JPH11107944A - スクロール型圧縮機 - Google Patents

スクロール型圧縮機

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JPH11107944A
JPH11107944A JP26743797A JP26743797A JPH11107944A JP H11107944 A JPH11107944 A JP H11107944A JP 26743797 A JP26743797 A JP 26743797A JP 26743797 A JP26743797 A JP 26743797A JP H11107944 A JPH11107944 A JP H11107944A
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suction port
sectional area
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cross
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Takehiro Nishikawa
剛弘 西川
Toshihiko Mitsunaga
敏彦 光永
Kazuyoshi Sugimoto
和▲禧▼ 杉本
Kazuya Sato
里  和哉
Kazuaki Fujiwara
一昭 藤原
Kenzo Matsumoto
兼三 松本
Takashi Sato
孝 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スクロール圧縮要素の第1吸入口と第2吸入
口から吸入される冷媒の量を等しくして、吸入効率を向
上させ、脈動や騒音を抑制した、信頼性が高いスクロー
ル型圧縮機を提供する。 【解決手段】 スクロール圧縮要素の固定ラップと揺動
ラップの間隙が最大となる時における、吸入した冷媒が
前記揺動ラップの端部からその外周を経て前記第2吸入
口に至る冷媒通路の入口部の断面積をA1とし、第1吸
入口の入口部の断面積をA2とし、そして連通溝の入口
部の断面積をA3とした時、A1、A2およびA3が、
1.5≦A2/(A1+A3)≦2.5で表される式の
範囲にあるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば空調・冷凍
機等に搭載されるスクロール型圧縮機に関するものであ
り、さらに詳しくは、固定スクロールと揺動スクロール
とを噛み合わせて形成される複数の圧縮室にて圧縮され
た圧縮ガスを密閉容器外へ吐出するようにしたスクロー
ル型圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】空気調和装置などの冷凍サイクルに使用
されるスクロール型コンプレッサ1Aは、例えば図6に
示される構成になっている。両端が閉鎖された筒状の密
閉容器1の内側には電動要素2とスクロール圧縮要素3
とが内蔵されている。上記電動要素2は上記密閉容器1
の内壁面側に固定されたステータ4と、このステータ4
の内側に回転自在に支持されたロータ5とからなり、こ
のロータ5には回転軸6が貫通状態に結合されている。
この回転軸6の一端は上記スクロール圧縮要素3の一部
を構成する支持フレーム7に回転自在に支持されてい
る。上記回転軸6の他端側は上記ロータ5から突出され
ており、この先端部には給油部8が接続されている。そ
して、上記給油部8の端部には油導入管9が接続されて
いる。この油導入管9の吸込み側の端部は上記密閉容器
1内に収容された潤滑油bに没するように下方に延長さ
れている。上記回転軸6には上記給油部8から潤滑油b
を吸入して供給する油通路10が軸方向に穿設されてお
り、潤滑油がこの油通路10を経て支持フレーム7など
の各摺動部に供給された後、再循環されるようになって
いる。
【0003】そして、上記支持フレーム7に貫通する状
態に支持された上記回転軸6の一端部はその中心が上記
回転軸6の軸心と偏心して設けたピン部(クランク部)
11として形成されており、このピン部11には揺動ス
クロール12が連接されている。この揺動スクロール1
2は円盤状に形成されており一側面の中央部に上記ピン
