JPH11107076A - 繊維機械の制御装置 - Google Patents

繊維機械の制御装置

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Publication number
JPH11107076A
JPH11107076A JP26365397A JP26365397A JPH11107076A JP H11107076 A JPH11107076 A JP H11107076A JP 26365397 A JP26365397 A JP 26365397A JP 26365397 A JP26365397 A JP 26365397A JP H11107076 A JPH11107076 A JP H11107076A
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JP
Japan
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function
operator
yarn
items
control device
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JP26365397A
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English (en)
Inventor
Toshio Yamauchi
利男 山内
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11107076A publication Critical patent/JPH11107076A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2551/00Means for control to be used by operator; User interfaces
    • B65H2551/20Display means; Information output means

Landscapes

  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、繊維機械の提供者側が顧客の利用
実態を的確に把握することにより、利用実態を反映させ
る繊維機械の制御装置を提供する。 【解決手段】 本発明は、複数の糸巻取ユニットUの運
転に関するデータを複数のファンクションからなる項目
に分類して記憶し、操作者が前記ファンクションの項目
をキー32操作により指定することにより、前記ファン
クションの項目に関する前記データを表示する繊維機械
の制御装置MCであって、前記複数のファンクションの
項目をグループ毎に分類して表示する表示手段33と、
前記キー32操作により前記ファンクションの項目を指
定した回数を前記ファンクションの項目別に集計して記
憶する集計手段41・47と、前記集計手段41・47
に基づいて、集計結果を出力する出力手段33・34と
を有することを特徴とする繊維機械の制御装置MC。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファンクションN
o. の指定回数を集計できる繊維機械の制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動ワインダの如き糸巻取機、撚糸機、
紡績機、延伸仮撚機等の繊維機械は、多数の繊維加工ユ
ニットを列設したものである。このような繊維機械の稼
働率は各繊維加工ユニットの性能に依存している。例え
ば糸巻取機の生産性は、各糸巻取ユニットの稼動率に大
きく依存することになる。そのため、各糸巻取ユニット
を最も適切な設定条件に設定する必要がある。尚、ここ
で、設定条件は、糸速度、巻取ドラムのインバータによ
る増速程度や減速程度、リボンブレーカの程度等であ
る。また、現在及び過去の運転データを蓄積し、設定条
件にフィードバックする必要もある。さらに、糸継ぎミ
スの発生比率等を管理し、この発生比率の高い糸巻取ユ
ニットを保守点検する必要もある。これらの設定条件や
運転データや糸継ぎミス率MIS%は、メインコントロ
ーラMCで管理されている。そのため、メインコントロ
ーラMCには、図2に示すように、マイコン30と操作
パネル31が設けられており、操作パネル31のキーボ
ード32を操作することによって設定条件の変更や運転
データ又は糸継ぎミス率のデータ等の収集ができるよう
になっている。これにより、操作者(オペレータ)は、
その結果を液晶表示パネル33やプリンター34で知る
ことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
糸巻取機は、設定条件の変更や運転データ又は糸継ぎミ
ス率のデータ等の収集ができるように機能が複雑化した
ため、繊維機械の提供者側は、顧客が実際に使用してい
