JPH11106366A - 匂い安定性の良好な第4級アンモニウム塩の製造方法 - Google Patents

匂い安定性の良好な第4級アンモニウム塩の製造方法

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JPH11106366A
JPH11106366A JP26839897A JP26839897A JPH11106366A JP H11106366 A JPH11106366 A JP H11106366A JP 26839897 A JP26839897 A JP 26839897A JP 26839897 A JP26839897 A JP 26839897A JP H11106366 A JPH11106366 A JP H11106366A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 繊維や毛髪に対して優れた柔軟性を付与し、
さらに生分解性が良好な第4級アンモニウム塩を、特別
の精製工程なしに、実使用でも充分に使用可能な匂い安
定性の良好な状態で製造する方法の提供。 【解決手段】 第3級アミンを4級化剤で4級化して第
4級アンモニウム塩(II)を製造するに際し、4級化反
応中あるいは反応後に酸化防止剤、キレート剤又はキノ
ン系化合物を第3級アミン又は第4級アンモニウム塩に
対して50〜2000ppm の割合で存在させる。 【化1】 〔式中、A及びBはC1-6のアルキル基、ヒドロキシアルキ
ル基、-CxH2xNHCOR1又は-CyH2yO-(YO)Z-R2、Dは-CxH2xN
HCOR1又は-CyH2yO-(YO)Z-COR1、R1はC1-35のアルキル基
等、x及びyは2〜6、R2は-COR1又はH、YはC2-3のアル
キレン基、zは0〜20の数、EはC1-4のアルキル基等、X
は陰イオン基を示す。〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は第4級アンモニウム
塩の製造方法に関するものである。更に詳細には、布帛
等の柔軟剤や毛髪用コンディショニング剤の基剤として
有用な第4級アンモニウム塩を匂い安定性の良好な状態
で製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
繊維用柔軟仕上げ剤や毛髪用コンディショニング剤とし
て市販されている商品はジ(硬化牛脂アルキル)ジメチ
ルアンモニウムクロライドに代表されるような1分子中
に2個の長鎖アルキル基を有する第4級アンモニウム塩
を基剤として含む組成物である。しかしながら、上記第
4級アンモニウム塩は、処理後の残存物が河川等の自然
界に放出された場合、殆ど生分解されずに蓄積するとい
った問題があった。
【0003】このような問題を解決するために、本発明
者らは繊維や毛髪に対して優れた柔軟性を付与し、さら
に生分解性が良好な第4級アンモニウム塩として、下記
一般式(II)
【0004】
【化3】
【0005】〔式中、 A, B:同一又は異なって、炭素数1〜6のアルキル基又
はヒドロキシアルキル基、あるいは式 -CxH2xNHCOR1
表される基又は式 -CyH2yO-(YO)Z-R2で表される基を示
す。ここでR1は炭素数1〜35の直鎖又は分岐鎖のアルキ
ル基又はアルケニル基、R2は式-COR1 で表される基又は
H 、x 及びy は同一又は異なって2〜6の整数、Y は炭
素数2〜3の直鎖又は分岐鎖のアルキレン基を示し、z
はアルキレンオキサイドの平均付加モル数を示す0〜20
の数である。 D :式 -CxH2xNHCOR1で表される基又は式 -CyH2yO-(Y
O)Z-COR1で表される基を示す。ここで、R1,x, y, Y 及
びz は前記の意味を示す。 E :炭素数1〜4のアルキル基又はヒドロキシアルキ
ル基を示す。 X :陰イオン基を示す。〕 で表される第4級アンモニウム塩を見いだしているが、
これまでの製造方法では十分に満足できる匂い安定性を
得ることができず、長期間保存すると匂いの劣化が認め
られ、そのまま実使用するのは困難な状態であり、精製
工程を必要とした。
【0006】従って、本発明の目的は繊維や毛髪に対し
て優れた柔軟性を付与し、さらに生分解性が良好な第4
級アンモニウム塩を、特別の精製工程なしに、実使用で
も充分に使用可能な匂い安定性の良好な状態で製造する
方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意研究した結果、上記目的に最適な第4
級アンモニウム塩の製造方法を見出し、本発明を完成し
た。即ち、本発明は、一般式(I)
【0008】
【化4】
【0009】〔式中、A, B, D :前記の意味を示す。〕