部11が接続されるボス穴部13が形成されている。こ
の揺動スクロール12の他側面には渦巻き形状の揺動ラ
ップ14が一体に形成されている。また、上記支持フレ
ーム7には、固定スクロール15が結合されている。こ
の固定スクロール15には上記揺動スクロール12に対
面する部分に渦巻き形状の固定ラップ16が形成されて
おり、上記揺動ラップ14との間に複数の圧縮室17を
形成している。密閉容器1の外から吸入管18を経て前
記スクロール圧縮要素3の外周部に導入された冷媒ガス
は前記スクロール圧縮要素3の図示しない第1吸入口と
この第1吸入口に相対する位置に第1吸入口と通じる連
通溝で連絡された図示しない第2吸入口の2箇所から吸
入されて前記圧縮室17にて圧縮されて、漸次中心に移
動していくことで容積を縮小して固定スクロール15の
他側面の中央部に設けた吐出ポート19から密閉容器1
内に吐出され、この空間で同伴した潤滑油が分離され、
脈動が低減される。
【0004】密閉容器1内に吐出ポート19から吐出さ
れた圧縮ガスは白矢印で示したように固定スクロール1
5と支持フレーム7に設けた図示しない通路を流れて、
電動要素2側に行きロータ5の回転による遠心力などで
冷媒ガス中の潤滑油がさらに分離され、そして潤滑油が
分離された冷媒ガスは吐出管20から密閉容器1外に吐
出される。分離された潤滑油は黒矢印で示したように流
れて密閉容器1の底部に溜り、循環して使用される。
【0005】しかし、前記スクロール圧縮要素3の図示
しない前記第1吸入口と前記第2吸入口から吸入される
冷媒の量が異なると、吸入効率が悪化し、脈動が大きく
なって騒音を発する他、信頼性が低下する問題があっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
スクロール圧縮要素3の前記第1吸入口と前記第2吸入
口から吸入される冷媒の量をできるだけ等しくなるよう
にして、吸入効率の向上を図り、脈動や騒音が抑制され
た信頼性の高いスクロール型圧縮機を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等はかかる問題
について鋭意研究した結果、固定ラップと揺動ラップの
間隙が最大となる時における、特定の冷媒通路の入口部
の断面積をA1、第1吸入口の入口部の断面積をA2、
連通溝の入口部の断面積をA3とした時、これらが特定
の式(1)で表される範囲にあるようにすること、およ
び/または、前記連通溝の入口部から特定の位置までの
間に絞り部を設け、この絞り部から第2吸入口に至る前
記連通溝の断面積a3を前記断面積A3より小さくする
ことにより、課題を解決できることを見いだし、本発明
を成すに到った。
【0008】すなわち、本発明の請求項1の発明は、密
閉容器内に電動要素とこの電動要素によって駆動される
スクロール圧縮要素とを備え、前記スクロール圧縮要素
は渦巻き状の固定ラップを有する固定スクロールと、こ
の固定スクロールに対して前記電動要素の駆動により公
転する渦巻き状の揺動ラップを有する揺動スクロールと
を互いに噛み合わせて複数の圧縮室を形成し、前記密閉
容器外から前記スクロール圧縮要素の外周部の冷媒導入
部に導入した冷媒ガスを第1吸入口とこの第1吸入口に
相対する位置に第1吸入口と通じる連通溝で連絡された
第2吸入口から吸入して前記圧縮室にて圧縮して前記密
閉容器外に吐出するスクロール型圧縮機であって、前記
固定ラップと前記揺動ラップの間隙が最大となる時にお
ける、吸入した冷媒が前記揺動ラップの端部からその外
周を経て前記第2吸入口に至る冷媒通路の入口部の断面
積をA1とし、前記第1吸入口の入口部の断面積をA2
とし、そして前記連通溝の入口部の断面積をA3とした
時、A1、A2およびA3が下記式(1)で表される範
囲にあることを特徴とするスクロール型圧縮機である。 1.5≦A2/(A1+A3)≦2.5 式(1)
【0009】また、本発明の請求項2の発明は、密閉容
器内に電動要素とこの電動要素によって駆動されるスク
ロール圧縮要素とを備え、前記スクロール圧縮要素は渦
巻き状の固定ラップを有する固定スクロールと、この固
定スクロールに対して前記電動要素の駆動により公転す
る渦巻き状の揺動ラップを有する揺動スクロールとを互
いに噛み合わせて複数の圧縮室を形成し、前記密閉容器
