JP2006128446A - プラズマcvd方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
大面積基板に均一な膜厚及び膜質分布で成膜できるプラズマCVD方法及び装置を提供する。
【解決手段】
基板ホルダーに対向する対向電極を、電極と基板ホルダーとの距離が中央部から周辺部へ向って連続的に変化するような凹面形状に形成し、電極の複数の部位に高周波電力を印加するように構成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、特に液晶分野で用いられる大面積基板に薄膜を均一に形成するのに用いられ得るプラズマCVD方法及び装置に関するものである。
近年、大画面で高品質で低価格の液晶ディスプレイや有機エレクトロルミネッセンスディスプレイパネルの需要が増大するのに伴い、それらの生産に用いられるマザーガラスの基板サイズの大型化が加速している。
それに伴い、基板上にデバイスを製作する上で、薄膜形成工程の一つとして欠かせないプラズマCVD装置においては、処理面積の大型化と面内膜厚の均一性が重要な課題とされている。
基板上に堆積される薄膜としては、代表的にはアモルファスシリコン(a−Si)、窒化珪素(SiNx)、酸化珪素(SiOx)、酸化窒化珪素(SiOxNy)、nドープアモルファスシリコン(n+a−Si)を挙げることができる。
これらの薄膜を基板上に形成する際には、プラズマCVD装置において高周波電力を用いて成膜ガスをプラズマ化する。しかし、高周波電力を印加する電極の大きさが大きくなればなるほど電極上で発生する定在波がプラズマ密度の面内均一性に影響し、堆積膜の膜厚の不均一性の悪化を招くことが知られている。
同時に、使用する基板の大きさが大きくなるほど、電極の大きさも大きくなり、電極及び基板ホルダーの配置される真空槽も大きくなり、プラズマに供給される高周波電力も大きくなるが、電極の真空槽に対する相対的な大きさは小さくされるため、基板を載置する基板ホルダーから真空槽壁を介して接地電位へ流れる電流分布のプラズマへの影響が無視できなくなることも知られている。
添付図面の図9には従来のプラズマCVD装置の一例を示す。図9において、Aは真空槽で、この真空槽Aの内部には基板ホルダーBと電極Cとが対向して配置されている。基板ホルダーBは真空槽Aの底壁に取り付けられ、内部にヒーターDを備え、上面に基板Eが載置される。
電極Cは絶縁部材Fを介して真空槽Aの頂壁に取り付けられ、そして給電部材G及び整合器Hを介して高周波電源Iに接続されている。また、図示していないが、真空槽Aには成膜ガス導入系及び真空排気系が設けられている。
このように構成した従来の装置では、高周波電源Iとして、通常13.56MHz又は27.12MHzの周波数の高周波電源が用いられ得る。そして基板Eのサイズが1m×1m以下では、堆積すべき膜の種類に応じて成膜条件を最適化することにより、得られる膜厚分布は±10%以下にすることができる。
しかし、基板サイズが1m×1m以上になると、上述の理由で膜厚分布の所望の均一性を確保することができなくなる。
このような問題点を解決するため、従来、高周波電力を印加する電極を中心部と周辺部との分割し、電極の中心部と周辺部における電極と基板ホルダーとの距離を調節可能にしてプラズマ分布を調節し、膜厚分布を均一化するようにしたプラズマCVD装置が提案されている(特許文献1参照)。
また、電極を複数の小電極に分割して、分割した電極の境界部分において電極と基板ホルダーとの距離が連続となるようにし、また各小電極に印加する高周波電力を調整し、それにより膜厚分布を均一化するようにしたプラズマ処理装置も従来提案されている(特許文献2参照)。
特開平10−289881号公報 特開2003−68651号公報
しかし、特許文献1に記載された装置では、電極の中心部と周辺部との境界が不連続であるために、プラズマが不安定となり、薄膜を均一に形成することができないという問題がある。