で表される第3級アミンを4級化剤を用いて4級化し、
前記一般式(II)で表される第4級アンモニウム塩を製
造するに際し、4級化反応中あるいは反応後に、酸化防
止剤、キレート剤及びキノン系化合物からなる群から選
ばれる1種又は2種以上を、一般式(I)で表される第
3級アミン又は一般式(II)で表される第4級アンモニ
ウム塩に対して50〜2000ppm の割合で存在させる事を特
徴とする匂い安定性の良好な第4級アンモニウム塩の製
造方法を提供するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に説明する。
【0011】本発明の一般式(I)で表される第3級ア
ミンにおいて、A 及びB は、同一又は異なって、炭素数
1〜6のアルキル基又はヒドロキシアルキル基、あるい
は式-CxH2xNHCOR1で表される基又は式 -CyH2yO-(YO)Z-R
2 で表される基を示し、Dは式 -CxH2xNHCOR1で表される
基又は式 -CyH2yO-(YO)Z-COR1で表される基を示すが
(ここで、R1, R2, x, Y, z は前記の意味を示す)、炭
素数1〜6のアルキル基又はヒドロキシアルキル基の具
体例としては、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ヘ
キシル、ヒドロキシエチル等の基が挙げられ、好ましく
はメチル、エチル、ヒドロキシエチル基であり、更に好
ましくはメチル基である。
【0012】R1は直鎖又は分岐鎖の炭素数1〜35のアル
キル基又はアルケニル基を示すが、好ましくは炭素数7
〜23、更に好ましくは炭素数11〜21の直鎖アルキル基又
は直鎖アルケニル基である。
【0013】R1CO- で示されるアシル基の具体例として
は、酢酸、カプロン酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、カ
プリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、
ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、リノー
ル酸、アラキン酸、ベヘン酸、エルカ酸、リグノセリン
酸、セロチン酸、モンタン酸、メリシン酸や、牛脂脂肪
酸、ヤシ油脂肪酸、これらの硬化脂肪酸等やこれらの混
合物、及びこれらのメチルエステル、エチルエステル等
の低級アルキルエステル等から誘導されるアシル基が挙
げられ、牛脂脂肪酸、ヤシ油脂肪酸、これらの硬化脂肪
酸あるいはこれらの低級アルキルエステル等から誘導さ
れるアシル基が好ましい。
【0014】Y は炭素数2〜3の直鎖又は分岐鎖のアル
キレン基を示すが、好ましくはエチレン基又はプロピレ
ン基であり、更に好ましくはエチレン基である。また、
z 個のY は同一でも異なっていてもよい。
【0015】x 及びy は同一又は異なって2〜6の整数
を示し、好ましくは2〜3の整数である。z はアルキレ
ンオキサイドの平均付加モル数を示す0〜20の数を示す
が、好ましくは0〜10、更に好ましくは0〜5である。
【0016】一般式(I)で表される第3級アミンの具
体例としては、次のようなものが挙げられる。
【0017】
【化5】
【0018】本発明においては、上記のような一般式
(I)で表される第3級アミンを4級化剤を用いて4級
化し、更に必要に応じてイオン交換樹脂等を用いて塩交
換を行い、一般式(II)で表される第4級アンモニウム
塩を得る。
【0019】一般式(II)において、E で示される炭素
数1〜4のアルキル基又はヒドロキシアルキル基の具体
例としては、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ヒド
ロキシエチル等の基が挙げられ、好ましくはメチル、エ
チル、ヒドロキシエチル基であり、更に好ましくはメチ
ル基である。また、X で示される陰イオン基として好ま
しいものは、ハロゲン原子、サルフェート、カーボネー
ト、炭素数1〜4の水酸基で置換されていても良いアル
キルカルボキシレート又は炭素数1〜4のアルキルサル
フェート (CH3SO4、C2H5SO4 等)等から誘導される陰イ
オン基であり、更に好ましくはClアニオン又はCH3SO4
ニオンである。
【0020】一般式(II)で表される第4級アンモニウ
ム塩の具体例としては、次のようなものが挙げられる。
【0021】
【化6】
【0022】
【化7】
【0023】本発明においては、酸化防止剤、キレート
剤及びキノン系化合物からなる群から選ばれる1種又は
2種以上を、一般式(I)で表される第3級アミンに対
して50〜2000ppm 、好ましくは 300〜2000ppm 添加して
4級化反応を行なうか、あるいは4級化反応後に、酸化
