JP2000299764A - イメージセンサユニット及びそれを用いた画像読み取り装置 - Google Patents

イメージセンサユニット及びそれを用いた画像読み取り装置

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JP2000299764A
JP2000299764A JP11105497A JP10549799A JP2000299764A JP 2000299764 A JP2000299764 A JP 2000299764A JP 11105497 A JP11105497 A JP 11105497A JP 10549799 A JP10549799 A JP 10549799A JP 2000299764 A JP2000299764 A JP 2000299764A
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signal
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image sensor
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Hiraki Kozuka
開 小塚
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 解像度を切り換え時に、解像度に応じた読み
取り速度を実現し、かつ読み取り速度を速めても光電変
換信号の出力レベルの低下を防止し、加えて安価なイメ
ージセンサユニットを提供することを課題とする。 【解決手段】 原稿に光を照射する光照射手段と、前記
原稿からの光を入射する複数の光電変換手段を有する光
電変換装置とを備えるイメージセンサユニットにおい
て、前記光照射手段は、前記光電変換装置と共に駆動を
開始し、前記光電変換装置から出力される光電変換信号
を入力すると、前記駆動を終了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、ファク
シミリ、イメージスキャナ、ディジタル複写機等の画像
読み取り装置及びそれに用いるイメージセンサユニット
に関し、特に解像度切り換え機能を有する光電変換装置
と光源を含むイメージセンサユニット及び画像読み取り
装置の光源の点灯期間制御に関わるものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光電変換装置の分野においては、
CCDの他に各画素にバイポーラトランジスタを増幅素
子として設けたBASIS、各画素にMOSトランジス
タを増幅素子として設けた増幅型の光電変換装置(たと
えば特開平1−154678号公報)等が提案されてい
る。このような増幅型の光電変換装置においては、各画
素に設けている増幅素子のバラツキが固定パターンノイ
ズ(Fixed Pattern Noise:以下、FPNと称する。)
となるという問題があり、FPN除去方法に関して、さ
まざまな提案がなされている。
【0003】(従来技術1)FPN除去方法の1つとし
て、光信号(S信号)と暗状態の信号(N信号)との差
分をとることにより、増幅素子のバラツキを補正する方
法が提案されている。このFPN補正手法を図11、図
12に示す。
【0004】図11は光電変換装置を各画素に有する1
次元の光電変換装置の1bit分の回路図、図12はそ
のタイミングチャートである(テレビジョン学会誌 V
ol.47、No9(1993)pp.1180)。
【0005】図11に示す回路動作、及びFPN除去に
ついて説明する。まず、光信号保持容量CTS101、ノ
イズ信号保持容量CTN102をリセットし、つぎに、セ
ンサであるバイポーラトランジスタ109にベースに光
量に応じた電荷を受光する。そして、受光した電荷の蓄
積が終了した後、ノイズを含む光信号を光信号保持容量
TS101に転送する。
【0006】つづいて、バイポーラトランジスタ109
のリセット動作を行い、ノイズ信号をノイズ信号保持容
量CTN102に転送する。そして、再度、センサのリセ
ット動作を行って蓄積動作にはいる。また、蓄積動作中
にシフトレジスタが走査を開始する。
【0007】まず、最初に光信号共通出力線103及び
ノイズ信号共通出力線104をリセットMOS105、
106を用いてリセットした後、光信号保持容量CTS
01、ノイズ信号保持容量CTN102のデータを、共通
出力線103、104にそれぞれ共通出力線容量CHS
07、共通出力線容量CHN108との容量分割にて出力
する。
【0008】ここで、共通出力線容量CHS107、CHN
108は各共通出力線の容量であるが、以後、光信号共
通出力線をCHS、ノイズ信号共通出力線をCHNと定義す
る。その後、再び共通出力線容量CHS107、共通出力
線容量CHN108をリセットして、図示しない次の画素
の光信号保持容量CTS、ノイズ信号保持容量CTNのデー
タを読み出す。
【0009】この動作を繰り返してすべての画素の信号
を出力する。出力された信号はそれぞれボルテージホロ
ア113、114を介して差動アンプ115に入力され
光電変換装置の出力となる。ここで、チップ内のFPN
は主に各画素のバイポーラトランジスタ109のhFE
どのバラツキに起因するものが主であり、上記のS−N
方式により、画素ごとのhFEバラツキに起因するFPN
を除去することが可能となる。
【0010】なお、ここでいうFPNは暗時の固定パタ
ーンノイズのことであり、以降、FPNは暗時の固定パ
ターンノイズと定義する。
【0011】以下に、従来技術におけるFPN除去につ
いて説明する。
【0012】図11において、光信号共通出力線103
の信号(Sout)及びノイズ信号共通出力線104の
信号(Nout)は次式であらわされる。
【0013】 Sout=(VS×CTS)+(VCHS×CHS)/(CTS
HS) Nout=(VN×CTN)+(VCHR×CHN)/(CTN
HN) ここで、 VN:ノイズ信号読み出し時のノイズ信号蓄積容量CTS
の電圧、 VS:光信号読み出し時の光信号蓄積容量CTSの電圧、 である。すなわち、光信号成分の電圧をVSIGとする
と、VS=VSIG+VNとなる。
【0014】(1)、(2)式において、 CHS=CHN=CHS=VN=VCT(暗時) CTS=CTN=CT であるならば、上記の差分信号は Sout−Nout=0 となる。
