JPH11110898A - ディスク記録再生装置 - Google Patents
ディスク記録再生装置Info
- Publication number
- JPH11110898A JPH11110898A JP9272486A JP27248697A JPH11110898A JP H11110898 A JPH11110898 A JP H11110898A JP 9272486 A JP9272486 A JP 9272486A JP 27248697 A JP27248697 A JP 27248697A JP H11110898 A JPH11110898 A JP H11110898A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- disk
- mounting means
- recording
- disc
- mounting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Rotational Drive Of Disk (AREA)
- Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 スピンドルモータのダイナミックバランスを
簡単に調節する。 【解決手段】 スピンドルモータのターンテーブルと、
ディスクとの接触部分に貼付されるディスクスリップ防
止シート4に複数の孔4aを等間隔で形成する。そし
て、スピンドルモータのダイナミックバランスに応じ
て、これらの孔4aのうち、所定の部分に粘土などのバ
ランサ30を充填し、ダイナミックバランスの調節を行
う。
簡単に調節する。 【解決手段】 スピンドルモータのターンテーブルと、
ディスクとの接触部分に貼付されるディスクスリップ防
止シート4に複数の孔4aを等間隔で形成する。そし
て、スピンドルモータのダイナミックバランスに応じ
て、これらの孔4aのうち、所定の部分に粘土などのバ
ランサ30を充填し、ダイナミックバランスの調節を行
う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク記録再生
装置に関し、特に、ディスクを高速回転させるディスク
記録再生装置に関する。
装置に関し、特に、ディスクを高速回転させるディスク
記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CD(Compact Disk)-ROM(Read Only Memor
y)やDVD(Digital Versatile Disk)-ROM再生装置などに
おいては、情報の記録再生速度を向上させるために、デ
ィスクの回転速度を、通常のCDよりも高く設定する(例
えば、24倍や32倍などに設定する)ことが行われて
いる。
y)やDVD(Digital Versatile Disk)-ROM再生装置などに
おいては、情報の記録再生速度を向上させるために、デ
ィスクの回転速度を、通常のCDよりも高く設定する(例
えば、24倍や32倍などに設定する)ことが行われて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ディス
クの回転速度を高めると、情報の記録再生速度は向上す
るものの、例えば、スピンドルモータのダイナミックバ
ランスのずれなどに起因してディスクの振動が発生し、
その結果、情報の記録再生が不安定になることがあると
いう課題があった。
クの回転速度を高めると、情報の記録再生速度は向上す
るものの、例えば、スピンドルモータのダイナミックバ
ランスのずれなどに起因してディスクの振動が発生し、
その結果、情報の記録再生が不安定になることがあると
いう課題があった。
【0004】本発明は、以上のような状況に鑑みてなさ
れたものであり、スピンドルモータのダイナミックバラ
ンスのずれに起因して生ずるディスクの振動を防止する
ことを目的とするものである。
れたものであり、スピンドルモータのダイナミックバラ
ンスのずれに起因して生ずるディスクの振動を防止する
ことを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のディス
ク記録再生装置は、ディスクが載置される載置手段と、
載置手段に載置されたディスクを挟持する挟持手段と、
載置手段に載置されたディスクを回転駆動する駆動手段
とを備え、載置手段と、ディスクとの間に、同心円上に
等配置された複数の凹部または孔を有する摩擦部材を介
在させたことを特徴とする。
ク記録再生装置は、ディスクが載置される載置手段と、
載置手段に載置されたディスクを挟持する挟持手段と、
載置手段に載置されたディスクを回転駆動する駆動手段
とを備え、載置手段と、ディスクとの間に、同心円上に
等配置された複数の凹部または孔を有する摩擦部材を介
