JPH11111789A - ウエハプローバ - Google Patents

ウエハプローバ

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JPH11111789A
JPH11111789A JP9265808A JP26580897A JPH11111789A JP H11111789 A JPH11111789 A JP H11111789A JP 9265808 A JP9265808 A JP 9265808A JP 26580897 A JP26580897 A JP 26580897A JP H11111789 A JPH11111789 A JP H11111789A
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JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor device
shield body
stage
contact
shielding body
Prior art date
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Pending
Application number
JP9265808A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Sakamoto
努 坂元
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体装置の電極間に流れる微弱電流を高い
精度で計測するようにしたウエハプローバを提供する。 【解決手段】 ウエハプローバ35は、昇降動自在なス
テージ18と、ステージ上方に設けられ、載置された半
導体装置11の電極に接触するプローブピン14A、B
を有するプローブカード16とを備えている。また、半
導体装置11及びプローブピン14A、Bの周囲を開閉
自在に電磁遮蔽する上部シールド体36及び下部シール
ド体38を備えている。上部シールド体36は、プロー
ブカード16の下面に設けられた平板状のものであり、
下部シールド体38は、短筒状で、ステージ18の上昇
により上部シールド体36の下面に上端41で接触する
ようにした筒部42を有する。これにより、上部シール
ド体36及び下部シールド体38によって半導体装置1
1及びプローブカード16が電磁遮蔽される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウエハプローバに
関し、更に詳しくは、半導体装置に通電される微弱電流
を高い精度で計測するようにしたウエハプローバに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ウエハに形成された各半導体装置は、通
常、ダイシングされる前にウエハプローバによりそれぞ
れ試験される。ウエハプローバとは、ウエハに形成され
た半導体装置の電極にプローブピンを接触させ、電極間
に流れる電流を計測し、不良品を識別する装置である。
図6は、従来のウエハプローバの構成の一例を示す側面
図である。従来のウエハプローバ10は、テストヘッド
12と、テストヘッド12に付けられ、プローブピン1
4A、Bを有するプローブカード16と、テストヘッド
12の下方に、昇降動自在なステージ18とを備えてい
る。尚、プローブピンは、プローブカードに多数本付い
ていることが多い。
【0003】テストヘッド12は、プローブピン14
A、Bに電圧を印加する電源24や種々の計測器を有す
るテストヘッド本体27と、テストヘッド本体27の下
側に接続する平板状のヘッドプレート28とを備えてい
る。ヘッドプレート28は、カード状のプローブカード
16を下面に有しており、プローブカード16は、載置
板32の上面に載置された半導体装置11の電極に接触
するプローブピン14A、Bを下面に有する。ステージ
18は、上下方向(図6のZ方向)に昇降動自在なステ
ージ本体26と、ステージ本体26の上面に設けられた
円盤状の電気絶縁体30と、電気絶縁体30の上面に設
けられた円盤状の載置板32とを備えている。ステージ
本体26は、半導体装置11の電極にプローブピン14
A、Bを接触させることができるよう、水平なXーY平
面のX、Y両方向に位置決め可能なようにされている
(X方向は図6参照。Y方向は紙面に垂直な方向)。載
置板32は、ステージ本体26から発せられる電磁波が
