JPH11104031A - 包装体 - Google Patents

包装体

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JPH11104031A
JPH11104031A JP9266106A JP26610697A JPH11104031A JP H11104031 A JPH11104031 A JP H11104031A JP 9266106 A JP9266106 A JP 9266106A JP 26610697 A JP26610697 A JP 26610697A JP H11104031 A JPH11104031 A JP H11104031A
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JP
Japan
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adhesive
adhesive portion
lid
opening
package
Prior art date
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JP9266106A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Takeuchi
潔 竹内
Kenji Sekiya
健次 関谷
Haruo Kohitsu
晴雄 小櫃
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓋体の初期の粘着力があまり高くなく、使い
初めの開封が容易で、使用中に蓋体の粘着力の低下が少
なく、含浸剤が揮発してウェットシートが乾燥してしま
ったりすることがない、包装体を提供すること。 【解決手段】 上面にウェットシート(図示せず)取り
出し用の開口部21が設けられており、多数のウェット
シートを収納した収納体2と、該収納体2に該開口部2
1を開封・封止自在に粘着された蓋体3とからなり、上
記蓋体3の粘着部30は、該蓋体3による上記開口部2
1の封止時に該開口部21を囲む周縁部に配された強粘
着部31と、該強粘着部31の外周部に配され、該強粘
着部31に比して粘着力が弱められた弱粘着部32とか
らなる包装体1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メイク落とし用の
ウェットシート等を収納した、包装体に関し、更に詳細
には、蓋体の開封・封止が自在な包装体に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、各種のウェットシートを収納する包装体として、上
面にウェットシート取り出し用の開口部が設けられてお
り、多数のウェットシートを収納した収納体と、該収納
体に該開口部を開封・封止自在に粘着された蓋体とから
なる包装体が、広く用いられている。
【0003】そして、このような従来の包装体において
は、通常、上記ウェットシートの含浸剤として、エチル
アルコール、界面活性剤、n−パラフィン等の物質を含
んでおり、そのため、粘着剤の粘着力が低下したりし
て、下記の如き問題が生じていた。即ち、複数回蓋体の
付け剥がしを行ううちに、該粘着剤の粘着力が低下し、
ウェットシートにおける各種含浸剤の揮発を防止するに
十分な粘着力を発揮できなくなり、含浸剤が揮発してウ
ェットシートが乾燥してしまったり、蓋体の粘着自体が
不能となる等の問題が生じていた。また、このような問
題を解消すべく、通常のラベル用の粘着剤等の粘着力の
高い粘着剤を用いた場合には、初期の粘着力が非常に高
くなりすぎ、包装体の使い初めにおける蓋体の開封が困
難になるという問題があった。
【0004】従って、本発明の目的は、蓋体の初期の粘
着力があまり高くなく、使い初めの開封が容易で、使用
中に蓋体の粘着力の低下が少なく、含浸剤が揮発してウ
ェットシートが乾燥してしまったりすることがない、包
装体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく鋭意検討した結果、蓋体の粘着部とし
て、強粘着部と弱粘着部とをそれぞれ所定位置に設けた
包装体が、上記目的を達成しうることを知見した。
【0006】本発明は、上記知見に基づいてなされたも
ので、上面にウェットシート取り出し用の開口部が設け
られており、多数のウェットシートを収納した収納体
と、該収納体に該開口部を開封・封止自在に粘着された