【0015】また、VSが、所定の光量を受けた場合、
S=VSIG+VNとなることから、V SIG=VSIG+VN
Nから真の光信号成文のみを読み出すことができる。
したがって、仮にVCTが画素ごとにばらついていたとし
ても、(1)、(2)式の差分信号は0となるためFP
Nが除去できることになるとしている。
【0016】(従来技術2)上記従来技術1は受光素子
としてバイポーラトランジスタを用いた例であるが、バ
イポーラトランジスタの代わりに、ホトダイオードとM
OSアンプを用いた光電変換装置が、たとえば特開平9
−205588号公報に提案されている。
【0017】この公報においては、画素ごとに設けたM
OSソースホロアのしきい値バラツキに起因するFPN
は、従来技術1のFPN除去回路を用いて低減すること
ができることが開示されている。
【0018】(従来技術3)例えば、特開平10−12
6575号公報には、光源切り換え型のイメージセンサ
を用いた画像形成装置、制御方法及びシステムが提案さ
れている。
【0019】図13は、上記公報に掲載されている画像
形成装置を示す図である。この画像形成装置は、まず、
異なる波長の光を複数のLED光源113,114,1
15から照射する。照射された画像は、読み取りセンサ
112が読みとる場合に、画像を単一色で読みとる第1
のモードと複数色で読みとる第2のモードとを、点滅モ
ード設定レジスタ706が切り換える。また、光源11
3,114,115の点灯時間が点灯時間制御レジスタ
702、点灯時間カウンタ703、点灯時間自動調整回
路705により設定され、光源113,114,115
に供給される電流が点灯電流制御回路707により設定
される。そして、CPUがモードに応じてこれらの制御
を行う。
【0020】(従来技術4)さらに、解像度切り換え方
式の光電変換装置については、たとえば、特開平5−2
27362号公報には、新規に解像度制御用のコントロ
ール端子を設け、ユーザが利用条件にあわせて解像度を
切り換えることが可能な密着型イメージセンサが提案さ
れている。図14は、当該公開公報に提案されている密
着型イメージセンサ用集積回路の回路図である。
【0021】この従来技術においては、イメージセンサ
チップにコントロール端子(125)を設け、その端子
にユーザが、ハイレベル又はローレベルの信号を入力す
ることにより解像度切り換えを実現している。図14に
ついて概略説明すれば、スタートパルスSIとクロック
パルスCLKとにより、シフトレジスタ104が起動さ
れると、その出力はノアゲート121、アンドゲート1
20を通ってチャンネルセレクトスイッチ103に入力
され、これをオンにし、フォトセル101からの信号を
信号ライン107に取り出す。
【0022】ここで、コントロール信号入力端子125
に入力する信号の”H”又は、”L”によって、アナロ
グスイッチ110aなどが切り換えられ、画像出力端子
111に16ドット/ミリ又は、8ドット/ミリの読み
取り密度で画像信号が得られる。つまり、センサIC上
のフォトセル101a〜101lは常に全数が動作して
いるが、外部に出力画像信号を取り出す際に、コントロ
ール信号によって一部を間引いて出力させることができ
るとしている。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来技
術4に開示されている密着型イメージセンサの解像度切
り換え方式においては、画素を読み飛ばすことにより解
像度を切り換えている。そのため、解像度が通常の場合
でも、解像度を半分にした場合でも、双方のクロックレ
ートが同一の場合には、読み出し時間は変わらない。
【0024】仮に、受光素子が600dpiの光学解像
度で配置され、高解像度モードで600dpi、低解像
度モードで300dpiの解像度が得られるとすると、
たとえば、600dpi時に6msec/lineの読
み取り速度が得られる場合、300dpi時でも6ms
ec/lineの読み取り速度となり、解像度を落とし
ても読み取り速度が変わらない。すなわち、解像度に応
じた読み取り速度を実現することができないという問題
がある。
【0025】ここで、読み取り速度は、ほぼ容量の蓄積
時間に相当する。そのため、300dpi時の蓄積時間
は600dpi時の蓄積時間の約半分となる。したがっ
て、容量に蓄積する電荷量も少ない。よって、低解像度
の場合に、高解像度の場合と同様の光出力の強さを得る
ためには、読み出しゲインの2倍にする必要がある。
【0026】しかし、たとえば、容量分割による画素加
算においては、2画素分割加算を行う場合、読み出しゲ
インの比は、 {2CT/(2CT+CH)}/{CT/(CT+CH)}=
(CT+CH)/(CT+CH/2)<2 となる。すなわち、読み出しゲインは2未満となる。
【0027】上記の例を一般化すると、N画素分の容量
分割加算により、解像度を1/Nに切り換える場合に
は、蓄積時間が1/Nとなるため、解像度切り換え時に
おいても同様の信号出力を得るためには、N倍の読み出
しゲインが必要となるが、読み出しゲインの比は、 {NCT/(NCT+CH)}/{CT/(CT+CH)}=
(CT+CH)/(CT+CH/N)<N となり、N倍の読み出しゲインを得ることはできない。
【0028】また、従来技術3は、解像度切り換えモー
ドのないイメージセンサユニットの制御系であるが、こ
の制御系に解像度切り換え時を含むすべての動作モード
においておのおののパラメータを制御する場合、システ
ムが複雑となり、コストの高いものとなる場合がある。
【0029】すなわち、従来技術においては、安価に、
解像度切り換え時に同等の光出力信号レベルを得られる
画像読み取り装置を提供することができない場合があ
る。
【0030】そこで、本発明は、解像度を切り換え時
に、解像度に応じた読み取り速度を実現し、かつ読み取
り速度を速めても光電変換信号の出力レベルの低下を防
止し、加えて安価なイメージセンサユニット及びそれを
用いた画像読み取り装置を提供することを課題とする。
【0031】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、原稿に光を照射する光照射手段と、前記
原稿からの光を入射する複数の光電変換手段を有する光
電変換装置とを備えるイメージセンサユニットにおい
て、前記光照射手段は、前記光電変換装置と共に駆動を
開始し、前記光電変換装置から出力される光電変換信号
を入力すると、前記駆動を終了する。
