JP7197322B2 - 清拭シート - Google Patents

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Description

本発明は、清拭シートに関する。
身体の特定部位を清拭するために、ウエットタイプの清拭シートが汎用されている。このような清拭シートは、例えば赤ちゃんや被介護者の使い捨ておむつ等の交換時に排泄部に付いた排泄物の汚れを清浄したり、生理用ナプキン交換時に排泄部を清浄したりするために用いられている。
前記の目的に用いられるシートとして、特許文献1には、木材パルプ及び水溶性バインダーを含む水解紙に、水系洗浄剤を含浸させた清拭シートが記載されている。同文献には、該シートが肛門又は陰部周辺の清浄に用いられることも記載されている。
また特許文献2には、薬液が皮膚に移行した後も皮膚のpHを弱酸性に保つことを目的として、有機酸と有機酸塩と保湿成分とを含み、pHが5.0~6.0である薬液を基紙に担持した清拭シートが記載されている。
特許文献3には、水を95~99重量%及び抗菌剤を1~5重量%の割合で含有する薬液を含浸させた拭き取り用シートが記載されている。同文献には、この薬液が、防腐効果を有しており、且つ薬液成分の臭いを無くしたものであることも記載されている。
特開2010-125233号公報 特開2010-214030号公報 特開2013-245216号公報
特許文献1ないし3に記載のシートにおいては、商品の品質を長期間保つために、防腐剤が薬液に配合される場合がある。しかし、薬液に配合される防腐剤の種類によっては、肌の弱い乳幼児や被介護者に対して皮膚への刺激性が高いものとなっていた。一方、皮膚への刺激性を低減させるために防腐剤を非含有とした場合、商品の品質を十分に維持できなかった。したがって、これらの点を両立することに関して改善の余地があった。
したがって、本発明の課題は、従来技術の欠点を解決し得る清拭シートを提供することにある。
本発明は、セルロース系繊維及び水溶性バインダーを含む水解性の基材シートに水性薬剤が含浸されてなる清拭シートであって、
前記水性薬剤が、水を60質量%以上90質量%以下、ポリオール類及びグリコールエーテル類から選択される水溶性有機溶剤を5質量%以上30質量%以下、安息香酸類を0.15質量%以上1質量%以下及び前記バインダーの架橋剤を1質量%以上5質量%以下含み、且つパラベン類を非含有であり、
前記基材シートに含浸させた後の前記水性薬剤の25℃におけるpHが3以上5.5以下である、清拭シートを提供するものである。
本発明によれば、高い保存安定性と、皮膚刺激の抑制とが両立した水解性の清拭シートが提供される。
以下、本発明の清拭シートを、その好ましい実施形態に基づき説明する。本発明の清拭シートは、セルロース系繊維及び水溶性バインダーを含む水解性の基材シートに水性薬剤が含浸されてなるものである。
基材シートは、セルロース系繊維及び水溶性バインダーを含み、水解性を有するものである。水解性とは、基材シートを大量の水中に投入すると、該シートの形状が崩れてシートの構成繊維が水中に分散してしまうことを指し、後述する水性薬剤の含浸によっては基材シートの形状が崩壊しないものである。
水解性の程度は、例えばJIS P 4501に準じてほぐれやすさとして測定することができ、この値が低いほど水解性が良好なものとなる。基材シートは、JIS P 4501に準じて測定したほぐれやすさの時間(水解時間)が、100秒未満であることが好ましく、60秒以下であることが更に好ましい。
基材シートに含まれるセルロース系繊維は、該基材シートの全質量に対して、80質量%以上であることが好ましく、90質量%以上であることが更に好ましく、また、100質量%以下であることが好ましく、95質量%以下であることが更に好ましい。
セルロース系繊維としては、例えば、針葉樹晒しクラフトパルプ(NBKP)、針葉樹晒しサルファイトパルプ(NBSP)、広葉樹晒しクラフトパルプ(LBKP)等の漂白された木材パルプ、コットン、麻等の天然セルロース系繊維;レーヨン、リヨセル、キュプラ等の再生セルロース系繊維などが挙げられる。これらは単独で又は複数組み合わせて用いることができる。これらのうち、柔軟性及び強度を両立する観点から、NBKPを用いることが好ましい。
