JP3300621B2 - 生分解性湿潤シート - Google Patents

生分解性湿潤シート

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JP3300621B2 JP35725496A JP35725496A JP3300621B2 JP 3300621 B2 JP3300621 B2 JP 3300621B2 JP 35725496 A JP35725496 A JP 35725496A JP 35725496 A JP35725496 A JP 35725496A JP 3300621 B2 JP3300621 B2 JP 3300621B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体の清拭やトイ
レ等の器物の清拭に使用される汚れ拭き取り用の湿潤シ
ート(ウェットワイプスともいう)であって、より詳し
くは、水洗便所等の多量の水中に投棄するとシートの組
織が崩壊し、そのシートの構成繊維が分散する前記シー
トに関する。
【0002】
【従来の技術】この種湿潤シートとして、針葉樹パルプ
をカルボキシメチルセルロース(CMC)やポリビニル
アルコール(PVA)等の水溶性バインダーで結合させ
る技術は、特開平2−154095号,特開平2−22
9295号,特開平3−167400号等の公報によっ
て公知である。
【0003】また、特開平7−70896号公報には、
この種湿潤シートに生分解性合成繊維を用いることが記
載されている。
【0004】これら公知のシートは、水洗便所へ投棄さ
れると、それらの繊維質材料が浄化槽や下水処理施設等
で微生物の作用を受けて分解する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、微生物分解
性(生分解性)の繊維質材料からなる湿潤シートは、保
存中に微生物が増殖すると分解し、使用に耐えられなく
なることがある。そこで、本発明は、浄化槽や下水処理
施設での微生物処理が可能であって、しかも保存安定性
に優れる湿潤シートの提供を課題にしている。
【0006】
【課題を解決する手段】前記課題を解決するための本発
明は、生分解性繊維からなる繊維質シート基材に薬液と
静菌剤とが含まれ、前記繊維質シート基材が天然繊維お
よび再生繊維の少なくとも一方と生分解性合成繊維とか
らなることを特徴とする生分解性湿潤シートにある。
【0007】かかる構成の湿潤シートは、保存中に生分
解性繊維を分解する微生物が混入した場合でも、静菌剤
の効果によりその微生物の活動や増殖を抑制することが
できるので、保存安定性に優れたものとなる。
【0008】静菌剤は、湿潤シートを水洗便所に投棄す
ると、便器の水や浄化槽の水、下水道の水等で希釈さ
れ、その静菌効果が急速に弱まる。静菌効果が弱くなっ
た湿潤シートは、浄化槽や下水処理施設において生分解
される。
【0009】本発明に係る湿潤シートは、このように保
存安定性がよく、しかも水中に投棄されると速やかな生
分解が可能になるという特徴を有している。
【0010】本発明の好ましい実施形態において、前記
天然繊維および再生繊維の少なくとも一方と生分解性合
成繊維との重量比が80/20〜25/75の範囲にあ
る。また、生分解性繊維は水中で実質的に接合力を消失
するバインダーによって互いに接合し、シート状を呈し
ている。さらにはまた、湿潤シートは、それに含まれる
薬液の0.0001〜10重量%に相当する静菌剤を含
む。生分解性合成繊維として、好ましくは脂肪族ポリエ
ステルからなる生分解性合成繊維が使用される
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に使用される生分解性繊維
には、天然繊維と、再生繊維と、生分解性合成繊維とが
ある。