【0032】また、本発明は、原稿に光を照射する光照
射手段と、前記原稿からの光を入射する複数の光電変換
手段を有する光電変換装置とを備えるイメージセンサユ
ニットと、前記イメージセンサを駆動するセンサ駆動手
段とを備えた画像読み取り装置において、前記イメージ
センサユニットは、前記駆動手段から出力される駆動開
始信号により駆動を開始し、前記光照射手段は、前記光
電変換装置から出力される光電変換信号を入力すると、
前記駆動を終了する。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本発明の実
施形態について説明する。
【0034】[実施形態1]図1は、本発明の実施形態
1における光電変換装置を用いた密着型イメージセンサ
の回路ブロック図である。図2は、図1における8ビッ
ト分のシフトレジスタと受光素子の回路ブロック図であ
る。図3は、光電変換装置内の4画素分の受光素子の等
価回路図である。図4は、図2の動作を示すタイミング
チャートである。
【0035】図1に示すように、光電変換装置1,1’
がマルチ実装され、密着型イメージセンサが形成されて
いる。なお、図1には2チップ分のみを図示している
が、実際にはたとえば15チップをマルチ実装して密着
型イメージセンサを構成している。
【0036】光電変換装置1,1’には、それを駆動す
るクロックCLK、スタートパルスSP及び解像度切り
換え信号MODEが共通接続されている。また、ライン
センサの読み出しスタート信号SIがイメージセンサチ
ップ1に入力されている。解像度切り換え信号MODE
がハイレベルの場合には、たとえば高解像度モード60
0dpiの解像度が得られる構成としている。また、ロ
ーレベルの場合には、たとえば低解像度モード300d
piの解像度が得られる構成としている。
【0037】さらに、光電変換装置1,1’は、4bi
tの遅延を有するプレシフトレジスタ2,2’と、シフ
トレジスタ3,3’と、344ビットの受光素子アレイ
4,4’と、タイミング発生回路5,5’と、信号出力
アンプブロック6,6とを備えている。ここで、シフト
レジスタ3,3’は、4ビット分のシフトレジスタブロ
ック11を備えている。
【0038】また、受光素子アレイ4、4′で受光され
た画像信号は、シフトレジスタ3,3’のシフト信号に
よって、オン/オフするスイッチを介して、信号出力線
に読み出され、信号出力アンプブロック6、6′で増幅
される。そうして、タイミング発生回路5、5′の制御
信号によってスイッチングされて信号出力Voutとし
て出力される。
【0039】信号出力アンプブロック6、6′は、解像
度切り換え信号(MODE)線と接続されている。信号
出力アンプブロック6、6′は、MODE信号により切
り換えられる解像度に応じて、増幅率を変化させる手段
を備えている。信号出力アンプブロック6、6′の詳細
は後に述べる。
【0040】また、高解像度モード時のスタート信号9
−1,9’−1及び低解像度時のスタート信号9−2,
9’−2を、スタート信号切り換え手段10,10’を
用いて選択することにより、次チップスタート信号9,
9’が得られる構成としている。また、次チップスター
ト信号9、9′は、各光電変換装置1、1’のビットが
読み出しを終了するときよりNビット前(K−Nビッ
ト)時の信号を、シフトレジスタ3、3′の最終レジス
タの手前Nビット部分から次チップのスタート信号とし
て出力する。
【0041】また、クロック信号CLKとスタートパル
ス信号SPとで駆動されるタイミング発生回路5、5′
により、受光素子4、4′を駆動するパルス及びシフト
レジスタ3、3′を駆動する駆動パルス7、7’及び
8、8’が生成される。スタートパルス信号SPが各イ
メージセンサチップに共通に接続されているのは、各イ
メージセンサチップの動作開始の同期をとるためであ
る。
【0042】図2は、8ビット分のシフトレジスタと受
光素子との回路ブロック図である。シフトレジスタは、
4ビットを1ブロックとするシフトレジスタブロック1
1に備えられている。すなわち、シフトレジスタブロッ
ク11は、Φ1同期の1ビットシフトレジスタ12−1
〜12−4と、Φ2同期の1ビットシフトレジスタ13
−1〜13−4及びモード信号を切り換えるアナログス
イッチS11〜S17と,S21〜S27とを備えてい
る。
【0043】また、シフトレジスタブロック11は、読
み出しパルス線Φa1〜Φd1を介して、受光素子a1
〜d1と図示しない信号出力線間の各スイッチ制御端子
と接続されている。
【0044】図3は、図2における受光素子4画素分の
等価回路を示す図面である。図3の各々の受光素子a1
〜d1は、光電変換手段となるホトダイオードPDa〜
PDdと、読み出しスイッチM1a〜M1dと、信号転
送スイッチM2a〜M2dと、MOSソースホロアM3
a〜M3dと、光電変換手段をリセットする手段である
リセットスイッチM4a〜M4dと、一時的に電荷を蓄
積する蓄積容量Ca〜Cdとを備えている。
【0045】各々の受光素子a1〜d1の信号出力は、
共通信号線14に出力される。そして、信号出力アンプ
ブロック6で増幅されて、出力端子Voutから出力さ
れる。本実施形態において、信号出力アンプブロック6
は、共通出力線14の出力をインピーダンス変換する入
力バッファアンプ6−1と、反転端子に抵抗を並列接続
し、非反転端子から入力バッファアンプ6−1の出力を
入力し増幅するゲインアンプ6−2と、ゲインアンプ6
−2のゲインを可変するゲイン可変手段6−3とを備え
る。
【0046】ゲイン可変手段6−3は、たとえば、アナ
ログスイッチを用いて構成され、リファレンス電圧を備
える。そして、入力される解像度切り換え制御信号(M
ODE)に応じてアナログスイッチが切り換えられる。
それに伴い、ゲインアンプ6−2に接続される抵抗も切
り換えられる。したがって、解像度に応じた電圧がゲイ
ンアンプ6−2の反転端子に入力される。そのため、信
号出力アンプブロック6は、解像度切り換え制御信号
(MODE)、すなわち、解像度に応じたアンプゲイン
を得ることができる。
【0047】以下、本実施形態の動作について説明す
る。図3に示す各受光素子a1〜d1において、ホトダ
イオードPDa〜PDdにて光電変換により生成した光
キャリアは、MOSソースホロアM3a〜M3dで電荷
は電圧に変換され、信号転送パルスΦTにて全画素一致
にて蓄積容量Ca〜Cdに転送される。つづいて、シフ