るデータ等の的確な把握が困難になるという問題点があ
った。
【0004】そこで、本発明は、上記問題を鑑みてなさ
れたものであって、その目的とするところは、繊維機械
の提供者側が顧客の利用実態を的確に把握することによ
り、その製品の利用実態を反映させることができる繊維
機械の制御装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
複数の糸巻取ユニットの運転に関するデータを複数のフ
ァンクションからなる項目に分類して記憶し、操作者が
前記ファンクションの項目をキー操作により指定するこ
とにより、前記ファンクションの項目に関する前記デー
タを表示する繊維機械の制御装置であって、前記複数の
ファンクションの項目をグループ毎に分類して表示する
表示手段と、前記キー操作により前記ファンクションの
項目を指定した回数を前記ファンクションの項目別に集
計して記憶する集計手段と、前記集計手段に基づいて、
集計結果を出力する出力手段とを有することを特徴とす
る。これにより、機械を提供するメーカー側が、顧客の
繊維機械の利用実態を的確に把握することができるた
め、製品に集計結果を反映させることができる。また、
通常、操作者が操作する内容は、ある程度の規則性を持
っているため、指定されたファンクション毎に指定回数
をカウントすれば、必要な画面を優先させて自動表示さ
せることができる。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の構成に加えて、前記集計手段が、前記操作者を識別
する識別手段を有し、識別手段により識別された操作者
が指定する前記項目を前記操作者毎に集計して記憶する
ことを特徴とする。これにより、機械を提供するメーカ
ー側が、各顧客毎の繊維機械の利用実態を一層的確に把
握することができるため、製品に詳細な集計結果を反映
させることができる。また、各操作者毎に指定されたフ
ァンクションの指定回数をカウントすることができるた
め、各操作者毎に必要な画面を優先させて自動表示させ
ることができる。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2記載の発明の構成に加えて、前記集計手段の集計結
果に基づいて、前記表示手段の表示形態を制御する制御
手段を有することを特徴とする。これにより、集計結果
に基づいて、表示形態を制御できるため、キーボード操
作を簡易化することができる。
【0008】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明の構成に加えて、前記制御手段が、前記グループ毎に
集計数の多いファンクションの項目順に前記表示形態を
並び変えることを特徴とする。これにより、集計数の多
いファンクションの項目順に並び変えることができるた
め、操作者のキーボード操作をより簡易化することがで
きる。
【0009】請求項5記載の発明は、請求項3又は請求
項4記載の発明の構成に加えて、前記制御手段が、前記
操作者が前記キー操作により前記グループを指定する
と、前記グループ内のファンクションの項目のうち最も
集計数の多いファンクションの項目の前記データを自動
的に表示させるように制御することを特徴とする。これ
により、グループを指定するだけで、最も集計数の多い
ファンクションのデータを自動的に表示することができ
るため、より一層キーボード操作を簡易化することがで
きる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図面に基づ
いて説明する。以下、糸巻取機の代表例として自動ワイ
ンダをとりあげて説明する。図1に示すように、精紡機
で生産された給糸ボビンを所定形状の巻取パッケージに
巻直すものであり、その機台上には、多数の糸巻取ユニ
ットUが列設されている。この糸巻取ユニット群の両端
には、メインコントローラMCと給糸ボビン自動供給装
置CBFとが配設されている。各糸巻取ユニットUは、
単錘運動が可能であり、メインコントローラMCで各糸
巻取ユニットU又は複数の糸巻取ユニットUが群として
管理されるようになっている。
【0011】次に、一つの糸巻取ユニットUの機器配置
を説明する。糸巻取ユニットUは、図2に示すように、
給糸ボビン1と、バルーンブレーカ2と、テンサ3と、
糸の欠点を取り除くクリアリング装置4・9と、巻取ド
ラム5と、巻取パッケージ6とを有しており、給糸ボビ
ン1から解舒引き出された糸Yは、バルーンブレーカ
2、テンサ3を通り、クリアリング装置4・9により糸
欠点を取り除かれつつ、巻取ドラム5により回転する巻
取パッケージ6に巻き取られるようになっている。尚、
1個の巻取パッケージ6を得るのに通常数本〜数十本の
給糸ボビン1が使われる。
【0012】上記のクリアリング装置4・9は、糸欠点
を検出するスラブキャッチャー4と、糸を切断するヤー
ンカッター9と、クリアリング制御装置4aと、を有し
ている。そして、上記の糸Yがスラブキャッチャー4を
通過すると、糸の太さの変動が検出され、その変動が電
