JPH1110395A - 粉末成形プレス装置用の粉末フイーダ - Google Patents

粉末成形プレス装置用の粉末フイーダ

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JPH1110395A
JPH1110395A JP16725797A JP16725797A JPH1110395A JP H1110395 A JPH1110395 A JP H1110395A JP 16725797 A JP16725797 A JP 16725797A JP 16725797 A JP16725797 A JP 16725797A JP H1110395 A JPH1110395 A JP H1110395A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粉漏れ対策として簡易、かつ実用性に優れた
粉末成形プレス装置用の粉末フイーダを実現する。 【解決手段】 粉箱1内に原料粉末Pを入れた状態で、
ダイテーブル面24aを進退しダイキャビティ22に給
粉する粉末成形プレス装置用の粉末フイーダにおいて、
粉箱1の下端面に設けられた弾性材料からなる摺動部材
2を備え、粉箱下端面1aと摺動部材2とが凸部4と凹
部5との係合により取り外し自在に結合されている構造
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ダイテーブル面
を進退移動してダイキャビティに給粉する粉末成形プレ
ス装置用の粉末フイーダに関する。
【0002】
【従来の技術】粉末成形プレス装置は、ダイ孔付きのダ
イテーブルとダイ孔に対し上昇または下降される上下パ
ンチを備え、ダイテーブル面に進退移動される粉末フイ
ーダ((粉箱)を用いてダイキャビティへの給粉を行
う。この粉末フイーダは、原料粉末が上方のホッパーか
らホース等を通じて内部に供給される無底の箱形をな
し、カム・リンク機構や油圧シリンダ等の駆動手段によ
りダイテーブル上を進退移動される。前進するときに
は、粉箱中の粉末をダイキャビティに流入する仕事と、
下パンチを上昇してダイ孔からダイテーブル上に抜き出
された成形体を前方に押してダイキャビティから遠ざけ
る仕事をする。また、後退のときには、ダイキャビティ
上の粉末を擦り切ることで良好な充填状態を得る。この
ように粉箱がダイテーブル面を摺動し進退すると、ダイ
テーブルと粉箱との摺動隙間から粉末が僅かに漏れ出し
てダイテーブル上に堆積するという問題がある。堆積し
た粉末は、成形体をダイキャビティ上から押して移送す
るときに、成形体を転倒させたり、成形体の表面に付着
して品質を害することになる。また、漏れ出た粉は装置
周辺を汚染することは勿論である。
【0003】そこで、この改善策としては、ダイテーブ
ル面の部材繋ぎ部の段差や粉箱の下端摺動面の摩耗等に
よる隙間が原因であることから、摩耗し難いように、或
いは凹凸面を吸収することができるように、粉箱の下端
に対し青銅合金、PTFE等の樹脂、ゴム等の弾性材、
等の摺動部材をネジ止めや接着剤で固定し、粉漏れを減
少させるようにした構造がある。他の改善策としては、
粉箱の下端摺動部に吸気手段と連結されている溝を設
け、この溝を介して電気掃除機のように吸引することに
より、粉箱とテーブル面を密着させ、粉漏れを防ぎ、漏
れた粉を吸引により除去する構造のものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の摺動
部材は粉箱に固定されているため、使用により次第に摩
耗したときに新たなものと交換したり、原料粉末等の条
件に応じた摺動面精度を持つものと交換したいようなと
きに容易に対処することができなかった。また、異なる
物品を成形するため粉末成形プレス装置が変わると、ダ
イテーブル面の状態も異なり、粉漏れが多くなることが
ある。また、上記したダイテーブル面に漏れた粉を電気
掃除機のように吸引する方法は合理的であるが、吹い取
った粉末を空気と分離回収するフイルタの保守に煩わし
く、時間と手間がかかり、もっと簡単な構造が望まれて
いる。
【0005】この発明は以上の問題を解消し、粉漏れ対
