JPH05267277A - プラズマcvd装置 - Google Patents

プラズマcvd装置

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Publication number
JPH05267277A
JPH05267277A JP9588992A JP9588992A JPH05267277A JP H05267277 A JPH05267277 A JP H05267277A JP 9588992 A JP9588992 A JP 9588992A JP 9588992 A JP9588992 A JP 9588992A JP H05267277 A JPH05267277 A JP H05267277A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
susceptor
shaft
plate
plasma cvd
heater
Prior art date
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Pending
Application number
JP9588992A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Hikima
仁 引間
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Hitachi High Tech Corp
Original Assignee
Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Electronics Engineering Co Ltd filed Critical Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 接地基板電極を構成するアルミ製均熱板22
を上面に有し、これを加熱するためのヒータ21を有す
る昇降可能なサセプタ20と、このサセプタ20上の接
地基板電極に対峙する、多数の貫通孔を有するアルミニ
ウム製シャワー電極41を備えた高周波電極とを有する
チャンバー10を有するプラズマCVD装置1におい
て、前記サセプタ20を昇降可能にする軸23がサセプ
タ20を貫通しており、前記均熱板22は軸23の上部
に螺着24されており、サセプタ20下面には押え板2
7が配設されていて、これが軸23に螺合されているこ
とを特徴とするプラズマCVD装置。 【効果】 軸に螺合された押え板を上昇させることでヒ
ータベース及びヒータ押えと均熱板とを十分に接触させ
られるので、正常な放電が発生、持続でき、生成された
膜表面に異常模様が発生することはなくなり、スループ
ットが向上する。また、均熱板までの熱損失が抑制され
るので、ヒータの熱効率も向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプラズマCVD装置に関
する。更に詳細には、ウエハ面上に成膜されたCVD膜
表面に異常模様が発生しないプラズマCVD装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体ICの製造においては、ウエハの
表面に酸化シリコンなどの薄膜を形成する工程がある。
薄膜の形成方法には化学的気相成長法(CVD)が用い
られており、CVD法は大別すると、常圧法、減圧法お
よびプラズマ法の3種類がある。最近の超LSIにおい
ては高集積化に対応して高品質で高精度な薄膜が要求さ
れ、従来の常圧、または減圧CVD法では対応が困難と
なり、プラズマCVD法が注目されている。
【0003】このプラズマCVD法は真空中において反
応ガスをグロー放電させてプラズマ化して反応に必要な
エネルギーを得るもので、ステップカバレージ(まわり
込み、またはパターン段差部の被覆性)が良好で、また
膜質が強くて耐湿性が優れているなどの特長があり、さ
らに成膜速度(デポレート)が減圧法に比べて極めて速
い点が有利である。
【0004】従来から使用されているプラズマCVD装
置の一例を図1に示す。図において、チャンバー(反応
炉)10は気密とされ、そのベース101 にヒーター21と均
熱板22とよりなるサセプタ20を設け、これを接地電極と
する。チャンバーの蓋板102に金属製のノズル部(高周
波電極)30を固定し、その下部にアルミニウム製の円盤
状のシャワー電極40を絶縁リング103 により支持する。
シャワー電極に対して高周波電圧を印加する高周波電源
7が設けられる。反応処理においては、チャンバー10の
側面に設けられた搬入/搬出路50のゲート51を開き、キ
ャリッジ52によりウエハ6を搬入して均熱板22に載置す
る。ゲートを閉じてチャンバー内部を真空とした後、ヒ
ーター21により均熱板が加熱され、これに載置された
ウエハが所定の温度となると、インレット31,32 より所
定の反応ガスおよびキャリヤーガスが吸入されてノズル
部30の内部で混合され、シャワー電極の噴射孔41より噴
射される。ここで、シャワー電極に高周波電圧が印加さ
れるとグロー放電により反応ガスがプラズマ化し、反応
による生成物がウエハの表面に蒸着して薄膜が形成され
る。反応後のガスは矢印の経路を通って排気口104 より
外部に排出される。
【0005】図1に示されるように、サセプタ20内を
軸23が貫通している。均熱板22はネジ24により軸
の上面に螺着され、固定されている。ヒータ21はヒー
タ押え25とヒータベース26とにより狭持されてい
る。ヒータベースの下面(すなわち、サセプタ下面)に
は押え板27が配設されている。軸23はベース101
の外側で昇降機構28に接続されており、この昇降機構
によりサセプタ20は上下され、結果的に、均熱板22
とシャワー電極40との間隔が調節される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の押え板27の平
面図を図2に示す。従来の押え板はすり割の入ったリン
グ状であり、リング中央部には軸23が通され、すり割
の端部をネジ29で締めることによりヒータベース26
を支持していた。
【0007】しかし、このような押え板27を使用して
プラズマCVD膜の成膜処理を行うと、ウエハ面に形成
された膜に、白いくもり状の模様が上部のシャワー電極
のガス孔状に発生することが度々経験された。このよう
な異常模様の発生メカニズムは正確には解明されていな
いが、押え板27によるヒータベース26の支持が不十
分な場合、均熱板22と軸23またはヒータ押え25な
どの間に隙間が生じ、正常な放電が発生または持続しな
いためと推測される。
【0008】従って、本発明の目的は、ウエハ面上に成
膜されたCVD膜に異常模様の発生しないプラズマCV
D装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明では、接地基板電極を構成するアルミ製均熱
板を上面に有し、このアルミ製均熱板を加熱するための
ヒータを有する昇降可能なサセプタと、このサセプタ上
の接地基板電極に対峙する、多数の貫通孔を有するアル
ミニウム製シャワー電極を備えた高周波電極とを有する
チャンバーを有するプラズマCVD装置において、前記
サセプタを昇降可能にする軸がサセプタを貫通してお
り、前記均熱板は軸の上部に螺着されており、サセプタ
下面には押え板が配設されていて、該押え板は前記軸に
螺合されていることを特徴とするプラズマCVD装置を
提供する。
【0010】
【作用】本発明のプラズマCVD装置では、サセプタ下
面の押え板が軸に螺合されているので、押え板自体が昇
降可能となる。このため、押え板を回転させ、上昇させ
ればヒータ押えとヒータベースを十分に均熱板に接触さ
せることができ、これら部品間に隙間が発生することは
皆無となる。その結果、異常模様の発生も効果的に防止
され、全体のスループットも向上する。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明のプラズマ
CVD装置の一例について更に詳細に説明する。
【0012】図3は本発明のプラズマCVD装置におけ
るサセプタの部分概要断面図である。図示されているよ
うに、軸23はサセプタ20を貫通し、均熱板22の凹
陥部に達している。均熱板22はネジ24により軸23
の上面に螺着、固定されている。軸23のヒータベース
26よりも若干下側の外表面部分はネジ切りされてい
る。このネジ部分60に押え板62を螺合させる。ネジ
部分60の長さは特に限定されない。しかし、押え板6
2の厚さと同じか、それよりも若干長い程度であること
が好ましい。押え板62の脱落を防止するため、ネジ部
分60の下端で軸23は押え板62のネジ孔よりも大き
な外径を有する拡大部分64を設けることが好ましい。
拡大部分64を設ける代わりに、軸23を貫通して直交
するピン(図示されていない)をネジ部分60の下端に
設けることもできる。その他の手段も当然使用すること
ができる。このような手段は当業者に公知である。
【0013】本発明によるプラズマCVD装置におい
て、下部電極を組み立てる場合、先ず押え板62を軸2
3に通し、ネジ部分60の下端で、軸の拡大部分の上面
に当接するまで螺合させておく。次いで、ヒータベース
26、ヒータ本体21およびヒータ押え25をそれぞれ
軸23に通す。最後に均熱板22を軸23に通し、凹陥
部29からネジ24を用いて軸23の上面に螺着、固定
させる。このままでは、ヒータ押え25と均熱板22と
の間に隙間が存在するので、押え板62を回転して、上
方へ向けて移動させ、ヒータベース26を徐々に押し上
げ、ヒータ押え25を均熱板22に押圧して十分に接触
させる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のプラズマ
CVD装置では、軸に螺合された押え板を上昇させるこ
とによりヒータベースおよびヒータ押えと均熱板とを十
分に接触させることができるので、正常な放電が発生、
持続でき、生成された膜表面に異常模様が発生すること
はなくなる。このため、スループットが向上する。ま
た、均熱板とヒータ押えとの間に隙間がなくなる結果、
均熱板までの熱損失が抑制されるので、ヒータの熱効率
も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のプラズマCVD装置の一例の構成を示す
模式的断面図である。
【図2】従来のヒータベース押え板の模式的平面図であ
る。
【図3】本発明によるプラズマCVD装置の下部電極の
部分概要断面図である。
【符号の説明】
1 プラズマCVD装置 6 ウエハ 7 高周波電源 10 チャンバー(反応炉) 101 ベース 102 蓋板 103 絶縁リング 104 排気口 20 サセプタ 21 ヒータユニット 22 均熱板 23 昇降軸 24 ネジ 25 ヒータ押え 26 ヒータベース 27 押え板 28 昇降機構 29 ネジ 30 ノズル部 31,32 インレット 40 シャワー電極 41 噴射孔 50 搬入/搬出路 51 ゲート 52 キャリッジ 60 ネジ切り部分 62 押え板 64 軸拡大部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C30B 25/12 9040−4G