また、特許文献2に記載された発明では、実際上、分割された小電極間の境界部分でプラズマの安定化が困難であり、異常放電も発生し易く、薄膜を均一化する条件を見出すことが困難であるという問題がある。また、電極間の境界面には反応生成物が付着、剥離し易く、そのため装置内のパーティクルの発生源となり、異常放電の発生源ともなり、その結果製品の歩留まりを低下させるという問題もある。
そこで、本発明は、従来技術に伴うこのような問題点を解決して、大面積基板に均一な膜厚及び膜質分布で成膜できるプラズマCVD方法及び装置を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の発明によれば、真空槽内に、基板ホルダーと電極とを対向させて配置し、真空槽内に成膜ガスを導入すると共に電極に高周波電力を印加することにより導入した成膜ガスをプラズマ化して、基板ホルダーに載置した基板上に成膜するようにしたプラズマCVD装置において、
電極の複数の部位に高周波電力を印加する一つ以上の高周波電源を設け、また
電極と基板ホルダーとの距離が少なくとも周辺部において連続的に変化するような形状に電極の基板ホルダーに対向する面を構成したこと
を特徴としている。
本発明の第1の発明によるプラズマCVD装置においては、一つ以上の高周波電源から前記電極の複数の部位に印加される高周波電力は、同じ周波数及び位相をもち得る。
また電極はシャワーヘッドとシャワープレートから成る構成とし、シャワープレートの基板ホルダーに対向した面は凹状又は凸状に形成され得る。そして成膜ガスは、シャワープレートから基板ホルダーに向って供給され得る。
また電極の外形寸法は基板の外形寸法より大きく構成され得る。
基板ホルダーと電極との距離は連続的に異なるように調整可能にされ得る。
また、本発明の第2の発明によれば、真空槽内に、基板ホルダーと電極とを対向させて配置し、真空槽内に成膜ガスを導入すると共に電極に高周波電力を印加することにより導入した成膜ガスをプラズマ化して、基板ホルダーに載置した大面積基板上に成膜するようにしたプラズマCVD方法において、
電極と基板ホルダーとの距離が少なくとも周辺部において連続的に変化するように電極の基板ホルダーに対向する面を凹面状に形成し、電極の複数の部位に高周波電力を印加し、真空槽内の成膜圧力を比較的高い約100Pa以上に保って大面積基板上に成膜すること
を特徴としている。この場合、成膜圧力は他の成膜条件と関連で好ましくは約100Pa〜約500Paの範囲に選定され得る。
また、本発明の第3の発明によれば、真空槽内に、基板ホルダーと電極とを対向させて配置し、真空槽内に成膜ガスを導入すると共に電極に高周波電力を印加することにより導入した成膜ガスをプラズマ化して、基板ホルダーに載置した大面積基板上に成膜するようにしたプラズマCVD方法において、
電極と基板ホルダーとの距離が少なくとも周辺部において連続的に変化するように記電極の基板ホルダーに対向する面を凸面状に形成し、電極の複数の部位に高周波電力を印加し、真空槽内の成膜圧力を比較的高い約100Pa以下に保って大面積基板上に成膜すること
を特徴としている。
本発明の第2、第3の発明において、一つ以上の高周波電源から電極の複数の部位に印加される高周波電力は同じ周波数をもち、そして位相制御され得る。この場合、高周波電力の位相制御は、各部位に印加される高周波電力が同じ位相をもつように行なわれ得る。
本明細書において、用語“大面積基板”は、縦横の長さ1m×1m以上、長辺又は長径の長さが1m以上のサイズをもつ任意の形状の基板を意味するものとする。
以上説明してきたように、本発明の第1の発明によるプラズマCVD装置においては、電極の複数の部位に高周波電力を印加する一つ以上の高周波電源を設け、また電極と基板ホルダーとの距離が中央部から周辺部へ向って連続的に変化するような形状に電極の基板ホルダーに対向する面を構成したことにより、電極と基板ホルダーとの間の良好な電界強度分布を得ることができ、基板上において成膜ガスを均一にプラズマ化させることができ、反応生成物の均一な膜厚の薄膜を形成することができるようになる。