半導体装置11に入ることを防止するために、電場及び
磁場をシールドする電磁遮蔽材からなる。また、載置板
32は、測定精度の向上のために0Vに近い一定電位、
例えばマイナス2Vに維持できるように、テストヘッド
12に電気配線34で接続されている。
【0004】ウエハプローバ10を用いて、例えばウエ
ハに形成された半導体装置11の電極間に流れる電流値
を計測するには、電極を有する被試験面を上向きにして
半導体装置11を載置板上に載置し、更に、ステージ1
8を所定高さにまで上昇させたときを想定して、プロー
ブピン14A、Bの先端が半導体装置11の電極に接触
するように、X、Y両方向の位置決めを行う。次いで、
ステージ18を所定高さにまで上昇させ、プローブピン
14A、Bの先端を半導体装置11の電極に接触させ
る。次いで、電源24によりプローブピン14A、Bに
電圧を印加し、電極間に通電される電流値を計測する。
電圧は、通常、直流電圧である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のウエハ
プローバにより、半導体装置の電極間に流れる微弱な電
流値(以下、微弱電流値という)を計測すると、空中を
飛来する電磁波によるノイズ電流が計測値に含まれるこ
とが多く、このため、微弱電流値を正確に計測すること
ができないという問題があった。以上のような事情に照
らして、本発明の目的は、半導体装置に通電される微弱
電流を高い精度で計測するようにしたウエハプローバを
提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、半導体装置
及びプローブカードの周囲を電磁遮蔽することを鋭意検
討し、本発明を完成するに至った。上記目的を達成する
ために、本発明に係るウエハプローバは、テストヘッド
と、テストヘッドの下面に付けられ、半導体装置の電極
に接触するプローブピン有するプローブカードと、テス
トヘッドの下方に位置し、ウエハに形成された半導体装
置を載置する載置板を上面に有して昇降動自在なステー
ジとを備え、半導体装置の電極にプローブピンを接触さ
せて半導体装置の特性を試験するウエハプローバにおい
て、テストヘッドの下面に設けられ、電磁遮蔽材からな
る平板状の上部シールド体と、ステージに設けられ、載
置板及び載置板上の半導体装置の周囲を囲む有底筒状の
電磁遮蔽材からなる下部シールド体とを備え、ステージ
を上昇させて半導体装置の電極をプローブピンに接触さ
せた際に、下部シールド体が上端で上部シールド体下面
に接触することを特徴としている。
【0007】下部シールド体及び上部シールド体の材質
は、例えば銅を含有する電気伝導率の高い磁性体であ
り、厚みは、通常、0.5mm〜2.0mmの範囲であ
る。上部シールド体及び下部シールド体は、薄板状であ
っても網目状であってもよい。本発明により、半導体装
置及びプローブカードの周囲を電磁遮蔽した状態で微弱
電流値を計測することができる。しかも、半導体装置
は、載置板及びシールド体によって2重に電磁遮蔽され
ている。よって、本発明に係るウエハプローバを用いて
微弱電流値を計測すると、電磁波によるノイズ電流が計
測値に含まれることはないので、微弱電流値を高い精度
で計測することができる。電気絶縁体や下部シールド体
の底の平面形状は、円形でも長方形でもよく、特に限定
しない。
【0008】好適には、下部シールド体は、上下方向に
柔軟で、上部シールド体の下面に全周にわたり接触する
接触部を上端全周にわたって備えている。これにより、
半導体装置の電極にプローブピンを接触させた際に上部
シールド体及び下部シールド体によって形成されるゾー
ンは、完全に電磁遮蔽される。また、微弱電流値の計測
中にヘッドプレートとステージとが相対的に多少移動し
て、上部シールド体の下面と下部シールド体の上端との
上下方向の間隔が多少変動しても、接触部が上下方向に
伸縮し、上記ゾーンを完全に電磁遮蔽している状態が維
持される。よって、半導体装置の微弱電流値を更に高い
精度で測定することが可能になる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、実施形態例を挙げ、添付
図面を参照して、本発明の実施の形態を具体的かつより
詳細に説明する。実施形態例 本実施形態例は、本発明の好適な例である。図1は、本
実施形態例のウエハプローバの側面図であり、図2は矢
視I−Iから見た平面図でる。本実施形態例のウエハプ