【0012】天然または再生繊維は、湿潤シート(ウェ
ットワイプス)用の薬液を吸収保持できることが望まし
く、天然繊維としてパルプ、コットン、リネン等を使用
し、再生繊維としてビスコースレーヨン、銅アンモニア
レーヨン、溶剤紡糸レーヨン等を使用する。これらの繊
維のうちで特に繊維のコストを考慮すると、パルプの使
用が好ましい。また、これらの繊維は、複数のものをブ
レンドして使用することが可能である。
【0013】生分解性の合成繊維は、生分解性樹脂を繊
維化したもので、代表的な樹脂に脂肪族ポリエステル重
合体がある。かかる脂肪族ポリエステル重合体には、例
えば、ポリグリコール酸やポリ乳酸のようなポリ(α−
ヒドロキシ酸)、およびこれらポリマーを構成する繰り
返し単位からなる共重合体があり、またポリ(ε−カプ
ロラクトン)、ポリ(β−プロピオラクトン)のような
ポリ(ω−ヒドロキシアルカノエート)があり、さらに
はまたポリ−3−ヒドロキシプロピオネート、ポリ−3
−ヒドロキシブチレート、ポリ−3−ヒドロキシカプロ
レート、ポリ−3−ヒドロキシヘプタノエート、ポリ−
3−ヒドロキシオクタノエート、およびこれらポリマー
を構成する繰り返し単位とポリ−3−ヒドロキシバリレ
ートやポリ−4−ヒドロキシブチレートを構成する繰り
返し単位との共重合体のようなポリ(β−ヒドロキシア
ルカノエート)がある。この他に、グリコールとジカル
ボン酸の縮重合体であるポリエチレンオキサレート、ポ
リエチレンサクシネート、ポリエチレンアジペート、ポ
リエチレンアゼテート、ポリブチレンサクシネート、ポ
リブチレンアジペート、ポリブチレンセバケート、ポリ
ネオペンチルオキサレート、ポリヘキサメチレンセバケ
ート、およびこれらポリマーを構成する繰り返し単位か
らなる共重合体を例に挙げることもできる。
【0014】本発明で脂肪族ポリエステル重合体を用い
る場合、加工性と生分解性とのバランスが良好であると
いう点において、特にポリブチレンサクシネートを使用
するか、ブチレンサクシネートとブチレンアジペート、
ブチレンセバケート、エチレンサクシネートのいずれか
一つ以上とを共重合させたポリエステルを使用するか、
ポリブチレンサクシネートとそれら共重合体のいずれか
一つ以上とのブレンド物を使用するか、またはそれら共
重合体のいずれか二つ以上のブレンド物を使用すること
が望ましい。
【0015】前記以外の樹脂であっても、それが生分解
性を有し、繊維にすることができるものであれば、本発
明におけるシート基材に使用することが可能である。ま
た、前記の樹脂をブレンドして繊維化したものや、前記
の樹脂からなる繊維をブレンドしたものを使用すること
も可能である。
【0016】本発明においては、天然繊維や再生繊維、
生分解性合成繊維を単独で使用するよりも、これらを混
合して使用することが望ましい。例えばパルプのような
天然繊維や再生繊維を単独で使用した湿潤シートは、ソ
フト性やバルキー性に劣ることが多く、そのシートを使
用するときの手触りが好ましくない。一方、生分解性合
成繊維は、天然繊維や再生繊維に比べて吸液性に劣るか
ら、この繊維を単独で使用した湿潤シートは薬液を充分
に吸収保持することが難しい。
【0017】天然繊維および/または再生繊維と、生分
解性合成繊維との混合重量比は、これら繊維に含浸させ
る薬液の種類や、湿潤シートの用途によって異なるが、
(天然繊維および/または再生繊維)/(生分解性合成
繊維)=80/20〜25/75であることが望まし
い。この重量比を満たしていないときの繊維混合物に
は、各々の繊維を単独で使用したときのような問題が生
じる。
【0018】使用する繊維は互いに結合させてシート状
にし、本発明で使用する繊維質素材からなるシート基材
にする。結合させるには、繊維ウエブに噴射水流を作用
させて繊維どうしを交絡させる方法、生分解性合成繊維