在させたことを特徴とする。
【0006】請求項2に記載のディスク記録再生装置
は、ディスクが載置される載置手段と、載置手段に載置
されたディスクを挟持する挟持手段と、載置手段に載置
されたディスクを回転駆動する駆動手段とを備え、載置
手段と、ディスクとの間に、同心円上に等配置された複
数の切り抜き部を有する摩擦部材を介在させたことを特
徴とする。
は、ディスクが載置される載置手段と、載置手段に載置
されたディスクを挟持する挟持手段と、載置手段に載置
されたディスクを回転駆動する駆動手段とを備え、載置
手段と、ディスクとの間に、同心円上に等配置された複
数の切り抜き部を有する摩擦部材を介在させたことを特
徴とする。
【0007】請求項1に記載のディスク記録再生装置に
おいては、載置手段にディスクが載置され、載置手段に
載置されたディスクを挟持手段が挟持し、載置手段に載
置されたディスクを駆動手段が回転駆動し、載置手段
と、ディスクとの間に、同心円上に等配置された複数の
凹部または孔を有する摩擦部材を介在させている。例え
ば、載置手段としてのターンテーブルにディスクが載置
され、載置手段に載置されたディスクを挟持手段として
のクランプ部材が挟持し、載置手段に載置されたディス
クを駆動手段であるモータが回転駆動し、載置手段と、
ディスクとの間に、同心円上に等配置された複数の円形
孔を有する摩擦部材を介在させている。
おいては、載置手段にディスクが載置され、載置手段に
載置されたディスクを挟持手段が挟持し、載置手段に載
置されたディスクを駆動手段が回転駆動し、載置手段
と、ディスクとの間に、同心円上に等配置された複数の
凹部または孔を有する摩擦部材を介在させている。例え
ば、載置手段としてのターンテーブルにディスクが載置
され、載置手段に載置されたディスクを挟持手段として
のクランプ部材が挟持し、載置手段に載置されたディス
クを駆動手段であるモータが回転駆動し、載置手段と、
ディスクとの間に、同心円上に等配置された複数の円形
孔を有する摩擦部材を介在させている。
【0008】請求項2に記載のディスク記録再生装置に
おいては、載置手段にディスクが載置され、載置手段に
載置されたディスクを挟持手段が挟持し、載置手段に載
置されたディスクを駆動手段が回転駆動し、載置手段
と、ディスクとの間に、同心円上に等配置された複数の
切り抜き部を有する摩擦部材を介在させている。例え
ば、載置手段としてのターンテーブルにディスクが載置
され、載置手段に載置されたディスクを挟持手段として
のクランプ部材が挟持し、載置手段に載置されたディス
クを駆動手段であるモータが回転駆動し、載置手段と、
ディスクとの間に、同心円上に等配置された複数の円形
形状の切り抜き部を有する摩擦部材を介在させている。
おいては、載置手段にディスクが載置され、載置手段に
載置されたディスクを挟持手段が挟持し、載置手段に載
置されたディスクを駆動手段が回転駆動し、載置手段
と、ディスクとの間に、同心円上に等配置された複数の
切り抜き部を有する摩擦部材を介在させている。例え
ば、載置手段としてのターンテーブルにディスクが載置
され、載置手段に載置されたディスクを挟持手段として
のクランプ部材が挟持し、載置手段に載置されたディス
クを駆動手段であるモータが回転駆動し、載置手段と、
ディスクとの間に、同心円上に等配置された複数の円形
形状の切り抜き部を有する摩擦部材を介在させている。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態の構
成例を示す図である。
成例を示す図である。
【0010】この図において、ディスク1は、例えば、
CD-ROMやDVD-ROMなどであり、記録媒体の表面に形成さ
れたピットなどにより、情報を記録するようになされて
いる。
CD-ROMやDVD-ROMなどであり、記録媒体の表面に形成さ
れたピットなどにより、情報を記録するようになされて
いる。
【0011】クランプ部材2(挟持手段)は、ディスク
1を後述するターンテーブル一体化ロータケース3(載
置手段)に、例えば、磁力などにより圧着するようにな
されている。
1を後述するターンテーブル一体化ロータケース3(載
置手段)に、例えば、磁力などにより圧着するようにな
されている。
【0012】スピンドルモータ20は、ディスク1を所
定の角速度で回転するようになされている。
定の角速度で回転するようになされている。
【0013】スピンドルモータ20のターンテーブル一
体化ロータケース3は、ディスク1を載置するととも
に、マグネット5(駆動手段)の駆動力を、載置された
ディスク1に伝達して、これを回転させるようになされ
ている。
体化ロータケース3は、ディスク1を載置するととも
に、マグネット5(駆動手段)の駆動力を、載置された
ディスク1に伝達して、これを回転させるようになされ
ている。
【0014】ディスクスリップ防止シート4は、ドーナ
