JPH11111929A - 半導体メモリ装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体メモリ装置およびその製造方法

Info

Publication number
JPH11111929A
JPH11111929A JP9274090A JP27409097A JPH11111929A JP H11111929 A JPH11111929 A JP H11111929A JP 9274090 A JP9274090 A JP 9274090A JP 27409097 A JP27409097 A JP 27409097A JP H11111929 A JPH11111929 A JP H11111929A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
storage node
memory
insulating film
barrier film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9274090A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3554666B2 (ja
Inventor
Hideo Sunami
英夫 角南
Kiyoo Ito
清男 伊藤
Juichi Shimada
壽一 嶋田
Kazuo Nakazato
和郎 中里
Hiroshi Mizuta
博 水田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Europe Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Europe Ltd
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Europe Ltd, Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Europe Ltd
Priority to JP27409097A priority Critical patent/JP3554666B2/ja
Priority to TW087115910A priority patent/TW412745B/zh
Priority to EP98118164A priority patent/EP0908954B1/en
Priority to DE69839034T priority patent/DE69839034T2/de
Priority to MYPI98004498A priority patent/MY117480A/en
Priority to MYPI20031442A priority patent/MY130341A/en
Priority to KR1019980041320A priority patent/KR100712087B1/ko
Priority to US09/166,858 priority patent/US6169308B1/en
Priority to RU98118207/28A priority patent/RU2216819C2/ru
Priority to CNB981246826A priority patent/CN1159765C/zh
Publication of JPH11111929A publication Critical patent/JPH11111929A/ja
Priority to US09/727,497 priority patent/US6642574B2/en
Priority to US10/454,527 priority patent/US6825527B2/en
Priority to KR1020030067673A priority patent/KR100712089B1/ko
Application granted granted Critical
Publication of JP3554666B2 publication Critical patent/JP3554666B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y10/00Nanotechnology for information processing, storage or transmission, e.g. quantum computing or single electron logic
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L29/00Semiconductor devices adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching, or capacitors or resistors with at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof  ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/40Electrodes ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/41Electrodes ; Multistep manufacturing processes therefor characterised by their shape, relative sizes or dispositions
    • H01L29/423Electrodes ; Multistep manufacturing processes therefor characterised by their shape, relative sizes or dispositions not carrying the current to be rectified, amplified or switched
    • H01L29/42312Gate electrodes for field effect devices
    • H01L29/42316Gate electrodes for field effect devices for field-effect transistors
    • H01L29/4232Gate electrodes for field effect devices for field-effect transistors with insulated gate
    • H01L29/42324Gate electrodes for transistors with a floating gate
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L29/00Semiconductor devices adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching, or capacitors or resistors with at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof  ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/66Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/68Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor controllable by only the electric current supplied, or only the electric potential applied, to an electrode which does not carry the current to be rectified, amplified or switched
    • H01L29/76Unipolar devices, e.g. field effect transistors
    • H01L29/772Field effect transistors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L29/00Semiconductor devices adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching, or capacitors or resistors with at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof  ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/66Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/68Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor controllable by only the electric current supplied, or only the electric potential applied, to an electrode which does not carry the current to be rectified, amplified or switched
    • H01L29/76Unipolar devices, e.g. field effect transistors
    • H01L29/772Field effect transistors
    • H01L29/78Field effect transistors with field effect produced by an insulated gate
    • H01L29/788Field effect transistors with field effect produced by an insulated gate with floating gate
    • H01L29/7881Programmable transistors with only two possible levels of programmation
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B12/00Dynamic random access memory [DRAM] devices

