JPH11112015A - 密着型イメージセンサの駆動方法 - Google Patents

密着型イメージセンサの駆動方法

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JPH11112015A
JPH11112015A JP9272575A JP27257597A JPH11112015A JP H11112015 A JPH11112015 A JP H11112015A JP 9272575 A JP9272575 A JP 9272575A JP 27257597 A JP27257597 A JP 27257597A JP H11112015 A JPH11112015 A JP H11112015A
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signal
noise signal
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Hiraki Kozuka
開 小塚
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 密着型イメージセンサにおいて、チップ間段
差に起因するFPNを除去し、ダーク補正を必要としな
い高性能型を提供すること課題とする。 【解決手段】 密着型イメージセンサの駆動方法におい
て、半導体光センサチップが実装基板上に複数実装され
たセンサモジュールと、少なくとも前記ノイズ信号を入
力するノイズ信号入力バッファ手段と、前記光信号を入
力する光信号入力バッファ手段と、前記ノイズ信号入力
バッファアンプと前記光信号入力バッファアンプとの差
分をとる差動手段と、前記差動手段の出力をクランプす
る電圧クランプ手段と、が同一半導体基板上に形成され
た半導体装置、とを有し、電圧クランプ手段は、前記光
信号共通出力線、及び前記ノイズ信号共通出力線がリセ
ットされている状態をクランプすることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ、イ
メージスキャナ、ディジタル複写機、あるいはX線撮像
装置等の画像読み取りを行う1次元の密着型イメージセ
ンサの駆動方法に関し、特に、半導体光センサチップが
実装基板上に複数個実装された密着型イメージセンサに
おいて、チップ間段差に起因する固定パターンノイズ
(FPN)の除去に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、一次元の光電変換装置の分野にお
いては、縮小光学系を用いたCCDの他に複数の半導体
光センサチップを複数実装した等倍系の密着型イメージ
センサの開発が積極的に行われている。
【0003】図8、図9に各画素に増幅素子を有する増
幅型の半導体光センサチップを複数実装した密着型イメ
ージセンサの従来例を示す。図8は密着型イメージセン
サを各画素に有する1次元の密着型イメージセンサの1
bit分の回路図、図9はそのタイミングチャートであ
る。(テレビジョン学会誌Vo1.47,No9(1993),pp.1180) 従来例において、各画素に用いている増幅素子のバラツ
キが固定パターンノイズ(FPN)となるため、光信号
(S信号)と暗状態のノイズ信号(N信号)の差分をと
ることにより、チップ内のFPNの除去を行っている。
【0004】この回路動作、及びFPN除去について、
図8及び図9により説明する。まず、光電変換素子のセ
ンサ画素に光量hνに応じた光信号を蓄積する。蓄積が
終了した後、PN接合部に接続したエコッタホロワ型の
トランジスタ9をフローティング状態として、転送パル
スφTSをオンして、ノイズを含む光信号を光信号保持容
量CTS1に転送する。続いて、リセットパルスφERS
をオンして、センサのリセット動作を行い、その後φTN
をオンして、センサのノイズ信号をノイズ信号保持容量
CTN2に転送し、再度、リセットパルスBRSをオンし
てMOS29を導通し、リセットパルスφERSをオンし
てMOS30を導通し、センサのリセット動作を行っ
て、その後再度蓄積動作にはいる。
【0005】一方、蓄積動作中にシフトレジスタが走査
を開始する。まず、最初に光信号共通出力線3、及びノ
