JP5621179B2 - 自立性袋体 - Google Patents

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Description

本発明は、消臭剤、芳香剤、除湿剤、香料等の揮散性物質からなる内容物を充填するのに好適な自立性袋体に関し、さらに詳細には、使用時に、自立性袋体を構成する胴部材に設けた分離層を介してその胴部材が2層に分離し、分離後の胴部材に揮散性物質からなる内容物が蒸散可能とする穴を有する自立性袋体である。
従来、消臭剤、芳香剤、除湿剤、香料等の容器は、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、ポリエチレンテレフタレート(PET)などのプラスチック成形容器が主流で、容器本体に加え、流通用のバリア蓋材、香料飛散量調整用のネット材、被せ蓋材など他部材も多く使われていた。
しかし、最近の環境対策として、プラスチック使用量の減容化が望まれるようになり、詰め替え用の内容物製品がスタンディングパウチ容器で販売されるようになった。この詰め替え用パウチでは、使用済みの内容物を容器本体から取り除いた後にパウチを開封して内容物を詰替えるものだが、内容物の多くは吸水性ゲルであり、使用後には本体容器内に固着し、水で洗浄すると吸水して膨潤し、廃棄処理し難いという問題がある。また本体容器への詰替えの際、こぼれて衣服や家具材への汚染・臭いの移行が発生し、内容物が露出可能な容器形態となる為、誤飲の危険性も高いという問題がある。
上述の問題を回避する容器として、本体容器に袋ごと詰め替え可能、もしくは本体容器として使用可能な袋体容器として(株)白元の「ぷるんぱ」がある。この商品はスタンディングパウチ袋体入りのゲル状芳香剤で、パウチ上部を開封すると内容物ゲルの上部に飛散量調整フィルムが内装されているもので、開封後、本体容器として使用可能である。しかしこの袋体は内装フィルムを付与するための特殊な製袋方式を行なわねばならず、また内容物ゲルの体積が減るに従いパウチ開口部が閉じ、安定した飛散量を得られなくなるという問題点がある。
2層に分離可能な袋体については特許文献1がある。この技術は入浴剤や芳香剤などの充填袋として使用される袋体に関するもので、袋体のシールエッジよりフィルム材を2層に分離することが可能で、外層を剥離すると貫通孔が形成された内袋が現れるものである。しかしこの技術では、特に剥離きっかけに関する記述はなく、また内袋への貫通孔が外袋とのラミ前に行なわれることから、袋体に設けた印刷絵柄と貫通穴のピッチを合わせることが出来ず、スタンディングパウチ袋体の胴部材として利用した場合、内容物ゲルからの離水成分の流出を回避できるような貫通孔の配置が出来ない。
特開2001−80648号公報
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、使用時、自立性袋体を構成する胴部材に設けた分離層を介してその胴部材が容易に2層に分離し、分離後の胴部材に揮散性物質からなる内容物が揮散可能とする穴を生じ、その穴から内容物の香料や薬効成分等の揮散成分が有効に揮散し、流通過程では内容物自体および香料や薬効成分等の揮散成分が飛散することのない、通常の製袋方式を採用して製袋可能な自立性袋体を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための解決手段として、
請求項1に係る発明は、2つ折された底テープと表裏2枚の胴部材の両端縁を側部シールし、下部端縁を船底形状に底部シールしてなる自立性袋の開口部より揮散性物質からなる内容物を充填し、開口部をシールしてなる、少なくとも一方の前記胴部材に設けた分離層を介してその胴部材が2層に分離し、分離後の胴部材に前記内容物が揮散可能とする開孔して形成できる穴状の切り込み線を有する自立性袋体であって、
前記自立性袋の胴部材が第1の基材層/分離層/第2の基材層からなり、前記第1の基材層は少なくとも耐突刺し強度を有する基材を含み、第2の基材層は分離層側にポリエチレンを配し中間層としてアルミニウム箔もしくは延伸基材を設けその最内層にシーラント層を含み、前記自立性袋の開口部側の所定の位置の表裏2枚の胴部材がシールされた開口部シール部の端縁から突出するように所定の幅と長さの未シールタブ部が延設されて、シーラント層側から第1の基材層を貫通しないハーフカット線が開口部シール部の端縁近傍に設けられて、前記タブ部に指を掛けてこのタブ部を介して前記ハーフカット線が切っ掛けとして穴状の切り込み線の部分が分離層に付着して第1の基材層/分離層が第2の基材層から分離し、分離後の胴部材の第2の基材層を貫通する前記内容物が揮散可能とする穴を有することを特徴とする自立性袋体である。
