JPH11111413A - プッシュイン・プッシュアウト型コンセント組立体 - Google Patents

プッシュイン・プッシュアウト型コンセント組立体

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JPH11111413A
JPH11111413A JP28278597A JP28278597A JPH11111413A JP H11111413 A JPH11111413 A JP H11111413A JP 28278597 A JP28278597 A JP 28278597A JP 28278597 A JP28278597 A JP 28278597A JP H11111413 A JPH11111413 A JP H11111413A
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JP
Japan
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outlet
housing
push
pin
plate
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JP28278597A
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English (en)
Inventor
Yuzo Osone
勇三 大曽根
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CHICHIBU SEIKO KEIKI KK
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CHICHIBU SEIKO KEIKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラグの差込み状態で、プラグが立上り分だ
け外方に突出するのをなくし、プラグ差込み口が外部に
露出するのをなくす。 【解決手段】 家庭内配線または工場内配線用のコンセ
ント1を収容ハウジング2の内部に位置させて前部側を
収容ハウジング2の開放窓20から露出可能に備え、そ
のコンセント1をプラグの差込み状態でプッシュ操作す
ることにより収容ハウジング20の奥側に収納し、ま
た、再プッシュ操作するのに伴って収容ハウジング2の
開放窓20まで復帰動可能なプッシュイン・プッシュア
ウト型に組み立てる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭内配線または
工場内配線用として設置されるコンセント組立体に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、家庭内配線用のコンセントはプ
ラグ差込み口側が設けられた前部側を壁面に露出させて
全体を壁内に埋め込むことにより装備されている。その
コンセントにプラグを差し込むと、プラグが立上り分だ
け外方に突出するため、家具等を前側に据え付けるとき
にはプラグの立上り分だけ間隔を壁面との間に取らなけ
ればならない。これでは体裁上好ましくないばかりでな
く、屋内スペースをロスし、埃や塵が溜り易い。また、
工場内配線用のコンセントではプラグ差込み口が外部に
露出していると、金属粉等が飛散してプラグとの接点に
付着することにより電気ショートの原因ともなり兼ねな
い。
【0003】従来、コンセントをコンセントボックスの
内側でプラグの立上り分だけ奥に取付け固定することが
提案されている(例えば、実開昭59−107523
号,同59−129330号,同60−115470
号,実開平3−131084号,同6−52321
号)。然し、これではプラグをコンセントに差し込む際
にプラグ差込み口がコンセントボックスの奥に位置する
からプラグを差し込み難く、特に、そのコンセントの取
付け位置が通常の目線位置より低いと尚更である。
【0004】その他に、コンセントをボックスカバーの
裏側に取付け固定し、プラグをコンセントと共にコンセ
ントボックスの内部に収容するものも提案されている