外から前記スクロール圧縮要素の外周部の冷媒導入部に
導入した冷媒ガスを第1吸入口とこの第1吸入口に相対
する位置に第1吸入口と通じる連通溝で連絡された第2
吸入口から吸入して前記圧縮室にて圧縮して前記密閉容
器外に吐出するスクロール型圧縮機であって、前記電動
要素の回転軸の中心と前記冷媒導入部の中心を延長して
結ぶ線と、前記連通溝の幅の中央を通る線が交わる2点
の間の長さをLとした時、前記連通溝の入口部からL/
4までの間に絞り部を設け、この絞り部から前記第2吸
入口までの前記連通溝の断面積a3を前記入口部の断面
積A3より小さくしたことを特徴とするスクロール型圧
縮機である。
【0010】本発明の請求項3の発明は、請求項2記載
のスクロール型圧縮機において、前記a3と前記A3が
下記式(2)で表される範囲にあることを特徴とする。 0.8≦a3/A3≦1.0 式(2)
【0011】本発明の請求項4の発明は、請求項1記載
のスクロール型圧縮機において、前記電動要素の回転軸
の中心と前記冷媒導入部の中心を延長して結ぶ線と、前
記連通溝の中心を通る線が交わる2点の間の長さをLと
した時、前記連通溝の入口部からL/4までの間に絞り
部を設け、この絞り部から前記第2吸入口までの前記連
通溝の断面積a3を前記入口部の断面積A3より小さく
したことを特徴とする。
【0012】本発明の請求項5の発明は、請求項4記載
のスクロール型圧縮機において、前記a3と前記A3が
下記式(3)で表される範囲にあることを特徴とする。 0.8≦a3/A3≦1.0 式(3)
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施例を図1お
よび図2に示す図面に基づいて詳細に説明する。図1
は、本発明のスクロール型圧縮機の固定ラップと揺動ラ
ップの間隙が最大となった時における、固定ラップ、揺
動ラップ、冷媒導入部、第1吸入口、連通溝、第2吸入
口などの関係を示す説明図である。図2は、本発明の他
のスクロール型圧縮機の固定ラップと揺動ラップの間隙
が最大となった時における、固定ラップ、揺動ラップ、
冷媒導入部、第1吸入口、連通溝、第2吸入口などの関
係を示す説明図である。図1、図2において図6におけ
る符号と同一符号で示した部分は、図6で説明した同一
符号の部分と同じ機能を持つ部分である。
【0014】図1に示すように、スクロール圧縮要素3
には、渦巻き状の固定ラップ16を有する固定スクロー
ル15と、この固定スクロール15に対して図示しない
前記電動要素2の駆動により公転する渦巻き状の揺動ラ
ップ14を有する揺動スクロール12とを互いに噛み合
わせて複数の圧縮室17が形成されている。
【0015】そして、図示しない前記密閉容器1の外か
ら前記スクロール圧縮要素3の外周部の冷媒導入部21
に導入された冷媒ガスは、前記揺動ラップ14と前記固
定ラップ16との間に形成される第1吸入口22と、こ
の第1吸入口22に相対する位置に第1吸入口22と通
じる連通溝23で連絡された第2吸入口24から吸入さ
れて前記圧縮室17にて圧縮されて、漸次中心に移動し
ていくことで容積を縮小して固定スクロール15の他側
面の中央部に設けた図示しない吐出ポート19から吐出
されるようになっている。
【0016】前記冷媒導入部21に導入された冷媒ガス
の約半分は第1吸入口22から吸入され、残りは複数の
通路を通って第2吸入口24から吸入される。第1の冷
媒ガスは前記揺動ラップ14の端部からその外周と固定
スクロール15の最外周の内面との間に形成される冷媒
通路25を経て第2吸入口24に吸収される冷媒ガスで
あり、そして第2吸入口24に吸入される第2の冷媒ガ
スは、前記連通溝23を経て第2吸入口24に吸収され
る冷媒ガスである。
【0017】前記第1吸入口22と前記第2吸入口24
から吸入される冷媒の量をできるだけ等しくするために
は、前記冷媒通路25の入口部26の断面積をA1と
し、前記第1吸入口22の入口部27の断面積をA2と
し、そして前記連通溝23の入口部28の断面積をA3
とした時、A1、A2およびA3が前記式(1)で表さ
れる範囲にあるようにすることが肝要である。このよう
な構成とする他は本発明のスクロール型圧縮機は図6に
示したスクロール型圧縮機1Aと同様になっている。前
記式(1)で表される[A2/(A1+A3)]が1.
