JPH11106788A - 洗浄剤組成物及びそれを含浸させた繊維シート - Google Patents

洗浄剤組成物及びそれを含浸させた繊維シート

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JPH11106788A
JPH11106788A JP27405397A JP27405397A JPH11106788A JP H11106788 A JPH11106788 A JP H11106788A JP 27405397 A JP27405397 A JP 27405397A JP 27405397 A JP27405397 A JP 27405397A JP H11106788 A JPH11106788 A JP H11106788A
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祐子 池田
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孝義 小西
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トイレ周り等の清掃において、ABS樹脂及
び金属を同時には清掃できなかった。 【解決手段】 (A)一価アルコール、多価アルコール
及びそれらの誘導体からなる群より選ばれる少なくとも
一種の溶剤及び/又は(B)界面活性剤を含有する洗浄
剤組成物において、(C)安息香酸カルシウム、グルコ
ン酸カルシウム、乳酸カルシウム、パントテン酸カルシ
ウム及びサリチル酸カルシウムからなる群より選ばれる
少なくとも一種の化合物を含有し、且つpHが3〜12
であることを特徴とすることにより、ABS樹脂の割れ
防止効果を備えながらも金属を錆させる恐れのない洗浄
剤組成物を得ることができた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は洗浄剤組成物に関す
る。更に詳しくは、トイレ周り等にあるABS樹脂製品
及び金属製品を同時に清掃するのに適した洗浄剤組成物
及びそれを含浸させた使い捨ての繊維シートに関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】家庭内等、人が生活する環
境には各種素材の器物が存在し、それらは長期間放置さ
れたり使用される中で頑固に汚れが固着するようにな
る。これら器物の素材のうち、硬質のものについてはプ
ラスチック若しくは金属が多くある。しかし、器物中で
もある種のプラスチック製品、例えばポリカーボネート
製の電灯の傘、ABS樹脂(アクリルニトリル/ブタジ
エン/スチレン共重合体)製の便座等を通常の洗浄剤で
洗浄するとひび割れなどの損傷を受けることがある。こ
れは、界面活性剤のアルキレンオキサイド部分、一価ア
ルコール又は多価アルコールに起因するものと考えられ
ている。
【0003】ABS樹脂製品の清掃による劣化の問題
は、特にトイレのABS樹脂便座において問題となって
いる。これは、トイレの便座には人が座ることにより便
座に応力がかかり易く、しかも頻繁に清掃されるため、
便座にかかる負担が多い為である。また便座の中にはヒ
ーターが装備されているものもあり、加温と冷却が頻繁
に繰り返されるため、さらに便座の樹脂が疲労を起こし
て弱くなっているものも多い。
【0004】特公平7−56038号には、ポリアルキ
レンオキサイド部をもつ界面活性剤、アルコール溶剤及
び水溶性無機塩(ハロゲン化金属又は硫酸亜鉛)を含有
するプラスチックの劣化防止効果のあるプラスチック製
硬質表面液体洗浄剤が開示されている。しかし、ハロゲ
ン化物の塩素や臭素のハロゲンイオンはトイレ等の清掃
において水の流通する部分であるパイプや蛇口の金属を
錆びさせる原因となる。また、硫酸亜鉛についていえ
ば、劇物に指定されている化合物である。
【0005】また、特公平7−56040号には、界面
活性剤、蒸気圧が2mmHg以上のアルコール溶剤及び
グリセリン等を含有するプラスチック製硬質表面液体洗
浄剤が開示されている。しかし、便座にひび割れを起こ
すため、界面活性剤としてはアルキレンオキサイド部分
をもつものは使用できない。
【0006】本発明の目的は、プラスチックのひび割れ
防止効果を備えながらも、金属に錆を起こさせる物質が
含まれておらず、且つ人体にとって有害な化合物が含有
されていない洗浄剤組成物及びそれを含浸させた使い捨
ての繊維シートを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の前記目的及び利
点は、(A)界面活性剤及び/又は(B)一価アルコー
ル、多価アルコール及びそれらの誘導体からなる群より
選ばれる少なくとも一種の溶剤を含有する洗浄剤組成物
において、(C)安息香酸カルシウム、グルコン酸カル
シウム、乳酸カルシウム、パントテン酸カルシウム及び
サリチル酸カルシウムからなる群より選ばれる少なくと
も一種の化合物を含有し、且つpHを3〜12としたこ
とを特徴とする洗浄剤組成物によって達成される。
【0008】本発明の洗浄剤組成物は、プラスチック製
硬質表面すなわちABS樹脂並びに金属が存在する場
所、例えばトイレ周り等を清掃の対象とするのに好適で