気信号に変換され、クリアリング制御装置4aに入力さ
れるようになっている。また、クリアリング制御装置4
aは、電気信号を予め格納された基準値と比較演算する
ことにより、許容範囲を越える場合には、糸欠点が通過
したものと判断するようになっている。また、クリアリ
ング制御装置4aには、ヤーンカッター9が信号線10
を介して接続されているため、クリアリング制御装置4
aは、糸欠点が通過したと判断すると、ヤーンカッター
9に直ちに糸切断指令信号を送信するようになってい
る。また、クリアリング制御装置4aによる糸欠点検出
信号は、信号線7を介して巻取制御装置8に送信され
る。
【0013】また、ヤーンカッター9により糸が切断さ
れると、スラブキャッチャー4は、糸の太さを検知でき
なくるため、糸走行信号11がオフになり、巻取制御装
置8は、糸が切断されたことを検知するようになってい
る。そして、巻取制御装置8は、巻取ドラム駆動モータ
12に停止指令信号を出力し、巻取ドラム5の回転を停
止させるようになっている。
【0014】このように、糸巻取機は、クリアリング装
置4・9により、糸欠点を取り除くが、その後、続いて
糸継装置13により、糸継ぎを行うようになっている。
この糸継ぎ装置13は、巻取制御装置8に接続されてお
り、巻取制御装置8から糸継ぎ開始信号が入力される
と、糸継ぎを開始するようになっている。また、テンサ
3等で糸切れが発生した場合も同様に糸継ぎが行われ
る。
【0015】また、糸巻取ユニットUは巻取位置Aの給
糸ボビン1の外に待機位置B1,B2に2本の予備の給
糸ボビン1を有している。巻取位置Aの給糸ボビン1が
空になると、糸が切断された時と同様に糸走行信号11
がオフになるため、糸継ぎが行われるようになってい
る。尚、機械式又は光学式のヤーンフィラー23は、信
号線24を介して巻取制御装置8に接続されており、下
糸を検出するようになっている。ヤーンフィラー23が
下糸を検出できない場合には、下糸走行信号がオフにな
り、巻取制御装置8は、図示されない給糸ボビンチェン
ジャーに給糸ボビンチェンジ信号を出力するようになっ
ている。給糸ボビンチェンジ信号が入力されると、給糸
ボビンチェンジャーは、巻取位置Aにある空ボビン1’
を排出し、代わりに待機位置B1にある給糸ボビン1を
搬入するようになっている。そして、上記の糸継ぎ装置
13は、糸端を吸う中継パイプ16により糸端Yが下糸
として吹き上げられと、糸継ぎを行うようになってい
る。
【0016】次に、糸継ぎの概略手順を説明する。巻取
パッケージ6側の上糸の端は、糸端を吸うサクションマ
ウス15により口出され、ヤーンフィラー23側の下糸
の端は、中継パイプ16により口出されるようになって
いる。サクションマウス15は、軸15aを中心として
巻取ドラム5と巻取パッケージ6の転接部まで旋回する
ようになっている。また、同時に巻取ドラム5は、図示
されない逆転ローラで逆転するようになっており、上糸
の口出しを行うようになっている。即ち、巻取機は、巻
取ドラム5の逆転により上糸の口出しを行い、サクショ
ンマウス15により口出された上糸を吸うようになって
いる。
【0017】また、中継パイプ16は、軸16aを中心
としてヤーンフィラー23の上まで旋回し、下糸を吸う
ことにより下糸の口出しを行うようになっている。そし
て、サクションマウス15と中継パイプ16とが口出し
した状態のまま、順次実線の位置まで旋回し、上糸と下
糸をスラブキャッチャー4と糸継ぎ装置13とに入れる
ようになっている。そして、糸継ぎ装置13での糸継ぎ
が終わった後に、巻取機は、図示されない逆転ローラで
巻取ドラム5を更に逆転させ、継ぎ目をスラブキャッチ
ャー4まで落として継ぎ目における糸欠点の有無もチェ
ックできるようになっている。
【0018】次に、巻取ドラム5の回転機構を説明す
る。まず、駆動モータ12は、巻取ドラム5に駆動力を
伝達するようになっており、インバータ18及び信号線
20を介して巻取制御装置8に接続されている。このイ
ンバータ18は、駆動モータ12の回転速度を制御する
ようになっており、巻取制御装置8から信号線20を介
して出力される制御信号によって駆動モータ12の回転
速度を設定するようになっている。即ち、糸巻取ユニッ
トの巻取状況から最も適した回転速度に駆動モータ12
を制御するようになっている。
【0019】また、糸巻取ユニットUには、上記の巻取
ドラム5の回転数から巻き取られた糸長を計算する定長
機構(図示せず)が設けられており、この定長機構は、
パルス発生装置14を有している。このパルス発生装置
14は、例えば、巻取ドラム5の端面の一部に固着され
たマグネットと近接センサとからなり、巻取ドラム5の
回転を検出するようになっている。
【0020】各糸巻取ユニットUは、信号線22・22
aを介してメインコントローラMCに接続されており、
メインコントローラMCは、上記のように、各糸巻取ユ
ニットU又は複数の糸巻取ユニットU毎に管理するよう
になっている。メインコントローラMCは、各糸巻取ユ
