JPH11106930A - プラズマcvd装置 - Google Patents

プラズマcvd装置

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JPH11106930A
JPH11106930A JP27238597A JP27238597A JPH11106930A JP H11106930 A JPH11106930 A JP H11106930A JP 27238597 A JP27238597 A JP 27238597A JP 27238597 A JP27238597 A JP 27238597A JP H11106930 A JPH11106930 A JP H11106930A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lower electrode
gas
substrate
processing chamber
electrode
Prior art date
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Pending
Application number
JP27238597A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Nogami
孝志 野上
Toshimitsu Miyata
敏光 宮田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kokusai Electric Corp filed Critical Kokusai Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中央部からではなく、処理室の周辺部から排
気される場合であっても、ガス流を均一化して、複数の
基板間で均一に成膜できるようにする。 【解決手段】 プラズマCVD装置は、処理室1内に反
応ガスを導入し、上電極2と下電極3間に高周波電力を
供給してプラズマを発生させて複数枚の基板Wに同時に
成膜処理を行う。下電極支持軸17が処理室底部の中央
を貫通しているため、処理室1内の排気は周辺部から行
われる。上電極2に対する下電極3の間隔を変更できる
ように下電極3を昇降可能に設ける。また、ガス流を均
一化するために下電極3を水平面内で回転可能に設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプラズマCVD装置
に係り、特に複数枚の基板を同時処理する場合に各基板
に対するガス流の均一化を図るのに好適なものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図3は、2枚の基板を同時処理する従来
のプラズマCVD装置の概略図であり、(a) は処理室の
概略縦断面図、(b) は処理室の概略横断面図である。処
理室1内には固定された上電極2と、昇降可能な下電極
3とが設置されている。下電極3は長円形をしており、
ヒータ13により基板Wを350°〜400°に加熱す
るようになっている。この上電極2と下電極3との間に
高周波電源10から13.56MHz、600〜100
0Wの電力をマッチングユニット11を介して印加しプ
ラズマ放電を発生させ、それに反応ガス(プロセスガ
ス)を加えて下電極3上に装着した基板W上に成膜させ
る。基板受渡し機構8は基板Wの受け渡しに使用する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上述した従来の
装置では、ガス導入管4、排気口5の形状および位置、
ならびに処理室1、下電極3などの形状により処理室1
内のガス流が不均一となり、基板W間の膜厚のばらつき
の大きな原因となっている。特に、前記排気口5は、処
理室1中央底部に昇降機構9により昇降する下電極支持
軸7が設けらているため、処理室1の周辺部にしか設け
られない。したがって、ガスの流れに偏りが生じ、上電
極2と下電極3間に発生するプラズマの密度にも不均一
さが生じ、各基板Wへのプラズマ処理が不均一になる。
このことは、枚葉処理の場合についても言えるが、特に
同時処理する基板の枚数が増えていくと、大きな問題と
なる。
【0004】本発明の課題は、上述した従来技術の問題
点を解消して、ガス流を均一化して、基板に均一に成膜
できるようにしたプラズマCVD装置を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、前記課題
を達成すべく検討した結果、従来技術では下電極に装着
した基板は昇降機構により成膜に最適なギャップHまで
平行移動したあとは、成膜中、固定したままである点に
着目し、下電極を回転させることによって、ガス流の均
一性を向上できることを見出し、本発明に到達した。
【0006】すなわち、本発明は、処理室内に反応ガス
を導入し、上電極と下電極間に高周波電力を供給してプ
ラズマを発生させて基板に成膜処理を行うプラズマCV
D装置において、前記処理室内に導入した反応ガスの前
記基板上の流れを均一化するために前記下電極を水平面
内で回転可能に設けたものである。下電極を水平面内で
回転すると、導入ガスの流れに偏りが生じず、上電極と
下電極間に発生するプラズマ密度の均一化が保たれる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を用い
て説明する。図1は5枚の基板を同時処理するプラズマ
CVD装置を示し、(a) は概略縦断面図、(b) は横断面
図である。
【0008】処理室1の上部に上電極(カソード)2が
固定され、ガス導入管4より上電極2に導入された反応
ガスを上電極2の下面に取り付けたシャワープレート1
5から後述するプラズマ処理空間16に供給できるよう
になっている。
【0009】処理室1の下部に下電極(アノード)3が
昇降可能、かつ回転可能に設けられる。下電極3は円形
で、これには基板載置台(図示略)を介して複数枚の基
板Wが装着される。下電極3は、処理室1の底部中央を
上下に貫通する下電極支持軸17の上部に固着される。
処理室1の底部に昇降機構9を設け、その昇降機構9に
より昇降する昇降板18に、支持軸17の下部を回転自
在に軸支し、昇降板18を昇降させることにより電極
2、3間の間隔を変更できるようになっている。昇降機
構9としては例えばモータ22、モータ22により回転
するスクリューロッド21、スクリューロッド21に螺
着されて昇降する昇降板18とで構成することができ