本発明の効果が奏される限り、基材シートの構成繊維として、セルロース系繊維以外の他の繊維を含んでいてもよい。他の繊維としては、例えば、ポリビニルアルコール繊維や他のポリオレフイン系繊維、ポリエステル系繊維、生分解性を有するポリ乳酸を用いた繊維等が挙げられる。これら他の繊維の含有量は、基材シートの全質量に対して、好ましくは20質量%以下、より好ましくは10質量%以下であり、更に好ましくは実質的に非含有である。
上述のとおり、本発明に用いられる基材シートは水解性を有しているので、例えば水洗トイレ等の多量の水の存在下では、該シートの形状が崩壊し、容易に下水へ流すことが可能となる。一方、本発明に用いられる基材シートを備える清拭シートは、後述する水性薬剤が含浸されているので、その使用時に耐えうる十分な湿潤強度が必要となる。このような、異なる条件下での強度の両立を図る観点から、基材シートは水溶性バインダーを含むことが好ましい。水溶性バインダーの含有量は、基材シートの全質量に対して、1質量%以上であることが好ましく、5質量%以上であることが更に好ましく、また20質量%以下であることが好ましく、10質量%以下であることが更に好ましい。
水溶性バインダーとしては、例えばカルボキシル基を有する水溶性バインダーのようなアニオン性バインダー、ポリビニルアルコール、デンプン又はその誘導体、アルギン酸ナトリウム、トラントガム、グアーガム、キサンタンガム、アラビアゴム、カラギーナン、ガラクトマンナン、ゼラチン、カゼイン、アルブミン、プルプラン、ポリエチレンオキシド、ビスコース、ポリビニルエチルエーテル、ポリアクリル酸ソーダ、ポリメタアクリル酸ソーダ、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸のヒドロキシル化誘導体、ポリビニルピロリドン/ビニルピロリドン酢酸ビニル共重合体等が挙げられる。これらのバインダーのうち、水解性を首尾よく発現させる観点から、アニオン性バインダーや、ポリビニルアルコールを用いることが好ましい。これらのバインダーは、単独で又は複数を組み合わせて用いることができる。
アニオン性バインダーは、水中で容易にカルボキシラートを生成するアニオン性の水溶性バインダーである。その例としては多糖誘導体、合成高分子、天然物が挙げられる。多糖誘導体としてはカルボキシメチルセルロース又はその塩、カルボキシエチルセルロース又はその塩、カルボキシメチル化デンプン又はその塩などが挙げられる。
合成高分子としては、不飽和カルボン酸の重合体又は共重合体の塩、不飽和カルボン酸と該不飽和カルボン酸と共重合可能な単量体との共重合体の塩などが挙げられる。不飽和カルボン酸としては、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、無水マレイン酸、マレイン酸、フマル酸などが挙げられる。これらと共重合可能な単量体としては、これら不飽和カルボン酸のエステル、酢酸ビニル、エチレン、アクリルアミド、ビニルエーテルなどが挙げられる。特に好ましい合成高分子は、不飽和カルボン酸としてアクリル酸やメタクリル酸を用いたものであり、具体的にはポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、アクリル酸メタクリル酸共重合体の塩、アクリル酸又はメタクリル酸とアクリル酸アルキル又はメタクリル酸アルキルとの共重合体の塩が挙げられる。
天然物としては、アルギン酸ナトリウム、ザンサンガム、ジェランガム、タラガントガム、ペクチンなどが挙げられる。
特に、基材シートの水解性を一層効果的に発現させる観点から、水溶性バインダーとして、カルボキシメチルセルロース(CMC)のアルカリ金属塩であることが更に好ましい。同様の観点から、CMCは、そのエーテル化度が好ましくは0.8以上、更に好ましくは0.85以上であり、また好ましくは1.2以下、更に好ましくは1.1以下である。
本発明の清拭シートは、上述した基材シートに水性薬剤が含浸されてなるものである。水性薬剤は、水、水溶性有機溶剤、安息香酸類及び水溶性バインダーの架橋剤をそれぞれ所定の割合で含み、且つパラベン類を非含有のものである。またこのような組成を有する水性薬剤は、その25℃におけるpHが酸性のものである。
水性薬剤は、その全量を一度に基材シートに含浸させてもよく、複数回に分けて基材シートに含浸させてもよい。また水性薬剤は、その全成分を一度に基材シートに含浸させてもよく、水性薬剤に含まれる一種以上の構成成分を複数回に分けて基材シートに含浸させてもよい。
水性薬剤に含まれる水の含有量は、保存安定性の向上と基材シートの湿潤強度との両立を図る観点から、水性薬剤の全質量に対して、60質量%以上であることが好ましく、65質量%以上であることが更に好ましく、また90質量%以下であることが好ましく、85質量%以下であることが更に好ましい。