蓋体とからなる包装体において、上記蓋体の粘着部は、
該蓋体による上記開口部の封止時に該開口部を囲む周縁
部に配された強粘着部と、該強粘着部の外周部に配さ
れ、該強粘着部に比して粘着力が弱められた弱粘着部と
からなる、ことを特徴とする包装体を提供するものであ
る。
【0007】また、本発明は、上記弱粘着部が、非粘着
部により上記強粘着部に比して粘着力が弱められている
上記包装体を提供するものである。また、本発明は、上
記非粘着部が、粘着剤の表面に非粘着剤を塗布して形成
されている上記包装体を提供するものであり、更に、上
記非粘着部が、直線状であり、多数の直線状の非粘着部
が格子状に配されている上記包装体、上記非粘着部が、
波線状であり、多数の波線状の非粘着部が所定間隔を開
けてそれぞれ平行に配されている上記包装体、及び上記
非粘着部が、直線状であり、多数の直線状の非粘着部が
所定間隔を開けてそれぞれ平行に配されている上記包装
体を提供するものである。また、本発明は、上記非粘着
部が、粘着剤の表面に非粘着物を配して形成されている
上記包装体を提供するものである。また、本発明は、上
記強粘着部と上記弱粘着部とが、いずれも同一の粘着剤
を塗布して形成されている上記包装体を提供するもので
ある。また、本発明は、上記蓋体が、その先端部に非粘
着性のつまみ部が形成されている上記包装体を提供する
ものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の包装体の1形態に
ついて図面を参照して詳細に説明する。ここで、図1
は、本発明の包装体の第1の形態を示す斜視図である。
また、図2は、図1に示す蓋体の粘着面側を示す平面図
である。
【0009】図1に示す第1形態の包装体1は、上面に
ウェットシート(図示せず)取り出し用の開口部21が
設けられており、多数のウェットシートを収納した収納
体2と、該収納体2に該開口部21を開封・封止自在に
粘着された蓋体3とからなる。
【0010】上記収納体2は、1枚のシートにより構成
されている。詳細には、開口が形成されたシートの長手
方向両側縁部の内面同士を重合・接合して形成して筒状
体とし、該筒状体の前後両端部を、それぞれ、上記開口
が一面側のほぼ中央に位置するようにそれらの内面同士
を接合させて、袋状としたものである。
【0011】上記収納体2に用いられる上記シートとし
ては、一面(収納体における外面を形成する面)が印刷
等可能で、防水性を有するものであれば、従来ウェット
シートの収納体用に用いられているシートを特に制限な
く用いることができるが、具体的には、外層/中層/内
層の3層構造となされた構成のシート等を好ましく用い
ることができる。ここで、上記外層の形成材料として
は、融点300℃以下で、引張強度が90〜150MP
aの熱可塑性樹脂フィルム等が挙げられ、具体的には、
ポリエチレンテレフタレート(PET)、ナイロン、延
伸ポリプロピレン(OPP)、直鎖状低密度ポリエチレ
ン(LLDPE)等が挙げられる。上記中層の形成材料
としては、ガスや水蒸気等を透過しない金属フィルム、
具体的には、アルミニウム箔、または熱可塑性樹脂フィ
ルムからなる基板にアルミニウムを蒸着させてなるアル
ミニウム蒸着物やシリカを蒸着させてなるシリカ蒸着物
等が挙げられる。尚、中層は、防湿性向上、ガスバリヤ
ー性向上のために使用されるものであり、用途に応じて
中層が不必要の場合には、外層及び内層のみの2層構造
の構成となされたシートも好ましく用いられる。上記内
層の形成材料としては、融点200℃以下で、引張強度
が14〜20MPaの熱可塑性樹脂フィルム等が挙げら
れ、具体的には、無延伸ポリプロピレン(CPP)、直
鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、低密度ポリエ
チレン(LDPE)等が挙げられる。また、各層の好ま
しい厚さは、それぞれ、上記外層が10〜50μm、上
記中層が5〜20μm、上記内層が30〜80μmであ
る。
【0012】また、本発明の包装体1に収納される上記
ウェットシートとしては、コットンや木材パルプの繊維
をシート化してなるシートに、エチルアルコール、界面
活性剤、n−パラフィン等の含浸剤を含浸させてなるも
のが挙げられ、具体的には、含浸剤として、界面活性
剤、水、パラベン及び香料等を含有する、化粧落とし用
のコットンシート等を挙げることができる。そして、特
に図示しないが、上記ウェットシートは、Z字状に折り
畳まれて多数枚収納されている。
