除スイッチ2
0が接続されている。
【0011】つぎに動作について説明する。始動時や復
帰運転時(電磁継電器R11〜R16の全コイル11c
〜16cがオフ状態)において、非常停止スイッチ5、
6の接点が閉じられ、非常停止解除スイッチ20の操作
によって異常停止回路19が閉成すると、非常停止スイ
ッチ5、6と、異常停止回路19と、電磁継電器R1
5、R16の常閉B接点15b、16bと、電磁継電器
R11〜R14の常閉B接点11b〜14bを通って制
御電源17より直流電流が電磁継電器R15、R16の
コイル15c、16cに供給される。
【0012】これにより、電磁継電器R15、R16の
常開A接点15a、16aが共に閉状態になり、制御電
源17より直流電流が電磁継電器R11〜R14のコイ
ル11c〜14cに供給され、これらの常開A接点11
a〜14aが閉じ、モータ1の駆動回路10に主回路電
源電流が供給される。電磁継電器R11〜R14のコイ
ル11c〜14cが励磁することにより、電磁継電器R
11〜R14の常閉B接点11b〜14bが開成する
が、このときには電磁継電器R15、R16の自己保持
用の常開A接点15a’、16a’が閉状態になること
によって、電磁継電器R15、R16のコイル15c、
16cに対する通電が継続され、常開A接点15a、1
6aならびに電磁継電器R11〜R14の常開A接点1
1a〜14aが閉状態を維持する。
【0013】上述のような動作状態において、非常停止
スイッチ5あるいは6がオペレータにより押されたり、
CPU異常等の自己故障検出によって異常停止回路19
が閉成したりすると、電磁継電器R15、R16のコイ
ル15c、16cに対する通電が停止され、常開A接点
15a、15a’、16a、16a’が開き、電磁継電
器R15、R16のコイル15c、16cに対する通電
が停止され、これらの常開A接点11a〜14aが開
く。
【0014】これにより、オペレータによる非常停止操
作あるいは自己故障検出時には、モータ1への主回路電
源の供給が遮断され、モータ1が停止する。
【0015】(従来例3)図15は、非常停止回路を含
むティーチングボックス接続型のロボット制御装置の従
来例を示している。このロボット制御装置はロボットの
遠隔操作を行うためのティーチングボックス30をコネ
クタ31によって取り外し可能に接続される。モータ電
源回路40、41には電磁継電器R21の常開A接点2
1a、21bがそれぞれ接続されている。
【0016】電磁継電器R21のコイル21cは、モー
メンタリスイッチによるロボット起動スイッチ43と制
御装置上の非常停止スイッチ44との直列回路と、電磁
継電器R22、R23の常開A接点22a、23aと常
閉B接点22b、23bとの並列回路とにより通電を制
御される。なお、ロボット起動スイッチ43とは並列
に、起動スイッチオン保持ための電磁継電器R21の常
開A接点21dが設けられている。
【0017】ティーチングボックス30には非常停止ス
イッチ32が設けられている。非常停止スイッチ32は
コネクタ31のB1 端子とB2 端子により制御装置内の
電磁継電器R22のコイル22cと接続されている。非
常停止スイッチ32が操作されていない状態下では電磁
継電器R22のコイル22cに通電が行われ、非常停止
スイッチ32が操作されることにより電磁継電器R22
のコイル22cに対する通電が停止される。
【0018】また、制御装置内には、コネクタ31の内
部短絡Bn端子とBn-1端子により通電される、換言すれ
ば、コネクタ31によってティーチングボックス30に
接続されていることにより通電される電磁継電器R23
のコイル23cが設けられている。
【0019】つぎに、動作について説明する。ロボット
起動スイッチ43が押されると、閉状態の非常停止スイ
ッチ44、電磁継電器R22、R23の常閉B接点22
b、23bを介して電磁継電器R21のコイル21cに
電流が流れ、これの常開A接点21a、21bが閉じ、
モータ電源回路40、41が閉成する。この状態は、電
磁継電器R21の常開A接点21dが閉じることによ
り、ロボット起動スイッチ43の押釦が解除されても維
持される。
【0020】上述のような動作状態において、制御装置
上の非常停止スイッチ44が押されると、電磁継電器R
21のコイル21cに対する通電が停止されるため、こ
れの常開A接点21a、21b、21cが閉状態から開
状態に切り換わり、モータ電源回路40、41が開成す
ることでモータ電源が遮断され、モータは停止する。
【0021】また、上述のような動作状態において、テ
ィーチングボックス30の非常停止スイッチ32が押さ
れると、電磁継電器R22のコイル22cに対する通電
が停止されるため、これの常開A接点22aが閉状態か
ら開状態に切り換わると共に常閉B接点22bが開状態
から閉状態に切り換わる。これに対して電磁継電器R2
3の常開A接点23aは閉状態を、常閉B接点23bが
開状態を保つため、電磁継電器R21のコイル21cに
対する通電が停止され、これの常開A接点21a、21
b、21cが閉状態から開状態に切り換わり、モータ電
源回路40、41が開成することでモータ電源が遮断さ
れ、モータは停止する。
【0022】また、上述のような動作状態において、コ
ネクタ31のジャンパ線が取り外されると、電磁継電器
R23のコイル23cに対する通電が停止されるため、
これの常開A接点23aが閉状態から開状態に切り換わ
ると共に常閉B接点23bが開状態から閉状態に切り換
わる。これに対して電磁継電器R22の常開A接点22
aは閉状態を、常閉B接点22bが開状態を保つため、
電磁継電器R21のコイル21cに対する通電が停止さ
れ、これの常開A接点21a、21b、21cが閉状態
から開状態に切り換わり、モータ電源回路40、41が
開成することでモータ電源が遮断され、モータは停止す
る。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】従来例1〜3のいずれ
の非常停止回路においても、何らかの故障によって非常
停止スイッチの接点間が短絡すると、非常時にオペレー
タがその非常停止スイッチを操作しても、非常停止スイ
ッチが有効に機能せず、すなわち、非常停止スイッチの
接点が開状態にならず、このために、モータ電源が遮断