ッツ状の、例えば、ゴムシートなどにより構成されてお
り、ディスク1がスリップすることを防止するととも
に、ターンテーブル一体化ロータケース3のダイナミッ
クバランスのずれに起因する振動を防止するようになさ
れている。
ッツ状の、例えば、ゴムシートなどにより構成されてお
り、ディスク1がスリップすることを防止するととも
に、ターンテーブル一体化ロータケース3のダイナミッ
クバランスのずれに起因する振動を防止するようになさ
れている。
【0015】図2は、ディスクスリップ防止シート4の
構成例を示す図である。図2(A)に示すように、ディ
スクスリップ防止シート4は、ドーナッツ状のゴムシー
トなどにより構成されており、同心円上に複数の円形の
孔4aが形成されている。ディスクスリップ防止シート
4の一方の面には、粘着性のある素材が塗布されてお
り、ターンテーブル一体化ロータケース3の上面に貼付
される。なお、ターンテーブル一体化ロータケース3の
上面部は、外周部分が内周部分に比べて所定の高さだけ
高く形成されており、この高い部分(ディスクとのコン
タクト部)がディスク1に接触するようになされてい
る。また、ディスクスリップ防止シート4の孔4aは、
ディスク1とのコンタクト部よりも内側に配置されてい
る。
構成例を示す図である。図2(A)に示すように、ディ
スクスリップ防止シート4は、ドーナッツ状のゴムシー
トなどにより構成されており、同心円上に複数の円形の
孔4aが形成されている。ディスクスリップ防止シート
4の一方の面には、粘着性のある素材が塗布されてお
り、ターンテーブル一体化ロータケース3の上面に貼付
される。なお、ターンテーブル一体化ロータケース3の
上面部は、外周部分が内周部分に比べて所定の高さだけ
高く形成されており、この高い部分(ディスクとのコン
タクト部)がディスク1に接触するようになされてい
る。また、ディスクスリップ防止シート4の孔4aは、
ディスク1とのコンタクト部よりも内側に配置されてい
る。
【0016】なお、ディスクスリップ防止シート4の寸
法は、従来においては、内径24mm、外径32mm程
度とされていたが、本願実施の形態においては、例え
ば、内径が15mm以上、外径が35mm以下、また、
厚さが0.1mm乃至0.5mm程度とされており、従
来よりも大きめのものが使用されている。
法は、従来においては、内径24mm、外径32mm程
度とされていたが、本願実施の形態においては、例え
ば、内径が15mm以上、外径が35mm以下、また、
厚さが0.1mm乃至0.5mm程度とされており、従
来よりも大きめのものが使用されている。
【0017】ディスクスリップ防止シート4のバランス
調節は、組立過程において、ターンテーブル一体化ロー
タケース3と共に回転する全ての部品(ディスクスリッ
プ防止シート4、マグネット5、センタリングホイル
6、シャフト7、および、マグネットスペーサ15)が
装着された状態で行われる。即ち、先ず、シャフト7が
水平方向を向くように軸支する。すると、重力の働きに
より、重い部分が垂直下方に自然に移動することになる
ので、垂直上方(または、その近傍)に位置している孔
4aに対して、図2(B)に示すように、例えば、適量
の粘土などのバランサ30を充填する。そして、再度、
バランスを観察し、重い部分が存在する場合には、前述
の場合と同様の操作を繰り返す。その結果、回転する部
品(以下、適宜、回転部品と略記する)のダイナミック
バランスを調節することが可能となる。
調節は、組立過程において、ターンテーブル一体化ロー
タケース3と共に回転する全ての部品(ディスクスリッ
プ防止シート4、マグネット5、センタリングホイル
6、シャフト7、および、マグネットスペーサ15)が
装着された状態で行われる。即ち、先ず、シャフト7が
水平方向を向くように軸支する。すると、重力の働きに
より、重い部分が垂直下方に自然に移動することになる
ので、垂直上方(または、その近傍)に位置している孔
4aに対して、図2(B)に示すように、例えば、適量
の粘土などのバランサ30を充填する。そして、再度、
バランスを観察し、重い部分が存在する場合には、前述
の場合と同様の操作を繰り返す。その結果、回転する部
品(以下、適宜、回転部品と略記する)のダイナミック
バランスを調節することが可能となる。
【0018】なお、バランサ30としては、粘土などの
代わりに、例えば、硬化性の樹脂(例えば、エポキシ樹
脂)などを用いることも可能である。その場合には、デ
ィスク1にバランサ30が付着して脱落することを防止
することが可能となる。
代わりに、例えば、硬化性の樹脂(例えば、エポキシ樹
脂)などを用いることも可能である。その場合には、デ
ィスク1にバランサ30が付着して脱落することを防止
することが可能となる。
【0019】センタリングホイール6は、ディスク1が
