JPH11111951A - 半導体装置とその製造方法 - Google Patents

半導体装置とその製造方法

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JPH11111951A
JPH11111951A JP9267190A JP26719097A JPH11111951A JP H11111951 A JPH11111951 A JP H11111951A JP 9267190 A JP9267190 A JP 9267190A JP 26719097 A JP26719097 A JP 26719097A JP H11111951 A JPH11111951 A JP H11111951A
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wiring
semiconductor device
wirings
adjacent
gate
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Katsuhiko Kitagawa
勝彦 北川
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 隣り合う配線が密に配置される配線構造を有
する半導体装置とその製造方法において、パッシベーシ
ョン膜に形成されたボイド上に小さな隙間があった場合
に、パッシベーション膜上にフォトレジスト膜を形成す
る際のベーキングによりボイド内の空気が熱膨張して該
フォトレジスト膜が破裂するという不良とか、ボイド内
にフォトレジスト膜が入り込んで、後工程でのアニール
時にボイド内の空気が熱膨張して該フォトレジスト膜が
吹き出したり、配線の終端部から流れ出したりという不
良の発生を抑制する。 【解決手段】 隣り合うように密に配置された配線20
の終端部に近接するように、その配列方向と垂直にダミ
ー配線パターン21を形成することで、ボイド内へのフ
ォトレジスト膜の侵入を抑制するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置とその
製造方法に関し、更に言えば密集した配線上を被覆する
パッシベーション膜を介して電極パッドをパターニング
する際に使用するフォトレジストが、そのベーキング時
に隣り合う配線間上に形成されたパッシベーション膜に
形成されたボイド内に入り込んだ空気の熱膨張により破
裂するという不良、更には、フォトレジストが前記ボイ
ド内に入り込んで洗浄処理しても除去しきれないこと
で、後工程のアニール時に前述したボイド内の空気の熱
膨張によりボイド内に入り込んだフォトレジストが吹き
出したり、配線の終端部から流れ出したりするという不
良を抑制する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、前述したような密集した配線上を
被覆するパッシベーション膜を介して電極パッドをパタ
ーニングする際に使用するフォトレジストが、そのベー
キング時に隣り合う配線間上に形成されたパッシベーシ
ョン膜に形成されたボイド内に入り込んだ空気の熱膨張
により破裂するという不良、更には、フォトレジストが
前記ボイド内に入り込んで洗浄処理しても除去しきれな
いことで、後工程のアニール時に前述したボイド内の空
気の熱膨張によりボイド内に入り込んだフォトレジスト
が吹き出したり、配線の終端部から流れ出したりすると
いう不良が発生するような密な配線構造を有する従来構
成を、図面に基づき説明する。ここでは、隣り合う配線
が、フローティングゲートとコントロールゲートを有す
る半導体装置の各ゲートに隣接するように半導体基板の
表層に形成された不純物拡散領域の一方に接続されてビ
ット線を構成するものについて説明する。
【0003】例えば、メモリセルが単一のトランジスタ
からなる電気的に消去可能な不揮発性半導体記憶装置、
特にプログラマブルROM(EEPROM:Electrically Erasa
bleand Programmable ROM)においては、フローティング