5未満となったり、あるいは2.5を超えると前記第1
吸入口22と前記第2吸入口24から吸入される冷媒の
量のバランスが崩れ、吸入効率が悪化し、脈動が大きく
なって騒音を発する他、信頼性が低下する。
【0018】図3に、[A2/(A1+A3)]が1.
5、2.0、2.5の場合における前記第1吸入口22
と前記第2吸入口24から吸入される冷媒の質量流量
(kg/s)を示した。[A2/(A1+A3)]が特
に1.5、2.0の場合に前記第1吸入口22と前記第
2吸入口24から吸入される冷媒の量のバランスがよく
なり、ほぼ均一になることが判る。
【0019】また、図2に示したように、本発明の他の
スクロール型圧縮機においては、前記第1吸入口22と
前記第2吸入口24から吸入される冷媒の量をできるだ
け等しくするために、図示しない前記電動要素2の回転
軸6の中心Oと前記冷媒導入部21の中心aを延長して
結ぶ線cと、前記連通溝23の幅の中央を通る線dが交
わる2点(xとy)の間の長さをLとした時、前記連通
溝23の入口部28からL/4までの間に絞り部29を
設け、この絞り部29から前記第2吸入口24までの前
記連通溝23の断面積a3を前記入口部24の断面積A
3より小さくする。好ましくは、a3/A3の比を前記
式(3)で表される範囲とする。このような構成とする
他は本発明の他のスクロール型圧縮機は図6に示したス
クロール型圧縮機1Aと同様になっている。
【0020】図4に、[A2/(A1+A3)]を2.
0とし、絞り部29を設ける位置を0(冷媒導入部21
の直後)、L/4、L/2とした場合に前記第1吸入口
22と前記第2吸入口24から吸入される冷媒の質量流
量(kg/s)を示す。L/2の場合はバランスが崩れ
るが、前記連通溝23の入口部28からL/4までの間
に絞り部29を設けるとバランスがよくなることが判
る。
【0021】図5に、[A2/(A1+A3)]を2.
0とし、絞り部29を設ける位置をL/4とした場合、
a3/A3の比を0.5、0.8、1と変化させた時の
前記第1吸入口22と前記第2吸入口24から吸入され
る冷媒の吸入流速(m/s)を示す。a3/A3の比が
0.5の場合はバランスが崩れるが、a3/A3の比が
0.8および1.0の場合はバランスがよくなることが
判る。
【0022】以上の本発明の説明においては、横置き型
のスクロール型圧縮機について説明したが、本発明のス
クロール型圧縮機は横置き型に限定されるものではな
く、縦置き型スクロール型圧縮機やその他の形式のスク
ロール型圧縮機にも適用できるものである。
【0023】
【発明の効果】本発明のスクロール型圧縮機は、前記第
1吸入口と前記第2吸入口から吸入される冷媒の量をで
きるだけ等しくなるようにしたので、吸入効率が向上
し、脈動や騒音が抑制され、信頼性が高くなって、安定
して運転できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のスクロール型圧縮機の固定ラップと
揺動ラップの間隙が最大となった時における、固定ラッ
プ、揺動ラップ、冷媒導入部、第1吸入口、連通溝、第
2吸入口などの関係を示す説明図である。
【図2】 本発明の他のスクロール型圧縮機の固定ラッ
プと揺動ラップの間隙が最大となった時における、固定
ラップ、揺動ラップ、冷媒導入部、第1吸入口、連通
溝、第2吸入口などの関係を示す説明図である。
【図3】 第1吸入口と第2吸入口から吸入される冷媒
の質量重量(kg/s)を示すグラフである。
【図4】 第1吸入口と第2吸入口から吸入される冷媒
の質量重量(kg/s)を示すグラフである。
【図5】 第1吸入口と第2吸入口から吸入される冷媒
の吸入流速(m/s)を示すグラフである。
【図6】 従来のスクロール型圧縮機の全体構成を示す
断面図である。
【符号の説明】
