JPH11102032A - 写真プリント方法 - Google Patents

写真プリント方法

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JPH11102032A
JPH11102032A JP11168798A JP11168798A JPH11102032A JP H11102032 A JPH11102032 A JP H11102032A JP 11168798 A JP11168798 A JP 11168798A JP 11168798 A JP11168798 A JP 11168798A JP H11102032 A JPH11102032 A JP H11102032A
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photographic film
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film
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JP11168798A
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English (en)
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Shigeharu Koboshi
重治 小星
Masao Ishikawa
政雄 石川
Shinichi Kuriyama
慎一 栗山
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カットフィルムを区別する作業時間を省き、従
来技術を越える効率的な再焼きプリント処理作業を行え
る方法を提供する。 【解決手段】再焼プリント処理の写真プリント方法にお
いて、特定オーダーに属するプリント用フィルムは複数
からなり、特定オーダーに属するプリント用フィルム
は、再焼プリント注文を受けた駒がないプリント用フィ
ルムを含み、全ての特定オーダーに属するプリント用フ
ィルムを含むプリント用フィルムを接着することなく形
成されたプリント用フィルム集合体に形成し、このプリ
ント用フィルム集合体より供給されたプリント用フィル
ムを用いてペーパーヘの露光を行う工程と、露光済みぺ
ーパーの現像工程と、を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、大量の写真のプ
リント用フィルムの処理のための写真プリント方法に関
する。
【0002】ここでいう写真処理システムとは、写真処
理(未現像写真フィルムの現像、現像済写真フィルムの
画像の印画紙への露光、現像済写真フィルムの裁断、現
像済写真フィルムの袋への収容、露光された印画紙の現
像、現像された印画紙(プリント)の裁断、現像済写真
フィルムの返却先への返却等)を行う装置の少なくとも
2つ以上の集合を指し、特にはこれらの装置を一体的
に、または搬送手段等を用いて連結して形成された装置
の集合を指す。
【0003】
【従来の技術】一般に、写真フィルムの所有者である顧
客は、写真処理取扱店(以下においては取扱店と省略す
る)に、撮影済の未現像写真フィルムの現像処理と、こ
の現像処理された写真フィルムの画像を印画紙に焼き付
けしプリントを得るプリント処理(一般に同時プリント
処理と言われている。)とを希望したり、現像済写真フ
ィルムの画像を印画紙に焼き付けしプリントを得るプリ
ント処理のみ(一般に再焼プリント処理と言われてい
る。また、再注文プリントともいう。)を希望したり、
または撮影済の未現像写真フィルムの現像処理のみ(一
般に現像のみ処理と言われている。)を依頼注文するこ
とが多い。この写真フィルム処理取扱店は、その店舗内
で前述の処理を行う場合もあるが、大量に顧客からの依
頼を扱う店においては顧客の依頼注文をさらに大ラボと