(特開平7−220834号)。そのコンセントでは、
プラグを着脱するのに屋内配線と連続する電気コードを
引き出すことによりボックスカバーを取り外さなければ
ならず、また、コンセントを外に出すのに必要な長さの
電気コードをコンセントボックスの内部に確保しなけれ
ばならない。
【0005】なお、コンセントを壁面等の設置面内部に
装備し、また、設置面より外に出せる出入れ型のコンセ
ントも提案されている(実開昭57−18268号,実
開平4−72489号)。このコンセントは、前面側に
設けられたプラグ差込み口の他に、側面等にも設けてプ
ラグ差込み口を必要に応じて増やすのに出し入れする多
口型コンセントとして構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、家庭内配線
または工場内配線用のコンセントを収容ハウジングの内
部に位置させて前面側を収容ハウジングの開放窓から露
出可能に備え、そのコンセントをプラグの差込み状態で
プッシュ操作することにより収容ハウジングの奥側に収
納でき、一方、再プッシュ操作するのに伴って収容ハウ
ジングの開放窓まで復帰動可能に組み立てるプッシュイ
ン・プッシュアウト型のコンセント組立体を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
プッシュイン・プッシュアウト型コンセント組立体にお
いては、コンセントはベースプレートを背中側に一体に
備え、そのベースプレートの板面に挿通させて収容ハウ
ジングの前後方向に掛渡し固定したガイドバーでスライ
ド移動可能に支持し、更に、ベースプレートをバネ付勢
させて収容ハウジングの開放窓まで復帰動可能に備え、
収容ハウジングには、相近接方向にバネ付勢されてベー
スプレートの背後から左右のフランジ部に当接し、コン
セントを前部側の露出位置で支持する左右対のストッパ
プレートと、このストッパプレートの間に割り込んで各
ストッパプレートをコンセントのベースプレートより離
間解脱させる押圧操作ピンとを備え、そのコンセントと
収容ハウジングとの間には、揺動可能に取り付けられて
コンセントを収納位置で係止する掛止めピンと、その掛
止めピンをコンセントのプッシュ操作に伴って溝内に受
け入れてコンセントの収納位置に設けられたピン係合溝
まで誘導案内し、且つ、再プッシュ操作に伴ってピン係
合溝より解脱させて溝外に誘導案内するガイド溝とをコ
ンセント側,収容ハウジング側に個別に位置させて設
け、コンセントのベースプレートは、左右のフランジ部
を収容ハウジングの奥側に向けて円弧状に弯曲形成し、
コンセントのバネ付勢による復帰動に伴ってストッパプ
レートをフランジ部の曲面で離間動させるよう備え付け
ることにより構成されている。
【0008】本発明の請求項2に係るプッシュイン・プ
ッシュアウト型コンセント組立体においては、収容ハウ
ジングにはプラグ側の電気コードを開放窓から外部に引
き出す切欠部を板面に設けた開放窓用の開閉カバーと、
その開閉カバーを枠縁でスライド脱着可能に嵌込み係止
する取付けカバーとを備え付けることにより構成されて
いる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して説明す
ると、図示の実施の形態としては家庭内配線用で壁面の
内部に備え付けるものと、工場内配線用でフロア面等に
据付け設置するものとが示されている。このいずれのタ
イプも、コンセント1,1’を収容ハウジング2,2’
の内部に備えてプラグPの差込み状態でプッシュ操作す
ることにより収容ハウジング2,2’の奥側に収納し、
一方、再プッシュ操作するのに伴って収容ハウジング
2,2’の開放窓20,20’まで復帰動可能なプッシ
ュイン・プッシュアウト型のコンセント組立体として構
成されている。
【0010】そのコンセント組立体を家庭内配線用で説
明すると、コンセント1は図1〜3で示すように電気接
点用の接点バネ等を内部に組み付けられるよう前後二つ
に分割形成された本体ケース10で構成されている。こ
のコンセント1としてはプラグ差込み口11を一つ乃至
は複数個有し、屋内配線と接続する電気コード12を引