ある。
【0009】本発明における洗浄剤組成物は、(A)界
面活性剤及び/又は(B)溶剤を含有する。
【0010】(A)界面活性剤としては、陰イオン界面
活性剤、陽イオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオ
ン性界面活性剤等をあげることができる。例えば、アル
キルベンゼンスルホン酸、アルキル硫酸塩、α−オレフ
ィンスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸、α−スル
ホ脂肪酸塩、石鹸等のアルキレンオキサイドを付加しな
いタイプの界面活性剤や、高級アルコールのポリエチレ
ンオキサイド付加物、アルキルフェノールポリエチレン
オキサイド付加物、エチレンオキサイドとプロピレンオ
キサイドのブロックポリマー等のアルキレンオキサイド
部を有する非イオン界面活性剤、或いはこれらの非イオ
ン末端を硫酸化、カルボキシル化若しくはリン酸エステ
ル化したアニオン界面活性剤、又はこれらの非イオン末
端をカチオン化若しくは両性イオン化した界面活性剤も
使用することができる。
【0011】界面活性剤は、洗浄剤組成物がそのまま使
用される場合において、洗浄液組成中に通常0.01〜
10重量%含有される。また、洗浄液組成物を希釈して
使用されるものにおいては洗浄液組成中に通常0.1〜
30重量%含有される。
【0012】(B)溶剤は、一価アルコール、多価アル
コール及び/又はそれらアルコール類の誘導体があげら
れる。具体的には、エタノール、プロピレングリコール
モノメチルエーテル、エチレングリコール、プロピレン
グリコール、グリコール類と炭素数1〜8の低級アルコ
ールとのモノあるいはジエステル、ヘキシレングリコー
ル、3−メチル−3−メトキシブタノール等があげられ
る。溶剤は、通常洗浄剤組成中に0〜60容量%含有さ
れる。
【0013】以上述べた(A)界面活性剤及び/又は
(B)溶剤を含有する洗浄剤組成物はプラスチックにひ
び割れする原因となりうるが、本発明においてはさらに
(C)安息香酸カルシウム、グルコン酸カルシウム、乳
酸カルシウム、パントテン酸カルシウム及びサリチル酸
カルシウムからなる群より選ばれる少なくとも一種の化
合物を添加することによりひび割れを防止することがで
きる。乳酸カルシウムについては、食品添加物として認
められており、安全性が高い。また、他にあげられてい
る(C)の化合物も化粧品や医薬品等で使用されている
安全性の高いカルシウム塩である。
【0014】これら(C)の化合物は、洗浄剤組成中に
0.1〜5重量%含有されることが好ましい。下限より
少ないと、プラスチック製品の割れ防止という点におい
て十分な効果が得られない。また、上限より多いと、洗
浄剤組成物を使用した清掃対象物品にべたつきがでてし
まう。さらに、繊維シートに洗浄剤組成物を含浸させて
使用する場合においては清掃対象物品に拭き跡が残って
しまう。これらの点を踏まえて、(C)の化合物の更に
好ましい含有量は洗浄組成中に0.5〜3重量%であ
る。
【0015】清浄液のpHは3〜12であることが好ま
しい。また、pHが下限より小さいとABS樹脂を傷め
る危険性がある。また、pHが上限より大きいと使用上
において危険である。また、pHは、手肌の荒れを起こ
さないようpH4〜9に調整されることが更に好まし
い。清浄液のpHを調整するには、一般に使用されてい
る各種pH調整剤を用いることができるが、特に有機酸
及び/又は有機酸塩(有機酸ナトリウム等)が好まし
い。
【0016】本発明における洗浄剤組成物には、本発明
の効果を妨げない範囲でその他の物質を含有させること
ができる。例えば、香料、染料、顔料、殺菌剤、抗菌
剤、キレート化剤、保存剤、消臭剤、保湿剤等を含有さ
せることができる。
【0017】本発明の洗浄剤組成物は、必要な成分であ
る(A)(B)及び(C)並びにその他の添加される成
分のほかは、適宜水を加えて調整される。
【0018】本発明の洗浄剤組成物は、使い捨ての繊維
シートに含浸させて清掃に供することができる。予め本
発明の洗浄剤組成物を使い捨ての繊維シートに含浸させ
て、包装して商品とすると、使用者が清掃に使用するに
あたり非常に簡便なものとなる。
【0019】本発明に用いられる繊維シートの繊維につ
いては、木綿、パルプ等の天然繊維、レーヨン、ポリプ
ロピレン、ポリビニルアルコール、ポリエステル又はポ
リアクリルニトリル等の合成繊維、ポリエチレン等から
なる合成パルプ並びにガラスウール等の無機繊維などを
含有させても良い。
【0020】また更には、本発明の洗浄剤組成物は水解
性の繊維シートに含浸させて清掃に供することができ
る。水解性の繊維シートを清掃に用いると、トイレ周り
の清掃後にトイレに流し捨てることができるので大変便
利である。
【0021】また更には、本発明の洗浄剤組成物は、カ
ルボキシル基をもつバインダーを含有する水解性の繊維
シートに含浸させて清掃に供することができる。
【0022】一般に水解性の繊維シートには、水解性と
強度という相反する性質が必要である。さらに詳しく
は、予め湿らせた状態で保管される水解性の繊維シート
においては、繊維シートに含浸させる溶液には水解せ
ず、清掃時は強度を保ち、且つトイレ等に流し捨てられ