ターンテーブル一体化ロータケース3上に載置された場
合に、ディスク1をセンタリングするようになされてい
る。なお、ターンテーブル一体化ロータケース3の上部
には、ヨーク部3aが形成されている。ヨーク部3aの
筒状部は、シャフト7の一端の外周部に嵌合されてお
り、センタリングホイール6が脱落することを防ぐとと
もに、ターンテーブル一体化ロータケース3が、シャフ
ト7を中心にして回転するように保持する。
ターンテーブル一体化ロータケース3上に載置された場
合に、ディスク1をセンタリングするようになされてい
る。なお、ターンテーブル一体化ロータケース3の上部
には、ヨーク部3aが形成されている。ヨーク部3aの
筒状部は、シャフト7の一端の外周部に嵌合されてお
り、センタリングホイール6が脱落することを防ぐとと
もに、ターンテーブル一体化ロータケース3が、シャフ
ト7を中心にして回転するように保持する。
【0020】ボールベアリング8,9は、シャフト7を
円滑に回転させるとともに、シャフト7を所定の位置に
固定するようになされている。また、ボールベアリング
8,9は、ベアリングハウジング10の両端に嵌合され
ている。
円滑に回転させるとともに、シャフト7を所定の位置に
固定するようになされている。また、ボールベアリング
8,9は、ベアリングハウジング10の両端に嵌合され
ている。
【0021】ベアリングハウジング10は、鉄板11に
より支持されている。また、鉄板11は、基板12の裏
面に固定されている。なお、鉄板11は、後述する巻線
13(駆動手段)からの磁界を遮断し、漏洩磁界が電気
回路に対して影響を与えることを防止する。
より支持されている。また、鉄板11は、基板12の裏
面に固定されている。なお、鉄板11は、後述する巻線
13(駆動手段)からの磁界を遮断し、漏洩磁界が電気
回路に対して影響を与えることを防止する。
【0022】巻線13には、例えば、所定の周波数の交
流電圧が印加され、コア14(駆動手段)を磁化するよ
うになされている。コア14は、巻線13に流れる電流
に応じて磁化され、磁界を発生する。
流電圧が印加され、コア14(駆動手段)を磁化するよ
うになされている。コア14は、巻線13に流れる電流
に応じて磁化され、磁界を発生する。
【0023】マグネット5は、ターンテーブル一体化ロ
ータケース3の内部に固定されており、コア14から発
生される磁界との相互作用により発生する力に応じて、
ターンテーブル一体化ロータケース3を回転駆動するよ
うになされている。また、マグネット5は、マグネット
スペーサ15により所定の位置に固定される。
ータケース3の内部に固定されており、コア14から発
生される磁界との相互作用により発生する力に応じて、
ターンテーブル一体化ロータケース3を回転駆動するよ
うになされている。また、マグネット5は、マグネット
スペーサ15により所定の位置に固定される。
【0024】ホール素子16は、その上を通過するマグ
ネット5により発生する磁界の変化を検出することによ
り、ターンテーブル一体化ロータケース3の回転速度を
検出するようになされている。
ネット5により発生する磁界の変化を検出することによ
り、ターンテーブル一体化ロータケース3の回転速度を
検出するようになされている。
【0025】次に、以上の実施の形態の動作について説
明する。
明する。
【0026】ディスク1が、ターンテーブル一体化ロー
タケース3の上部に載置されると、クランプ部材2が、
図の下方に移動され、ディスク1を、ターンテーブル一
体化ロータケース3に、例えば、磁力などにより圧着す
る。そのとき、センタリングホイール6は、ディスク1
の中心が、シャフト7の中心軸と一致するようにセンタ
リングを行う。
タケース3の上部に載置されると、クランプ部材2が、
図の下方に移動され、ディスク1を、ターンテーブル一
体化ロータケース3に、例えば、磁力などにより圧着す
る。そのとき、センタリングホイール6は、ディスク1
の中心が、シャフト7の中心軸と一致するようにセンタ
リングを行う。
【0027】ディスク1のセンタリングが終了すると、
巻線13に対して所定の周波数(ディスクの回転速度に
対応した周波数)の電圧が印加され、コア14の磁化が
開始される。コア14が磁化されると、ターンテーブル
一体化ロータケース3の内部に装着されているマグネッ
ト5との間で相互作用が生じ、ターンテーブル一体化ロ
ータケース3が所定の方向に回転を始める。
巻線13に対して所定の周波数(ディスクの回転速度に
対応した周波数)の電圧が印加され、コア14の磁化が
開始される。コア14が磁化されると、ターンテーブル
一体化ロータケース3の内部に装着されているマグネッ
ト5との間で相互作用が生じ、ターンテーブル一体化ロ
ータケース3が所定の方向に回転を始める。
【0028】このとき、ホール素子16は、その上を通
過するマグネット5により生ずる磁界の変化を検出し、