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接地基板電極を構成するアルミ製均熱板
    を上面に有し、このアルミ製均熱板を加熱するためのヒ
    ータを有する昇降可能なサセプタと、このサセプタ上の
    接地基板電極に対峙する、多数の貫通孔を有するアルミ
    ニウム製シャワー電極を備えた高周波電極とを有するチ
    ャンバーを有するプラズマCVD装置において、前記サ
    セプタを昇降可能にする軸がサセプタを貫通しており、
    前記均熱板は軸の上部に螺着されており、サセプタ下面
    には押え板が配設されていて、該押え板は前記軸に螺合
    されていることを特徴とするプラズマCVD装置。
  2. 【請求項2】 サセプタ下面よりも若干下側の軸外表面
    にネジ切りがされており、押え板は該ネジ切り部分に螺
    合されており、前記ネジ切り部分の下端箇所で軸の外径
    が拡大している請求項1のプラズマCVD装置。
JP9588992A 1992-03-23 1992-03-23 プラズマcvd装置 Pending JPH05267277A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020078680A (ko) * 2001-04-07 2002-10-19 주식회사 기림세미텍 에칭장치용 전극 어셈블리
JP2007311726A (ja) * 2006-05-22 2007-11-29 Sharp Corp 気相成長装置および気相成長方法。
WO2020182495A1 (de) * 2019-03-08 2020-09-17 Aixtron Se Suszeptoranordnung eines cvd-reaktors

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KR20020078680A (ko) * 2001-04-07 2002-10-19 주식회사 기림세미텍 에칭장치용 전극 어셈블리
JP2007311726A (ja) * 2006-05-22 2007-11-29 Sharp Corp 気相成長装置および気相成長方法。
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