b 潤滑油 1A スクロール型圧縮機 1 密閉容器 2 電動要素 3 スクロール圧縮要素 4 ステータ 5 ロータ 6 回転軸 7 支持フレーム 8 給油部 9 油導入管 10 油通路 11 ピン部 12 揺動スクロール 13 ボス穴部 14 揺動ラップ 15 固定スクロール 16 固定ラップ 17 圧縮室 18 吸入管 19 吐出ポート 20 吐出管 21 冷媒導入部 22 第1吸入口 23 連通管 24 第2吸入口 25 冷媒通路 26、27、28 入口部 29 絞り部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 里 和哉 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 藤原 一昭 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 松本 兼三 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 佐藤 孝 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉容器内に電動要素とこの電動要素に
    よって駆動されるスクロール圧縮要素とを備え、前記ス
    クロール圧縮要素は渦巻き状の固定ラップを有する固定
    スクロールと、この固定スクロールに対して前記電動要
    素の駆動により公転する渦巻き状の揺動ラップを有する
    揺動スクロールとを互いに噛み合わせて複数の圧縮室を
    形成し、前記密閉容器外から前記スクロール圧縮要素の
    外周部の冷媒導入部に導入した冷媒ガスを第1吸入口と
    この第1吸入口に相対する位置に第1吸入口と通じる連
    通溝で連絡された第2吸入口から吸入して前記圧縮室に
    て圧縮して前記密閉容器外に吐出するスクロール型圧縮
    機であって、前記固定ラップと前記揺動ラップの間隙が
    最大となる時における、吸入した冷媒が前記揺動ラップ
    の端部からその外周を経て前記第2吸入口に至る冷媒通
    路の入口部の断面積をA1とし、前記第1吸入口の入口
    部の断面積をA2とし、そして前記連通溝の入口部の断
    面積をA3とした時、A1、A2およびA3が下記式
    (1)で表される範囲にあることを特徴とするスクロー
    ル型圧縮機。 1.5≦A2/(A1+A3)≦2.5 式(1)
  2. 【請求項2】 密閉容器内に電動要素とこの電動要素に
    よって駆動されるスクロール圧縮要素とを備え、前記ス
    クロール圧縮要素は渦巻き状の固定ラップを有する固定
    スクロールと、この固定スクロールに対して前記電動要
    素の駆動により公転する渦巻き状の揺動ラップを有する
    揺動スクロールとを互いに噛み合わせて複数の圧縮室を
    形成し、前記密閉容器外から前記スクロール圧縮要素の
    外周部の冷媒導入部に導入した冷媒ガスを第1吸入口と
    この第1吸入口に相対する位置に第1吸入口と通じる連
    通溝で連絡された第2吸入口から吸入して前記圧縮室に
    て圧縮して前記密閉容器外に吐出するスクロール型圧縮
    機であって、前記電動要素の回転軸の中心と前記冷媒導
    入部の中心を延長して結ぶ線と、前記連通溝の幅の中央
    を通る線が交わる2点の間の長さをLとした時、前記連
    通溝の入口部からL/4までの間に絞り部を設け、この
    絞り部から前記第2吸入口までの前記連通溝の断面積a
    3を前記入口部の断面積A3より小さくしたことを特徴
    とするスクロール型圧縮機。
  3. 【請求項3】 前記a3と前記A3が下記式(2)で表
    される範囲にあることを特徴とする請求項2記載のスク
    ロール型圧縮機。 0.8≦a3/A3≦1.0 式(2)
  4. 【請求項4】 前記電動要素の回転軸の中心と前記冷媒
    導入部の中心を延長して結ぶ線と、前記連通溝の中心を
    通る線が交わる2点の間の長さをLとした時、前記連通
    溝の入口部からL/4までの間に絞り部を設け、この絞
    り部から前記第2吸入口までの前記連通溝の断面積a3
    を前記入口部の断面積A3より小さくしたことを特徴と
    する請求項1記載のスクロール型圧縮機。
  5. 【請求項5】 前記a3と前記A3が下記式(3)で表
    される範囲にあることを特徴とする請求項4記載のスク
    ロール型圧縮機。 0.8≦a3/A3≦1.0 式(3)
JP26743797A 1997-09-17 1997-09-30 スクロール型圧縮機 Expired - Lifetime JP3485767B2 (ja)

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