請求項2に係る発明は、前記自立性袋の開口部側の所定の位置の表裏2枚の胴部材がシールされた開口部シール部の端縁の位置に、シーラント層側から第1の基材層を貫通しないハーフカット線が前記開口部シールと平行に1本形成されていることを特徴とする請求項1記載の自立性袋体である。
請求項3に係る発明は、前記自立性袋の開口部側の所定の位置の表裏2枚の胴部材がシールされた開口部シール部の端縁近傍のシール内側の位置に、シーラント層側から第1の基材層を貫通しないハーフカット線が前記開口部シールと平行に1本以上形成されていることを特徴とする請求項1記載の自立性袋体である。
請求項4に係る発明は、前記シーラント層側から第1の基材層を貫通しないハーフカット線が、シーラント層側から第2の基材層および分離層を貫通し、第1の基材層を貫通しないハーフカット線であることを特徴とする請求項1または2記載の自立性袋体である。
請求項5に係る発明は、前記シーラント層側から第1の基材層を貫通しないハーフカット線が、シーラント層側から第2の基材層まで貫通し、第1の基材層を貫通しないハーフカット線であることを特徴とする請求項1または2記載の自立性袋体である。
本発明により、使用時、自立性袋体を構成する胴部材に設けた分離層を介してその胴部材が容易に2層に分離し、分離後の胴部材に揮散性物質からなる内容物が揮散可能とする穴を生じ、その穴から内容物の香料や薬効成分等の揮散成分が有効に揮散し、流通過程では内容物自体および香料や薬効成分等の揮散成分が飛散することのない、通常の製袋方式を採用して製袋可能な自立性袋体を提供することができる。
本発明の自立性袋体の袋は、従来のプラスチック成型容器よりも飛躍的に樹脂使用量を低減することが可能である。また、充填する際の様々な付属パーツのセッティング設備費用の低減も可能である。
また、詰め替え用容器として用いた場合、内容物の処分を袋容器ごと行なえる為、詰替え作業に手間取らず、また、誤飲や内容物こぼれによる汚染を回避することが出来る。
また、ハーフカット加工により、分離切っ掛け線や揮散成分の揮散穴を付与することにより、例えば、従来の熱針穴加工に比較して加工コストが安く、穴のサイズ、配置の自由
度も大きいことから、使用時に内容物の離水成分が穴から染み出てこないような穴配置にすることも可能である。
また、熱針穴加工法の様に、ラミネーション前に穴を設ける場合にはラミネーション時に穴周辺に凹凸が出来、香料など溜まり易く、デラミネーションの発生要因にもなるが、ラミネーション後のハーフカット加工ではフィルム内面に凹凸が無く、香料が局所的に溜まることを回避できる為、内容物耐性も良好である。
分離層の樹脂構成により、シール部と非シール部の強度差を設け、流通時の内容物流出を防ぎ、凝集破壊痕跡が残る為のいたずら防止機能も付加することができる。また、PPベースの分離層とすることにより、シール部における分離層の潰れを防ぎ、良好な剥離強度を保つことが出来る。
第2の基材層の耐熱性等の樹脂構成により、ハーフカット線を切っ掛けに剥離する際、シール熱によるハーフカット線の再融着を防ぐことが出来る。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の自立性袋体についてその一例を示す模式平面図であり、(a)は胴部材を分離前の状態、(b)は胴部材を分離開始の状態を示す。図2は、図1で示す本発明の自立性袋体の胴部材を分離後の状態を示す模式平面図である。図3は、図1で示す本発明の自立性袋体の胴部材を分離前の外観模式斜視図である。図4は、図1で示す本発明の自立性袋体を構成する胴部材を分離する際に、指を掛ける未シールタブ部付近の一部を示す模式斜視図である。図5は、本発明の自立性袋体の胴部材および底テープ材についてその一例を示す模式断面図である。図6は、図1で示す本発明の自立性袋体のX−Y方向の一部を示す模式断面図であり、(a)は胴部材を分離前の状態、(b)は胴部材を分離開始の状態を示す。図7は、本発明の他の例としての図1で示す自立性袋体のX−Y方向の一部を示す模式断面図であり、(a)は胴部材を分離前の状態、(b)は胴部材を分離開始の状態を示す。図8は、 本発明の別の例としての図1で示す自立性袋体のX−Y方向の一部を示す胴部材を分離前の状態の模式断面図である。
