JPH06295942A - 基板検査装置 - Google Patents
基板検査装置Info
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- JPH06295942A JPH06295942A JP4234167A JP23416792A JPH06295942A JP H06295942 A JPH06295942 A JP H06295942A JP 4234167 A JP4234167 A JP 4234167A JP 23416792 A JP23416792 A JP 23416792A JP H06295942 A JPH06295942 A JP H06295942A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 被検査基板における電極との接触面積が大き
くなって接触抵抗を小さくでき、電極間における接触抵
抗のバラツキをなくすことができると共に、電極間隔が
非常に狭いものであっても接触させて正確なる検査を行
うことができるものである。 【構成】 被検査基板5と近接、離開する絶縁基板2
と、前記被検査基板に近接することにより該被検査基板
の電極端子5aと接触する前記絶縁基板に固定された導
電材6と、前記絶縁基板に固定され前記導電材を前記被
検査基板に対して弾性を持って接触させる緩衝材9とか
らなるものであり、また、弾性を有する緩衝材に導電性
を持った粉末を混入した良導体弾性樹脂を、前記絶縁基
板上の前記被検査基板における電極端子と接触する位置
に塗布しものであってもよい。
くなって接触抵抗を小さくでき、電極間における接触抵
抗のバラツキをなくすことができると共に、電極間隔が
非常に狭いものであっても接触させて正確なる検査を行
うことができるものである。 【構成】 被検査基板5と近接、離開する絶縁基板2
と、前記被検査基板に近接することにより該被検査基板
の電極端子5aと接触する前記絶縁基板に固定された導
電材6と、前記絶縁基板に固定され前記導電材を前記被
検査基板に対して弾性を持って接触させる緩衝材9とか
らなるものであり、また、弾性を有する緩衝材に導電性
を持った粉末を混入した良導体弾性樹脂を、前記絶縁基
板上の前記被検査基板における電極端子と接触する位置
に塗布しものであってもよい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶基板や集積回路にお
けるウエハーの電極と接触させて、導通試験や点灯試験
を行うための基板検査装置に関する。
けるウエハーの電極と接触させて、導通試験や点灯試験
を行うための基板検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来において、パソコンやワープロ等の
フラットパネルディスプレイ装置に使用される液晶基
板、例えば、アクティブ・マトリクス型液晶は、様々な
工程(洗浄、レジストコティング、露光、現像、エッチ
ング等)を経て製造されるが、液晶駆動用ICを実装す
る前の検査工程として、液晶基板のパターン性能検査が
行われている。
フラットパネルディスプレイ装置に使用される液晶基
板、例えば、アクティブ・マトリクス型液晶は、様々な
工程(洗浄、レジストコティング、露光、現像、エッチ
ング等)を経て製造されるが、液晶駆動用ICを実装す
る前の検査工程として、液晶基板のパターン性能検査が
行われている。
【0003】そして、従来におけるこの種の検査装置と
しては、絶縁基板にスプリングによって押圧されるチェ
ックピンを取付けたもの、あるいは、L字状に折曲した
先端の細い針プローブを絶縁基板に固定したもの等があ
る。
しては、絶縁基板にスプリングによって押圧されるチェ
ックピンを取付けたもの、あるいは、L字状に折曲した
先端の細い針プローブを絶縁基板に固定したもの等があ
る。
【0004】そして、チェックピンを利用した検査方法
にあっては、ピンの先端をスプリングのバネ力によって
被検査基板の電極に押圧して電流や電圧を測定するもの
であり、また、針プローブを利用した検査方法にあって
は、針の先端はを針プローブ自体が有するバネ力を利用
して被検査基板の電極に押圧して電流や電圧を測定する
ものであった。
にあっては、ピンの先端をスプリングのバネ力によって
被検査基板の電極に押圧して電流や電圧を測定するもの
であり、また、針プローブを利用した検査方法にあって
は、針の先端はを針プローブ自体が有するバネ力を利用
して被検査基板の電極に押圧して電流や電圧を測定する
ものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記したチ
ェックピン方式にあっては、スプリングを使用している