イズ信号共通出力線4をリセットMOS5,6を用いて
リセットした後、光信号保持容量CTS1,ノイズ信号
保持容量CTN2のデータを共通出力線3,4に接続さ
れたそれぞれ各共通出力線の容量CHS7,CHN8との容
量分割にて出力する。ここで、保持容量CHS7,CHN8
は各共通出力線の容量であるが、以後、光信号共通出力
線をCHS、ノイズ信号共通出力線をCHNと定義する。そ
の後、再び、容量CHS7,CHN8をリセットMOS5,
6をオンして、リセットして、次のbitのセンサの光
信号を保持容量CTS,CTNのデータを読み出す。
【0006】この動作を繰り返してすべてのbitの信
号を出力する。出力された信号はそれぞれボルテージホ
ロア型アンプ13,14を介して差動アンプ33に入力
され、以上を集積したICの出力となる。ここで、チッ
プ内の固定パターンノイズFPNは、主に各画素のバイ
ポーラトランジスタ9のhFE等のバラツキに起因する
ものが主であり、上記の保持容量CTS,CTNに蓄積
して共通信号線に読み出して、各共通線の信号の差を読
み出す、通称S−N方式により、画素ごとのバイポーラ
トランジスタ9のhFEバラツキに起因するFPNを除
去することが可能となる。
【0007】以上はチップ内で発生するFPNの除去方
法であるが、半導体光センサチップを複数実装した等倍
系の密着型イメージセンサの場合、密着型ゆえに1次元
ラインセンサのチップを複数個従属接続した構成である
ので、出力アンプ33のオフセットにより発生するチッ
プ間段差によるFPNも生じるが、DCカット容量34
とアンプ36の入力部をアースレベルに固定するMOS
35とで構成するクランプ回路204を設けることによ
り、このチップ間段差によるFPNの抑制をはかってい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術においても、出力バッファアンプのオフセットに起因
するチップ間段差によるFPNを実用上問題にならない
程度まで除去することは困難である。特に、出力バッフ
ァアンプの初段をMOSトップ構成にした場合は、MO
Sのしきい値のアンバランスがオフセットに影響するた
め、実際には例えば10mV程度のオフセットばらつき
が生じ、実装後のFPNも同程度生じることになる。従
って、高階調を得ようとすると、そのダイナミックレン
ジを確保するために、チップ毎にダーク補正が必要とな
り、システムコストアップがアップするという問題を有
している。
【0009】[発明の目的]本発明の目的は、チップ間
段差に起因するFPNを除去し、ダーク補正を必要とし
ない高性能の密着型イメージセンサを提供することにあ
る。
【0010】
【問題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに、本発明は、複数の光電変換素子の光信号とノイズ
信号とをそれぞれ読み出して保持する信号保持手段と、
前記信号保持手段の光信号とノイズ信号とをそれぞれ出
力する共通出力線と、該共通出力線をそれぞれリセット
するリセット手段と、該それぞれの共通出力線から出力
する読み出し手段とを有する半導体光センサチップが実
装基板上に複数実装されたセンサモジュールと、前記セ
ンサモジュールにおいて、各センサチップのノイズ信号
及び光信号を入力する光信号入力バッファ手段と、前記
ノイズ信号入力バッファアンプと前記光信号入力バッフ
ァアンプとの差分をとる差動手段と、前記差動手段の出
力をクランプする電圧クランプ手段と、を同一半導体基
板上に形成された半導体装置からなることを特徴とする
密着型イメージセンサにおいて、前記電圧クランプ手段
は、前記光信号共通出力線、及び前記ノイズ信号共通出
力線がリセットされている状態をクランプすることを特
徴とする。
【0011】また、本発明は、複数の光電変換手段と、
前記光電変換手段からそれぞれノイズ信号を読み出して
保持するノイズ信号保持手段と、前記光電変換手段から
それぞれ光信号を読み出して保持する光信号保持手段
と、前記ノイズ信号保持手段に保持されたノイズ信号を
出力するノイズ信号共通出力線と、前記光信号保持手段
に保持された光信号を出力する光信号共通出力線と、前
記ノイズ信号共通出力線及び前記光信号共通出力線をリ
セットするリセット手段と、前記ノイズ信号保持手段の