策として簡易、かつ実用性に優れた粉末成形プレス装置
用の粉末フイーダを提供することを目的している。他の
目的は以下に説明する内容の中で順次明らかにして行
く。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は以上の課題を
解決するため、図6,7に例示されるように、粉箱1内
に原料粉末Pを入れた状態で、ダイテーブル面24aを
進退しダイキャビティ22に給粉する粉末成形プレス装
置用の粉末フイーダにおいて、粉箱1の下端面に設けら
れた弾性材料からなる摺動部材2を備え、粉箱下端面1
aと摺動部材2とが凸部4と凹部5との係合により取り
外し自在に結合されている構造である。この構造では、
摺動部材2が必要に応じて交換可能になるため、例え
ば、材質や摺動面の荒さ精度等の異なる摺動部材2を予
め作製しておくことにより、同じ粉箱1を別の粉末成形
プレス装置(ダイテーブル面24aの状態や原料粉末P
の粒径等が異なるケース)に使用する場合に最適な摺動
部材2を選択し、それを適用することができる。また、
以上の発明では、摺動部材2が粉箱1に対応する前面両
側に突設されて前方の開口を広くした略逆ハ字形を形成
している採取板3を有していると、粉箱1の前進過程に
おいて、ダイテーブル面24aにこぼれている粉末P1
が採取板3により中央寄りに掻き集められ、ダイキャビ
ティ22に効率的に落とし込むことができる。
【0007】第2の発明は、ダイテーブル面24aに漏
れた粉末P1を回収する手段として、図1から図5に例
示されるように、粉箱1の前面両側に突設されてダイテ
ーブル面24aと摺接すると共に、前方の開口を広くし
た略逆ハ字形を形成している採取板3と、粉箱1の外側
に配置されて、粉箱1が前進する際にダイテーブル面2
4aから離れ、後進する際には採取板3の前方に位置
し、かつダイテーブル面24aと摺接してダイテーブル
面24a上にこぼれている粉末P1を掻き集めるスクレ
ーパ6とを備えている構造である。この構造では、前記
した前進過程における採取板3の回収作用に加え、粉箱
1の後進過程において、ダイテーブル面24aにこぼれ
ている粉末P1、及びダイキャビティ22上の余分な粉
末をスクレーパ6によりダイキャビティ22の後方まで
掻き集める。集められた粉末は次の前進過程において、
採取板3の回収作用によりダイキャビティ22に落とし
込まれる。また、第3の発明は、請求項4に記載のよう
に、上記した摺動部材2と採取板3及びスクレーパ6の
3つの構成を具備している構造であり、上記した各部材
の作用を同時に得るものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に例示した形態を参照
しつつこの発明を詳細に説明する。まず、図6は粉末フ
イーダの構成を示し、図7は粉末成形プレス装置と粉末
フイーダを縦断面して示す模式構成図である。図7の粉
末成形プレス装置において、ダイケース21には、キャ
ビティ22を形成する孔付きのダイ23が装着されてい
ると共に、上面側にダイテーブル24が固定されてテー
ブル面24aを形成している。テーブル面24aには、
粉末フィーダである粉箱1が油圧シリンダ等の駆動手段
25により進退移動可能に配置されている。そして、粉
箱1は、前進して同図のようにダイ23上に位置すると
キャビティ22に粉末Pを落とし込みにより充填し、図
7の右側に後退する。続いて、キャビティ22の粉末P
は、上パンチ26と下パンチ27との両押し方式、或い
は下パンチ27を固定し上パンチ26だけで圧縮する片
押し方式にて圧粉される。その後、上パンチ26が上昇
されると共に下パンチ27も上昇されると、圧粉された
成形体はキャビティ2から押し上げられ、また粉末フイ
ーダである粉箱1の前進によりキャビティ22上から遠
ざけられる。このような成形手順は従来と同様である。
【0009】ここで、粉箱1は、無底の所定大の箱形を
なし、下端面1aに取り外し自在に装着された摺動部材
2を有している。粉箱1の内部には、後面側に設けられ
た供給筒1Aからホース等を通じて原料である粉末が供
給される。摺動部材2は、テーブル面24aの凹凸を弾
性能にて吸収でき、かつ滑動し易い弾性材料で作られて