【0013】また、上記蓋体3は、図2に示すように、
ほぼ長方形状のシート状部材であり、その先端部3aに
非粘着性のつまみ部34が形成されている。該つまみ部
34は、本形態においては、ほぼ帯状の形状であり、該
先端部3aの巾方向全体に亘って形成されている。ま
た、上記蓋体3の基端部3bには、図1及び2に示すよ
うに、基端側が開放された開ループ状の切り込み35
が、左右一対に形成されており、つまみ部34を摘んで
該先端部3a側から剥離させた際に、該切り込み35に
より剥離が停止されるようになされている。
【0014】而して、本形態の包装体1においては、図
1及び2に示すように、上記蓋体3の粘着部30は、該
蓋体3による上記開口部21の封止時に該開口部21を
囲む周縁部に配された強粘着部31と、該強粘着部31
の外周部に配され、該強粘着部31に比して粘着力が弱
められた弱粘着部32とからなる。
【0015】更に詳述すると、本形態において、上記粘
着部30は、上記蓋体3で上記開口部21を封止した際
に該開口部21に対応する非粘着性の中央部36の外周
部に位置するように設けられている。また、上記強粘着
部31は、上記中央部36を囲む周縁部において、所定
幅W 1 をもって、該中央部36を囲むように形成されて
いる。該強粘着部31は、含浸剤の揮発を防止する観点
から、上記中央部を完全に囲むように連続して、即ち、
上記開口部21の周縁を完全に囲んで封止するように、
所定幅W1 をもって設けられているのが好ましい。ま
た、上記弱粘着部32は、上記強粘着部31の外周部全
域(つまみ部を除く)に形成されている。そして、上記
弱粘着部32は、非粘着部33により上記強粘着部31
に比して粘着力が弱められている。本形態においては、
上記非粘着部33は、図2に示すように、粘着剤の表面
に非粘着剤を塗布して形成されている。即ち、上記弱粘
着部32は、その全面に粘着剤を塗布した後、非粘着剤
を格子状に塗布して格子状に非粘着部32を配列するこ
とにより形成されている。そして、図2に示すように、
上記非粘着部は、直線状であり、多数の直線状の非粘着
部が格子状に配されている。また、上記非粘着部33の
大きさ等は、後述する弱粘着部32の粘着力の範囲とな
るように適宜調節するのが好ましく、具体的には、蓋体
の単位面積当たりの該非粘着部の付設面積で0.4〜
0.8cm2/cm 2 とするのが好ましい。
【0016】上記強粘着部31の上記所定幅W1 は、ウ
ェットシートの含浸剤が揮発しないように蓋体3により
開口部21が十分に封止されるような幅とするのが好ま
しく、具体的には、3〜5mmとするのが好ましい。3mm
未満であると、工程での貼りのバラツキもあり、含浸剤
の揮発を十分に防止することができなくなる場合があ
り、また、5mmを超えると、弱粘着部を設けた効果十分
に発揮されなくなる場合があるので上記範囲内とするの
が好ましい。また、上記中央部36の面積は、上記開口
部21の大きさに応じて任意である。尚、該開口部21
の面積は、上記ウェットシートの大きさなどに応じて任
意である。また、上記粘着部30の面積は、上記蓋体3
の大きさに応じて任意である。また、上記強粘着部31
の面積と上記弱粘着部32の面積との比は、強粘着部3
1の面積:弱粘着部32の面積=1:4〜3:4とする
のが好ましく、1:3〜1:2とするのが更に好まし
い。
【0017】上記非粘着部33の形成面積は、強粘着部
31の粘着力と弱粘着部32の粘着力との差が好ましく
は後述する範囲内となるように、調節するのが好まし
い。
【0018】上記蓋体3は、蓋体形成用のシートに上記
粘着剤及び上記非粘着剤を塗布する等して形成されるも
のであり、該シート及び該粘着剤としては、通常、包装
体の蓋体として用いられるものであれば特に制限されな
い。上記粘着剤及び上記非粘着剤としては、例えば下記
するものが用いられる。粘着剤;粘着力が好ましくは1
9N/25mm以上である粘着剤。尚、上記粘着力は、
上記粘着剤を幅25mmのポリエチレンテレフタレート
フィルムに塗布量27g/m2 で塗布して形成した粘着
テープを用いて、JISZ0237の「8.粘着力」の
測定法に準じて測定されるものである。非粘着剤;ニ
ス、通常の塗膜をつくる塗料、樹脂と乾性油または半乾
性油とを加熱して溶かし合わせた非粘着剤やこれに更に
溶剤や乾燥剤を加えたもの等。更に具体的には、油ワニ
ス、天然樹脂をエチルアルコールに溶かした酒精ワニス
等が挙げられる。
【0019】また、本形態において蓋体3に用いられる
上記の蓋体形成用のシートとしては、外層/内層の2層