水性薬剤は、保存安定性の向上を図るとともに、基材シートの湿潤強度を高める観点から、水溶性有機溶剤を含むことが好ましい。
水溶性有機溶剤としては、例えばポリオール類及びグリコールエーテル類から選択される一種以上を含有させることができる。ポリオール類としては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3-プロパンジオール、1,3-ブタンジオール等のアルキレングリコール類、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール(DPG)、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ソルビトール等のポリアルキレングリコール類、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン等のグリセリン類等が挙げられる。
また、グリコールエーテル類としては、例えばグリコールモノアルキルエーテルが挙げられ、具体的には、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル等が挙げられる。これらのポリオール類及びグリコールエーテルは、単独で又は二種以上を組み合わせて用いることができる。
特に、皮膚刺激を低減する観点から、水溶性有機溶剤は、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ソルビトール、グリセリン、ジエチレングリコールモノエチルエーテルを含むことが好ましく、またポリオール類を含むことも好ましく、プロピレングリコール及びジプロピレングリコール(DPG)を含むことが更に好ましい。
水溶性有機溶剤の含有量は、保存安定性の向上及び皮膚刺激性の低減を図る観点から、水性薬剤の全質量に対して、5質量%以上であることが好ましく、10質量%以上であることが更に好ましく、また30質量%以下であることが好ましく、20質量%以下であることが更に好ましい。特に、水溶性有機溶剤の含有量がこのような範囲にあることによって、シートのべたつき等を低減し、肌触りが良好なものとなる。
製品の保存安定性の向上を図る観点から、水性薬剤は、安息香酸類を含むことが好ましい。安息香酸類は、無置換の安息香酸(Ph-COOH)若しくはその塩、又はこれらの組み合わせを指すものである。
安息香酸類における安息香酸塩としては、水溶性塩が好ましく用いられ、例えばナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩や、カルシウム塩やマグネシウム塩などのアルカリ土類金属塩等から選択される一種以上の金属塩が挙げられ、ナトリウム塩またはカリウム塩が好ましく、ナトリウム塩が更に好ましい。これらのうち、水性薬剤に溶解することができ、且つ周囲環境に依存せず水性薬剤のpHを所望の範囲となるように緩衝して、保存安定性を一層高いものとする観点から、安息香酸類として、安息香酸とその前記金属塩とを組み合わせて用いることが好ましい。これらの安息香酸塩は、単独で又は二種以上を組み合わせて用いることができる。
水性薬剤に含まれる安息香酸類の含有量は、保存安定性の向上と皮膚刺激の低減との両立を図る観点から、水性薬剤の全質量に対して、0.15質量%以上含むことが好ましく、0.2質量%以上含むことが更に好ましく、また1質量%以下含むことが好ましく、0.5質量%以下であることが好ましい。安息香酸類が、安息香酸及びその塩の双方を含む場合、安息香酸類の含有量は、安息香酸と安息香酸塩との合計質量とする。
水性薬剤に含まれる安息香酸類として、安息香酸及びその塩の双方を含む場合、安息香酸の含有量は、0.03質量%以上含むことが好ましく、0.1質量%以上含むことが更に好ましく、また0.3質量%以下含むことが好ましく、0.2質量%以下であることが好ましい。また安息香酸塩の含有量は、0.01質量%以上含むことが好ましく、0.05質量%以上含むことが更に好ましく、また0.25質量%以下含むことが好ましく、0.2質量%以下であることが好ましい。このような割合となっていることによって、水性薬剤のpHを微生物の増殖を抑制可能な範囲に維持することができ、製品の微生物抵抗性が高いものとなる。その結果、製品の保存安定性を十分に維持することができる。