されず、モータには主回路電源電圧が印加された状態が
継続し、非常停止がかからないという問題点があった。
【0024】また、異常な箇所があったとしても、オペ
レータがその箇所を特定できる手段がなかった。
【0025】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、何らかの故障によって非常停
止スイッチの接点間が短絡しても、また、スイッチ、リ
レー等を結ぶケーブルに断線が発生した場合でも、モー
タの非常停止が確実に行われ、故障等の異常が発生した
場合は、二度と電源電圧がモータに印加されることがな
く、さらには異常箇所をユーザに特定させることが可能
なモータの非常停止装置を得ることを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、この発明によるモータの非常停止装置は、非常停
止スイッチの接点開閉により開閉動作する電磁接触器を
モータの主回路電源回路に有し、前記非常停止スイッチ
の操作により前記電磁接触器が開状態になり、前記モー
タに対する主回路電源の供給を停止するモータの非常停
止装置において、前記非常停止スイッチが同一開閉位相
の接点を並列に複数個有する多回路用スイッチにより構
成され、前記非常停止スイッチの複数個の接点のそれぞ
れの開閉により開閉動作する複数個の電磁接触器が前記
モータの主回路電源回路に互いに直列に接続されている
ものである。
【0027】つぎの発明によるモータの非常停止装置
は、前記非常停止スイッチの接点を含む非常停止回路の
それぞれにリレースイッチ回路が接続され、前記リレー
スイッチ回路は、前記非常停止スイッチの片方の接点が
短絡した異常状態になれば、前記電磁接触器が再度閉状
態になることを禁止するように構成されているものであ
る。
【0028】つぎの発明によるモータの非常停止装置
は、前記リレースイッチ回路が、前記非常停止スイッチ
の接点を含む非常停止回路のそれぞれに、モーメンタリ
スイッチによりオン・オフするリレースイッチの常開A
接点と、前記電磁接触器のコイルに対する通電を制御す
るリレースイッチのコイルとが直列接続され、前記電磁
接触器のコイルの電源回路には各非常停止回路にコイル
を有する前記リレースイッチの常開A接点が直列接続さ
れ、前記モーメンタリスイッチによりオン・オフする前
記リレースイッチのコイルの電源回路に、各非常停止回
路にコイルを有する前記リレースイッチの常閉B接点が
接続されたリレースイッチ回路であるものである。
【0029】つぎの発明によるモータの非常停止装置
は、前記非常停止スイッチの接点の開閉状態を検出する
接点開閉状態検出器を各接点毎に有し、前記接点開閉状
態検出器の出力信号により前記非常停止スイッチの接点
の開閉状態を判定し、その判定結果を表示する表示手段
を有しているものである。
【0030】つぎの発明によるモータの非常停止装置
は、前記非常停止スイッチが接点が2個の2回路用スイ
ッチにより構成されて複数個配置され、各非常停止スイ
ッチの接点を直列に有する2個の非常停止回路に直流を
同一方向に流すよう構成されていることを特徴とする請
求項1〜4のいずれか一つに記載のモータの非常停止装
置。
【0031】つぎの発明によるモータの非常停止装置
は、前記非常停止スイッチが接点が2個の2回路用スイ
ッチにより構成されて複数個配置され、各非常停止スイ
ッチの接点を直列に有する2個の非常停止回路に直流を
互いに逆方向に流すよう構成されているものである。
【0032】つぎの発明によるモータの非常停止装置
は、前記非常停止スイッチが複数個設けられてその各非
常停止スイッチがそれぞれ独立電源のリレースイッチに
より構成され、前記リレースイッチの接点により個別に
オン・オフ動作して前記非常停止スイッチの接点の開閉
状態を検出する接点開閉状態検出器を各接点毎に有し、
前記接点開閉状態検出器の出力信号により前記非常停止
スイッチの接点の開閉状態を判定し、その判定結果を表
示する表示手段を有しているものである。
【0033】
【発明の実施の形態】以下に添付の図を参照して、この
発明に係るモータの非常停止装置の実施の形態を詳細に
説明する。なお、以下に説明するこの発明の実施の形態
において上述の従来例と同一構成の部分は、上述の従来
例に付した符号と同一の符号を付してその説明を省略す
る。
【0034】実施の形態1.図1(a)〜(c)はこの
発明によるモータの非常停止装置の実施の形態1を示し
ている。図1(a)はモータ駆動用の電力回路を示して
いる。この電力回路は、モータ1と3相電源2との間に
第一の電磁接触器(MC1)3と第二の電磁接触器(M
C2)51との直列回路とアンプ4とが接続され、3相
電源2は第一の電磁接触器3と第二の電磁接触器51と
の直列回路とアンプ4とを介してモータ1に3相交流を
供給する。
【0035】図1(b)は、第一の電磁接触器3と第二
の電磁接触器51のコイル通電回路を示している。この
コイル通電回路は、交流電源回路において、第一の電磁
接触器(MC1)3のコイル3aと第二の電磁接触器
(MC2)51のコイル51aとを互いに並列に有し、
コイル3aの回路には押ボタン式の複数個の非常停止ス
イッチ5、6、7の各接点5a、6a、7aが直列に接
続され、またコイル51aの回路には上述の複数個の非
常停止スイッチ5、6、7のもう一つの各接点5b、6
b、7bが直列に接続され、これら回路に直列に電磁継
電器RA1の常開A接点52aが接続されている。
【0036】非常停止スイッチ5〜7はそれぞれ同一開
閉位相の接点を並列に2個有する2回路用スイッチに構
成され、非常停止スイッチ5の接点5aと5b、非常停
止スイッチ6の接点6aと6b、非常停止スイッチ7の
接点7aと7bは、各非常停止スイッチ毎に連動して同
一開閉位相で開閉する。たとえば、非常停止スイッチ5
が押されると、接点5aと5bとが同時に開状態に設定
される。
【0037】図1(c)は、電磁継電器RA1のコイル
通電回路を示している。このコイル通電回路は、サーボ
制御部8によってベース電流を制御されるスイッチング
トランジスタ9と直列に電磁継電器RA1のコイル52
cを有し、コイル52cはスイッチングトランジスタ9
により通電を制御される。
【0038】つぎに動作について説明する。非常停止ス
イッチ5〜7の全てが押されておらず、接点5a、5