ニットUに共通した制御としては、例えば、処理される
糸種に応じた基本糸速の設定、或いはリボンブレーカ用
の巻取速度の増減等を信号線22・22aを介して制御
するようになっている。また、必要な運転データがこれ
ら信号線22・22aを介してメインコントローラMC
に送信される。このように多数の糸巻取ユニットUに関
する運転データは、一つの糸巻取ユニット(錘単位)、
特定数の糸巻取ユニットからなるグループ単位、又は機
台にある全部の糸巻取ユニット毎にまとめられる。運転
データには、例えば生産データ、運転データ、品質デー
タ、メンテナンスデータ、作業者の評価データ等があ
る。これらのデータは多数の項目からなるファンクショ
ン別に分類して図3のRAM47に記憶される。そし
て、操作者が前記ファンクションの項目をキー操作(図
3のキーボード)により指定することにより、前記項目
に関する前記データを図3の液晶表示パネル33に表示
する。例えば図4がその表示例であり、ファンクション
選択画面(ホームメニュー)が表示される。
【0021】つぎに本発明の要部を図3により説明す
る。図3に示すように、上記のメインコントローラMC
は、上記の糸巻取機等の繊維機械の制御装置であり、表
示手段・出力手段を構成する液晶表示パネル33と、集
計手段を構成するRAM47と、集計手段・制御手段を
構成するCPU45及びPROM46、識別手段を構成
する外部挿入口40とを有している。また、上記のメイ
ンコントローラMCは、その他出力手段を構成するプリ
ンター34と、キーボード32と、各種インターフェー
ス48・50・51・52とを有しており、操作者の指
定したファンクションの項目を集計して出力できるよう
になっている。
【0022】上記のCPU45には、PROM46、R
AM47、各巻取ユニットU、プリンター34、キーボ
ード32、液晶表示パネル33、外部挿入口40とが接
続されており、後述するファンクションNo. カウントル
ーチン、集計カウンター表示サブルーチンが実行される
ようになっている。このファンクションNo. カウントル
ーチン及び集計カウンター表示サブルーチンは、PRO
M46に格納されている。
【0023】上記のRAM47には、各ファンクション
毎にカウント値記憶領域47aが設けられており、カウ
ント値が格納されるようになっている。このカウント値
記憶領域47aには、ファンクションが指定される毎
に、カウント値が、+1ずつ順次加算されるようになっ
ている。また、RAM47には、ファンクション表示形
態記憶領域47bが設けられており、上記のカウント値
に基づいて変更された表示形態が格納されるようになっ
ている。
【0024】上記の各巻取ユニットUは、シリアル通信
インターフェース48を介して接続されており、種々の
通信が可能になっている。また、シリアル通信インター
フェース52によってオペレータ室の図示されない中央
制御装置とも通信可能になっている。さらに、プリンタ
ー34は、プリンタインターフェース50を介して接続
されており、データの印字や表示ができるようになって
いる。また、キーボード32は、キーボードインターフ
ェース56を介して接続されており、キーボード32で
の入力が可能になっている。
【0025】上記の液晶表示パネル33は、LCDイン
ターフェース51を介して接続されており、液晶表示パ
ネル33にファンクションの項目が表示されるようにな
っている。即ち、液晶表示パネル33には、図4に示す
ように、ホームメニュー画面が表示されるようになって
いる。このホームメニューは、4つの大分類と9つの小
分類とに分けられており、全部で36分類(36個のフ
ァンクションの項目)から構成されている。そして、操
作者がファンクションナンバーを選択すると、各ファン
クションのデータ等が表示されるようになっている。具
体的には、F23(大分類NO.2で小分類NO.3)
は、生産レポートを表示する項目SPであり、生産量を
一括表示するものである。
【0026】また、特定操作者、例えば、サービス員
(スーパーバイザー)が特定操作をした場合には、液晶
表示パネル33は、ホームメニュー等の通常の表示画面
から切り換わり、図5に示すように、各操作者毎にファ
ンクションNo. の集計内容を表示するようになってい
る。この集計内容は、各操作者毎に指定頻度の高いもの
から順に表示されるようになっている。また、各操作者
及び各順位毎に指定回数(カウント値)を表示するよう
になっていてもよい。その場合、指定回数は、ファンク
ションNo. の横に表示される。尚、特定操作とは、原則
的に、本繊維機械の制御装置のユーザーには公開しない
キー操作である。具体的には、本繊維機械の制御装置が
特定操作者のIDを認識すると、集計内容を表示するか
否か入力要求を表示するようになっている。
【0027】上記の外部挿入口40は、集計手段を構成
するメモリーカード41を差し込み可能になっている。
このメモリーカード41は、内部に集積回路による記憶
素子と電源とが内蔵されており、ランダムアクセスメモ
リとして働く名刺サイズのものである。また、メモリー