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速、大容量のDRAM(ダイナミックランダム
アクセスメモリ)は漏洩電流のため、記憶をうしなうの
で、通常0.1秒ごとにリフレッシュをおこなう。また、
電源を切ればその記憶を失う。いっぽう不揮発性ROM
(リードオンリメモリ)は高速大容量にできない。 【解決手段】 記憶ノードたるドレインをトンネル絶縁
膜で漏洩電流から遮断することにより不揮発性を実現
し、メモリセルに読み出しトランジスタを加えることに
より安定で高速な動作を実現した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板上に形
成された半導体メモリ装置およびその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体メモリには大別してRAM(ランダ
ムアクセスメモリ)とROM(リードオンリーメモリ)が
ある。なかでも計算機のワークストレージとして最も大
量に使われるのはダイナミックRAM(DRAM)である。
【0003】記憶を蓄えるメモリセルは一つの蓄積静電
容量とその容量に蓄えた電荷を読み出す読み出しトラン
ジスタから構成される。このメモリはRAMとして最小の
構成要素で実現されるため、大規模化に適している。従
って相対的に安価で大量に生産されてきた。
【0004】このDRAMは、静電容量に蓄えた電荷が半導
体基板内で発生する熱励起電荷や強い電界による衝突電
離電荷によって相殺されていくため、ある時間が経過す
ると記憶を失う。この熱励起電荷や衝突電離電荷は漏洩
電流を構成する。従ってDRAMでは蓄えた記憶を失う前に
その電荷を元に復帰させるため、リフレッシュをおこな
う。通常この間隔は100ms程度に設定されている。この
ような動作形態のためダイナミックRAMと名付けられて
いる。
【0005】また、このDRAMは上記の漏洩電流と動作に
伴う内部雑音、そしてアルファ粒子による擾乱を避ける
ため、蓄積静電容量をある一定の値以下にすることが実
質的に困難である。言い換えれば、最低の信号電荷量が
存在する。その値はメモリの規模やメモリアレー構成形
態によって異なるが、16MビットDRAMで約百万個の電
子、その千倍の規模の16GビットDRAMで約10万個程度の
電子が必要と推定される。
【0006】特に上記漏洩電流は、蓄積静電容量の一方
の電極が読み出しトランジスタのソースあるいはドレイ
ンに接続されているため、このソースあるいはドレイン
と半導体基板とで形成されるpn接合部で発生する。現実
のDRAM製品はこのpn接合を極力微細化し、かつ不純物濃
度勾配を緩やかにして電界による衝突電離電流を抑制す
るが、上述のように半導体原理的に漏洩電流を皆無にす
ることは不可能である。
【0007】さらに、DRAMの問題点として、記憶は電荷
量として蓄えられ、読み出しはこの電荷をそのまま読み
出すため、メモリセル自体に増幅効果はなく、一般に信
号電圧は小さく読み出し速度は遅くなる。
【0008】また、DRAMと対をなすRAMにスタチックRAM
(SRAM)がある。一般にそのメモリセルは6個のトラン
ジスタか、2個の抵抗と4個のトランジスタで構成され
る。これらはフリップフロップを構成しており、通電し
ている限りその記憶状態を保っているので、DRAMのよう
にリフレッシュは不要である。ただ、メモリセルの構成
要素が多く、DARMの数倍の大きさになるため、相対的に
高価である。しかし、メモリセルの増幅作用があるため
高速であり、リフレッシュが不要のため、超低消費電力
を実現できる利点がある。
【0009】一方、一般的な不揮発性ROMは絶縁膜で囲
まれた蓄積ノードにトンネル電流を流して電荷を蓄え
る。その電荷量は10万個程度の電子に相当する。また、
メモリの記憶時間は10年以上あるように、絶縁膜は一般
に約10nmかそれ以上の厚さにする。しかし、RAMに比べ
ると書き込み時間が長いので、RAMとして用いることは
できない。また、書き込みを繰り返すと絶縁膜に強制的
に電流を流すことになり、徐々に絶縁膜が劣化し最終的
には絶縁膜が導電膜となって記憶を保持できなくなる。
したがって、製品では10万回に書き込みを制限すること
が一般的である。
【0010】このように、DRAM、SRAM、不揮発性ROMと
も長所と短所があり、それぞれが特徴のある使いかたを
されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
RAMと不揮発性メモリの両者の特長を合わせ持ったメモ
リを提供する。その骨子は記憶ノードにはトンネル絶縁
膜を介して書き込みをおこない、読み出しはこの記憶ノ
ードをゲートとしたトランジスタでおこなう。これによ
り不揮発性メモリの記憶動作と、SRAMと同じメモリセル
に増幅作用をもつメモリが実現できる。
【0012】言い換えれば、本発明の目的は、長期記憶
保持特性に優れた特性と、高速で安定なRAM動作を合わ
せ持つメモリを提供することにある。さらに、本発明の
他の目的は、その製造方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、後に実施例で詳細に説明するように、たとえば記憶
ノードに接続した書き込みトランジスタと、記憶ノード
をゲートとする読み出しトランジスタでメモリセルを構
成する。このとき、記憶ノードに第一ワード線を接続す
ることができる。また、書き込みトランジスタを、積層
したバリヤ基板とバリヤ膜で構成されたバリヤ膜基板を
基板とし、第二ワード線をゲートとするトランジスタと
することができる。
【0014】こうすることにより、記憶ノードがシリコ
ン基板に接続されていないため、通常のDRAMのメモリセ
ルのように記憶ノードにシリコン基板から漏洩電流が流
入することがない。また、記憶ノードと書き込みトラン
ジスタのデータ線に接続されているソースとの間に絶縁
膜たるバリヤ膜があるので、通常のDRAMのメモリセルの
ように、記憶電荷の読み出しと書き込みを司るトランジ
スタのソースとドレイン間に流れるサブスレッショルド
電流を抑制できる。
【0015】なお、これらの漏洩電流とサブスレッショ
ルド電流はDRAMの記憶を消失させる。すでに述べたよう
にこのためDRAMではリフレッシュをおこなう。通常この
リフレッシュの間の時間間隔は100ms程度に設定されて
いることが多い。
【0016】本発明の構造では、電源がすべてオフの後
には、ワード線、データ線、センス線、制御線がすべて
浮遊0Vになるが、基板からの漏洩電流がなく、かつバリ
ヤ膜を十分厚くするか、あるいは書き込みトランジスタ
のしきい電圧を十分高くすれば記憶ノードの電荷を保持
できるので、不揮発性メモリとすることができる。しき
い電圧を十分高くするには書込みトランジスタのバリヤ
膜基板の不純物濃度を高くすればよい。
【0017】また、メモリに通電中に記憶ノードの電荷
が消失しない動作条件は、非選択ワード線電圧とセル書
き込みトランジスタのしきい電圧との関係を適当に設定
することによって達成できる。これによりSRAMのような
動作が実現できる。
【0018】以上の動作条件の中で、漏洩電流とサブス
レッショルド電流を抑制する度合いによって、本発明の
メモリが完全な不揮発性メモリから通常のDRAMの間に設
定できる。バリヤ膜がない場合にはDRAMセルと同様にリ
フレッシュする必要があり、バリヤ膜が不揮発性メモリ
の一種であるフラッシュメモリと同程度に厚い場合には
不揮発性メモリが実現できる。従って、バリヤ膜の材質
とその厚さ、かつバリヤ膜基板の材質とその不純物濃度
を選ぶことによって、望みの機能を実現できるのも、本
発明の大きな利点である。
【0019】たとえば、バリヤ膜を薄くすればサブスレ
ッショルド電流が生じるが、DRAMより抑制することがで
きるので、リフレッシュ時間の十分に長いDRAMが実現で
き、スタンバイ電力を低減できる。スタンバイ電力が低
減できれば、電池などによってバックアップでき、電池
を含めた全体として疑似的な不揮発性メモリとすること
ができる。
【0020】いっぽう、実際の大規模なメモリを実現す
るには、このメモリセルを複数個格子状に配設し、これ
らを制御線、センス線、データ線、第一ワード線、およ
び第二ワード線などで結線してメモリを構成する。
【0021】本発明のメモリのデバイスの一例の基本構
造は、メモリセルと、メモリセルに接続されるデータ
線、ワード線、及びセンス線を有する。
【0022】メモリセルは、電荷を蓄積する記憶ノード
と、記憶ノードへの電荷の注入及び放出の経路となる書
込み素子と、記憶ノードの電荷の蓄積状態を検出する読
み出し素子を有する。また、読み出し素子は記憶ノード
の電荷の蓄積状態により閾値の変化する第1のトランジ