b、6a、6b、7a、7bの全てが閉状態にあり、サ
ーボ制御部8がスイッチングトランジスタ9にベース電
流を流すと、スイッチングトランジスタ9がベース電流
によってコレクタ電流を流してオン状態になり、コレク
タ−エミッタ間に電磁継電器RA1のコイル52cに対
する励磁電流が流れる。これによって電磁継電器RA1
の接点52aが閉じ、第一の電磁接触器3のコイル3a
と第二の電磁接触器51のコイル51aが励磁する。
【0039】これにより、第一の電磁接触器3と第二の
電磁接触器51とが共に開状態から閉状態へと接点動作
し、この結果、3相電源2とアンプ4とが導通接続さ
れ、モータ1に対して主回路電源電圧が印加され、モー
タ1が駆動される。
【0040】上述のようなモータ駆動状態において、非
常停止スイッチ5〜7のいずれかが押されると、それに
対応する接点5aと5b、6aと6b、7aと7bのい
ずれかが開状態となり、スイッチングトランジスタ9の
状態に拘わらず、第一の電磁接触器3のコイル3aと第
二の電磁接触器51のコイル51aに対する通電が停止
され、第一の電磁接触器3と第二の電磁接触器51とが
共に閉状態から開状態へと接点動作する。これによりモ
ータ1への主回路電源の供給が遮断され、モータ1が停
止する。
【0041】何らかの故障によって非常停止スイッチ
5、6、7のいずれかの接点、たとえば、非常停止スイ
ッチ5の一方の接点5aが短絡状態に陥った場合には、
非常停止スイッチ5が操作されても、接点5aは開状態
にならないが、他方の接点5bが開状態となり、第二の
電磁接触器51のコイル51aに対する通電が停止さ
れ、第二の電磁接触器51が閉状態から開状態へと接点
動作することで、モータ1への主回路電源の供給が遮断
され、モータ1が停止する。
【0042】この非常停止装置では、非常停止スイッチ
5、6、7がそれぞれ2接点を有し、一方の接点が短絡
したり、そこにつながれているケーブル等が断線したと
しても、他方の接点の回路により非常停止スイッチが有
効に作用し、モータをオペレータの意思通りに非常停止
させることができる。
【0043】この非常停止回路は、2回路化(多重化)
することにより、非常停止動作のフェールセーフを図っ
たものであり、この多重化は、必要に応じて3回路化、
4回路化することが可能であり、非常停止スイッチを、
同一開閉位相の接点を並列に複数個(3個、4個…)有
する多回路用スイッチにより構成し、非常停止スイッチ
の複数個の接点のそれぞれの開閉により開閉動作する複
数個(3個、4個…)の電磁接触器をモータ1の主回路
電源回路に互いに直列に接続すればよい。
【0044】実施の形態2.図2(a)、(b)はこの
発明によるモータの非常停止装置の実施の形態2を示し
ている。なお、図2において、図1に対応する部分は、
図1に付した符号と同一の符号を付けて、その説明を省
略する。
【0045】図2(a)は、モータ駆動用の電力回路を
示している。この電力回路は実施の形態1におけるもの
(図1(a)に示されているもの)と同じである。
【0046】図2(b)は、第一の電磁接触器3と第二
の電磁接触器51のコイル通電回路を示している。この
コイル通電回路は、直流電源回路において、第一の電磁
接触器(MC1)3のコイル3aと第二の電磁接触器
(MC2)51のコイル51aとを互いに並列に有し、
コイル3aの回路には押ボタン式の複数個の非常停止ス
イッチ5、6、7の各接点5a、6a、7aが直列に接
続され、またコイル51aの回路には上述の複数個の非
常停止スイッチ5、6、7のもう一つの各接点5b、6
b、7bが直列に接続され、これら回路に直列にスイッ
チングトランジスタ9が直接接続されている。
【0047】なお、この実施の形態では、接点5a、6
a、7aとコイル3aによる非常停止回路と、接点5
b、6b、7bとコイル51aによる非常停止回路に
は、互いに同方向に直流電流が流れる。
【0048】非常停止スイッチ5、6、7の各接点5
a、5b、6a、6b、7a、7bの後段には、各接点
の開閉状態を検出するためのフォトカプラ(接点開閉状
態検出器)61〜66の発光素子が分岐接続されてい
る。フォトカプラ61〜66の受光側のトランジスタ
は、図3に示されているように、それぞれインバータI
C67と接続され、受光側のトランジスタの信号はイン
バータIC67によって反転される。
【0049】それら6本の信号*χ(*はそれぞれのフ
ォトカプラの番号と対応する)はサーボ制御部8に入力
され、信号*χのビットによってサーボ制御部8が、非
常停止スイッチ5、6、7がどのような状態であるかを
判定(接点正常・異常判定)する。
【0050】つぎに、動作について説明する。非常停止
スイッチ5〜7の全てが押されておらず、接点5a、5
b、6a、6b、7a、7bの全てが閉状態にあり、サ
ーボ制御部8がスイッチングトランジスタ9にベース電
流を流すと、スイッチングトランジスタ9がベース電流
によってコレクタ電流を流してオン状態になり、コレク
タ−エミッタ間に第一の電磁接触器3のコイル3aと第
二の電磁接触器51のコイル51aに対する励磁電流が
流れる。
【0051】これにより、第一の電磁接触器3と第二の
電磁接触器51とが共に開状態から閉状態へと接点動作
し、この結果、3相電源2とアンプ4とが導通接続さ
れ、モータ1に主回路電源電圧が印加され、モータ1が
駆動される。
【0052】上述のようなモータ駆動状態において、非
常停止スイッチ5〜7のいずれかが押されると、それに
対応する接点5aと5b、6aと6b、7aと7bのい
ずれかが開状態となり、スイッチングトランジスタ9の
状態に拘わらず、第一の電磁接触器3のコイル3aと第
二の電磁接触器51のコイル51aに対する通電が停止
され、第一の電磁接触器3と第二の電磁接触器51とが
共に閉状態から開状態へと接点動作する。これによりモ
ータ1への主回路電源の供給が遮断され、モータ1が停
止する。
【0053】この実施の形態においても、何らかの故障
によって非常停止スイッチ5、6、7のいずれかの接
点、たとえば、非常停止スイッチ5の一方の接点5aが
短絡状態に陥った場合には、非常停止スイッチ5が操作
されても、接点5aは開状態にならないが、他方の接点
5bが開状態となり、第二の電磁接触器51のコイル5
1aに対する通電が停止され、第二の電磁接触器51が