また、本発明の第1の発明によるプラズマCVD装置において、基板ホルダーと電極との距離が連続的に異なるように調整可能に構成した場合には、NF3やF2或いはCF系ガスをプラズマ化して成膜に伴ってシャワープレート等へ付着生成される物質を除去するクリーニングを均一に行うことができるようになる。
また、本発明の第2の発明によるプラズマCVD方法においては、電極と基板ホルダーとの距離が中央部から周辺部へ向って連続的に変化するように電極の基板ホルダーに対向する面を凹面状に形成し、電極の複数の部位に高周波電力を印加し、真空槽内の成膜圧力を比較的高い約100Pa以上に保って大面積基板上に成膜することにより、電極と基板ホルダーとの間の良好な電界強度分布を得ることができ、基板上において成膜ガスを均一にプラズマ化させることができ、反応生成物の均一な膜厚の薄膜を大面積基板上に形成することができるようになる。
また、本発明の第3の発明によるプラズマCVD方法においては、電極と基板ホルダーとの距離が中央部から周辺部へ向って連続的に変化するように電極の基板ホルダーに対向する面を凸面状に形成し、電極の複数の部位に高周波電力を印加し、真空槽内の成膜圧力を比較的低い約100Pa以下に保って大面積基板上に成膜することにより、低圧領域時に真空槽壁に向ってプラズマが拡散して電極外周におけるプラズマ密度の上昇を抑えることができ、それにより大面積基板全面のプラズマの均一性を高めることができ、反応生成物の均一な膜厚の薄膜を大面積基板上に形成することができるようになる。
以下添付図面の図1〜図8を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1には、本発明の一実施形態によるプラズマCVD装置を示す。図1において、1は真空槽であり、この真空槽1の内部にはアノードとして機能する基板ホルダー2及びカソードとして機能する電極3が互いに対向して配置されている。基板ホルダー2は真空槽1の底壁に取り付けられ、内部にヒーター4を備え、そして基板ホルダー2の上面に大面積基板5が載置される。
基板ホルダー2は、図示していない昇降機構によって昇降可能であり、これにより電極3との距離を調節可能にして、成膜時及びクリーニング時に基板ホルダー2と電極3との間の距離を変えるようにされる。この場合、昇降機構はまた、真空槽1の外部から内部へ処理すべき大面積基板5を搬入したり、真空槽1の内部から外部へ処理済みの大面積基板5を搬出する際の搬送動作における基板の昇降動作にも用いることができる。
電極3は絶縁部材6を介して真空槽1の頂壁に取り付けられている。そして電極3の基板ホルダー2に対向した面は連続した凹面状に形成されている。また、電極3の外寸は、基板ホルダー2に載置される大面積基板5の外寸より大きく構成されている。
電極3の二つの部位には、図7に見られるように、二つの高周波電源7からそれぞれ整合器8及び給電部材9を介して高周波電力が印加される。給電部材9は絶縁部材10により真空槽1から絶縁されている。真空槽1及び基板ホルダー2は接地電位に接続されている。
また、図示していないが、真空槽1には、外部の成膜ガス供給源から真空槽1内へ成膜ガスを導入する成膜ガス導入系並びに真空槽1内の真空排気及び成膜ガスの排気を行なう真空排気系が設けられる。
このように構成した図1の装置の動作において、二つの高周波電源7からそれぞれ整合器8及び給電部材9を介して高周波電力が電極3の二つの部位に印加されると、図示していない外部の成膜ガス供給源から真空槽1内へ導入された成膜ガスは、基板ホルダー2をアノード、電極3をカソードとした容量結合型グロー放電により、真空槽1内でプラズマ化される。一方、大面積基板5は、基板ホルダー2に内蔵されたヒーター4によって予め所定の温度に加熱されている。それでプラズマ化した成膜ガスによる反応生成物は基板5の表面に到達し、良好な膜厚分布をもつ所望の薄膜を基板上に形成する。