呼ばれる複数の写真フィルム処理取扱店で受けた顧客の
希望する写真フィルムの処理を行う写真フィルム処理業
者に依頼注文する。また、稀に顧客が直接大ラボに依頼
注文することもある。
【0004】取扱店は、顧客名、顧客の電話番号、依頼
注文の受付日時、仕上がり日時、フィルムメーカー名、
同時プリント処理注文であるか再焼プリント処理注文で
あるか現像のみ処理であるかの情報、再焼プリント処理
の場合のプリント処理が希望されている写真フィルム駒
の識別情報とその駒に対応したプリント処理枚数、プリ
ントサイズ(ここでいうプリントサイズは、写真フィル
ムの画像が焼き付けされる印画紙のサイズを示す。例え
ば、E、L版サイズ等。)、印画紙の面質(光沢、絹
目)等の情報が記録された袋(これらの情報は、必ずし
もすべて記録されずに適宜選択的に記録されていたり、
これら以外の情報も記録されていることもある。)に入
れられた顧客の撮影済の未現像写真フィルムや現像済写
真フィルムを、大ラボに受け渡す。
【0005】また、顧客が直接大ラボに依頼注文する場
合もこうした袋に入れられた顧客の撮影済の未現像写真
フィルムや現像済写真フィルムが、大ラボに渡される。
通常この袋には顧客の1オーダー分の撮影済の未現像写
真フィルムや現像済写真フィルムが入れられている。こ
こでいう1オーダーとは、顧客より写真処理取扱店に写
真処理が依頼されるときに形成される写真フィルムを識
別するための写真フィルム1本が最大となる注文の単位
であって、長尺フィルムの場合は各々の1本を、1本が
分割されている場合は、顧客が写真処理取扱店に処理の
注文のために手渡して、分割されてできたピース(以下
カットピース又はカットフィルムという)の集合を言
う。例えば、処理の注文に際し、顧客より写真取扱店に
手渡された135写真フィルムパトローネに収容されて
いる135写真フィルムのl本分や、135写真フィル
ムを現像後その1本を基にして分割作成したカットピー
スの集合であって顧客より処理注文時に写真処理取扱店
に手渡されたピースの集合が1オーダーに相当する。
【0006】なお、この明細書では、現像済写真フィル
ムとプリント用フィルムとは、同義である。したがっ
て、1オーダーのプリント用フィルムは、例えば135
写真フィルムにおいては、1つの写真フィルムパトロー
ネに巻きついた写真フィルム1本分の現像済写真フィル
ム、又はその1本分の現像済写真フィルムを基にして分
割して作成されたカットピースの集合(最大で、前記の
1本分の現像済写真フィルム)を指す。また、プリント
用フィルムには、カラーネガフィルムが含まれる。ま
た、印画紙(ペーパー)には、カラーネガ印画紙が含ま
れる。
【0007】前述の袋に入れられた撮影済の未現像写真
フィルムや現像済写真フィルムを受け取った大ラボで
は、前述の袋に記録された顧客の希望する注文依頼どお
りの写真フィルム処理を行う。撮影済の未現像写真フィ
ルムについては、複数の撮影済の未現像写真フィルム同
士をスプライステープを用いて接着し、長巻きのロール
にした後に写真フイルム処理を行っている。そして、顧
客の希望する注文依頼どおりの写真フィルム処理が終了
した写真フィルムは、最終的には1オーダー毎に前述の
袋に入れられて取扱店又は直接顧客に返却される。
【0008】さてここで、従来の一般に行われている大
ラボでの複数オーダーの再焼プリント処理について説明
をする。
【0009】顧客から預かったネガケース(1つのネガ
ケースには、1オーダーの複数のカットフィルムが収容
されている。)に入っているカットフィルムのうち、プ
リント対象でないカットフィルムをネガケースに残し、
プリント注文のある駒を含むカットフィルムを区別して
いた。
【0010】また顧客から預かったネガシートに入って
いるカットフィルムのうち、4駒より短いカットフィル
ム(13cm以下)が存在する場合がある。この場合、
作業者は13cm以下のカットフィルムを選別し、通常
の長さ(4駒以上の長さ)のカットフィルムとは別に扱
っていた。
【0011】以上のように、従来の一般に行われている
