JPH11102340A - プロセッサシステム及びそのバスアクセス方法 - Google Patents

プロセッサシステム及びそのバスアクセス方法

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JPH11102340A
JPH11102340A JP26066697A JP26066697A JPH11102340A JP H11102340 A JPH11102340 A JP H11102340A JP 26066697 A JP26066697 A JP 26066697A JP 26066697 A JP26066697 A JP 26066697A JP H11102340 A JPH11102340 A JP H11102340A
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Kazuhiko Sato
和彦 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シングルプロセッサシステムにおけるバスのア
クセス時間を短縮する。 【解決手段】バス11に接続されている装置12、13
a、13b、14,15には、それぞれバス11のアク
セスを行う装置か否かを示す情報が構成情報として記憶
されている。マスタ装置12は、バス11に接続されて
いる装置の構成情報を読み取り、バス11の使用権を要
求する他の装置が存在するか否かを調べる。バス11の
使用権を要求する他の装置が存在しなければ、マスタ装
置12はバス11の使用権の要求を行わずに直接バス1
1をアクセスする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチプロセッサ
システムとシングルプロセッサシステムの何れのシステ
ムとしても利用可能なプロセッサシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】マルチプロセッサシステムでは、各プロ
セッサのアクセスが競合しないように、バス調停回路が
バスの使用権の要求を各プロセッサから受け付け、それ
らの内で優先度の高いものに対してバスの使用権を与え
るバスの調停方法が行われている。
【0003】図7は、マルチプロセッサシステムにおい
てバスアクセスの調停を行う場合のアクセスタイミング
を示す図である。2つのプロセッサによりバスの使用権
要求1,2がほぼ同時に出力されると、バス調停回路
(図示せず)は、2クロック後に優先度の高い使用権要
求1を出力したプロセッサに対して先に使用権の許可を
与え、他のプロセッサに対してはバスの使用権の許可を
与えない。バスの使用許可の与えられたプロセッサは、
次のクロックでバスの使用中であることを示す信号を出
力し、さらに次のクロックでアクセス先のアドレスデー
タを出力する。この場合、プロセッサが使用権の要求を
行ってから、実際にバスをアクセスできるまでに4クロ
ック要している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなマルチプ
ロセッサシステムにおいいて、1つのプロセッサを用い
てシステムを構成する場合がある。このような場合、従
来、マルチプロセッサシステムと同様の手順でバスに対
するアクセスが行われていた。そのため、バスの使用権
を要求する他のプロセッサが存在しないにもかかわら
ず、プロセッサはバスの使用権の要求をバス調停回路に
出力し、バス調停回路の許可を受けてからでなければバ
スをアクセスすることができず、バスのアクセス時間が
長くなるという問題点があった。
【0005】本発明の課題は、マルチプロセッサシステ
ムとシングルプロセッサシステムの何れでも使用可能な
プロセッサシステムにおいて、シングルプロセッサシス
テムにおけるバスのアクセス時間を短縮することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、マルチプ
ロセッサシステムとシングルプロセッサシステムの何れ
のシステムとしても使用可能で、バスをアクセスする装
置がバスの使用権の要求を行い、バスの使用権を与えら
れた装置がバスのアクセスを行うプロセッサシステムに
おいて、バスをアクセスする装置が、バスの使用権を要
求する他の装置が存在するか否かを認識する認識手段
と、認識手段でバスの使用権を要求する他の装置が存在
しないと認識されたときには バスの使用権の要求を行
わずにバスのアクセスを行うバスアクセス手段とを備え
る。
【0007】この第1の発明のプロセッサシステムは、
バスの使用権を要求する他の装置が存在しないときに
は、バスの使用権の要求を出力せずに直接バスをアクセ
スするようにしたので、バスに対するアクセス時間を短
縮できる。
【0008】第2の発明は、マルチプロセッサシステム
とシングルプロセッサシステムの何れのシステムとして
も使用可能で、バスをアクセスする装置がバスの使用権
の要求を行い、バスの使用権を与えられた装置がバスの