検出信号を出力する。この検出信号を受けた制御部(図
示せず)は、ターンテーブル一体化ロータケース3の回
転速度を算出する。そして、制御部は、算出した回転速
度を参照して、ターンテーブル一体化ロータケース3が
所定の回転速度になるように、巻線13に印加する信号
の周波数を制御する。その結果、ターンテーブル一体化
ロータケース3は、所定の角速度で回転することにな
る。
過するマグネット5により生ずる磁界の変化を検出し、
検出信号を出力する。この検出信号を受けた制御部(図
示せず)は、ターンテーブル一体化ロータケース3の回
転速度を算出する。そして、制御部は、算出した回転速
度を参照して、ターンテーブル一体化ロータケース3が
所定の回転速度になるように、巻線13に印加する信号
の周波数を制御する。その結果、ターンテーブル一体化
ロータケース3は、所定の角速度で回転することにな
る。
【0029】ディスクスリップ防止シート4の外周部
(ディスク1とのコンタクト部)は、ディスク1の下面
と接しており、ディスク1がスリップすることを防止し
ている。従って、ディスク1は、ターンテーブル一体化
ロータケース3と同一の速度で回転することになる。
(ディスク1とのコンタクト部)は、ディスク1の下面
と接しており、ディスク1がスリップすることを防止し
ている。従って、ディスク1は、ターンテーブル一体化
ロータケース3と同一の速度で回転することになる。
【0030】また、スピンドルモータ20の回転部品
は、前述のように、ディスクスリップ防止シート4によ
りダイナミックバランスが調節されており、また、ディ
スク1はセンタリングホイール6により正確にセンタリ
ングされているので、ディスク1(または、回転部品)
は、振動を発生することなく、スムーズに回転する。
は、前述のように、ディスクスリップ防止シート4によ
りダイナミックバランスが調節されており、また、ディ
スク1はセンタリングホイール6により正確にセンタリ
ングされているので、ディスク1(または、回転部品)
は、振動を発生することなく、スムーズに回転する。
【0031】なお、以上の実施の形態においては、ディ
スクスリップ防止シート4には複数の孔4aを設けるよ
うにしたが、例えば、複数の円形の凹部を同心円上に等
配置し、その凹部に対して粘土などのバランサ30を充
填するようにしても同様の効果を得ることができる。
スクスリップ防止シート4には複数の孔4aを設けるよ
うにしたが、例えば、複数の円形の凹部を同心円上に等
配置し、その凹部に対して粘土などのバランサ30を充
填するようにしても同様の効果を得ることができる。
【0032】また、孔4aまたは前述のような凹部は、
多数設けた方が、ダイナミックバランスをより精密に調
節することが可能となるが、調節が煩雑となるため、使
用目的に応じて適宜設定することが望ましい。
多数設けた方が、ダイナミックバランスをより精密に調
節することが可能となるが、調節が煩雑となるため、使
用目的に応じて適宜設定することが望ましい。
【0033】以上の実施の形態によれば、ディスクスリ
ップ防止シート4にバランサ30を適宜充填することに
より、スピンドルモータ20のダイナミックバランスを
簡単に調節することが可能となる。
ップ防止シート4にバランサ30を適宜充填することに
より、スピンドルモータ20のダイナミックバランスを
簡単に調節することが可能となる。
【0034】また、以上の実施の形態によれば、ディス
クスリップ防止シート4が、従来のものに比較して、多
少大きくなるだけであり、また、バランサ30としての
粘土なども安価であることから、必要なコストを増加さ
せることなく、ダイナミックバランスを調節することが
可能となる。
クスリップ防止シート4が、従来のものに比較して、多
少大きくなるだけであり、また、バランサ30としての
粘土なども安価であることから、必要なコストを増加さ
せることなく、ダイナミックバランスを調節することが
可能となる。
【0035】更に、ディスクスリップ防止シート4は、
可塑性を有しているので、ターンテーブルの形状に拘わ
らず使用することが可能である。
可塑性を有しているので、ターンテーブルの形状に拘わ
らず使用することが可能である。
【0036】更にまた、ディスクスリップ防止シート4
の内径は、15mm以上と大きめに設定されているの
で、ヨーク部3aを基準にして貼付することにより、デ
ィスクスリップ防止シート4の位置のずれの発生を防止
することが可能となる。
の内径は、15mm以上と大きめに設定されているの
で、ヨーク部3aを基準にして貼付することにより、デ
ィスクスリップ防止シート4の位置のずれの発生を防止
することが可能となる。
【0037】図3は、本発明の他の実施の形態の構成例
を示す図である。
を示す図である。
【0038】図3(A)に示すディスクスリップ防止シ