大ラボでの複数オーダーの再焼プリント方法において
は、顧客から預かったネガシートに入っているカットフ
ィルムのうち、プリント注文のある駒を含むカットフィ
ルムとそうでないカットフィルムとを区別したり、13
cm以下のカットフィルムとそうでないカットフィルム
とを区別したりしている。
【0012】これはプリント注文のある駒を含まないカ
ットフィルムや13cm以下のカットフィルムを露光工
程に通すことによって、プリント注文のある駒を含むカ
ットフィルムや通常の長さ(4駒以上の長さ)のカット
フィルムの露光を続けて行えなくなることによって、作
業効率を下げてしまうと考えられていたためである。
【0013】つまり従来は、プリント注文のある駒を含
むカットフィルムや13cm以上のカットフィルムにつ
いて、プリント注文のある駒を含まないカットフィルム
かl3cm以下のカットフィルムと区別した方が、その
カットフィルムのみの露光を続けて行えるので、効率的
であると常識的に考えられてきた。
【0014】しかしながら、再焼きプリント処理作業の
効率化の可能性を鋭意検討した結果、本願発明によっ
て、カットフィルムを区別する作業時間を省き、従来技
術を越える効率的な再焼きプリント処理作業を行える方
法を提供することができた。
【0015】
【課題を解決しようとする手段】この発明の目的は、特
許請求の範囲の各請求項によって達成される。以下、各
請求項について説明をする。
【0016】請求項1記載の発明は、『再焼プリント処
理の写真プリント方法において、特定オーダーに属する
プリント用フィルムは複数からなり、前記特定オーダー
に属するプリント用フィルムは、再焼プリント注文を受
けた駒がないプリント用フィルムを含み、全ての前記特
定オーダーに属するプリント用フィルムを含むプリント
用フィルムを接着することなく形成されたプリント用フ
ィルム集合体に形成し、このプリント用フィルム集合体
より供給されたプリント用フィルムを用いてペーパーヘ
の露光を行う工程と、露光済みぺーパーの現像工程と、
を含むことを特徴とする写真プリント方法。』であり、
プリント注文のある駒を含むカットフィルムを区別する
作業を必要としないので、プリント注文のある駒を含む
カットフィルムを区別する作業にかかる時間を省くこと
ができる。さらにプリント注文のある駒を含むカットフ
ィルムとそうでないものを照合させる作業を必要としな
い。よって、再焼プリント処理作業を効率化することが
できる。
【0017】なお、本願明細書において『接着してい
る』とは、隣接する又は接触する現像済みフィルムの一
方を移動させようとする力で他方が連動して移動するよ
うな隣接する又は接触する現像済みフィルム間の状態を
いう。
【0018】請求項2記載の発明は、『再焼プリント処
理の写真プリント方法において、特定オーダーに属する
プリント用フィルムは複数からなり、前記特定オーダー
に属するプリント用フィルムは、再焼プリント注文を受
けた駒がないプリント用フィルムを含み、全ての前記特
定オーダーに属するプリント用フィルムを含むプリント
用フィルムを接着することなく形成されたプリント用フ
ィルム集合体に形成し、このプリント用フィルム集合体
より供給されたプリント用フィルムを用いてペーパーヘ
の露光を行う工程と、露光済みペーパーの現像工程及
び、特定のオーダー毎にオーダーに属するプリント用フ
ィルムと現像済みペーパーとを対応付ける工程と、を含
み、前記特定オーダーに属するプリント用フィルムが供
給される際に、前記特定オーダーの区切りを示す情報が
記録されたプリント用フィルムが前記特定オーダーに属
するプリント用フィルムのなかで最初または最後に供給
されるように、前記プリント用フィルム集合体は形成さ
れることを特徴とする写真プリント方法。』であり、プ
リント注文のある駒を含むカットフィルムを区別する作
業を必要としないので、プリント注文のある駒を含むカ
ットフィルムを区別する作業にかかる時間を省くことが
できる。さらにプリント注文のある駒を含むカットフィ