信号及び前記光信号保持手段の信号を前記ノイズ信号共
通出力線及び前記光信号共通出力線との容量分割で読み
出す読み出し手段と、を有する半導体光センサチップ
が、実装基板上に複数実装されたセンサモジュールを備
え、前記センサモジュールには、前記ノイズ信号を入力
するノイズ信号入力バッファ手段と、前記光信号を入力
する光信号入力バッファ手段と、前記ノイズ信号入力バ
ッファアンプと前記光信号入力バッファアンプの差分を
とる差動手段と、前記差動手段の出力をクランプする電
圧クランプ手段と、が、同一半導体基板上に形成されて
いる密着型イメージセンサにおいて、前記電圧クランプ
手段は、前記光信号共通出力線、及び前記ノイズ信号共
通出力線がリセットされている状態をクランプすること
を特徴とする。
【0012】さらに、本発明は、複数の光電変換手段
と、前記光電変換手段からそれぞれノイズ信号を読み出
して保持するノイズ信号保持手段と、前記光電変換手段
からそれぞれ光信号を読み出して保持する光信号保持手
段と、前記ノイズ信号保持手段に保持されたノイズ信号
を出力するノイズ信号共通出力線と、前記光信号保持手
段に保持された光信号を出力する光信号共通出力線と、
前記ノイズ信号共通出力線及び前記光信号共通出力線を
リセットするリセット手段と、前記ノイズ信号保持手段
の信号及び前記光信号保持手段の信号を前記ノイズ信号
共通出力線及び前記光信号共通出力線との容量分割で読
み出す読み出し手段と、を有する半導体光センサチップ
が、実装基板上に複数実装されたセンサモジュールを備
え、前記センサモジュールには、前記ノイズ信号を入力
するノイズ信号入力バッファ手段と、前記光信号を入力
する光信号入力バッファ手段と、前記ノイズ信号入力バ
ッファアンプと前記光信号入力バッファアンプの差分を
とる差動手段と、前記差動手段の出力をクランプする電
圧クランプ手段と、が同一半導体基板上に形成されてい
る密着型イメージセンサにおいて、前記電圧クランプ手
段は、前記光信号共通出力線及び前記ノイズ信号共通出
力線がリセットされた直後の状態をクランプすることを
特徴とする。
【0013】また、本発明は、複数の光電変換手段と、
前記光電変換手段からノイズ信号を読み出して保持する
ノイズ信号保持手段と、前記光電変換手段から光信号を
読み出して保持する光信号保持手段と、前記ノイズ信号
保持手段及び前記光信号保持手段に保持された信号を時
系列的に出力する共通出力線と、前記共通出力線をリセ
ットするリセット手段と、前記ノイズ信号保持手段の信
号及び前記光信号保持手段の信号を前記共通出力線との
容量分割で順次読み出す読み出し手段と、を有する半導
体光センサチップが、実装基板上に複数実装されたセン
サモジュールとからなり、前記センサモジュールには、
信号入力バッファアンプと、前記信号入力バッファアン
プの出力を増幅する増幅アンプと、前記増幅アンプの出
力を出力する出力バッファアンプと、前記増幅アンプと
前記出力バッファアンプとの間に設けられた電圧クラン
プ手段と、が同一半導体基板上に形成されている密着型
イメージセンサにおいて、前記電圧クランプ手段は、前
記ノイズ信号保持手段の信号を前記共通出力線との容量
分割で読み出している状態をクランプすることを特徴と
する。
【0014】以下、実施態様例を用いて本発明の構成、
動作、および作用効果について説明する。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の密着型イメージ
センサのセンサ実装基板の模式的図面である。図1にお
いて、複数のセンサチップ100,100’,100”
とアンプチップ200が同一実装基板300上に実装さ
れているが、アンプチップ200は別基板に実装されて
いても構わない。しかし、アンプチップ200と同一基
板上に実装することで、モジュール/ユニットの体積を
抑制することができる。また、センサチップの出力線の
外来ノイズを低減し、出力の安定化を図ることも可能と
なる。ここで、アンプチップ200はセラミックパッケ
ージ状態のものを半田で実装してもよいし、ベアチップ
をダイボン装置としてもよい。ベアチップをダイボンデ
ィング実装する場合には、センサチップの短辺長とアン
プチップの短辺長をほぼ同一にすると、チップのチャッ
クを共有化できるため、実装工数の削減も可能となる。