ために、構造上寸法が大きくなって導電パターンの間隔
が狭いものの測定には不向きである共に構造も複雑とな
って高価なものとなり、かつ、チェックピンを支えるた
めの絶縁基板も厚いものとなる問題があった。
ェックピン方式にあっては、スプリングを使用している
ために、構造上寸法が大きくなって導電パターンの間隔
が狭いものの測定には不向きである共に構造も複雑とな
って高価なものとなり、かつ、チェックピンを支えるた
めの絶縁基板も厚いものとなる問題があった。
【0006】また、前記した針プローブ方式にあって
は、前記したチェックピン方式の電極間隔が狭く、か
つ、電極が狭い被検査基板の検査が行えるという利点は
有するが、しかし、全ての針先端を被検査基板における
電極高さに揃える必要があるため、製造が困難で歩留り
が悪いという欠点があると共に針プローブの先端が非常
に細い(例えば、50ミクロン)角錘型であるため、針
プローブそのもののコストが高くなるという問題があっ
た。
は、前記したチェックピン方式の電極間隔が狭く、か
つ、電極が狭い被検査基板の検査が行えるという利点は
有するが、しかし、全ての針先端を被検査基板における
電極高さに揃える必要があるため、製造が困難で歩留り
が悪いという欠点があると共に針プローブの先端が非常
に細い(例えば、50ミクロン)角錘型であるため、針
プローブそのもののコストが高くなるという問題があっ
た。
【0007】さらに、針プローブの先端は前記したよう
に非常に小さいため、被検査基板の電極との接触面が点
接触となって接触抵抗を小さく抑えることが困難とな
り、かつ、点接触で接触が不安定であるため、電極間に
おける接触抵抗のバラツキが生じ易く正確なる検査が行
えないという問題もあった。
に非常に小さいため、被検査基板の電極との接触面が点
接触となって接触抵抗を小さく抑えることが困難とな
り、かつ、点接触で接触が不安定であるため、電極間に
おける接触抵抗のバラツキが生じ易く正確なる検査が行
えないという問題もあった。
【0008】本発明は前記した問題点を解決せんとする
もので、その目的とするところは、被検査基板における
電極との接触面積が大きくなって接触抵抗を小さくで
き、電極間における接触抵抗のバラツキをなくすことが
できると共に、電極間隔が非常に狭いものであっても接
触させて正確なる検査を行うことができる基板検査装置
を提供せんとするにある。
もので、その目的とするところは、被検査基板における
電極との接触面積が大きくなって接触抵抗を小さくで
き、電極間における接触抵抗のバラツキをなくすことが
できると共に、電極間隔が非常に狭いものであっても接
触させて正確なる検査を行うことができる基板検査装置
を提供せんとするにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の基板検査装置は
前記した問題点を解決せんとするもので、その手段は、
被検査基板と近接、離開する絶縁基板と、前記被検査基
板に近接することにより該被検査基板の電極端子と接触
する前記絶縁基板に固定された導電材と、前記絶縁基板
に固定され前記導電材を前記被検査基板に対して弾性を
持って接触させる緩衝材とからなるものである。
前記した問題点を解決せんとするもので、その手段は、
被検査基板と近接、離開する絶縁基板と、前記被検査基
板に近接することにより該被検査基板の電極端子と接触
する前記絶縁基板に固定された導電材と、前記絶縁基板
に固定され前記導電材を前記被検査基板に対して弾性を
持って接触させる緩衝材とからなるものである。
【0010】また、前記導電材が前記緩衝材を跨ぐよう
に配置されてもよく、さらに、前記緩衝材が前記導電材
の前記被検査基板と接触する部分を残して覆ってもよ
い。また、他の基板検査装置として、弾性を有する緩衝
材に導電性を持った粉末を混入した良導体弾性樹脂を、
前記絶縁基板上の前記被検査基板における電極端子と接
触する位置に塗布したものであってもよい。
に配置されてもよく、さらに、前記緩衝材が前記導電材
の前記被検査基板と接触する部分を残して覆ってもよ
い。また、他の基板検査装置として、弾性を有する緩衝
材に導電性を持った粉末を混入した良導体弾性樹脂を、
前記絶縁基板上の前記被検査基板における電極端子と接
触する位置に塗布したものであってもよい。
【0011】
【作用】前記した如く構成した本発明の基板検査装置
は、被検査基板の電極端子と導電材との線接触により接
触面積を広く確保することができるので、接触抵抗を小
さくできると共に両者間の接触抵抗のバラツキの発生を
防止でき、また、緩衝材を絶縁基板と導電材の間に介在
させたことにより、被検査基板の電極端子と導電材の接
触部との接触圧力を均一に保つことができ安定した接触
抵抗を得ることができる。
は、被検査基板の電極端子と導電材との線接触により接