閉状態から開状態へと接点動作することで、モータ1へ
の主回路電源の供給が遮断され、モータ1が停止する。
【0054】この実施の形態でも、非常停止スイッチ
5、6、7がそれぞれ2接点を有し、その一方の接点が
短絡したり、そこにつながれているケーブル等が断線し
たとしても、他方の接点の回路により非常停止スイッチ
が有効に作用し、モータをオペレータの意思通りに非常
停止させることができる。
【0055】つぎに、非常停止回路の異常状態の表示動
作を図4〜図6を参照して説明する。図4は、異常状態
表示処理フローを示している。この処理フローでは、ま
ず、各非常停止スイッチ5、6、7の系統異常チェック
を行う(ステップS100)。この系統異常チェックは
図5に示されている系統異常チェックのサブルーチンに
よって行われる。
【0056】系統異常チェックのサブルーチンでは、非
常停止スイッチ5の接点5aと5bの相互チェック(ス
テップS200)、非常停止スイッチ6の接点6aと6
bの相互チェック(ステップS210)、非常停止スイ
ッチ7の接点7aと7bの相互チェック(ステップS2
20)を順に行う。
【0057】この各非常停止スイッチ5〜7の接点の相
互チェックは、図6に示されている相互チェックのサブ
ルーチンにより行われる。
【0058】相互チェックのサブルーチンでは、対応す
るフォトカプラ61〜66のビットデータをリード・ス
トアする(ステップS300)。このビットデータのリ
ードは、非常停止スイッチ5の接点5aと5bの相互チ
ェックではフォトカプラ61と62のビットデータ61
χ、62χのリードであり、非常停止スイッチ6の接点
6aと6bの相互チェックではフォトカプラ63と64
のビットデータ63χ、64χのリードであり、非常停
止スイッチ7の接点7aと7bの相互チェックではフォ
トカプラ65と66のビットデータ65χ、66χのリ
ードである。
【0059】つぎに、リード・ストアした各非常停止ス
イッチ5〜7の接点のビットデータにより各非常停止ス
イッチの接点の状態を判定し(ステップS310)、接
点状態の判定に従って接点フラグ(0,1,2)をソフ
トウェアにて設定し、その値をメモリに格納する(ステ
ップS320)。
【0060】なお、ここでは、状態判定のためのフォト
カプラ61〜66のビットデータ61χ〜66χは、接
点開状態では“0”、接点閉状態では“1”とする。ま
た、接点フラグは、正常時は“0”、非常停止スイッチ
操作による非常停止状態は“1”、接点異常(片側の接
点のみ開状態)は“2”とする。非常停止スイッチ5の
接点状態の判定は表1、非常停止スイッチ6の接点状態
の判定は表2、非常停止スイッチ7の接点状態の判定は
表3にそれぞれ示されているように行われる。
【0061】
【表1】
【0062】
【表2】
【0063】
【表3】
【0064】上述のように、各非常停止スイッチ5〜7
の接点の相互チェックが完了すると、図4のフローチャ
ートのステップS120に戻る。ステップS120で
は、接点フラグを読み取り、非常停止回路に異常がある
否かを判定する。この非常停止回路の異常判定は、接点
フラグの値において“2”がセットされているか否かの
判別により行われる。
【0065】3つの接点フラグのうち、一つでも“2”
がある場合には、非常停止回路に異常が発生したと判定
され、その旨をオペレータに対して通知すべく、サーボ
制御部8に接続されている表示部53にアラームメッセ
ージを表示する(ステップS150)。この表示内容は
例えば、「操作パネル非常停止部分に何らかの異常が発
生した模様です。スイッチの短絡などの故障、あるいは
断線などが発生していないか確認願います」というもの
である。
【0066】3つの接点フラグに“2”が一つもなれけ
ば、接点フラグをもとに非常停止が発生していないか否
かを判定する(ステップS130)。この判定の手順は
表4にしたがって実施される。なお、表中の“0”ある
いは“1”という数字は接点フラグを表す。
【0067】
【表4】
【0068】表4において、「このデータ形式はありえ
ない」としてあるのには、つぎの理由がある。接点フラ
グはもともとフォトカプラ61〜66の信号を元に設定
されているものであるが、直列に並べられた非常停止ス
イッチにおいて、電源(Vdc)側に近いもの、例えば
非常停止スイッチ5が押された場合、その非常停止スイ
ッチ5の接点5a、5bよりもグラウンド側に配置され
ている部品にはすべて電流が流れていかないため、すべ
てのフォトカプラが発光側に電流が供給されず、見かけ
上すべての非常停止スイッチが押されたことと等価にな
るためである。
【0069】非常停止の判定がなされれば、その旨をオ
ペレータに対して通知すべく、サーボ制御部8に接続さ
れている表示部53にアラームメッセージを表示する
(ステップS140)。このメッセージ内容は、例え
ば、「ティーチングボックス非常停止が発生しました」
というものである。
【0070】この非常停止装置では、非常停止スイッチ
5、6、7がそれぞれ2接点を有し、一方の接点が短絡
したとしても、あるいはそこにつながれているケーブル
等が断線したとしても、他方の接点により非常停止スイ
ッチが有効に作用し、モータをオペレータの意思通りに
非常停止させることができ、さらに、非常停止の発生あ
るいは非常停止回路の異常を検知し、それを外部に知ら
せることができる。
【0071】電源側に近いもの、例えば、非常停止スイ
ッチ5が押された場合、その非常停止スイッチ5の接点
5a、5bよりもグラウンド側に配置されている部品に
はすべて電流が流れていかないため、すべてのフォトカ
プラが発光側に電流が供給されず、見かけ上すべての非
常停止スイッチが押されたことと等価になるためであ
る。
【0072】実施の形態3.図7はこの発明によるモー
タの非常停止装置の実施の形態3を示している。なお、
図7において、図2に対応する部分は、図2に付した符
号と同一の符号を付けて、その説明を省略する。また、
この実施の形態におけるモータ駆動用の電力回路は図2
(a)に示されているものと同一であるので、それの図
示は省略する。
【0073】実施の形態3では、非常停止スイッチ5は
並列配置のリレースイッチ71、72のそれぞれの通電
を制御する接点5c、5dを並列に有している。リレー