構造に構成されたシート等が挙げられる。ここで、上記
外層の形成材料としては、融点300℃以下で、引張強
度が90〜150MPaの熱可塑性樹脂フィルム等が挙
げられ、具体的には、延伸ポリプロピレン(OPP)、
無延伸ポリプロピレン(CPP)、ナイロン等が挙げら
れる。上記内層の形成材料としては、融点300℃以下
で、引張強度が90〜150MPaの熱可塑性樹脂フィ
ルム等が挙げられ、具体的には、乳白ポリエチレンテレ
フタレート(PET)、乳白ポリビニルクロライド(P
VC)、ポリプロピレン(PP)と炭酸カルシウムとを
ブレンドしてなる合成紙等が挙げられる。また、各層の
好ましい厚さは、それぞれ、外層が30〜70μm、内
層が50〜100μmである。
【0020】尚、本形態においては、上記強粘着部31
と上記弱粘着部32とは、いずれも同一の粘着剤を塗布
して形成されている。
【0021】上記強粘着部31の粘着力は、14〜20
N/25mmであるのが好ましい。上記弱粘着部32の
粘着力は、7〜10N/25mmであるのが好ましい。
また、上記強粘着部31の粘着力と上記弱粘着部32の
粘着力との差は、7〜10N/25mmであるのが好ま
しい。尚、上記の強粘着部31及び弱粘着部32の粘着
力は、それぞれ、上記強粘着部31及び上記弱粘着部3
2と、形成材料及び粘着剤の塗布量等の形成条件を同じ
にして作成された幅25mmのサンプルシートを試験片
として、JIS Z0237の「8.粘着力」の測定法
に準じて測定されるものである。即ち、上記強粘着部3
1及び上記弱粘着部32における粘着剤の坪量等は、そ
れぞれ上記の粘着力の範囲内となるように適宜調節する
のが好ましい。
【0022】本形態の包装体1は、通常のウェットシー
トが収納された包装体と同様に用いることができる。そ
して、本形態の包装体1は、上述の如く、粘着部30が
強粘着部31弱粘着部32とからなるので、上記開口部
21の開封・封止を繰り返し行っても粘着力の低下が少
なく、また、初期の開封に要する力も少なくて良い。
【0023】本形態の包装体は、例えば、下記の如くし
て製造することができる。尚、以下の説明においては、
特に特徴的な部分について説明する。これ以外の工程、
例えば、上記収納体の製造工程などについては、従来公
知の包装体の製造方法と同様に行うことができる。即
ち、上記蓋体3の前駆体としてのシートの連続体に上記
粘着部30の形状に即して粘着剤を塗布し、次いで、上
記弱粘着部32に相当する部分に格子状に非粘着剤を塗
布し、さらに所定位置に切り込み35を入れることによ
り蓋体3の連続体を得る。得られた蓋体3の連続体を所
望の蓋体形状に切断して個別の蓋体3を得、得られた蓋
体3を、収納体2に、該収納体2の開口部21を覆うよ
うに貼り付けて、本形態の包装体1を得ることができ
る。
【0024】次に、本発明の包装体の他の形態について
図3〜6を参照して説明する。ここで、図3〜6は、本
発明の包装体に用いられる蓋体の粘着面側を示す平面図
(図2相当図)である。尚、以下の説明においては、特
に上述した第1の形態と異なる点について説明する。特
に説明しない点については、上述した第1の形態におい
てした説明が適宜適用される。
【0025】図3に示す第2の形態の包装体1は、上記
非粘着部33が、波線状であり、多数の波線状の非粘着
部33が所定間隔を開けてそれぞれ平行に配されてい
る。
【0026】図4に示す第3の形態の包装体1は、上記
非粘着部33が、直線状であり、多数の直線状の非粘着
部33が所定間隔を開けてそれぞれ平行に配されてい
る。
【0027】図5に示す第4の形態の包装体1は、上記
非粘着部33が、帯状であり、それぞれ長さの異なる複
数の帯状の非粘着部33が所定間隔を開けてそれぞれ平
行に配されている。また、本形態においては、上記弱粘
着部32は、上記強粘着部31の全周を覆うようには設
けられておらず、つまみ部34側のみ設けられており、
基端部3b側には設けられていない。このように、封止
性の点から、強粘着部31は、中央部36の周縁部全域
に亘って設けられる必要があるが、弱粘着部32は、つ
まみ部34側、即ち、剥離させる側に設けられていれ
ば、基端部3b側に設けられていなくても、本発明の所
望の効果は発揮される。
【0028】図6に示す第5の形態の包装体1は、上記
非粘着部33が、上記非粘着剤ではなく、非粘着物を上
記粘着剤上に配して形成されている。これにより、弱粘
着部32に、多数の粒状の非粘着部33が形成されてい
る。この際用いることができる上記非粘着物としては、