き出した通常のタイプのもの、或いはプラグを差込み後
に回転することにより抜外れ防止可能なロックタイプの
ものを備え付けることができる。
【0011】そのコンセント1は、プラグ差込み口10
が設けられた前部側を収容ハウジング2の開放窓20か
ら外方に露出できるよう備え付けられている。このコン
セント1には、前部側の露出位置を規制するべく、位置
決め突起13a,13bが開放窓20の窓縁に当接する
よう上面,下面のいずれかまたは両面側に設けられてい
る。また、そのコンセント1にはベースプレート3が背
中側に一体に備え付けられている。
【0012】収容ハウジング2は、図4で示すように開
放窓20を前面側に有し、壁内設置型として軽量化を図
りしかも塵埃等の侵入を防げるところから全体が枠組体
で組み立てられている。その枠組体は、横断面略L字状
を呈する上下奥行方向の横枠21a,21b、22a,
22b並びに前側左右の縦枠23a,23b、前側上下
の横枠24a,24b、平板状の背部板25から堅牢な
ものに組み立てられている。
【0013】その収容ハウジング2には、後述する掛止
めピンを装備する支持板26が前側の縦枠23bと背部
板25との間に掛け渡せて少なくとも片側部に備え付け
られている。また、前側左右の縦枠23a,23bと背
部板25には後述する四本のガイドバーを固定する軸受
け穴(但し、二個は図面上隠れている。)27a〜27
fが設けられている。この収容ハウジング1は、上下奥
行方向の横枠21a,21b、22a,22bの側面に
設けられた止め穴28a〜28d(片側のみ図示)を用
いて壁内の胴縁等にビス止めすることにより前部側を壁
面の開口部に合わせて壁面の内部に据付け設置すること
ができる。
【0014】コンセント1のベースプレート3は、図2
で示すように固定用の突起14a,14bを本体ケース
11の各分割縁に対に位置させて両側部(片側のみ図
示)に設け、各対の突起14a,14bを組み合わせて
板面より切曲げ形成した略M字状の止めクリップ30
a,30bでカシメ止めることによりコンセント1の背
中側に一体に取付け固定されている。
【0015】そのベースプレート3の左右フランジ部3
1a,31bは、後述する如くコンセント1のバネ付勢
による復帰動に伴ってストッパプレートをフランジ部の
曲面で離間動させるよう収容ハウジング2の奥側に向か
う円弧形に湾曲形成されている。また、板面には後述す
るガイドバーを挿通する四個の透孔(但し、一つは図面
上隠れている。)32a〜32cが各角部近く設けら
れ、同様に後述する掛止めピンの通過を許容する切欠部
33が少なくとも片側のフランジ部31bの中腹辺に設
けられている。
【0016】コンセント1は、図1,図2で示すように
四本のガイドバー(但し、一本は図6に現れる。)4a
〜4dをベースプレート3の板面角部近くに設けた透孔
32e〜32gに挿通することにより縦に立てて支持す
ると共に、少なくともプラグの立上り分だけ収容ハウジ
ング1の奥側に向けてスライドできるよう各ガイドバー
4a〜4dで支持されている。そのガイドバー4a〜4
dは、前側左右の縦枠23a,23b並びに背部板25
に設けた軸止め穴27a〜27f(図4参照)で嵌込み
固定されている。また、各ガイドバー4a〜4dの軸線
上にはコンセント1の復帰用バネとしてベースプレート
3とを背部板25との間でバネ付勢するコイルスプリン
グ(但し、一つは図面上隠れている。)5a〜5cが嵌
装装備されている。
【0017】そのベースプレート3に対しては、図1で
示すようにベースプレート3の背後から左右のフランジ
部31a,31bに当接することによりコンセント1を
前部側の露出位置で支持する左右対のストッパプレート
6a,6bが備え付けられている。このストッパプレー
ト6a,6bは図5で示すように幅の狭い縦板部60
a,60bと、その縦板部60a,60bの下部側、即
ち、図6で示すようにベースプレート3の下部側が接し
ない位置より相対方向に伸びるアーム部61a,61b
とから形成されている。この各アーム部61a,61b
は内端側の板面を内側に折り曲げて面出し(図示せ
ず)、内端側には後述する押圧操作ピンの突端側が割り
込む割り穴62が設けられている。