スイッチ71の常開A接点71aが第一の電磁接触器3
のコイル3aの電源回路に配置され、リレースイッチ7
1のもう一つの常開A接点71bがフォトカプラ61の
電源回路に配置され、またリレースイッチ72の常開A
接点72aが第二の電磁接触器51のコイル51aの電
源回路に配置され、リレースイッチ72のもう一つの常
開A接点72bがフォトカプラ62の電源回路に配置さ
れている。
【0074】非常停止スイッチ6は並列配置のリレース
イッチ73、74のそれぞれの通電を制御する接点6
c、6dを並列に有している。リレースイッチ73の常
開A接点73aが第一の電磁接触器3のコイル3aの電
源回路に配置され、リレースイッチ73のもう一つの常
開A接点73bがフォトカプラ63の電源回路に配置さ
れ、またリレースイッチ74の常開A接点74aが第二
の電磁接触器51のコイル51aの電源回路に配置さ
れ、リレースイッチ74のもう一つの常開A接点74b
がフォトカプラ64の電源回路に配置されている。
【0075】非常停止スイッチ7は並列配置のリレース
イッチ75、76のそれぞれの通電を制御する接点7
c、7dを並列に有している。リレースイッチ75の常
開A接点75aが第一の電磁接触器3のコイル3aの電
源回路に配置され、リレースイッチ75のもう一つの常
開A接点75bがフォトカプラ65の電源回路に配置さ
れ、またリレースイッチ76の常開A接点76aが第二
の電磁接触器51のコイル51aの電源回路に配置さ
れ、リレースイッチ76のもう一つの常開A接点76b
がフォトカプラ66の電源回路に配置されている。
【0076】この実施の形態では、各非常停止スイッチ
5〜7の接点はそれぞれ独立しており、各非常停止スイ
ッチ5〜7に対応するリレースイッチ71〜76の接点
の信号は他に干渉されることがなく、フォトカプラ61
〜66が、それぞれ並列の関係で、非常停止スイッチ5
〜7の接点の開閉に応じて個別に通電が制御される。
【0077】これにより、この実施の形態3は、電源
(Vdc)側に近いもの、例えば非常停止スイッチ5が
押されても、フォトカプラ61〜66のビット信号判定
において、それよりグラウンド側のすべての非常停止ス
イッチが、見かけ上、押されたことになることがないこ
とについて、実施の形態2のものより改善される。
【0078】なお、この実施の形態3でも、他のことに
ついては、実施の形態2における場合と同等の作用、効
果が得られる。
【0079】実施の形態4.図8はこの発明によるモー
タの非常停止装置の実施の形態4を示している。なお、
図8において、図2に対応する部分は、図2に付した符
号と同一の符号を付けて、その説明を省略する。また、
この実施の形態におけるモータ駆動用の電力回路は図2
(a)に示されているものと同一であるので、それの図
示は省略する。
【0080】この実施の形態では、接点5a、6a、7
aとコイル3aによる非常停止回路と、接点5b、6
b、7bとコイル51aによる非常停止回路には、互い
に逆方向に直流電流が流れるように、これら非常停止回
路が電源(Vdc)に対して互に逆に接続されており、
これら各非常停止回路のグラウンド側にそれぞれスイッ
チングトランジスタ9a、9bが接続されている。スイ
ッチングトランジスタ9aと9bとは、サーボ制御部8
によりベース電流を同期制御され、同期動作するもので
ある。上述のこと以外は、実施の形態2と同等に構成さ
れている。
【0081】これにより、この実施の形態4でも、実施
の形態2における場合と同等の作用、効果が得られ、そ
してこの実施の形態4では、二つの非常停止回路に対し
て同方向に電流を流す場合に比較して、電流が流れる接
点の順番が逆になることにより、また2接点に常に反対
方向に電流が流れることにより、直列接続の非常停止ス
イッチ5〜7の接点5a、6a、7aと接点5b、6
b、7bとで優先順位(最電源側が最上位)とで逆な
り、回路としての信頼性が高くなり、より信頼性の高い
非常停止回路を構築することができる。
【0082】実施の形態5.図9は、この発明によるモ
ータの非常停止装置の実施の形態5を示している。な
お、図9において、図1に対応する部分は、図1に付し
た符号と同一の符号を付けて、その説明を省略する。
【0083】この実施の形態では、第一の電磁接触器3
のコイル3aの電源回路には、リレーボックス80のリ
レースイッチR81、R82の常開A接点81a、82
aと、リレースイッチR83の常閉B接点83aとが直
列接続され、また第二の電磁接触器51のコイル51a
の電源回路には、リレーボックス80のリレースイッチ
R81、R82の常開A接点81b、82bと、リレー
スイッチR83の常閉B接点83bとが直列接続されて
いる。
【0084】非常停止スイッチ5〜7の接点5a、6
a、7aの回路には、リレーボックス80のリレースイ
ッチR83の常開A接点83cとリレースイッチR81
の自己保持用の常開A接点81cとの並列回路と、リレ
ースイッチR81のコイル81dとが接続され、非常停
止スイッチ5〜7の接点5b、6b、7bの回路には、
リレーボックス80のリレースイッチR83の常開A接
点83dとリレースイッチR82の自己保持用の常開A
接点82cとの並列回路と、リレースイッチR82のコ
イル82dとが接続されている。
【0085】リレースイッチR83のコイル83eの電
源回路には、モーメンタリスイッチ(S1)84、第一
の電磁接触器3の常閉B接点3b、第二の電磁接触器5
1の常閉B接点51b、リレースイッチR81、R82
の常閉B接点81e、82e、自己保持用の常開A接点
83fとが接続されている。
【0086】つぎに、図10に示されているタイムチャ
ートを参照して動作について説明する。非常停止スイッ
チ5〜7がすべて押されていない状態で、オペレータが
モーメンタリスイッチ84を押すと、第一の電磁接触器
3の常閉B接点3b、第二の電磁接触器51の常閉B接
点51b、リレースイッチR81、R82の常閉B接点
81e、82eを経てリレースイッチR83のコイル8
3eに電流が流れ、リレースイッチR83がオンする。
【0087】これによりリレースイッチR83の常開A
接点83c〜83fは開から閉に、常閉B接点83a、
83bが閉から開に変化し、リレースイッチR81、R
82のコイル81d、82dに電流が流れ、リレースイ