大量の水に接触したときには速やかに分散しなければな
らない。そのため、水解性の繊維シートにおいては、水
分散性の繊維、並びに繊維と繊維を結合させるバインダ
ーとしてカルボキシル基を含有する化合物が用いられて
いる。
【0023】ここで、本発明の洗浄剤組成物を用いる
と、水解性及び強度を合わせ持った繊維シートを得るこ
とができる。本発明の洗浄剤組成物に含有される有機金
属塩には、カルボキシル基をもつバインダーを含有する
水解性の繊維シートの強度をあげる効果がある。従っ
て、水解性を低下させることなく繊維シートの強度をあ
げることができる。
【0024】カルボキシル基をもつバインダーとして
は、多糖誘導体、合成高分子、天然物がある。多糖誘導
体としては、カルボキシメチルセルロース、カルボキシ
エチルセルロース、カルボキシメチル化でんぷん及び/
又はこれらのアルカリ金属塩があげられる。特にカルボ
キシメチルセルロースのナトリウム塩が好ましい。
【0025】そのほか、タラガントガム、アルギン酸ナ
トリウム等の天然高分子や、アクリル酸、メタクリル酸
等の不飽和カルボン酸の重合体若しくは共重合体の金属
塩等の合成高分子をあげることができる。
【0026】これらのカルボキシル基をもつバインダー
は必ずしも水溶性である必要性はない。繊維シートが多
量の水に接触したときに、バインダーによる繊維シート
の繊維間の接着が外れれば良い。例えば、カルボキシメ
チルセルロースにおいては、水溶性カルボキシメチルセ
ルロースはもちろん、水膨潤性カルボキシメチルセルロ
ースもバインダーとして使用することができる。
【0027】水解性の繊維シートの繊維としては、針葉
樹パルプや広葉樹パルプのような水分散性の良いものが
主として用いられる。ここで、水分散性の良いものと
は、水解性が良いもの又は多量の水と接触したときに速
やかに分散するものである。
【0028】また、本発明の洗浄剤組成物を含浸させる
水解性の繊維シートにおいては、繊維間を結合するバイ
ンダーとして、カルボキシル基を含有していないメチル
セルロース、ポリビニルアルコールや変性ポリビニルア
ルコール(カルボン酸変性、スルホン酸変性等)等も用
いることもできる。本発明の洗浄剤組成物は、これらの
バインダーを用いた水解性の繊維シートに対しても、繊
維シートの強度を上げる効果がある。
【0029】本発明のウェットな繊維シートを予め湿ら
せた製品として包装する場合、繊維シートが乾燥しない
ように密封包装されて販売される。
【0030】また、本発明の洗浄剤組成物は、使用者が
使い捨ての繊維シート(不織布やティッシュ等)に含浸
させて使用するものであっても良い。この場合、洗浄剤
組成物のみで製品として販売し、購入した使用者が不織
布やティッシュに含浸させる。
【0031】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳しく説明
するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。 [実施例1]プロピレングリコールモノメチルエーテル
を30重量%及び表1に示す金属塩を2重量%を含有す
る水溶液を調整した。それぞれの溶液におけるABS樹
脂への破損評価及びステンレスへの腐食評価を行った。
【0032】(ABS樹脂への破損評価)390×35
×2mmのABS樹脂(新神戸電機製)テストピースを
作成する。このテストピースを直径250mmのアクリ
ルパイプ表面に図1に示すように固定した。このとき生
じた歪みは、次式で表される(図2参照)。 歪み(%)=(l−L)÷L×100 ここでは、0.79%の歪みを生じた。このように歪み
(応力)をかけたABS樹脂を市販のティッシュペーパ
ー1g(乾燥重量時)に実施例の水溶液を1.7g含浸
させたシートで10往復拭き取りをして、20°C下6
5%RHで24時間放置後、ABS樹脂への損傷を評価
した。また、比較例についても同様に行った。この時の
判断基準は次のとおりである。○:異常なし。×:ひび
割れ発生。
【0033】(ステンレスへの腐食評価)50×20×
0.5mmのSAS304ステンレス板テストピースを
作成する。このテストピースを市販の方解石使用のクレ
ンザーで研磨洗浄後、100mlの密閉ガラスびんに実
施例の水溶液を充填し、これにステンレス板が半分漬か
るようにして浸す。これを40°C下で30日間保管し
た後、錆の発生具合を評価した。また、比較例について
も同様に行った。この時の判断基準は次の通りである。 ○:錆の発生なし。×:赤錆発生。 それぞれの評価結果を表1に示す。
【0034】
【表1】
【0035】[実施例2]以下に示す洗浄水溶液を調整
し、実施例1と同様にABS樹脂への影響評価を行っ
た。また、比較例として金属塩を含有しない洗浄水溶液
についても同様に行った。結果を表2に示す。洗浄剤水
溶液の組成(%は重量%を示す。) ・ポリオキシエチレン(n=2)ラウリン酸エーテル硫
酸ナトリウムを0.5% ・エタノールを5% ・プロピレンエーテルモノメチルエーテルを25% ・ジプロピレングリコールを2% ・有機酸カルシウムを表2に示す濃度 ・イオン交換水を適量
【0036】
【表2】
【0037】[実施例3]製紙用パルプ(NBKP)と
カルボキシメチルセルロースナトリウム(D.S.が0.