【0016】センサチップ、およびアンプチップの等価
回路を図2に示す。図2において、本発明におけるセン
サチップは、複数の光電変換手段10,10’,10”
と、光電変換手段からノイズ信号を読み出して保持する
ノイズ信号保持手段2,2’,2”と、光電変換手段か
ら光信号を読み出して保持する光信号保持手段1,
1’,1”と、ノイズ信号共通出力線4と、光信号共通
出力線3と、ノイズ信号共通出力線4、及び光信号共通
出力線3をリセットするリセット手段5,6と、前記ノ
イズ信号保持手段2,2’,2”の信号、及び前記光信
号保持手段1,1’,1”の信号を、ノイズ信号共通出
力線4、及び光信号共通出力線3の容量8,7との容量
分割で読み出す読み出し手段と、を有している。
【0017】ここで、光電変換手段10,10’,1
0”としては、例えばBASISのようにバイポーラ素
子を用いたものや、ホトダイオードとMOSアンプを用
いたものが好適である。
【0018】光電変換手段10,10’,10”により
得られた光信号は光信号保持容量CTS1,1’,
1”、およびノイズ信号保持容量CTN2,2’,2”
に全bit一括的に転送パルスφTS,φTNをオンしてそ
れぞれ読み出される。その後、光信号共通出力線3、及
びノイズ信号共通出力線4をリセットMOS5,6を用
いてリセットした後、CTS,CTNのデータを共通出
力線3,4にシフトレジスタSRのシフトパルスφ1…
φ3を用いて順次、容量分割にて出力する。ここで、C
HS7,CHN8は各共通出力線の容量であるが、以
後、光信号共通出力線をCHS、ノイズ信号共通出力線
をCHNと定義する。
【0019】容量分割された出力はアンプ11,12で
インピーダンス変換された後、アナログスイッチ14,
15を介して実装基板上の光信号線101、ノイズ信号
線102に出力される。尚、ここで、アンプ11,12
は2段ソースホロアとしているが、例えば、通常のボル
テージホロアを用いても構わない。
【0020】半導体光センサチップの光信号、およびノ
イズ信号はワイヤボンディングにより実装基板上の各端
子99を介して光信号線101、ノイズ信号線102は
センサと同一基板上に実装されたアンプチップ200に
入力される。
【0021】アンプチップ200は、ノイズ信号を入力
するノイズ信号入力バッファアンプ201、光信号を入
力する光信号入力バッファアンプ202、ノイズ信号入
力バッファアンプと光信号入力バッファアンプの差分を
とる差動アンプ203、差動アンプ203に接続してそ
の後段に設けられた電圧クランプ手段204、及び、出
力バッファアンプ205、を有している。
【0022】ここで、電圧クランプ手段204は、クラ
ンプ容量206、MOSスイッチ207で構成され、ク
ランプリセット電圧VCDにクランプされる。
【0023】また、増幅機能を付加する場合には、例え
ば差動アンプ203に増幅機能を付加しても良いし、差
動アンプ203の後段にゲインアンプを挿入しても良
い。
【0024】また、本発明においては、センサチップと
アンプチップの電源を実装基板上で分離する構成にする
ことで、例えば、センサチップとアンプチップの電源電
圧を変えても良いし、また、GNDを実装基板上で分離
する構成にすることで、アナログ出力のノイズ低減をは
かることも可能となる。
【0025】図3に本実施形態の動作を示す。図3は、
シフトレジスタSRからのシフトパルスΦ1,Φ2,Φ
3と、共通信号線3,4のリセットパルスΦCHRと、ア
ンプチップ200内のリセットパルスΦCDのタイミング
図である。図2の光信号保持容量CTS1,1’,
1”、およびノイズ信号保持容量CTN2,2’,2”
に信号を読み出した後、シフトレジスタSRから、順次
読み出し信号Φ1,Φ2,Φ3を出力し、容量CHS,
容量CHNとの容量分割にて信号を読み出す。信号を読
み出す直前には、CHS7,CHN8はΦCHRにより、
所望の電圧にリセットされ、かつ、CHS7,CHN8
がリセットされた後の状態はΦCDにより、クランプさ
れ、基準信号となる。従って、容量分割後の出力は、ソ
ースホロアアンプ11,12のVthバラツキがチップ
毎に存在するが、上記の動作により、Vthバラツキが
補正されて出力されるため、従来問題となっていたチッ
プ間のFPNが改善される。