防止剤、キレート剤及びキノン系化合物からなる群から
選ばれる1種又は2種以上を一般式(II)で表される第
4級アンモニウム塩に対して50〜2000ppm 、好ましくは
300〜2000ppm 添加処理する。酸化防止剤、キレート剤
及びキノン系化合物からなる群から選ばれる1種又は2
種以上の添加量が50ppm 未満であると匂い安定性の良好
な第4級アンモニウム塩を得ることができない。また20
00ppm を越えると、酸化防止剤、キレート剤あるいはキ
ノン系化合物が析出する恐れがあるので好ましくない。
【0024】本発明に用いられる酸化防止剤としては、
2,6 −ジ−t−ブチル−p−クレゾール(BHT)、ブ
チル化ヒドロキシアニソール(BHA)、2,6 −ジ−t
−ブチル−4−エチルフェノール(DBE)、2, 2'−
メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノー
ル)、2, 2'−メチレンビス(4−エチル−6−t−ブ
チルフェノール)、トコフェロール類(α−トコフェロ
ール等)、ジラウリル3,3'−チオジプロピオネート、ト
リフェニルホスファイト、フェニルジイソデシルホスフ
ァイト、トリス(ノニルフェニル)ホスファイト、ジイ
ソデシルペンタエリスリトールジホスファイト、クエン
酸イソプロピル、エリソルビン酸、没食子酸プロピル等
が挙げられる。
【0025】また本発明に用いられるキレート剤として
は、クエン酸、プロトカテキュ酸、エチレンジアミン−
4酢酸(EDTA)、ニトリロトリ酢酸、ホスホン酸系
キレート剤(例えば日本モントン社製商品名D−2000、
D−2010、D−2041、D−2066等)等が挙げられる。ま
た本発明に用いられるキノン系化合物としては、ヒドロ
キノン、メチルヒドロキノン等が挙げられる。
【0026】本発明において、4級化反応の反応温度は
60〜80℃が好ましく、65〜75℃が更に好ましい。また4
級化反応の反応時間は特に限定されないが、3〜7時間
が好ましい。
【0027】本発明における4級化反応において、4級
化剤は、一般式(I)で表される第3級アミン1モルに
対し、好ましくは 0.5〜10倍モル、更に好ましくは0.95
〜2倍モル用いる。ここで用いられる4級化剤として
は、塩化メチル等の低級アルキルハライド、ジメチル硫
酸やジエチル硫酸等のジ低級アルキル硫酸等が挙げられ
る。
【0028】本発明の4級化反応は必要であれば溶媒を
用いて行なってもよい。ここで用いられる溶媒として
は、水、メチルアルコール、エチルアルコール、イソプ
ロピルアルコール、アセトン等が挙げられ、エチルアル
コール、イソプロピルアルコールが好ましい。溶媒の量
は、一般式(I)で表される第3級アミンに対して、10
〜50重量%が好ましい。
【0029】本発明においては、このような4級化反応
を行なった後、更に用いた溶媒の一部、好ましくは第4
級アンモニウム塩に対して1〜20重量%、更に好ましく
は2〜10重量%を留去するのが良い。溶媒を留去する方
法としては、通常の常圧あるいは減圧下におけるトッピ
ングや、薄膜式蒸発機を用いる方法等が挙げられる。
【0030】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。なお、例中の%は特記しない限り重量基準であ
る。
【0031】なお、以下の実施例及び比較例において、
匂いの評価は以下の方法により行なった。 <匂いの評価方法>共栓付き 300ml三角フラスコにスタ
ラーピースを入れ、次に50℃温水85g、塩化カルシウム
0.1g、第4級アンモニウム塩15gを入れ、マグネチッ
クスタラー上にて5分間よく攪拌し分散液とする、分散
液を25℃まで冷却し、冷却された分散液を匂い評価用10
0ml ガラス瓶に50ml入れ、パネラーにより下記基準で匂
いの官能評価を行う。
【0032】評価基準 ○ :良好 ○〜△:やや劣るが使用可能 △ :やや悪い、使用不可能 × :悪い ×× :非常に悪い 実施例1 N−(3−硬化牛脂アルカノイルアミノプロピル)−N
−(硬化牛脂アルカノイルオキシエチル)−N−メチル
アミン 240.7g(0.4 モル)とエチルアルコール86.8g
及びBHT(2,6 −ジ−t−ブチル−p−クレゾール)
0.014g(第3級アミンに対して50ppm )を窒素バブリ
ング管を装着した1リットルオートクレーブに仕込み、
密閉した。オートクレーブ内を窒素置換(圧力0.3MPa〜
常圧、5回繰り返し)を行い、50℃へ昇温し、攪拌を開
始した。次に塩化メチル24.2g(0.48モル、対アミン
1.2当量倍)を圧入し、65℃に昇温し、6時間反応を行
った。反応終了後、残圧ブローを行った。この物の全ア
ミン価は 1.5であり、アミンの反応率は97.6%であっ