いる。具体的には、ゴム質のものが適しており、特に天
然ゴムが好適である。また、各種の試験からは、摺動部
材2を単一のゴムで構成する場合に対し、薄目の天然ゴ
ムを摺動側にし、この天然ゴムと粉箱1の下端面1aと
の間に、天然ゴムと全く異材質の比較的柔らかいポリウ
レタン材のような弾性体を介在させると、粉漏れがより
起き難くなる。この異材質の組合せを採用する場合、各
部材の厚さや堅さは粉箱1の重量や移送速さ等を考慮し
て決定される。
【0010】また、摺動部材2は、粉箱1の下部横断面
とほぼ同形の枠状をなし、枠を構成している前辺部2a
の両側に突出している採取板3を有している。摺動部材
2の取付けは、粉箱1の下端面1aに複数のピン等の凸
部4を突設し、この凸部4を摺動部材2の上面に設けら
れた凹部5に係合ないしは嵌合する構成である。この構
造では、凸部4と凹部5とを逆に設けたり、凸部4と凹
部5とを比較的幅の広い片と溝状に形成するようにして
もよい。要は、摺動部材2の組み付けや取り外しが容易
に行える構造であればよい。このように、粉末フイーダ
の摺動部材2が取り外し容易であれば、各成形金型(こ
の成形金型は成形物品ごとにそれぞれ吟味した精度で作
られて成形プレス装置に取り付け取り外しされるが、そ
れぞれの成形金型には隙間や段差が異なっている。この
ため、共有の粉末フイーダを用いれば精度上無理が生じ
ることになる。弾性体の摺動部材が用いられても、ある
成形金型にはアンマッチなものもあり、その場合は粉漏
れが多くなる。)に最適な摺動部材を選択し、それを個
々の成形金型とセットにして管理することができるよう
になる。換言すると、本発明は成形金型の成形プレス装
置への取り付けと取り外しのとき、その成形金型とセッ
トで管理されている摺動部材を使用粉末フイーダに取り
付けと取り外しを行うことを可能にし、これにより成形
金型毎に最良な摺動作用を得ることができ、粉漏れを合
理的に減少することができる。また、採取板3は、摺動
部材2に一体に形成されているが、別部材を接着等によ
り前辺部2aの対応部(前面両側)に取り付けるように
してもよい。また、採取板3を形成している突起形状
は、直角三角形をなし、摺動部材2を粉箱1に取り付け
た状態で、前方の開口幅を広くした略逆ハ字形ないしは
V字形を形成するよう設けられている。採取板3の最小
隙間Lは、粉箱1の前進時にテーブル面24aにこぼれ
ている粉末P1を集めてキャビティ22に入れ易くする
ために、キャビテイ22の孔径と同じか、多少小さくす
ることが好ましい。
【0011】次に、図1から図5は上記した採取板3と
共にテーブル面24a上の粉末P1を効率よく回収する
スクレーパを粉箱1に組み付けた粉末フイーダの構造例
を示している。図1は全体の外観を模式的に示し、図2
と図3は前進時と後進時の側面を示し、図4と図5は図
2と図3の状態でのそれぞれの横断面を示している。な
お、摺動部材2及び採取板3の構造は図6と同様であ
る。この粉末フイーダは、粉箱1の進退移動に連動し
て、粉箱1が前進する際にテーブル面24aから離れ、
後進する際にテーブル面24aと摺接してテーブル面2
4aの上にこぼれた粉末P1を掻き集めるスクレーパ6
を備えている。このスクレーパ6は、粉箱1に対し所定
距離だけ前後に移動自在に組み付けられているガイド部
材7と、各下端側がガイド部材7に揺動可能に枢支され
た状態で、粉箱1の両側に回動可能に配置されている1
対の揺動アーム8と、両揺動アーム8の先端間に連結さ
れた摺接板9とから概略構成されている。
【0012】ガイド部材7は、粉箱1の下部両側から後
面側を所定の間隔を保って覆うように配置されるコ字形
をなしている。両側の各片部7aには、前側に上下に長
い小判状の貫通孔10と、略中間部分に設けられて比較
的横に長い貫通孔11とが設けられている。中間片部7
bには油圧シリンダ等の駆動手段25が連結されてい
る。そして、このガイド部材7は、両側の貫通孔11か
ら粉箱1の下部側面に突設された案内軸12を介して粉
箱1に組み付けられることにより、その前後移動量が貫
通孔11の長さで規制される。つまり、ガイド部材7
は、駆動手段25にて前方へ移動された際に案内軸12
が貫通孔11の後内面に当たるまで、粉箱1に対し独自
