JPH04754A - 記憶用mos型素子 - Google Patents
記憶用mos型素子Info
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- JPH04754A JPH04754A JP2403499A JP40349990A JPH04754A JP H04754 A JPH04754 A JP H04754A JP 2403499 A JP2403499 A JP 2403499A JP 40349990 A JP40349990 A JP 40349990A JP H04754 A JPH04754 A JP H04754A
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Landscapes
- Semiconductor Memories (AREA)
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- Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[0001]
本発明は、MO3型素子に関し、特に、DRAM等のメ
モリセルを構成するに適した記憶用MO5型素子に関し
ている。 [0002]
モリセルを構成するに適した記憶用MO5型素子に関し
ている。 [0002]
半導体メモリ技術に於いては、ワンチップに集積される
メモリセルの数を増加することが要求される。このため
、現在のDRAMは、面積綿/IXの観点から好ましい
セルとして、1個のメモリセルが1個のトランジスタと
1個のキャパシタとにより構成される1トランジスター
1キヤパシタセルを有している。 [0003] 図6(C)は、そのような従来のメモリセルの断面を示
している。 このメモリセルは、半導体基板46上に形成されたMO
3FET41とMO3容量42とを有している。MO5
FET41は、半導体基板46の主面に形成された不純
物拡散層(ソース/ドレインとして機能する)47と、
半導体基板46上に形成されたゲート絶縁膜49と、ゲ
ート絶縁膜49上に形成されたゲート電極48とを有し
ている。MO3容量42は、半導体基板(一対の電極の
うちの一方として機能する)46上に形成された容量絶
縁膜50と、容量絶縁膜50上に形成されたセル電極(
一対の電極のうちの他方として機能する)45とを有し
ている。 [0004] 図6(B)は、このメモリセルの平面構成を示している
。図6(C)は、図6(B)のA−A線断面図に相当す
る。 [0005] 図6(B)かられかるように、ワード線44か、セル電
極45とビット線43と対して垂直な方向に走っている
。このワード線44は、コンタクトホール52を介して
MO3FET41のゲート電極48に接続されている。 [0006] 図6(A)は、上記メモ1ナセルの回路構成を示してい
る。この図かられかるように、MO3FET41のソー
ス/ドレイン47の一方は、MO3容量42の一対の電
極のうち一方に接続されている。また、MO3FET4
1のソース/ドレイン47の他の一方は、ビット線43
に接続されている。MO3FET41のゲート電極48
は、ワード線44に接続されている。 [0007] このようなメモリセルに於いて、データの記憶は、MO
3容量42が蓄積する電荷により行われる。具体的には
、MO3容量42のセル電極45と基板46との間に印
加された電圧によって半導体基板46中に形成される空
乏層領域51(図6(C)参照)に電荷が蓄積されてい
る状態と、その空乏層領域51に電荷が蓄積されていな
い状態とで、それぞれ、例えば、II I IIの信号
状態、又はII OIIの信号状態が定義される。 空
乏層領域51への電荷の供給は、ビット線43からMO
3FET41を介して行われる。MO3FET41によ
り、電荷の供給が制御される。空乏層領域51に供給さ
れた電荷は、半導体基板46と容量酸化膜50との界面
近傍(半導体基板46側)に蓄積される。
メモリセルの数を増加することが要求される。このため
、現在のDRAMは、面積綿/IXの観点から好ましい
セルとして、1個のメモリセルが1個のトランジスタと
1個のキャパシタとにより構成される1トランジスター
1キヤパシタセルを有している。 [0003] 図6(C)は、そのような従来のメモリセルの断面を示
している。 このメモリセルは、半導体基板46上に形成されたMO
3FET41とMO3容量42とを有している。MO5
FET41は、半導体基板46の主面に形成された不純
物拡散層(ソース/ドレインとして機能する)47と、
半導体基板46上に形成されたゲート絶縁膜49と、ゲ
ート絶縁膜49上に形成されたゲート電極48とを有し
ている。MO3容量42は、半導体基板(一対の電極の
うちの一方として機能する)46上に形成された容量絶
縁膜50と、容量絶縁膜50上に形成されたセル電極(
一対の電極のうちの他方として機能する)45とを有し
ている。 [0004] 図6(B)は、このメモリセルの平面構成を示している
。図6(C)は、図6(B)のA−A線断面図に相当す
る。 [0005] 図6(B)かられかるように、ワード線44か、セル電
極45とビット線43と対して垂直な方向に走っている
。このワード線44は、コンタクトホール52を介して
MO3FET41のゲート電極48に接続されている。 [0006] 図6(A)は、上記メモ1ナセルの回路構成を示してい
る。この図かられかるように、MO3FET41のソー
ス/ドレイン47の一方は、MO3容量42の一対の電
極のうち一方に接続されている。また、MO3FET4
1のソース/ドレイン47の他の一方は、ビット線43
に接続されている。MO3FET41のゲート電極48
は、ワード線44に接続されている。 [0007] このようなメモリセルに於いて、データの記憶は、MO
3容量42が蓄積する電荷により行われる。具体的には
、MO3容量42のセル電極45と基板46との間に印
加された電圧によって半導体基板46中に形成される空
乏層領域51(図6(C)参照)に電荷が蓄積されてい
る状態と、その空乏層領域51に電荷が蓄積されていな
い状態とで、それぞれ、例えば、II I IIの信号
状態、又はII OIIの信号状態が定義される。 空
乏層領域51への電荷の供給は、ビット線43からMO
3FET41を介して行われる。MO3FET41によ
り、電荷の供給が制御される。空乏層領域51に供給さ
れた電荷は、半導体基板46と容量酸化膜50との界面
近傍(半導体基板46側)に蓄積される。
【0008]
空乏層領域51中に電荷が蓄積されていない状態(非平
衡状態)の空乏層領域51の層厚は、電荷が蓄積されて
いる状態(平衡状態)の空乏層領域51の層厚よりも厚
くなる。しかし、時間の経過にともない、電荷が蓄積さ
れていなかっな空乏層領域51にも、電荷の蓄積が進行
し、その空乏層領域51の層厚は薄くなる。これらの電
荷は、空乏層領域51中で熱的に発生した電荷、及びパ
ッケージや配線材料から放射されるα線により発生した
電荷などである。本来、電荷を蓄積していない状態の空