同様の観点から、安息香酸類における安息香酸とその塩とのモル比は、安息香酸塩に対する安息香酸のモル比として、0.1以上であることが好ましく、0.6以上であることが更に好ましく、また10以下であることが好ましく、5以下であることが更に好ましい。
清拭シートの使用時の基材シートの湿潤強度と使用後の水解性とを両立させる観点から、水性薬剤は、上述した水溶性バインダーの架橋剤を含むことが好ましい。水溶性バインダーとして、例えばCMC等のアニオン性バインダーを用いる場合、架橋剤は、多価金属塩を用いることが好ましく、多価金属の水溶性塩を用いることが更に好ましい。多価金属としては、カルシウム、ストロンチウム、バリウム等のアルカリ土類金属、マンガン、亜鉛、コバルト及びニッケルからなる群から選択される1種又は2種以上の金属を用いることができる。また、これらの金属塩としては、上述した金属の水酸化物、塩化物、硫酸塩、硝酸塩、炭酸塩、ギ酸塩、酢酸塩等が挙げられる。
水性薬剤に含まれる架橋剤の含有量は、湿潤強度と水解性とのバランスを首尾よく得る観点から、水性薬剤の全質量に対して、1質量%以上であることが好ましく、2質量%以上であることが更に好ましく、また5質量%以下であることが好ましく、4質量%以下であることが更に好ましい。
皮膚刺激性を低減するとともに、シートの使用時の安全性を向上させる観点から、本発明に用いられる水性薬剤は、パラオキシ安息香酸エステル類、すなわちパラベン類を含まないことも好ましい。本発明の水性薬剤に非含有であるパラベン類としては、例えばパラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸イソブチル、パラオキシ安息香酸イソプロピル、パラオキシ安息香酸ブチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ベンジル等が挙げられる。本発明に用いられる水性薬剤は、パラベン類が非含有であることによって、皮膚刺激性の低減及び安全性の向上を両立することができる。また水性薬剤は、パラベン類が非含有であっても、安息香酸類が含まれているので、微生物の増殖を抑制可能なpH範囲に維持することができ、その結果、製品の保存安定性を十分に維持することができる。
特に、皮膚刺激性を一層低減させる観点から、本発明に用いられる水性薬剤は、低級一価アルコールを非含有であることが好ましい。本発明の水性薬剤に非含有である低級一価アルコールとしては、例えば炭素数が1以上4以下のアルコールが挙げられ、具体的にはメタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等が挙げられる。本発明に用いられる水性薬剤は、低級一価アルコールが非含有である場合であっても、微生物の増殖を抑制し、製品の保存安定性を十分に維持することができる。
上述の組成となっている水性薬剤は、基材シートに含浸させる前の状態において、皮膚刺激性を低減する観点から、その25℃におけるpHが2.5以上であることが好ましく、3以上であることが更に好ましく、また微生物の繁殖を抑制して、製品の高い保存安定性を実現する観点から、25℃におけるpHが6以下であることが好ましく、5以下であることが更に好ましい。水性薬剤をこのようなpHの範囲とするためには、例えば安息香酸と安息香酸塩との双方を水性薬剤に配合するか、又は安息香酸類のうちいずれか一方のみと安息香酸以外の有機酸及びその塩とを配合して緩衝能を持たせたり、安息香酸塩と安息香酸以外の有機酸とを組み合わせるか、又は安息香酸と安息香酸塩以外の有機酸塩とを組み合わせて水性薬剤に配合したりする方法が挙げられる。
また清拭時における皮膚刺激性を一層低減する観点から、基材シートに含浸させた後の水性薬剤の25℃におけるpHは、3以上であることが好ましく、3.5以上であることが更に好ましく、また微生物の繁殖を抑制して、製品の高い保存安定性を実現する観点から、25℃におけるpHが5.5以下であることが好ましく、5以下であることが更に好ましい。基材シートに含浸させた後の水性薬剤は、例えば清拭シートを人手、抽出部材又は機械等の設備で絞ったり、押圧したりするなどの方法で抽出した抽出液とすることができる。
水性薬剤のpHを低く保ち、製品の保存安定性を高める観点から、水性薬剤に含まれる安息香酸類として安息香酸及びその塩のうちいずれか一方のみを含む場合、水性薬剤は、安息香酸以外の有機酸若しくはその塩、又はこれらの組み合わせを含むことが好ましい。有機酸及びその塩の具体例としては、アクリル酸、アジピン酸、アスコルビン酸、クエン酸、グルタミン酸、グルタル酸、コハク酸、フマル酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、リンゴ酸及びこれらの金属塩等が挙げられることが好ましい。