【0026】尚、本発明においては、図4に示す、シフ
トレジスタSRからのシフトパルスΦ1,Φ2,Φ3
と、共通信号線3,4のリセットパルスΦCHRと、アン
プチップ200内のリセットパルスΦCDのタイミングで
駆動し、CHS7,CHN8がリセットされている状態
をΦCDにより、クランプしても同様の効果が得られる。
【0027】また、本発明においては、複数実装するセ
ンサチップの出力部を簡素化することで、センサチップ
内のアナログ部のチップ面積を最小に抑え、かつ、アナ
ログ部を全センサチップに共通信号線101,102で
1箇所にまとめることにより、モジュールのチップ面積
を最小化できるため、コスト低減が可能になる。
【0028】さらに、センサチップ100,100’,
100”とアンプチップ200の電源電圧を独立に設定
することで、センサ電源電圧を低下させても、出力のダ
イナミックレンジを維持することが可能となる。
【0029】上記実施形態では、複数のラインセンサチ
ップを用いた密着型イメージセンサについて説明した
が、これに限定されるものではなく、更に多数のセンサ
チップを2次元のエリアセンサにおいても有効である。
特に、かく小区画のエリアチップ毎に光電変換感度が異
なる場合には、1ラインの密着型よりも更にFPNのバ
ラツキが目立つので、本発明を適用することが極めて有
効である。
【0030】以下、実施例を用いて本発明の説明を行
う。
【0031】
【実施例】
[実施例1]図5は本発明の第1の実施例における回路
図である。本実施例においてセンサチップ100,10
0’,100”は、複数の光電変換手段として、ホトダ
イオード20,20’,20”、リセットスイッチ2
1,21’,21”、NMOSソースホロア22,2
2’,22”、転送スイッチ23,23’,23”から
構成されている。
【0032】他は図2と同様に、ノイズ信号保持手段
2,2’,2”と、光信号保持手段1,1’,1”と、
ノイズ信号共通出力線4と、光信号共通出力線3と、リ
セットスイッチ5,6を有している。
【0033】ノイズ信号共通出力線4と光信号共通出力
線3とにおいて、容量分割された出力は、2段ソースホ
ロアアンプ11,12でインピーダンス変換された後、
アナログスイッチ14,15を介して、実装基板上の光
信号線101、ノイズ信号線102に出力される。半導
体光センサチップの光信号、およびノイズ信号はワイヤ
ボンディングにより端子接続され、実装基板上の光信号
線101、ノイズ信号線102は、センサと同一基板上
に実装されたアンプチップ200に入力される。
【0034】アンプチップ200はノイズ信号入力バッ
ファアンプ201、光信号入力バッファアンプ202、
差動アンプ203、電圧クランプ手段204、ゲインア
ンプ208、電圧クランプ手段209、出力バッファア
ンプ205、から構成されている。
【0035】本実施例では電圧クランプ手段209によ
り、センサチップ100,100’,100”とアンプ
チップ200を含むモジュールごとのアンプオフセット
バラツキが低減され、モジュールの基準レベルをほぼ均
一に保つことが可能となる。このモジュールのバラツキ
が低減されて、製品毎のバラツキが削減され、製造上の
高品質を達成できる。
【0036】本実施例においては、実装基板上におい
て、センサチップ100,100’,100”とアンプ
チップ200の電源及びGNDは分離されており、セン
サチップの電源電圧は3.3V、アンプチップの電源電
圧は5.0Vである。
【0037】本実施例の動作を上述の図4と同様なタイ
ミング図で示して説明する。シフトレジスタSRからの
読み出し信号Φ1,Φ2,Φ3と、共通信号線3,4の
リセットパルスΦCHRと、アンプチップ200内のリセ
ットパルスΦCDの駆動タイミング関係を示している。
【0038】光信号保持容量CTS1,1’,1”、お
よびノイズ信号保持容量CTN2,2’,2”に信号を
読み出した後、シフトレジスタSRから、順次読み出し
信号Φ1,Φ2,Φ3を出力し、CHS,CHNと、C
TS,CTNとの容量分割にて信号を読み出す。信号を
読み出す直前には、CHS7,CHN8はリセットパル
スΦCHRにより、MOS5,6をオンして、所望の電
圧にリセットされ、かつ、CHS7,CHN8がリセッ
トされた後の状態はΦCDにより、クランプされ、基準信