【0018】ストッパプレート6a,6bは、縦板部6
0a,60bが上下奥行き方向の横枠21a,21b、
22a,22bの内面に設けた上下対の立上り縁63
a,63b、63c,63dで近接乃至は離間方向にス
ライド可能に支持されている。また、このストッパプレ
ート6a,6bはアーム部61a,61bの間に掛渡し
装備したコイルスプリング64で引張することにより相
対方向にバネ付勢されている。コイルスプリング64
は、各コイル端をアーム部61a,61bの板面から切
曲げ形成した突片65a,65bに掛け止めることによ
りアーム部61a,61bの間に掛渡し装着されてい
る。
【0019】そのストッパプレート6a,6bに対して
は、図6で示すようにアーム部61a,61bの割り穴
62に割り込む押圧操作ピン7が備え付けられている。
この押圧操作ピン7は、図3,図7で示すように突端側
が尖った丸軸ピン70を備えて組み立てられている。そ
の丸軸ピン70は軸線を前下の横桟13bの縁中央より
内側に突出形成されたL字状の軸受けフランジ部71に
挿通し、コイルスプリング72をピン頭と軸受けフラン
ジ部71の立上り部との間で軸線上に嵌装することによ
り突込み移動乃至はバネ復帰可能に装備されている。ま
た、丸軸ピン70の軸線上には軸受けフランジ部71の
立上り部に係合する止めピン73が抜外れ防止用として
設けられている。
【0020】そのコンセントと収容ハウジングとの間に
は、図2で示すようにコンセント1を収納位置で係止す
る掛止めピン8と、その掛止めピン8をコンセントのプ
ッシュ操作に伴って溝内に受け入れてコンセントの収納
位置に設けられたピン係合溝まで誘導案内し、且つ、再
プッシュ操作に伴ってピン係合溝より解脱させて溝外に
誘導案内するガイド溝9とをコンセント側,収容ハウジ
ング側に個別に位置させて設けられている。このうち、
掛止めピン8は前側の縦枠23bと背部板25との間に
掛け渡した支持板26の板面に取り付けられ、ガイド溝
9はコンセント1のケース側面に設けられている。な
お、図示実施の形態では片側部に設ける場合を示した
が、これは両側部に設けることもできる。
【0021】掛止めピン8は、図8,図9で示すように
軸線部を所定長さ突出させて頭部で保持する軸受け部8
0と、その軸受け部80より連結板81で一体に連続す
る枢軸基部82と、枢軸基部82をバネ支持する一対の
接地フィン83a,83bとから樹脂成形されている。
この掛止めピン8は軸受け部80並びに連結板81を支
持板26の板面に設けた開孔26a,26bの孔内に位
置することにより収容ハウジング2の前部側で内方に突
出位置させ、枢軸基部82を止めネジ84で支持板26
の板面に枢着することにより揺動可能に取り付けられて
いる。
【0022】その掛止めピン8は、枢軸基部82の立上
り分だけ外方に突出させないよう収容ハウジング2の内
方に段下げ形成した支持板26の板面に取り付けるとよ
い。また、支持板26の板面には掛止めピン8が摺接揺
動に伴ってガイド溝9から跳上がり外れるのを抑えるよ
う軸受け部80の上側に位置させて規制フレーム部26
cを開孔26a,26bの間に立上げ形成するとよい。
【0023】その掛止めピン8に対し、ガイド溝9は図
2で示すように掛止めピン8を出し入れする開放口側を
掛止めピン8の装備側に向けてコンセント1の側面に設
けられている。このガイド溝9は、図10で示すように
掛止めピンの通路90を保って溝外回り縁91と中洲状
の溝内縁92とを本体ケース10の側面より隆起させて
一体に樹脂成形することにより設けられている。
【0024】そのガイド溝9においては、コンセント1
のプッシュ操作時に掛止めピン8を溝奥まで受け入れる
受け溝91aと、再プッシュ操作に伴って傾斜面91b
で誘導される掛止めピン8を溝奥まで受け入れる受け溝
91cとが溝外回り縁90に設けられている。また、溝
内縁92には掛止めピン8を開放側から溝内に誘導する
傾斜面92aと、プッシュ操作されたコンセント1がコ
イルスプリング5a〜5cでスプリングバックするのに
伴って掛止めピン8を溝外回り縁91の受け溝91aよ
り受け入れるピン係合溝92bとが設けられている。