本発明に用いられる水性薬剤は、本発明の効果が奏される限り、上述した成分に加えて、清拭シートに一般的に用いられる他の成分を含有させることができる。他の成分としては、例えば界面活性剤、保湿剤、パラベン類以外の防腐剤、殺菌剤、電解質物質、色素、香料、酸化防止剤、pH調整剤等を適宜含有させることができる。
汚れの清拭性を高める観点から、水性薬剤は、他の成分として界面活性剤を含むことが好ましい。本発明に用いられる界面活性剤としては、例えばイオン性界面活性剤や、非イオン性界面活性剤が挙げられる。イオン性界面活性剤としては、例えばセチルリン酸ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化セチルピリジニウム等の陽イオン性界面活性剤や、アルキルベンゼンスルホン酸等の陰イオン性界面活性剤が挙げられる。非イオン性界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンアルキルエーテル等が挙げられる。これらは単独で又は複数組み合わせて用いてもよい。
水性薬剤に界面活性剤を含有させる場合、界面活性剤の含有量は、汚れの清拭性及び使用感の向上の観点から、水性薬剤の全質量に対して、好ましくは0.05質量%以上、更に好ましくは0.1質量%以上であり、また好ましくは3質量%以下、更に好ましくは1質量%である。
清拭時における清拭対象部位の状態を正常に保つようにする観点から、水性薬剤は、保湿剤を含むことが好ましい。保湿剤としては、例えばオーツ麦エキス、海藻(ヒバマタ)エキス、柚エキス、ハマメリス(アメリカマンサク)エキス、ワレモコウエキス、アスナロエキス、アロエエキス、オウバクエキス、スギナエキス、カミツレエキス、ユーカリエキス、モモ葉エキス等の植物エキスや、コラーゲン、トレハロース、タンニン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、ポリグルタミン酸、合成セラミド等が挙げられる。これらは単独で又は複数組み合わせて用いてもよい。
水性薬剤に保湿剤を含有させる場合、保湿剤の含有量は、水性薬剤の全質量に対して、好ましくは0.01質量%以上、更に好ましくは0.03質量%以上であり、また好ましくは0.5質量%以下、更に好ましくは0.1質量%以下である。
水性薬剤に含まれる安息香酸類として、安息香酸又はその塩のいずれか一方のみを含む場合、微生物の繁殖を抑制して製品の保存安定性を高める観点から、水性薬剤は、他の成分としてパラベン類以外の防腐剤を含むことが好ましい。このような防腐剤としては、例えばフェノキシエタノールやエチルヘキサンジオール等が挙げられる。例えば、安息香酸類として安息香酸ナトリウム塩のみを含む場合、防腐剤としてフェノキシエタノールを含むことができる。水性薬剤における他の成分としてフェノキシエタノールを含む場合、その含有量は、水性薬剤の全質量に対して、0.2質量%以上であることが好ましく、0.8質量%以下であることが好ましい。
基材シートの湿潤強度と製品の保存安定性とを両立する観点から、基材シートへの水性薬剤の含浸量は、基材シート1質量部に対して、好ましくは1質量部以上、更に好ましくは1.5質量部以上であり、また好ましくは3質量部以下であり、更に好ましくは2.5質量部以下である。
基材シートの坪量は、肌触りと水性薬剤の含浸性との観点から、好ましくは20g/m以上、更に好ましくは30g/m以上であり、また好ましくは100g/m以下であり、更に好ましくは80g/m以下である。同様の観点から、基材シートの湿潤時の厚みは、好ましくは0.1mm以上、更に好ましくは0.2mm以上であり、また好ましくは1.0mm以下、更に好ましくは0.8mm以下である。ここで、清拭シートの厚みは、乾燥状態の基材シート1質量部に対し水を2質量部含浸させて湿潤状態とし、この湿潤状態の基材シートの360Paの圧力下での厚みを、ダイヤルゲージ式又はレーザー式変位計により測定したものである。
本発明の清拭シートは、湿式抄紙法によって製造された基材シートに水性薬剤を含浸させることによって製造することができる。湿式抄紙法で用いる湿式抄紙機としては、例えば短網抄紙機、長網抄紙機、ツインワイヤー抄紙機、オントップ抄紙機、ハイブリッド抄紙機、丸網抄紙機等が挙げられる。また、基材シートへの水性薬剤の含浸方法は、グラビアコーターやダイコーター、スプレー等による塗布が挙げられる。