トレジスタ11から順次ハイとなる読み出しパルスΦa
1〜Φd1によって、順次読み出しスイッチM1a〜M
1dをオン状態にし、共通信号線14に信号電圧が容量
分割として読み出される。
【0048】本実施形態においては、高解像度モード時
には読み出しパルスΦa1〜Φd1は順次オンしていく
が、低解像度モード時には、隣接する2ビット、すなわ
ちシフトレジスタ11から走査するΦa1とΦb1とが
同時にオンし、つづいてΦc1とΦd1とが同時にオン
する構成となる。
【0049】したがって、低解像度モードにおいては2
画素の容量分割加算により、信号電圧を高解像度モード
時より大きくすることが可能となる。なお、上記の容量
分割加算については、たとえば、特開平4−4682号
公報に開示されている。
【0050】つぎに、図2、図4を用いてシフトレジス
タ部の動作を説明する。図2において、MODE信号が
ハイレベルの場合は、S11、S21、S16、S1
7、S26、S27のアナログスイッチがオフ状態とな
り、一方、S12、S13、S14、S15、S22、
S23、S24、S25がオン状態となる。
【0051】したがって、解像度切り換えのない、通常
のシフトレジスタ動作となり、各受光素子a1〜d1用
の読み出し制御パルスΦa1からΦd2までは時系列的
に順次オン状態となる。なお、図2においては、画像信
号の出力線を図示していないが、制御パルスΦa1から
Φd2による順次ハイとなるのに同期して、各受光素子
a1からd2の受光電荷が信号出力線に出力される。
【0052】つぎに、MODE信号がローレベルの場合
は、S11、S21、S16、S17、S26、S27
のアナログスイッチがオン状態となり、一方、S12、
S13、S14、S15、S22、S23、S24、S
25がオフ状態となる。したがって、シフトレジスタ1
2−1にシフトパルスが入力されると、シフトレジスタ
12−1からΦa1とΦb1とがΦ1同期で出力され、
受光素子a1とb1との信号を同時に読み出す。
【0053】つづいて、シフトパルスは、アナログスイ
ッチS11を介してシフトレジスタ13−2に入力さ
れ、シフトレジスタ13−2からΦc1とΦd1とが、
Φ2同期で出力され、受光素子c1とd1との信号を同
時に読み出す。低解像度読み出しのモードの場合も、図
示しない出力線に受光素子a1とb1、c1とd1、a
2とb2、c2とd2というように、対の受光素子の加
算電荷が順次読み出される。
【0054】このとき、シフトレジスタ13−1及びシ
フトレジスタ12−2は、シフトパルスが入力されない
ため動作しない。同様に、シフトレジスタ12−3から
Φa2とΦb2とが、Φ1同期で出力され、受光素子a
2とb2との信号を同時に読み出し、シフトレジスタ1
3−4からΦc2とΦd2とがΦ2同期で出力され、受
光素子c2とd2との信号を同時に読み出す。
【0055】以上の動作のタイミングチャートを図4に
示す。図4において、クロック信号CLKと、同期信号
Φ1,Φ2が高解像度モードと低解像度モードとに共通
に供給され、スタート信号SRがハイとなると共に高解
像度モードと低解像度モードとのそれぞれの画像信号出
力が得られる。図4より、同一のクロックレートにおい
て、低解像度モードにおいては、高解像度モード時の2
倍の読み出し速度で読み出すことが可能であることがわ
かる。
【0056】つぎに、次チップスタート信号の切り換え
手段について説明する。図1において、プレシフトレジ
スタ2、2′は、たとえば、4ビットの遅延を有するた
め、4ビット前の信号を次チップのスタート信号として
出力しなければならない。したがって、高解像度モード
の場合には、光電変換装置1、1′は、たとえば、それ
ぞれ344ビットの信号を備えるため、341ビット目
のシフトレジスタ信号9−1、9′−1を次チップスタ
ート信号として用いる。
【0057】また、低解像度モードにおいては、2画素
加算信号が1ビットとなるため、光電変換装置1、1′
は等価的に177ビットの信号を出力することになる。
したがって、受光素子換算で337ビット目のシフトレ
ジスタ信号9−2、9′−2を次チップスタート信号と
して用いる。すなわち、次チップスタート信号を切り換
えるスタート信号切り換え手段を設けることにより、解
像度を切り換えても光電変換装置1、1′の継ぎ目の部
分において画素信号は連続性を保つことができる。
【0058】なお、本実施形態においては、光電変換装
置のビット数を344ビットとしたが、4の倍数のビッ
ト数であれば幾つでも構わない。また、解像度も[高解
像モード/低解像モード]が[600dpi/300d
pi]の場合に限らず、たとえば、[400dpi/2
00dpi]などの解像度でも構わない。
【0059】さらに、本実施形態は高解像度モードと低
解像度モードの解像度比が2倍の場合を示したが、たと
えば、6画素を1ブロックとし、光電変換装置の画素数
を6の倍数とすることで、[600dpi/200dp
i]の切り換えのように、解像度比を3倍に設定するこ
ともできる。
【0060】また、シフトレジスタ駆動パルスを、2つ
として説明しているが、これに限られるものではなくシ
フトレジスタの構成を変えることにより、たとえば、3
つのシフトレジスタ駆動パルスでは、低解像度が選択さ
れた場合には隣り合う3つの受光素子を加算して読み出
すようにすることもできる。
【0061】つぎに、再び図3を用いて本発明の特徴と
なるゲイン可変手段6−3について説明する。図3にお
いて、共通出力線14上の信号は、信号出力アンプブロ
ック6にて増幅されるが、信号出力アンプブロック6に
は解像度切り換え信号(MODE)が接続され、MOD
E端子から入力される解像度に応じて、ゲインアンプ6
−2のゲインがゲイン可変手段6−3により変化する構
成としている。本実施形態においては、アナログスイッ
チを用いてゲインアンプ6−2のR1〜R3による抵抗
比を変化させることにより、ゲインを変化させる例を示
す。図4において、高解像度モード時(MODE=H
i)のときのアンプゲイン及び低解像度モード時(MO
DE=Lo)のときのゲインアンプ6−2のゲインを、
それぞれG 600、G300 とすると、 G600=(R1+R2)/R2 G300=(R1+R2//R3)/(R2//R3) となる。
【0062】本実施形態においては、たとえば、 R1=18.0kΩ R2=2.0kΩ R3=4.5kΩ という定数を用いており、したがって、 G600=10 G300=14 というアンプゲインを得ることができる。