乏層領域51に、このようにして電荷が蓄積されれば、
信号状態の反転が生じてしまう。MO3容量42に於い
て、信号状態の反転が生じる迄の時間(−時記憶保持時
間)は、α線で誘起される電荷の場合を除き、通常、1
00m秒から数10秒である。この信号状態の反転によ
る誤動作を防止するために、DRAMでは10m秒から
数100m秒毎に信号を再生するリフレッシュ動作が行
われている。 [0009] 【発明が解決しようとする課題】 MO3容量42の記憶の記憶保持特性は、前述のように
、熱的に発生する電荷により影響を受けるため、温度に
依存して大きく変動する。すなわち、温度が上昇すると
、熱的に発生する電荷の量が急激に増加するため、記憶
保持時間が著しく短縮される。 [0010] また、このような電荷の発生レートは、半導体基板46
中の結晶欠陥及び汚染により生じる深い不純物準位にも
影響されるので、半導体装置の製造工程に於いてこのよ
うな準位を形成しないようにする注意深い取扱が必要と
なる。
衡状態)の空乏層領域51の層厚は、電荷が蓄積されて
いる状態(平衡状態)の空乏層領域51の層厚よりも厚
くなる。しかし、時間の経過にともない、電荷が蓄積さ
れていなかっな空乏層領域51にも、電荷の蓄積が進行
し、その空乏層領域51の層厚は薄くなる。これらの電
荷は、空乏層領域51中で熱的に発生した電荷、及びパ
ッケージや配線材料から放射されるα線により発生した
電荷などである。本来、電荷を蓄積していない状態の空
乏層領域51に、このようにして電荷が蓄積されれば、
信号状態の反転が生じてしまう。MO3容量42に於い
て、信号状態の反転が生じる迄の時間(−時記憶保持時
間)は、α線で誘起される電荷の場合を除き、通常、1
00m秒から数10秒である。この信号状態の反転によ
る誤動作を防止するために、DRAMでは10m秒から
数100m秒毎に信号を再生するリフレッシュ動作が行
われている。 [0009] 【発明が解決しようとする課題】 MO3容量42の記憶の記憶保持特性は、前述のように
、熱的に発生する電荷により影響を受けるため、温度に
依存して大きく変動する。すなわち、温度が上昇すると
、熱的に発生する電荷の量が急激に増加するため、記憶
保持時間が著しく短縮される。 [0010] また、このような電荷の発生レートは、半導体基板46
中の結晶欠陥及び汚染により生じる深い不純物準位にも
影響されるので、半導体装置の製造工程に於いてこのよ
うな準位を形成しないようにする注意深い取扱が必要と
なる。
【001月
更に、従来のMO3容量42に於いては、α線により発
生する電荷のなめに、信号状態が反転しやすく、誤動作
(ソフトエラー)が生じゃすい。 [0012] これらの欠点は、何れも、電荷の記憶保持が、半導体基
板中に形成された空乏層領域において行われることに起
因している。 [0013] また、従来のDRAMのメモリセルとしてスタックセル
等、数々のメモリセルの構造が提案されているが、何れ
も1トランジスター1キヤパシタの2素子構成であるな
め、セル面積の縮小には自ずと限界があり、大容量のD
RAMの実現には、かなりの困難を伴なっている。さら
に従来のDRAMのメモリセルは1トランジスター1キ
ヤパシタの2素子構成に伴う余分なリード線やコンタク
ト等の作成を行う必要があった。 [0014] 本発明の目的は、この課題を、簡単な処理により作成さ
れた、全く異なる機構[0015] また本発明の他の目的は、メモリセル面積の大幅な縮小
を可能にし、より大容量のDRAM等を実現できる記憶
用MO3型素子を提供することである。 [0016] 【課題を解決するための手段】 本発明は、半導体基板と、該半導体基板上に形成された
絶縁膜と、該絶縁膜上に形成された電極とを備えたMO
3型素子であって、該絶縁膜は、該基板の半導体と同族
の元素がドープされた領域を有し、該領域は、該電極と
該半導体基板との間の電位差に基づいて該半導体基板か
ら該絶縁膜中に注入された電荷を、一時的に保持するこ
とを特徴とする託憶用M○S型素子である。 [0017] また本発明は、半導体基板と、該半導体基板上に集積さ
れた複数のメモリセルを備えた半導体記憶装置であって
、 該メモリセルは、各々、該半導体基板に形成されたソー
ス領域及びドレイン領域と、該基板上に形成されたゲー
ト絶縁膜と、該ゲート絶縁膜上に形成された電極とを有
するMO3型トランジスタを有し、該ゲート絶縁膜は、
該基板の半導体と同族の元素がドープされた領域を有し
、該領域は、該電極と該ドレイン領域との間の電位差に
基づいて該ドレイン領域から該ゲート絶縁膜中に注入さ
れた電荷を、一時的に保持し、その電荷を保持している
間、該MO3型トランジスタの閾値が一時的に変化する
ことを特徴とする半導体記憶装置である。 [0018]
生する電荷のなめに、信号状態が反転しやすく、誤動作
(ソフトエラー)が生じゃすい。 [0012] これらの欠点は、何れも、電荷の記憶保持が、半導体基
板中に形成された空乏層領域において行われることに起
因している。 [0013] また、従来のDRAMのメモリセルとしてスタックセル
等、数々のメモリセルの構造が提案されているが、何れ
も1トランジスター1キヤパシタの2素子構成であるな
め、セル面積の縮小には自ずと限界があり、大容量のD
RAMの実現には、かなりの困難を伴なっている。さら
に従来のDRAMのメモリセルは1トランジスター1キ
ヤパシタの2素子構成に伴う余分なリード線やコンタク
ト等の作成を行う必要があった。 [0014] 本発明の目的は、この課題を、簡単な処理により作成さ
れた、全く異なる機構[0015] また本発明の他の目的は、メモリセル面積の大幅な縮小
を可能にし、より大容量のDRAM等を実現できる記憶
用MO3型素子を提供することである。 [0016] 【課題を解決するための手段】 本発明は、半導体基板と、該半導体基板上に形成された
絶縁膜と、該絶縁膜上に形成された電極とを備えたMO
3型素子であって、該絶縁膜は、該基板の半導体と同族
の元素がドープされた領域を有し、該領域は、該電極と
該半導体基板との間の電位差に基づいて該半導体基板か
ら該絶縁膜中に注入された電荷を、一時的に保持するこ
とを特徴とする託憶用M○S型素子である。 [0017] また本発明は、半導体基板と、該半導体基板上に集積さ
れた複数のメモリセルを備えた半導体記憶装置であって
、 該メモリセルは、各々、該半導体基板に形成されたソー
ス領域及びドレイン領域と、該基板上に形成されたゲー
ト絶縁膜と、該ゲート絶縁膜上に形成された電極とを有
するMO3型トランジスタを有し、該ゲート絶縁膜は、
該基板の半導体と同族の元素がドープされた領域を有し
、該領域は、該電極と該ドレイン領域との間の電位差に
基づいて該ドレイン領域から該ゲート絶縁膜中に注入さ
れた電荷を、一時的に保持し、その電荷を保持している
間、該MO3型トランジスタの閾値が一時的に変化する
ことを特徴とする半導体記憶装置である。 [0018]
本発明による一時記憶領域はゲート絶縁膜と半導体基板
との界面の極く近傍に形成された一時記憶領域への信号