号となる。従って、容量分割後の出力は、ソースホロア
アンプ11,12の閾値電圧Vthによるバラツキがチ
ップ毎に存在するが、上記のリセットパルス等の動作に
より、Vthバラツキが補正されて出力されるため、従
来問題となっていたチップ間のFPNが改善される。
【0039】具体的には、従来のモジュール内でのチッ
プ間段差が10mV程度であったが、本実施例において
は3mV以下であった。 [実施例2]図6は本発明の第2の実施例における回路
図である。本実施例においては、ノイズ信号と光信号を
時系列的に読み出し、ノイズ信号が出力されている状態
をクランプして基準信号とする例である。
【0040】本実施例において、センサチップ100,
100’,100”は、ホトダイオード20,20’,
20”、リセットスイッチ21,21’,21”、NM
OSソースホロア22,22’,22”、転送スイッチ
23,23’,23”、ノイズ信号保持手段2,2’,
2”、光信号保持手段1,1’,1”、は第1実施例と
同様であるが、ノイズ信号と光信号を同一共通出力線5
5に時系列的に読み出し、同一共通出力線55をリセッ
トするリセットMOS56で順次リセットしつつ、ノイ
ズと光信号とを時系列的に増幅する2段ソースホロアア
ンプ11とから構成されている。
【0041】アンプチップ200は信号入力バッファア
ンプ201、電圧クランプ手段204、ゲインアンプ2
08、電圧クランプ手段209、出力バッファアンプ2
05から構成されている。
【0042】図7に、本実施例の動作を示す、シフトレ
ジスタSRからの読み出し信号Φ1S,Φ1N,Φ2
S,Φ2N,Φ3S,Φ3Nと、共通信号線55のリセ
ットパルスΦCHRと、アンプチップ200内のリセット
パルスΦCDの駆動タイミング関係を示している。
【0043】光信号保持容量CTS1,1’,1”、お
よびノイズ信号保持容量CTN2,2’,2”に信号を
読み出した後、共通出力線をΦCHRによりリセット
し、Φ1Nにより1dit目のノイズ信号を共通出力線
55に容量分割にて読み出し、このノイズ信号を読み出
している状態をΦCDによりクランプし、1bit目の基
準信号とする。続いて、再び共通出力線55をΦCHR
によりリセットし、Φ1Sにより1bit目の光信号を
共通出力線55に容量分割にて読み出す。1bit目の
光信号は信号入力バッファアンプ201を通してノイズ
信号にクランプされていた電圧との差異がゲインアンプ
208に入力され、このクランプ機能によって、各画素
毎のバラツキを除去でき、合わせてセンサチップ10
0,100’,100”のバラツキも削減できる。同様
に2bit目、3bit目を読み出し、センサチップの
すべてのbit画素信号を読み出したのち、各センサチ
ップ出力のスイッチ14をオフし、次のセンサチップの
1bit目を読み出す。
【0044】本実施例の構成においてはチップ間段差に
よるFPNは2.9mV以下であり、改善効果が見られ
た。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、チップ間段差に起因す
るFPNを除去し、ダーク補正を必要としない高性能の
密着型イメージセンサの駆動方法を提供する。即ち、セ
ンサモジュールからアンプチップに信号出力した後の各
共通出力線をリセットした状態の時のレベルを基準とし
てクランプするので、光電変換に係る最終状態で基準電
位を得ることとなるので、FPNの除去を確実に達成で
きる。当然、ダイナミックレンジも最大にとれるので、
ダークレベルの補正という修正手段が不要となる。 ま
た、同様に、各共通出力線のリセット直後の状態をクラ
ンプ回路の基準電位とするので、安定したリセットレベ
ルに追従して、確実なレベルでクランプでき、チップ毎
のFPNを除去できる。
【0046】さらに、各光電変換チップ内での容量分割
による出力中、各出力線毎のバラツキを各チップ毎に補
正できるので、トータル的なFPNを除去できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例の概略図である。
【図2】本発明の実施形態例の等価回路図である。
【図3】本発明の実施形態例、及び第1実施例のタイミ
ングチャートである。
【図4】本発明の実施形態例のタイミングチャートであ
る。