ゲートとコントロールゲートとを有する2重ゲート構造
のトランジスタによって各メモリセルが形成される。こ
のような2重ゲート構造のメモリセルトランジスタの場
合、フローティングゲートのドレイン領域側で発生した
ホットエレクトロンを加速してフローティングゲートに
注入することでデータの書き込みが行われる。そして、
F−N伝導(Fowler-Nordheim tunnelling)によってフロ
ーティングゲートからコントロールゲートへ電荷を引き
抜くことでデータの消去が行われる。
【0004】そして、このようなメモリセルをアレイ化
する際に、同一チップサイズにおいて記憶容量を増大さ
せるためには、各メモリセル間の間隔を狭めることが望
ましい。従って、配線間のピッチも狭まることになる。
更に、各配線の長さ寸法も長くなることになる。図5
は、前述したようなフローティングゲートを有する不揮
発性半導体記憶装置のメモリセル部分の平面図で、図6
は、そのX1−X1線の断面図である。この図において
は、コントロールゲート6がフローティングゲート4の
上部に絶縁膜を介して一部が跨りながら並んで配置され
るスプリットゲート構造を示している。
【0005】P型のシリコン基板1の表面領域に、選択
的に厚く形成される酸化膜(LOCOS)よりなる複数の分離
領域2が短冊状に形成され、素子領域が区画される。半
導体基板1上に、酸化膜3を介し、隣り合う分離領域2
の間に跨るようにしてフローティングゲート4が配置さ
れる。このフローティングゲート4は、1つのメモリセ
ル毎に独立して配置される。また、フローティングゲー
ト4上の選択酸化膜5は、選択酸化法によりフローティ
ングゲート4の中央部で厚く形成され、フローティング
ゲート4の端部を鋭角にしている。これにより、データ
の消去動作時にフローティングゲート4の端部で電界集
中が生じ易いようにしている。
【0006】複数のフローティングゲート4が配置され
た半導体基板1上に、フローティングゲート4の各列毎
に対応してコントロールゲート6が配置される。このコ
ントロールゲート6は、一部がフローティングゲート4
上に重なり、残りの部分が酸化膜3を介して半導体基板
1に接するように配置される。また、これらのフローテ
ィングゲート4及びコントロールゲート6は、それぞれ
隣り合う列が互いに面対称となるように配置される。
【0007】前記コントロールゲート6の間の基板領域
及びフローティングゲート4の間の基板領域に、N型の
ドレイン領域7及びソース領域8が形成される。ドレイ
ン領域7は、コントロールゲート6の間で分離領域2に
囲まれてそれぞれが独立し、ソース領域8は、コントロ
ールゲート6の延在する方向に連続する。これらのフロ
ーティングゲート4、コントロールゲート6、ドレイン
領域7及びソース領域8によりメモリセルトランジスタ
が構成される。
【0008】そして、前記コントロールゲート6上に、
酸化膜9を介してアルミニウム配線10がコントロール
ゲート6と交差する方向に配置される。このアルミニウ
ム配線10は、コンタクトホール11を通して、ドレイ
ン領域7に接続される。そして、各コントロールゲート
6は、ワード線となり、コントロールゲート6と平行に
延在するソース領域8は、ソース線となる。また、ドレ
イン領域7に接続されるアルミニウム配線10は、ビッ
ト線となる。
【0009】このような2重ゲート構造のメモリセルト
ランジスタの場合、フローティングゲート4に注入され
る電荷の量によってソース、ドレイン間のオン抵抗値が
変動する。そこで、フローティングゲート4に選択的に
電荷を注入することにより、特定のメモリセルトランジ
スタのオン抵抗値を変動させ、これによって生じる各メ
モリセルトランジスタの動作特性の差を記憶するデータ
に対応づけるようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図7は図5
に示した従来の半導体装置の構成を簡略化した平面図で
あり、図示したようにメモリセルアレイを構成した場合
に、隣り合う配線10が密に配置されている状態を示し
ている。ここでは、各配線間の間隔がA(例えば、0.