アクセスを行うプロセッサシステムにおいて、プロセッ
サシステムはバスをアクセスする装置から書き込み及び
読み出し可能で、バスの使用権を要求する装置が実装さ
れているか否かを示す情報が書き込まれる共有記憶手段
を有し、バスをアクセスするそれぞれの装置が、共有記
憶手段に記憶されている情報により、バスの使用権を要
求する他の装置が存在するか否かを認識する認識手段
と、認識手段によりバスの使用権を要求する他の装置が
存在しないと認識されたとき、バスの使用権の要求を行
わずにバスのアクセスを行うバスアクセス手段とを備え
る。
【0009】この第2の発明のプロセッサシステムによ
れば、バスの使用権を要求する他の装置が実装されてい
るか否かを共有記憶手段に記憶されている情報から認識
して、他の装置が存在しない場合には、バスの使用権の
要求を行わず直接バスをアクセスするようにしたのでバ
スのアクセス時間を短縮できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施の形
態のプログラマブルコントローラのプロセッサシステム
の構成図である。このシステムは、自らバス11をアク
セスするプロセッサの搭載された装置、あるいは自らは
バス11をアクセスしない、システムプログラムが記憶
されているROMが搭載された装置、制御プログラムを
記憶するRAM等が搭載された装置、外部機器を制御す
る入出力制御回路が搭載された装置等が、それぞれ基板
を取り付けるベースボードに装着されて構成されてい
る。
【0011】マルチプロセッサシステムにおいては、装
置の実装位置あるいは装置に搭載されているスイッチ等
の設定によりマスタ装置とスレーブ装置が決められる。
図1のシステムでは、左端の位置に実装された装置12
がマスタ装置となる。このシステムは、プロセッサが搭
載されていて、バス11の使用権の要求を行ってバス1
1をアクセスするマスタ装置12及びスレーブ装置13
a、13bと、バス11をアクセスしない装置14、1
5とから構成されている。各装置には、例えば予め割り
当てられているアドレスに対応させて、それぞれの装置
がバス11の使用権を要求する装置か、それともバス1
1のアクセスを行わない装置かを示す情報が、それぞれ
構成情報16、17a、17b、18,19として記憶
されている。
【0012】図2は、この構成情報のデータ構造を示す
図である。構成情報は、例えば8ビットのデータからな
り、0ビット目のデータが「0」であれば、バス11を
アクセスしない装置であることを示し、0ビット目のデ
ータが「1」であればバス11をアクセスする装置であ
ることを示す。他のビットは、装置を識別するためのデ
ータ等が記憶される。
【0013】以下、システムの動作を図3のフローチャ
ートを参照して説明する。電源オン時等にマスタ装置1
2は、イニシャル処理を実行する(図3、S1)。この
イニシャル処理では、システムのアクセスモードとして
バス11の使用権の調停を行う調停アクセスモードにセ
ットされる。
【0014】マスタ装置12は、アクセスモードとして
調停アクセスモードが設定されているので、バス11を
アクセスする他の装置が存在するか否かを調べるため
に、図7に示したようにバス11の使用権を要求する信
号を出力して、バス調停回路からバスの使用許可を得て
からバス11をアクセスする。そして、バス11に接続
されている各装置の構成情報16、17a、17b、1
8、19を順に読み出す(S2)。マスタ装置12は読
み出した構成情報の0ビット目が「1」か否かにより、
その装置がバス11をアクセスする装置か否かを判断す
る(S3)。
【0015】ステップS3で、バス11をアクセスする
他の装置が存在すると判別された場合には、バス11の
使用権の調停が必要なので、アクセスモードの切り換え
を行わずに、そこで処理を終了する。
【0016】バス11をアクセスする他の装置が存在す
る場合には、調停アクセスモードのままとなるので、そ
れ以降のバス11のアクセスは、通常のマルチプロセッ
サシステムと同様にバス11の使用権の要求をバス調停
回路に出力し、バス11の使用権を得てから行う。
【0017】他方、読み出した構成情報の0ビット目が
「0」で、その装置がバス11をアクセスしない装置で
あったときには、バス11に接続されている全てのモジ
ュール(装置)の構成情報の確認が終了したか否かを判
別する(S4)。全ての装置の構成情報の確認が終了し
ていなければ、ステップS2に戻り、次の装置の構成情
報の読み出しを行う。
【0018】ステップS4で、バス11に接続されてい
る全ての装置の構成情報の確認が終了し、バス11をア
クセスする他の装置が存在しない場合には、アクセスモ
ードを調停アクセスを省略するモードに切り換える(S
5)。
【0019】これにより、マスタ装置12は、これ以降
のバス11のアクセスをバス11の使用権の要求を行わ
ず直接バス11をアクセスする。この第1の実施の形態
では、各装置が自装置がバス11の使用権の要求を行う
装置であるか否かを示す構成情報を保持し、マスタ装置