スタを有し、センス線は第1のトランジスタのドレイン
・ソース経路に接続されている。さらに、書込み素子は
記憶ノードとデータ線の間に配置され、書込み素子は絶
縁膜と半導体膜の積層構造と該積層膜構造の側壁に形成
された制御電極を有する第2のトランジスタを有してい
る。また、ワード線は制御電極に接続されている。
【0023】ここで、基板上に第1のトランジスタを形
成し、第1のトランジスタの上に第2のトランジスタを
配置することことができる。すなわち、基板面レイアウ
トを上から見た場合、第1のトランジスタの構成と、第
2のトランジスタの構成が、一部または全部が重なって
見えるような構成である。これにより、チップ面積を縮
小することができる。
【0024】このとき、第1のトランジスタを電界効果
トランジスタで構成し、電界効果トランジスタのゲート
電極が記憶ノードを兼ねることができる。また、ゲート
電極の側壁に絶縁膜を介して第2の制御電極を設けるこ
とができる。このように、制御電極が記憶ノードやトラ
ンジスタの側壁に設けることができる。すなわち、制御
電極は基板面に垂直あるいは基板面と交わる面に沿って
延在することができる。
【0025】また、本発明の他の例では、半導体基板上
に形成されたMISFETトランジスタと、MISFE
Tトランジスタのゲートに接続された半導体領域と絶縁
膜の積層構造とを有し、この積層構造を経由してゲート
に電荷を注入しあるいは電荷を放出することにより情報
を書き込みあるいは消去し、MISFETトランジスタ
のソース・ドレイン経路に接続されたセンス線により情
報を読み出すことを特徴とする。MISFETトランジ
スタは検出用のトランジスタであり、そのゲートが記憶
ノードを兼ねている。記憶ノードに接続される積層構造
は、記憶ノードへの電荷の注入および放出を制御するバ
リアとして働く。
【0026】
【発明の実施の形態】以下図面を用いて、本発明を詳細
に説明する。
【0027】図1と図2に第1の実施例のそれぞれ構造と
回路を示す。
【0028】図1は、本発明の基本的な構造を示すもの
である。10は抵抗率が10Ω-cm前後のp型シリコン基板、
60はフィールド絶縁膜、21はn+領域によって形成される
制御線、22はn+領域によって形成されるセンス線であ
る。さらに、シリコン基板10の表面上に第一ゲート絶縁
膜41を被着し、さらにその上に記憶ノード30を形成す
る。記憶ノード30の側壁周辺には第二ゲート絶縁膜42を
形成しその上に重ねて第一ワード線51を被着する。第一
ワード線51と記憶ノード30の間に第二ゲート絶縁膜42を
介して静電容量を形成する。この記憶ノード30の上に多
結晶シリコン、あるいは無定形シリコンのバリヤ膜基板
11とシリコン酸化膜やシリコン窒化膜、あるいはそれら
の混合したシリコン酸窒化膜70の多層構造のバリヤ膜基
板構造11を形成し、このバリヤ膜基板構造11の側面に第
三ゲート絶縁膜43を被着する。さらにこの側面にバリヤ
膜基板トランジスタのゲートたる第二ワード線52を被着
し、バリヤ膜基板構造12の最上部にn+型のドレイン領域
領域24を形成し、これにデータ線23を接続する。
【0029】図2はこれらの膜や基板で構成されたメモ
リセルの回路と結線を示す。メモリはこのセルをm行、n
列の格子状に配設し、メモリアレーを構成することによ
って大規模化する。1024行、1024列とすると1メガビッ
トのメモリが構成できる。
【0030】図1と図2に示すように、記憶ノード30に
接続した書き込みトランジスタ1と、記憶ノード30をゲ
ートとする読み出しトランジスタ2でメモリセルを構成
している。また図1に示すように、書き込みトランジス
タ1は、積層したバリヤ基板11とバリヤ膜70が構成する
バリヤ膜基板12を基板とし、第二ワード線52をゲートと
するトランジスタである。
【0031】こうすることにより、記憶ノードがシリコ
ン基板に接続されていないため、通常のDRAMのメモリセ
ルのように記憶ノードにシリコン基板から漏洩電流が流
入することがない。また、記憶ノードと書き込みトラン
ジスタのデータ線に接続されているソースとの間に絶縁
膜たるバリヤ膜があるので、通常のDRAMのメモリセルの
ように、記憶電荷の読み出しと書き込みを司るトランジ
スタのソースとドレイン間に流れるサブスレッショルド
電流を抑制できる。
【0032】本発明の構造では、電源がすべてオフの後
には、ワード線、データ線、センス線、制御線がすべて
浮遊0Vになるが、基板からの漏洩電流がなく、かつバリ
ヤ膜を十分厚くするか、あるいは書き込みトランジスタ
のしきい電圧を十分高くすれば記憶ノードの電荷を保持
できるので、不揮発性メモリとすることができる。しき
い電圧を十分高くするにはバリヤ膜基板11の不純物濃度
を高くすればよい。
【0033】また、メモリに通電中に記憶ノードの電荷
が消失しない動作条件は、非選択ワード線電圧とセル書
き込みトランジスタのしきい電圧との関係を適当に設定
することによって達成できる。これによりSRAMのような
動作が実現できる。
【0034】以上の動作条件の中で、漏洩電流とサブス
レッショルド電流を抑制する度合いによって、本発明の
メモリが完全な不揮発性メモリから通常のDRAMの間に設
定できる。バリヤ膜12がない場合にはDRAMセルと同様に
リフレッシュする必要があり、バリヤ膜12が不揮発性メ
モリの一種であるフラッシュメモリと同程度に厚い場合
には不揮発性メモリが実現できる。従って、バリヤ膜12
の材質とその厚さ、かつバリヤ膜基板11の材質とその不
純物濃度を選ぶことによって、望みの機能を実現できる
のも、本発明の大きな利点である。
【0035】たとえば、バリヤ膜12を薄くすればサブス
レッショルド電流が生じるが、DRAMより抑制することが
できるので、リフレッシュ時間の十分に長いDRAMが実現
でき、スタンバイ電力を低減できる。スタンバイ電力が
低減できれば、電池などによってバックアップでき、電
池を含めた全体として疑似的な不揮発性メモリとするこ
とができる。
【0036】いっぽう、実際の大規模なメモリを実現す
るには、このメモリセルを複数個格子状に配設し、これ
らを制御線21、センス線22、データ線23、第一ワード線
51、および第二ワード線52などで結線してメモリを構成
する。
【0037】図3は本発明のメモリセルへの書き込み・
読み出し動作を示すタイミング図である。ただし、書き
込みトランジスタならびに読み出しトランジスタのしき
い電圧をそれぞれ2Vと1.2Vとし、第一ワード線51と記憶
ノード30との間に第一ゲート絶縁膜41を介して形成され
る静電容量によって記憶ノード30に結合する電圧を0.8V
と仮定する。
【0038】書き込み動作は第二ワード線にパルスを印
加し、データ線に印加された書き込み情報電圧1V(情
報”1”に対応)あるいは0V(情報”0”に対応)を記憶
ノードに印加することによって行われる。ここでワード
線電圧が3V以上と十分高いので、書き込みトランジスタ
のしきい電圧(2V)の影響を受けずにデータ線電圧がそ
のまま記憶ノードに書き込まれる。
【0039】読み出し動作は、第一ワード線と制御線に
パルスを印加し、読み出しトランジスタが導通するか否
かを弁別することによって行う。すなわち、センス線に
流れる電流の有無あるいはセンス線に現れた微小電圧の
有無によって”1”と”0”を弁別する。たとえば、第一
ワード線の印加によって記憶ノード電圧は1.8Vあるいは
0.8Vに昇圧されるが、制御線電圧が0Vで読み出しトラン
ジスタのしきい電圧は1.2Vなので、読み出しトランジス
タは情報”1”が記憶されていれば導通し、情報”0”が
記憶されていれば非導通となる。センス線に他端が2Vの
インピーダンス(MOSトランジスタあるいは抵抗)を接
続しておけば、情報”1”読み出しではセンス線電圧は2
Vから微小電圧d(約200mV)だけ低下した値となる。一
方、情報”0”読み出しでは2Vのままである。この電圧
差をセンス線に接続した検出回路で弁別する。
【0040】なお、同じセンス線と制御線に接続されて
いるセンス線方向の多数の非選択セルによって読み出し
動作が妨害を受けることはない。なぜなら、非選択セル
の第一ワード線にはパルスは印加されないので、非選択
セルの記憶ノードの電圧は1Vあるいは0Vで、これらは読
み出しトランジスタのしきい電圧1.2Vよりも低く、非選
択セルの読み出しトランジスタは非導通であるからであ
る。
【0041】このメモリセル構造では上述したようにセ
ル内の接合漏洩電流はほどんどなく、またアルファ粒子
の入射によるソフトエラー耐性も高い。しかし、書き込
みトランジスタのしきい電圧の大きさによっては情報電
荷が書き込みトランジスタを通してデータ線に流出し、
情報破壊の原因となる。2V程度の十分高いしきい電圧で