基材シートは、単層構造のシートであっても良く、多層構造のシートであってもよい。また、基材シートの一面又は両面に凹凸が多数形成されていても良く、基材シートの厚み方向に貫通する開孔部が多数形成されていても良い。多層構造のシートは、例えば単層構造のシートを重ね合わせて、エンボス加工等の接合加工を行うことによって製造することができる。
以上の構成を有する本発明の清拭シートは、基材シートが水解性を有しているので、使用後はそのまま水洗トイレ等に流して廃棄することができ、後始末の手間が省ける。また本発明の清拭シートは、水性薬剤に安息香酸類が含まれていることによって、保存安定性が高く、且つ皮膚刺激が低減されているものとなる。したがって、本発明の清拭シートは、対人用として、人体の体表を清拭するためのシートとして用いることができる。詳細には、本発明の清拭シートは、ヒトの顔、頭皮、腕、脚、関節、腋下などの皮膚表面の清拭用シートとして用いることができ、特に尿、便、経血等の排泄部である肛門又は陰部周辺の清拭シートとして好適に用いられるものである。本発明の清拭シートは、皮膚刺激性が低減されているので、肌が弱い赤ちゃんや被介護者等のおむつ交換時における排泄部及びその周辺の皮膚の清拭や、生理用ナプキン交換時に排泄部の経血清拭等に好適に用いることができる。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されない。
上述した本発明の実施形態に関し、更に以下の清拭シートを開示する。
<1>
セルロース系繊維及び水溶性バインダーを含む水解性の基材シートに水性薬剤が含浸されてなる清拭シートであって、
前記水性薬剤が、水を60質量%以上90質量%以下、ポリオール類及びグリコールエーテル類から選択される水溶性有機溶剤を5質量%以上30質量%以下、安息香酸類を0.15質量%以上1質量%以下及び前記バインダーの架橋剤を1質量%以上5質量%以下含み、且つパラベン類を非含有であり、
前記基材シートに含浸させた後の前記水性薬剤の25℃におけるpHが3以上5.5以下である、清拭シート。
<2>
前記基材シート1質量部に対して、前記水性薬剤が1質量部以上3質量部以下含浸されている、前記<1>に記載の清拭シート。
<3>
前記安息香酸類が、安息香酸並びにそのアルカリ金属及びアルカリ土類金属から選択される金属塩である、前記<1>又は<2>に記載の清拭シート。
<4>
安息香酸の前記金属塩が、ナトリウム塩又はカリウム塩である、前記<3>に記載の清掃シート。
<5>
前記水性薬剤中の安息香酸類の含有量が、好ましくは0.2質量%以上5質量%以下である、前記<1>ないし<4>のいずれか一に記載の清拭シート。
<6>
前記水性薬剤中の安息香酸の含有量が、好ましくは0.03質量%以上0.3質量%以下であり、より好ましくは0.03質量%以上0.3質量%以下である、前記<3>ないし<5>のいずれか一に記載の清拭シート。
<7>
前記水性薬剤中の安息香酸の前記金属塩の含有量が、好ましくは0.01質量%以上0.25質量%以下であり、より好ましくは0.05質量%以上0.2質量%以下である、前記<3>ないし<6>のいずれか一に記載の清拭シート。
<8>
安息香酸類における安息香酸とその塩とのモル比は、安息香酸塩に対する安息香酸のモル比として、好ましくは0.1以上10以下、より好ましくは0.6以上5以下である、前記<3>ないし<7>のいずれか一に記載の清拭シート。
<9>
前記水溶性有機溶剤が、ポリオール類である、前記<1>ないし<8>のいずれか一に記載の清拭シート。
<10>
前記水溶性有機溶剤が、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ソルビトール、グリセリン、及びジエチレングリコールモノエチルエーテルから選択されるポリオール類であり、好ましくは、プロピレングリコール又はジプロピレングリコールである、前記<1>ないし<8>のいずれか一に記載の清拭シート。
<11>
前記水性薬剤が、低級一価アルコールを非含有である、前記<1>ないし<10>のいずれか一に記載の清拭シート。
<12>
前記水性薬剤中の水の含有量が、好ましくは65質量%以上85質量%以下である、前記<1>ないし<11>のいずれか一に記載の清拭シート。
<13>
前記水性薬剤中の水溶性有機溶剤の含有量が、好ましくは10質量%以上20質量%以下である、前記<1>ないし<12>のいずれか一に記載の清拭シート。
<14>