ート4では、簡単に切り抜くことが可能な切り抜き部4
b(切れ目が入れられた部分)が、同心円上に複数等配
置されている。なお、その他の構成は、図2における場
合と同様である。
ート4では、簡単に切り抜くことが可能な切り抜き部4
b(切れ目が入れられた部分)が、同心円上に複数等配
置されている。なお、その他の構成は、図2における場
合と同様である。
【0039】この実施の形態においては、不要な切り抜
き部4bを除外してその部分を軽くすることにより、ス
ピンドルモータ20のダイナミックバランスを調節する
ことができる。即ち、前述の場合と同様に、スピンドル
モータ20の回転部品だけを先ず組み立て、シャフト7
が水平方向を向くように軸支する。すると、重力の働き
により、重い部分が垂直下方に移動することになるの
で、垂直下方(または、その近傍)に位置している切り
抜き部4bを、例えば、ピンセットなどを用いて図3
(B)に示すように切り抜く。そして、再度、バランス
を観察し、重い部分が存在する場合には、前述の場合と
同様の操作を繰り返す。その結果、回転部品(スピンド
ルモータ20)のダイナミックバランスを調節すること
が可能となる。
き部4bを除外してその部分を軽くすることにより、ス
ピンドルモータ20のダイナミックバランスを調節する
ことができる。即ち、前述の場合と同様に、スピンドル
モータ20の回転部品だけを先ず組み立て、シャフト7
が水平方向を向くように軸支する。すると、重力の働き
により、重い部分が垂直下方に移動することになるの
で、垂直下方(または、その近傍)に位置している切り
抜き部4bを、例えば、ピンセットなどを用いて図3
(B)に示すように切り抜く。そして、再度、バランス
を観察し、重い部分が存在する場合には、前述の場合と
同様の操作を繰り返す。その結果、回転部品(スピンド
ルモータ20)のダイナミックバランスを調節すること
が可能となる。
【0040】以上の実施の形態によれば、スピンドルモ
ータ20のダイナミックバランスを、例えば、ピンセッ
トなどを用いて切り抜き部4bを除外することにより、
簡単に調節することが可能となる。また、ディスクスリ
ップ防止シート4の一部を切り抜くことにより、ダイナ
ミックバランスを調節することが可能となるので、余分
な材料費が発生しない。更に、ディスクスリップ防止シ
ート4に残っている切り抜き部4b(切り抜かれなかっ
た切り抜き部4b)は、その一部がディスクスリップ防
止シート4と繋がっているため、回転部品が高速に回転
された場合においても、脱落する恐れがない。
ータ20のダイナミックバランスを、例えば、ピンセッ
トなどを用いて切り抜き部4bを除外することにより、
簡単に調節することが可能となる。また、ディスクスリ
ップ防止シート4の一部を切り抜くことにより、ダイナ
ミックバランスを調節することが可能となるので、余分
な材料費が発生しない。更に、ディスクスリップ防止シ
ート4に残っている切り抜き部4b(切り抜かれなかっ
た切り抜き部4b)は、その一部がディスクスリップ防
止シート4と繋がっているため、回転部品が高速に回転
された場合においても、脱落する恐れがない。
【0041】なお、以上の実施の形態においては、同心
円上に複数の円形の孔や円形の切り抜き部4bを設ける
ようにしたが、これらの形状は、円形のみに限定される
ものではない。例えば、図4に示すように、略扇形の領
域を切り抜き部4cとし、回転部品のダイナミックバラ
ンスに応じて、不要な部分を切り抜くようにしてもよ
い。このような構成によれば、図3の場合と比較して、
大きな領域を切り抜くことが可能となるので、回転部品
のダイナミックバランスが大きくずれている場合に対し
ても対応することが可能となる。
円上に複数の円形の孔や円形の切り抜き部4bを設ける
ようにしたが、これらの形状は、円形のみに限定される
ものではない。例えば、図4に示すように、略扇形の領
域を切り抜き部4cとし、回転部品のダイナミックバラ
ンスに応じて、不要な部分を切り抜くようにしてもよ
い。このような構成によれば、図3の場合と比較して、
大きな領域を切り抜くことが可能となるので、回転部品
のダイナミックバランスが大きくずれている場合に対し
ても対応することが可能となる。
【0042】また、図5に示すように、同心円上に等配
置された複数の楕円形の切り抜き部4dを設けるように
してもよい。このような実施の形態によれば、図3の場
合と比較して、円周方向により長い領域(より大きい領
域)を切り抜くことが可能となるので、前述の場合と同
様に、回転部品のダイナミックバランスが大きくずれて
いる場合に対しても対応することが可能となる。
置された複数の楕円形の切り抜き部4dを設けるように
してもよい。このような実施の形態によれば、図3の場
合と比較して、円周方向により長い領域(より大きい領
域)を切り抜くことが可能となるので、前述の場合と同