触面積を広く確保することができるので、接触抵抗を小
さくできると共に両者間の接触抵抗のバラツキの発生を
防止でき、また、緩衝材を絶縁基板と導電材の間に介在
させたことにより、被検査基板の電極端子と導電材の接
触部との接触圧力を均一に保つことができ安定した接触
抵抗を得ることができる。
【0012】さらに、導電材を絶縁基板の電極端子に予
めワイヤーボンディング等により固定した後、緩衝材に
よって導電材の接触部を残してモールドすることによ
り、手作業による導電材の結線作業が不要となり機械化
により迅速に接続作業が行え、また、銅線等の導電材を
使用することなく、シリコン等の合成樹脂に金属粉を良
好な導通状態とが得られる程度混入した良導体弾性樹脂
をスクリーン印刷等の手段によって、被検査基板の回路
パターンと対応して形成することにより、製造工程がよ
り簡単となって、安価に検査装置を提供できるものであ
る。
めワイヤーボンディング等により固定した後、緩衝材に
よって導電材の接触部を残してモールドすることによ
り、手作業による導電材の結線作業が不要となり機械化
により迅速に接続作業が行え、また、銅線等の導電材を
使用することなく、シリコン等の合成樹脂に金属粉を良
好な導通状態とが得られる程度混入した良導体弾性樹脂
をスクリーン印刷等の手段によって、被検査基板の回路
パターンと対応して形成することにより、製造工程がよ
り簡単となって、安価に検査装置を提供できるものであ
る。
【0013】
【実施例】次に、本発明の基板検査装置の一実施例を図
1〜図4と共に説明する。1は検査治具本体にして、絶
縁基板2が位置決めピン3により位置決めされた状態で
螺子4によって固定されている。絶縁基板2の表面には
所定間隔を介して対となる孔2a,2bが複数穿設され
ており、検査対象である液晶基板等の被検査基板5の電
極端子5aの1つの電極に対して、この対となる孔2
a,2bに橋渡しされた銅線等の導電材6により1つの
コンタクターが形成されている。
1〜図4と共に説明する。1は検査治具本体にして、絶
縁基板2が位置決めピン3により位置決めされた状態で
螺子4によって固定されている。絶縁基板2の表面には
所定間隔を介して対となる孔2a,2bが複数穿設され
ており、検査対象である液晶基板等の被検査基板5の電
極端子5aの1つの電極に対して、この対となる孔2
a,2bに橋渡しされた銅線等の導電材6により1つの
コンタクターが形成されている。
【0014】なお、被検査基板5の電極端子5aの間隔
が微細で狭い場合には、隣接する孔2a,2bを千鳥状
に穿設することにより、間隔の狭い銅線を配置すること
が可能となる。
が微細で狭い場合には、隣接する孔2a,2bを千鳥状
に穿設することにより、間隔の狭い銅線を配置すること
が可能となる。
【0015】前記導電材6は一端が孔2aに挿入固定さ
れ、他端が孔2bに挿入され前記絶縁基板2の下面に形
成されたテスト用駆動装置取付用基板7に固定された駆
動用IC8に接続されている。そして、導電材6の中央
部は被検査基板5の電極端子5aに押圧接触させるため
の接触部6aとなっている。
れ、他端が孔2bに挿入され前記絶縁基板2の下面に形
成されたテスト用駆動装置取付用基板7に固定された駆
動用IC8に接続されている。そして、導電材6の中央
部は被検査基板5の電極端子5aに押圧接触させるため
の接触部6aとなっている。
【0016】また、被検査基板5における電極端子5a
が狭く、かつ、電極端子5a間が狭い場合には導電材6
の径が小さい線材を選択することにより対処でき、さら
に、被検査基板5の電極端子5aとの接触部分以外は絶
縁被覆で被われているので、検査時におけるノイズの発
生を防止することができる。
が狭く、かつ、電極端子5a間が狭い場合には導電材6
の径が小さい線材を選択することにより対処でき、さら
に、被検査基板5の電極端子5aとの接触部分以外は絶
縁被覆で被われているので、検査時におけるノイズの発
生を防止することができる。
【0017】9は前記した絶縁基板2と前記した導電材
6との間に介在され、導電材6の接触部6aに対して接
触圧力を均一に付与するためのクッションゴム等による
緩衝材にして、上面角部には銅線固定用の溝9aが形成
されており、被検査基板5の電極端子5aに対して導電
材6が位置ズレしないようになっている。
6との間に介在され、導電材6の接触部6aに対して接
触圧力を均一に付与するためのクッションゴム等による
緩衝材にして、上面角部には銅線固定用の溝9aが形成
されており、被検査基板5の電極端子5aに対して導電
材6が位置ズレしないようになっている。
【0018】次に、前記した構成の基板検査装置を使用
して被検査基板5の性能検査を行う方法について説明す
る。被検査基板5と絶縁基板2とを近接させて、該被検
査基板5の電極端子5aに対して導電材6の接触部6a