あれば、電源が遮断しワード線などが浮遊状態の0Vにな
っても、書き込みトランジスタはほぼ完全に非導通にな
るので不揮発動作が可能になる。また、通電中のランダ
ム動作に対しても非選択セル電荷がデータ線に流出する
ことはないので、SRAMのようにリフレッシュ動作の不必
要なメモリが提供できる。
【0042】しかし、バリヤ膜の構成によっては、ある
いは第二ワード線に印加する電圧を低くし、低電圧動作
をさせたい場合にはしきい電圧を低くせざるをえない場
合もある。しかし、低くしすぎると記憶ノードの電荷は
書き込みトランジスタを介してデータ線に流出し始め
る。このような場合にはDRAMと同様に記憶情報を保持す
るために、リフレッシュしなければならない。リフレッ
シュ動作はセンス線に接続した検出回路でメモリセルの
情報を読み出し、その結果をデータ線上の書き込み電圧
に変換して再書き込みすることによって行われる。もち
ろん、本発明のメモリセルではメモリセル内に接合漏洩
電流がほとんどない分だけDRAMセルより情報保持時間は
長くとれる利点がある。
【0043】図4から図9にわたってバリヤ膜基板トラ
ンジスタの動作を説明する。
【0044】図4は通常のnチャネルトランジスタの基
板の中で、かつソースとドレインの中間に厚さtbの単層
のバリヤ膜を挿入したバリヤ膜基板トランジスタ構造を
示す。
【0045】図5はその構造のエネルギバンド構造を示
したものである。バリヤ膜は一般に禁制帯のエネルギ幅
Egを持つ絶縁膜であり、このnチャネルバリヤ膜基板ト
ランジスタの場合、伝導体Ecから電子親和度c上にバリ
ヤ膜の伝導帯がある。
【0046】図5に示すゲート電圧が印加されていない
ときにはこのトランジスタのソースとドレイン間に電流
が流れるためには、バリヤ膜が十分薄くてバリヤ膜を貫
通する直接トンネル電流が流れるか、あるいは電子が十
分なエネルギを持って電子親和度cを越えて流れるかの
いずれかの条件が必要になる。実際にはバリヤ膜の厚さ
によりこの中間の電流形態をとる。
【0047】図6には図5の構造に正のゲート電圧を印
加したエネルギバンド構造を示す。このトランジスタの
ソースとドレイン間にながれる電流は、図6に示すよう
にゲートGによって制御できる。一般のトランジスタの
ようにゲートGにこのトランジスタのしきい電圧より大
きな正の電圧を印加すれば、エネルギバンドはゲート面
に向かって大きく引き下げられ、これによってソースと
ドレイン間の電流が増加する。またバリヤ絶縁膜の伝導
帯のエネルギは電子親和度cが一定なのにもかかわら
ず、ソースのエネルギ位置よりは下がっており、バリヤ
膜を越えて電流が流れやすくなる。本発明はこの原理を
応用し、このトランジスタのドレインをメモリセルの記
憶ノードに流用するものである。
【0048】図7にはバリヤ絶縁膜が二層のバリヤ膜基
板トランジスタのエネルギバンド構造を示す。一般に絶
縁膜が多層になるとそれらの膜を電子がトンネルする確
率は、それらの膜の厚さの総和の単層膜が存在している
場合と同じとなる。従って、厚いバリヤ膜の形成が困難
な場合、多層構造にしてバリヤ膜厚の総和が所望の値に
なるようにすればよい。
【0049】図8には本発明の別の構造を示す。これは
バリヤ膜基板の周囲をゲートで囲んだ構造である。図1
の構造のように、バリヤ膜基板に外部からは電圧を印加
しないので、バリヤ膜基板はいわゆる浮遊(フローティ
ング)状態になる。
【0050】図9には図8の構造のバリヤ膜基板トラン
ジスタのエネルギバンド構造を示す。バリヤ膜基板が浮
遊状態になるため、基板の不純物濃度がソース・ドレイ
ンと平行方向に一定の場合、図9に示すようにソース・
ドレインと平行方向には電界が存在せず平坦となる。こ
の場合、ソースとドレイン間に流れる電流は基板全体に
均等に流れるため、図6のゲート直下の基板表面に流れ
る場合より、nチャネルトランジスタでは電子であるキ
ャリヤの移動度の低下がすくなく、結果として高い相互
コンダクタンスのトランジスタが実現できる。
【0051】また、後に本発明の実施例の説明で示す
が、図8と図9で示した構造ではバリヤ膜基板に外部電
圧の印加電極が不必要なので、メモリセルの構造を簡素
化できるだけでなく平面面積を削減できる利点がある。
【0052】また、図7にバリヤ膜を2層用いた構造を
示したが、図8と図9にもまた同様の構造を適用するこ
とができ、その作用もまた同様である。
【0053】また、本発明の動作説明を簡便にするた
め、図3から図9ではp型基板のnチャネルトランジスタ
を用いたが、本質的にソースとドレインの間の電流をゲ
ートによって制御できればよいので、ごく濃度の低いn
型から、抵抗率の極めて高い真性型を経由して、 p型ま
でを用いることができる。基板を低い印加電圧によって
制御するときには、一般に真性型に近い不純物濃度を選
べばよい。
【0054】いっぽう、バリヤ基板がp型の場合にはド
レインとバリヤ基板はpn接合を形成しており、空乏層が
存在するとこの部分で熱励起電荷が発生し、記憶を破壊
する。したがって、熱励起電荷を最小にする不純物とそ
の濃度を制御すればよい。
【0055】図10は本発明の第2の実施例のメモリセ
ルの平面図を示す。本実施例の特徴は記憶ノード3が平
面状に伸張されており、第一ワード線51が第二ワード線
52の直下にはないことである。これにより第1の実施例
より全体の高さが低くなり。形成しやすい。このメモリ
セルのAA'とBB'の断面図をそれぞれ図11と図12に示
す。図1に対応する構成要素には同一の符号を付してい
る。
【0056】図13から図16に本発明の第2の実施例
の形成工程を示す。
【0057】図13に示すようにp型で抵抗率が10Ω-cm
近辺のシリコン基板に通常のホトエッチング法とイオン
注入法によってn+型の領域21と22を形成する。そのの
ち、選択的に被着したシリコン窒化膜を酸化防止に用い
た局所酸化法(LOCOS : LOCalOxidation of Silicon)に
よって選択的に厚さ500nmのシリコン酸化膜のフィール
ド絶縁膜60を被着する。
【0058】図14に示すようにその後、1000℃で10nm
厚のシリコン酸化膜を基板10の表面に形成し、これを第
一ゲート絶縁膜41とする。その上にn+型に不純物を添加
した多結晶シリコンを選択的に形成し、記憶ノード30と
する。その後、図11に既に示したように、CVD法によ
る厚さ500nmの第一層間絶縁膜61を被着し、記憶ノード3
0の一部の第一層間絶縁膜61を除いた後、10nm厚のシリ
コン酸化膜をこの部分の記憶ノード30の表面に形成し、
これを第二ゲート絶縁膜42とする。この上に、導電性を
もたせた多結晶シリコンを選択的に被着し、これを第二
ワード線52とする。
【0059】図15に示すように、その後、厚さ500nm
の多結晶シリコンまたは無定形シリコンであるバリヤ膜
基板11を形成し、1000℃でアンモニヤや窒素を含んだ酸
素雰囲気中で熱処理し、5nmのシリコン酸窒化膜である
バリヤ膜70を形成する。図12中ではバリヤ膜基板11と
バリヤ膜70はそれぞれ3層と2層形成した。それぞれの
最少層数はそれぞれ2層と1層である。
【0060】その後、すでに図11に示したように、通
常の1000℃での熱酸化法によって厚さ10nmの第二ゲート
絶縁膜42を形成し、さらにその上に不純物を添加した多
結晶シリコンやWやMo、あるいはそのシリサイド膜など
で代表される第一ワード線51を形成する。
【0061】図16に示すようにその後、1000℃でアン
モニヤや窒素を含んだ酸素雰囲気中で熱処理し、5nmの
シリコン酸窒化膜である第三ゲート絶縁膜43を形成す
る。その後、全面に導電性をもたせた多結晶シリコン膜
を被着し、第二ワード線52とする部分にホトレジストを
残した状態で、方向性ドライエッチングを行い所望の部
分に第二ワード線52を形成する。この時、突出した多層
のバリヤ膜基板11とバリヤ膜70で構成されるバリヤ膜基
板構造7の側壁にはホトレジストが被着されていなくて
も第二ワード線52が残存する。強い方向性ドライエッチ
ングを用いるので、水平方向にはエッチングが進行しな
いためである。これは自己整合的に第二ワード線52をバ
リヤ膜基板構造7の周辺に被着できることを意味してい
る。
【0062】その後、すでに図11と図12に示したよ
うに、砒素やリンを添加してドレイン領域24を形成し、
第一層間絶縁膜61と同様に第二層間絶縁膜62を被着す
る。その後、第二層間絶縁膜62に開口部を形成し、選択
的にアルミニウムなどのデータ線23を被着する。これに
より図2にその回路を示した本発明のメモリセルが実現
できる。このメモリセルは第1の実施例に比べると第一
ワード線51が第二ワード線52と隣接した平面に形成され
ているので、平面面積が大きく、すべてのパターンを加