ところで、図1の装置においては、二つの高周波電源7から電極3の左右一つずつ二つの部位に独立して高周波電力を印加しているが、代わりに、一つの高周波電源を用い、そこから分岐して電極3の二つの部位に高周波電力を印加するように構成することもできる。いずれの構成の場合にも、電極3の二つの部位に印加される高周波電力は、位相制御装置により所望の位相差となるように制御することもできる。或いは、電極3に二つ以上の印加部位を設け、使用する高周波電源は一つ以上、電極3における印加部位の数以下として、各々整合器を介して電極の印加部位へ高周波電力を印加し、任意の電源間で位相差を制御するように構成してもよい。
図2には、本発明の別の実施形態によるプラズマCVD装置を示す。図2において、図1の装置における対応した部分は同じ符号で示す。図1の装置の場合と同様に、真空槽1の内部にはアノードとして機能する基板ホルダー2及びカソードとして機能する電極3が互いに対向して配置されている。基板ホルダー2は真空槽1の底壁に取り付けられ、内部にヒーター4を備え、そして基板ホルダー2の上面に大面積基板5が載置される。
また、基板ホルダー2は、図示していない昇降機構によって昇降可能であり、これにより電極3との距離を調節可能にして、成膜時及びクリーニング時に基板ホルダー2と電極3との間の距離を変えるようにされる。この場合、昇降機構はまた、真空槽1の外部から内部へ処理すべき大面積基板5を搬入したり、真空槽1の内部から外部へ処理済みの大面積基板5を搬出する際の搬送動作における基板の昇降動作にも用いることができる。
電極3は絶縁部材6を介して真空槽1の頂壁に取り付けられている。この実施形態では電極3はシャワーヘッド31とシャワープレート32で構成されている。シャワーヘッド31は成膜ガス供給口11を介して図示していない成膜ガス供給源に接続される。シャワーヘッド31の内側には複数枚の拡散プレート33が互いに間隔を空けて配置され、各拡散プレート33には多数の貫通孔33aが設けられている。
シャワープレート32は多数のガス放出孔32aを備え、そしてシャワープレート32の基板ホルダー2に対向した面は連続した凹面状に形成されている。これにより、図示していない成膜ガス供給源から成膜ガス供給口11を介してシャワーヘッド31の内側に供給された成膜ガスは、シャワーヘッド31の内側に配置した複数枚の拡散プレート33における多数の貫通孔33a及び拡散プレート33間の隙間を通って拡散、混合され、そしシャワープレート32における多数のガス放出孔32aから基板ホルダー2上の大面積基板5に向って供給される。また、図示していないが、真空槽1には、真空槽1内の真空排気及び成膜ガスの排気を行なう真空排気系が設けられる。また、電極3の外寸は、基板ホルダー2に載置される大面積基板5の外寸より大きく構成されている。
電極3の左右二つずつ四つの部位には、図8に見られるように、二つの高周波電源7からそれぞれ整合器8及び給電部材9を介して高周波電力が印加される。なお、給電部材9は絶縁部材10により真空槽1から絶縁されている。真空槽1及び基板ホルダー2は接地電位に接続されている。
このように構成した図2の装置の動作において、二つの高周波電源7からそれぞれ整合器8及び給電部材9を介して高周波電力が電極3の四つの部位に印加されると、図示していない外部の成膜ガス供給源から成膜ガス供給口11を介してシャワーヘッド31の内側の拡散プレート33における多数の貫通孔33a及び隙間及びシャワープレート32における多数のガス放出孔32aを通って真空槽1内へ導入された成膜ガスは、基板ホルダー2をアノード、電極3をカソードとした容量結合型グロー放電により、真空槽1内でプラズマ化される。一方、大面積基板5は、基板ホルダー2に内蔵されたヒーター4によって予め所定の温度に加熱されている。それでプラズマ化した成膜ガスによる反応生成物は基板5の表面に到達し、良好な膜厚分布をもつ所望の薄膜を基板上に形成する。