を熱溶融して繊維どうしを溶着させる方法、バインダー
によって繊維どうしを接合する方法等を利用することが
できる。ただし、本発明で使用するシート基材は、湿潤
シートが水中で速やかに崩壊し、構成繊維が容易に分散
するように、水中で実質的に接合力を消失するバインダ
ーを使用したものであることが望ましい。
【0019】そのようなバインダーとしては、デンプン
またはその誘導体、アルギン酸ナトリウム、トラントガ
ム、グアーガム、キサンタンガム、アラビアゴム、カラ
ギーナン、ガラクトマンナン、ゼラチン、カゼイン、ア
ルブミン、プルプラン、ポリエチレンオキシド、ポリビ
ニルアルコール、ビスコース、ポリビニルエチルエーテ
ル、ポリアクリル酸ソーダ、ポリメタアクリル酸ソー
ダ、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸のヒドロキシ
ル化誘導体、ポリビニルピロリドン/ビニルピロリドン
酢酸ビニル共重合体、カルボキシエチルセルロースまた
は、その塩、カルボキシメチルセルロースまたは、その
塩等を例に挙げることができる。
【0020】本発明において、使用するバインダーが水
中で実質的に接合力を消失するということは、バインダ
ーが水溶性、水膨潤性、および水崩壊性のいずれかであ
ることを意味している。
【0021】バインダーは、水中に投棄された湿潤シー
トの崩壊、分散が速やかであって、しかもバインダー自
体生分解性を有していることが好ましく、その点でカル
ボキシメチルセルロースやそのアルカリ金属塩、特にカ
ルボキシメチルセルロースのナトリウム塩が優れてい
る。これらの化合物は、比較的低コストで入手可能とい
う点でも優れている。
【0022】また、これらのカルボキシメチルセルロー
スのアルカリ金属塩、特にナトリウム塩で繊維を結合さ
せてシート基材を製造する過程で、または得られたシー
ト基材に、多価金属イオンを含む溶液を添加することに
より、カルボキシメチルセルロースの多価金属塩を生成
せしめ、シート強度を向上させることも可能である。
【0023】バインダーの使用量は、バインダーの種
類、接合する繊維の種類や量によって異なるが、通常は
繊維重量の1〜30%である。1%未満の場合、必要な
接合力が得られないことがあり、30%を越えると、湿
潤シートとしての手触りが悪くなったり、清拭機能の低
下が生じたりするうえに、湿潤シートの製造コストが徒
に上昇する。
【0024】本発明に係るシート基材の製造には、繊維
とバインダーとの水分散液を使用して抄紙する技術を利
用することが好ましい。その他に、カード法やエアレイ
ド法にて形成した繊維ウエブにバインダー水溶液を噴霧
したり、塗布したりする方法を用いることもできる。
【0025】このようにして得られたシート基材には薬
液と静菌剤とを含浸させる。ここでいう薬液とは、湿潤
シートによる清拭の目的を達成するためにシート基材に
含浸させる液体を意味している。例えば、器物の汚れを
落とすための洗剤の水溶液等様々な薬剤の溶液がある。
また、ここでいう静菌剤とは、一般に殺菌剤、防菌剤、
抗菌剤、除菌剤、防黴剤、抗黴剤、防腐剤、消毒剤等と
呼ばれるものであって、その配合量を調整することによ
って微生物の活動や増殖を抑制する作用を示すものを意
味している。具体的には、グルタールアルデヒド、グリ
オキザール、α−ブロムシンナムアルデヒド、ホルマリ
ン等のアルデヒド系静菌剤、エタノール、イソプロパノ
ール、ベンジルアルコール等のアルコール系静菌剤、ヨ
ードチンキ、ヨード化フェノール、ヨードホルム、ヨー
ドホール、ポピドンヨード等のヨウ素化合物系静菌剤、
次亜塩素酸塩、二酸化塩素、1,3ジクロル−5,5−
ジメチルヒダントイン、p−トルエンスルフォクロルア
ミドソーダ塩、ポリクロルイソシアヌル酸塩等の塩素化
合物系静菌剤、過酸化水素、過炭酸ソーダ、過酸化ピロ