【0025】このように構成するコンセント組立体で
は、プラグPをコンセント1に差し込む時にはコンセン
ト1のプラグ差込み口11が設けられた前面側が収容ハ
ウジング2の開放窓20より露出位置し、そのコンセン
ト1がベースプレート3のフランジ部31a,31bと
背後から当接するストッパプレート6a,6bで押えら
れているため、プラグPをプラグ差込み口11に容易に
差し込めると共に、プラグPの差込みに要する力に対抗
できてコンセント1を停止したままで確実に差し込むこ
とができる。
【0026】そのプラグPの差込み後に押圧操作ピン7
を押圧すると、図11で示すように丸軸ピン70がスト
ッパプレート6の相対側に設けられたアーム部61a,
61bの割り穴62に突端側より割り込んでストッパプ
レート6a,6bを丸軸ピン70の太くなる軸径分αだ
け離間動させる。これに伴って、ベースプレート3がス
トッパプレート6a,6bとの当接を解除されるため、
コンセント1は収容ハウジング1の奥側に向けてガイド
バー4a〜4dの軸線上でスライド移動できるようにな
る。
【0027】ストッパプレート6a,6bを離間状態に
保って、コンセント1をプラグPと共にプッシュ操作す
ることにより収容ハウジング1の奥側にスライド移動さ
せると、コンセント1の側面に設けられたガイド溝9が
掛止めピン8を溝内に受け入れる。その掛止めピン8
は、図12で示すように溝内縁92のポイントAに当接
すると共に、ポイントAより傾斜面に沿って通路90の
内側に受け入れられてポイントBまで移動する。この掛
止めピン8がポイントBに達するのに伴ってコンセント
1のプッシュ操作を終了すると、コンセント1がコイル
スプリング5a〜5cでスプリングバックし、掛止めピ
ン8が溝内縁92のポイントCに相対移動し、図13で
示すようにコンセント1を掛止めピン8で係止すること
により収容ハウジング2の奥側に収納することができ
る。
【0028】そのコンセント2を復帰動させる時はコン
セント1を再プッシュ操作すると、掛止めピン8がポイ
ントCよりポイントDに移動し、コンセント1がコイル
スプリング5a〜5cでスプリングバックすることによ
り掛止めピン8がガイド溝9より外れる。その掛止めピ
ン8は、ガイド溝9の溝内を移動するのに伴っては枢軸
基部82を支点に揺動する。
【0029】そのコンセント1が復帰動する際には、ベ
ースプレート3がストッパプレート6a,6bの縦板部
60a,60bをフランジ部31a,31bの弯曲形成
された曲面で内側より押すことによりストッパプレート
6a,6bを離間動させ、位置決め突起13a,13b
が収容ハウジング2の開放窓20の窓縁に当接するまで
コンセント2をコイルスプリング5a〜5cでスプリン
グバックさせて、前面側が露出する元の位置に復帰動さ
せることができる。このコンセント1の電気コード12
は、コンセント1のストロークに相当する長さ分だけ余
裕を持って収容ハウジング2の奥行き方向両上側に位置
する横枠21a,21bの間より屋内配線と接続すれば
よい。
【0030】その収容ハウジング2には、図14で示す
ような開放窓用の開閉カバー200と、壁面等の開孔部
を覆う取付けカバー210とを備え付けることができ
る。このうち、開閉カバー200にはプラグ側の電気コ
ードW(図13参照)を収容ハウジング2の開放窓20
から外部に引き出す切欠部201が板面に設けられてい
る。また、取付けカバー210には収容ハウジング2の
開放窓20に相当する開孔部211と、開閉カバー20
0をスライド脱着可能に嵌込み係止する枠縁212と、
壁面等のあてがい固定するネジ止め穴213a〜213
dとが板面に設けられている。
【0031】その開閉カバー200,取付けカバー21
0を備えると、プラグPの電気コードWを外部に引き出
せて収容ハウジング2の開放窓を閉鎖できるから塵埃等
が入り込むのを確実に防止できる。なお、上述した家庭
内配線配用のコンセントにはテレビ用や電話器用の接続
端子を一体に装備することにより多機能なものを備え付
けるようにできる。また、収容ハウジング2には開閉カ
バー200を取り外すと点灯可能に回路構成する豆ラン
プを装備するようにもできる。