本発明の自立性袋体についてその一例として、図1(a)で示すように、2つ折された底テープ2と表裏2枚の胴部材1(1),1(2)の両端縁を側部シール3し、下部端縁を船底形状に底部シール5してなる自立性袋の開口部より揮散性物質からなる内容物を充填し、開口部をシールしてなる開口部シール部4からなり、少なくとも一方の前記胴部材に設けた分離層を介してその胴部材が2層に分離し、分離後の胴部材に前記内容物が揮散可能とする開孔して形成できる穴状の切り込み線6を有する自立性袋体であって、その自立性袋体Aの外観斜視図を図3に示した。そして、前記胴部材1が、図5で示すように、第1の基材層1a/分離層1b/第2の基材層1cからなり、前記第1の基材層1aは少なくとも耐突刺し強度を有する基材を含み、第2の基材層1cは1層以上の基材とその最内層にシーラント層を含み、前記自立性袋Aの開口部側の所定の位置の表裏2枚の胴部材がシールされた開口部シール部4の端縁から突出するように所定の幅と長さの未シールタブ部7が延設されて、シーラント層側から第1の基材層を貫通しないハーフカット線8が開口部シール部の端縁に、この開口部シール部と平行に1本設けられて、図3で示す前記未シールタブ部7(7a,7b)に指(図示せず)を掛けて、このタブ部7を介して前記ハーフカット線8が切っ掛けとして図1(b)で示すように、胴部材1(1),1(2)が2層に分離開始し、穴状の切り込み線6の部分が分離層1bに付着して第1の基材層1a/分離層1bが第2の基材層1cから分離し、この時、穴状の切り込み線6の部分が分離層1bに付着して分離し、図2で示すように、分離後の胴部材1の第2の基材層1cを貫通する前記内容物が揮散可能とする穴9を有することを特徴とする自立性袋体A′であ
る。
図1で示した本発明の自立性袋体Aについて、さらに、図1で示す本発明の自立性袋体のX−Y方向の一部を示す模式断面図を参照して本発明の自立性袋体Aを説明する。
図6(a)で示すように、自立性袋体を構成する表裏2枚の胴部材1が、第1の基材層1a/分離層1b/第2の基材層1cからなり、前記第1の基材層1aは少なくとも耐突刺し強度を有する基材を含み、第2の基材層1cは1層以上の基材とその最内層にシーラント層を含み、前記自立性袋Aの開口部側の所定の位置の表裏2枚の胴部材がシールされた開口部シール部4の端縁から突出するように所定の幅と長さの未シール部10を有するタブ部7が延設されて、一方の表胴部材1(1)側にシーラント層側から第1の基材層を貫通しないハーフカット線として、シーラント層から第2の基材層1cおよび分離層1bを貫通して第1の基材層を貫通しないハーフカット線8が開口部シール部4の端縁に、この開口部シール部と平行に1本設けられている。そして、胴部材1(1),1(2)が2層に分離した際に、表胴部材1(1)側の第2の基材層1cを貫通する開孔可能とする穴状の切り込み線6が複数個形成されている。
そして、図4で示す、前記未シールタブ部7(7a,7b)に指(図示せず)を掛けて、図6(b)に示すように、このタブ部7を介して前記ハーフカット線8が切っ掛けとして胴部材1(1),1(2)が2層に分離開始し、図5で示す第1の基材層1a/分離層1bが第2の基材層1cから分離し、開孔可能とする複数個の穴状の切り込み線6が分離層1bに付着して開孔された穴9が形成され、この穴9から消臭剤、芳香剤、除湿剤、香料等の内容物が揮散することが可能な自立性袋体である。
上記では、シーラント層側から第1の基材層を貫通しないハーフカット線として、シーラント層側から第2の基材層1cおよび分離層1bを貫通し、第1の基材層1aを貫通しないハーフカット線を設けた自立性袋体を例示したが、本発明は、図7に示すように、シーラント層側から第1の基材層を貫通しないハーフカット線として、シーラント層側から第2の基材層1cまで貫通し、分離層1bおよび第1の基材層を貫通しないハーフカット線8を設けた自立性袋体Cとすることもできる。
また、前記自立性袋の開口部側の所定の位置の表裏2枚の胴部材がシールされた開口部シール部の端縁近傍のシール内側の位置に、シーラント層側から第1の基材層を貫通しないハーフカット線が前記開口部シールと平行に1本以上形成することもできる。例えば、図8に示すように、開口部シール部4の端縁近傍のシール内側にシーランと層から第2の基材層1cを貫通する3本のハーフカット線8,8,8を設けた自立性袋体Dとすることもできる。