電荷の注入・放出効果を利用して行なうため、制御用の
ゲート電圧は比較的低い電圧で可能であり、且つ、高速
動作で行なうことができる。また記憶保持時間の温度依
存性もほとんどないという特長がある。 [0019] 更に、この記憶用MO3型素子をDRAMのメモリセル
として用いれば、従来の1トランジスタ1キヤパシタの
2素子構成に比べて、1トランジスタのみで構成できる
ためセル面積の大幅な縮小が可能であり、より大容量の
DRAMが実現できる。また2素子構成に伴って従来必
要だった余分なリード線やコンタクトの作成を必要とせ
ず、工程数が大幅に削減される。 [00203
との界面の極く近傍に形成された一時記憶領域への信号
電荷の注入・放出効果を利用して行なうため、制御用の
ゲート電圧は比較的低い電圧で可能であり、且つ、高速
動作で行なうことができる。また記憶保持時間の温度依
存性もほとんどないという特長がある。 [0019] 更に、この記憶用MO3型素子をDRAMのメモリセル
として用いれば、従来の1トランジスタ1キヤパシタの
2素子構成に比べて、1トランジスタのみで構成できる
ためセル面積の大幅な縮小が可能であり、より大容量の
DRAMが実現できる。また2素子構成に伴って従来必
要だった余分なリード線やコンタクトの作成を必要とせ
ず、工程数が大幅に削減される。 [00203
示す断面図である。
[0021]
このMOSダイオードは、シリコン半導体基板11と、
シリコン半導体基板11上に形成された絶縁膜12と、
絶縁膜12上に形成された電極14とを備えている。 [0022] シリコン半導体基板11は、約10Ω・Cmの比抵抗を
有するp型にドープされた単結晶シリコン基板である。 絶縁膜12は、厚さ50nmのSiO3から形成されて
おり、シリコンがドープされた領域13を有している。 シリコンは、イオン注入法により、ドープされたもので
ある。本実施例では、加速ニネルギが25keV、注入
ドーズ量が1×1016cm−2という条件下でイオン
注入を行うことにより、絶縁膜12へのシリコンのドー
、ピンクが行われた。電極14は、リン(P)がドープ
された多結晶シリコンから形成されている。なお、絶縁
膜12の厚さは、必要に応じて任意の値に設定され得る
。また、この絶縁膜12の厚さに応じて、シリコンイオ
ンの注入加速エネルギが調整される。 [0023] 図1(A)は、図1(C)に示されるMOSダイオード
の一部を拡大した断面を示している。図1(B)は、図
1(A)のa−a線断面に於ける、注入されたシリコン
イオンの濃度分布を示している。 [0024] 注入されるイオンの質量と電荷、及び注入のための加速
エネルギにより決定される。例えば、シリコンイオンが
、加速エネルギ25keVで、厚さ50nmの5i02
膜に注入される場合、距離Rは約25nmとなる。また
、シリコンイオンが、加速エネル[0025] 図2(A)に於て、破線及び実線は、本実施例のMOS
ダイオードについての容量対電圧特性(C−V特性)を
示している。ここに、電圧Vとは、電極14と基板11
との間に印加される電圧であり、容量Cとは、電極14
と基板11との間の容量を示している。Cは絶縁膜12
の容量を表している。 X [0026] 図2(C)は、電極14に対してパルス電圧を印加した
直後の、容量Cの時間的変化量を示している。パルス電
圧の波形は、図2(B)に示されている。電極14に印
加したパルス電圧は5vで、パルス幅は、10から10
0μSである。図2(C)には、シリコンがドープされ
た本実施例のMO3型ダイオードと、シリコンがドープ
されていない従来のMOSダイオード(比較例)の容量
を示している。ここにいう容量変化量は、パルス電圧印
加前後の電極14の電位が、−3Vに維持されたときの
値である(図2(B)参照)。なお、各電圧レベルに於
けるパルス電圧印加直後の容量は、図2(A)に於いて
実線で示されている。 [0027] 図2(C)から、次のことが判る。 本実施例のMOSダイオードの容量は、パルス電圧が電
極14に印加された後、一時的に、変化する。言い替え
ると、パルス電圧が電極に印加されたダイオードのC−
■特性曲線(図2(A)で実線で示される曲線)力へ図
2(A)のグラフ中に於いて、パルス電圧印可前に比べ
右側(正方向)にシフトする。これは、MOSダイオー
ドのフラットバンド電圧力板該絶縁膜中への電荷の注入
により、一時的に変化することを示唆している。一方、
絶縁膜12にシリコンがドープされていないMO3型ダ
イオード(比較例)に於いては、容量の変化は生じない
。 [0028] 本実施例に於いて容量が変化した状態は、パルス電圧印
加後、約1秒間維持される。また、図2(C)に示され
るように、温度が25℃から150℃の範囲に於いて、
容量は、温度に依存することなく、時間的に変化してい
る。 [0029] 以上のことから、上記現象は、ゲート電極に印加された
パルス電圧により半導体基板11から絶縁膜12に注入
された電荷が、絶縁膜12の領域13内に約1秒間保持
されることにより生じると考えられる。すなわち、絶縁
膜12に注入され、かつ、領域13に保持された電荷の
存在により、MOSダイオードの容量は一時的に変化す
るカミその電荷力飄その後、領域13から放出されるに
伴い、元の値を回復する。電荷の注入及び放出のレート
力飄温度に依存しないことから、この注入及び放出は、
トンネル効果に基づいて生じるものと考えられる。 [0030] なお、加速エネルギが50keV、注入ドーズ量が1×
1016cm−2という条件下でシリコンが注入された
MO3容量についても、上述の容量特性と同様の特性が
得られた。注入ドーズ量が多いほど、電荷の一時記憶に
よるMO3容量の容量変化は大きい。特に、注入ドーズ
量が1×1016cm−2以上のMO3容量では、充分
な大きさの容量変化を示した。実用上、注入ドーズ量は
1×1015cm−2以上であれば充分である。 [003月 また、パルス幅が10から100nsの極めて短いパル
ス電圧の印加によっても、上述の現象が観察された。 [0032] このような電荷の一時的な保持作用(一時的記憶作用)
は、メモリ用素子として利用され得る。約1秒という保
持時間は、通常のDRAMの記憶保持時間と同等かそれ
以上である。従って、DRAMの記憶素子として、上述
のMO3型素子を用いることが可能である。 [0033] 本実施例のMOSダイオードを、DRAMの記憶容量素
子として用いれば、以下の効果を得ることができる。 [0034] (1)−時記憶領域13への電荷の注入、及び−時記憶
領域13からの電荷の放出力飄 トンネル効果に基づい
て生じるため、メモリ特性が動作温度に依存して変動す
ることが少ない。 [0035] (2)半導体中に形成された空乏層を一時記憶領域とし
て利用する従来のメモリ素子が有していたソフトエラー
の問題が解決される。 [0036] (3)パルス幅が10から100nsの短いパルス電圧
を印加することにより、データを記憶することが可能で
あるため、高速動作が可能である。 [0037] (4)製造工程が簡単である。 上述の一時記憶領域を有するMO3型素子は、DRAM