工寸法Fで形成し、パターン合わせ精度をF/2とした理論
面積は13.5(=3.0x4.5)F 2となる。
【0063】図17には、メモリセルを格子状に配列し
てメモリアレーを構成した本発明の他の実施例を示す。
隣り合ったセンス線と制御線をともに共通化し全体の面
積を削減したものである。
【0064】図18はこのメモリーアレーの回路動作を
示す図である。書き込み動作は図18に示すように、第
二ワード線(WW1)にパルスを印加し、該ワード線接続
される複数のセル(MC11 、MC12 、MC13、- - - )それ
ぞれのデータ線(D1 、D2 、- - - )に所望の書き込み
情報電圧を与えることによって行われる。すなわち、複
数のセルは同時一括書き込みされることになる。読み出
し動作はセンス線(S1、S2 、S3、 S4、- - - )がワー
ド線方向の隣接セルと共有しているので、セル間干渉を
なくすように制御線(C1 、C2 、- - - )を一個おきに
アドレス信号で選択駆動する。たとえば、図18では奇
数番目の制御線を駆動する例を示した。セルMC11 、MC
12 、MC15、 MC16の読み出し情報はそれぞれセンス線S1
、S2、S3、 S4に取り出され、 MC13 とMC14からは読み
出されることはない。 セルMC13 とMC14の記憶ノードは
1.8Vあるいは0.8Vであっても、 C2は2V、 S2 とS3とは2
V-d(約200mV)、読み出しトランジスタのしきい電圧1.
2Vなのでそれらの読み出しトランジスタは非導通となる
ためである。
【0065】なお、センス線を隣接セルとで分離する方
法もある。メモリセル面積は大きくなるが、制御線をア
ドレス信号でデコードして選択的に駆動する必要がない
ので回路設計は簡単になる利点がある。
【0066】図19は図17に対応した本発明の第1の
実施例の平面を示す図である。この場合図10に示した
第2の実施例に比べて理論メモリセル面積は9.0(=3.0x3.
0) F2となり、おおきく削減できる。
【0067】図20から図23まで本発明の第1の実施
例の形成工程を示す。図20に示すようにp型で抵抗率
が10Ω-cm近辺のシリコン基板に通常のホトエッチング
法とイオン注入法によってn+型の領域21と22を形成す
る。そののち、選択的に被着したシリコン窒化膜を酸化
防止に用いた局所酸化法(LOCOS : LOCal Oxidation of
Silicon)によって選択的に厚さ500nmのシリコン酸化膜
のフィールド絶縁膜60を被着する。
【0068】図21に示すように、その後、1000℃で10
nm厚のシリコン酸化膜を基板10の表面に形成し、これを
第一ゲート絶縁膜41とする。その上にn+型に不純物を添
加した多結晶シリコンを選択的に形成し、記憶ノード30
とする。その後、再びイオン注入法によって記憶ノード
30と自己整合でn+型の領域21と22の拡張部を形成する。
いわゆる低濃度ドレイン(LDD:Lightly Doped Drain)
構造を実現する。
【0069】図22に示すように、その後、1000℃で10
nm厚のシリコン酸化膜を記憶ノード30の表面に形成し、
これを第二ゲート絶縁膜42とする。その後、全面に導電
性をもたせた多結晶シリコン膜を被着し、第一ワード線
51とする部分にホトレジストを残した状態で、方向性ド
ライエッチングを行い所望の部分に第一ワード線51を形
成する。この時、突出した記憶ノード30の側壁にはホト
レジストが被着されていなくても第一ワード線51が残存
する。強い方向性ドライエッチングを用いるので、水平
方向にはエッチングが進行しないためである。これは自
己整合的に第一ワード線51を記憶ノード30の周辺に被着
できることを意味している。その後、CVD法による厚さ5
00nmの第一層間絶縁膜61を被着し、全面に化学機械研磨
法(CMP:Chemical Mechanical Polishing)で全面を平坦
にし、記憶ノード30の最上面を露出させる。
【0070】図23に示すように、その後、厚さ500nm
の多結晶シリコンまたは無定形シリコンであるバリヤ膜
基板11を形成し、1000℃でアンモニヤや窒素を含んだ酸
素雰囲気中で熱処理し、5nmのシリコン酸窒化膜である
第三ゲート絶縁膜43を形成する。その後、全面に導電性
をもたせた多結晶シリコン膜を被着し、第二ワード線52
とする部分にホトレジストを残した状態で、方向性ドラ
イエッチングを行い所望の部分に第二ワード線52を形成
する。この時、突出した多層のバリヤ膜基板11とバリヤ
膜70で構成されるバリヤ膜基板構造7の側壁にはホトレ
ジストが被着されていなくても第二ワード線52が残存す
る。強い方向性ドライエッチングを用いるので、水平方
向にはエッチングが進行しないためである。これは自己
整合的に第二ワード線52をバリヤ膜基板構造7の周辺に
被着できることを意味している。
【0071】その後、すでに図1に示したように、砒素
やリンを添加してドレイン領域24を形成し、第一層間絶
縁膜61と同様に第二層間絶縁膜62を被着する。その後、
第二層間絶縁膜62に開口部を形成し、選択的にアルミニ
ウムなどのデータ線23を被着する。これにより図2にそ
の回路を示した本発明のメモリセルが実現できる。図1
は図19に示したAA'断面を示すものであり、図24はB
B'断面を示すものである。本実施例はすでに述べたよう
に理論メモリセル面積が9F2であり、最も小さなセルが
構成できる。
【0072】図25に本発明の第3の実施例を示す。本
発明の特徴は、記憶ノード30とバリヤ膜基板11とバリヤ
膜70で構成されるバリヤ膜基板構造7を一括して形成す
る事にある。これにより、第1の実施例のように、記憶
ノード30とバリヤ膜基板構造7をホトエッチング工程で
のマスク合わせが不要になり、いっそう微細な構造を実
現できる。
【0073】図26から図28まではその形成工程の一
部を説明したものである。図26に示すように、記憶ノ
ード30とバリヤ膜基板構造7を一括して形成した後、100
0℃でアンモニヤや窒素を含んだ酸素雰囲気中で熱処理
し、5nmのシリコン酸窒化膜である第二ゲート絶縁膜42
を形成する。その後、全面に導電性をもたせた多結晶シ
リコン膜を被着する。さらにCVD法などでホトレジスト
やポリイミド膜などのエッチング保護膜を塗布したの
ち、全面をエッチングして所望の厚さに薄膜化してエッ
チング保護膜63を得る。
【0074】このエッチング保護膜63をマスクとして導
電性をもたせた多結晶シリコン膜をエッチングすると第
一ワード線51図23に示すように第一ワード線51が形成で
きる。あとは既に図23、図24、および図1で示した
形成工程を経て、図21の構造を実現する。
【0075】図29に本発明の第4の実施例の回路を示
す。これは、すでに図2で説明した回路、すなわち第一
ワード線51と第二ワード線52を別々に制御するのではな
く、第一ワード線51と第二ワード線52を合体して第一ワ
ード線51のみとしたものである。書き込みトランジスタ
1と読み出しトランジスタ2のしきい電圧と第一ワード線
51に印可する電圧を適当に選べば、合体が可能である。
【0076】図30にはメモリセル構造を示す。第4の
実施例のメモリセル構造は、第1、第2、第3の実施例
より単純な構造となり、微細化や製造が簡便にできる。
【0077】図31に本発明の第5の実施例の回路を示
す。
【0078】図32はそのメモリアレー回路である。
【0079】図33はその動作タイミングを示す。本実
施例は昇圧容量とそれを駆動するワード線が省略され製
造しやすい構造である。そのかわり、これまで述べてき
た実施例の制御線をワード線と平行に配置しなおしこれ
を第一ワード線としたものである。ここで読み出しトラ
ンジスタのしきい電圧のみを0.5Vに変更し動作を説明す
る。書き込み動作によって記憶ノードには1Vあるいは0V
が書き込まれる。メモリセルMC11とMC12の読み出し動作
は、第一ワード線(RW1)を0Vにすることによって行わ
れる。記憶ノード電圧が1Vなら読み出しトランジスタは
導通し、それが0Vなら非導通なので、これまでの実施例
と同様に”1”と”0”の弁別は可能である。なお、メモ
リセルMC11とMC12内の読み出しトランジスタは非導通な
のでMC11とMC12の読み出し動作に悪影響を与えることは
ない。
【0080】図34は本第5の実施例メモリセルの平面
図であり、図35はそのAAの断面図である。
【0081】以上、本発明の実施例の説明はすべてメモ
リセルとそのアレーに限定した。しかし。実際のメモリ
ーは、このアレーに直接接続されるセンス増幅器やデコ
ーダーなどの直接周辺回路、メモリーとしての機能を果
たすための論理回路や入出力回路などの間接周辺回路な