12が各装置の構成情報を読み取ることにより、バス1
1の使用権を要求する他の装置が存在するか否かを認識
することができる。そして、バス11の使用権を要求す
る他の装置が存在しない場合には、調停アクセスを省略
するモードに切り換え、バス11の使用権の要求は行わ
ず直接バス11をアクセスする。これにより、毎回バス
11をアクセスするときに、バス11の使用権の要求を
出力してから実際にバス11をアクセスできるまでの時
間、つまり図7に示す調停アクセス時間分だけアクセス
時間を短縮できる。
【0020】なお、上記の実施の形態では、装置の実装
位置によりマスタ装置が決定され、その決定されたマス
タ装置が他の装置の構成情報を読み取る場合について説
明したが、マスタ装置とスレーブ装置を特定しない場合
にも本発明を適用できる。例えば、バス11をアクセス
する任意の装置が他の装置の構成情報を読み取り、バス
11の使用権の要求を行う他の装置が存在しなければ、
調停アクセスを省略するモードに切り換え、バス11の
使用権を要求する信号を出力せずに直接バス11をアク
セスするようにしてもよい。また、構成情報をバスをア
クセスする装置のみが保持するようにしてもよい。
【0021】次に、図4は第2の実施の形態のプロセッ
サシステムの構成図である。このシステムは、プロセッ
サが搭載されている装置にその装置がマスタかスレーブ
かを設定するスイッチが搭載されている。そして、マス
タ装置として設定された装置22の入出力ポートは入力
ポート26として使用され、スレーブ装置として設定さ
れた装置23a、23bの入出力ポートは出力ポート2
7a、27bとして使用される。これら入力ポート2
6、出力ポート27a、27bは共通の信号線21に接
続されており、その信号線21は抵抗R1によりプルア
ップされている。従って、出力ポート27a、27bか
ら自装置がバス11をアクセスする装置であることを示
すバスマスタ信号が出力されていないときには、信号線
21はハイレベルとなっている。その他に、バス11に
は、バス11のアクセスを行わない装置24、25が接
続されている。
【0022】以上のような構成のシステムにおいて、電
源オン時などにマスタ装置22がバス11の使用権を要
求する他の装置が存在するか否かを調べるときには、最
初にバス11の使用権の要求をバス調停回路に出力す
る。そして、バス11の使用権が与えられたなら、マス
タ装置22は入力ポート26に入力するバスマスタ信号
のレベルを調べる。このとき、スレーブ装置23a、2
3bは出力ポート27a、27bからローレベルのバス
マスタ信号を出力しているので、マスタ装置22は入力
ポート26でそのローレベルの信号を検出したなら、バ
ス11の使用権を要求する他の装置が存在するものと判
断する。そして、それ以降のバスのアクセスは、バス調
停回路にバス11の使用権の要求を出力してバス11の
使用権を得てから行う。
【0023】次に、装置23a、23bがバス11のア
クセスを行わない装置であった場合について説明する。
この場合、装置23a、23bからはバスマスタ信号は
出力されない。従って、マスタ装置22の入力ポート2
6の入力信号はハイレベルとなるので、マスタ装置22
はバス11の使用権を要求する他の装置が存在しないも
のと判断する。そして、それ以降はバス11の使用許可
をバス調停回路に求めずに直接バス11をアクセスす
る。
【0024】この第2の実施の形態によれば、スレーブ
装置23a、23bが出力ポート27a、27bからバ
スマスタ信号を出力し、マスタ装置22がそのバスマス
タ信号のレベルを検出することで、バス11の使用権を
要求する他の装置がシステムに存在するか否かを認識す
ることができる。そして、バス11の使用権を要求する
他の装置が存在しない場合には、バス11の使用権の要
求を行わずに直接バスをアクセスする。これにより、従
来のようにバス調停回路の許可を得る必要がなくなるの
でバスのアクセスを高速化できる。
【0025】次に、本発明の第3の実施の形態を図5及
び図6を参照して説明する。この実施の形態は、バス1
1をアクセスする装置から書き込み、読み出し可能な共
有記憶装置31をプロセッサシステム内に設け、バス1
1の使用権を要求する装置が実装されているか否かを示
す情報を共有記憶装置31に記憶させたものである。
【0026】図5のシステムは、プロセッサの搭載され
た基板、メモリ基板、外部回路の制御のためのハードウ
ェア回路の搭載された基板等が装着されるベースボード
に最大で16台の装置(基板)が装着可能となってい
る。図3では、バス11をアクセスする装置を含む5台
の装置32〜36がベースボードに実装され、それらの
装置32〜36と共有記憶装置31がバス11に接続さ
れている。
【0027】共有記憶装置31には、図6に示すように
16台の装置の実装位置に対応させてそれぞれ1ビット
の情報を記憶する16ビットの実装状態記憶領域31a
が設けられている。この実装状態記録領域31aには電
源オン時に全てのビットに「0」が書き込まれる。そし