メモリセルに於いて、に示すように、キャパシタを必要
としないワントランジスタ型メモリセルのトランジスタ
としても用いられ得る。 [0038] 以下に、本発明の第2の実施例を説明する。 図3(A)は、第2の実施例であるメモリ機能を有する
MOSFETの断面を示している。このMOSFETは
、シリコン半導体基板11と、シリコン半導体基板中に
形成されたソース15及びドレイン16と、シリコン半
導体基板11上に形成されは、シリコンのドープされた
領域13を有している。 [0039] シリコン半導体基板11は、約10Ω・cmの比抵抗を
有するp型のドープされた単結晶シリコン基板である。 ソース15及びドレイン16は、加速エネルギが80k
eV、成された不純物拡散領域である。 [0040] れた。 [0041] 域13を有している。 シリコンは、 イオン注入法により、 ドープされたものである 。本実施例では、加速エネルギが25keV、注入ドー
ズ量が1×1016cm−2という条件下でイオン注入
を行うことにより、絶縁膜12へのシリコンのドーピン
グが行われた。シリコンイオンの注入後、900℃の熱
処理カミ約30分間行われた。 [0042] ゲート電極(厚さ、350nm) 14は、リン(P)
が高濃度にドープされた多結晶シリコンから形成されて
いる。 [0043] 本実施例の領域13は、絶縁膜13と半導体基板11と
の界面領域の全部を覆うように形成されている。しかし
、領域13は、図3(B)に示されるように、絶縁膜1
3と半導体基板11との界面領域の一部のみを覆うよう
に形成されていてもよい。図3(B)に示されるような
領域13の形成は、マスクを用いた選択的なイオン注入
、又はマスクを用いないFIB等により可能である。 [0044] シリコンイオンを、絶縁膜13と半導体基板11との界
面近傍に注入しても、MOSFETの閾値変動は、はと
んど生じない。図3(B)に示されるMOSFETは図
3(A)に示されるMOSFETによりも、更に、閾値
変動は生じにくい。その理由は、図3(B)のMOSF
ETの閾値カミシリコンイオンが注入されていない領域
により、決定されるためである。 [0045] 図3(C)は、図3(A)に示される本実施例のMOS
FETと、シリコンイオンが注入されていない従来のM
OSFETとが、同一半導体基板上に集積された半導体
装置の一部断面を示している。本実施例のMOSFET
(Tr)と従来のMOSFET (TR)とは、同一
半導体基板上に集積することが容易である。 [0046] 本実施例のMOSFETのゲート電極14にパルス電圧
(例えば、5ボルト程度)を印加すると、第1の実施例
との同様に、該絶縁膜中の領域13は、基板から注入さ
れた電荷を、一時的に、保持する。この電荷が保持され
ている間、そのMOSFETの閾値は、電荷を保持して
いないときの閾値とは異なる値を示す。この閾値の変化
を利用して、データの読み出しが実行される。 [0047] なお、ゲート電極14に印加するパルス電圧の大きさは
、絶縁膜12に貫通電流が流れない程度に低い値とする
ことが好ましい。例えば、絶縁膜中12に生じる電界の
強度が5MV(メガボルト) /cm程度以下となるこ
とが好ましい。例えば、絶縁膜12の厚さが25nmの
場合、電圧の大きさは、12.5ボルト以下で有れば良
い。 [0048] 図4(A)及び図4(B)を参照して、7本実施例のM
OSFETを有するワントランジスタメモリセルの動作
を説明する。 [0049] 図4(B)に示されるように、図3(A)叉は図3(B
)に示す本実施例のMOSFETのドレイン16及びゲ
ート14は、それぞれ、配線1及び配線2に接続されて
いる。MOSFETのソース15は、抵抗(例えば、1
Mオームの抵抗)rを介して、配線3に接続されている
。なお、■はゲート14の電位を、■、はドレイン16
の電位を、vOUTはソース15の電位を表現するもの
とする。なお、抵抗rは、測定上の必要から設けられた
ものである。上記MO3FETをワンチップに集積する
とき、各メモリセル内に抵抗rを設ける必要は全くない
。 [00501 図4(A)に於いて、Wl及びW2は「書き込み動作」
を示し、R1及びR2は「読み出し動作」を示している
。 [0051] まず、W1ニオイテ、(VG、VD)=(5ホルト、5
ボルト)とすると、MOSFETのゲート該絶縁膜中の
一時記憶領域13に電荷の注入が行われない。このため
、MOSFETの閾値は低い状態のままである。この閾
値の低い状態を本実施例ではn Onと定義すると、こ
の書込み動作により、II OIIが書き込まれたこと
になる。 [00523 次に、R1に於いて、(vG、VD)=(2,5ボルト
、5ボルト)とすると、この電圧でMOSFETが導通
するため、ドレイン16からソース15へ充分な大きさ
の電流が流れ、vOUTは高い値(”0”)を示す。 [0053] 次に、W2ニオイテ、(VG、VD)=(5ボルト、0
ボルト)とすルコとで、MOSFETのゲート該絶縁膜
中の一時記憶領域13に半導体基板11から電荷の注入
が行われる。この注入により、MOSFETの閾値が増
加する。この閾値の高い状態を本実施例では、1″と定
義すると、この書込み動作により、IT I IIが書
き込まれたことになる。 [0054] 次に、R2に於いて、(VG、VD)= (2,5ボル
ト、5ボルト)とすると、この電圧で閾値の増加したM
OSFETはほとんど導通しないなめ、ドレイン16か
らソース15へは電流がほとんど流れず、■OUTは低
い値(” 1 ”)を示す。 [0055] 本実施例では、各書込み動作の前に、消去動作を行った
。この消去動作は、(V基板11へ放出させるための動
作である。この消去動作は必ずしも必要な動作ではない
が、この消去動作を行うことにより、続いて行う書込み
動作を誤りなく実行することができる。 [0056] なお、書込み動作時、読み出し動作時、及び消去動作時
のv6及びV、の値は、上記実施例の値に限定されない
。 [0057] このように、本実施例のMOSFETによれば、領域1
3に電荷が保持されているか否かを、その反転閾値の変
化を利用して、検出する(読み出す)ことが可能である
。 [0058] 図5(A)及び図5(B)は、上記MO3FETが集積
された第3の実施例である半導体記憶装置の一部平面構
成を示している。図5(A)及び図5(B)中には、そ
れぞれ、この半導体装置のうち、4つのメモリセルが模
式的に示されている。4つのメモリセルは、それぞれ、
1個のMOSFETを備えたワントランジスタセルであ
る。 [0059] これらの図かられかるように、M OS F E T
(Trll)のゲート及びドレインは、それぞれ、ワー
ド線101及びビット線201に接続されている。 [0060] M OS F E T (Tr12)のゲート及びドレ
イ不よ、それぞれ、ワード線102及びビット線201
に接続されている。 [00613 M OS F E T (Tr21)のゲート及びドレ
インは、それぞれ、ワード線101及びビット線202
に接続されている。 [0062] M OS F E T (Tr22)のゲート及びドレ