どで構成される。一般にメモリアレーはサブスレッショ
ルド電流を抑制するため、そのゲート長は直接周辺回路
のゲート長より長めに設定することが多い。
【0082】本発明の実施例において、直接周辺回路や
間接周辺回路は、たとえば図14に示した、拡散層配線
を直接トランジスタのソース・ドレインに用いると、ゲ
ートたる蓄積ノード30が後で形成されるので、マスクあ
わせが必要となり、一般にトランジスタ性能が低くな
る。したがって、図21に示した、蓄積ノード30に自己
整合で形成したソース・ドレイン(図21では制御線2
1、センス線22と表記)を用いるほうが得策である。
【0083】しかし、一般にはメモリーアレーとは別途
形成するのが常道である。そのほうが設計の自由度がま
し、所望の性能を得やすいとの理由による。その形成方
法は、一般的な自己整合的なシリコンゲート、ひいては
ソース・ドレイン近傍の不純物濃度を低くしたLDD(Lig
thly Doped Drain)構造などが用いられる。本発明
は、これらのトランジスタの形成方法は規定しない。
【0084】
【発明の効果】本発明は上記のようなRAMと不揮発性メ
モリの両者の特長を合わせ持ったメモリを提供する。こ
れにより不揮発性メモリの記憶動作と、SRAMと同じメモ
リセルに増幅作用をもつメモリが実現できる。言い換え
れば、本発明の効果は、長期記憶特性に優れた特性と、
高速で安定なRAM動作を合わせ持ついわば“不揮発性RA
M”を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の断面を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施例の回路を示す図である。
【図3】本発明の実施例の回路動作を説明する図であ
る。
【図4】本発明の実施例の動作を説明する図である。
【図5】本発明の実施例の動作を説明する図である。
【図6】本発明の実施例の動作を説明する図である。
【図7】本発明の実施例の動作を説明する図である。
【図8】本発明の実施例の動作を説明する図である。
【図9】本発明の実施例の動作を説明する図である。
【図10】本発明の第2の実施例の平面を示す図であ
る。
【図11】本発明の第2の実施例の断面を示す図であ
る。
【図12】本発明の第2の実施例の断面を示す図であ
る。
【図13】本発明の第2の実施例の形成工程を示す図で
ある。
【図14】本発明の第2の実施例の形成工程を示す図で
ある。
【図15】本発明の第2の実施例の形成工程を示す図で
ある。
【図16】本発明の第2の実施例の形成工程を示す図で
ある。
【図17】本発明の実施例のメモリアレーを説明する図
である。
【図18】本発明の実施例のメモリアレーの回路動作を
説明する図である。
【図19】本発明の第1の実施例の平面を示す図であ
る。
【図20】本発明の第1の実施例の形成工程を示す図で
ある。
【図21】本発明の第1の実施例の形成工程を示す図で
ある。
【図22】本発明の第1の実施例の形成工程を示す図で
ある。
【図23】本発明の第1の実施例の形成工程を示す図で
ある。
【図24】本発明の第1の実施例の断面を示す図であ
る。
【図25】本発明の第3の実施例の断面を示す図であ
る。
【図26】本発明の第3の実施例の形成工程を示す図で
ある。
【図27】本発明の第3の実施例の形成工程を示す図で
ある。
【図28】本発明の第3の実施例の形成工程を示す図で
ある。
【図29】本発明の第4の実施例の回路を示す図であ
る。
【図30】本発明の第4の実施例の断面を示す図であ
る。
【図31】本発明の第5の実施例のメモリセル回路を示
す図である。
【図32】本発明の第5の実施例のメモリアレー回路を
示す図である。
【図33】本発明の第5の実施例のメモリアレーの回路
動作を説明する図である。
【図34】本発明の第5の実施例のメモリセルの平面図
を示す図である。
【図35】本発明の第5の実施例のメモリセルの断面図
示す図である。
【符号の説明】
1:書き込みトランジスタ。2:読み出しトランジスタ。
3:メモリセル。7:バリヤ膜基板構造。10:シリコン基
板。11:バリヤ膜基板。21:制御線。22:センス線。2
3:データ線。24:ドレイン領域。30:記憶ノード。4
1:第一ゲート絶縁膜。42:第二ゲート絶縁膜。51:第
一ワード線。43:第三ゲート絶縁膜。51:第一ワード
線。52:第二ワード線。60:フィールド絶縁膜。61:第
一層間絶縁膜。62:第二層間絶縁膜。63:エッチング保
護。70:バリヤ膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 清男 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 嶋田 壽一 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 中里 和郎 イギリス国、ケンブリッジ シー・ビー・ 3 0エイチ・イー、マディングレー ロ ード(番地なし)、キャベンティッシュ ラボラトリー、ヒタチ ケンブリッジ ラ ボラトリー、ヒタチ ヨーロッパ リミテ ッド内 (72)発明者 水田 博 イギリス国、ケンブリッジ シー・ビー・ 3 0エイチ・イー、マディングレー ロ ード(番地なし)、キャベンティッシュ ラボラトリー、ヒタチ ケンブリッジ ラ ボラトリー、ヒタチ ヨーロッパ リミテ ッド内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板上に形成されたトランジスタの
    ゲートを記憶ノードとし、該記憶ノードに接続した多層
    の半導体領域とバリヤ絶縁膜の構造において、バリヤ絶
    縁膜を通して電荷の書き込みと消去、あるいはその一方
    を行うことを特徴とした半導体メモリ装置。
  2. 【請求項2】請求項1の構造において、記憶ノードと多
    層の半導体領域とバリヤ絶縁膜の構造が半導体基板に垂
    直に重畳して形成されていることを特徴とした半導体メ
    モリ装置。
  3. 【請求項3】請求項1の構造において、記憶ノード上に
    絶縁膜を介して電極を設けることにより、メモリセルの
    信号読み出しを行うことを特徴とした半導体メモリ装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1の構造において、該半導体メモリ
    装置をマトリックス状に配置したことを特徴とした半導
    体メモリ装置。
  5. 【請求項5】メモリセルと、該メモリセルに接続される
    データ線、ワード線、及びセンス線を有し、 上記メモリセルは、電荷を蓄積する記憶ノードと、該記
    憶ノードへの電荷の注入及び放出の経路となる書込み素
    子と、上記記憶ノードの電荷の蓄積状態を検出する読み
    出し素子を有し、 上記読み出し素子は上記記憶ノードの電荷の蓄積状態に
    より閾値の変化する第1のトランジスタを有し、 上記センス線は上記第1のトランジスタのドレイン・ソ
    ース経路に接続され、 上記書込み素子は上記記憶ノードと上記データ線の間に
    配置され、 上記書込み素子は絶縁膜と半導体膜の積層構造と該積層
    膜構造の側壁に形成された制御電極を有する第2のトラ
    ンジスタを有し、 上記ワード線が上記制御電極に接続されていることを特
    徴とする半導体メモリ装置。
  6. 【請求項6】基板上に上記第1のトランジスタを形成
    し、該第1のトランジスタの上に上記第2のトランジス
    タを配置することを特徴とする請求項5記載の半導体メ
    モリ。
  7. 【請求項7】上記第1のトランジスタを電界効果トラン
    ジスタで構成し、該電界効果トランジスタのゲート電極
    が上記記憶ノードを兼ねていることを特徴とする請求項
    6記載の半導体メモリ。
  8. 【請求項8】上記ゲート電極の側壁に絶縁膜を介して第
    2の制御電極を設けることを特徴とする請求項7記載の
    半導体メモリ。
  9. 【請求項9】半導体基板上に形成されたMISFETト
    ランジスタと、該MISFETトランジスタのゲートに
    接続された半導体領域と絶縁膜の積層構造とを有し、該
    積層構造を経由して上記ゲートに電荷を注入しあるいは
    電荷を放出することにより情報を書き込みあるいは消去
    し、上記MISFETトランジスタのソース・ドレイン
    経路に接続されたセンス線により情報を読み出すことを
    特徴とした半導体メモリ装置。
JP27409097A 1996-11-15 1997-10-07 半導体メモリ装置 Expired - Fee Related JP3554666B2 (ja)