ローバ35は、従来のウエハプローバ10に比べ、半導
体装置11及びプローブピン14A、Bの周囲を電磁遮
蔽する上部シールド体36及び下部シールド体38を備
えている。本実施形態例では、従来と同じものには同じ
符号を付してその説明を省略する。上部シールド体36
及び下部シールド体38の材質は、例えば銅を含有する
電磁遮蔽材からなる。
【0010】上部シールド体36は、テストヘッド12
の下面に設けられた平板状のものであり、また、接地さ
れている。下部シールド体38は、ステージ18に設け
られ、載置板32及び載置板上の半導体装置11の周囲
を囲む有底筒状で、電磁遮蔽材からなる底部40及び筒
部42とから構成される。底部40は、ステージ本体2
6と電気絶縁体30との間に設けられた円盤状のもので
あり、電気絶縁体30及び載置板32よりも大きく、か
つ、上部シールド体36よりも小さい平面寸法を有す
る。筒部42は、底部40の周縁から上方に延びた短円
筒状のものであり、ステージ18を上昇させて半導体装
置11の電極をプローブピン14A、Bに接触させた際
に、下部シールド体38が上端41で上部シールド体3
6下面に接触するように、Z方向の寸法が決定されてい
る。尚、電気配線34は、筒部42を貫通して載置板3
2に電気接続している。
【0011】図3は図2の矢視II−IIの部分拡大断
面図である。図2及び図3に示すように、筒部42は、
上端41に、上下方向(Z方向)に柔軟で、上部シール
ド体36の下面に全周にわたり接触するリング状の接触
部44を上端41の全周にわたって備えている。接触部
44は、先端同士で互いに連続し、外向けにやや凸に湾
曲している外側部46Aと、内向けにやや凸に湾曲して
いる内側部46Bとから構成され、先端50が上方から
下方(図3のU方向)に押圧されると、先端50で上方
に伸びる反発力を及ぼしながら、押圧力と反発力とが釣
り合う状態にまで先端50の高さ位置が下がるような構
造を有する(図5参照)。外側部46A及び内側部46
Bは、何れも、薄板を成形してなるものであり、材質
が、銅等の電気伝導率の高い物質を含有する磁性体で、
厚みtが通常0.01mm〜0.5mmである。尚、プ
ローブカード16は、上部シールド体36の下面に設け
られており、テストヘッド本体12に電気的に接続する
ように配線されている。
【0012】ウエハプローバ35を用いて半導体装置の
微弱電流値を測定するには、先ず、ステージ18を下降
させて下部シールド体38の開口52を開放し、半導体
装置11を載置板32の上面に載置し、更に、ステージ
18をX、Y両方向に位置決めする。次いで、ステージ
18を所定高さにまで上昇させ、接触部44がZ方向に
充分に縮むようにして上部シールド体36の下面と接触
部44の先端50とを接触させ、ステージ18の上昇を
停止する。この結果、図4に示すように、プローブピン
14A、Bの先端が半導体装置11の電極に接触し、か
つ、図5に示すように、接触部44が全周にわたり上部
シールド体36の下面に接触して、上部シールド体36
及び下部シールド体38によって形成されるゾーン54
(図4参照)が完全に電磁遮蔽される。次いで、従来と
同様、プローブピン14A、Bに直流電圧を印加し、半
導体装置11の電極間を流れる微弱電流値を計測する。
【0013】本実施形態例では、上部シールド体36及
び下部シールド体38によりゾーン54が完全に電磁遮
蔽されるので、プローブカード16及び半導体装置11
は完全に電磁遮蔽される。また、半導体装置11の微弱
電流値の計測中にヘッドプレート28とステージ18と
が相対的に多少移動して、上部シールド体36の下面と
下部シールド体38の上端41との上下方向、すなわち
Z方向の間隔が多少変動しても、接触部44がZ方向に
伸縮し、ゾーン54を完全に電磁遮蔽している状態が維
持される。よって、微弱電流値の計測中にゾーン54内
に電磁波が入ることが完全に防止され、半導体装置11
の微弱電流値を大変高い精度で測定することが可能にな
る。尚、本実施形態例では、ヘッドプレート28とステ
ージ18とが、X又はY方向に相対的に移動しても、ゾ
ーン54を完全に電磁遮蔽している状態が維持される。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、テストヘッドの下面に
設けられ、電磁遮蔽材からなる平板状の上部シールド体
と、ステージに設けられ、載置板及び載置板上の半導体
装置の周囲を囲む有底筒状の電磁遮蔽材からなる下部シ