【0063】一方、本実施形態において、蓄積容量Ca
〜Cdの容量値CTと共通出力線14の容量値CHは、 CT=2.0pF CH=3.0pF という値を用いており、したがって、容量分割比は、 高解像度モード時(MODE=Hi)時 CT/(CT+CH)=2/(2+3)=0.400 低解像度モード時(MODE=Lo)時 2CT/(2CT+CH)=2×2/(2×2+3)=
0.571 となる。
【0064】したがって、低解像度モード時と高解像度
モード時のそれぞれにおける、アンプゲイン6−2と容
量分割比との積は、 10×0.4=4 14×0.571=7.994 となり、アンプゲイン6−2と容量分割比との積の比
は、約2倍となるため、クロックレート一定の場合、低
解像度モード時の蓄積時間が高解像度モード時の1/2
となっても、同等の信号レベルを得ることができる。
【0065】なお、本実施形態においては、ゲインアン
プ6−2の基準電源側の抵抗を変化させているが、出力
側の抵抗を変化させてもよい。また、本実施形態におい
ては、単一のゲインアンプ6−2のゲインを変化させて
いるが、あらかじめゲインの異なる複数のゲインアンプ
を設け、解像度制御信号(MODE)によって所望のゲ
インが得られるようにゲインアンプを選択する構成を用
いてもよい。
【0066】本実施形態においては、解像度を600d
pi/300dpiとしているが、たとえば、400d
pi/200dpiなどの解像度でもよい。さらに、本
実施形態は高解像度モードと低解像度モードとの解像度
比が2倍の場合を示したが、たとえば、6画素を1ブロ
ックとし、光電変換装置の画素数を6の倍数とすること
で、600dpi/200dpiの切り換えのように、
解像度比を3倍に設定することもできる。
【0067】また、イメージスキャナ及びファクシミ
リ、電子複写機として、複数の解像度のいずれかを選択
する選択スイッチと、密着型イメージセンサを読み出す
方向を主走査方向とし、その主走査方向に垂直な方向を
副走査方向として、機構的に副走査方向にも画像原稿に
対応して走査走査回路と、2次元状の読み取り信号を得
て、この読み取り信号に応じて光学感光体に露光する露
光装置とを設けることにより、複数の解像度に応じて被
転写紙に転写することができ、機能的な自由度を増加す
ることができる。
【0068】(実施形態2)本発明の第2の実施形態に
おける光電変換装置を用いた密着型イメージセンサにつ
いて図5、図6を用いて説明する。図5は、本実施形態
における光電変換装置内の4画素分の受光素子の等価回
路図である。また、図6は、本実施形態における信号出
力アンプブロック6の等価回路図である。なお、本実施
形態においては、受光素子構成及び信号出力アンプブロ
ック、リセットスイッチ15以外は図3と同様の構成と
している。
【0069】図5は、図2における受光素子4画素分の
等価回路である。図5において、各々の受光素子a1〜
d1は、光電変換手段となるホトダイオードPDa〜P
Dd、読み出しスイッチM1aS〜M1dS及びM1a
N〜M1dN、光信号転送スイッチM2aS〜M2d
S、ノイズ信号転送スイッチM2aN〜M2dN、MO
SソースホロアM3a〜M3d、光電変換手段をリセッ
トする手段であるリセットスイッチM4a〜M4d、一
時的に光信号を蓄積する光信号蓄積容量CaS〜Cd
S、ノイズ信号を蓄積するノイズ蓄積容量CaN〜Cd
Nとを備えている。
【0070】図6は、本実施形態における信号出力アン
プブロック6の等価回路図である。図6に示すように、
信号出力アンプブロック6は、光信号共通出力線14−
1及びノイズ信号共通出力線14−2の出力をインピー
ダンス変換する入力バッファアンプ6−1と、2つの入
力バッファアンプ6−1の出力の差をとる差動アンプ6
−4と、差動アンプ6−4の出力を増幅するゲインアン
プ6−2と、ゲインアンプ6−2のゲインを可変するゲ
イン可変手段6−3とを備える。
【0071】また、ゲイン可変手段6−3は、実施形態
1と同様に、解像度切り換え制御信号(MODE)が接
続されており、解像度に応じたアンプゲインを得ること
ができる。
【0072】以下、本実施形態の動作について説明す
る。各受光素子a1〜d1に光が入射すると、ホトダイ
オードPDa〜PDdは、そ光を光電変換して光信号出
力及びノイズ信号出力として、MOSソースホロアM3
a〜M3dに出力する。
【0073】MOSソースホロアM3a〜M3dは、電
荷を電圧に変換して、信号転送パルスΦTS及び信号転
送パルスΦTNにて、全画素一括で蓄積容量CaS〜C
dS及び蓄積容量CaN〜CdNに転送する。
【0074】つづいて、シフトレジスタ11から順次ハ
イとなる読み出しパルスΦa1〜Φd1によって、順次
読み出しスイッチM1aS〜M1dS及びM1aN〜M
1dNをオン状態にして、光信号共通信号線14−1及
びノイズ信号共通信号線14−2に、光信号電圧及びノ
イズ信号電圧が読み出される。
【0075】読み出された光信号電圧及びノイズ信号電
圧は、各々の入力バッファアンプ6−1により、インピ
ーダンス変換される。そして、差動アンプ6−4におい
て、光信号出力電圧からノイズ信号出力電圧を差分さ
れ、たとえば、5倍に増幅した差動出力電圧が出力され
る。その後、ゲインアンプ6−2で差動アンプ6−4の
出力を、たとえば、4倍に増幅して出力端子Voutよ
り出力される。また、信号出力アンプブロック6に接続
されている解像度切り換え制御信号(MODE)によ
り、解像度に応じたアンプゲインを得ることができる。
【0076】本実施形態においては、各々の受光素子a
1〜d1に光信号蓄積容量CaS、ノイズ信号蓄積容量
CaNを設け、さらにその差分処理を差動アンプ6−4
にて行っているため、各画素に設けたMOSソースホロ
アM3aのしきい値バラツキに起因するFPNを抑制す
ることができる。
【0077】なお、本実施形態においては、蓄積容量の
容量値、ノイズ信号共通出力線14−2の容量値及び光
信号共通出力線14−1の容量値、ゲインアンプ(6−
2)の抵抗値R1、R2、R3については、実施形態1
と同様の定数である、たとえば、R1=18.0KΩ、
R2=2.0KΩ、R3=4.5KΩを用いている。
【0078】また、ゲイン可変手段6−3は、差動アン
プ6−4に用いている抵抗比を変化させるようにを設け
ても構わないが、この場合、ノイズ信号系の抵抗比と光
信号系の抵抗比が、ゲイン可変手段6−3のアナログス