様に、回転部品のダイナミックバランスが大きくずれて
いる場合に対しても対応することが可能となる。
【0043】更に、以上の実施の形態においては、略扇
形と楕円形の切り抜き部を設けるようにしたが、例え
ば、略扇形と楕円形の孔を設け、カウンタバランスのず
れに応じて、これらの孔に粘土などのバランサ30を充
填するようにしてもよい。なお、その場合、これらの孔
の全ての領域にバランサ30を充填するのではなく、そ
の一部に充填するようにしてもよい。その場合は、バラ
ンサ30の脱落を防止するために、前述のような硬化性
の樹脂を用いることが望ましい。
形と楕円形の切り抜き部を設けるようにしたが、例え
ば、略扇形と楕円形の孔を設け、カウンタバランスのず
れに応じて、これらの孔に粘土などのバランサ30を充
填するようにしてもよい。なお、その場合、これらの孔
の全ての領域にバランサ30を充填するのではなく、そ
の一部に充填するようにしてもよい。その場合は、バラ
ンサ30の脱落を防止するために、前述のような硬化性
の樹脂を用いることが望ましい。
【0044】
【発明の効果】請求項1に記載のディスク記録再生装置
によれば、載置手段にディスクが載置され、載置手段に
載置されたディスクを挟持手段が挟持し、載置手段に載
置されたディスクを駆動手段が回転駆動し、載置手段
と、ディスクとの間に、同心円上に等配置された複数の
凹部または孔を有する摩擦部材を介在させるようにした
ので、複数の凹部または孔に対してバランサを充填する
ことにより、ダイナミックバランスを簡単に、しかも、
正確に調節することが可能となる。
によれば、載置手段にディスクが載置され、載置手段に
載置されたディスクを挟持手段が挟持し、載置手段に載
置されたディスクを駆動手段が回転駆動し、載置手段
と、ディスクとの間に、同心円上に等配置された複数の
凹部または孔を有する摩擦部材を介在させるようにした
ので、複数の凹部または孔に対してバランサを充填する
ことにより、ダイナミックバランスを簡単に、しかも、
正確に調節することが可能となる。
【0045】請求項2に記載のディスク記録再生装置に
よれば、載置手段にディスクが載置され、載置手段に載
置されたディスクを挟持手段が挟持し、載置手段に載置
されたディスクを駆動手段が回転駆動し、載置手段と、
ディスクとの間に、同心円上に等配置された複数の切り
抜き部を有する摩擦部材を介在させるようにしたので、
切り抜き部を適宜切り抜くことにより、ダイナミックバ
ランスを簡単に、しかも、安価に調節することが可能と
なる。
よれば、載置手段にディスクが載置され、載置手段に載
置されたディスクを挟持手段が挟持し、載置手段に載置
されたディスクを駆動手段が回転駆動し、載置手段と、
ディスクとの間に、同心円上に等配置された複数の切り
抜き部を有する摩擦部材を介在させるようにしたので、
切り抜き部を適宜切り抜くことにより、ダイナミックバ
ランスを簡単に、しかも、安価に調節することが可能と
なる。
【図1】本発明の実施の形態の構成例を示す断面図であ
る。
る。
【図2】図1に示すディスクスリップ防止シート4の第
1の構成例を示す図である。
1の構成例を示す図である。
【図3】図1に示すディスクスリップ防止シート4の第
2の構成例を示す図である。
2の構成例を示す図である。
【図4】図1に示すディスクスリップ防止シート4の第
3の構成例を示す図である。
3の構成例を示す図である。
【図5】図1に示すディスクスリップ防止シート4の第
4の構成例を示す図である。
4の構成例を示す図である。
3 ターンテーブル一体化ロータケース(載置手段),
2 クランプ部材(挟持手段), 5 マグネット
(駆動手段), 13 巻線(駆動手段), 14 コ
ア(駆動手段)
2 クランプ部材(挟持手段), 5 マグネット
(駆動手段), 13 巻線(駆動手段), 14 コ
ア(駆動手段)
Claims (2)
- 【請求項1】 ディスクに対して情報を記録または再生
するディスク記録再生装置において、 前記ディスクが載置される載置手段と、 前記載置手段に載置された前記ディスクを挟持する挟持
手段と、 前記載置手段に載置された前記ディスクを回転駆動する
駆動手段とを備え、 前記載置手段と、前記ディスクとの間に、同心円上に等
配置された複数の凹部または孔を有する摩擦部材を介在
させたことを特徴とするディスク記録再生装置。 - 【請求項2】 ディスクに対して情報を記録または再生
するディスク記録再生装置において、 前記ディスクが載置される載置手段と、 前記載置手段に載置された前記ディスクを挟持する挟持
手段と、 前記載置手段に載置された前記ディスクを回転駆動する
駆動手段とを備え、 前記載置手段と、前記ディスクとの間に、同心円上に等
配置された複数の切り抜き部を有する摩擦部材を介在さ