に移動し、後内面に当たった状態から粉箱1を前進移動
する。逆に、駆動手段25にて後方へ移動された際に案
内軸12が貫通孔11の前内面に当たるまで、粉箱1に
対し独自に移動し、前内面に当たった状態から粉箱1を
後退移動する。揺動アーム8は、直線アーム部8aの下
側が逆く字形に折り曲げられており、その折り曲げられ
たアーム部8bの下端部にローラ13を突設している。
ローラ13は貫通孔10に遊嵌されるもので、アーム部
8bの外面側に突出している。そして、両揺動アーム8
は、アーム部8aとアーム部8bとの連結部分を枢軸1
4にて粉箱1の対応する側面に回動可能に取り付けられ
ると共に、ローラ13が対応する貫通孔10に嵌合され
ることにより、ガイド部材7の前後の動きに連動し枢軸
14を支点に回動されて、直線アーム部8aを図2に示
す起立状態と図3に示す水平状態とに切り換え可能とな
っている。このような揺動アーム8は、ガイド部材7と
連動して動くリンク機構を構成し、両揺動アーム8の先
端間を連結している摺接板9を、駆動手段25の駆動力
を利用してテーブル面24aに接した状態と離れた状態
とに切り換える。
【0013】次に、以上のような構造の粉末フイーダの
運転ないしは作動を説明する。図2と図4は粉末フイー
ダが駆動手段25を介して図中左方向に前進されている
状態である。この前進する過程では、上記したように、
まずガイド部材7が駆動手段25にて前方へ移動される
と、ローラ13もそれに伴って前側へ移動される結果、
両揺動アーム8が枢軸14を支点として起立方向へ回動
されて摺接板9を持ち上げた状態にする。そして、粉箱
1は案内軸12が貫通孔11の後(図の右側)内面に当
接した後、前進移動される。前進過程では、テーブル面
24a上にこぼれている粉末P1が採取板3により中央
寄りに掻き集められ、採取板3がキャビティ22上に位
置した際にキャビティ22に落とし込まれる。
【0014】粉箱1がキャビティ22の上に達し、粉箱
1内の粉末Pがキャビティ22に落とし込まれた後、図
3と図5に示すように、駆動手段25を図中右方向に後
進させると、まずガイド部材7が駆動手段25にて後方
へ移動され、ローラ13もそれに伴って後側へ移動され
る結果、両揺動アーム8が枢軸14を支点として水平方
向へ回動されて摺接板9をテーブル面24aに当接す
る。更に後退されると、粉箱1は案内軸12が貫通孔1
1の前(図の左側)内面に当接した後、後退される。こ
の後退の過程では、キャビティ22に充填された余分な
粉末(キャビティ22からはみ出た粉末上部)が擦り切
られ、続いて、摺接板9によって同様に擦り切りが行わ
れる。つまり、スクレーパ6の摺接板9は、キャビティ
22の前方にある粉末P1を掻き集め、キャビティ22
上の余分な粉末を擦り切り、それらの粉末をキャビティ
22の後方まで掻き集めていく。なお、キャビティ22
内の充填粉末は圧縮成形され、その圧粉された圧粉体は
下パンチ27の上昇によりキャビティ22から抜き出さ
れる。その後、前述と同様に駆動手段25が図中左方向
へと前進させる操作が繰り返される。前記したスクレー
パ6で集められた粉末は別途に回収してもよいが、次の
前進過程で採取板3の作用にてキャビティ22に落とし
込まれる。
【0015】このように、スクレーパ6は、テーブル面
24aにこぼれている粉末P1及びキャビティ22上の
余分な粉末をキャビティ22の後方まで掻き集めるの
で、キャビティ22から抜き出された圧粉体はきれいな
テーブル面24a上を前方へ移送される。採取板3は、
スクレーパ6で集められた粉末を中心側に集めながら前
方へ移送し、キャビティ22に落とし込むので、テーブ
ル面24aにこぼれた粉末のリサイクルが自動的に行わ
れ、従来の吸引方式のような厄介なリサイクル処理が不
要になる。
【0016】以上の形態において、スクレーパ6として
は摺接板9の昇降駆動をガイド部材7と揺動アーム部8
とのリンク機構にて行った例を挙げたが、これに限られ
ずエアシリンダー等の他の駆動手段にて構成することも
可能であり、その場合、粉箱1の駆動手段25の動作に
連携させたシーケンス制御にすれば、製作コストを低く
保全が容易なものとなる。また、摺動板9は前進中はテ