た。得られた第4級アンモニウム塩の匂いは○〜△であ
った。
【0033】次に反応終了物を窒素バブリング(窒素流
量:50〜100 ml/min)下にて約80℃に昇温し、その後ト
ッピングを行なうことにより、1時間でエチルアルコー
ル17.4g(第4級アンモニウム塩に対して5%)を留去
させた。この物の匂いは○であった。更に、この第4級
アンモニウム塩を窒素置換可能な100 ml容器に60g入
れ、系内の酸素濃度を1%以下とし、60℃恒温槽にて60
日間保存した。保存後の第4級アンモニウム塩の匂いは
○〜△であり、保存により若干匂いの劣化が認められる
が、柔軟剤及び毛髪用コンディショニング剤として使用
可能な匂いレベルであった。
【0034】実施例2 BHTを 0.028g(第3級アミンに対して100ppm)仕込
んだ以外は実施例1と同様にして、第4級アンモニウム
塩を得た。得られた反応物の全アミン価は 0.5、アミン
の反応率は99%以上であり、匂いは○〜△であった。
【0035】次に反応終了物を実施例1と同様の条件で
トッピングし、実施例1と同様の量のエチルアルコール
を留去した。得られた第4級アンモニウム塩の匂いは○
であった。更に、この第4級アンモニウム塩を実施例1
と同様の条件で保存した。保存後の第4級アンモニウム
塩の匂いは○〜△であり、この物は保存により若干匂い
の劣化が認められるが、柔軟剤及び毛髪用コンディショ
ニング剤として使用可能な匂いであった。
【0036】実施例3 BHTを 0.083g(第3級アミンに対して300ppm)仕込
んだ以外は実施例1と同様にして、第4級アンモニウム
塩を得た。得られた反応物の全アミン価は 0.5、アミン
の反応率は99%以上であり、匂いは○〜△であった。
【0037】次に反応終了物を実施例1と同様の条件で
トッピングし、実施例1と同様の量のエチルアルコール
を留去した。得られた第4級アンモニウム塩の匂いは○
であった。更に、この第4級アンモニウム塩を実施例1
と同様の条件で保存した。保存後の第4級アンモニウム
塩の匂いは○であり、この物は保存による匂いの劣化は
認められず、柔軟剤及び毛髪用コンディショニング剤と
して十分使用可能な匂いであった。
【0038】実施例4 BHTを 0.138g(第3級アミンに対して500ppm)仕込
んだ以外は実施例1と同様にして、第4級アンモニウム
塩を得た。得られた反応物の全アミン価は 0.5、アミン
の反応率は99%以上であり、匂いは○〜△であった。
【0039】次に反応終了物を実施例1と同様の条件で
トッピングし、実施例1と同様の量のエチルアルコール
を留去した。得られた第4級アンモニウム塩の匂いは○
であった。更に、この第4級アンモニウム塩を実施例1
と同様の条件で保存した。保存後の第4級アンモニウム
塩の匂いは○であり、この物は保存による匂いの劣化は
認められず、柔軟剤及び毛髪用コンディショニング剤と
して十分使用可能な匂いであった。
【0040】実施例5 BHTを 0.278g(第3級アミンに対して1000ppm )仕
込んだ以外は実施例1と同様にして、第4級アンモニウ
ム塩を得た。得られた反応物の全アミン価は 0.5、アミ
ンの反応率は99%以上であり、匂いは○〜△であった。
【0041】次に反応終了物を実施例1と同様の条件で
トッピングし、実施例1と同様の量のエチルアルコール
を留去した。得られた第4級アンモニウム塩の匂いは○
であった。更に、この第4級アンモニウム塩を実施例1
と同様の条件で保存した。保存後の第4級アンモニウム
塩の匂いは○であり、この物は保存による匂いの劣化は
認められず、柔軟剤及び毛髪用コンディショニング剤と
して十分使用可能な匂いであった。
【0042】実施例6 BHTを 0.555g(第3級アミンに対して2000ppm )仕
込んだ以外は実施例1と同様にして、第4級アンモニウ
ム塩を得た。得られた反応物の全アミン価は 0.5、アミ
ンの反応率は99%以上であり、匂いは○〜△であった。
【0043】次に反応終了物を実施例1と同様の条件で
トッピングし、実施例1と同様の量のエチルアルコール
を留去した。得られた第4級アンモニウム塩の匂いは○
であった。更に、この第4級アンモニウム塩を実施例1
と同様の条件で保存した。保存後の第4級アンモニウム
塩の匂いは○であり、この物は保存による匂いの劣化は
認められず、柔軟剤及び毛髪用コンディショニング剤と
して十分使用可能な匂いであった。
【0044】実施例7 BHTを仕込まない以外は実施例1と同様にして、第4
級アンモニウム塩を得た。得られた反応物の全アミン価
は 0.5、アミンの反応率は99%以上であり、匂いは○〜
△であった。
【0045】次に反応終了物を実施例1と同様の条件で
トッピングし、実施例1と同様の量のエチルアルコール