せたことを特徴とするディスク記録再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9272486A JPH11110898A (ja) | 1997-10-06 | 1997-10-06 | ディスク記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9272486A JPH11110898A (ja) | 1997-10-06 | 1997-10-06 | ディスク記録再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11110898A true JPH11110898A (ja) | 1999-04-23 |
Family
ID=17514602
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9272486A Withdrawn JPH11110898A (ja) | 1997-10-06 | 1997-10-06 | ディスク記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11110898A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6678114B2 (en) * | 2000-02-25 | 2004-01-13 | Seagate Technology Llc | Disc biasing scheme to minimize single plane unbalance for hard disc drives |
-
1997
- 1997-10-06 JP JP9272486A patent/JPH11110898A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6678114B2 (en) * | 2000-02-25 | 2004-01-13 | Seagate Technology Llc | Disc biasing scheme to minimize single plane unbalance for hard disc drives |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2002359947A (ja) | 自動平衡装置 | |
JPH11110898A (ja) | ディスク記録再生装置 | |
JP2002272069A (ja) | ディスクモータおよびそれを用いた光ディスク装置 | |
JP2001332014A (ja) | ターンテーブル及びその製造方法並びにスピンドルモータ及びその製造方法 | |
KR100641089B1 (ko) | 광디스크드라이버의자동조심장치 | |
JPH1125555A (ja) | ディスクプレーヤのターンテーブル装置及びその製造方法 | |
JPH1196660A (ja) | ディスク型記録装置 | |
KR100550845B1 (ko) | 디스크 장착구조가 개선된 스핀들 모터 | |
JP3250538B2 (ja) | ディスクドライブ装置 | |
JP2638008B2 (ja) | ディスクプレーヤのチャック装置 | |
JP2000215568A (ja) | ディスクアンバランス補正機構を備えたディスク装置 | |
JPH1139787A (ja) | ディスクプレーヤーのターンテーブル装置 | |
JPH11203776A (ja) | ディスクプレーヤーのターンテーブル装置 | |
KR100459403B1 (ko) | 리무버블 디스크 드라이브의 디스크 진동방지장치 | |
JP2000195153A (ja) | 回転体のアンバランス補正機構及びこのアンバランス補正機構を用いたディスク装置 | |
JP2000048474A (ja) | ディスクプレーヤーのターンテーブル装置 | |
JP2000113579A (ja) | ディスク・ドライブ装置 | |
KR20000073260A (ko) | 자동조심장치 및 이를 구비한 재생기록장치 | |
JPH11306629A (ja) | 光ディスク装置のディスククランプ機構 | |
JP3880876B2 (ja) | 情報書込み装置 | |
JP2000132904A (ja) | ディスクアンバランス補正機構を備えたディスク装置 | |
JP2003045103A (ja) | ディスク駆動装置 | |
JP3773820B2 (ja) | ターンテーブル装置 | |
JP2001236720A (ja) | バランス補正機構を有する光ディスク装置 | |
JPH11134786A (ja) | ディスク装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041207 |