リン酸ソーダ、過酢酸等の過酸化物系静菌剤、フェノー
ル、リゾール、クレゾール、キシレノール、パラクロロ
メタキシレノール、ジフェニール化合物等のフェノール
系静菌剤、ホウ酸、安息香酸、サリチル酸、デヒドロ酢
酸、ソルビン酸、およびそれらの塩類等の酸類静菌剤、
トリクロロカルバアニリド、ハロカルバン、トリブロム
サランなどのアミド化合物系静菌剤、グルコン酸クロル
ヘキシジン、塩酸クロルヘキシジン、ポリヘキサメチレ
ンピグアナイドなどのピグアナイド系静菌剤等を挙げる
ことができる。
【0026】また、静菌作用を有する界面活性剤も、静
菌剤として用いることができる。例えば、陽イオン界面
活性剤では、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウ
ム、塩化セチルピリジニウム、塩化メチルベンゼトニウ
ム等の4級アンモニウム塩、陰イオン界面活性剤では、
ラウリル硫酸ソーダ等、両性イオン界面活性剤では、ア
ルキルジアミノエチルグリシン酸塩、ベタイン等であ
る。
【0027】これらの静菌剤は、単独で使用してもよい
し、複数組み合わせて使用してもよい。いずれの静菌剤
を使用するかは、湿潤シートの用途、保存環境、生分解
性繊維の分解性を考慮して決めればよい。因みに、静菌
剤は、食品工場の衛生管理、食品保存、化粧品製造、医
療等の分野で多用されているから、それらの分野の知見
を活用して選ぶことが有益である。
【0028】静菌剤は、様々な手段によってシート基材
に添加することができる。例えば、シート基材を構成す
る繊維やバインダーの原料への練り込み、繊維への塗
布、シート基材に対するスプレー噴霧・塗布・含浸、シ
ート基材に含浸させる薬液への混合等がある。なかで
も、薬液に静菌剤を混合することは、簡便かつ静菌剤添
加量のコントロールが容易である。
【0029】静菌剤を予め繊維やバインダーに添加して
おく場合や、シート基材に噴霧・塗布・含浸させる場合
には、静菌剤が水中へ速やかに溶出するように、高い水
溶性を有する静菌剤の使用が望ましい。
【0030】シート基材に含浸させる薬液の量は、湿潤
シートの使用目的やシート基材の吸液性等によって異な
るが、一般的にはシート基材乾燥重量の100〜300
%である。
【0031】静菌剤の使用量は、生分解性繊維の分解し
易さや、静菌剤の静菌能力などによって異なるが、通常
は含浸させる薬液の0.0001〜10重量%に相当す
る量にして、人体に対する過剰の刺激がないようにする
ことが望ましい。
【0032】このようにして得られる湿潤シートには、
界面活性剤、有機溶剤、pH調整剤、研磨剤、着色剤、
増粘剤、保湿剤、香料、消臭剤などを添加することも可
能である。これらの添加剤は、シート基材を構成する繊
維やバインダーに予め添加しておいたり、得られたシー
ト基材に添加したり、薬液に予め添加しておいたりする
ことができる。
【0033】
【実施例】次に、実施例に基づいて本発明に係る湿潤シ
ートの詳細を説明すると、以下のとおりである。
【0034】湿潤シートについての各評価項目の評価方
法は、次のとおりである。水分散性(ほぐれ易さ,崩壊性) 300mlガラスビーカーに、イオン交換水を300m
l入れ、マグネチックスターラー(三田村理研工業製;
トルコンハイマグスターラー)を使用して600rpm
で撹拌した。撹拌に用いた回転子は、径が35mm、厚
さが12mmの円盤型である。撹拌した水中に10cm
角に裁断した湿潤シートを投入して、ほぐれ易さを目視
判定した。
【0035】ほぐれ易さの判定基準は、以下のとおりで
ある。
【0036】 シートが100秒未満で細片化する ○ シートが細片化するのに100秒以上要する ×柔らかさ(触感) 200mm×150mmに裁断した湿潤シートに10人
のパネラーが触り、そのときの触感に基づいて判定し
た。