インは、それぞれ、ワード線102及びビット線202
に接続されている。 [0063] 図5(A)は、ワード線101の電位がvDDボルト(
選択レベル) ワード線102の電位が非選択レベル、
ビット線201の電位がOボルト、ビット線202の電
位がvDDボルトである状態を示している。この場合、
選択されたM OS F E T (Trll)に、1
″が書き込まれ、選択されたMOS F E T (T
r21)には、It 011が書き込まれる。 他の選択されなかったMOS F E T (Tr12
、Tr22)には書込みは行われない。なおここでは、
閾値の高い状態をtt l n 閾値の低い状態をI
t OHと定義している。 [0064] 図5(B)は、ワード線101の電位が■GREADボ
ルト(選択レベル) ワード線102の電位が非選択レ
ベル、ビット線201及びビット線202の電位がvD
READボルトである状態を示している。この場合、M
OS F E T (Trll)とM OS F E
T (Tr21)に書き込まれていた情報が読み出さ
れる。他のMOS F E T (Tr12、Tr22
)は、選択さレナイ。ココテ、v>v>o、vDD≧■
GREAD>Oトシテイル。 DD GREAD [0065] 図5(C)は、第3の実施例の半導体記憶装置の全体の
平面構成を示す。 図4(B)に示されたMOSFETを有するワントラン
ジスタセルが、ワンチップの上にマトリックス状に配列
され、メモリセルアレイが形成されている。 [0066] メモリセルアレイの周辺には、行デコーダ、列デコーダ
、及びセンスアンプが形成されている。行デコーダ及び
列デコーダにより、メモリセルアレイ中の特定の1ビツ
トのセルが選択され、選択されたセル内に信号の書込み
、又は選択されたセル内に記憶されていた信号の読みた
しが実行される。センス増幅回路は、メモリセルの信号
を増幅して入出力回路へ送る。 [0067] 本実施例ではメモリ・セル・アレイのみにシリコンイオ
ン注入したゲート絶縁膜をもつ一時記憶作用を有するM
IS形トランジスタを形成し、その周辺に配置される行
/列デコーダ、センス増幅回路や入出力回路にはシリコ
ンイオン注入されていないゲート絶縁膜をもち一時記憶
作用を有しないMIS形トランジスタで構成する。 [0068] 1個のセルは一時記憶機能を有する絶縁膜を備えたワン
トランジスタからなるため、そのセルの面積は、1トラ
ンジスター1キヤパシタセルの面積の約50%に縮小さ
れる。DRAMのチップの面積に占めるセル面積の割合
は60から70%であるため、ワントランジスタセルを
有するチップ全体の面積は、従来のチップ面積から30
%程度縮小される。 [0069] このように本実施例によれば、以下の効果を得ることが
できる。 (1)ワントランジスタにより1個のメモリセルが構成
されるため、キャパシタが不要となる。このため、メモ
リセルの占有面積カミ従来の1トランジスタ1キヤパシ
タセルの占有面積に比較して、著しく縮小される。また
、キャパシタを形成するための工程が不要となる一方、
ゲート電極内に一時記憶領域13を形成する工程は簡単
であるので、全体として、製造工程が簡略化される。 [00701 (2)データの読みだしが閾値電圧の変化を用いて行わ
れるため、メモリセル内のトランジスタ自身の持つ増幅
作用を利用することになり、従来のメモリ素子に比較し
て、センスアンプの構成が簡単化され得る。 [0071] することが少ない。 [0072] [0073] [0074] (6)製造工程が簡単である。 [0075] 閾値を変動させない。 [0076] 例えば、 熱拡散法) を用いてもよい。 [0077]
シリコン半導体基板11上に形成された絶縁膜12と、
絶縁膜12上に形成された電極14とを備えている。 [0022] シリコン半導体基板11は、約10Ω・Cmの比抵抗を
有するp型にドープされた単結晶シリコン基板である。 絶縁膜12は、厚さ50nmのSiO3から形成されて
おり、シリコンがドープされた領域13を有している。 シリコンは、イオン注入法により、ドープされたもので
ある。本実施例では、加速ニネルギが25keV、注入
ドーズ量が1×1016cm−2という条件下でイオン
注入を行うことにより、絶縁膜12へのシリコンのドー
、ピンクが行われた。電極14は、リン(P)がドープ
された多結晶シリコンから形成されている。なお、絶縁
膜12の厚さは、必要に応じて任意の値に設定され得る
。また、この絶縁膜12の厚さに応じて、シリコンイオ
ンの注入加速エネルギが調整される。 [0023] 図1(A)は、図1(C)に示されるMOSダイオード
の一部を拡大した断面を示している。図1(B)は、図
1(A)のa−a線断面に於ける、注入されたシリコン
イオンの濃度分布を示している。 [0024] 注入されるイオンの質量と電荷、及び注入のための加速
エネルギにより決定される。例えば、シリコンイオンが
、加速エネルギ25keVで、厚さ50nmの5i02
膜に注入される場合、距離Rは約25nmとなる。また
、シリコンイオンが、加速エネル[0025] 図2(A)に於て、破線及び実線は、本実施例のMOS
ダイオードについての容量対電圧特性(C−V特性)を
示している。ここに、電圧Vとは、電極14と基板11
との間に印加される電圧であり、容量Cとは、電極14
と基板11との間の容量を示している。Cは絶縁膜12
の容量を表している。 X [0026] 図2(C)は、電極14に対してパルス電圧を印加した
直後の、容量Cの時間的変化量を示している。パルス電
圧の波形は、図2(B)に示されている。電極14に印
加したパルス電圧は5vで、パルス幅は、10から10
0μSである。図2(C)には、シリコンがドープされ
た本実施例のMO3型ダイオードと、シリコンがドープ
されていない従来のMOSダイオード(比較例)の容量
を示している。ここにいう容量変化量は、パルス電圧印
加前後の電極14の電位が、−3Vに維持されたときの
値である(図2(B)参照)。なお、各電圧レベルに於
けるパルス電圧印加直後の容量は、図2(A)に於いて
実線で示されている。 [0027] 図2(C)から、次のことが判る。 本実施例のMOSダイオードの容量は、パルス電圧が電
極14に印加された後、一時的に、変化する。言い替え
ると、パルス電圧が電極に印加されたダイオードのC−
■特性曲線(図2(A)で実線で示される曲線)力へ図
2(A)のグラフ中に於いて、パルス電圧印可前に比べ
右側(正方向)にシフトする。これは、MOSダイオー
ドのフラットバンド電圧力板該絶縁膜中への電荷の注入
により、一時的に変化することを示唆している。一方、
絶縁膜12にシリコンがドープされていないMO3型ダ
イオード(比較例)に於いては、容量の変化は生じない
。 [0028] 本実施例に於いて容量が変化した状態は、パルス電圧印
加後、約1秒間維持される。また、図2(C)に示され
るように、温度が25℃から150℃の範囲に於いて、
容量は、温度に依存することなく、時間的に変化してい
る。 [0029] 以上のことから、上記現象は、ゲート電極に印加された