を留去した。得られた第4級アンモニウム塩の匂いは○
であった。更に、この第4級アンモニウム塩にBHT
0.138g(第4級アンモニウム塩に対して500ppm)を添
加した後、実施例1と同様の条件で保存した。保存後の
第4級アンモニウム塩の匂いは○であり、この物は保存
による匂いの劣化は認められず、柔軟剤及び毛髪用コン
ディショニング剤として十分使用可能な匂いであった。
【0046】実施例8 BHTの代わりにBHA(ブチル化ヒドロキシアニソー
ル)0.028 g(第3級アミンに対して100ppm)を仕込ん
だ以外は実施例1と同様にして、第4級アンモニウム塩
を得た。得られた反応物の全アミン価は 0.5、アミンの
反応率は99%以上であり、匂いは○〜△であった。
【0047】次に反応終了物を実施例1と同様の条件で
トッピングし、実施例1と同様の量のエチルアルコール
を留去した。得られた第4級アンモニウム塩の匂いは○
であった。更に、この第4級アンモニウム塩を実施例1
と同様の条件で保存した。保存後の第4級アンモニウム
塩の匂いは○〜△であり、この物は保存により若干匂い
の劣化が認められるが、柔軟剤及び毛髪用コンディショ
ニング剤として使用可能な匂いであった。
【0048】実施例9 BHAを 0.083g(第3級アミンに対して300ppm)仕込
んだ以外は実施例8と同様にして、第4級アンモニウム
塩を得た。得られた反応物の全アミン価は 0.5、アミン
の反応率は99%以上であり、匂いは○〜△であった。
【0049】次に反応終了物を実施例1と同様の条件で
トッピングし、実施例1と同様の量のエチルアルコール
を留去した。得られた第4級アンモニウム塩の匂いは○
であった。更に、この第4級アンモニウム塩を実施例1
と同様の条件で保存した。保存後の第4級アンモニウム
塩の匂いは○であり、この物は保存による匂いの劣化は
認められず、柔軟剤及び毛髪用コンディショニング剤と
して十分使用可能な匂いであった。
【0050】実施例10 BHTの代わりにDBE(2,6 −ジ−t−ブチル−4−
エチルフェノール) 0.083g(第3級アミンに対して30
0ppm)を仕込んだ以外は実施例1と同様にして、第4級
アンモニウム塩を得た。得られた反応物の全アミン価は
0.5、アミンの反応率は99%以上であり、匂いは○〜△
であった。
【0051】次に反応終了物を実施例1と同様の条件で
トッピングし、実施例1と同様の量のエチルアルコール
を留去した。得られた第4級アンモニウム塩の匂いは○
であった。更に、この第4級アンモニウム塩を実施例1
と同様の条件で保存した。保存後の第4級アンモニウム
塩の匂いは○であり、この物は保存による匂いの劣化は
認められず、柔軟剤及び毛髪用コンディショニング剤と
して十分使用可能な匂いであった。
【0052】実施例11 BHTを仕込まない以外は実施例1と同様にして、第4
級アンモニウム塩を得た。得られた反応物の全アミン価
は 0.5、アミンの反応率は99%以上であり、匂いは○〜
△であった。
【0053】次に反応終了物を実施例1と同様の条件で
トッピングし、実施例1と同様の量のエチルアルコール
を留去した。得られた第4級アンモニウム塩の匂いは○
であった。更に、この第4級アンモニウム塩にα−トコ
フェロール 0.138g(第4級アンモニウム塩に対して50
0ppm)を添加した後、実施例1と同様の条件で保存し
た。保存後の第4級アンモニウム塩の匂いは○であり、
この物は保存による匂いの劣化は認められず、柔軟剤及
び毛髪用コンディショニング剤として十分使用可能な匂
いであった。
【0054】実施例12 BHTを仕込まない以外は実施例1と同様にして、第4
級アンモニウム塩を得た。得られた反応物の全アミン価
は 0.5、アミンの反応率は99%以上であり、匂いは○〜
△であった。
【0055】次に反応終了物を実施例1と同様の条件で
トッピングし、実施例1と同様の量のエチルアルコール
を留去した。得られた第4級アンモニウム塩の匂いは○
であった。更に、この第4級アンモニウム塩にクエン酸
0.083g(第4級アンモニウム塩に対して300ppm)を添
加した後、実施例1と同様の条件で保存した。保存後の
第4級アンモニウム塩の匂いは○〜△であり、この物は
保存により若干匂いの劣化が認められるが、柔軟剤及び
毛髪用コンディショニング剤として使用可能な匂いであ
った。
【0056】実施例13 BHTを仕込まない以外は実施例1と同様にして、第4
級アンモニウム塩を得た。得られた反応物の全アミン価
は 0.5、アミンの反応率は99%以上であり、匂いは○〜
△であった。
【0057】次に反応終了物を実施例1と同様の条件で
トッピングし、実施例1と同様の量のエチルアルコール
を留去した。得られた第4級アンモニウム塩の匂いは○