イッチのON抵抗のバラツキの影響を受けるため、結果
としてFPNの増大などの不具合が生じる可能性があ
る。したがって、図6に示すように、差分処理を行った
後のゲインアンプ6−2の部分にゲイン可変手段6−3
を設けるのがより好ましい。
【0079】また、本実施形態において、ゲインアンプ
6−2のゲインを変化させることにより、ゲインアンプ
6−2の動作が不安定になる、もしくは動作が遅くなる
などの不具合が生じる場合は、同様に解像度切り換え制
御信号(MODE)を用いて、たとえば、位相補償容量
値を変化させる、アンプ内の定電流部を変化させるなど
の手段を用いてもよい。
【0080】(実施形態3)本発明の第3の実施形態に
おける光電変換装置を用いた密着型イメージセンサにつ
いて図5、図7を用いて説明する。図7は本実施形態に
おける光電変換装置を用いた密着型イメージセンサにお
ける光電変換装置内の信号出力アンプブロックの等価回
路図である。本実施形態の光電変換装置は、信号出力ア
ンプブロック以外は実施形態2において説明した光電変
換装置と同様の構成としている。
【0081】光信号共通出力線14−1の出力及びノイ
ズ信号共通出力線14−2の出力は、入力バッファアン
プ6−1を介してインピーダンス変換される。その後、
差動アンプ6−4で光信号とノイズ信号の差分処理を行
い、たとえば、5倍のゲインで増幅される。そして、差
動アンプ6−4の出力は、ゲイン可変手段6−3に入力
される。
【0082】ここで、ゲイン可変手段6−3は、解像度
切り換え制御信号(MODE)により、差動アンプ6−
4の出力を、ゲインアンプ6−2′を介してゲインアン
プ6−2に入力される信号経路と、差動アンプ6−4の
出力が直接ゲインアンプ6−2に入力される信号経路と
に切り換えることができるスイッチ手段6−5を設けて
いる。このスイッチ手段6−5には、たとえば、MOS
のアナログスイッチなどを用いることができる。
【0083】また、本実施形態において、受光素子(図
示せず)の定数は、実施形態2と同様の値を用い、本実
施形態の差動アンプ6−4のゲインは、たとえば、5
倍、出力部のゲインアンプ6−2のゲインは、たとえ
ば、4倍に設定している。また、中間段のゲインアンプ
6−2′のゲインは、たとえば、1.4倍に設定してい
る。信号出力アンプブロック6のゲインは、 高解像度モード時(MODE=Hi)時には、20倍 低解像度モード時(MODE=Lo)時には、28倍 となる。
【0084】本実施形態は、信号出力アンプブロック6
のゲインを変化させても、アンプ6−2、6−2’の特
性は変化しないため、安定な動作を実現することができ
る。なお、実施形態1から3において説明した光電変換
装置においては、解像度を低解像度と高解像度との2つ
にしたものを説明したが、3つ以上の解像度を備え、解
像度数に応じた解像度切り換えを行えるものでもよい。
【0085】たとえば、3つの解像度を備え、それらの
解像度を切り換えるとすれば、シフトレジスタブロック
11の回路構成を変更することにより、1つの受光素子
ずつの出力、2つの受光素子からの加算出力、4つの受
光素子からの加算出力を行えるようになる。そして、解
像度に応じてゲイン可変手段を制御すればよい。
【0086】したがって、シフトレジスタブロック11
の回路構成を換えることにより複数の解像度に対応した
光電変換装置を実現することができる。
【0087】(実施形態4)本実施形態の画像読み取り
装置について、図8〜図10を用いて説明する。図8は
たとえば実施形態1に示した光電変換装置を用いて構成
した密着型イメージセンサを備える画像読み取り装置の
平面構造図である。図9は密着型イメージセンサの断面
図である。図10は密着型イメージセンサの動作を示す
タイミングチャートである。
【0088】図8に示すように、セラミック実装基板3
2上に、光電変換装置1−1〜1−15を、たとえば1
5チップ分インライン状にマルチ実装することにより、
イメージセンサモジュールを構成している。各々の光電
変換装置1−1〜1−15は、ボンディングワイヤを介
して実装基板32上の配線と接続されている。
【0089】本実施形態においては、1チップ目のシフ
トレジスタを動作させるスタート信号SIと、15チッ
プ目のシフトレジスタの次チップスタート信号SOと、
信号出力線Voutと、解像度切り換え制御信号(MO
DE)の各入力端子のみを図示している。そして、これ
らの入力端子は、図1において説明した各々の入出力端
子に対応している。なお、他の入出力端子の説明は省略
する。
【0090】図9に示す密着型イメージセンサは、光透
過性の支持体36と、支持体36に赤色・緑色・青色の
光を照射するLED光源35と、原稿からの反射光を集
光し受光素子表面で結像させるレンズアレイ34と、レ
ンズアレイ34により集光された反射光を光電変換する
セラミック基板32上の光電変換装置1と、光電変換装
置1の保護のため、シリコーン樹脂などからなるチップ
コート剤33と、筐体37とを設けている。これらを組
み立てることにより密着型イメージセンサを構成してい
る。
【0091】画像読み取り装置40は、密着型イメージ
センサ38、信号処理手段、センサ駆動手段及びLED
発光手段(LED駆動手段を含む)を備えている。セン
サ駆動手段からセンサ駆動信号として、スタート信号S
I、解像度制御信号MODEが密着型イメージセンサ3
8に供給されることにより、それの動作が制御される。
なお、たとえばクロック信号などは図示していない。
【0092】また、密着型イメージセンサ38の出力信
号Voutは、信号処理手段に接続されており、信号処
理手段において、たとえばA/D変換、シェーディング
補正、ダーク補正、色合成等の処理を加えて最終的な画
像信号が生成される。
【0093】さらに、密着型イメージセンサ38に備え
られたLEDは、LED点滅制御手段と接続されてお
り、LED点滅制御手段は、センサ駆動手段から供給さ
れるスタート信号SI及び光電変換装置から供給される
15チップ目のシフトレジスタの次チップスタート信号
SOにより、点灯と点滅とが制御される。
【0094】したがって、LED光源35が、赤色のみ
を発光しているとき、光電変換装置1を駆動して赤色情
報を読み取り、つづいて同様に、緑色及び青色の情報を
読み取り、これらの原稿の色情報を画像処理を用いて合
成することにより、カラーフィルタを用いることなくカ
ラー原稿の読み取りができる。
