JP3064545B2 - ２気筒回転式圧縮機 - Google Patents
２気筒回転式圧縮機Info
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- JP3064545B2 JP3064545B2 JP3219887A JP21988791A JP3064545B2 JP 3064545 B2 JP3064545 B2 JP 3064545B2 JP 3219887 A JP3219887 A JP 3219887A JP 21988791 A JP21988791 A JP 21988791A JP 3064545 B2 JP3064545 B2 JP 3064545B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍装置、または空気
調和装置において、冷媒ガスの圧縮を行う２気筒回転式
圧縮機に関するものである。
調和装置において、冷媒ガスの圧縮を行う２気筒回転式
圧縮機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】特公昭６３−３８６９１号公報に示され
るような、既に提案されているこの種の２気筒回転式圧
縮機の構成を、図３に示す。
るような、既に提案されているこの種の２気筒回転式圧
縮機の構成を、図３に示す。
【０００３】図３において、１は、密閉容器であり、こ
の密閉容器１内に電動要素２が収納されている。電動要
素２の鉛直方向の駆動軸３で圧縮要素４が駆動されるよ
うになっている。この圧縮要素４の仕切り板５の上下両
側に、シリンダ６、７が配設されている。また、シリン
ダ６内にはクランク軸偏芯部８が配設されており、同時
に、シリンダ７内にもクランク偏芯部９が収納されてい
る。両クランク軸偏芯部８、９は駆動軸３と一体的に構
成されており、このクランク軸偏芯部８、９の各々にロ
ーリングピストン１０、１１が回転自在に装着されてい
る。なお、このシリンダ６、７には各々図示されていな
いが、ローリングピストン１０、１１に当接して、ベー
ンが設けられている。各シリンダ６、７内には、各々冷
媒ガス吸入通路１２、１３が設けられている。これらの
吸入通路１２、１３には、互いに独立した吸入管１４、
１５が接続されている。この吸入管１４、１５は、吸入
通路１２、１３を通して、吸入室１６、１７に連通して
いる。
の密閉容器１内に電動要素２が収納されている。電動要
素２の鉛直方向の駆動軸３で圧縮要素４が駆動されるよ
うになっている。この圧縮要素４の仕切り板５の上下両
側に、シリンダ６、７が配設されている。また、シリン
ダ６内にはクランク軸偏芯部８が配設されており、同時
に、シリンダ７内にもクランク偏芯部９が収納されてい
る。両クランク軸偏芯部８、９は駆動軸３と一体的に構
成されており、このクランク軸偏芯部８、９の各々にロ
ーリングピストン１０、１１が回転自在に装着されてい
る。なお、このシリンダ６、７には各々図示されていな
いが、ローリングピストン１０、１１に当接して、ベー
ンが設けられている。各シリンダ６、７内には、各々冷
媒ガス吸入通路１２、１３が設けられている。これらの
吸入通路１２、１３には、互いに独立した吸入管１４、
１５が接続されている。この吸入管１４、１５は、吸入
通路１２、１３を通して、吸入室１６、１７に連通して
いる。
【０００４】また、圧縮機の液圧縮を防止するため、圧
縮機に冷媒ガスを直接吸入する前に、冷媒ガスを気液分
離させるため、気液分離器１８が設けられている。
縮機に冷媒ガスを直接吸入する前に、冷媒ガスを気液分
離させるため、気液分離器１８が設けられている。
【０００５】さらに、気液分離器１８には、冷凍サイク
ルより、低圧冷媒ガスを圧縮機の気液分離器１８へ導び
く冷媒ガス吸入管１９が取り付けられている。
ルより、低圧冷媒ガスを圧縮機の気液分離器１８へ導び
く冷媒ガス吸入管１９が取り付けられている。
【０００６】このように構成された２気筒回転式圧縮機
において、電動要素２が付勢され、その駆動軸３が回転
すると、クランク軸偏芯部８、９がシリンダ６、７内に
おいて、偏芯回転し、ローリングピストン１０、１１が
図示しないベーンに当接しながら回転運動し、各々半回
転ずれた周期で、両シリンダ６、７において、冷媒ガス
の吸入、圧縮が繰り返される。この両シリンダ６、７に
は気液分離器１８の一端の冷媒ガス吸入管１９から吸入
された低圧冷媒が、気液分離器１８により、気液分離さ
れ、完全な低圧冷媒ガスとなり、各々の吸入管１４、１
５、吸入通路１２、１３を通って、吸入室１６、１７へ
と吸入される。
において、電動要素２が付勢され、その駆動軸３が回転
すると、クランク軸偏芯部８、９がシリンダ６、７内に
おいて、偏芯回転し、ローリングピストン１０、１１が
図示しないベーンに当接しながら回転運動し、各々半回
転ずれた周期で、両シリンダ６、７において、冷媒ガス
の吸入、圧縮が繰り返される。この両シリンダ６、７に
は気液分離器１８の一端の冷媒ガス吸入管１９から吸入
された低圧冷媒が、気液分離器１８により、気液分離さ
れ、完全な低圧冷媒ガスとなり、各々の吸入管１４、１
５、吸入通路１２、１３を通って、吸入室１６、１７へ
と吸入される。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構造では、製造上、気液分離器内に設けられる２
本の内管の位置が定まらない。また組立途中にパイプ
（内管）が倒れて、そのままロウ付けされてしまう危険
性があるという課題を有していた。
ような構造では、製造上、気液分離器内に設けられる２
本の内管の位置が定まらない。また組立途中にパイプ