ルムとそうでないものを照合させる作業を必要としな
い。また特定オーダーを示す情報が記録されているため
に、特定オーダー毎にオーダーに属するプリント用フィ
ルムと現像済みペーパーとを対応付けることが容易にで
きる。よって、再焼プリント処理作業を効率化すること
ができる。
【0019】請求項3記載の発明は、『少なくとも13
cm以下のプリント用フィルムを含む複数のプリント用
フィルムを接着することなく形成されたプリント用フィ
ルム集合体より自動的に供給されたプリント用フィルム
を接着することなく用いてペーパーヘの露光を行う工程
と、露光済みペーパーの現像工程及び、特定のオーダー
毎にオーダーに属するプリント用フィルムと現像済みペ
ーパーとを対応付ける工程と、を含むことを特徴とする
写真プリント方法。』であり、カットフィルムの長さに
よって区別する作業を必要としないので、13cm以下
のカットフィルムを区別する作業にかかる時間を省くこ
とができる。さらに13cm以下のカットフィルムとそ
うでないものを照合させる作業を必要としない。よっ
て、再焼きプリント処理作業を効率化することができ
る。
【0020】請求項4記載の発明は、『前記プリント用
フィルム集合体が、複数のオーダーを含んでいることを
特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の写
真プリント方法。』であり、プリント用フィルム集合体
が、複数のオーダーを含んでいる写真プリント方法にお
いて、プリント処理作業を効率化することができる。
【0021】請求項5記載の発明は、『前記プリント用
フィルムが、カラーネガフィルムであることを特徴とす
る請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の写真プリン
ト方法。』であり、プリント用フィルムが、カラーネガ
フィルムである写真プリント方法において、プリント処
理作業を効率化することができる。
【0022】請求項6記載の発明は、『前記ペーパー
が、カラーネガ印画紙であることを特徴とする請求項1
乃至請求項5のいずれかに記載の写真プリント方法。』
であり、ペーパーが、カラーネガ印画紙である写真プリ
ント方法において、プリント処理作業を効率化すること
ができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下において、この発明の実施の
形態の一例について説明を行う。但し、この発明の実施
の形態はこれに限られるものではない。
【0024】顧客が処理の注文を依頼する写真フィル
ム、つまり、撮影済の未現像写真フィルム又は現像済写
真フィルムが大ラボに渡されるまでの説明をする。
【0025】まず、顧客が取扱店に同時プリント処理又
は再焼プリント処理の注文を依頼してきた場合での取扱
店において行われる作業について説明する。
【0026】取扱店の店頭では、顧客または取扱店の店
員によって図2で示されるような受注伝票に情報の記録
が行われる。ここで、この受注伝票の説明をする。受注
伝票20は、顧客用の預かり引き換え票20a、取扱店
用の店用発注票20b及び大ラボ用のラボ入力用バーコ
ード票20cの3重の伝票シートから構成され、また感
圧記録方式を採用しているので、顧客または取扱店の店
員によってボールペン等により一番上にある顧客用の預
かり引き換え票20aに記録が行われると3枚同時に記
録がなされるようになっている。これにより、顧客、取
扱店及び大ラボが同じ情報を共有化できるようになって
いる。
【0027】さて、受注伝票20に記録される情報に
は、写真フィルムを受け付けた取扱店を特定する情報2
3(以下、取扱店特定情報とする。『後述する大ラボ内
の工程においては、注文の処理が行われた製品の返却先
を特定する返却先特定情報として機能することがあ
る。』)、写真フィルムの処理を依頼した顧客を特定す
る情報24(具体的には、顧客の氏名、番号や記号等か
らなる。以下、顧客特定情報とする。後述する大ラボ内