であった。更に、この第4級アンモニウム塩にD−2010
(1−ヒドロキシエタン−1,1 −ジホスホン酸)0.083
g(第4級アンモニウム塩に対して300ppm)を添加した
後、実施例1と同様の条件で保存した。保存後の第4級
アンモニウム塩の匂いは○であり、この物は保存による
匂いの劣化は認められず、柔軟剤及び毛髪用コンディシ
ョニング剤として十分使用可能な匂いであった。
【0058】実施例14 BHTを仕込まない以外は実施例1と同様にして、第4
級アンモニウム塩を得た。得られた反応物の全アミン価
は 0.5、アミンの反応率は99%以上であり、匂いは○〜
△であった。
【0059】次に反応終了物を実施例1と同様の条件で
トッピングし、実施例1と同様の量のエチルアルコール
を留去した。得られた第4級アンモニウム塩の匂いは○
であった。更に、この第4級アンモニウム塩にメチルヒ
ドロキノン 0.083g(第4級アンモニウム塩に対して30
0ppm)を添加した後、実施例1と同様の条件で保存し
た。保存後の第4級アンモニウム塩の匂いは○〜△であ
り、この物は保存により若干匂いの劣化が認められる
が、柔軟剤及び毛髪用コンディショニング剤として使用
可能な匂いであった。
【0060】実施例15 エチルアルコールを69.4g仕込んだ以外は実施例1と同
様にして、第4級アンモニウム塩を得た。得られた反応
物の全アミン価は 0.5、アミンの反応率は99%以上であ
り、匂いは○〜△であった。
【0061】次にこの第4級アンモニウム塩を実施例1
と同様の条件で保存した。保存後の第4級アンモニウム
塩の匂いは○〜△であり、この物は保存による匂いの劣
化は認められず、柔軟剤及び毛髪用コンディショニング
剤として使用可能な匂いであった。
【0062】実施例16 N−(3−硬化牛脂アルカノイルアミノプロピル)−N
−(硬化牛脂アルカノイルオキシエチル)−N−ヒドロ
キシエチルアミン 269.4g(0.4 モル)とエチルアルコ
ール90.5g及びBHT0.029 g(第3級アミンに対して
100ppm)を窒素バブリング管を装着した1リットルオー
トクレーブに仕込み、密閉した。オートクレーブ内を窒
素置換(圧力0.3MPa〜常圧、5回繰り返し)を行い、50
℃へ昇温し、攪拌を開始した。次に塩化メチル30.3g
(0.60モル、対アミン 1.5当量倍)を圧入し、65℃に昇
温し、5時間反応を行った。反応終了後、残圧ブローを
行った。この物の全アミン価は 0.8であり、アミンの反
応率は98.6%であり、第4級アンモニウム塩の匂いは○
〜△であった。
【0063】次に反応終了物を実施例1と同様の条件で
トッピングし、エチルアルコール18.1g(第4級アンモ
ニウム塩に対して5%)を留去させた。得られた第4級
アンモニウム塩の匂いは○であった。更に、この第4級
アンモニウム塩を実施例1と同様の条件で保存した。保
存後の第4級アンモニウム塩の匂いは○〜△であり、こ
の物は保存により若干匂いの劣化が認められるが、柔軟
剤及び毛髪用コンディショニング剤として使用可能な匂
いであった。
【0064】実施例17 BHTを 0.087g(第3級アミンに対して300ppm)仕込
んだ以外は実施例16と同様にして、第4級アンモニウム
塩を得た。得られた反応物の全アミン価は 0.8、アミン
の反応率は98.6%であり、匂いは○〜△であった。
【0065】次に反応終了物を実施例1と同様の条件で
トッピングし、エチルアルコール18.1g(第4級アンモ
ニウム塩に対して5%)を留去させた。得られた第4級
アンモニウム塩の匂いは○であった。更に、この第4級
アンモニウム塩を実施例1と同様の条件で保存した。保
存後の第4級アンモニウム塩の匂いは○であり、この物
は保存による匂いの劣化は認められず、柔軟剤及び毛髪
用コンディショニング剤として十分使用可能な匂いであ
った。
【0066】実施例18 N,N−ビス(3−硬化牛脂アルカノイルアミノプロピ
ル)−N−メチルアミン 262.6g(0.4 モル)とエチル
アルコール88.4g及びBHT 0.028g(第3級アミンに
対して100ppm)を窒素バブリング管を装着した1リット
ルオートクレーブに仕込み、密閉した。オートクレーブ
内を窒素置換(圧力0.3MPa〜常圧、5回繰り返し)を行
い、50℃へ昇温し、攪拌を開始した。次に塩化メチル2
4.2g(0.48モル、対アミン 1.2当量倍)を圧入し、65
℃に昇温し、6時間反応を行った。反応終了後、残圧ブ
ローを行った、この物の全アミン価は 0.6であり、アミ
ンの反応率は99.0%であった。第4級アンモニウム塩の
匂いは○〜△であった。
【0067】次に反応終了物を実施例1と同様の条件で
トッピングし、エチルアルコール17.7g(第4級アンモ
ニウム塩に対して5%)を留去させた。得られた第4級