る。
【0010】さらに前記昇降板18に回転機構25を設
け、この回転機構25により支持軸17を回転させて下
電極3を水平面内で回転できるようになっている。回転
機構25としては例えばモータ19、モータ19の回転
を支持軸17に伝達する伝達装置20とで構成すること
ができる。
【0011】前記下電極3には、下電極3に装填される
複数枚の基板Wを加熱するためのアノードヒータ13が
埋設され、そのヒータ線14が支持軸17を通して外部
電源(AC200V)に接続されている。したがって、
ヒータ線14のもつれや切断を防止するために、支持軸
17すなわち下電極3の回転は0〜360°の範囲まで
とし、それ以上の角度の回転はできないようにしてあ
る。
【0012】処理室1の底部の周辺部に排気口5が開け
られ、この排気口5に排気管6が接続されて、処理室1
内の排気を周辺部からを行うようになっている。なお、
図1中、12は基板搬入搬出用の開口部を示す。
【0013】前記シャワープレート15、処理室1の側
壁1a、下電極3により囲繞される空間でプラズマ処理
空間16が形成され、ガス導入管4よりシャワープレー
ト15を介してプラズマ処理空間16に反応ガスを供給
しつつ上電極2、下電極3間に高周波電源10によりマ
ッチングユニット11を介して高周波電力を印加するこ
とでシャワープレート15の下方にプラズマを発生さ
せ、基板Wを処理する。
【0014】さて上記のような構成において、昇降機構
9により下電極3を処理室1の底部に近い下方のホーム
位置まで下げて置く。基板搬入搬出用の開口部12から
挿入されてきた複数枚の基板Wを、基板受渡し機構8に
より下電極3上に装着する。
【0015】基板Wを装着した下電極3を、昇降機構9
を用いて上電極2に対する下電極3のギャップHが適切
になるまで上昇させる。また、回転機構25を用いて0
°〜360°あるいは0°〜360°〜0°というよう
に下電極3を反復回転させて、複数枚の基板Wに対して
ガス対流特性を均一化する。このように下電極3を連続
回転ではなく、繰返し運動ないし反復回転させるのは、
前述したように、支持軸17に200V数kWのヒータ
線14があるため、連続回転ができないからである。
【0016】このように下電極3を反復回転させている
状態で、ガス導入管4から反応ガスを処理室1のプラズ
マ処理空間16に供給する。上電極2、下電極3間に高
周波電源10により高周波電力を印加することでシャワ
ープレート15の下方にプラズマを発生させ、複数の基
板Wに同時に成膜する。
【0017】成膜は例えばつぎの条件で行う。
【0018】 膜種 プラズマTEOS酸化膜 ガス種 TEOS+O2 TEOS流量(sccm) 100〜150 O2 流量(sccm) 1000〜2000 He流量(sccm) 1000〜2000 電極間隔(mm) 7〜9 温度(℃) 350〜400 圧力(Torr) 4〜10 RFパワー(13.56MHz)(W) 600〜1000 実施形態によれば、電極2、3間の間隔を最適に設定す
るとともに、下電極3を回転させて各基板Wが受けるガ
ス流を1成膜サイクルあたり、同一条件にできるように
したことにより、各基板W間の膜厚のバラツキ、さらに
は同一基板W内での膜厚のバラツキを大幅に改善でき
る。
【0019】なお、実施の形態では基板を5枚同時に処
理する場合について説明したが、図2に示すように、基
板を2枚(図2(a) )、3枚(図2(b) )、4枚(図2
(c))あるいは6枚以上同時に処理する場合にも適用で
きる。
【0020】下電極3を昇降可能とする駆動源、および
下電極3を水平面内で回転可能とする駆動源として実施
の形態では、ともにモータとしたが、これに限定されな
い。また、支持軸内にヒータ線があるため下電極の回転
範囲が制約されているが、スリップリングを使用してヒ
ータ線を外部電源と接点接触させるようにすれば、同一
方向に連続回転させることもできる。
【0021】なお、図3に示す従来の2枚同時処理装置
では、下電極の長円形状に合わせて処理室も断面長円形
にしてあるため、そのままでは下電極を回転させること
はできない。したがって、本発明を適用するには、少な
くとも処理室の内部形状を、長円形の下電極の回転を許
容できる形状に変更する必要がある。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、電極間の間隔を最適に
設定するとともに、下電極を回転させて基板が受けるガ
ス流を同一条件にできるようにしたので、基板の膜厚の
バラツキを大幅に改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態におけるプラズマCVD装置の概略
構成図を示し、(a) は縦断面図、(b) は横断面図。
【図2】実施の形態における同時処理枚数の説明図を示
し、(a) は2枚葉、(b) は3枚葉、(c) は4枚葉を示
す。
【図3】従来例のプラズマCVD装置の概略構成図を示
し、(a) は縦断面図、(b) は横断面図。
【符号の説明】
1 処理室 2 上電極 3 下電極 9 昇降機構 25 回転機構 W 基板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】処理室内に反応ガスを導入し、上電極と下
    電極間に高周波電力を供給してプラズマを発生させて基
    板に成膜処理を行うプラズマCVD装置において、 前記処理室内に導入した反応ガスの前記基板上の流れを
    均一化するために前記下電極を水平面内で回転可能に設
    けたプラズマCVD装置。
JP27238597A 1997-10-06 1997-10-06 プラズマcvd装置 Pending JPH11106930A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010021309A (ja) * 2008-07-10 2010-01-28 Stanley Electric Co Ltd 積層素子の製造方法および成膜装置
WO2010038734A1 (ja) * 2008-09-30 2010-04-08 東京エレクトロン株式会社 成膜装置

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A02 Decision of refusal

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Effective date: 20040608