【図5】本発明の第1実施例の等価回路図である。
【図6】本発明の第2実施例の等価回路図である。
【図7】本発明の第2実施例のタイミングチャートであ
る。
【図8】従来技術の等価回路図である。
【図9】従来技術のタイミングチャートである。
【符号の説明】
1,1’,1” 信号保持容量CTS 2,2’,2” ノイズ保持容量CTN 3 光信号共通出力線 4 ノイズ共通出力線 5 光信号共通出力線リセットMOS 6 ノイズ信号共通出力線リセットMOS 7 CHS=光信号共通出力線容量 8 CHN=ノイズ信号共通出力線容量 10,10’,10” 光電変換手段 11,12 ソースホロアアンプ 13,14 アナログスイッチ 20,20’,20” ホトダイオード 21,21’,21” リセットスイッチ 22,22’,22” ソースホロア 23,23’,23” 転送スイッチ 55 共通出力線 99 パッド 100,100’,100” センサチップ 101 実装基板上の光信号出力線 102 実装基板上のノイズ信号出力線 200 アンプチップ 201,202,205 ボルテージホロア(バッファ
アンプ) 203 差動アンプ 204,209 電圧クランプ手段 206 クランプ容量 207 クランプリセットスイッチ 208 ゲインアンプ 300 実装基板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の光電変換素子の光信号とノイズ信
    号とをそれぞれ読み出して保持する信号保持手段と、前
    記信号保持手段の光信号とノイズ信号とをそれぞれ出力
    する共通出力線と、該共通出力線をそれぞれリセットす
    るリセット手段と、該それぞれの共通出力線から出力す
    る読み出し手段とを有する半導体光センサチップが実装
    基板上に複数実装されたセンサモジュールと、 前記センサモジュールにおいて、各センサチップのノイ
    ズ信号及び光信号を入力する光信号入力バッファ手段
    と、前記ノイズ信号入力バッファアンプと前記光信号入
    力バッファアンプとの差分をとる差動手段と、前記差動
    手段の出力をクランプする電圧クランプ手段と、を同一
    半導体基板上に形成された半導体装置からなることを特
    徴とする密着型イメージセンサにおいて、 前記電圧クランプ手段は、前記光信号共通出力線、及び
    前記ノイズ信号共通出力線がリセットされている状態を
    クランプすることを特徴とする密着型イメージセンサの
    駆動方法。
  2. 【請求項2】 複数の光電変換手段と、前記光電変換手
    段からそれぞれノイズ信号を読み出して保持するノイズ
    信号保持手段と、前記光電変換手段からそれぞれ光信号
    を読み出して保持する光信号保持手段と、前記ノイズ信
    号保持手段に保持されたノイズ信号を出力するノイズ信
    号共通出力線と、前記光信号保持手段に保持された光信
    号を出力する光信号共通出力線と、前記ノイズ信号共通
    出力線及び前記光信号共通出力線をリセットするリセッ
    ト手段と、前記ノイズ信号保持手段の信号及び前記光信
    号保持手段の信号を前記ノイズ信号共通出力線及び前記
    光信号共通出力線との容量分割で読み出す読み出し手段
    と、を有する半導体光センサチップが、実装基板上に複
    数実装されたセンサモジュールを備え、 前記センサモジュールには、前記ノイズ信号を入力する
    ノイズ信号入力バッファ手段と、前記光信号を入力する
    光信号入力バッファ手段と、前記ノイズ信号入力バッフ
    ァアンプと前記光信号入力バッファアンプの差分をとる
    差動手段と、前記差動手段の出力をクランプする電圧ク
    ランプ手段と、が、同一半導体基板上に形成されている
    密着型イメージセンサにおいて、 前記電圧クランプ手段は、前記光信号共通出力線、及び
    前記ノイズ信号共通出力線がリセットされている状態を
    クランプすることを特徴とする密着型イメージセンサの
    駆動方法。
  3. 【請求項3】 複数の光電変換手段と、前記光電変換手
    段からそれぞれノイズ信号を読み出して保持するノイズ
    信号保持手段と、前記光電変換手段からそれぞれ光信号
    を読み出して保持する光信号保持手段と、前記ノイズ信