【0032】上述した家庭内配線用の他、工場内配線用
としては図15で示す大型機器用のプラグ差し込み口1
1’を有するコンセント1′を装備することができる。
そのコンセント1’は、上述したコンセント1と同じ符
号で示すように共通の構成を有する。
【0033】そのコンセント1’の収容ハウジング2’
はフロアー等の設置型として開放窓20’を有し、各機
構部を内部に組み付ける必要から前後二つのハウジング
部121’,22’から組み立てられたボックスタイプ
のものを備えるとよい。この収容ハウジング2’は、突
起23’,24’(片側のみ図示)を両側部の各合せ目
近くに設け、その突起23’,24’を組み合せて環状
の止めリング25’でカシメ止めることにより一体に組
み立てることができる。
【0034】その収容ハウジング2’の前側ハウジング
部21’には、上述した取付けカバー210をねじ止め
固定するねじ穴26a’〜26d’と、ガイドバー4a
〜4dを軸止め固定する止め穴27a’〜27d’と、
押圧操作ピン7が設けられている。また、後側ハウジン
グ部22’には凹部28’を側面に設けて掛止めピン8
を装備し、コンセントの電気コードを工場内配線に接続
するよう外部に引き出す電気コードの挿通筒29’を上
部面等に備え付けることができる。
【0035】
【発明の効果】以上の如く、本発明の請求項1に係るプ
ッシュイン・プッシュアウト型のコンセント組立体に依
れば、プラグの差込みにはコンセントをベースプレート
のフランジ部に係合するストッパプレートで押え、収容
ハウジングの奥側にスライド移動する時にはにはストッ
パプレートを押圧操作ピンで離間動させてベースプレー
トのフランジ部より離脱させ、奥側のスライド位置では
コンセントを掛止めピンで係止し、コンセントの復帰時
にはストッパプレートをベースプレートの弯曲形成され
たフランジ部の曲面で離間動できるから、プラグの差込
み時はプラグの差込み口を前面に露出させてプラグを容
易に差し込みでき、プラグの差込み状態ではコンセント
と共にプラグをコンセントハウジングの奥側に収納する
ことができる。
【0036】本発明の請求項2に係るコンセント組立体
に依れば、プラグの電気コードを引出し可能な切欠部を
板面下部寄りに有する蓋板と、その蓋板を上下にスライ
ド可能に支持する蓋枠とを備えて組み立てることによ
り、金属粉や埃等がコンセントハウジングの内部に入り
込むのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンセント組立体の内部構造を収
容ハウジングの上部開被状態で示す側面図である。
【図2】同コンセント組立体を構成するコンセントの一
例を示す斜視図である。
【図3】同コンセント組立体の内部構造を収容ハウジン
グの側部開被状態で示す側面図である。
【図4】同コンセント組立体を構成する収容ハウジング
の一例を示す斜視図である。
【図5】同コンセント組立体のストッパプレートを抽出
して示す斜視図である。
【図6】同コンセント組立体のベースプレートとストッ
パプレートの係合状態を正面から部分的に示す説明図で
ある。
【図7】同コンセント組立体の押圧操作ピンを示す平面
図である。
【図8】同コンセント組立体の掛止めピンを示す部分拡
大断面図である。
【図9】同コンセント組立体の掛止めピンを示す部分拡
大側面図である。
【図10】同コンセント組立体のガイド溝を示す部分拡
大側面図である。
【図11】同コンセント組立体のストッパプレートを離
間させて正面から部分的に示す説明図である。
【図12】同コンセント組立体の掛止めピンとガイド溝
の関係を示す説明図である。
【図13】同コンセント組立体のコンセントを収容ハウ
ジングの奥側にスライド移動させて示す説明図である。
【図14】同コンセント組立体の開閉カバー並びに取付
けカバー示す斜視図である。
【図15】同コンセント組立体に備付け可能なコンセン
トの別の例を示す斜視図である。
【図16】同コンセント組立体を構成する収容ハウジン