を当接させる(図4)。これにより、接触部6aには絶
縁基板2側より緩衝材9による弾性力が作用するので、
該接触部6aは電極端子5aに対して弾性的に押圧され
る。
して被検査基板5の性能検査を行う方法について説明す
る。被検査基板5と絶縁基板2とを近接させて、該被検
査基板5の電極端子5aに対して導電材6の接触部6a
を当接させる(図4)。これにより、接触部6aには絶
縁基板2側より緩衝材9による弾性力が作用するので、
該接触部6aは電極端子5aに対して弾性的に押圧され
る。
【0019】そして、電極端子5aと接触部6aとが接
触することにより、導電材6を介して図示しない電気信
号供給部からの電気信号を駆動用IC8に供給されるの
で、各種の性能検査が行われる。また、前記したように
電極端子5aと接触部6aとは線接触状態となるので、
接触面積が広く確保され、電極端子5aと接触部6aと
の接触抵抗が小さくなると共に電極間の接触抵抗のバラ
ツキがなるなり、被検査基板5の回路パターン等の性能
検査を正確に行うことができ、従って、検査性能は向上
する。
触することにより、導電材6を介して図示しない電気信
号供給部からの電気信号を駆動用IC8に供給されるの
で、各種の性能検査が行われる。また、前記したように
電極端子5aと接触部6aとは線接触状態となるので、
接触面積が広く確保され、電極端子5aと接触部6aと
の接触抵抗が小さくなると共に電極間の接触抵抗のバラ
ツキがなるなり、被検査基板5の回路パターン等の性能
検査を正確に行うことができ、従って、検査性能は向上
する。
【0020】また、緩衝材9によって電極端子5aと接
触部6aとの接触圧力が均一に保持されるので、安定し
た接触圧力を得ることができ、従って、検査径能生がさ
らに向上するものである。
触部6aとの接触圧力が均一に保持されるので、安定し
た接触圧力を得ることができ、従って、検査径能生がさ
らに向上するものである。
【0021】前記した実施例にあっては、絶縁基板2に
孔2a,2bをドリル等で開けたものであるため、被検
査基板5の電極端子5aの間隔が狭くなっている場合に
は、適用できなくなるという問題がある。そこで、図5
〜図7のように構成することも可能である。
孔2a,2bをドリル等で開けたものであるため、被検
査基板5の電極端子5aの間隔が狭くなっている場合に
は、適用できなくなるという問題がある。そこで、図5
〜図7のように構成することも可能である。
【0022】すなわち、絶縁基板2上に所定間隔を介し
て対となる電極パッド2c,2dを複数パターン形成す
ると共に、該対となる電極パッド2c,2d間に緩衝材
9を配置し、この緩衝材9を跨いで導電材6の両端をワ
イヤーボンディング等によって固定する。
て対となる電極パッド2c,2dを複数パターン形成す
ると共に、該対となる電極パッド2c,2d間に緩衝材
9を配置し、この緩衝材9を跨いで導電材6の両端をワ
イヤーボンディング等によって固定する。
【0023】また、前記電極パッド2dに連続して導電
パターン2eを延長すると共に裏面への接続用スルーホ
ール2fを介して絶縁基板2の裏面に引き出す。そし
て、このスルーホール2fとテスタ取付基板7とを接続
する導電パターン2gを形成する。これにより、導電材
6は電極パッド2d,導電パターン2e,スルーホール
2f,導電パターン2g,テスタ取付基板7を介して駆
動用ICに接続される。
パターン2eを延長すると共に裏面への接続用スルーホ
ール2fを介して絶縁基板2の裏面に引き出す。そし
て、このスルーホール2fとテスタ取付基板7とを接続
する導電パターン2gを形成する。これにより、導電材
6は電極パッド2d,導電パターン2e,スルーホール
2f,導電パターン2g,テスタ取付基板7を介して駆
動用ICに接続される。
【0024】このような基板検査装置における動作も前
記した実施例と同じなので検査装置方法については省略
する。前記した何れの実施例にあっても、緩衝材9を絶
縁基板2上に配置した後に導電材6を前記緩衝材9を跨
ぐように配置するため、導電材6を緊張状態で配置する
ことが非常に困難となる。そこで、図8のように構成す
ることもできる。
記した実施例と同じなので検査装置方法については省略
する。前記した何れの実施例にあっても、緩衝材9を絶
縁基板2上に配置した後に導電材6を前記緩衝材9を跨
ぐように配置するため、導電材6を緊張状態で配置する
ことが非常に困難となる。そこで、図8のように構成す
ることもできる。
【0025】すなわち、前記した実施例と同様に電極パ
ッド2c,2d,導電パターン2e,スルーホール2
f,導電パターン2gを形成した絶縁基板2の該電極パ
ッド2c,2dに導電材6をワイヤーボンディング等に
よってブリッジ状に固定する。次いで、弾性を有するシ