パルス電圧により半導体基板11から絶縁膜12に注入
された電荷が、絶縁膜12の領域13内に約1秒間保持
されることにより生じると考えられる。すなわち、絶縁
膜12に注入され、かつ、領域13に保持された電荷の
存在により、MOSダイオードの容量は一時的に変化す
るカミその電荷力飄その後、領域13から放出されるに
伴い、元の値を回復する。電荷の注入及び放出のレート
力飄温度に依存しないことから、この注入及び放出は、
トンネル効果に基づいて生じるものと考えられる。 [0030] なお、加速エネルギが50keV、注入ドーズ量が1×
1016cm−2という条件下でシリコンが注入された
MO3容量についても、上述の容量特性と同様の特性が
得られた。注入ドーズ量が多いほど、電荷の一時記憶に
よるMO3容量の容量変化は大きい。特に、注入ドーズ
量が1×1016cm−2以上のMO3容量では、充分
な大きさの容量変化を示した。実用上、注入ドーズ量は
1×1015cm−2以上であれば充分である。 [003月 また、パルス幅が10から100nsの極めて短いパル
ス電圧の印加によっても、上述の現象が観察された。 [0032] このような電荷の一時的な保持作用(一時的記憶作用)
は、メモリ用素子として利用され得る。約1秒という保
持時間は、通常のDRAMの記憶保持時間と同等かそれ
以上である。従って、DRAMの記憶素子として、上述
のMO3型素子を用いることが可能である。 [0033] 本実施例のMOSダイオードを、DRAMの記憶容量素
子として用いれば、以下の効果を得ることができる。 [0034] (1)−時記憶領域13への電荷の注入、及び−時記憶
領域13からの電荷の放出力飄 トンネル効果に基づい
て生じるため、メモリ特性が動作温度に依存して変動す
ることが少ない。 [0035] (2)半導体中に形成された空乏層を一時記憶領域とし
て利用する従来のメモリ素子が有していたソフトエラー
の問題が解決される。 [0036] (3)パルス幅が10から100nsの短いパルス電圧
を印加することにより、データを記憶することが可能で
あるため、高速動作が可能である。 [0037] (4)製造工程が簡単である。 上述の一時記憶領域を有するMO3型素子は、DRAM
メモリセルに於いて、に示すように、キャパシタを必要
としないワントランジスタ型メモリセルのトランジスタ
としても用いられ得る。 [0038] 以下に、本発明の第2の実施例を説明する。 図3(A)は、第2の実施例であるメモリ機能を有する
MOSFETの断面を示している。このMOSFETは
、シリコン半導体基板11と、シリコン半導体基板中に
形成されたソース15及びドレイン16と、シリコン半
導体基板11上に形成されは、シリコンのドープされた
領域13を有している。 [0039] シリコン半導体基板11は、約10Ω・cmの比抵抗を
有するp型のドープされた単結晶シリコン基板である。 ソース15及びドレイン16は、加速エネルギが80k
eV、成された不純物拡散領域である。 [0040] れた。 [0041] 域13を有している。 シリコンは、 イオン注入法により、 ドープされたものである 。本実施例では、加速エネルギが25keV、注入ドー
ズ量が1×1016cm−2という条件下でイオン注入
を行うことにより、絶縁膜12へのシリコンのドーピン
グが行われた。シリコンイオンの注入後、900℃の熱
処理カミ約30分間行われた。 [0042] ゲート電極(厚さ、350nm) 14は、リン(P)
が高濃度にドープされた多結晶シリコンから形成されて
いる。 [0043] 本実施例の領域13は、絶縁膜13と半導体基板11と
の界面領域の全部を覆うように形成されている。しかし
、領域13は、図3(B)に示されるように、絶縁膜1
3と半導体基板11との界面領域の一部のみを覆うよう
に形成されていてもよい。図3(B)に示されるような
領域13の形成は、マスクを用いた選択的なイオン注入
、又はマスクを用いないFIB等により可能である。 [0044] シリコンイオンを、絶縁膜13と半導体基板11との界
面近傍に注入しても、MOSFETの閾値変動は、はと
んど生じない。図3(B)に示されるMOSFETは図
3(A)に示されるMOSFETによりも、更に、閾値
変動は生じにくい。その理由は、図3(B)のMOSF
ETの閾値カミシリコンイオンが注入されていない領域
により、決定されるためである。 [0045] 図3(C)は、図3(A)に示される本実施例のMOS
FETと、シリコンイオンが注入されていない従来のM
OSFETとが、同一半導体基板上に集積された半導体
装置の一部断面を示している。本実施例のMOSFET
(Tr)と従来のMOSFET (TR)とは、同一
半導体基板上に集積することが容易である。 [0046] 本実施例のMOSFETのゲート電極14にパルス電圧
(例えば、5ボルト程度)を印加すると、第1の実施例
との同様に、該絶縁膜中の領域13は、基板から注入さ
れた電荷を、一時的に、保持する。この電荷が保持され
ている間、そのMOSFETの閾値は、電荷を保持して
いないときの閾値とは異なる値を示す。この閾値の変化
を利用して、データの読み出しが実行される。 [0047] なお、ゲート電極14に印加するパルス電圧の大きさは
、絶縁膜12に貫通電流が流れない程度に低い値とする
ことが好ましい。例えば、絶縁膜中12に生じる電界の
強度が5MV(メガボルト) /cm程度以下となるこ
とが好ましい。例えば、絶縁膜12の厚さが25nmの
場合、電圧の大きさは、12.5ボルト以下で有れば良
い。 [0048] 図4(A)及び図4(B)を参照して、7本実施例のM
OSFETを有するワントランジスタメモリセルの動作
を説明する。 [0049] 図4(B)に示されるように、図3(A)叉は図3(B
)に示す本実施例のMOSFETのドレイン16及びゲ
ート14は、それぞれ、配線1及び配線2に接続されて
いる。MOSFETのソース15は、抵抗(例えば、1
Mオームの抵抗)rを介して、配線3に接続されている
。なお、■はゲート14の電位を、■、はドレイン16
の電位を、vOUTはソース15の電位を表現するもの
とする。なお、抵抗rは、測定上の必要から設けられた
ものである。上記MO3FETをワンチップに集積する
とき、各メモリセル内に抵抗rを設ける必要は全くない
。 [00501 図4(A)に於いて、Wl及びW2は「書き込み動作」
を示し、R1及びR2は「読み出し動作」を示している
。 [0051] まず、W1ニオイテ、(VG、VD)=(5ホルト、5
ボルト)とすると、MOSFETのゲート該絶縁膜中の
一時記憶領域13に電荷の注入が行われない。このため
、MOSFETの閾値は低い状態のままである。この閾
値の低い状態を本実施例ではn Onと定義すると、こ
の書込み動作により、II OIIが書き込まれたこと
になる。 [00523 次に、R1に於いて、(vG、VD)=(2,5ボルト
、5ボルト)とすると、この電圧でMOSFETが導通
するため、ドレイン16からソース15へ充分な大きさ