紙、金属粉、タルク、炭酸カルシウムの微粉末等が挙げ
られる。また、これらの非粘着物の大きさは、1〜10
0μmとするのが好ましく、厚さは、1〜30μmとす
るのが好ましい。
【0029】また、上記の第2〜5の形態において、各
非粘着部33の大きさや、弱粘着部32の粘着力等の諸
条件は、上述した第1の形態と同様である。そして、こ
れらの形態においても、第1の形態と同様の効果が奏さ
れる。
【0030】尚、本発明の包装体は、上述の形態に何ら
制限されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範
囲で種々変更可能である。例えば、上述の形態において
は、強粘着部は、中央部の全周を囲むように形成された
ものを例示して説明したが、一部に形成しない部分を設
けるなど中央部の全周を囲むように形成されていなくて
も良い。また、上記弱粘着力の粘着力を弱くする手法と
しては、非粘着剤を塗布する代わりに粘着剤を塗らない
ことにより非粘着部を形成する手法や、用いる粘着剤と
して粘着力の弱い粘着剤を用い、全面又は部分的に粘着
力の弱い部分を形成することにより粘着力を弱くする手
法などが挙げられる。
【0031】
【発明の効果】本発明の包装体は、蓋体の初期の粘着力
があまり高くなく、使い初めの開封が容易で、使用中に
蓋体の粘着力の低下が少なく、含浸剤が揮発してウェッ
トシートが乾燥してしまったりすることがないものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の包装体の1形態を示す斜視図
である。
【図2】図2は、図1に示す蓋体の粘着面側を示す平面
図である。
【図3】図3は、本発明の包装体に用いられる蓋体の粘
着面側を示す平面図(図2相当図)である。
【図4】図4は、本発明の包装体に用いられる蓋体の粘
着面側を示す平面図(図2相当図)である。
【図5】図5は、本発明の包装体に用いられる蓋体の粘
着面側を示す平面図(図2相当図)である。
【図6】図6は、本発明の包装体に用いられる蓋体の粘
着面側を示す平面図(図2相当図)である。
【符号の説明】
1 包装体 2 収納体 21 開口部 3 蓋体 30 粘着部 31 強粘着部 32 弱粘着部 33 非粘着部 34 つまみ部 35 切り込み 36 中央部 3a 先端部 3b 基端部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面にウェットシート取り出し用の開口
    部が設けられており、多数のウェットシートを収納した
    収納体と、該収納体に該開口部を開封・封止自在に粘着
    された蓋体とからなる包装体において、 上記蓋体の粘着部は、該蓋体による上記開口部の封止時
    に該開口部を囲む周縁部に配された強粘着部と、該強粘
    着部の外周部に配され、該強粘着部に比して粘着力が弱
    められた弱粘着部とからなる、 ことを特徴とする包装体。
  2. 【請求項2】 上記弱粘着部は、非粘着部により上記強
    粘着部に比して粘着力が弱められていることを特徴とす
    る請求項1記載の包装体。
  3. 【請求項3】 上記非粘着部は、粘着剤の表面に非粘着
    剤を塗布して形成されていることを特徴とする請求項2
    記載の包装体。
  4. 【請求項4】 上記非粘着部は、直線状であり、多数の
    直線状の非粘着部が格子状に配されていることを特徴と
    する請求項3記載の包装体。
  5. 【請求項5】 上記非粘着部は、波線状であり、多数の
    波線状の非粘着部が所定間隔を開けてそれぞれ平行に配
    されていることを特徴とする請求項3記載の包装体。
  6. 【請求項6】 上記非粘着部は、直線状であり、多数の
    直線状の非粘着部が所定間隔を開けてそれぞれ平行に配
    されていることを特徴とする請求項3記載の包装体。
  7. 【請求項7】 上記非粘着部は、粘着剤の表面に非粘着
    物を配して形成されていることを特徴とする請求項2記
    載の包装体。
  8. 【請求項8】 上記強粘着部と上記弱粘着部とは、いず
    れも同一の粘着剤を塗布して形成されていることを特徴
    とする請求項1記載の包装体。
  9. 【請求項9】 上記蓋体は、その先端部に非粘着性のつ
    まみ部が形成されていることを特徴とする請求項1記載
    の包装体。
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