（内管）が倒れて、そのままロウ付けされてしまう危険
性があるという課題を有していた。
【０００８】本発明は、上記従来例の課題を解決するも
ので、２気筒回転式圧縮機に連結する気液分離器内に設
けられる２本の内管の位置決めを容易にし、またパイプ
（内管）の倒れを防止することにより、製造性、生産
性、品質性の向上を図ることを目的とするものである。
ので、２気筒回転式圧縮機に連結する気液分離器内に設
けられる２本の内管の位置決めを容易にし、またパイプ
（内管）の倒れを防止することにより、製造性、生産
性、品質性の向上を図ることを目的とするものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、一端が
容器内部に開口を有する冷媒入口で、他端が気液分離さ
れた冷媒を吐出する２個の冷媒出口である内管を有する
２気筒ローリングピストン式回転圧縮機の気液分離器に
おいて、Ｕ字型に折り曲げた内管を気液分離器容器内に
収納し、２つの端部を２気筒圧縮機本体の２本のシリン
ダ吸入管に接続し、かつ気液分離器に吸入された冷媒ガ
スを直接吸い込まない位置に気液分離された冷媒を吸い
込むための冷媒入口を設けてなるものである。
容器内部に開口を有する冷媒入口で、他端が気液分離さ
れた冷媒を吐出する２個の冷媒出口である内管を有する
２気筒ローリングピストン式回転圧縮機の気液分離器に
おいて、Ｕ字型に折り曲げた内管を気液分離器容器内に
収納し、２つの端部を２気筒圧縮機本体の２本のシリン
ダ吸入管に接続し、かつ気液分離器に吸入された冷媒ガ
スを直接吸い込まない位置に気液分離された冷媒を吸い
込むための冷媒入口を設けてなるものである。
【００１０】
【作用】本発明は、２気筒回転式圧縮機の気液分離器に
おいて、気液分離した冷媒ガスを導出する内管を、Ｕ字
型に折り曲げて気液分離器容器内に収納し、２つの端部
を２気筒圧縮機本体の２本のシリンダ吸入管に接続し、
かつ気液分離器へ吸入された冷媒ガスを直接吸い込まな
い位置に気液分離された冷媒を吸い込むための冷媒入口
を設けることによって、製造上、内管の位置決めが容易
になり、またパイプの倒れを防止することができ、それ
によって、生産性、品質性の向上を図ることができる。
おいて、気液分離した冷媒ガスを導出する内管を、Ｕ字
型に折り曲げて気液分離器容器内に収納し、２つの端部
を２気筒圧縮機本体の２本のシリンダ吸入管に接続し、
かつ気液分離器へ吸入された冷媒ガスを直接吸い込まな
い位置に気液分離された冷媒を吸い込むための冷媒入口
を設けることによって、製造上、内管の位置決めが容易
になり、またパイプの倒れを防止することができ、それ
によって、生産性、品質性の向上を図ることができる。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の一実施例について説明する。
【００１２】なお、本発明の２気筒回転式圧縮機本体の
全体構造は、上述した従来例と同一であるので、その説
明は省略し、主要部の構成のみを説明する。
全体構造は、上述した従来例と同一であるので、その説
明は省略し、主要部の構成のみを説明する。
【００１３】図1において、気液分離器１８内の内管２
２は、1本のパイプをＵ字型に折り曲げ、Ｕ字底部にあ
たる部分を切り欠いてここを冷媒ガスの気液分離器内の
吸入口２０としている。また、内管２２と吸入管１４，
１５は独立しており、内管２２の両端は吸入管１４、１
５にロウ付けされている。吸入口２０より吸入された低
圧冷媒は、気液分離器１８により、気液分離され完全な
低圧冷媒ガスになり、各々の吸入管１４、１５、吸入通
路１２、１３を通って、吸入室１６、１７へ吸入され、
シリンダ６，７内に導びかれる。
２は、1本のパイプをＵ字型に折り曲げ、Ｕ字底部にあ
たる部分を切り欠いてここを冷媒ガスの気液分離器内の
吸入口２０としている。また、内管２２と吸入管１４，
１５は独立しており、内管２２の両端は吸入管１４、１
５にロウ付けされている。吸入口２０より吸入された低
圧冷媒は、気液分離器１８により、気液分離され完全な
低圧冷媒ガスになり、各々の吸入管１４、１５、吸入通
路１２、１３を通って、吸入室１６、１７へ吸入され、
シリンダ６，７内に導びかれる。
【００１４】上記のような構造によって、製造上、内管
２２と吸入管１４、１５を分けることにより、２本の内
管の倒れを防止することができ、また内管の位置決めが
容易になり、それによって、生産性、品質性の向上を図
ることが出来る。
２２と吸入管１４、１５を分けることにより、２本の内
管の倒れを防止することができ、また内管の位置決めが
容易になり、それによって、生産性、品質性の向上を図
ることが出来る。
【００１５】
【００１６】本発明は上記説明から明らかなように、2
気筒回転式圧縮機の気液分離器内において、気液分離し
た冷媒ガスを導出する内管をＵ字型に折り曲げたパイプ
で構成し、Ｕ字底部にあたる部分を切り欠いて冷媒入口
とし、かつこの冷媒入口は気液分離器に吸入された冷媒
ガスを直接吸い込まないような位置に配設し、両端を２
気筒圧縮機本体の２本のシリンダ吸入管に接続させるこ
とによって、製造上、２本の内管の位置決めが容易にな
り、またパイプの倒れを防止することができ、それによ
って、生産性、品質性の向上を図ることができる。更
に、剛性もアップされ、騒音低下が図れる。
気筒回転式圧縮機の気液分離器内において、気液分離し
た冷媒ガスを導出する内管をＵ字型に折り曲げたパイプ
で構成し、Ｕ字底部にあたる部分を切り欠いて冷媒入口
とし、かつこの冷媒入口は気液分離器に吸入された冷媒
ガスを直接吸い込まないような位置に配設し、両端を２
気筒圧縮機本体の２本のシリンダ吸入管に接続させるこ