【0095】本実施形態においては、LED光源35の
点灯開始を制御する信号として、密着型イメージセンサ
の駆動を制御する手段から送信されてくる1チップ目の
スタート信号SIを用い、さらに、LED光源35の点
灯終了を制御する信号として、15チップ目のシフトレ
ジスタの次チップスタート信号SOを用いている。した
がって、実装基板上32のすべての光電変換装置1−1
〜1−15が動作している間のみLED光源35が点灯
していることになる。
【0096】図10は、上記の動作を示すタイミングチ
ャートである。図10において、(1)は、高解像度モ
ード時のLED光源35の動作を示している。また、
(2)は、低解像度モード時のLED光源35の動作を
示している。図10に示すように、一定周波数の駆動ク
ロックを用いて、高解像度モードから低解像度モードに
解像度を切り換えた場合には、各々のLED光源35の
点灯期間及びスタート信号SI〜次チップスタート信号
SOまでの期間は約1/2になる。そのため、光信号の
出力レベルも低下する。
【0097】しかし、実施形態1〜3に示すように、光
電変換装置はゲイン切り換え手段6−3(図6など)を
備えているため、解像度によらず、ほぼ一定の信号出力
を得ることができる。
【0098】さらに、上記のように構成した光電変換装
置において、解像度切り換え制御信号(MODE)によ
って解像度切り換えを行う場合、解像度に応じてLED
光源35の点灯期間を自動的に光電変換装置の感度変化
分に対応した最適値に制御することができる。そのた
め、LED光源35の点灯制御が簡便となる。加えて、
たとえば密着型イメージセンサの出力をA/D変換装置
などを用いて信号処理を行う場合においても、A/D変
換装置の入力レンジを解像度によらず一定で使用するこ
とができるため、安価な密着型イメージセンサを提供す
ることができる。
【0099】また、本実施形態は、光源切り換え型カラ
ー密着型イメージセンサを例として示したが、光源切り
換え型に限らず、白黒の密着型イメージセンサなどにも
適用できる。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のイメージ
センサユニットは、解像度を切り換え時に、解像度に応
じた読み取り速度を実現して、かつ読み取り速度を速め
ても光電変換信号の出力レベルの低下を防止することに
加え、光電変換装置から出力される光電変換信号によっ
て、光照射手段を消灯させる。
【0101】そのため、たとえば、このイメージセンサ
を用いた画像読み取り装置は、光照射手段を消灯させる
手段を備える必要がなくなる。したがって、システムコ
ストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1における光電変換装置及び
密着型イメージセンサの回路ブロック図である。
【図2】本発明の実施形態1における8ビット分のシフ
トレジスタと受光素子の回路ブロック図である。
【図3】本発明の実施形態1における受光素子の等価回
路図(4画素分)である。
【図4】本発明の実施形態1におけるシフトレジスタと
受光素子との回路動作を示すタイミングチャートであ
る。
【図5】本発明の実施形態2における光電変換装置の受
光素子の回路ブロック図である。
【図6】本発明の実施形態2における信号出力アンプブ
ロック回路ブロック図である。
【図7】本発明の実施形態3における光電変換装置の信
号出力アンプブロックの回路ブロック図である。
【図8】本発明の実施形態4における密着型イメージセ
ンサのイメージセンサモジュール部の平面図である。
【図9】本発明の実施形態4における密着型イメージセ
ンサの断面図である。
【図10】本発明の実施形態4における密着型イメージ
センサの光源のタイミングチャートである。
【図11】従来技術1の光電変換装置の等価回路図であ
る。
【図12】従来技術1の光電変換装置のタイミングチャ
ートである。
【図13】従来技術3における密着型イメージセンサ用
集積回路の回路図である。
【図14】従来技術4における密着型イメージセンサ用
集積回路の回路図である。
【符号の説明】
1、1′ 光電交換装置 2、2′ プレシフトレジスタ 3、3′ シフトレジスタ 4、4′ 受光素子アレイ 5、5′ タイミング発生回路 6、6′ 信号出力アンプブロック 6−1 入力バッファアンプ 6−2 ゲインアンプ 6−4 差動アンプ 7、7′ シフトレジスタ駆動パルス(Φ1) 8、8′ シフトレジスタ駆動パルス(Φ2) 9、9′ 次チップスタート信号線 9−1、9−1′ 高解像モード時スタート信号線 9−2、9−2′ 低解像モード時スタート信号線 10、10′ スタート信号切り替え手段 11 シフトレジスタブロック(4ビット分) 12−1〜12−4′ Φ1同期1ビットシフトレジス
タ 13−1〜13−4′ Φ2同期1ビットシフトレジス
タ 14 共通信号線 14−1 光信号共通信号線 14−2 ノイズ信号共通信号線 15 共通信号線リセットスイッチ 15−1 光信号共通信号線リセットスイッチ 15−2 ノイズ信号共通信号線リセットスイッチ 32 セラミック基板 33 チップコート剤 34 レンズアレイ 35 LED光源 36 支持体 37 筐体 a1〜d2 受光素子 Φa1〜Φd2 a1〜d2読み出しパルス M1a〜M1d 読み出しスイッチ M4a〜M4d リセットスイッチ PDa〜PDd ホトダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C051 AA01 BA03 DA03 DA06 DB09 DB22 DB29 DC03 DC04 DC05 DC07 DE02 DE03 DE07 DE09 DE12 DE13 5C072 AA01 BA11 CA05 CA09 CA12 DA03 EA05 FA07 FB15 FB17 MB01 MB04 TA05 XA01 5C077 LL02 LL17 LL18 MM05 NP07 PP11 PP20 PP47 PQ03 PQ08 PQ22 SS01 SS03

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿に光を照射する光照射手段と、前記
    原稿からの光を入射する複数の光電変換手段を有する光
    電変換装置とを備えるイメージセンサユニットにおい
    て、 前記光照射手段は、前記光電変換装置と共に駆動を開始
    し、前記光電変換装置から出力される光電変換信号を入