7μm)間隔毎に線幅がB(例えば、1.0μm)であ
る配線10が形成されているような場合に、前述した不
良が発生する状況について図7乃至図12に示す断面図
を基に説明する。
【0011】先ず、図7は隣り合う配線10の配置状態
を示す図であり、便宜的に各配線10を被覆しているパ
ッシベーション膜12は省略してある。また、図8は図
7のX2−X2線の断面図である。そして、図7に示す
ように密に配置された隣り合う配線10間を被覆するパ
ッシベーション膜には、ボイドが形成され易い。このよ
うなボイドが、前記配線10に沿って平行に、あたかも
上部が小さく開口した空洞のように形成されていると、
図8に示すように前記パッシベーション膜12上にフォ
トレジスト膜14を形成した後に、該フォトレジスト膜
14をマスクにして該パッシベーション膜12を介して
電極パッド(不図示)を形成する際に使用したフォトレ
ジスト膜14が該ボイド13内に前記空洞の上部の開口
から、そして配線10の終端部の空洞の側端部から入り
込んでしまう(図7及び図8の→参照)。
【0012】図9は前述した配線10間を被覆するパッ
シベーション膜12に形成されたボイド13にフォトレ
ジスト膜14(図9の×印参照)が入り込み、特に配線
10の両端部は、フォトレジスト膜14により蓋された
状態となり、内部に空気(図9の○印参照)が閉じ込め
られている。このため、図10及び図11に示すように
隣り合うパッシベーション膜12とパッシベーション膜
12の間にボイド13B上に小さな隙間Sが存在する
と、前記パッシベーション膜12上にフォトレジスト膜
14を形成した後に、該フォトレジスト膜14をマスク
にして該パッシベーション膜12を介して電極パッドを
形成する際に使用するフォトレジスト膜14が、該フォ
トレジスト膜14をベーキングする際の熱により前記隙
間Sから一気にボイド13B内の空気が熱膨張されて吹
き出し、パッシベーション膜12上のフォトレジスト膜
14も破裂させてしまう(図11のフォトレジスト膜1
4A参照)。そのため、後工程の電極パッド形成用のエ
ッチング工程で、この部分のパッシベーション膜12が
エッチングされてしまうという不良があった。
【0013】また、前述したようにフォトレジスト膜1
4を形成し、該フォトレジスト膜14をマスクにして電
極パッドを形成した後に、後工程で前記フォトレジスト
膜14を洗浄した際に、前記ボイド13B内に入り込ん
だフォトレジスト膜14Bが除去しきれずに、図12に
示すようにボイド13B内にフォトレジスト膜14Bが
残存してしまうと、例えば後工程でのアニール時にボイ
ド13B内の空気(図12の○印参照)が熱膨張して、
該フォトレジスト膜14Bが吹き出したり、配線10の
終端部(前記空洞の開口部)から流れ出したりという不
良が発生していた。
【0014】尚、図7及び図8に示すように配線10の
終端部からセル端部までのスペースC(例えば、3.4
μm)は比較的広いため、フォトレジスト膜14が配線
10の終端部の空洞の側端部から入り込み易い。そこで
本発明は、隣り合う配線が密に配置される配線構造を有
する半導体装置とその製造方法において、パッシベーシ
ョン膜に形成されたボイド上に小さな隙間があった場合
に、パッシベーション膜上にフォトレジスト膜を形成す
る際のベーキングによりボイド内の空気が熱膨張して該
フォトレジスト膜が破裂するという不良とか、ボイド内
にフォトレジスト膜が入り込んで、後工程でのアニール
時にボイド内の空気が熱膨張して該フォトレジスト膜が
吹き出したり、配線の終端部から流れ出したりという不
良の発生を抑制することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の半導体装置は、前述の課題を解決するためになされた
もので、その特徴とするところは、隣り合うように密に
配置された配線の終端部に近接するように、その配列方
向と垂直にダミー配線パターンを形成するものである。
【0016】また、請求項2に記載の半導体装置は、請
求項1に記載の半導体装置において、前記ダミー配線パ
ターンと各配線の終端部との間隔は、各配線間の間隔と
同等か、各配線間の間隔よりも狭くなるように配置され
ていることを特徴とするものである。更に、請求項3に
記載の半導体装置は、請求項1または請求項2に記載の
半導体装置において、前記隣り合う配線は、フローティ
ングゲートとコントロールゲートを有する半導体装置の