の電流が流れ、vOUTは高い値(”0”)を示す。 [0053] 次に、W2ニオイテ、(VG、VD)=(5ボルト、0
ボルト)とすルコとで、MOSFETのゲート該絶縁膜
中の一時記憶領域13に半導体基板11から電荷の注入
が行われる。この注入により、MOSFETの閾値が増
加する。この閾値の高い状態を本実施例では、1″と定
義すると、この書込み動作により、IT I IIが書
き込まれたことになる。 [0054] 次に、R2に於いて、(VG、VD)= (2,5ボル
ト、5ボルト)とすると、この電圧で閾値の増加したM
OSFETはほとんど導通しないなめ、ドレイン16か
らソース15へは電流がほとんど流れず、■OUTは低
い値(” 1 ”)を示す。 [0055] 本実施例では、各書込み動作の前に、消去動作を行った
。この消去動作は、(V基板11へ放出させるための動
作である。この消去動作は必ずしも必要な動作ではない
が、この消去動作を行うことにより、続いて行う書込み
動作を誤りなく実行することができる。 [0056] なお、書込み動作時、読み出し動作時、及び消去動作時
のv6及びV、の値は、上記実施例の値に限定されない
。 [0057] このように、本実施例のMOSFETによれば、領域1
3に電荷が保持されているか否かを、その反転閾値の変
化を利用して、検出する(読み出す)ことが可能である
。 [0058] 図5(A)及び図5(B)は、上記MO3FETが集積
された第3の実施例である半導体記憶装置の一部平面構
成を示している。図5(A)及び図5(B)中には、そ
れぞれ、この半導体装置のうち、4つのメモリセルが模
式的に示されている。4つのメモリセルは、それぞれ、
1個のMOSFETを備えたワントランジスタセルであ
る。 [0059] これらの図かられかるように、M OS F E T
(Trll)のゲート及びドレインは、それぞれ、ワー
ド線101及びビット線201に接続されている。 [0060] M OS F E T (Tr12)のゲート及びドレ
イ不よ、それぞれ、ワード線102及びビット線201
に接続されている。 [00613 M OS F E T (Tr21)のゲート及びドレ
インは、それぞれ、ワード線101及びビット線202
に接続されている。 [0062] M OS F E T (Tr22)のゲート及びドレ
インは、それぞれ、ワード線102及びビット線202
に接続されている。 [0063] 図5(A)は、ワード線101の電位がvDDボルト(
選択レベル) ワード線102の電位が非選択レベル、
ビット線201の電位がOボルト、ビット線202の電
位がvDDボルトである状態を示している。この場合、
選択されたM OS F E T (Trll)に、1
″が書き込まれ、選択されたMOS F E T (T
r21)には、It 011が書き込まれる。 他の選択されなかったMOS F E T (Tr12
、Tr22)には書込みは行われない。なおここでは、
閾値の高い状態をtt l n 閾値の低い状態をI
t OHと定義している。 [0064] 図5(B)は、ワード線101の電位が■GREADボ
ルト(選択レベル) ワード線102の電位が非選択レ
ベル、ビット線201及びビット線202の電位がvD
READボルトである状態を示している。この場合、M
OS F E T (Trll)とM OS F E
T (Tr21)に書き込まれていた情報が読み出さ
れる。他のMOS F E T (Tr12、Tr22
)は、選択さレナイ。ココテ、v>v>o、vDD≧■
GREAD>Oトシテイル。 DD GREAD [0065] 図5(C)は、第3の実施例の半導体記憶装置の全体の
平面構成を示す。 図4(B)に示されたMOSFETを有するワントラン
ジスタセルが、ワンチップの上にマトリックス状に配列
され、メモリセルアレイが形成されている。 [0066] メモリセルアレイの周辺には、行デコーダ、列デコーダ
、及びセンスアンプが形成されている。行デコーダ及び
列デコーダにより、メモリセルアレイ中の特定の1ビツ
トのセルが選択され、選択されたセル内に信号の書込み
、又は選択されたセル内に記憶されていた信号の読みた
しが実行される。センス増幅回路は、メモリセルの信号
を増幅して入出力回路へ送る。 [0067] 本実施例ではメモリ・セル・アレイのみにシリコンイオ
ン注入したゲート絶縁膜をもつ一時記憶作用を有するM
IS形トランジスタを形成し、その周辺に配置される行
/列デコーダ、センス増幅回路や入出力回路にはシリコ
ンイオン注入されていないゲート絶縁膜をもち一時記憶
作用を有しないMIS形トランジスタで構成する。 [0068] 1個のセルは一時記憶機能を有する絶縁膜を備えたワン
トランジスタからなるため、そのセルの面積は、1トラ
ンジスター1キヤパシタセルの面積の約50%に縮小さ
れる。DRAMのチップの面積に占めるセル面積の割合
は60から70%であるため、ワントランジスタセルを
有するチップ全体の面積は、従来のチップ面積から30
%程度縮小される。 [0069] このように本実施例によれば、以下の効果を得ることが
できる。 (1)ワントランジスタにより1個のメモリセルが構成
されるため、キャパシタが不要となる。このため、メモ
リセルの占有面積カミ従来の1トランジスタ1キヤパシ
タセルの占有面積に比較して、著しく縮小される。また
、キャパシタを形成するための工程が不要となる一方、
ゲート電極内に一時記憶領域13を形成する工程は簡単
であるので、全体として、製造工程が簡略化される。 [00701 (2)データの読みだしが閾値電圧の変化を用いて行わ
れるため、メモリセル内のトランジスタ自身の持つ増幅
作用を利用することになり、従来のメモリ素子に比較し
て、センスアンプの構成が簡単化され得る。 [0071] することが少ない。 [0072] [0073] [0074] (6)製造工程が簡単である。 [0075] 閾値を変動させない。 [0076] 例えば、 熱拡散法) を用いてもよい。 [0077]
膜中に形成された一時記憶領域を通過しても、電荷は発
生しない。従って、従来の空乏層を用いたMO3型容量
のもつ欠点を全て解決することが可能である。又本発明
によれば、絶縁膜中に半導体基板と同族の元素をドープ
するという簡単な処理により一時記憶作用が実現でき、
且つ、この−時記憶作用を制御するための周辺制御回路
用のMO3型トランジスタ等が容易に同一基板上に集積
化できる[0078] 更に、DRAMのメモリセルとして用いれば、従来の1
トランジスタと1キヤパシタの2素子構成に比べて、1
トランジスタのみで構成できるためセル面積の大幅な縮
小が可能であり、より大容量のDRAMが実現できる。 また2素子構成に伴って従来必要だった余分なリード線
やコンタクトの作成を必要とせず、工程数が大幅に削減
される。
生しない。従って、従来の空乏層を用いたMO3型容量
のもつ欠点を全て解決することが可能である。又本発明
によれば、絶縁膜中に半導体基板と同族の元素をドープ
するという簡単な処理により一時記憶作用が実現でき、
且つ、この−時記憶作用を制御するための周辺制御回路