の工程においては、注文の処理が行われた製品の返却先
を特定する返却先特定情報として機能することがあ
る。)、受付番号27(以下のこの発明の実施の形態で
は、この番号として大ラボと取引のある複数の取扱店内
で通用する連続番号が用いられているが、各取扱店内の
みで通用する連続番号を用いてもよい。なお、この受付
番号は取扱店または大ラボによって予め印刷されていて
もよい。後述する大ラボ内の工程においては、写真フィ
ルムを特定するための写真フィルム特定情報として機能
する。)、同時プリント処理注文であるか再焼プリント
処理注文であるかの現像のみ処理であるかの情報25、
プリント仕様情報26(これら、25、26の情報は後
述する大ラボ内の工程においては、写真フィルムの行き
先を決定するための写真フィルムの行き先決定情報とし
て機能する。)、写真フィルムが何枚撮りのものである
かを示す情報28、受付け日時100、仕上がり日時1
0l(これら、100、10lの情報は、この発明の実
施の形態においてはその機能を有しないが、大ラボ内の
工程において、写真フィルムの行き先を決定するための
写真フィルムの行き先決定情報として機能することもあ
る。)等が含まれる。更に、顧客が再焼プリント処理を
依頼する際に記録される注文コマ特定情報及びその注文
コマのプリント枚数情報(これら2つの情報は後に説明
を加えられる。)が含まれてもよい。
【0028】ラボ入力用バーコード票20cには、受付
番号が図示しないバーコード印刷機によりバーコード化
されて印刷された剥離可能な記録媒体であるシールがl
枚又は複数枚重ねて貼付されている。受付番号は、大ラ
ボから指定されている形式でバーコード化されているこ
とが好ましい。こうすることにより、複数の取扱店の注
文依頼を賄う大ラボでの写真フィルムの管理を容易にす
ることができる。
【0029】プリント仕様情報26のEC、ESC、L
C、LSCは、露光装置に装填される長尺印画紙の幅を
示すE、L(一般にプリントサイズと呼ばれる。)と、
露光装置に装填される長尺印画紙の面質を示すC(光
沢)、SC(絹目)との組み合わせで構成されている。
【0030】顧客が取扱店に撮影済の未現像写真フィル
ムの処理の注文を依頼してきた場合(同時プリント処理
注文や現像のみ処理注文の場合)は、ボールペン等によ
り受注伝票20に一番上にある顧客用の預かり引き換え
票20aに記録が行われ、前述のように3枚の伝票シー
ト(単にシートとも言う。)に同時に記録がなされる。
ラボ入力用バーコード票20cに貼付された受付番号と
がバーコード化されて印刷された複数の剥離可能なシー
ルは、そのうちの1枚が剥離された後に、顧客の撮影済
の未現像写真フィルムを収容している収容容器(金属
製、樹脂製等の)に貼付される。そして、記録がなされ
た3枚の伝票シートのうちの顧客用の預かり引き換え票
20aについては顧客に渡され、取扱店用の店用発注票
20bについては取扱店によって保存され、前述の複数
の剥離可能なシールのうちのl枚が剥離され且つ記録の
済まされたラボ入力用バーコード票20cと剥離可能な
シールのうちの1枚が貼付された顧客の撮影済の未現像
写真フィルムを収容している収容容器とは、大ラボに引
き渡される。
【0031】顧客が取扱店にネガプリント処理の注文を
依頼する場合、長尺写真フィルムを裁断してできる現像
済カットピースは図3に示す写真フィルム収容袋44に
収容された状態にある。この発明の実施の形態において
は、顧客が現像済カットピースの画像(コマともい
う。)のプリント処理を注文した場合の例を開示してい
るが、顧客が現像済みの長尺の写真フィルムの画像のプ
リント処理を注文する場合もあり、その場合は長尺の写
真フィルムを収容できる写真フィルム収容袋が用意され
ることはいうまでもない。現像済みのカットピースを収
容した写真フィルム収容袋は、収容している写真フィル
ムの処理を注文を今回依頼される取扱店と前回依頼され
た取扱店が同じ場合、図3に示す写真フィルム収容袋包
装体42に包装された状態で顧客から取扱店に渡され