各ゲートに隣接するように半導体基板の表層に形成され
た不純物拡散領域の一方に接続されてビット線を構成す
ることを特徴とするものである。
【0017】また、請求項4に記載の半導体装置は、請
求項1または請求項2または請求項3に記載の半導体装
置において、前記配線及び前記ダミー配線パターンのパ
ターニング形状が逆テーパー形状であることを特徴とす
るものである。更に、請求項5に記載の半導体装置の製
造方法は、密に配置される各配線の終端部に近接するよ
うに、その配列方向と垂直にダミー配線パターンを当該
配線と同時にパターニング形成する工程を有することを
特徴とするものである。
【0018】また、請求項6に記載の半導体装置の製造
方法は、フローティングゲートとコントロールゲートを
有する半導体装置の各ゲートに隣接するように半導体基
板の表層に形成された不純物拡散領域の一方に接続され
てビット線を構成する配線が密に配置される配線構造を
有する半導体装置の製造方法において、密に配置される
各配線の終端部に近接するように、その配列方向と垂直
にダミー配線パターンを当該配線と同時にパターニング
形成する工程を有することを特徴とするものである。
【0019】更に、請求項7に記載の半導体装置の製造
方法は、請求項5または請求項6に記載の半導体装置の
製造方法において、前記配線及び前記ダミー配線パター
ンのパターニング形状が逆テーパー形状となるようにエ
ッチングする工程を有することを特徴とするものであ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態の半
導体装置とその製造方法について図面を基に説明する。
本発明の半導体装置と従来の半導体装置の相違点は、先
ず、図1及び図2に示すように本発明の半導体装置は、
隣り合う配線が、フローティングゲートとコントロール
ゲートを有する半導体装置の各ゲートに隣接するように
半導体基板の表層に形成された不純物拡散領域の一方に
接続されてビット線を構成するものにおいて、隣り合う
ように密に配置された配線20の終端部に近接するよう
に、その配列方向と垂直にダミー配線パターン21を形
成したことである。更に、図4に示すように少なくとも
前記配線20の断面形状を逆テーパー形状に形成したこ
とである。尚、他の構成は、前述した従来の構成と同様
であり、説明は省略する。
【0021】本発明では、図1及び図2に示すように隣
り合う配線20の終端部に近接するように、その配列方
向と垂直にダミー配線パターン21を形成している。
尚、図2は図1のX3−X3線の断面図である。即ち、
本発明の半導体装置は、図1に示すようにA(例えば、
0.7μm)間隔毎におよそ1.0μmの線幅を有する
配線20が形成されており、前記配線20のパターニン
グと同時に該配線20の終端部に近接するように、その
配列方向と垂直にダミー配線パターン21が形成されて
いる。そして、本実施の形態では、前記ダミー配線パタ
ーン21の配置位置を前記配線20の終端部からD(例
えば、0.7μm以内)の間隔を介して形成している。
このように各配線20間の間隔Aと同じであるか、それ
よりも狭い間隔Dで配線20の終端部に近接させてダミ
ー配線パターン21を形成しているため、従来の図8に
示すように配線10の終端部の比較的広いスペースから
図8に→で示した流れで配線10の終端部から隣り合う
配線10間上に形成したパッシベーション膜12のボイ
ド13へのフォトレジスト膜14の入り込みを極力抑制
することができる。
【0022】従って、配線10の終端部から流れ出した
りという不良の発生を抑制することができる。また、ボ
イド上部からのフォトレジスト膜の入り込みを抑制する
技術について図3及び図4を基に説明する。尚、図3及
び図4は、図1のY2−Y2線の断面図である。
【0023】先ず、図3に示すように半導体基板1上の
絶縁膜9上に形成される配線20を逆テーパー形状にパ
ターニングする。続いて、図4に示すように前記配線2
0を被覆するようにパッシベーション膜22を形成す
る。このとき、配線20が逆テーパー形状にパターニン
グされていることで、図4に示すようにパッシベーショ
ン膜22を形成した際に、ボイド23が積極的に形成さ
れるようになり、ボイド23の上部が閉じた状態とな
る。
【0024】このように、積極的にボイド23ができ易
いように配線20を逆テーパー形状にパターニングする