前記水性薬剤中の架橋剤の含有量が、好ましくは2質量%以上5質量%以下である、前記<1>ないし<13>のいずれか一に記載の清拭シート。
<15>
前記架橋剤が、多価金属の水溶性塩であることが好ましく、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、マンガン、亜鉛、コバルト及びニッケルからなる群から選択される1種又は2種以上の金属の水酸化物、塩化物、硫酸塩、硝酸塩、炭酸塩、ギ酸塩、酢酸塩から選択される金属塩であることが好ましい、前記<1>ないし<14>のいずれか一に記載の清拭シート。
<16>
前記水溶性バインダーが、カルボキシメチルセルロースのアルカリ金属塩である、前記<1>ないし<15>のいずれか一に記載の清拭シート。
<17>
前記基材シートに含浸させた後の前記水性薬剤の25℃におけるpHが、好ましくは3.5以上5以下である、前記<1>ないし<16>のいずれか一に記載の清拭シート。
<18>
前記基材シートに含浸させる前の前記水性薬剤の25℃におけるpHが、好ましくは2.5以上6以下であり、より好ましくは.3以上5以下である、前記<1>ないし<17>のいずれか一に記載の清拭シート。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。しかしながら本発明の範囲は、かかる実施例に制限されない。
〔実施例1〕
セルロース系繊維として、NBKPを用いた。このセルロース系繊維を水に分散させて、繊維濃度が2質量%のスラリーを得た。このスラリーを短網抄紙機に導入し湿式抄紙して得られた湿紙の一方の面に、水溶性バインダーとして5質量%のCMCナトリウム塩(日本製紙社製、サンローズ(登録商標))の水溶液をスプレーによって噴霧塗布した。この湿紙をドライヤーで乾燥し、単層紙を得た。得られた単層紙の坪量は30g/mであり、水溶性バインダーの含有量は、セルロース系繊維の合計質量に対して7質量%であった。得られた単層紙を、それらの水溶性バインダーの塗布面どうしが対向するように重ね合わせ、その状態で室温でエンボス加工を施し、坪量60g/mの水解性の基材シートを得た。
次いで、得られた基材シートに、水、水溶性有機溶剤、安息香酸類及び水溶性バインダーの架橋剤を以下の表1に示す割合で混合した水性薬剤をスプレー塗布によって含浸させて、清拭シートを得た。水性薬剤の含浸量は、基材シート1質量部に対して、2質量部とした。また、基材シートに含浸させる前の水性薬剤の25℃におけるpHは、pH測定装置(堀場製作所製、LAQUA F-72)を用いて測定した。基材シートに含浸させた後の水性薬剤の25℃におけるpHは、清拭シートを10mLシリンジ(テルモ製)に入れて押圧することによって抽出した抽出液を、pH測定装置を用いて測定したものとした。結果は、以下の表1に示すとおりであった。
〔実施例2ないし7及び比較例1ないし4〕
水性薬剤の組成を以下の表1に示すように変更したほかは、実施例1と同様にして清拭シートを得た。
〔水性薬剤の安定性評価〕
水性薬剤の安定性評価は、以下のように行った。すなわち、実施例及び比較例で用いた、基材シートに含浸する前の水性薬剤を密閉容器に50mL入れて密閉し、-5℃、5℃、20℃、40℃及び50℃の恒温環境下にそれぞれ一か月静置した。各温度条件における水性薬剤中の沈殿物の有無を目視によって観察し、水性薬剤の安定性を以下の基準で評価した。結果を以下の表1に示す。
<安定性評価>
○:いずれの温度条件でも水性薬剤中の沈殿物は確認されず、安定性がある水性薬剤である。
×:いずれかの温度条件で水性薬剤中の沈殿物が確認され、安定性に欠ける水性薬剤である。
〔清拭シートの微生物抵抗性評価〕
清拭シートの微生物抵抗性は、ISO 11930(Cosmetics-Microbiology-Evaluation of the antimicrobial protection of a cosmetic product)に準じて測定し、以下の基準で微生物抵抗性を評価した。結果を以下の表1に示す。
<微生物抵抗性評価>
○:以下の(1)ないし(3)の条件を全て満たす。
(1)細菌:7日以内に4log以上減少し、且つ28日目まで増殖せず
(2)糸状菌:28日以内に1log以上減少
(3)酵母:7日以内に1log以上減少
×:前記(1)ないし(3)の条件のうち、いずれかを満たさない。
〔清拭シートの強度評価〕