とによって、製造上、２本の内管の位置決めが容易にな
り、またパイプの倒れを防止することができ、それによ
って、生産性、品質性の向上を図ることができる。更
に、剛性もアップされ、騒音低下が図れる。
【図１】本発明の一実施例における２気筒回転式圧縮機
の本体と気液分離器の断面図
の本体と気液分離器の断面図
【図２】従来の２気筒回転式圧縮機の本体と気液分離器
の断面図
の断面図
１ 密閉容器 ２ 電動要素 ３ 駆動軸 ４ 圧縮要素 ５ 仕切り板 ６ シリンダ ７ シリンダ ８ クランク軸偏芯部 ９ クランク軸偏芯部 １０ ローリングピストン １１ ローリングピストン １２ 冷媒ガス吸入通路 １３ 冷媒ガス吸入通路 １４ 吸入管 １５ 吸入管 １６ 吸入室 １７ 吸入室 １８ 気液分離器 １９ 冷媒ガス吸入口 ２０ 気液分離器内の吸入口 ２１ 固定具 ２２ 気液分離器内の一体形内管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平２−67473（ＪＰ，Ａ) 実開 平２−139394（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭64−44388（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F04C 23/00 - 29/10 331 F04C 18/356
Claims (1)
- 【請求項１】 容器内部に開口を有する冷媒入口と、気
液分離された冷媒を吐出するの冷媒出口を有する内管を
備えた気液分離器と、密閉容器内に電動機を有する駆動
要素によって駆動される２つの圧縮機要素を、仕切り板
を介して、軸方向に配設し、前記各圧縮機要素に、シリ
ンダと前記駆動要素によって回転し、かつ偏芯部を有す
る軸と、この偏芯部に回転自在に設けられ、かつシリン
ダ内を前記軸の返信部と共に偏芯回転するローリングピ
ストンと、前記シリンダに摺動自在に挿入され、圧縮室
と吸入室とを仕切るベーンと、前記ローリングピストン
にベーンを押接する弾性体と、前記気液分離器の冷媒出
口に連結されて冷媒を導入する吸入孔と、圧縮した冷媒
を吐出する吐出孔と、この吐出孔を開閉する吐出弁装置
を各々設け、さらに前記各圧縮機要素を連結する連結部
を設けて２気筒形ローリングピストン式回転圧縮機を構
成し、前記気液分離器が有する内管は、Ｕ字型に折り曲
げられて気液分離器の容器内に収納され、２つの端部が
２気筒圧縮機本体の２本のシリンダ吸入管に接続され、
かつ気液分離器に吸入された冷媒ガスを直接吸い込まな
い位置に気液分離された冷媒を吸い込むための冷媒入口
を設けてなることを特徴とする２気筒回転式圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3219887A JP3064545B2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | ２気筒回転式圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3219887A JP3064545B2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | ２気筒回転式圧縮機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0560080A JPH0560080A (ja) | 1993-03-09 |
| JP3064545B2 true JP3064545B2 (ja) | 2000-07-12 |
Family
ID=16742607
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3219887A Expired - Fee Related JP3064545B2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | ２気筒回転式圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3064545B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6645845B2 (ja) * | 2016-01-26 | 2020-02-14 | 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 | 複数の配管を有するアキュムレータおよび圧縮機 |
| JP7244170B2 (ja) * | 2020-03-26 | 2023-03-22 | ダイキン工業株式会社 | アキュムレータ |
-
1991
- 1991-08-30 JP JP3219887A patent/JP3064545B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0560080A (ja) | 1993-03-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090512 Year of fee payment: 9 |
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| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100512 Year of fee payment: 10 |
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