グの別の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,1’ コンセント 11,11’ プラグ差込み口 12 コンセントの電気コード 2,2’ 収容ハウジング 20,20’ 開放窓 3 ベースプレート 31a,31b ベースプレートのフランジ部 4a〜4d ガイドバー 5a〜5c コイルスプリング 6a,6b ストッパプレート 7 押圧操作ピン 8 掛止めピン 9 ガイド溝 200 開閉カバー 201 切欠部 210 取付けカバー 212 縁枠 P プラグ W プラグの電気コード

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 家庭内配線または工場内配線用のコンセ
    ントを収容ハウジングの内部に位置させて前部側を収容
    ハウジングの開放窓から露出可能に備え、そのコンセン
    トをプラグの差込み状態でプッシュ操作することにより
    収容ハウジングの奥側に収納でき、一方、再プッシュ操
    作するのに伴って収容ハウジングの開放窓まで復帰動可
    能に組み立てるプッシュイン・プッシュアウト型のコン
    セント組立体であって、 コンセントはベースプレートを背中側に一体に備え、そ
    のベースプレートの板面に挿通させて収容ハウジングの
    前後方向に掛渡し固定したガイドバーでスライド移動可
    能に支持し、更に、ベースプレートをバネ付勢させて収
    容ハウジングの開放窓まで復帰動可能に備え、 収容ハウジングには、相近接方向にバネ付勢されてベー
    スプレートの背後から左右のフランジ部に当接し、コン
    セントを前部側の露出位置で支持する左右対のストッパ
    プレートと、このストッパプレートの間に割り込んで各
    ストッパプレートをコンセントのベースプレートより離
    間解脱させる押圧操作ピンとを備え、 そのコンセントと収容ハウジングとの間には、揺動可能
    に取り付けられてコンセントを収納位置で係止する掛止
    めピンと、その掛止めピンをコンセントのプッシュ操作
    に伴って溝内に受け入れてコンセントの収納位置に設け
    られたピン係合溝まで誘導案内し、且つ、再プッシュ操
    作に伴ってピン係合溝より解脱させて溝外に誘導案内す
    るガイド溝とをコンセント側,収容ハウジング側に個別
    に位置させて設け、 コンセントのベースプレートは、左右のフランジ部を収
    容ハウジングの奥側に向けて円弧状に弯曲形成し、コン
    セントのバネ付勢による復帰動に伴ってストッパプレー
    トをフランジ部の曲面で離間動させるよう備え付けたこ
    とを特徴とするプッシュイン・プッシュアウト型コンセ
    ント組立体。
  2. 【請求項2】 収容ハウジングには、プラグ側の電気コ
    ードを開放窓から外部に引き出す切欠部を板面に設けた
    開放窓の開閉カバーと、その開閉カバーを枠縁でスライ
    ド脱着可能に嵌込み係止する取付けカバーとを備え付け
    たことを特徴とする請求項1に記載のプッシュイン・プ
    ッシュアウト型コンセント組立体。
JP28278597A 1997-09-30 1997-09-30 プッシュイン・プッシュアウト型コンセント組立体 Withdrawn JPH11111413A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100892162B1 (ko) 2009-03-02 2009-05-04 금정엔지니어링(주) 공동주택의 벽체 내설형 내선구조
KR100900354B1 (ko) 2009-03-27 2009-06-02 경민엔지니어링(주) 공동주택의 전기공급제어형 아웃렛
JP2011243547A (ja) * 2010-05-14 2011-12-01 Michiko Endo プラグ収納型コンセント
JP5180401B1 (ja) * 2012-09-13 2013-04-10 株式会社アドバーンス企画 埋め込み式の電源コンセント
JP2020089607A (ja) * 2018-12-06 2020-06-11 クリナップ株式会社 対面用キッチン

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