る。また、現像済みのカットピースの写真フィルムを収
容した写真フィルム収容袋は、それを包装している包装
体が今回注文を依頼された取扱店で使用しているものと
異なる場合は、今回依頼された取扱店において写真フィ
ルム収容袋包装体42に包装された状態にされる。
【0032】写真フィルム収容袋包装体42には注文票
43が設けられており、注文票43は、顧客がプリント
処理を希望する画像コマを特定する情報(以下、注文コ
マ特定情報とする。)と、この顧客が再焼プリント処理
を希望する画像コマを何枚プリントすべきかの情報(以
下、注文コマのプリント枚数情報とする。)とが少なく
とも記録できるようになっている。但し、受注伝票20
に注文コマ特定情報とその注文コマのプリント枚数情報
とが記録できるようになっている場合は、写真フィルム
収容袋包装体42に注文票は設けなくても良い。
【0033】顧客によって写真フィルム収容袋包装体4
2の注文票43に、注文コマ特定情報及びこの注文コマ
のプリント枚数情報とが記録され、また顧客が取扱店に
撮影済の未現像写真フィルムの処理の注文を依頼してき
た場合と同様に受注伝票20に記録がなされ(但し、受
注伝票20に注文コマ特定情報とその注文コマのプリン
ト枚数情報とが記録できるようになっている場合、そこ
に注文コマ特定情報とが記録される。)、ラボ入力用バ
ーコード票20cに貼付された受付番号がバーコード化
されて印刷された1枚又は複数の剥離可能なシールうち
のl枚が剥離され、そのl枚が写真フィルム収容袋44
又は写真フィルム収容袋包装体42に貼付される。そし
て、受注伝票20の記録がなされた3枚の伝票シートの
うちの顧客用の預かり引き換え票20aについては顧客
に渡され、取扱店用の店用発注票20bについては取扱
店によって保存され、前述のl枚又は複数の剥離可能な
シールのうちの1枚が剥離されたラボ入力用バーコード
票20cと現像済みのカットフィルムを収容した写真フ
ィルム収容袋44を包装した写真フィルム収容袋包装体
42とが大ラボに引き渡される。繰り返しになるが、大
ラボに引き渡されるときには、前述の剥離可能なシール
のうちの1枚が写真フィルム収容袋44又は写真フィル
ム収容袋包装体42に貼付されている。
【0034】ここまでが顧客が取扱店に撮影済の未現像
写真フィルム又は現像済写真フィルムの処理の注文を依
頼してきた場合での取扱店において行われる作業につい
ての説明である。
【0035】次に、顧客が撮影済の未現像写真フィルム
又は現像済写真フィルムの処理の注文を取扱店を介さず
に直接大ラボに依頼する場合の顧客が行う作業について
簡単に説明する。
【0036】顧客が撮影済の未現像写真フィルム又は現
像済写真フィルムの処理の注文を取扱店を介さずに直接
大ラボに依頼する場合(例えば、無人の写真処理の受注
装置、設備等を利用する場合。この場合、顧客への写真
処理の行われたものの返却はこの装置、設備等を介して
行われたり、この装置、設備等を介さず郵送によって行
われたりする。)の顧客が行う作業は、顧客が取扱店に
撮影済の未現像写真フィルム又は現像済写真フィルムの
処理の注文を依頼してきた場合での取扱店において行わ
れる作業から、受注伝票20への取扱店特定情報の記
録、取扱店用の店用発注票20bを取扱店による保存と
いった作業を省略したものに相当する。(但し、無人の
写真処理の受注装置、設備等を利用して写真処理の行わ
れたものの返却を、この装置、設備等を介して行う場合
は、この装置、設備の特定情報が受注伝票20に記録さ
れる。)蛇足ではあるが、もちろん、受注伝票20には
受付番号が大ラボによって予め印刷されていたり、顧客
が撮影済の未現像写真フィルム又は現像済写真フィルム
の処理の注文を取扱店を介さずに直接大ラボに依頼じた
ことを示す情報が記録されていたりすることが好ましい
こと、ラボ入力用バーコード票20cに貼付された一枚
又は複数の剥離可能なシールにバーコード化されて印刷
されている情報の中に取扱店特定情報が含まれている必