ールド体とを備えている。また、ステージを上昇させて
半導体装置の電極をプローブピンに接触させた際に、下
部シールド体が上端で上部シールド体下面に接触するよ
うにされている。これにより、半導体装置及びプローブ
ピンの周囲を電磁遮蔽した状態で、半導体装置の電極間
に流れる微弱電流の値(微弱電流値)を計測することが
できる。よって、電磁波によるノイズ電流がこの微弱電
流値に加えられて計測されることはないので、微弱電流
値を高い精度で計測することができる。
【0015】好適には、下部シールド体は、上下方向に
柔軟で、上部シールド体の下面に全周にわたり接触する
接触部を上端全周にわたって備えている。これにより、
半導体装置の微弱電流値の計測中にヘッドプレートとス
テージとが相対的に多少移動して、上部シールド体の下
面と下部シールド体の上端との上下方向の間隔が多少変
動しても、接触部が上下に伸縮するので、シールド体に
よって形成されるゾーンを電磁遮蔽している状態が維持
される。よって、半導体装置の微弱電流値を更に高い精
度で測定することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例のウエハプローバの構成を示す側面
図である。
【図2】矢視I−Iから見た平面図である。
【図3】矢視II−IIから見た平面図である。
【図4】実施形態例で、シールド体により電磁遮蔽した
状態を示す側面図である。
【図5】実施形態例で、シールド体により電磁遮蔽した
状態を示す部分拡大断面図である。
【図6】従来のウエハプローバの構成の一例を示す側面
図である。
【符号の説明】
10……ウエハプローバ、11……半導体装置、12…
…テストヘッド、14A、B……プローブピン、16…
…プローブカード、18……ステージ、24……電源、
26……ステージ本体、27……テストヘッド本体、2
8……ヘッドプレート、30……電気絶縁体、32……
載置板、34……電気配線、35……ウエハプローバ、
36……上部シールド体、38……下部シールド体、4
0……底部、41……上端、42……筒部、44……接
触部、46A……外側部、46B……内側部、50……
先端、52……開口、54……ゾーン。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テストヘッドと、テストヘッドの下面に
    付けられ、半導体装置の電極に接触するプローブピン有
    するプローブカードと、テストヘッドの下方に位置し、
    ウエハに形成された半導体装置を載置する載置板を上面
    に有して昇降動自在なステージとを備え、半導体装置の
    電極にプローブピンを接触させて半導体装置の特性を試
    験するウエハプローバにおいて、 テストヘッドの下面に設けられ、電磁遮蔽材からなる平
    板状の上部シールド体と、 ステージに設けられ、載置板及び載置板上の半導体装置
    の周囲を囲む有底筒状の電磁遮蔽材からなる下部シール
    ド体とを備え、ステージを上昇させて半導体装置の電極
    をプローブピンに接触させた際に、下部シールド体が上
    端で上部シールド体下面に接触することを特徴とするウ
    エハプローバ。
  2. 【請求項2】 下部シールド体は、上下方向に柔軟で、
    上部シールド体の下面に全周にわたり接触する接触部を
    上端全周にわたって備えていることを特徴とする請求項
    1に記載のウエハプローバ。
JP9265808A 1997-09-30 1997-09-30 ウエハプローバ Pending JPH11111789A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100577554B1 (ko) * 1999-05-18 2006-05-08 삼성전자주식회사 노이즈 억제부를 가지는 반도체 소자 테스트용 프로브 장치 및그에 따른 노이즈 억제방법
JP2008131047A (ja) * 2006-11-17 2008-06-05 Suss Microtec Test Systems Gmbh 標本支持台と標本支持台の使用の下で検査物質を検査する方法
JP2009032902A (ja) * 2007-07-27 2009-02-12 Renesas Technology Corp 半導体製造方法及び製造装置

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