ところで、図2の装置においては、二つの高周波電源7の各々から電極3の左右の二つの部位に高周波電力を印加しているが、代わりに、一つの高周波電源を用い、そこから分岐して電極3の四つの部位に高周波電力を印加するように構成することもできる。いずれの構成の場合にも、電極3の左右二つずつの部位に印加される高周波電力は、図8に示すように位相制御装置12により所望の位相差となるように制御することもできる。或いは、電極3に二つ以上の印加部位を設け、使用する高周波電源は一つ以上、電極3における印加部位の数以下として、各々整合器を介して電極の印加部位へ高周波電力を印加し、任意の電源間で位相差を制御するように構成してもよい。
次に基板上にSiNx膜を成膜する場合におけるシミュレーションに基いて本発明をさらに説明する。
外寸2400mm×2200mmの図3に示すような通常の平面電極、外寸2400mm×2200mmであり、周辺部傾斜度0.3%の図4及び図5に示すよう凹面状電極I又はシャワープレート及び周辺部傾斜度0.6%の図5に示すよう凹面状電極II又はシャワープレートのそれぞれの中心部と基板ホルダーとの距離を20mmに設定した場合において、各電極について電界強度のシミュレーションを行った。なお、図4において電極の中心領域1.2m×1.1mはフラットであり、その外周は図5に示すように傾斜している。定在波の影響に対する電極形状の寄与効果の確認も兼ねて、印加する高周波電力は電極の中心に印加するものとし、高周波電力の周波数は27.12MHzとし、電極単位面積当りの電力密度は0.5W/cm2とした。いずれの電極も面対称形状であるので、1/4モデルで計算した。
図6に計算結果を示す。図6において横軸原点0は電極の中心位置に対応し、長辺即ち2400mm方向の中心線上の電界強度分布が示されている。縦軸の電界強度は任意単位である。
電界強度分布の計算結果より、大面積基板上に形成される薄膜の膜厚分布をシミレーションした比較結果を表1に示す。
Figure 2006128446
表1において、高周波電力を2点同位相印加した場合は、図2に示す実施形態に基くものであり、高周波電力の印加形態は図7に示す。膜厚計算範囲(2370mm)における膜厚分布は、高周波電力を基板の中心に印加した場合には、通常の平面電極では±19%、凹面状電極Iでは±6%、凹面状電極IIでは±18%となっており、また高周波電力を同位相で2点印加した揚合には、通常の平面電極では±17%、凹面状電極Iでは±5%、凹面状電極IIでは±16%となっており、高周波電力を基板の中心に1点印加した場合よりも相対的に良好であることがわかる。
また平面電極の揚合、電極サイズと高周波周波数に関係する定在波の影響が明確に示唆されているが、電極の対向面を凹面形状にすることにより定在波の影響を抑制できることが確認された。また、凹面形状における外周部の傾斜度0%〜0.6%の範囲において、0.3%が最も膜厚分布が良いことが計算上示されているが、これは凹面形状の調節により膜厚分布の均一化の調整ができる可能性を示唆している。なお、印加する高周波電力の周波数を低くした場合(例えば13.56MHz)、定在波の影響による電界強度分布の悪化、しいては膜厚分布の悪化の程度が小さくなることは言うまでもない。
次に、図2に示す実施形態によるプラズマCVD装置を用いて、SiNxの成膜を行い、基板内膜厚分布を検証した実施例について説明する。
条件として、高周波電力の周波数を27.12MHz、電極の単位面積あたりの電カ密度を0.5W/cmとした。成膜ガスとしてはモノシラン(SiH)、アンモニア(NH)及び窒素(N)から成る混合ガスを用い、成膜圧カ(放電圧カ)は200Paとした。また基板温度は300℃とした。電極の外形寸法は2.6m×2.4mで、シミュレーションをした3種類の電極の周辺部傾斜を各々外側へ延長した形状の電極で比較を行った。凹面状電極の中心部と基板ホルダーとの距離は20mmとした。基板に関しては厚み0.7mmの小ガラスを基板ホルダー上に並べて載置して基板とした。なお、2点印加する高周波電力の周波数の位相は同相とした。