本発明の自立性袋体において、第2の基材層1cは、分離層1B側にポリエチレン(PE層)を配し、中間層とししてアルミニウム(AL)箔もしくは延伸ポリエチレンテレフタレート(O−PET)、延伸ナイロン(O−NY)、延伸プロピレン(O−PP)等の延伸基材層を設けることができ、最内層にはシーラント層を配置する。第2の基材層1cを貫通する深さのハーフカット加工により香料や薬効成分などの揮散量調整穴を設けている。
本発明の自立性袋体において、分離層1bは、第2の基材層1cのPE層と熱融着可能なヒートシール層、ポリマーアロイ層を第2の基材層1c側に有する単層または多層のイージーピールシーラント層からなり、隣接するPE層とは非シール部で分離層/PE層間剥離、シール部で分離層の凝集破壊で剥離する構成とすることもできる。その剥離強度は、T字剥離強度で表すと非シール部では0.1〜0.5N/15mmの範囲、シール部では0.5〜10N/15mmの範囲が望ましい。
前記のポリマーアロイ層はPPを主要樹脂成分(混合比率は50%以上)とし、少なくとも第2成分を含むブロックコポリマーPP層でPEまたはポリオレフィン系エラストマーを第2成分、他にポリブチレン(PB)、エチレン−αオレフィン共重合体等を第3成分として含むことも可能である。多層の場合、ポリマーアロイ層は第2の基材1c側に配置されており、ベース層/アロイ層の厚みの比は9/1〜1/1、ベース樹脂層はポリマーアロイ層の第1成分と同じPP、ベース樹脂層とポリマーアロイ層の融点はベース層の方が高い構成とすることができる。本構成の場合、分離箇所は非シール部では分離層1b/第2の基材層1cの層間剥離でT字剥離強度で表すと0.1〜0.5N/15mmの範囲、シール部では0.5〜2N/15mmの範囲である。
本発明の自立性袋体において、第1の基材層1aは、O−PET、O−NY、O−PP等延伸基材の単層もしくは多層構成で、透明蒸着フィルム(例えば、凸版印刷(株)製商品名「GL蒸着フィルム」等)、アルミニウム(AL)箔等のバリア層の積層によりバリア性付与や印刷層による加飾も可能である。また、紙基材を使用することで剛性、遮光性、質感を付与できる。
以下、具体的実施例を挙げて本発明を説明する。
<実施例1>
第1の基材層/分離層/第2の基材層からなる層間をポリウレタン接着剤を使用してドライラミネーション法により積層して胴部材を作製し、内容物を充填し第2の基材層を貫通するハーフカット加工を施し、製袋後手がけ部シール領域内にハーフカット線からなる切っ掛け線を形成した内容物を充填した本発明の自立性袋体を得た。そして、第1の基材層、分離層、第2の基材層に使用した材料を表1に示す。
<実施例2>
表1に示す、第1の基材層、分離層、第2の基材層に使用した材料を使用して、実施例1と同様にして本発明の自立性袋体を得た。
<実施例3>
表1に示す、第1の基材層、分離層、第2の基材層に使用した材料を使用して、実施例1と同様にして本発明の自立性袋体を得た。
<比較例1>
表1に示す、第1の基材層、分離層、第2の基材層に使用した材料を使用して、実施例1と同様にして自立性袋体を得た。
<比較例2>
表1に示す、第1の基材層、分離層、第2の基材層に使用した材料を使用して、実施例1と同様にして自立性袋体を得た。
<比較例3>
表1に示す、第1の基材層、分離層、第2の基材層に使用した材料を使用して、実施例1と同様にして自立性袋体を得た。
<比較例4>
表1に示す、第1の基材層、分離層、第2の基材層に使用した材料を使用して、実施例
1と同様にして自立性袋体を得た。
<比較例5>
表1に示す、第1の基材層、分離層、第2の基材層に使用した材料を使用して、実施例1と同様にして自立性袋体を得た。
<比較例6>
表1に示す、第1の基材層、分離層、第2の基材層に使用した材料を使用して、図9に示す構成の自立性袋体を得た。
上記実施例1〜3および比較例1〜6で得られた自立性袋体を下記に示す評価方法に基づいて、耐性、剥離性、実用性について評価した結果を表2に示す。
〈耐性評価〉
充填品を40℃で2ヶ月間保存、層間のデラミネーション発生しない場合は○と表記した。
〈剥離性評価〉
保存後、指掛け部より胴部材1を分離、分離層以上の層が適切な剥離強度で剥離可能で、袋体に残った基材層2に揮散調整用の穴が開いたサンプルを○と表記した。
〈実用性評価〉
剥離後のサンプルの底テープ面を下面に静置し、室温で1ヶ月間放置した。内容物の離水成分の染み出しがないサンプルを○と表記した。