【0037】判断指標は以下のとおりである。
【0038】 10人中8人以上のパネラーが柔らかいと感じた ○ 柔らかいと感じたパネラーが10人中7人以下である ×吸液性(保液性) 200mm×150mmに裁断した湿潤シートを使用し
て、10人のパネラーが平滑なアクリル板を拭き、拭い
たときに薬液が湿潤シートから滲出して不快に感じるこ
とがあるか否かに基づいて判定した。
【0039】 液が滲出して不快と答えたパネラーが10人中4人以下である ◎ 液が滲出して不快と答えたパネラーが10人中5人〜7人である ○ 10人中8人以上のパネラーが液が滲出して不快と答えた ×保存時の生分解度(保存安定性) 薬液含浸後の湿潤シートの好気性生分解度と、薬剤水溶
液のみの好気性生分解度を各々測定し、後記数式1によ
り「シート中の繊維+バインダー」の試験開始28日後
の生分解度(%)を算出した。生分解度が低い湿潤シー
トは、微生物による分解劣化を受けにくく、保存安定性
が高い。
【0040】測定に用いた試験法は「化学物質の審査及
び製造等の規制に関する法律」により定められた「微生
物等による化学物質の分解度試験」に準じた。試験に用
いた接種汚泥は、(財)化学品検査協会より購入した標
準活性汚泥である。
【0041】
【数1】 但し、「シート+液」の28日後BOD =SS (ppm) 「液」のみの28日後BOD =SL (ppm) 空試験(接種汚泥+基礎培養基のみ)の28日後BOD=B (ppm) 「液」の含浸倍率(シート乾燥重量に対し) =x (倍) 「繊維+バインダー」の理論的酸素要求量(ThOD)=TOD (ppm) 水中投棄後の生分解度(浄化槽・下水道処理適性) 200mm×150mmに裁断した湿潤シートを、図1
に示す和式便器(東陶機器株式会社製C750V)1と
ロータンク(S570B;容量11リットル)2とを組
み合わせたテストトイレより流し、配管の開放端で固形
物(繊維+バインダー)を回収した。回収にはナイロン
メッシュの袋(250mesh)3を用いた。
【0042】回収した固形物を風乾した後、好気性生分
解度を測定し、後記数式2により「シート中の繊維+バ
インダー」の試験開始28日後の生分解度(%)を算出
した。
【0043】測定に用いた試験法は「化学物質の審査及
び製造等の規制に関する法律」により定められた「微生
物等による化学物質の分解度試験」に準じた。試験に用
いた接種汚泥は、(財)化学品検査協会より購入した標
準活性汚泥である。
【0044】
【数2】水中投棄後の生分解度(%)={(S−B)/
OD}*100 但し、「回収した固形物」の28日後BOD
=S (ppm) 空試験(接種汚泥+基礎培養基のみ)の28日後BOD
=B (ppm) 「繊維+バインダー」の理論的酸素要求量(ThOD)
=TOD(ppm)
【0045】
【実施例1】ポリブチレンサクシネート繊維(繊維長5
mm)/針葉樹クラフトパルプ/カルボキシメチルセル
ロースナトリウム(ニチリン化学工業製 DS=0.4
3,pH=6.1)を30/60/10の乾燥重量比と
なるように計量・混合し、小型試験抄造機にて湿式法で
シートを調製した。調製したシートを回転ドラム型乾燥
機を用いて85℃、110秒乾燥し、目付40g/m2
の乾燥シート基材を得た。このシート基材に、プロピレ
ングリコール/塩化カルシウム/塩化セチルピリジニウ
ム/イオン交換水=10/1/1/88(重量比)から
なる薬剤水溶液(薬液と静菌剤との混合液)を乾燥シー
ト重量の1.5倍量スプレーし、20℃、24時間静置
して目的の湿潤シートを得た。得られた湿潤シートの特
性を表1に示す。
【0046】
【実施例2】実施例1と同様に調製した乾燥シート基材
に、プロピレングリコール/塩化カルシウム/塩化セチ
ルピリジニウム/イオン交換水=10/1/3/86
(重量比)からなる薬剤水溶液を乾燥シート重量の2.