リコン等の合成樹脂による緩衝材10によって導電材6
の先端接触部6aを残してモールドする。
ッド2c,2d,導電パターン2e,スルーホール2
f,導電パターン2gを形成した絶縁基板2の該電極パ
ッド2c,2dに導電材6をワイヤーボンディング等に
よってブリッジ状に固定する。次いで、弾性を有するシ
リコン等の合成樹脂による緩衝材10によって導電材6
の先端接触部6aを残してモールドする。
【0026】このように構成した基板検査装置は、前記
した実施例と同様に被検査基板5の電極端子5aに前記
導電材6の接触部6aを押圧接触すると、該導電材6は
緩衝材10の弾性力によって撓んで変形する。従って、
前記した実施例の場合と同様に被検査基板5の回路パタ
ーン等の性能検査を行うことができる。
した実施例と同様に被検査基板5の電極端子5aに前記
導電材6の接触部6aを押圧接触すると、該導電材6は
緩衝材10の弾性力によって撓んで変形する。従って、
前記した実施例の場合と同様に被検査基板5の回路パタ
ーン等の性能検査を行うことができる。
【0027】しかし、前記したような導電材6の傾斜部
が直線状であると変形し難いので、図9(a) ,(b) のよ
うに、傾斜部に屈曲部6bを形成したりコイル部6cを
形成することにより、導電材6が押圧力によって自由に
撓んで変形できるようになるものである。
が直線状であると変形し難いので、図9(a) ,(b) のよ
うに、傾斜部に屈曲部6bを形成したりコイル部6cを
形成することにより、導電材6が押圧力によって自由に
撓んで変形できるようになるものである。
【0028】さらに、前記した実施例のものは、導電材
6を緩衝材9,10によって弾性を付与してものである
が、図10のようにシリコン等の合成樹脂に金属粉を良
好な導通状態とが得られる程度混入した良導体弾性樹脂
11を絶縁基板2のパターン間にスクリーン印刷等の手
段によって塗布しても良い。この場合も前記したと同様
な検査が行えるものである。
6を緩衝材9,10によって弾性を付与してものである
が、図10のようにシリコン等の合成樹脂に金属粉を良
好な導通状態とが得られる程度混入した良導体弾性樹脂
11を絶縁基板2のパターン間にスクリーン印刷等の手
段によって塗布しても良い。この場合も前記したと同様
な検査が行えるものである。
【0029】
【発明の効果】本発明は前記したように、被検査基板の
電極端子と導電材との線接触により接触面積を広く確保
することができるので、接触抵抗を小さくできると共に
両者間の接触抵抗のバラツキの発生を防止でき、従っ
て、被検査基板の回路パターン等の性能検査を正確に行
うことができる。
電極端子と導電材との線接触により接触面積を広く確保
することができるので、接触抵抗を小さくできると共に
両者間の接触抵抗のバラツキの発生を防止でき、従っ
て、被検査基板の回路パターン等の性能検査を正確に行
うことができる。
【0030】また、緩衝材を絶縁基板と導電材の間に介
在させたことにより、被検査基板の電極端子と導電材の
接触部との接触圧力を均一に保つことができ安定した接
触抵抗を得ることができ、より正確な検査を行うことが
できる。
在させたことにより、被検査基板の電極端子と導電材の
接触部との接触圧力を均一に保つことができ安定した接
触抵抗を得ることができ、より正確な検査を行うことが
できる。
【0031】さらに、導電材を絶縁基板の電極端子に予
めワイヤーボンディング等により固定した後、緩衝材に
よって導電材の接触部を残してモールドすることによ
り、手作業による導電材の結線作業が不要となり機械化
により迅速に接続作業が行え、従って、製品の組立作業
の迅速化を図ることができる。
めワイヤーボンディング等により固定した後、緩衝材に
よって導電材の接触部を残してモールドすることによ
り、手作業による導電材の結線作業が不要となり機械化
により迅速に接続作業が行え、従って、製品の組立作業
の迅速化を図ることができる。
【0032】また、銅線等の導電材を使用することな
く、シリコン等の合成樹脂に金属粉を良好な導通状態と
が得られる程度混入した良導体弾性樹脂を、スクリーン
印刷等の手段によって、被検査基板の回路パターンと対
応して形成することにより、製造工程がより簡単となっ
て、安価に検査装置を提供できる等の高価を有するもの
である。
く、シリコン等の合成樹脂に金属粉を良好な導通状態と
が得られる程度混入した良導体弾性樹脂を、スクリーン
印刷等の手段によって、被検査基板の回路パターンと対
応して形成することにより、製造工程がより簡単となっ
て、安価に検査装置を提供できる等の高価を有するもの
である。
【図1】本発明の基板検査装置の一実施例を示す平面図
である。
である。
【図2】同上の断面図である。
【図3】図2の一部拡大断面図である。
【図4】検査状態を説明するための断面図である。