カード41には、操作者のIDと、その操作者のIDに
関する専用のファンクション表示形態(操作者のIDに
関する過去の最多アクセスファンクションNo. )と、各
ファンクション毎のカウント値とが記憶されている。こ
れにより、外部挿入口40にメモリーカード41を差し
込むと、メモリーカード41から操作者のIDと、その
操作者に応じた専用のファンクション表示形態と、各フ
ァンクション毎のカウント値とが読み出され、液晶表示
パネル33にその操作者に関する過去の最多アクセスフ
ァンクション画面のトップ画面が表示されるようになっ
ている。そして、操作者がキーボード32の操作により
オペレーションを開始(ファンクションを選択)する
と、各ファンクション毎にカウント値記憶領域41aに
カウント値が格納されると共に、ファンクション表示形
態記憶領域41bに上記のカウント値に基づいて変更さ
れた表示形態が格納されるようになっている。
【0028】上記の構成において、繊維機械の制御装置
の動作を図面に基づいて説明する。図6に示すように、
メインコントローラMCは、液晶表示パネル33に操作
者のIDの入力要求を表示し(S1)、操作者がIDを
入力するまで待機する(S2)。操作者がメモリーカー
ド41を外部挿入口40に差し込むことによって、メイ
ンコントローラMCは操作者のIDを認識する。そし
て、操作者のIDが顧客であると認識した場合には(S
3,YES)、操作者のIDに関する過去の最多アクセ
スファンクションNo. が算出される(S4)。即ち、メ
モリーカード41から過去の最多アクセスファンクショ
ンNo. が読み出される。尚、カウント値が同数である場
合(最多アクセスファンクションNo. が複数存在する場
合)には、最近アクセスされたファンクションNo. が読
み出される。
【0029】次に、最多アクセスファンクション画面と
共に確認要求が液晶表示パネル33に表示される(S
6)。操作者がキーボード32により確認キーを入力す
ると(S7,YES)、液晶表示パネル33から確認要
求の表示が消える(S9)。確認要求の表示が消える
と、当該ファンクション画面のトップ画面が液晶表示パ
ネル33に表示される(S9)。そして、当該ファンク
ションNo. のカウント値に+1加算される(S10)。
加算されると、新たなカウント値が、メモリーカード4
1及びRAM47に設けられたカウント値記憶領域41
a・47aに格納される(S11)。
【0030】次に、新たなカウント値が格納されると、
操作者のIDに関する専用のファンクション表示形態に
変更される(S12)。即ち、各ファンクションのカウ
ント値が読み出され、大分類毎に各ファンクションのカ
ウント値が大きい順に並び変えられる。例えば、図4
(a)に示すように、大分類NO.2は、初めに0.F
OA、1.FGOA、2.FSP、・・・・の順に並べ
られているが、図4(b)に示すように、0.FGO
A、1.FSP、2.FOA・・・・のように各ファン
クションの項目が並び変えられる。各ファンクションの
項目が並び変えられると、新たなファンクション表示形
態がメモリーカード41及びRAM47に設けられたフ
ァンクション表示形態記憶領域41b・47bに格納さ
れる(S13)。このように、ファンクション表示形態
が格納されると、ファンクションNo.カウントルーチン
が終了する(エンド)。尚、説明の便宜上、図4を用い
てファンクション表示形態の変更を説明したが、現段階
では、液晶表示パネル33にファンクション選択画面
(ホームメニュー)は表示されておらず、ファンクショ
ン画面のトップ画面が表示されている。
【0031】一方、S7において、操作者がキーボード
32により取消キーを押すと(S7,NO)、次多アク
セスファンクションNo. が算出される(S14)。即
ち、メモリーカード41から過去の次多アクセスファン
クションNo. が読み出される。尚、S4の場合と同様に
次多アクセスファンクションNo. が複数存在する場合に
は、最近アクセスされたファンクションNo. が読み出さ
れる。次に、最多アクセスファンクション画面が切り換
わり、次多アクセスファンクション画面と共に確認要求
が液晶表示パネル33に表示される(S15)。操作者
がキーボード32により確認キーを入力すると(S1
6,YES)、S8へ移行し、S8からS13まで上記
と同様に処理される。
【0032】一方、S16において、操作者がキーボー
ド32により取消キーを押すと(S16,NO)、ファ
ンクション選択画面(ホームメニュー)が液晶表示パネ
ル33に表示される(S17)。そして、操作者がファ
ンクションNo. を入力(指定)するまで待機する(S1
8,NO)。一方、操作者がファンクションNo. を入力
(指定)すると(S18,YES)、指定されたファン
クション画面のトップ画面が表示され(S9)、ファン
クションNo. のカウント値に+1加算される(S1
0)。そして、S11からS13まで上記と同様に処理
され、ファンクションNo. カウントルーチンが終了する