ことで、ボイド23の上部が閉じた状態となり、該ボイ
ド23の上部からのフォトレジスト膜の入り込みを抑制
することができる。また、積極的にボイド23を形成す
るため、隣り合う配線20間のパッシベーション膜22
が薄く形成されて空洞化できることにより、低誘電率化
が図れ、配線スピードの低下も抑制できる。更に言え
ば、従来、配線のエッチング形状が順テーパーとなるよ
うにするためにエッチングの条件出しが困難であった
が、本発明では順テーパーにする必要がないため、エッ
チングの条件出しが容易となる。尚、他の実施の形態で
説明したように配線20を逆テーパー形状に形成するこ
とで、ボイド23の上部が閉じた状態となり、上部から
のフォトレジスト膜の入り込みを抑制できるという効果
が期待できるが、前記ダミー配線パターン21も同様に
逆テーパー形状に形成することで、本発明による効果が
更に期待できる。
【0025】更に、パッシベーション膜22は、配線2
0間のスペースの上方が完全に密封できる膜厚を堆積す
ることで、ボイド23の上部からのフォトレジスト膜の
入り込みを抑制することができる。従って、隣り合うパ
ッシベーション膜22間のボイド上が密閉された状態と
なるため、従来のようにパッシベーション膜22上にフ
ォトレジスト膜24を形成した後に、該フォトレジスト
膜24をベーキングする際に使用するフォトレジスト膜
24が、該フォトレジスト膜24をベーキングする際の
熱により熱膨張されても、吹き出す隙間がないため、パ
ッシベーション膜22上のフォトレジスト膜24が破裂
するという不良の発生を抑制することができる。
【0026】また、ボイド上が密閉されるため、該ボイ
ド内にフォトレジスト膜24が入り込むことがないた
め、フォトレジスト膜24の洗浄工程でボイド内にフォ
トレジスト膜が残存することがなくなるので、従来のよ
うに後工程でのアニール時にボイド内の空気が熱膨張し
て該フォトレジスト膜が吹き出したり、配線の終端部か
ら流れ出したりという不良の発生が抑制される。
【0027】また、特に説明は簡略するが、図7に示す
比較的広い、配線10の終端部からセル端部までのスペ
ースCを、前述した配線20の終端部からダミー配線パ
ターンを形成した間隔D程度以上になることを禁止する
設計ルールを構築することで、フォトレジスト膜の横方
向からの入り込みを抑制することができる。尚、本発明
では、不揮発性半導体記憶装置について説明したが、本
発明はこれに限らず、隣り合う配線が密に配置される構
造を有する半導体装置に適用することができるものであ
る。
【0028】これにより、メモリセルをアレイ化する際
に、同一チップサイズにおいて、記憶容量を増大させる
ために、各メモリセル間の間隔を狭めることで、各配線
間のピッチが狭くなったり、各配線の長さ寸法も長くな
ることで、フォトレジスト膜の破裂や、吹き出し等の不
良が発生するものに有効である。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、隣り合うように密に配
置された配線間の間隔と同じであるか、それよりも狭い
間隔で当該配線の終端部に、その配線の配列方向と垂直
にダミー配線パターンを近接させて形成しているため、
配線を被覆するパッシベーション膜にボイドが発生して
も、当該ボイド内へのフォトレジストの侵入が比較的抑
制でき、従って後工程でのアニール時にボイド内の空気
が膨張して該フォトレジストが吹き出したり、配線の終
端部から流れ出したりという不良が抑制できる。
【0030】また、配線の断面形状を逆テーパー状にし
たため、ボイドが形成され易くなり、パッシベーション
膜で被覆した場合に、ボイド上に小さな隙間ができにく
くなり、従来のようにパッシベーション膜を介して電極
パッドをパターニングする際に使用するフォトレジスト
が、そのベーキング時にボイド内に入り込んだ空気が熱
膨張され、その隙間から一気に吹き出して、該フォトレ
ジスト膜が破裂するという不良が抑制できる。
【0031】更に、配線の断面が逆テーパー状となるよ
うに形成することで、積極的にボイドを形成し、隣り合
う配線間のパッシベーション膜を薄く形成することで空
洞化できることにより、低誘電率化が図れ、配線スピー
ドの低下が抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の半導体装置を示す平面
図である。
【図2】図1のX3−X3線の断面図である。