実施例及び比較例の清拭シートについて、引張強度の測定を行った。詳細には、引張強度試験機(株式会社島津製作所製、AG-IS 100N)を用いて、幅50mm×長さ100mmの試料を、スパン100mm、速度300mm/分で引っ張ったときの、試料が破断するまでの最大荷重値(N)を測定した。この測定を、試料のMD方向及びCD方向それぞれに対して行い、引張強度(N/50mm)を得た。得られた引張強度から、清拭シートの強度を以下の基準で評価した。結果を以下の表1に示す。
<強度評価>
○:MD方向の引張強度が7N/50mm以上且つCD方向の引張強度が3N/50mm以上であり、使用に耐えうる十分な強度がある。
×:MD方向の引張強度が7N/50mm未満、又はCD方向の引張強度が3N/50mm未満であり、強度が劣る。
〔清拭シートの使用感触の評価〕
実施例及び比較例の清拭シートについて、育児経験を有するモニター5名を対象として、使用感触の評価を行った。実施例及び比較例の清拭シートを各モニターに触らせて、シートのべたつき、皮膚刺激性及び肌触りの観点から、対人清拭シートとしての使用に適切なものであるか否かについて回答させた。結果を以下の表1に示す。
<使用感触の評価>
○:全員のモニターが対人清拭シートとしての使用に適切であると回答した。
×:1名以上のモニターが、対人清拭シートとしての使用に不適であると回答した。
〔清拭シートの水解性の評価〕
実施例及び比較例の清拭シートについて、JIS P 4501に準じて実施する。水300mL(水温20±5℃)を入れた300mLのビーカーをマグネチックスターラーに載せ、回転子(直径35mm、厚さ12mmの円盤状)の回転数を600±10回転/分になるように調整する。その中に60mm(MD)×60mm(CD)の基材シートを投入し、ストップウォッチを押す。回転子の回転数が、540回転までに回復した時点でストップウォッチを止め、その時間を1秒単位で測定する。この測定を3回行い、その算術平均値を水解時間(秒)とする。水解時間が100秒未満であれば、水解性が良好である(表1中、「○」で示す。)と判断し、水解時間が100秒以上であれば、水解性が不良(表1中、「×」で示す。)と判断した。結果を以下の表1に示す。
Figure 0007197322000001
表1に示すように、実施例の組成を有する水性薬剤は、比較例の組成と比較して、水性薬剤自体の安定性が高いことが判る。また、これらの水性薬剤を含む実施例の清拭シートは、比較例の清拭シートと比較して、微生物の繁殖を十分に抑制可能な程度の低いpHに維持され、製品としての保存安定性が高いことも判る。更に、実施例の清拭シートは、皮膚刺激性が低減され、使用感触も良好であることも判る。
したがって、本発明の清拭シートは、製品としての保存安定性が高く、且つ皮膚刺激性が低減され、使用感触も良好なものである。また、水性薬剤を含浸させた状態(湿潤状態)のシート強度も十分であり、皮膚や排泄部等の清拭に好適に使用できるものである。

Claims (5)

  1. セルロース系繊維及び水溶性バインダーを含む水解性の基材シートに水性薬剤が含浸されてなる清拭シートであって、
    前記水性薬剤が、水を60質量%以上90質量%以下、ポリオール類及びグリコールエーテル類から選択される水溶性有機溶剤を10質量%以上30質量%以下、安息香酸類を0.15質量%以上1質量%以下及び前記バインダーの架橋剤を1質量%以上5質量%以下含み、且つパラベン類を非含有であり、
    前記基材シートに含浸させた後の前記水性薬剤の25℃におけるpHが3以上5.5以下であ
    前記安息香酸類が、安息香酸並びにそのアルカリ金属及びアルカリ土類金属から選択される金属塩であり、
    前記安息香酸類における前記安息香酸とその塩とのモル比は、安息香酸塩に対する該安息香酸のモル比として、0.1以上10以下である、清拭シート。
  2. 前記基材シート1質量部に対して、前記水性薬剤が1質量部以上3質量部以下含浸されている、請求項1に記載の清拭シート。
  3. 前記安息香酸類における前記安息香酸とその塩とのモル比は、安息香酸塩に対する該安息香酸のモル比として、0.1以上1.8以下である、請求項1又は2に記載の清拭シート。
  4. 前記水溶性有機溶剤が、ポリオール類である、請求項1ないし3のいずれか一項に記載の清拭シート。
  5. 前記水性薬剤が、低級一価アルコールを非含有である、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の清拭シート。
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