Priority Applications (13)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27409097A JP3554666B2 (ja) 1997-10-07 1997-10-07 半導体メモリ装置
TW087115910A TW412745B (en) 1997-10-07 1998-09-24 Semiconductor memory device and manufacturing method of the same
EP98118164A EP0908954B1 (en) 1997-10-07 1998-09-24 Semiconductor memory device and manufacturing method thereof
DE69839034T DE69839034T2 (de) 1997-10-07 1998-09-24 Halbleiter-Speicher-Vorrichtung und Verfahren zu deren Herstellung
MYPI20031442A MY130341A (en) 1997-10-07 1998-09-30 Semiconductor memory device and manufacturing method thereof
MYPI98004498A MY117480A (en) 1997-10-07 1998-09-30 Semiconductor memory device and manufacturing method thereof
KR1019980041320A KR100712087B1 (ko) 1997-10-07 1998-10-01 반도체메모리장치및그제조방법
US09/166,858 US6169308B1 (en) 1996-11-15 1998-10-06 Semiconductor memory device and manufacturing method thereof
RU98118207/28A RU2216819C2 (ru) 1997-10-07 1998-10-06 Полупроводниковое запоминающее устройство
CNB981246826A CN1159765C (zh) 1997-10-07 1998-10-07 半导体存储器件及其制造方法
US09/727,497 US6642574B2 (en) 1997-10-07 2000-12-04 Semiconductor memory device and manufacturing method thereof
US10/454,527 US6825527B2 (en) 1996-11-15 2003-06-05 Semiconductor memory device and manufacturing method
KR1020030067673A KR100712089B1 (ko) 1997-10-07 2003-09-30 반도체메모리장치 및 그 제조방법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27409097A JP3554666B2 (ja) 1997-10-07 1997-10-07 半導体メモリ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11111929A true JPH11111929A (ja) 1999-04-23
JP3554666B2 JP3554666B2 (ja) 2004-08-18