【図3】図1のY2−Y2線の断面図で、半導体装置の
製造方法を示す第1の断面図である。
【図4】図1のY2−Y2線の断面図で、半導体装置の
製造方法を示す第2の断面図である。
【図5】従来の半導体装置を示す平面図である。
【図6】図5のX1−X1線の断面図である。
【図7】従来の問題点を説明するための半導体装置の第
1の平面図である。
【図8】図7のX2−X2線の断面図である。
【図9】従来の問題点を説明するための半導体装置の第
2の平面図である。
【図10】従来の問題点を説明するための半導体装置の
第3の平面図である。
【図11】図10のY1−Y1線の断面図で、従来の問
題点を説明するための半導体装置の第1の断面図であ
る。
【図12】従来の問題点を説明するための半導体装置の
第2の断面図である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣り合う配線が密に配置される配線構造
    を有する半導体装置において、密に配置された各配線の
    終端部に近接するように、その配列方向と垂直にダミー
    配線パターンが形成されたことを特徴とする半導体装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ダミー配線パターンと各配線の終端
    部との間隔は、各配線間の間隔と同等か、各配線間の間
    隔よりも狭くなるように配置されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記隣り合う配線は、フローティングゲ
    ートとコントロールゲートを有する半導体装置の各ゲー
    トに隣接するように半導体基板の表層に形成された不純
    物拡散領域の一方に接続されてビット線を構成すること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体装
    置。
  4. 【請求項4】 前記配線及び前記ダミー配線パターンの
    パターニング形状が逆テーパー形状であることを特徴と
    する請求項1または請求項2または請求項3に記載の半
    導体装置。
  5. 【請求項5】 隣り合う配線が密に配置される配線構造
    を有する半導体装置の製造方法において、密に配置され
    る各配線の終端部に近接するように、その配列方向と垂
    直にダミー配線パターンを当該配線と同時にパターニン
    グ形成する工程を有することを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
  6. 【請求項6】 フローティングゲートとコントロールゲ
    ートを有する半導体装置の各ゲートに隣接するように半
    導体基板の表層に形成された不純物拡散領域の一方に接
    続されてビット線を構成する配線が密に配置される配線
    構造を有する半導体装置の製造方法において、密に配置
    される各配線の終端部に近接するように、その配列方向
    と垂直にダミー配線パターンを当該配線と同時にパター
    ニング形成する工程を有することを特徴とする半導体装
    置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記配線及び前記ダミー配線パターンの
    パターニング形状が逆テーパー形状となるようにエッチ
    ングする工程を有することを特徴とする請求項5または
    請求項6に記載の半導体装置の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003297956A (ja) * 2002-04-04 2003-10-17 Toshiba Corp 半導体記憶装置及びその製造方法
KR100624951B1 (ko) * 2000-12-21 2006-09-14 주식회사 하이닉스반도체 반도체 소자의 미세 패턴 형성방법
JP2007088283A (ja) * 2005-09-22 2007-04-05 Renesas Technology Corp 不揮発性半導体記憶装置と半導体装置および、不揮発性半導体記憶装置の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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