用のMO3型トランジスタ等が容易に同一基板上に集積
化できる[0078] 更に、DRAMのメモリセルとして用いれば、従来の1
トランジスタと1キヤパシタの2素子構成に比べて、1
トランジスタのみで構成できるためセル面積の大幅な縮
小が可能であり、より大容量のDRAMが実現できる。 また2素子構成に伴って従来必要だった余分なリード線
やコンタクトの作成を必要とせず、工程数が大幅に削減
される。
【図1】
(A)は本発明の第1の実施例であるMOSダイオード
の一部を拡大した断面図である。 (B)はそのMOSダイオードに於いて、注入されたシ
リコンの濃度分布を示す図である。 (C)はそのMOSダイオードの全体を示す断面図であ
る。
の一部を拡大した断面図である。 (B)はそのMOSダイオードに於いて、注入されたシ
リコンの濃度分布を示す図である。 (C)はそのMOSダイオードの全体を示す断面図であ
る。
【図2】
(A)はそのMOSダイオードのC−■特性を示すグラ
フである。 (B)はそのMOSダイオードの電極に印加された電圧
波形を示す図である。 (C)はそのMOSダイオードの容量の経時変化を示す
グラフである。
フである。 (B)はそのMOSダイオードの電極に印加された電圧
波形を示す図である。 (C)はそのMOSダイオードの容量の経時変化を示す
グラフである。
【図3】
(A)は本発明の第2の実施例であるMOSFETを示
す断面図である。 (B)はそのMOSFETの改良例を示す断面図である
。 (C)はそのMOSFETと従来のMOSFETとが同
一半導体基板上に形成された半導体装置を示す断面図で
ある。
す断面図である。 (B)はそのMOSFETの改良例を示す断面図である
。 (C)はそのMOSFETと従来のMOSFETとが同
一半導体基板上に形成された半導体装置を示す断面図で
ある。
【図4】
(A)及び(B)は第2の実施例のMOSFETを用い
たワントランジスタセルの構成と動作を説明するための
図である。
たワントランジスタセルの構成と動作を説明するための
図である。
【図5】
(A)及び(B)は第3の実施例を説明するための図で
ある。 (C)は第3の実施例の模式的なレイアウトを示す平面
図である。
ある。 (C)は第3の実施例の模式的なレイアウトを示す平面
図である。
【図6】
(A)から(C)は従来技術を示す図である。
11 Si基板
12 SiO3膜
13S1イオン注入領域
14 多結晶Si膜
図面
【図1】
「−
【図2】
(A)
CB)
(C)
【図3】
(A)
【図4】
(B)
【図5】
5電探4売み込み条イ千
【図6】
Claims (6)
- 【請求項1】半導体基板と、該半導体基板上に形成され
た絶縁膜と、該絶縁膜上に形成された電極とを備えたM
OS型素子であって、該絶縁膜は、該基板の半導体と同
族の元素がドープされた領域を有し、該領域は、該電極
と該半導体基板との間の電位差に基づいて該半導体基板
から該絶縁膜中に注入された電荷を、一時的に保持する
ことを特徴とする記憶用MOS型素子。 - 【請求項2】請求項1記載の絶縁膜の前記領域は、該絶
縁膜と前記半導体基板との界面領域の一部叉は全部を覆
うように形成されていることを特徴とする記憶用MOS
型素子。 - 【請求項3】請求項1記載の半導体基板と同族の元素が
シリコンであり、前記領域は、該シリコンのイオンが、
イオン注入法により前記絶縁膜に注入された領域である
ことを特徴とする記憶用MOS型素子。 - 【請求項4】請求項3記載のシリコンイオンの注入ドー
ズ量は、1×10^1^5cm^−^2以上であること
を特徴とする記憶用MOS型素子。 - 【請求項5】半導体基板と、該半導体基板上に集積され
た複数のメモリセルを備えた半導体記憶装置であって、 該メモリセルは、各々、該半導体基板に形成されたソー
ス領域及びドレイン領域と、該基板上に形成されたゲー
ト絶縁膜と、該ゲート絶縁膜上に形成された電極とを有
するMOS型トランジスタを有し、該ゲート絶縁膜は、
該基板の半導体と同族の元素がドープされた領域を有し
、該領域は、該電極と該ドレイン領域との間の電位差に
基づいて該ドレイン領域から該ゲート絶縁膜中に注入さ
れた電荷を、一時的に保持し、その電荷を保持している
間、該MOS型トランジスタの閾値が一時的に変化する
ことを特徴とする半導体記憶装置。 - 【請求項6】請求項5記載の半導体記憶装置は、DRA
Mであることを特徴とする半導体記憶装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2403499A JPH04754A (ja) | 1989-12-19 | 1990-12-19 | 記憶用mos型素子 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33072889 | 1989-12-19 | ||
JP1-330728 | 1989-12-19 | ||
JP2403499A JPH04754A (ja) | 1989-12-19 | 1990-12-19 | 記憶用mos型素子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04754A true JPH04754A (ja) | 1992-01-06 |
Family
ID=26573619
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2403499A Pending JPH04754A (ja) | 1989-12-19 | 1990-12-19 | 記憶用mos型素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04754A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008135457A (ja) * | 2006-11-27 | 2008-06-12 | Sharp Corp | 半導体記憶装置及び半導体装置並びに表示装置、液晶表示装置及び受像機 |
-
1990
- 1990-12-19 JP JP2403499A patent/JPH04754A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008135457A (ja) * | 2006-11-27 | 2008-06-12 | Sharp Corp | 半導体記憶装置及び半導体装置並びに表示装置、液晶表示装置及び受像機 |
US8059080B2 (en) | 2006-11-27 | 2011-11-15 | Sharp Kabushiki Kaisha | Semiconductor storage unit, semiconductor device and display device as well as liquid crystal display and image receiving apparatus |
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