Family

ID=17536849

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27409097A Expired - Fee Related JP3554666B2 (ja) 1996-11-15 1997-10-07 半導体メモリ装置

Country Status (8)

Country Link
EP (1) EP0908954B1 (ja)
JP (1) JP3554666B2 (ja)
KR (2) KR100712087B1 (ja)
CN (1) CN1159765C (ja)
DE (1) DE69839034T2 (ja)
MY (2) MY117480A (ja)
RU (1) RU2216819C2 (ja)
TW (1) TW412745B (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005196958A (ja) * 2004-01-06 2005-07-21 Samsung Electronics Co Ltd 不揮発性半導体メモリ装置
US7141835B2 (en) 2003-06-20 2006-11-28 Renesas Technology Corp. Semiconductor memory device having memory cells requiring no refresh operation
KR100844947B1 (ko) 2007-01-16 2008-07-09 주식회사 엑셀반도체 단전자 트랜지스터를 이용한 다치 dram 셀 및 다치 dram 셀 어레이
KR100844946B1 (ko) 2007-01-16 2008-07-09 주식회사 엑셀반도체 단전자 트랜지스터를 이용한 다치 dram 셀 및 다치 dram 셀 어레이
JP2012150875A (ja) * 2010-12-28 2012-08-09 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 信号処理回路
JP2012169609A (ja) * 2011-01-28 2012-09-06 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置及び半導体装置の駆動方法
JP2017073194A (ja) * 2011-05-17 2017-04-13 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置
JP2020127053A (ja) * 2012-03-05 2020-08-20 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体記憶装置

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7180115B1 (en) 1999-11-15 2007-02-20 Infineon Technologies Ag DRAM cell structure with tunnel barrier
DE10122075B4 (de) * 2001-05-07 2008-05-29 Qimonda Ag Halbleiterspeicherzelle und deren Herstellungsverfahren
DE10146215A1 (de) * 2001-09-19 2003-04-10 Infineon Technologies Ag Verfahren zum Herstellen einer Halbleiterspeicherelement-Anordnung, Verfahren zum Betreiben einer Halbleiterspeicherelement-Anordnung und Halbleiterspeicherelement-Anordnung
JP4251815B2 (ja) * 2002-04-04 2009-04-08 株式会社ルネサステクノロジ 半導体記憶装置
US8611363B2 (en) 2002-05-06 2013-12-17 Adtran, Inc. Logical port system and method
JP2004241473A (ja) * 2003-02-04 2004-08-26 Renesas Technology Corp 半導体記憶装置
US7759719B2 (en) * 2004-07-01 2010-07-20 Chih-Hsin Wang Electrically alterable memory cell
JP4818578B2 (ja) * 2003-08-06 2011-11-16 ルネサスエレクトロニクス株式会社 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法
KR100742758B1 (ko) * 2005-11-02 2007-07-26 경북대학교 산학협력단 플래시 메모리 소자 및 그 제조방법
KR100814374B1 (ko) * 2006-09-20 2008-03-18 삼성전자주식회사 불휘발성 메모리 장치의 제조 방법
RU2444806C2 (ru) * 2010-05-19 2012-03-10 Государственное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Московский государственный институт электроники и математики (технический университет)" Ячейка памяти на базе тонкослойной наноструктуры
KR101944535B1 (ko) * 2012-03-28 2019-01-31 삼성전자주식회사 반도체 기억 소자
WO2022010734A1 (en) * 2020-07-08 2022-01-13 The Penn State Research Foundation Collision detector, collision detection system, and method of using same

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6070760A (ja) * 1983-09-27 1985-04-22 Fujitsu Ltd 半導体記憶装置
JPS6177359A (ja) * 1984-09-21 1986-04-19 Fujitsu Ltd 半導体記憶装置
US4667217A (en) * 1985-04-19 1987-05-19 Ncr Corporation Two bit vertically/horizontally integrated memory cell
US5194749A (en) * 1987-11-30 1993-03-16 Hitachi, Ltd. Semiconductor integrated circuit device
US5057888A (en) * 1991-01-28 1991-10-15 Micron Technology, Inc. Double DRAM cell
EP0499824B1 (en) * 1991-01-30 1996-09-25 Texas Instruments Incorporated Stacked capacitor SRAM cell
KR100388519B1 (ko) * 1995-02-22 2003-09-19 마이크론 테크놀로지, 인크. 메모리셀의커패시터배열위에비트선을형성하는방법및이를이용한집적회로및반도체메모리장치
JPH08306889A (ja) * 1995-05-08 1996-11-22 Toshiba Corp 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法
KR0170680B1 (ko) * 1995-07-28 1999-02-01 윤종용 불휘발성 반도체 메모리장치의 제조방법

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7141835B2 (en) 2003-06-20 2006-11-28 Renesas Technology Corp. Semiconductor memory device having memory cells requiring no refresh operation
US7265412B2 (en) 2003-06-20 2007-09-04 Renesas Technology Corp. Semiconductor memory device having memory cells requiring no refresh operation
JP2005196958A (ja) * 2004-01-06 2005-07-21 Samsung Electronics Co Ltd 不揮発性半導体メモリ装置
KR100844947B1 (ko) 2007-01-16 2008-07-09 주식회사 엑셀반도체 단전자 트랜지스터를 이용한 다치 dram 셀 및 다치 dram 셀 어레이
KR100844946B1 (ko) 2007-01-16 2008-07-09 주식회사 엑셀반도체 단전자 트랜지스터를 이용한 다치 dram 셀 및 다치 dram 셀 어레이
JP2012150875A (ja) * 2010-12-28 2012-08-09 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 信号処理回路
JP2012169609A (ja) * 2011-01-28 2012-09-06 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置及び半導体装置の駆動方法
JP2017073194A (ja) * 2011-05-17 2017-04-13 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置
US9859268B2 (en) 2011-05-17 2018-01-02 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Content addressable memory
JP2020127053A (ja) * 2012-03-05 2020-08-20 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体記憶装置
JP2021121027A (ja) * 2012-03-05 2021-08-19 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置

Also Published As

Publication number Publication date
MY117480A (en) 2004-07-31
CN1215925A (zh) 1999-05-05
KR100712089B1 (ko) 2007-05-02
KR20030084823A (ko) 2003-11-01
EP0908954A3 (en) 1999-07-14
MY130341A (en) 2007-06-29
EP0908954B1 (en) 2008-01-23
KR100712087B1 (ko) 2008-01-22
TW412745B (en) 2000-11-21
DE69839034T2 (de) 2009-01-15
JP3554666B2 (ja) 2004-08-18
CN1159765C (zh) 2004-07-28
DE69839034D1 (de) 2008-03-13
KR19990036748A (ko) 1999-05-25
RU2216819C2 (ru) 2003-11-20
EP0908954A2 (en) 1999-04-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3554666B2 (ja) 半導体メモリ装置
US6876023B2 (en) Gain cell type non-volatile memory having charge accumulating region charged or discharged by channel current from a thin film channel path
US6710465B2 (en) Scalable two transistor memory device
US7009243B2 (en) Semiconductor memory device
US4669062A (en) Two-tiered dynamic random access memory (DRAM) cell
US5448513A (en) Capacitorless DRAM device on silicon-on-insulator substrate
US6538916B2 (en) Semiconductor memory device
US6169308B1 (en) Semiconductor memory device and manufacturing method thereof
US8144514B2 (en) One-transistor floating-body DRAM cell device with non-volatile function
US7045853B2 (en) Semiconductor memory element, semiconductor device and control method thereof
US6825527B2 (en) Semiconductor memory device and manufacturing method
JPH0424797B2 (ja)
JP2006338729A (ja) 半導体記憶装置
JPH1092954A (ja) 半導体記憶装置
US20070086230A1 (en) Nonvolatile latch circuit and system on chip with the same
JPH04754A (ja) 記憶用mos型素子

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040203

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040326

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040427

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040510

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees