JP2544009B2

JP2544009B2 - 電源装置

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Publication number: JP2544009B2
Application number: JP2187528A
Authority: JP
Inventors: 弘進影山; 光男中村
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 1990-07-16
Filing date: 1990-07-16
Publication date: 1996-10-16
Anticipated expiration: 2011-10-16
Also published as: JPH0475423A; EP0467778A2; CA2047083A1; CA2047083C; US5214311A; EP0467778A3

Description

【発明の詳細な説明】［目次］概要産業上の利用分野従来の技術発明が解決しようとする課題課題を解決するための手段作用実施例発明の効果［概要］基本部電源に拡張部電源が逐次増設される電源装置に
係り、特に、基本部の緊急電源切断スイッチが開かれる
ことにより各電源が順に停止制御される電源装置に関
し、拡張部電源を無制限に増設でき、しかも、任意の拡張
部電源に対する電源供給のみを停止させることが可能と
なる装置の提供を目的とし、各電源は外部から供給された交流電源を直流に変換す
る主電源回路及び内部電源回路を有し、内部電源回路に
よるリレー駆動で主電源回路へ外部交流電源が投入され
る装置において、各拡張部電源の内部電源回路は増設前
段となる電源の内部電源から供給される直流出力による
リレー駆動で外部交流電源が投入され、かつ、増設前段
の内部電源回路による直流出力と増設次段に対する直流
出力の線路が結線され、それらの各結線経路中にダイオ
ードが挿入されて構成されている。

［産業上の利用分野］本発明は、基本部電源に拡張部電源が逐次増設される
電源装置に係り、特に、基本部の緊急電源切断スイッチ
が開かれることにより各電源が順に停止制御される装置
に関する。

コンピュータシステムでは基本部に拡張部が逐次増設
される構成がとられ、それらには電源が各々設けられ
る。

このため、システム電源を緊急に切断する場合には、
基本部に連動して全ての拡張部も電源を切断することが
必要となる。

［従来の技術］第２図には従来例の構成が示されており、基本部電源
12−０にはフィルタ28−０及びサーキットブレーカ10−
０（緊急電源切断スイッチ）を介して交流電源が供給さ
れている。

そして、拡張電源12−１・・・12−ｎは基本部電源12
−０に逐次増設されており、これらにはフィルタ28−１
・・・28−ｎとメインラインスイッチのサーキットブレ
ーカ10−１・・・10−ｎ（電源スイッチ）とを各々介し
て交流電源が供給されている。

なお、主電源回路14−0,14−１・・・14−ｎの直流出
力はシステムの基本部，拡張部へ各々供給される。

以上の電源12−0,12−１・・・12−ｎは主電源回路14
−0,14−１・・・14−ｎと内部電源回路16−0,16−１・
・・16−ｎを備えており、それらではサーキットブレー
カ10−0,10−１・・・10−ｎを介して外部から各々供給
された交流電源が直流に変換されている。

さらに、内部電源回路16−0,16−１・・・16−ｎには
リレーコイル18−0,18−１・・・18−ｎが各々設けられ
ており、これらは内部電源回路16−0,16−１・・・16−
ｎへ外部交流電源が供給されてから、外部のコントロー
ラよりの制御信号が与えられることにより励磁されてい
る。

また、主電源回路14−0,14−１・・・14−ｎの交流入
力端にはリレー接点20−0,20−１・・・20−ｎが各々設
けられており、それらはリレーコイル18−0,18−１・・
・18−ｎの励磁で各々閉駆動されている。

ここで、基本部電源12−０に入力された外部交流電源
が拡張部電源12−１・・・12−ｎの内部電源回路16−１
・・・16−ｎに供給されている。

従ってサーキットブレーカ10−０が開かれると、内部
電源回路16−0,16−１・・・16−ｎのリレーコイル18−
0,18−１・・・18−ｎが非励磁となり、リレー接点20−
0,20−１・・・20−ｎが開かれる。

このため、主電源回路14−0,14−１・・・14−ｎに対
する外部交流電源の供給が断たれ、それらの動作が全て
同時に停止制御される。

ところが、基本部電源12−０に供給された外部の交流
電源が全ての拡張部電源12−１・・・12−ｎに分配さ
れ、基本部電源12−０の電流容量を無制限に増加させる
ことができないので、拡張部電源12−１・・・12−ｎの
増設台数に制約が生ずる。

このため、第３図に示された電源装置が提案されてい
る。

その提案装置では拡張部電源12−１・・・12−ｎに一
対のリレーコイル22−１・・・22−ｎと緊急切断用リレ
ー接点24−１・・・24−ｎが設けられる。

そして、各リレーコイル22−１・・・22−ｎは増設前
段となる電源12−0,12−１・・・12−ｎ−１の内部電源
回路18−0,18−１・・・18−ｎ−１で励磁されており、
これらの励磁でリレー接点24−１・・・24−ｎが各々閉
駆動される。

したがって、サーキットブレーカ10−０が開かれる
と、主電源回路14−0,14−１・・・14−ｎに対する外部
交流電源の供給が順に断たれる。

この提案装置では、電源12−0,12−１・・・12−ｎ−
１は自己及び増設次第に対して直流を出力し、電源負荷
がそれらで分担される。

このため、基本部電源12−０に拡張部電源12−１・・
・12−ｎを無制限に増設することが可能となる。

［発明が解決しようとする課題］しかしながら上記の提案装置においては、いずれかの
サーキットブレーカ10−0,10−１・・・10−ｎが開かれ
ると、それらの増設後段となる電源12−１・・・12−ｎ
の電源が全て断たれるので、任意の拡張部電源（すなわ
ち、システムの拡張部）についてのみ保守作業や点検作
業を行うことが不可能となる。

本発明は上記の事情に鑑みて為されたものであり、そ
の目的は、拡張部電源を無制限に増設でき、しかも、任
意の拡張部電源に対する電源供給を停止させることが可
能となる装置を提供することにある。

［課題を解決するための手段］上記目的を達成するために本発明に係る装置は第１図
のように構成されている。

同図の各拡張部電源12−１・・・12−ｎでは、増設前
段となる電源12−0,12−１・・・12−ｎ−１から直流出
力が供給される線路と増設次段の拡張電源12−・・・12
−ｎに直流出力を供給する線路とが結ばれており、両線
路の結線経路中にダイオード26−１・・・26−ｎが各々
挿入される。

［作用］本発明では、増設前段又は前々段となる電源（12）か
ら自己の緊急切断用リレーコイル（22）に直流電源が供
給されるので、増設前段の拡張部に対する電源が断たれ
ても、これより増設後段となる拡張部電源（12）にはそ
のまま電源が供給される。

［実施例］以下、図面に基づいて本発明に係る装置の好適な実施
例を説明する。

第１図には実施例の回路構成が示されており、第２図
及び第３図と同一部材に関する説明は省略する。

同図の拡張部電源12−１・・・12−ｎにおいては、内
部電源回路16−１・・・16−ｎの直流出力を増設次段へ
供給するための両電力線と自己の緊急切断用リレーコイ
ル22−１・・・22−ｎへ増設前段の内部電源回路16−0,
16−１・・・16−ｎ−１が直流出力を供給するための両
電力線とが各々結ばれている。

そして、両電力線を結ぶ線路の一方にダイオード26−
1,26−２・・・26−ｎが各々挿入されている。

本実施例は以上の構成からなり、以下その作用を説明
する。

サーキットブレーカ10−０が閉じられると、内部電源
回路16−０の出力が端子e0及び拡張電源12−１の端子g0
を介してリレーコイル22−１に至り、その端子h0及び基
本部電源12−０の端子f0を介して戻るリレーコイル22−
１の励磁ループが形成される。

このことは内部電源回路16−１・・・16−ｎの出力に
ついても同様であり、したがって、本実施例は前述の提
案装置と同様に動作できる。

なお、内部電源回路16−0,16−１・・・16−ｎの出力
側にダイオード26−１・・・26−ｎが設けられているの
で、それら内部電源回路16−0,16−１・・・16−ｎ間に
電流が流れることはない。

ここで、拡張部電源12−１のサーキットブレーカ10−
１が開かれると、基本部電源12−０の内部電源回路16−
０から端子e0,拡張部電源12−１の端子g0,その端子e0,
次段の端子g0へ順に至り、その端子h0から拡張部電源12
−１の端子f0,ダイオード26−1,端子h0,基本部電源12−
０の端子f0を介してその内部電源回路16−０に戻るリレ
ーコイル励磁用のループが形成される。

すなわち、サーキットブレーカ10−１が開かれて拡張
部電源12−１の動作が停止しても、前段の電源12−０か
ら電源12−１の次段に直流電源が供給され、したがっ
て、電源12−１の次段から増設後尾の電源12−ｎまで、
そのまま動作できる。