5倍量スプレーし、20℃、24時間静置して湿潤シー
トを得た。得られた湿潤シートの特性を表1に示す。
【0047】
【実施例3】実施例1と同様に調製した乾燥シート基材
に、プロピレングリコール/塩化カルシウム/エタノー
ル/安息香酸ナトリウム/イオン交換水=10/1/5
/1/83(重量比)からなる薬剤水溶液を乾燥シート
基材重量の2倍量スプレーし、20℃、24時間静置し
て目的の湿潤シートを得た。得られた湿潤シートの特性
を表1に示す。
【0048】
【実施例4】実施例1と同様に調製した乾燥シート基材
に、プロピレングリコール/塩化カルシウム/エタノー
ル/グルコン酸クロルヘキシジン/イオン交換水=10
/1/5/0.5/83.5(重量比)からなる薬剤水
溶液を乾燥シート重量の2倍量スプレーし、20℃、2
4時間静置して目的の湿潤シートを得た。得られた湿潤
シートの特性を表1に示す。
【0049】
【実施例5】実施例1と同様に調製した乾燥シート基材
に、プロピレングリコール/塩化カルシウム/エタノー
ル/ソルビン酸/イオン交換水=10/1/5/0.5
/83.5(重量比)からなる薬剤水溶液を乾燥シート
基材重量の2倍量スプレーし、20℃、24時間静置し
て目的の湿潤シートを得た。得られた湿潤シートの特性
を表1に示す。
【0050】
【実施例6】ポリ(ブチレンサクシネート/ブチレンア
ジペート)共重合体(共重合モル比80/20)繊維
(繊維長5mm)/針葉樹クラフトパルプ/カルボキシ
メチルセルロースナトリウム(ニチリン化学工業製 D
S=0.43,pH=6.1)を45/45/10の乾
燥重量比となるように計量・混合し、小型試験抄造機に
て湿式法でシートを調製した。調製したシートを回転ド
ラム型乾燥機を用いて80℃、120秒乾燥し、目付4
5g/m2 の乾燥シート基材を得た。このシート基材
に、ポリエチレングリコール(#1500)/硫酸亜鉛
/エタノール/塩化セチルピリジニウム/イオン交換水
=10/1/5/0.5/83.5(重量比)からなる
薬剤水溶液を乾燥シート基材重量の2.2倍量スプレー
し、20℃、24時間静置して目的の湿潤シートを得
た。得られた湿潤シートの特性を表1に示す。
【0051】
【実施例7】ポリブチレンサクシネート繊維(繊維長5
mm)/ポリ(ブチレンサクシネート/ブチレンアジペ
ート)共重合体(共重合モル比80/20)繊維(繊維
長5mm)/ビスコースレーヨン繊維(繊維長5mm)
/カルボキシメチルセルロースナトリウム(ニチリン化
学工業製 DS=0.43,pH=6.1)を15/1
5/55/15の乾燥重量比となるように計量・混合
し、小型試験抄造機にて湿式法でシートを調製した。調
製したシートを回転ドラム型乾燥機を用いて85℃、1
10秒乾燥し、目付40g/m2 の乾燥シート基材を得
た。このシート基材に、プロピレングリコール/硫酸亜
鉛/グルコン酸クロルヘキシジン/イオン交換水=10
/1.2/0.8/88(重量比)からなる薬剤水溶液
を乾燥シート基材重量の2倍量スプレーし、20℃、2
4時間静置して目的の湿潤シートを得た。得られた湿潤
シートの特性を表1に示す。
【0052】
【実施例8】ポリブチレンサクシネート繊維(繊維長5
mm)/針葉樹クラフトパルプ/カルボキシメチルセル
ロースナトリウム(ニチリン化学工業製 DS=0.4
3,pH=6.1)を45/45/10の乾燥重量比と
なるように計量・混合し、小型試験抄造機にて湿式法で
シートを調製した。調製したシートを回転ドラム型乾燥
機を用いて85℃、110秒乾燥し、目付40g/m2
の乾燥シート基材を得た。このシート基材に、プロピレ
ングリコール/塩化カルシウム/塩化セチルピリジニウ
ム/イオン交換水=10/1.7/1.3/87(重量
比)からなる薬剤水溶液を乾燥シート基材重量の2倍量
スプレーし、20℃、24時間静置して目的の湿潤シー
トを得た。得られた湿潤シートの特性を表1に示す。
【0053】
【実施例9】ポリブチレンサクシネート繊維(繊維長5
mm)/針葉樹クラフトパルプ/カルボキシメチルセル
ロースナトリウム(ニチリン化学工業製 DS=0.4
3,pH=6.1)を30/60/10の乾燥重量比と
なるように計量・混合し、小型試験抄造機にて湿式法で
シートを調製した。調製したシートを回転ドラム型乾燥
機を用いて85℃、110秒乾燥し、目付40g/m2
の乾燥シート基材を得た。このシート基材に、プロピレ
ングリコール/塩化カルシウム/エタノール/安息香酸
ナトリウム/イオン交換水=10/1.2/3/0.8
/85(重量比)からなる薬剤水溶液を乾燥シート基材
重量の2倍量スプレーし、20℃、24時間静置して目
的の湿潤シートを得た。得られた湿潤シートの特性を表
1に示す。
【0054】<比較例1>実施例1と同様に調製した乾
燥シート基材に、プロピレングリコール/塩化カルシウ
ム/イオン交換水=10/1/89(重量比)からなる
液体を乾燥シート基材重量の1.5倍量スプレーし、2
0℃、24時間静置して対比用湿潤シートを得た。得ら
れた対比用シートの特性を表1に示す。
【0055】<比較例2>実施例2と同様に調製した乾
燥シート基材に、プロピレングリコール/塩化カルシウ
ム/イオン交換水=10/1/89(重量比)からなる
液体を乾燥シート基材重量の2.5倍量スプレーし、2
0℃、24時間静置して対比用湿潤シートを得た。得ら
れた対比用シートの特性を表1に示す。
【0056】<比較例3>実施例3と同様に調製した乾
燥シート基材に、プロピレングリコール/塩化カルシウ
ム/イオン交換水=10/1/89(重量比)からなる
液体を乾燥シート基材重量の2倍量スプレーし、20
℃、24時間静置して対比用湿潤シートを得た。得られ
た対比用シートの特性を表1に示す。
【0057】<比較例4>実施例6と同様に調製した乾
燥シート基材に、ポリエチレングリコール(#150
0)/硫酸亜鉛/イオン交換水=10/1/89(重量
比)からなる液体を乾燥シート基材重量の2.2倍量ス
プレーし、20℃、24時間静置して対比用湿潤シート
を得た。得られた対比用シートの特性を表1に示す。
【0058】<比較例5>実施例7と同様に調製した乾
燥シート基材に、プロピレングリコール/硫酸亜鉛/イ
オン交換水=10/1.2/88.8(重量比)からな
る液体を乾燥シート基材重量の2倍量スプレーし、20
℃、24時間静置して対比用湿潤シートを得た。得られ
た対比用シートの特性を表1に示す。
【0059】<比較例6>ポリエステル(PET)繊維
(繊維長5mm)/針葉樹クラフトパルプ/カルボキシ
メチルセルロースナトリウム(ニチリン化学工業製 D
S=0.43,pH=6.1)を45/45/10の乾
燥重量比となるように計量・混合し、小型試験抄造機に
て湿式法でシートを調製した。その後の処理は、実施例
8と同様にした。得られた対比用シートの特性を表1に
示す。
【0060】<比較例7>針葉樹クラフトパルプ/カル
ボキシメチルセルロースナトリウム(ニチリン化学工業
製 DS=0.43,pH=6.1)を90/10の乾
燥重量比となるように計量・混合し、小型試験抄造機に
て湿式法でシートを調製した。その後の処理は、実施例
9と同様にした。得られた対比用シートの特性を表1に
示す。
【0061】<比較例8>ポリブチレンサクシネート繊
維(繊維長5mm)/カルボキシメチルセルロースナト
リウム(ニチリン化学工業製 DS=0.43,pH=
6.1)を90/10の乾燥重量比となるように計量・
混合し、小型試験抄造機にて湿式法でシートを調製し
た。その後の処理は、実施例9と同様にした。得られた
対比用シートの特性を表1に示す。
【0062】
【表1】 実施例1〜9によって明らかなとおり、本発明に係る湿
潤シートは、水洗便所への投棄に適した速やかな水分散
性(崩壊性)と、柔らかな触感と、充分な保液性とを兼
ね備えている。また、保存時には微生物による分解作用
を受けにくく、優れた保存安定性を有し、しかも、水洗
便所へ投棄されたときには浄化槽等での優れた生分解性
を示す。
【0063】一方、比較例1〜5によって明らかなとお
り、静菌剤を含まない対比用湿潤シートは、保存時に微
生物による分解作用を受けるから、保存安定性に劣るこ
とがわかる。また、比較例6から明らかなように、ポリ
エステル(PET)繊維等の非生分解性合成繊維を用い
た対比用湿潤シートは、水洗便所へ投棄された後の生分
解性が低いから、浄化槽や下水道での処理に適さないこ
とがわかる。比較例7から明らかなように、針葉樹パル
プとバインダーのみでシート基材を構成した場合は、触
感(柔らかさ)に劣る湿潤シートとなる。比較例8から
明らかなように、生分解性合成繊維とバインダーのみで
シート基材を構成した場合は、吸液性が悪く、薬剤水溶
液の保持力が十分でない。
【0064】
【発明の効果】本発明に係る湿潤シートは、柔らかさと
保液性に優れ、水洗便所等の多量の水中では構成繊維が
速やかに細かく分散するという特性を有する。また、浄
化槽や下水処理施設等では生分解作用を受け易いので、
それを水中に投棄しても多量の固形分を生成することも
ない。一方、保存中の湿潤シートは、生分解作用を受け
にくく、優れた保存安定性を有する。
【0065】したがって、本発明に係る湿潤シートは、
人体清拭用や便器等の器具清拭用のものとして好適であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】テストトイレの側面図。
【符号の説明】
1 和式水洗便器 2 ロータンク 3 ネット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大久保 俊哉 静岡県掛川市下俣南2−9−14ティーア ンドダブリュ104号 (72)発明者 有田 智恵子 静岡県掛川市緑ケ丘2−7−4プレジー ル緑が丘102号 (56)参考文献 特開 平4−174632(JP,A) 特開 昭64−22804(JP,A) 特開 平8−325916(JP,A) 特開 平8−73582(JP,A) 特開 平6−336519(JP,A) 特開 平10−165327(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D21H 11/00 - 27/42 A47K 7/00 A47L 13/16

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生分解性繊維からなる繊維質シート基材
    に薬液と静菌剤とが含まれ、前記繊維質シート基材が天
    然繊維および再生繊維の少なくとも一方と生分解性合成
    繊維とからなることを特徴とする生分解性湿潤シート。
  2. 【請求項2】 前記天然繊維および再生繊維の少なくと
    も一方と生分解性合成繊維との重量比が80/20〜2
    5/75の範囲にある請求項1記載の生分解性湿潤シー
    ト。
  3. 【請求項3】 前記繊維質シート基材を構成する繊維
    が、水中で実質的に接合力を消失するバインダーを介し
    て互いに接合している請求項1または2記載の湿潤シー
    ト。
  4. 【請求項4】 前記静菌剤の量が前記薬液の0.000
    1〜10重量%である請求項1〜3のいずれかに記載の
    湿潤シート。
  5. 【請求項5】 前記生分解性合成繊維が、脂肪族ポリエ
    ステルよりなる請求項1〜のいずれかに記載の湿潤シ
    ート。
  6. 【請求項6】 前記脂肪族ポリエステルが、ポリブチレ
    ンサクシネート、またはポリブチレンサクシネートとポ
    リブチレンアジペート、ポリブチレンセバケートおよび
    ポリエチレンサクシネートのいずれか一つ以上との共重
    合体、またはポリブチレンサクシネートと前記共重合体
    のいずれか一つ以上とのブレンド物、または前記共重合
    体のいずれか二つ以上のブレンド物である請求項記載
    の湿潤シート。
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