て、ベースボードの0スロット目にバス11をアクセス
する装置が実装されているときには、その装置が実装状
態記憶領域31aの0ビット目に「1」を書き込み、0
スロット目にバス11をアクセスしない装置が実装され
ているときには0ビット目は「0」のままとなる。以下
同様に1スロット、2スロット、・・・15スロット目
に、バス11をアクセスする装置が実装されていれば、
実装状態記憶領域31aの対応するビットに「1」が書
き込まれる。
【0028】電源オン時に実装状態記憶領域31aの全
てのビットに「0」が書き込まれた後、実装されている
バス11をアクセスする装置はそれぞれバス11の使用
権を要求し、バス調停回路からバス11の使用許可を受
けた装置が、共有記憶装置31の実装状態記憶領域31
aの自己の実装位置を示すビットに「1」を書き込む。
そして、一定時間経過した後に、実装状態記憶領域31
aの全てのビットを読み出し、自己の実装位置以外のビ
ットが「1」か否かを調べる。
【0029】このとき自己の実装位置以外のビットが
「1」であれば、バス11をアクセスする他の装置が存
在するので、それ以降もバス11の使用権の要求をバス
調停回路に出力して、バス11の使用許可を受けてから
バス11のアクセスを行う。
【0030】他方、実装状態記憶領域31aの自己の実
装位置以外のビットが全て「0」であれば、自装置以外
にバス11をアクセスする装置が存在しないことになる
ので、それ以降のバス11のアクセスはバスの使用権の
要求を行わずに直接バス11をアクセスする。
【0031】なお、上記の実施の形態では、共有記憶装
置31は、バス11に接続される装置32〜36と別に
設けているが、バス11に接続されるメモリ基板等の記
憶装置の一部として設けてもよい。さらに、実装状態記
憶領域31aには、バス11に接続可能な装置の実装位
置に対応させてそれぞれ1ビットの情報を記憶するよう
にしたが、このような構成に限らず、実装されている装
置とその装置がバス11をアクセスする装置か否かを示
す情報とを対応させて記憶できれるものであればどのよ
うな構成でもよい。例えば、各装置に特定のアドレスを
割り当て、そのアドレスとその装置がバス11をアクセ
スする装置か否かを示す情報とを対応させてもよい。
【0032】この第3の実施の形態によれば、バス11
をアクセスする装置が共有記憶装置31の実装状態記憶
領域31aに記憶されている16ビットの情報を読み出
すことで、自装置以外にバス11をアクセスする装置が
存在するか否かを判断できる。そして、そのシステムに
自装置以外にバス11をアクセスする装置が存在しない
場合には、バス11の使用権の許可を求めずに直接バス
11をアクセスするようにした。従って、バス11の使
用権の調停を行わずに高速でバス11をアクセスするこ
とができる。
【0033】また、この第3の実施の形態では、バス1
1に接続されている装置がそれぞれ自装置以外にバス1
1をアクセスする装置が存在するか否かを認識するの
で、どの装置がマスタ装置かスレーブ装置かを定めなく
ともよい。従って、装置の実装位置の制限がなくなり、
またマスタ装置を決めるためのスイッチ等が不要とな
る。
【0034】上述した実施の形態は、本発明をプログラ
マブルコントローラに適用した場合であるが、マルチプ
ロセッサシステムとシングルプロセッサとの何れでも使
用可能なプロセッサシステムであればどのようなプロセ
ッサシステムにも適用できる。
【0035】
【発明の効果】本発明は、マルチプロセッサシステムと
シングルプロセッサシステムの何れでも使用可能なシス
テムにおいて、バスのアクセスを行う装置が1台しか存
在しない場合には、バスの調停を行わずにバスをアクセ
スするようにしたので、バスのアクセスを高速化でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態のプロセッサシステムの構成
図である。
【図2】構成情報のデータ構造を示すである。
【図3】マスタ装置12の動作を示すフローチャートで
ある。
【図4】第2の実施の形態のプロセッサシステムの構成
図である。
【図5】第3の実施の形態のプロセッサシステムの構成
図である。
【図6】実装状態記憶領域31aの構成を示す図であ
る。
【図7】バスアクセスの調停を行う場合のアクセスタイ
ミングを示す図である。
【符号の説明】
12,22 マスタ装置 13a、13b、23a、23b スレーブ装置 16,17a、17b、18,19 構成情報 26 入力ポート 27a、27b 出力ポート 31 共有記憶装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マルチプロセッサシステムとシングルプロ
    セッサシステムの何れのシステムとしても使用可能で、
    バスをアクセスする装置がバスの使用権の要求を行い、
    バスの使用権を与えられた装置がバスのアクセスを行う
    プロセッサシステムにおいて、 バスをアクセスする装置が、 バスの使用権を要求する他の装置が存在するか否かを認