    号保持手段に保持されたノイズ信号を出力するノイズ信
    号共通出力線と、前記光信号保持手段に保持された光信
    号を出力する光信号共通出力線と、前記ノイズ信号共通
    出力線及び前記光信号共通出力線をリセットするリセッ
    ト手段と、前記ノイズ信号保持手段の信号及び前記光信
    号保持手段の信号を前記ノイズ信号共通出力線及び前記
    光信号共通出力線との容量分割で読み出す読み出し手段
    と、を有する半導体光センサチップが、実装基板上に複
    数実装されたセンサモジュールを備え、 前記センサモジュールには、前記ノイズ信号を入力する
    ノイズ信号入力バッファ手段と、前記光信号を入力する
    光信号入力バッファ手段と、前記ノイズ信号入力バッフ
    ァアンプと前記光信号入力バッファアンプの差分をとる
    差動手段と、前記差動手段の出力をクランプする電圧ク
    ランプ手段と、が同一半導体基板上に形成されている密
    着型イメージセンサにおいて、 前記電圧クランプ手段は、前記光信号共通出力線及び前
    記ノイズ信号共通出力線がリセットされた直後の状態を
    クランプすることを特徴とする密着型イメージセンサの
    駆動方法。
  4. 【請求項4】 複数の光電変換手段と、前記光電変換手
    段からノイズ信号を読み出して保持するノイズ信号保持
    手段と、前記光電変換手段から光信号を読み出して保持
    する光信号保持手段と、前記ノイズ信号保持手段及び前
    記光信号保持手段に保持された信号を時系列的に出力す
    る共通出力線と、前記共通出力線をリセットするリセッ
    ト手段と、前記ノイズ信号保持手段の信号及び前記光信
    号保持手段の信号を前記共通出力線との容量分割で順次
    読み出す読み出し手段と、を有する半導体光センサチッ
    プが、実装基板上に複数実装されたセンサモジュールと
    からなり、 前記センサモジュールには、信号入力バッファアンプ
    と、前記信号入力バッファアンプの出力を増幅する増幅
    アンプと、前記増幅アンプの出力を出力する出力バッフ
    ァアンプと、前記増幅アンプと前記出力バッファアンプ
    との間に設けられた電圧クランプ手段と、が同一半導体
    基板上に形成されている密着型イメージセンサにおい
    て、 前記電圧クランプ手段は、前記ノイズ信号保持手段の信
    号を前記共通出力線との容量分割で読み出している状態
    をクランプすることを特徴とする密着型イメージセンサ
    の駆動方法。
JP9272575A 1997-10-06 1997-10-06 密着型イメージセンサの駆動方法 Withdrawn JPH11112015A (ja)

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TW087115845A TW412872B (en) 1997-10-06 1998-09-23 Method of driving image sensor
US09/161,405 US6950132B1 (en) 1997-10-06 1998-09-28 Image sensor and method for driving an image sensor for reducing fixed pattern noise
DE69810232T DE69810232T2 (de) 1997-10-06 1998-09-30 Bildsensor mit Photosensorchips und Ausgangskreis auf einem einzigen Trägersubstrat
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US10/967,219 US20050068432A1 (en) 1997-10-06 2004-10-19 Image sensor and method for driving an image sensor for reducing fixed pattern noise

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