アンモニウム塩の匂いは○であった。更に、この第4級
アンモニウム塩を実施例1と同様の条件で保存した。保
存後の第4級アンモニウム塩の匂いは○〜△であり、こ
の物は保存により若干匂いの劣化が認められるが、柔軟
剤及び毛髪用コンディショニング剤として使用可能な匂
いであった。
【0068】実施例19 BHTを 0.085g(第3級アミンに対して300ppm)仕込
んだ以外は実施例18と同様にして、第4級アンモニウム
塩を得た。得られた反応物の全アミン価は 0.6、アミン
の反応率は99.0%であり、匂いは○〜△であった。
【0069】次に反応終了物を実施例1と同様の条件で
トッピングし、エチルアルコール17.7g(第4級アンモ
ニウム塩に対して5%)を留去させた。得られた第4級
アンモニウム塩の匂いは○であった。更に、この第4級
アンモニウム塩を実施例1と同様の条件で保存した。保
存後の第4級アンモニウム塩の匂いは○であり、この物
は保存による匂いの劣化は認められず、柔軟剤及び毛髪
用コンディショニング剤として十分使用可能な匂いであ
った。
【0070】実施例20 N,N−ビス(3−硬化牛脂アルカノイルオキシエチ
ル)−N−メチルアミン252.2g(0.4 モル)とエチル
アルコール85.1g及びBHT 0.027g(第3級アミンに
対して100ppm)を窒素バブリング管を装着した1リット
ルオートクレーブに仕込み、密閉した。オートクレーブ
内を窒素置換(圧力0.3MPa〜常圧、5回繰り返し)を行
い、50℃へ昇温し、攪拌を開始した。次に塩化メチル2
6.3g(0.52モル、対アミン1.3 当量倍)を圧入し、65
℃に昇温し、6時間反応を行った。反応終了後、残圧ブ
ローを行った。この物の全アミン価は 0.6であり、アミ
ンの反応率は99.0%以上であり、第4級アンモニウム塩
の匂いは○〜△であった。
【0071】次に反応終了物を実施例1と同様の条件で
トッピングし、エチルアルコール17.0g(第4級アンモ
ニウム塩に対して5%)を留去させた。得られた第4級
アンモニウム塩の匂いは○であった。更に、この第4級
アンモニウム塩を実施例1と同様の条件で保存した。保
存後の第4級アンモニウム塩の匂いは○〜△であり、こ
の物は保存により若干匂いの劣化が認められるが、柔軟
剤及び毛髪用コンディショニング剤として使用可能な匂
いであった。
【0072】実施例21 BHTを 0.082g(第3級アミンに対して300ppm)仕込
んだ以外は実施例20と同様にして、第4級アンモニウム
塩を得た。得られた反応物の全アミン価は 0.6、アミン
の反応率は99.0%以上であり、匂いは○〜△であった。
【0073】次に反応終了物を実施例1と同様の条件で
トッピングし、エチルアルコール17.0g(第4級アンモ
ニウム塩に対して5%)を留去させた。得られた第4級
アンモニウム塩の匂いは○であった。更に、この第4級
アンモニウム塩を実施例1と同様の条件で保存した。保
存後の第4級アンモニウム塩の匂いは○であり、この物
は保存による匂いの劣化は認められず、柔軟剤及び毛髪
用コンディショニング剤として十分使用可能な匂いであ
った。
【0074】比較例1 N−(3−硬化牛脂アルカノイルアミノプロピル)−N
−(硬化牛脂アルカノイルオキシエチル)−N−メチル
アミン 240.7g(0.4 モル)とエチルアルコール86.8g
を窒素バブリング管を装着した1リットルオートクレー
ブに仕込み、密閉した。オートクレーブ内を窒素置換
(圧力0.3MPa〜常圧、5回繰り返し)を行い、50℃へ昇
温し、攪拌を開始した。次に塩化メチル24.2g(0.48モ
ル、対アミン1.2 当量倍)を圧入し、65℃に昇温し、6
時間反応を行った。反応終了後、残圧ブローを行った、
この物の全アミン価は 1.5であり、アミンの反応率は9
7.6%であった。第4級アンモニウム塩の匂いは○〜△
であった。
【0075】次に、この第4級アンモニウム塩を実施例
1と同様の条件で保存した。保存後の第4級アンモニウ
ム塩の匂いは××であり、保存による匂いの劣化が激し
く、柔軟剤及び毛髪用コンディショニング剤として使用
不可能なレベルであった。
【0076】比較例2 N−(3−硬化牛脂アルカノイルアミノプロピル)−N
−(硬化牛脂アルカノイルオキシエチル)−N−ヒドロ
キシエチルアミン 269.4g(0.4 モル)とエチルアルコ
ール90.5gを窒素バブリング管を装着した1リットルオ
ートクレーブに仕込み、密閉した。オートクレーブ内を
窒素置換(圧力0.3MPa〜常圧、5回繰り返し)を行い、
50℃へ昇温し、攪拌を開始した。次に塩化メチル30.3g
(0.60モル、対アミン 1.5当量倍)を圧入し、65℃に昇
温し、5時間反応を行った。
【0077】反応終了後、残圧ブローを行った、この物