測定結果を高周波電力の電極の中心部への1点印加の場合と比較して表2に示す。
Figure 2006128446
実際の成膜において計算で示唆されていた膜厚分布の改善の傾向が確認された。なお表1に示すシミュレーション結果と比較して、実際の成膜装置での膜厚分布が相対的に悪いが、これは実際の装置の構造における非対称性に拠るところが大きい。そして高周波電力の2点印加と凹面状電極との組み合わせにより、膜厚分布が他の条件と比較して大幅に改善されることが認められる。
本実施例1では電極と基板ホルダーとの距離を15mmとしたが、10mm〜25mmの範囲で任意の距離としても調整により使用できるが、本発明の適用については、電極と基板ホルダー間の距離として10mm〜20mmの範囲とするのがより好ましい。また電極と基板ホルダーの距離を25mm以上として、所定のガスを導入することにより、プラズマクリーニング処理を行なうことができる。
図2に示す実施形態に応じた装置を用い、高周波電力の印加を図8に示す形態即ち4点印加で行い、a−Si、SiNx、n+a−Si、SiOx、SiOxNyの成膜を行った。使用した電極形状は、周辺部傾斜度0.3%の図5に示すような凹面状電極Iである。また印加する高周波電力は位相制御をし、同位相とした。
表3には主な条件と共に膜厚分布の測定結果を示す。
Figure 2006128446
表3から分かるように、いずれの膜も、膜厚分布が±10%以下と良好な成膜が達成されている。5種類の成膜に対し同一の電極形状、同一の高周波電力印加形態にて発明の効果が確認されているが、対象とする成膜により、電極形状の調整、電極と基板ホルダー間の距離の調整、高周波電力の形態の変更や位相調整によりさらに膜厚分布の均一化が図れることはいうまでもない。
また、実験を行った成膜条件は、いずれも成膜圧カが100Pa以上であるが、成膜圧カが100Pa以下(例えば10Pa〜100Pa)の領域では、プラズマが真空槽壁に向って拡散し易くなり、電極外周のプラズマ密度が上昇する。プラズマ密度の上昇を低減するために電極と基板ホルダーとの距離が中央部から周辺部へ向って連続的に変化するように電極の基板ホルダーに対向する面を凸面状に形成することにより、成膜圧カが100Pa以下(例えば10Pa〜100Pa)の領域でも大面積基板全面のプラズマの均一性を高めることができ、反応生成物の均一な膜厚の薄膜を大面積基板上に形成することができる。
本発明は当然例示した成膜材料以外にも適用され得る。
実施例2においても実施例1の場合と同様に、電極と基板ホルダーの距離を25mm以上として、所定のガスを導入しプラズマクリーニング処理を行うことも可能である。
本発明は、以上説明してきたように、大型基板に薄膜形成行うプラズマCVD装置以外に、プラズマクリーング装置やエッチング装置に適用することができる。
本発明の一つの実施形態によるプラズマCVD装置を示す概略断面図。 本発明の別の実施形態によるプラズマCVD装置を示す概略断面図。 通常の平面電極の概略図。 本発明において用いられ得る凹面状電極の概略図 図4の凹面状電極の部分Aの拡大断面図 図3及び図5に示す3種類の電極を用いた場合における電界強度の計算結果を示すグラ フ。 高周波電力を電極の二つの部位に印加する場合を例示する概略線図。 高周波電力を電極の四つの部位に印加する場合を例示する概略線図。 従来のプラズマCVD装置の一例を示す概略断面図。
符号の説明
1:真空槽
2:基板ホルダー
3:電極
4:ヒーター
5:大面積基板
6:絶縁部材
7:高周波電源
8:整合器
9:給電部材
10:絶縁部材
11:成膜ガス供給口