    力すると、前記駆動を終了することを特徴とするイメー
    ジセンサユニット。
  2. 【請求項2】 前記光照射手段は、LEDであることを
    特徴とする請求項1に記載のイメージセンサユニット。
  3. 【請求項3】 前記光電変換装置は、第1の解像度と前
    記光電変換手段により変更された第2の解像度とを切り
    換える解像度切り換え手段と、前記解像度切り換え手段
    における解像度の切り換えを制御する解像度制御手段
    と、前記光電変換手段から出力された光電変換信号を前
    記解像度制御手段によって制御される増幅率にしたがっ
    て増幅する増幅手段とを備えることを特徴とする請求項
    1に記載のイメージセンサユニット。
  4. 【請求項4】 前記光電変換装置は、前記光電変換手段
    からノイズ信号を読み出して保持するノイズ信号保持手
    段と、 前記光電変換手段から光信号を読み出して保持する光信
    号保持手段と、 前記ノイズ信号保持手段から出力される複数のノイズ信
    号をノイズ信号共通出力線に読み出す第1読み出し手段
    と、 前記光信号保持手段から出力される複数の光信号を光信
    号共通出力線に読み出す第2読み出し手段と、 前記第1読み出し手段及び第2読み出し手段により、前
    記光電変換手段により変更された画像信号の解像度を切
    り換える解像度切り換え手段と、 前記解像度切り換え手段における解像度の切り換えを制
    御する解像度制御手段と、 前記ノイズ信号と前記光信号との差分をとる差分手段
    と、 前記差分手段から出力された光電変換信号を前記解像度
    制御手段によって制御される増幅率にしたがって増幅す
    る増幅手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載
    のイメージセンサユニット。
  5. 【請求項5】 前記第1の解像度のときの前記増幅率を
    G1とし、前記第2の解像度のときの前記増幅率をG2
    とした場合に、 G2>G1であることを特徴とする請求項3に記載のイ
    メージセンサユニット。
  6. 【請求項6】 前記ノイズ信号保持手段は容量値CTN
    容量を備え、前記光信号保持手段は容量値CTSの容量を
    備え、かつ、CTS≒CTN≒CTであり、 前記ノイズ信号共通出力線は容量値CHNの寄生容量を備
    え、前記光信号共通出力線は容量値CHSの寄生容量を備
    え、かつ、CHN≒CHS≒CHであり、 さらに、前記第1の解像度のときの前記増幅率をG1と
    し、前記第2の解像度のときの前記増幅率をG2とした
    場合、 G2/G1=(N×CT+CH)/(CT+CH) であることを特徴とする請求項5に記載のイメージセン
    サユニット。
  7. 【請求項7】 原稿に光を照射する光照射手段と、前記
    原稿からの光を入射する複数の光電変換手段を有する光
    電変換装置とを備えるイメージセンサユニットと、 前記イメージセンサを駆動するセンサ駆動手段とを備え
    た画像読み取り装置において、 前記イメージセンサユニットは、前記駆動手段から出力
    される駆動開始信号により駆動を開始し、 前記光照射手段は、前記光電変換装置から出力される光
    電変換信号を入力すると、前記駆動を終了することを特
    徴とする画像読み取り装置。
  8. 【請求項8】 前記光照射手段は、LEDであることを
    特徴とする請求項7に記載の画像読み取り装置。
  9. 【請求項9】 前記光電変換装置は、第1の解像度と前
    記光電変換手段により変更された第2の解像度とを切り
    換える解像度切り換え手段と、前記解像度切り換え手段
    における解像度の切り換えを制御する解像度制御手段
    と、前記光電変換手段から出力された光電変換信号を前
    記解像度制御手段によって制御される増幅率にしたがっ
    て増幅する増幅手段とを備えることを特徴とする請求項
    7に記載の画像読み取り装置。
  10. 【請求項10】 前記光電変換装置は、前記光電変換手
    段からノイズ信号を読み出して保持するノイズ信号保持
    手段と、 前記光電変換手段から光信号を読み出して保持する光信
    号保持手段と、 前記ノイズ信号保持手段から出力される複数のノイズ信
    号をノイズ信号共通出力線に読み出す第1読み出し手段
    と、 前記光信号保持手段から出力される複数の光信号を光信
    号共通出力線に読み出す第2読み出し手段と、 前記第1読み出し手段及び第2読み出し手段により、前
    記光電変換手段により変更された画像信号の解像度を切
    り換える解像度切り換え手段と、 前記解像度切り換え手段における解像度の切り換えを制
    御する解像度制御手段と、 前記ノイズ信号と前記光信号との差分をとる差分手段
    と、 前記差分手段から出力された光電変換信号を前記解像度
    制御手段によって制御される増幅率にしたがって増幅す
    る増幅手段とを備えることを特徴とする請求項7に記載
    の画像読み取り装置。
  11. 【請求項11】 前記第1の解像度のときの前記増幅率
    をG1とし、前記第2の解像度のときの前記増幅率をG
    2とした場合に、 G2>G1であることを特徴とする請求項9に記載の画
    像読み取り装置。
  12. 【請求項12】 前記ノイズ信号保持手段は容量値CTN
    の容量を備え、前記光信号保持手段は容量値CTSの容量
    を備え、かつ、CTS≒CTN≒CTであり、 前記ノイズ信号共通出力線は容量値CHNの寄生容量を備
    え、前記光信号共通出力線は容量値CHSの寄生容量を備
    え、かつ、CHN≒CHS≒CHであり、 さらに、前記第1の解像度のときの前記増幅率をG1と
    し、前記第2の解像度のときの前記増幅率をG2とした
    場合、 G2/G1=(N×CT+CH)/(CT+CH) であることを特徴とする請求項11に記載の画像読み取
    り装置。
JP11105497A 1999-04-13 1999-04-13 イメージセンサユニット及びそれを用いた画像読み取り装置 Pending JP2000299764A (ja)

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