ッチR81、R82がオンし、リレースイッチR81、
R82の常開A接点81a〜81c、82a〜82cが
開から閉に変化し、常閉B接点81e、82eが閉から
開に変化する。
【0088】オペレータがモーメンタリスイッチ84を
離すと、リレースイッチR83のコイル83eに流れる
電流が遮断されるため、リレースイッチR83の常開A
接点83c〜83fは閉から開に、常閉B接点83a、
83bが開から閉に変化し、第一の電磁接触器3のコイ
ル3aと第二の電磁接触器51のコイル51aとに電流
が流れ、第一の電磁接触器3と第二の電磁接触器51と
が共に開状態から閉状態へと接点動作する。この結果、
3相電源2とアンプ3とが導通接続され、モータ1に主
回路電源電圧が印加され、モータ1が駆動される。
【0089】上述のように、主回路電源電圧がモータ1
に印加されている状態で、再度オペレータがモーメンタ
リスイッチ84を押したとしても、第一の電磁接触器3
の常閉B接点3b、第二の電磁接触器51の常閉B接点
51bが開になっているため、リレースイッチR83が
オンすることはなく、リレーボックス80の動作になん
ら影響を与えることはない。
【0090】上述のようなモータ駆動状態において、非
常停止スイッチ5〜7のいずれが押されると、たとえ
ば、非常停止スイッチ5が押されると、接点5aと5b
とが開状態となり、リレースイッチR81、R82のコ
イル81d、82dに対する通電が停止され、リレース
イッチR81、R82の常開A接点81a〜81c、8
2a〜82cが閉から開に変化する。これにより、第一
の電磁接触器3のコイル3aと第二の電磁接触器51の
コイル51aに対する通電が停止され、第一の電磁接触
器3と第二の電磁接触器51とが共に閉状態から開状態
へと接点動作する。これによりモータ1への主回路電源
の供給が遮断され、モータ1が停止する。
【0091】何らかの故障によって非常停止スイッチ
5、6、7のいずれかの接点、たとえば、非常停止スイ
ッチ5の一方の接点5aが短絡状態に陥った場合には、
非常停止スイッチ5が操作されても、接点5aは開状態
にならないが、他方の接点5bが開状態となることで、
リレースイッチR82のコイル82dに対する通電が停
止され、リレースイッチR82の常開A接点82a〜8
2cが閉から開に変化する。
【0092】これにより、第一の電磁接触器3のコイル
3aと第二の電磁接触器51のコイル51aに対する通
電が停止され、第一の電磁接触器3と第二の電磁接触器
51とが共に閉状態から開状態へと接点動作する。これ
によりモータ1への主回路電源の供給が遮断され、モー
タ1が停止する。
【0093】上述のような非常停止スイッチの接点不良
状態のまま、オペレータが特に異常に気づかずに再度、
モーメンタリスイッチ84を押したとしても、リレース
イッチR81がオン状態を維持していて常開A接点81
aが閉となっているため、リレースイッチR83のコイ
ル83eに電流を流すことができない。したがって、リ
レースイッチR83はオンすることがなく、リレースイ
ッチR82のコイル82dに電流が流れず、リレースイ
ッチR82がオンしないから、第一の電磁接触器3のコ
イル3aと第二の電磁接触器51のコイル51aに電流
を流すことが不可能となっている。
【0094】すなわち、一度、非常停止スイッチの2接
点のうちの1つが短絡しているといった故障あるいは異
常が非常停止回路に発生した場合、再度モータ1へ主回
路電源電圧を印加することは不可能となり、より高い安
全性が確保される。
【0095】なお、リレーボックス80は、個別の部品
を組み合わせにより構成されることもあるし、また、セ
イフティリレーと呼ばれるひとつの部品を使うこともあ
るが、その機能は、上述のとおりのものである。
【0096】この非常停止装置では、非常停止スイッチ
5、6、7がそれぞれ2接点を有し、一方の接点が短
絡、あるいはそこにつながれているケーブル等が断線し
たとしても、他方の接点の回路によって非常停止スイッ
チが有効に作用し、モータをオペレータの意思通りに非
常停止させることができ、しかも一度非常停止回路中に
異常が発生した場合には、2度とモータに主回路電源電
圧が印加されることはないため、より高い安全性が得ら
れる。
【0097】また、このモータの非常停止装置の非常停
止回路は、欧州における安全規格pr−EN954−1
「機械類の安全性−制御システムの安全性に関連する部
分−パート1:設計の原則」の中の7章に記載されてい
る「1回の故障は安全機能の消失を招かない」と云う内
容に適合したものになる。
【0098】実施の形態6.図11は、この発明による
モータの非常停止装置の実施の形態6を示している。な
お、図11において、図2、図9に対応する部分は、図
2、図9に付した符号と同一の符号を付けて、その説明
を省略する。また、この実施の形態におけるモータ駆動
用の電力回路は図2(a)に示されているものと同一で
あるので、その図示および説明は省略する。
【0099】この実施の形態は、実施の形態5のもの
に、実施の形態2における表示機能を組み合わせたもの
である。なお、非常停止回路の電源は、実施の形態2と
同様に、直流で2系統方向になっている。
【0100】すなわち、実施の形態5の構成において、
非常停止スイッチ5、6、7の各接点5a、5b、6
a、6b、7a、7bの後段に、各接点の開閉状態を検
出するためのフォトカプラ61〜66の発光素子が分岐
接続されている。フォトカプラ61〜66の受光側のト
ランジスタの信号はサーボ制御部8に入力され、信号の
ビットによってサーボ制御部8が、非常停止スイッチ
5、6、7がどのような状態であるかを判定し、その判
定結果を表示部53に表示する。
【0101】従って、この実施の形態では、実施の形態
5と同じように非常停止回路が作用し、2接点を有して
いる非常停止スイッチ5、6、7の一方の接点が短絡、
あるいはそこにつながれているケーブル等が断線したと
しても、他方の接点の回路によって非常停止スイッチが
有効に作用し、モータをオペレータの意思通りに非常停
止させることができ、しかも一度非常停止回路中に異常
が発生した場合には、2度とモータに主回路電源電圧が
印加することはないため、より高い安全性が得られ、そ
の上に、非常停止の発生あるいは非常停止回路の異常を
検知し、それを外部に知らせることができる。