31:シャワーヘッド
32:シャワープレート
32a:ガス放出孔
33:拡散プレート
33a:貫通孔

Claims (13)

  1. 真空槽内に、基板ホルダーと電極とを対向させて配置し、前記真空槽内に成膜ガスを導入すると共に前記電極に高周波電力を印加することにより導入した成膜ガスをプラズマ化して、前記基板ホルダーに載置した基板上に成膜するようにしたプラズマCVD装置において、
    前記電極の複数の部位に高周波電力を印加する一つ以上の高周波電源を設け、また
    前記電極と前記基板ホルダーとの距離が少なくとも周辺部において連続的に変化するような形状に前記電極の前記基板ホルダーに対向する面を構成したこと
    を特徴とするプラズマCVD装置。
  2. 前記一つ以上の高周波電源から前記電極の複数の部位に印加される高周波電力が、同じ周波数及び位相をもつことを特徴とする請求項1記載のプラズマCVD装置。
  3. 前記電極がシャワーヘッドとシャワープレートから成り、前記シャワープレートの前記基板ホルダーに対向した面が凹状であることを特徴とする請求項1又は2記載のプラズマCVD装置。
  4. 前記電極がシャワーヘッドとシャワープレートから成り、前記シャワープレートの前記基板ホルダーに対向した面が凸状であることを特徴とする請求項1又は2記載のプラズマCVD装置。
  5. 前記成膜ガスが前記シャワープレートから基板ホルダーに向って供給されることを特徴とする請求項3又は4記載のプラズマCVD装置。
  6. 前記電極の外形寸法が前記基板の外形寸法より大きい請求項1〜5のいずれか一項記載のプラズマCVD装置。
  7. 前記基板ホルダーと前記電極との距離が連続的に異なるように調整可能である請求項1〜6のいずれか一項記載のプラズマCVD装置。
  8. 真空槽内に、基板ホルダーと電極とを対向させて配置し、前記真空槽内に成膜ガスを導入すると共に前記電極に高周波電力を印加することにより導入した成膜ガスをプラズマ化して、前記基板ホルダーに載置した大面積基板上に成膜するようにしたプラズマCVD方法において、
    前記電極と前記基板ホルダーとの距離が少なくとも周辺部において連続的に変化するような前記電極の前記基板ホルダーに対向する面を凹面状に形成し、前記電極の複数の部位に高周波電力を印加し、真空槽内の成膜圧力を比較的高い約100Pa以上に保って大面積基板上に成膜すること
    を特徴とするプラズマCVD方法。
  9. 前記一つ以上の高周波電源から前記電極の複数の部位に印加される高周波電力が同じ周波数をもち、そして位相制御されることを特徴とする請求項8記載のプラズマCVD方法。
  10. 高周波電力の位相制御は、各部位に印加される高周波電力が同じ位相をもつように行なわれる請求項9記載のプラズマCVD方法。
  11. 真空槽内に、基板ホルダーと電極とを対向させて配置し、前記真空槽内に成膜ガスを導入すると共に前記電極に高周波電力を印加することにより導入した成膜ガスをプラズマ化して、前記基板ホルダーに載置した大面積基板上に成膜するようにしたプラズマCVD方法において、
    前記電極と前記基板ホルダーとの距離が少なくとも周辺部において連続的に変化するような前記電極の前記基板ホルダーに対向する面を凸面状に形成し、前記電極の複数の部位に高周波電力を印加し、真空槽内の成膜圧力を比較的低い約100Pa以下に保って大面積基板上に成膜すること
    を特徴とするプラズマCVD方法。
  12. 前記一つ以上の高周波電源から前記電極の複数の部位に印加される高周波電力が同じ周波数をもち、そして位相制御されることを特徴とする請求項10記載のプラズマCVD方法。
  13. 高周波電力の位相制御は、各部位に印加される高周波電力が同じ位相をもつように行なわれる請求項11記載のプラズマCVD方法。

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