表2より、実施例1〜3で得られた本発明の自立性袋体は、耐性、剥離性、実用性のいずれにおいても優れたものであった。
本発明の自立性袋体についてその一例を示す模式平面図であり、(a)は胴部材を分離前の状態、(b)は胴部材を分離開始の状態を示す。 図1で示す本発明の自立性袋体の胴部材を分離後の状態を示す模式平面図である。 図1で示す本発明の自立性袋体の胴部材を分離前の外観模式斜視図である。 図1で示す本発明の自立性袋体を構成する胴部材を分離する際に、指を掛ける未シールタブ部付近の一部を示す模式斜視図である。 本発明の自立性袋体の胴部材および底テープ材についてその一例を示す模式断面図である。 図1で示す本発明の自立性袋体のX−Y方向の一部を示す模式断面図であり、(a)は胴部材を分離前の状態、(b)は胴部材を分離開始の状態を示す。 本発明の他の例としての図1で示す自立性袋体のX−Y方向の一部を示す模式断面図であり、(a)は胴部材を分離前の状態、(b)は胴部材を分離開始の状態を示す。 本発明の別の例としての図1で示す自立性袋体のX−Y方向の一部を示す胴部材を分離前の状態の模式断面図である。 本発明の比較例としての自立性袋体の一例を示す平面図である。
符号の説明
A、A′、B、B′、C、D・・・自立性袋体
1・・・胴部材
1(1)・・・表胴部材
1(2)・・・裏胴部材
1a・・・第1の基材層
1b・・・分離層
1c・・・第2の基材層
2・・・底テープ材
3・・・側部シール
4・・・上部シール(開口部シール部)
5・・・底部シール
6・・・開孔可能とする穴状の切込み線
7・・・タブ部
8・・・ハーフカット線
9・・・穴
10・・・未シール部
11・・・熱針穴加工による穴

Claims (5)

  1. 2つ折された底テープと表裏2枚の胴部材の両端縁を側部シールし、下部端縁を船底形状に底部シールしてなる自立性袋の開口部より揮散性物質からなる内容物を充填し、開口部をシールしてなる、少なくとも一方の前記胴部材に設けた分離層を介してその胴部材が2層に分離し、分離後の胴部材に前記内容物が揮散可能とする開孔して形成できる穴状の切り込み線を有する自立性袋体であって、
    前記自立性袋の胴部材が第1の基材層/分離層/第2の基材層からなり、前記第1の基材層は少なくとも耐突刺し強度を有する基材を含み、第2の基材層は分離層側にポリエチレンを配し中間層としてアルミニウム箔もしくは延伸基材を設けその最内層にシーラント層を含み、前記自立性袋の開口部側の所定の位置の表裏2枚の胴部材がシールされた開口部シール部の端縁から突出するように所定の幅と長さの未シールタブ部が延設されて、シーラント層側から第1の基材層を貫通しないハーフカット線が開口部シール部の端縁近傍に設けられて、前記タブ部に指を掛けてこのタブ部を介して前記ハーフカット線が切っ掛けとして穴状の切り込み線の部分が分離層に付着して第1の基材層/分離層が第2の基材層から分離し、分離後の胴部材の第2の基材層を貫通する前記内容物が揮散可能とする穴を有することを特徴とする自立性袋体。
  2. 前記自立性袋の開口部側の所定の位置の表裏2枚の胴部材がシールされた開口部シール部の端縁の位置に、シーラント層側から第1の基材層を貫通しないハーフカット線が前記開口部シールと平行に1本形成されていることを特徴とする請求項1記載の自立性袋体。
  3. 前記自立性袋の開口部側の所定の位置の表裏2枚の胴部材がシールされた開口部シール部の端縁近傍のシール内側の位置に、シーラント層側から第1の基材層を貫通しないハーフカット線が前記開口部シールと平行に1本以上形成されていることを特徴とする請求項1記載の自立性袋体。
  4. 前記シーラント層側から第1の基材層を貫通しないハーフカット線が、シーラント層側から第2の基材層および分離層を貫通し、第1の基材層を貫通しないハーフカット線であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の自立性袋体。
  5. 前記シーラント層側から第1の基材層を貫通しないハーフカット線が、シーラント層側から第2の基材層まで貫通し、第1の基材層を貫通しないハーフカット線であることを特
    徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の自立性袋体。
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