ーブル面24aから適当量だけ離れ、後退中にはテーブ
ル面24aに摺接していればよい。摺接板9はゴムべら
や刷毛のようなもの、回転駆動するもの等、設置スペー
スや給粉状況に応じて選択可能である。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の粉末フ
イーダは、粉箱の摺動部材が取り外し容易であることか
ら、粉末成形プレス装置の個々に適した摺動部材を粉箱
に適用することができ、粉漏れを減少することができ
る。また、採取板を具備する場合は粉箱の前進過程で漏
れ出た粉末を中央寄りに集めてダイキャビティに効率的
に入れることができる。また、採取板とスクレーパとを
具備する場合は、粉箱の前進時に採取板で、後進時にス
クレーパでそれぞれ漏れ出た粉末を掻き集めて逐次再利
用することができ、圧粉体の通路に粉末が無くなるの
で、圧粉体の転倒や汚れが無くなり、品質を安定するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を適用した粉末フイーダの外観斜視図
である。
【図2】図1の粉末フイーダを前進時の状態で示す側面
図である。
【図3】図1の粉末フイーダを後進時の状態で示す側面
図である。
【図4】図2の粉末フイーダをA−A線に沿って断面し
た図である。
【図5】図3の粉末フイーダをB−B線に沿って断面し
た図である。
【図6】この発明を適用した粉末フイーダを分解した図
である。
【図7】図6の粉末フイーダ及び粉末成形プレス装置の
縦断面図である。
【符号の説明】
1 粉箱 2 摺動部材 3 採取板 4,5 凸部と凹部 6 スクレーパ 22 キャビティ(ダイキャビティ) 24 ダイテーブル 24a テーブル面(ダイテーブル面)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉箱内に原料粉末を入れた状態で、ダイ
    テーブル面を進退しダイキャビティに給粉する粉末成形
    プレス装置用の粉末フイーダにおいて、 前記粉箱の下端面に設けられた弾性材料からなる摺動部
    材を備え、前記粉箱下端面と前記摺動部材とが凸部と凹
    部との係合により取り外し自在に結合されている、こと
    を特徴とする粉末成形プレス装置用の粉末フイーダ。
  2. 【請求項2】 前記摺動部材が、前記粉箱に対応する前
    面両側に突設されて前方の開口を広くした略逆ハ字形を
    形成している採取板を有している請求項1に記載の粉末
    成形プレス装置用の粉末フイーダ。
  3. 【請求項3】 粉箱内に原料粉末を入れた状態で、ダイ
    テーブル面を進退しダイキャビティに給粉する粉末成形
    プレス装置用の粉末フイーダにおいて、 前記粉箱の前面両側に突設されて前記ダイテーブル面と
    摺接すると共に、前方の開口を広くした略逆ハ字形を形
    成している採取板と、 前記粉箱の外側に配置されて、前記粉箱が前進する際に
    ダイテーブル面から離れ、後進する際には前記採取板の
    前方に位置し、かつ前記ダイテーブル面と摺接してダイ
    テーブル面上にこぼれた粉末を掻き集めるスクレーパ
    と、 を備えていることを特徴とする粉末成形プレス装置用の
    粉末フイーダ。
  4. 【請求項4】 粉箱内に原料粉末を入れた状態で、ダイ
    テーブル面を進退しダイキャビティに給粉する粉末成形
    プレス装置用の粉末フイーダにおいて、 前記粉箱の下端面に取り外し自在に結合された弾性材料
    からなる摺動部材と、 前記粉箱に対応する前記摺動部材の前面両側に突設され
    て前方の開口を広くした略逆ハ字形を形成している採取
    板と、 前記粉箱の外側に配置されて、前記粉箱が前進する際に
    ダイテーブル面から離れ、後進する際には前記採取板の
    前方に位置し、かつ前記ダイテーブル面と摺接してダイ
    テーブル面上にこぼれた粉末を掻き集めるスクレーパ
    と、 を備えていることを特徴とする粉末成形プレス装置用の
    粉末フイーダ。
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