(エンド)。
【0033】次に、操作者がキーボード32を操作する
ことによりオペレーションを開始すると、液晶パネルに
は順次、操作者の操作に従ってファンクションデータが
表示される。そして、操作者がキーボード32操作する
ことにより液晶表示パネル33をファンクション選択画
面(ホームメニュー)に戻し、再び、所望のファンクシ
ョンNo. を選択すると、そのままオペレーションを継続
できる。ここで、操作者が液晶表示パネル33をファン
クション選択画面(ホームメニュー)に戻すと、ファン
クション選択画面は、図4(b)に示すように、S13
で格納された新たなファンクション表示形態で表示され
る。そして、再び、所望のファンクションNo. を選択す
ると、上記のS10からS13の場合と同様に処理され
る。
【0034】一方、S3において、操作者のIDがサー
ビス員(スーパーバイザー)であると認識した場合には
(S3,NO)、集計カウンター表示サブルーチンが実
行される(S5)。集計カウンター表示サブルーチンが
実行されると、図7に示すように、液晶表示パネル33
に集計カウンター画面表示の入力要求が表示される(S
19)。サービス員が集計カウンターの画面表示の入力
を行うと(S19,YES)、ファンクション選択画面
(ホームメニュー)等の通常の表示画面が切り換わり、
液晶表示パネル33に集計カウンターの画面が表示され
る(S20)。即ち、カウンタ値記憶領域41aに格納
されたカウント値の集計内容が表示されて、集計カウン
ター表示サブルーチンが終了する(エンド)。ここで、
必要であれば、サービス員がキーボード32を操作する
こにより集計内容がプリンター34から出力される。
【0035】一方、S19において、サービス員が集計
カウンターの表示を希望せず、通常のオペレーションを
行う場合には(S19,NO)、S4へ移行する(リタ
ーン)。そして、S4からS18まで上記の場合と同様
に処理される。
【0036】尚、メインコントローラMCは、操作者の
IDを認識できればよいので、操作者のIDを認識する
方法として、上記のように、メモリーカード41を使用
する場合に限らない。従って、例えば、操作者がキーボ
ード32によりIDを入力しても良い。その場合、RA
M47から最多アクセスファンクションNo. 及びファン
クション表示形態が読み出される。
【0037】尚、以上の実施形態の説明では、繊維機械
として自動ワインダの場合を説明したが、撚糸機、紡績
機、延伸仮撚機等のように多数の繊維加工ユニットを列
設し、各繊維加工ユニットの運転状況のデータが取得で
きる繊維機械であれば本発明が適用できる。しかし、自
動ワインダのように各糸巻取ユニットが単独駆動され、
各糸巻取ユニットからのデータの種類が豊富な場合に本
発明が有効になる。
【0038】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、複数の糸巻取ユ
ニットの運転に関するデータを複数のファンクションか
らなる項目に分類して記憶し、操作者が前記ファンクシ
ョンの項目をキー操作により指定することにより、前記
ファンクションの項目に関する前記データを表示する繊
維機械の制御装置であって、前記複数のファンクション
の項目をグループ毎に分類して表示する表示手段と、前
記キー操作により前記ファンクションの項目を指定した
回数を前記ファンクションの項目別に集計して記憶する
集計手段と、前記集計手段に基づいて、集計結果を出力
する出力手段とを有する構成である。これにより、機械
を提供するメーカー側が、顧客の繊維機械の利用実態を
的確に把握することができるため、製品に集計結果を反
映させることができるという効果を奏する。また、通
常、操作者が操作する内容は、ある程度の規則性を持っ
ているため、指定されたファンクション毎に指定回数を
カウントすれば、必要な画面を優先させて自動表示させ
ることができるという効果を奏する。
【0039】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の構成に加えて、前記集計手段が、前記操作者を識別
する識別手段を有し、識別手段により識別された操作者
が指定する前記項目を前記操作者毎に集計して記憶する
構成である。これにより、機械を提供するメーカー側
が、各顧客毎の繊維機械の利用実態を一層的確に把握す
ることができるため、製品に詳細な集計結果を反映させ
ることができるという効果を奏する。また、各操作者毎
に指定されたファンクションの指定回数をカウントする
ことができるため、各操作者毎に必要な画面を優先させ
て自動表示させることができるという効果を奏する。
【0040】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2記載の発明の構成に加えて、前記集計手段の集計結
果に基づいて、前記表示手段の表示形態を制御する制御
手段を有する構成である。これにより、集計結果に基づ
いて、表示形態を制御できるため、キーボード操作を簡
易化することができるという効果を奏する。