【0102】実施の形態7.図12は、この発明による
モータの非常停止装置の実施の形態7を示している。な
お、図12において、図8、図9に対応する部分は、図
8、図9に付した符号と同一の符号を付けて、その説明
を省略する。また、この実施の形態におけるモータ駆動
用の電力回路は図2(a)に示されているものと同一で
あるので、それの図示は省略する。
【0103】この実施の形態は、実施の形態5のもの
に、実施の形態2における表示機能を組み合わせたもの
である。非常停止回路の電源は、実施の形態4と同様
に、直流で、接点5a、6a、7a、リレーボックス8
0による非常停止回路と、接点5b、6b、7b、リレ
ーボックス80による非常停止回路には、互いに逆方向
に直流電流が流れるように、これら非常停止回路が電源
(Vdc)に対して互に逆に接続されている。また、第
一の電磁接触器3のコイル3aの電源回路と、第二の電
磁接触器51のコイル51aの電源回路にも互いに逆方
向に直流電流が流れるように、これら電源回路が電源
(Vdc)に対して互に逆に接続されている。
【0104】従って、この実施の形態では、実施の形態
5と同じように非常停止回路が作用し、2接点を有して
い非常停止スイッチ5、6、7の一方の接点が短絡、あ
るいはそこにつながれているケーブル等が断線したとし
ても、他方の接点の回路によって非常停止スイッチが有
効に作用し、モータをオペレータの意思通りに非常停止
させることができ、しかも一度非常停止回路中に異常が
発生した場合には、2度とモータに主回路電源電圧が印
加することはないため、より高い安全性が得られ、その
上に、非常停止の発生あるいは非常停止回路の異常を検
知し、それを外部に知らせることができ、さらに、二つ
の非常停止回路に対して同方向に電流を流す場合に比較
して、電流が流れる接点の順番が逆になることにより、
また2接点に常に反対方向に電流が流れることにより、
回路としての信頼性が高くなり、より信頼性の高い非常
停止回路を構築することができる。
【0105】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、この発
明によるモータの非常停止装置によれば、非常停止スイ
ッチが同一開閉位相の接点を並列に複数個有する多回路
用スイッチにより構成され、非常停止スイッチの複数個
の接点のそれぞれの開閉により開閉動作する複数個の電
磁接触器が前記モータの主回路電源回路に互いに直列に
接続されているから、非常停止スイッチの一つの接点が
短絡したり、そこにつながれているケーブル等が断線し
たとしても、他の接点の回路により非常停止スイッチが
有効に作用し、モータをオペレータの意思通りに非常停
止させることができる。
【0106】つぎの発明によるモータの非常停止装置に
よれば、非常停止スイッチの接点を含む非常停止回路の
それぞれにリレースイッチ回路が接続され、非常停止ス
イッチの片方の接点が短絡した異常状態になれば、リレ
ースイッチ回路の動作により電磁接触器が再度閉状態に
なることを禁止するから、故障等の異常が発生した場合
には、二度とモータ電源電圧がモータに印加されること
がなく、より高い安全性が確保されるようになる。
【0107】つぎの発明によるモータの非常停止装置に
よれば、リレースイッチ回路が、非常停止スイッチの接
点を含む非常停止回路のそれぞれに、モーメンタリスイ
ッチによりオン・オフするリレースイッチの常開A接点
と、電磁接触器のコイルに対する通電を制御するリレー
スイッチのコイルとが直列接続され、電磁接触器のコイ
ルの電源回路には各非常停止回路にコイルを有するリレ
ースイッチの常開A接点が直列接続され、モーメンタリ
スイッチによりオン・オフするリレースイッチのコイル
の電源回路に、各非常停止回路にコイルを有するリレー
スイッチの常閉B接点が接続されたリレースイッチ回路
であることによって、このリレースイッチ回路の動作に
より電磁接触器が再度閉状態にすることを禁止するか
ら、故障等の異常が発生した場合には、二度とモータ電
源電圧がモータに印加されることがなく、より高い安全
性が確保されるようになる。
【0108】つぎの発明によるモータの非常停止装置に
よれば、非常停止スイッチの各接点毎に設けられた接点
開閉状態検出器の出力信号により非常停止スイッチの接
点の開閉状態を判定し、その判定結果を表示手段に表示
するから、非常停止の発生あるいは非常停止回路の異常
を検知し、それを外部に知らせることができる。
【0109】つぎの発明によるモータの非常停止装置に
よれば、各非常停止スイッチの接点を直列に有する2個
の非常停止回路に直流を同一方向に流すから、これらの
電源回路構成が簡単なものになり、非常停止スイッチの
一つの接点が短絡したり、そこにつながれているケーブ
ル等が断線したとしても、他の接点の回路により非常停
止スイッチが有効に作用し、モータをオペレータの意思
通りに非常停止させることができる。
【0110】つぎの発明によるモータの非常停止装置に
よれば、各非常停止スイッチの接点を直列に有する2個
の非常停止回路に直流を互いに逆方向に流すから、二つ
の非常停止回路に対して同方向に電流を流す場合に比較
して、電流が流れる接点の順番が逆になることにより、
また2接点に常に反対方向に電流が流れることにより、
回路としての信頼性が高くなり、より信頼性の高い非常
停止回路を構築することができる。
【0111】つぎの発明によるモータの非常停止装置に
よれば、複数個の非常停止スイッチがそれぞれ独立電源
のリレースイッチにより構成され、このリレースイッチ
の接点により各接点の接点開閉状態検出器がオン・オフ
動作して接点開閉状態検出器の出力信号により非常停止
スイッチの接点の開閉状態を判定するから、電源側に近
い非常停止スイッチが押されても、接点開閉状態検出器
の出力信号判定において、それよりグラウンド側のすべ
ての非常停止スイッチが、見かけ上、押されたことにな
ることがなく、非常停止の発生箇所を正確に外部に知ら
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)、(b)、(c)はこの発明によるモ
ータの非常停止装置の実施の形態1を示すモータ駆動用
の電力回路図、電磁接触器のコイル電源回路図、電磁継
電器のコイル電源回路図である。