    識する認識手段と、 前記認識手段でバスの使用権を要求する他の装置が存在
    しないと認識されたときには、バスの使用権の要求を行
    わずにバスのアクセスを行うバスアクセス手段とを備え
    ることを特徴とするプロセッサシステム。
  2. 【請求項2】前記プロセッサシステムは、バスをアクセ
    スする複数の装置の中でマスタ装置とスレーブ装置を決
    定する決定手段をさらに有し、 前記マスタ装置の認識手段はバスの使用権を要求する他
    の装置が存在するか否かを認識し、前記認識手段により
    バスの使用権の要求を行う他の装置が存在しないと認識
    されたときに、前記アクセス手段がバスの使用権の要求
    を行わずにバスをアクセスすることを特徴とする請求項
    1記載のプロセッサシステム。
  3. 【請求項3】少なくともバスをアクセスする装置は自装
    置がバスのアクセス要求を出力する装置か否かを示す情
    報を保持し、 前記認識手段は、バスに接続されている他の装置の前記
    情報を読み取ることで、バスの使用権を要求する他の装
    置が存在するか否かを認識することを特徴とする請求項
    1または2記載のプロセッサシステム。
  4. 【請求項4】前記スレーブ装置が所定の信号を出力する
    信号出力手段を有し、 前記マスタ装置の前記認識手段が前記スレーブ装置から
    出力される前記信号に基づいてバスの使用権を要求する
    他の装置が存在するか否かを認識することを特徴とする
    請求項2記載のプロセッサシステム。
  5. 【請求項5】前記プロセッサシステムは、前記バスをア
    クセスする装置から書き込み及び読み出し可能で、バス
    の使用権を要求する装置が実装されているか否かを示す
    情報が書き込まれる共有記憶手段を有し、 前記バスをアクセスする装置の前記認識手段は、前記共
    有記憶手段に記憶されている前記情報を読み出して、バ
    スの使用権の要求を行う他の装置が存在するか否かを認
    識することを特徴とすると請求項1または2記載のプロ
    セッサシステム。
  6. 【請求項6】マルチプロセッサシステムとシングルプロ
    セッサシステムの何れのシステムとしても使用可能で、
    バスをアクセスする装置がバスの使用権の要求を行い、
    バスの使用権を与えられた装置がバスのアクセスを行う
    プロセッサシステムにおいて、 前記プロセッサシステムは、バスをアクセスする装置か
    ら書き込み及び読み出し可能で、バスの使用権を要求す
    る装置が実装されているか否かを示す情報が書き込まれ
    る共有記憶手段を有し、 前記バスをアクセスする装置が、 前記共有記憶手段に記憶されている前記情報により、バ
    スの使用権を要求する他の装置が存在するか否かを認識
    する認識手段と、 前記認識手段によりバスの使用権を要求する他の装置が
    存在しないと認識されたとき、バスの使用権の要求を行
    わずにバスのアクセスを行うバスアクセス手段とを備え
    ることを特徴とするプロセッサシステム。
  7. 【請求項7】マルチプロセッサシステムとシングルプロ
    セッサシステムの何れのシステムとしても使用可能で、
    バスをアクセスする装置がバスの使用権の要求を行い、
    バスの使用権を与えられた装置がバスのアクセスを行う
    プロセッサシステムのバスのアクセス方法において、 前記プロセッサシステム内にバスの使用権を要求する他
    の装置が存在するか否かを認識し、 バスの使用権を要求する他の装置が存在しないと認識さ
    れたときには バスの使用権の要求を行わずにバスのア
    クセスを行うことを特徴とするバスのアクセス方法。
  8. 【請求項8】前記プロセッサシステム内にバスの使用権
    を要求する装置が実装されているか否かを示す情報を記
    憶し、 前記情報に基づいて前記プロセッサシステムにバスの使
    用権を要求する他の装置が存在するか否かを認識するこ
    とを特徴とする請求項7記載のバスのアクセス方法。
JP26066697A 1997-09-25 1997-09-25 プロセッサシステム及びそのバスアクセス方法 Withdrawn JPH11102340A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008021040A (ja) * 2006-07-11 2008-01-31 Canon Inc バスマスタ回路、バス制御方法、及びコンピュータプログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008021040A (ja) * 2006-07-11 2008-01-31 Canon Inc バスマスタ回路、バス制御方法、及びコンピュータプログラム

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