の全アミン価は 0.8であり、アミンの反応率は98.6%で
あり、第4級アンモニウム塩の匂いは○〜△であった。
【0078】次に、この第4級アンモニウム塩を実施例
1と同様の条件で保存した。保存後の第4級アンモニウ
ム塩の匂いは××であり、保存による匂いの劣化が激し
く、柔軟剤及び毛髪用コンディショニング剤として使用
不可能なレベルであった。
【0079】比較例3 N,N−ビス(3−硬化牛脂アルカノイルアミノプロピ
ル)−N−メチルアミン 262.6g(0.4 モル)とエチル
アルコール88.4gを窒素バブリング管を装着した1リッ
トルオートクレーブに仕込み、密閉した。オートクレー
ブ内を窒素置換(圧力0.3MPa〜常圧、5回繰り返し) を
行い、50℃へ昇温し、攪拌を開始した。次に塩化メチル
24.2g(0.48モル、対アミン1.2 当量倍)を圧入し、65
℃に昇温し、6時間反応を行った。反応終了後、残圧ブ
ローを行った。この物の全アミン価は 0.6であり、アミ
ンの反応率は99.0%であった。4級塩の匂いは○〜△で
あった。
【0080】次に、この第4級アンモニウム塩を実施例
1と同様の条件で保存した。保存後の第4級アンモニウ
ム塩の匂いは××であり、保存による匂いの劣化が激し
く、柔軟剤及び毛髪用コンディショニング剤として使用
不可能なレベルであった。
【0081】比較例4 N,N−ビス(3−硬化牛脂アルカノイルオキシエチ
ル)−N−メチルアミン252.2g(0.4 モル) とエチル
アルコール85.1gを窒素バブリング管を装着した1リッ
トルオートクレーブに仕込み、密閉した。オートクレー
ブ内を窒素置換(圧力0.3MPa〜常圧、5回繰り返し) を
行い、50℃へ昇温し、攪拌を開始した。次に塩化メチル
26.3g(0.52モル、対アミン 1.3当量倍)を圧入し、65
℃に昇温し、6時間反応を行った。反応終了後、残圧ブ
ローを行った、この物の全アミン価は 0.6であり、アミ
ンの反応率は99.0%以上であり、第4級アンモニウム塩
の匂いは○〜△であった。
【0082】次に、この第4級アンモニウム塩を実施例
1と同様の条件で保存した。保存後の第4級アンモニウ
ム塩の匂いは××であり、保存による匂いの劣化が激し
く、柔軟剤及び毛髪用コンディショニング剤として使用
不可能なレベルであった。
【0083】
【発明の効果】本発明によれば、匂い安定性の良好な第
4級アンモニウム塩を製造することが出来る。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 〔式中、 A, B:同一又は異なって、炭素数1〜6のアルキル基又
    はヒドロキシアルキル基、あるいは式 -CxH2xNHCOR1
    表される基又は式 -CyH2yO-(YO)Z-R2で表される基を示
    す。ここでR1は炭素数1〜35の直鎖又は分岐鎖のアルキ
    ル基又はアルケニル基、R2は式-COR1 で表される基又は
    H 、x 及びy は同一又は異なって2〜6の整数、Y は炭
    素数2〜3の直鎖又は分岐鎖のアルキレン基を示し、z
    はアルキレンオキサイドの平均付加モル数を示す0〜20
    の数である。 D :式 -CxH2xNHCOR1で表される基又は式 -CyH2yO-(Y
    O)Z-COR1で表される基を示す。ここで、R1,x, y, Y 及
    びz は前記の意味を示す。〕 で表される第3級アミンを4級化剤を用いて4級化し、
    一般式(II) 【化2】 〔式中、 A, B, D :前記の意味を示す。 E :炭素数1〜4のアルキル基又はヒドロキシアルキル
    基を示す。 X :陰イオン基を示す。〕 で表される第4級アンモニウム塩を製造するに際し、4
    級化反応中あるいは反応後に、酸化防止剤、キレート剤
    及びキノン系化合物からなる群から選ばれる1種又は2
    種以上を、一般式(I)で表される第3級アミン又は一
    般式(II)で表される第4級アンモニウム塩に対して50
    〜2000ppm の割合で存在させる事を特徴とする匂い安定
    性の良好な第4級アンモニウム塩の製造方法。
  2. 【請求項2】 4級化反応を60〜80℃の温度で行なう請
    求項1記載の第4級アンモニウム塩の製造方法。
  3. 【請求項3】 4級化反応終了後、用いた溶媒の一部を
    留去する事を特徴とする、請求項1又は2記載の第4級
    アンモニウム塩の製造方法。
  4. 【請求項4】 溶媒の留去量が第4級アンモニウム塩に
    対して1〜20重量%である請求項3記載の第4級アンモ
    ニウム塩の製造方法。
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