【図2】 (a)、(b)はこの発明によるモータの非
常停止装置の実施の形態2を示すモータ駆動用の電力回
路図、電磁接触器のコイル電源回路図である。
【図3】 実施の形態2における非常停止装置で使用さ
れるフォトカプラの信号部分の詳細図である。
【図4】 実施の形態2による非常停止装置における状
態表示処理のフローチヤートである。
【図5】 状態表示処理における系統異常チェックのサ
ブルーチンを示すフローチヤートである。
【図6】 状態表示処理における相互チェックのサブル
ーチンを示すフローチヤートである。
【図7】 この発明によるモータの非常停止装置の実施
の形態3を示す電磁接触器のコイル電源回路図である。
【図8】 この発明によるモータの非常停止装置の実施
の形態4を示す電磁接触器のコイル電源回路図である。
【図9】 この発明によるモータの非常停止装置の実施
の形態5を示す電磁接触器のコイル電源回路図である。
【図10】 実施の形態5によるモータの非常停止装置
の各接点の開閉タイミングを示すタイミングチャートで
ある。。
【図11】 この発明によるモータの非常停止装置の実
施の形態6を示す電磁接触器のコイル電源回路図でであ
る。
【図12】 この発明によるモータの非常停止装置の実
施の形態7を示す電磁接触器のコイル電源回路図であ
る。
【図13】 モータの非常停止装置の従来例1の構成を
示す回路図である。
【図14】 モータの非常停止装置の従来例2の構成を
示す回路図である。
【図15】 モータの非常停止装置の従来例3の構成を
示す回路図である。
【符号の説明】
1 モータ,2 3相電源,3 第一の電磁接触器,5
〜7 非常停止スイッチ,5a,5b,6a,6b,7
a,7b 接点 51 第二の電磁接触器,61〜66
フォトカプラ,71〜76 リレースイッチ,80
リレーボックス,81〜83 リレースイッチ,84
モーメンタリスイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古川 達彦 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三 菱電機エンジニアリング株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非常停止スイッチの接点開閉により開閉
    動作する電磁接触器をモータの主回路電源回路に有し、
    前記非常停止スイッチの操作により前記電磁接触器が開
    状態になり、前記モータに対する主回路電源の供給を停
    止するモータの非常停止装置において、 前記非常停止
    スイッチが同一開閉位相の接点を並列に複数個有する多
    回路用スイッチにより構成され、前記非常停止スイッチ
    の複数個の接点のそれぞれの開閉により開閉動作する複
    数個の電磁接触器が前記モータの主回路電源回路に互い
    に直列に接続されていることを特徴するモータの非常停
    止装置。
  2. 【請求項2】 前記非常停止スイッチの接点を含む非常
    停止回路のそれぞれにリレースイッチ回路が接続され、
    前記リレースイッチ回路は、前記非常停止スイッチの片
    方の接点が短絡した異常状態になれば、前記電磁接触器
    が再度閉状態になることを禁止するように構成されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載のモータの非常停止
    装置。
  3. 【請求項3】 前記リレースイッチ回路は、前記非常停
    止スイッチの接点を含む非常停止回路のそれぞれに、モ
    ーメンタリスイッチによりオン・オフするリレースイッ
    チの常開A接点と、前記電磁接触器のコイルに対する通
    電を制御するリレースイッチのコイルとが直列接続さ
    れ、前記電磁接触器のコイルの電源回路には各非常停止
    回路にコイルを有する前記リレースイッチの常開A接点
    が直列接続され、前記モーメンタリスイッチによりオン
    ・オフする前記リレースイッチのコイルの電源回路に、
    各非常停止回路にコイルを有する前記リレースイッチの
    常閉B接点が接続されたリレースイッチ回路であること
    を特徴と請求項2に記載のモータの非常停止装置。
  4. 【請求項4】 前記非常停止スイッチの接点の開閉状態
    を検出する接点開閉状態検出器を各接点毎に有し、前記
    接点開閉状態検出器の出力信号により前記非常停止スイ
    ッチの接点の開閉状態を判定し、その判定結果を表示す
    る表示手段を有することを特徴する請求項1〜3のいず
    れか一つに記載のモータの非常停止装置。
  5. 【請求項5】 前記非常停止スイッチは接点が2個の2
    回路用スイッチにより構成されて複数個配置され、各非
    常停止スイッチの接点を直列に有する2個の非常停止回
    路に直流を同一方向に流すよう構成されていることを特
    徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のモータの
    非常停止装置。
  6. 【請求項6】 前記非常停止スイッチは接点が2個の2
    回路用スイッチにより構成されて複数個配置され、各非
    常停止スイッチの接点を直列に有する2個の非常停止回
    路に直流を互いに逆方向に流すよう構成されていること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のモー
    タの非常停止装置。
  7. 【請求項7】 前記非常停止スイッチが複数個設けられ
    てその各非常停止スイッチがそれぞれ独立電源のリレー
    スイッチにより構成され、前記リレースイッチの接点に
    より個別にオン・オフ動作して前記非常停止スイッチの
    接点の開閉状態を検出する接点開閉状態検出器を各接点
    毎に有し、前記接点開閉状態検出器の出力信号により前
    記非常停止スイッチの接点の開閉状態を判定し、その判
    定結果を表示する表示手段を有することを特徴する請求
    項1〜3のいずれか一つに記載のモータの非常停止装
    置。
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