【0041】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明の構成に加えて、前記制御手段が、前記グループ毎に
集計数の多いファンクションの項目順に前記表示形態を
並び変える構成である。これにより、集計数の多いファ
ンクションの項目順に並び変えることができるため、操
作者のキーボード操作をより簡易化することができると
いう効果を奏する。
【0042】請求項5記載の発明は、請求項3又は請求
項4記載の発明の構成に加えて、前記制御手段が、前記
操作者が前記キー操作により前記グループを指定する
と、前記グループ内のファンクションの項目のうち最も
集計数の多いファンクションの項目の前記データを自動
的に表示させるように制御する構成である。これによ
り、グループを指定するだけで、最も集計数の多いファ
ンクションのデータを自動的に表示することができるた
め、より一層キーボード操作を簡易化することができる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】糸巻取機(自動ワインダ)の斜視図である。
【図2】糸巻取ユニットを説明する図である。
【図3】メインコントローラのブロック図である。
【図4】液晶表示パネルに表示されたホームメニュー画
面を説明する図である。
【図5】液晶表示パネルに表示された集計内容を説明す
る図である。
【図6】ファンクションNo. カウントルーチンを説明す
るフローチャートである。
【図7】集計カウンター表示サブルーチンを説明するフ
ローチャートである。
【符号の説明】
32 キーボード 33 液晶表示パネル(出力手段・表示手段) 40 外部挿入口(識別手段) 41 メモリーカード(識別手段・集計手段) 45 CPU(集計手段・制御手段) 46 PROM(集計手段・制御手段) 47 RAM(識別手段・集計手段) MC メインコントローラ U 糸巻取ユニット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の糸巻取ユニットの運転に関するデ
    ータを複数のファンクションからなる項目に分類して記
    憶し、操作者が前記ファンクションの項目をキー操作に
    より指定することにより、前記ファンクションの項目に
    関する前記データを表示する繊維機械の制御装置であっ
    て、 前記複数のファンクションの項目をグループ毎に分類し
    て表示する表示手段と、 前記キー操作により前記ファンクションの項目を指定し
    た回数を前記ファンクションの項目別に集計して記憶す
    る集計手段と、 前記集計手段に基づいて、集計結果を出力する出力手段
    とを有することを特徴とする繊維機械の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記集計手段は、前記操作者を識別する
    識別手段を有し、識別手段により識別された操作者が指
    定する前記項目を前記操作者毎に集計して記憶すること
    を特徴とする請求項1記載の繊維機械の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記集計手段の集計結果に基づいて、前
    記表示手段の表示形態を制御する制御手段を有すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の繊維機械の制
    御装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記グループ毎に集計
    数の多いファンクションの項目順に前記表示形態を並び
    変えることを特徴とする請求項3記載の繊維機械の制御
    装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記操作者が前記キー
    操作により前記グループを指定すると、前記グループ内
    のファンクションの項目のうち最も集計数の多いファン
    クションの項目の前記データを自動的に表示させるよう
    に制御することを特徴とする請求項3又は請求項4記載
    の繊維機械の制御装置。
JP26365397A 1997-09-29 1997-09-29 繊維機械の制御装置 Pending JPH11107076A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016133900A (ja) * 2015-01-16 2016-07-25 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 アプリケーション操作支援装置及びアプリケーション操作支援プログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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