【図5】他の実施例の平面図である。
【図6】同上の断面図である。
【図7】図5の一部斜視図である。
【図8】さらに他の状態の一部断面図である。
【図9】同上における導電材の側面図である。
【図10】他の実施例の一部断面図である。
2 絶縁基板 2a,2b 孔 2c,2d 電極パッド 2e,2g 導電パターン 2f スルーホール 5 被検査基板 5a 電極端子 6 導電材 6a 接触部 8 駆動用IC 9,10 緩衝材 11 良導体弾性樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桑原 俊朗 神奈川県厚木市南町12番15号 株式会社藤 森技術研究所内 (72)発明者 関本 利一 神奈川県横浜市港北区綱島町東6−7−9 株式会社エイト工業内 (72)発明者 高橋 達美 神奈川県横浜市港北区綱島町東6−7−9 株式会社エイト工業内
Claims (4)
- 【請求項1】 被検査基板と近接、離開する絶縁基板
と、前記被検査基板に近接することにより該被検査基板
の電極端子と接触する前記絶縁基板に固定された導電材
と、前記絶縁基板に固定され前記導電材を前記被検査基
板に対して弾性を持って接触させる緩衝材とからなる基
板検査装置。 - 【請求項2】 前記導電材が前記緩衝材を跨ぐように配
置されていることを特徴とする前記請求項1記載の基板
検査装置。 - 【請求項3】 前記緩衝材が前記導電材の前記被検査基
板と接触する部分を残して覆っていることを特徴とする
前記請求項1記載の基板検査装置。 - 【請求項4】 弾性を有する緩衝材に導電性を持った粉
末を混入した良導体弾性樹脂を、前記絶縁基板上の前記
被検査基板における電極端子と接触する位置に塗布した
ことを特徴とする基板検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4234167A JPH06295942A (ja) | 1992-06-26 | 1992-08-10 | 基板検査装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4-44549 | 1992-06-26 | ||
JP4454992 | 1992-06-26 | ||
JP4234167A JPH06295942A (ja) | 1992-06-26 | 1992-08-10 | 基板検査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06295942A true JPH06295942A (ja) | 1994-10-21 |
Family
ID=26384489
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4234167A Pending JPH06295942A (ja) | 1992-06-26 | 1992-08-10 | 基板検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06295942A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09281184A (ja) * | 1996-04-17 | 1997-10-31 | Matsushita Electron Corp | 半導体装置の検査装置 |
JP2009077619A (ja) * | 2007-06-21 | 2009-04-09 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 電気的伸縮機構及びアクチュエータ |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58197835A (ja) * | 1982-05-14 | 1983-11-17 | Nec Corp | プロ−バ |
JPS62238633A (ja) * | 1986-04-09 | 1987-10-19 | Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk | 半導体ウエ−ハの電気的特性測定用プロ−ブ針 |
JPH02218966A (ja) * | 1989-02-21 | 1990-08-31 | Kiga Puroobu Kk | プローブカード |
-
1992
- 1992-08-10 JP JP4234167A patent/JPH06295942A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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