このため、システムの運転を継続させながら、電源12
−１の拡張部についてのみ運転を停止してその保守作業
や点検作業を行なうことが可能となる。

このことは、サーキットブレーカ10−１・・・10−ｎ
のいずれが開かれた場合にも同様である。

なお、サーキットブレーカ10−０が開かれた場合に
は、リレー接点24−１・・・24−ｎの全てが開かれるの
で、システムの基本部と拡張部に対する電源供給が断た
れ、システム全体の運転が停止される。

また、実施例においてはリレーを用いているが、半導
体スイッチを用いて構成することも可能である。

以上説明したように本実施例によれば、ダイオード26
−１・・・26−ｎを拡張部電源12−１・・・12−ｎに各
々設けることで、任意のシステム拡張部に対する電源供
給のみを断てるので、システムをそのまま運転させなが
ら、その拡張部の作業や点検作業を行なうことが可能と
なる。

［発明の効果］以上説明したように本発明によれば、任意の拡張部だ
けを停止できるので、システム運転を継続させながら、
その拡張部の保守作業や点検作業を行える。

したがって、システムの無休運転が可能となり、この
ことは、中断を回避すべき業務に極めて好適である。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例の構成説明図、第２図は従来例の構成説明図、第３図は提案装置の構成説明図、である。 10−0,10−１…10−ｎ……サーキットブレーカ 12−０……基本部電源 12−１…12−ｎ……拡張部電源 14−0,14−１…14−ｎ……主電源回路 16−1,16−１…16−ｎ……内部電源回路 18−0,18−１…18−ｎ……リレーコイル 20−0,20−１…20−n,24−１・・・24−ｎ……リレー接
点 26−１…26−ｎ……ダイオード 28−0,28−１…28−ｎ……フィルタ

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】緊急電源切断スイッチ（10−０）を介して
外部から交流電源が供給される基本部電源（12−０）
と、基本部電源（12−０）に逐次増設され各々電源スイッチ
（10−１・・・10−ｎ）を介して外部から交流電源が供
給される複数の拡張部電源（12−１・・・12−ｎ）と、を有し、基本部電源（12−０）は、緊急電源切断スイッチ（10−０）を介して供給された外
部交流電源を直流に変換して出力する主電源回路（14−
０）と、緊急電源切断スイッチ（10−０）を介して供給された外
部交流電源を直流に変換して増設先頭の拡張部電源（12
−１）に出力する内部電源回路（16−０）と、内部電源回路（16−０）により給電されるスイッチ駆動
回路（18−０）と、主電源回路（14−０）の交流入力に接続されスイッチ駆
動回路（18−０）の励磁で閉駆動されるスイッチ（20−
０）と、を含み、各拡張部電源（12−１・・・12−ｎ）は、電源スイッチ（10−１・・・10−ｎ）を介して供給され
た外部交流電源を直流に変換して出力する主電源回路
（14−１・・・14−ｎ）と、電源スイッチ（10−１・・・10−ｎ）を介して供給され
た外部交流電源を直流に変換して増設次段の拡張部電源
（14−２・・・14−ｎ）に出力する内部電源回路（16−
１・・・16−ｎ）と、内部電源回路（16−１・・・16−ｎ）により給電される
スイッチ駆動回路（18−１・・・18−ｎ）と、主電源回路（14−１・・・14−ｎ）の交流入力に接続さ
れ該スイッチ駆動回路（18−１・・・18−ｎ）によって
閉駆動されるスイッチ（20−１・・・20−ｎ）と、増設前段の電源（12−0,12−１・・・12−ｍ−１）から
供給された直流出力で励磁される緊急切断用スイッチ駆
動回路（22−１・・・22−ｎ）と、内部電源回路（16−１・・・16−ｎ）及びスイッチ（20
−１・・・20−ｎ）の交流入力に接続され緊急切断用ス
イッチ駆動回路（22−１・・・22−ｎ）によって閉駆動
される緊急切断用スイッチ（24−１・・・24−ｎ）と、を含み、増設前段の電源（12−０・・・12−ｎ−１）から直流出
力が供給される線路と増設次段の電源（12−２・・・12
−ｎ）に直流出力を供給する線路とが結ばれ、両線路の結線線路にダイオード（26−１・・・26−ｎ）
が挿入された、ことを特徴とする電源装置。