43、pHが6.1)を95:5の比率で水に混合し、
原料が分散した液に炭酸ナトリウムをカルボキシメチル
セルロースナトリウム100gに対して80gとなる量
を添加し、紙料とした。得られた紙料を小型抄造機用い
て抄紙し、乾燥して繊維シートを得た。得られた繊維シ
ートに、以下の洗浄剤水溶液を、繊維シート重量の2倍
の量を含浸させ、その後引っ張り強度と水解性について
評価を行った。洗浄剤水溶液の組成(%は重量%を示
す。) ・プロピレングリコールモノメチルエーテルを20% ・乳酸カルシウムを1.5%又は安息香酸ナトリウムを
1.2% ・イオン交換水を適量
【0038】(水解性の評価)水解性の試験はJIS
P4501のトイレットペーパーほぐれやすさ試験に基
づいて行った。詳細を述べると、洗浄液を含浸させた繊
維シートを縦10cm横10cmに切断したものを、イ
オン交換水300mlを入れたビーカーに投入して、回
転子を用いて撹拌を行った。回転数は600rpmであ
る。この時の繊維シートの分散状態を経時的に観察し、
分散されるまでの時間を測定した。評価基準は以下のと
おりである。 ○:100秒以内に細分化する。×:100秒以内では
細分化しない。
【0039】(湿潤強度の評価)湿潤強度は、前記方法
によって得られた繊維シートを幅25mm長さ150m
mに裁断したものを試料として用い、テンシロン試験機
により、チャック間隔は100mm、引張速度は100
mm/minで測定した。測定は紙の縦方向(MD)に
対して行った。そのときの破断時の強度(gf)を湿潤
強度の試験結果の値とした(表以下、g/25mmで表
す)。湿潤強度については、破断強度が300g/25
mm以上あれば、清掃用作業に十分耐えうると考えられ
る。結果を表3に示す。
【0040】
【表3】
【0041】
【発明の効果】本発明の洗浄剤組成物は、プラスチック
製便座等の液体洗浄剤での清掃時に生じるひび割れを防
止しながらも、更に金属部分の錆の発生を起こす成分を
含有していない。従って、トイレ周り等の清掃におい
て、ABS樹脂及び金属を同時に清掃することができ
る。すなわち、効率良く且つ効果的に清掃することがで
きる。また、人体にとって有害な化合物を含有していな
いので、安全性が高い。
【0042】また、本発明の洗浄剤組成物を、カルボキ
シル基をもつバインダーを含有した繊維シートに含浸さ
せることにより、強度に優れた水解性の繊維シートとす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の評価方法において、ABS樹脂に歪み
を生じさせる方法を示す図。
【図2】実施例の評価方法において、歪みが生じたAB
S樹脂の断面図。
【符号の説明】
1 アクリルパイプ 2 ABS樹脂テストピース

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)界面活性剤及び/又は(B)一価
    アルコール、多価アルコール及びそれらの誘導体からな
    る群より選ばれる少なくとも一種の溶剤を含有する洗浄
    剤組成物において、(C)安息香酸カルシウム、グルコ
    ン酸カルシウム、乳酸カルシウム、パントテン酸カルシ
    ウム及びサリチル酸カルシウムからなる群より選ばれる
    少なくとも一種の化合物を含有し、且つpHを3〜12
    としたことを特徴とする洗浄剤組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の洗浄剤組成物を含浸させ
    た使い捨ての繊維シート。
  3. 【請求項3】 繊維シートが水解性である請求項2記載
    の使い捨ての繊維シート。
  4. 【請求項4】 繊維シートが、カルボキシル基をもつバ
    インダーを含有している請求項3記載の使い捨ての繊維
    シート。
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