要はないこと(但し、無人の写真処理の受注装置、設備
等を利用して写真処理の行われたものの返却を、この装
置、設備等を介して行う場合は、この装置、設備の特定
情報が代わりに含まれている。)』、を述べておく。
【0037】ここまでは、ラボ入力用バーコード票20
cには貼付された一枚又は複数の剥離可能なシールが貼
付されている形態について説明をしたが、ラボ入力用バ
ーコード票20cには必ずしも前述の剥離可能なシール
が貼付されている必要はない。この場合は、記録の済ま
されたラボ入力用バーコード票20cと顧客の撮影済の
未現像写真フィルムを収容している収容容器、又は記録
の済まされたラボ入力用バーコード票20cと現像済み
の短尺の写真フィルムを収容した写真フィルム収容袋4
4を包装した写真フィルム収容袋包装体42は、それぞ
れが何らかの方法で、例えばラボ入力用バーコード票2
0cと未現像写真フィルムを収容している収容容器を一
組ずつ、又ラボ入力用バーコード票20cと写真フィル
ム収容袋包装体42を一組ずつ袋に梱包したりして、対
応がとれた状態で大ラボに渡される。そして大ラボ内で
ラボ入力用バーコード票20cに記録されている受付番
号と同じ番号が記録されたシールが撮影済の未現像写真
フィルムを収容している収容容器や、写真フィルム収容
袋44又は写真フィルム収容袋包装体42に貼付され
る。
【0038】また、ここまでは、記録の済まされたラボ
入力用バーコード票20cがそのまま大ラボに渡される
形態について説明をしたが、ラボ入力用バーコード票2
Ocに記録されている情報を読み取り、電子記録媒体に
記憶し、この記憶された情報を大ラボに送信してもよい
し、可搬的な電子記録媒体(例えば、フロッピーディス
ク等)に記憶して大ラボに渡してもよい。但し、こうし
た場合は、どのラボ入力用バーコード票20cに記録さ
れていた情報が、どの撮影済の未現像写真フィルムを収
容している収容容器やどの現像済みの短尺の写真フィル
ムを収容した写真フィルム収容袋44を包装した写真フ
ィルム収容袋包装体42に対応するのか関係を維持する
ために、撮影済の未現像写真フィルムや、写真フィルム
収容袋44または写真フィルム収容袋包装体42に前述
のシールが貼付され、電子記憶媒体に記憶されている各
々のラボ入力用バーコード票20cに記録されていた情
報に対応づけられる。
【0039】以上が顧客が処理の注文を依頼する撮影済
の未現像写真フィルム又は現像済写真フィルムが大ラボ
に渡されるまでの説明である。
【0040】以下において、顧客が処理の注文を依頼す
る撮影済の未現像写真フィルム又は現像済写真フィルム
が大ラボに渡された後の大ラボで実行される動作を説明
する。まず、顧客が処理の注文を依頼する撮影済の未現
像写真フィルム又は現像済写真フィルムが大ラボに渡さ
れた後に行われる図lに示す管理コンピューター51へ
の情報の入力及び記憶についての説明をする。
【0041】取扱店を介して処理の注文が依頼された撮
影済の未現像写真フィルム又は現像済写真フィルムが、
大ラボに渡された後の管理コンピュータ51への情報の
入力及び記憶について説明をする。
【0042】取扱店を介して前述のラボ入力用バーコー
ド票20cとラボ入力用バーコード票20cの剥離可能
なシールのうちの1枚が貼付された顧客の撮影済の未現
像写真フィルムを収容している収容容器とが一緒に大ラ
ボに引き渡されると、大ラボではラボ入力用バーコード
票20cに記録されている情報、つまり、取扱店特定情
報、顧客特定情報、受付番号、同時プリント処理注文で
あるか再焼プリント処理注文であるかの現像のみ処理で
あるかの情報、プリント仕様情報、写真フィルムが何枚
撮りのものであるかを示す情報、受付け日時、仕上がり
日時等が伝票リーダ50によって読取られ、これらの情
報は管理コンピュータ51に入力され記憶される。管理
コンピュータ51では、記憶された受付番号とその他の
情報とが、対応付けられた状態で記憶される。(なお、
この発明の実施の形態においては、受付番号として大ラ
ボと取引のある複数の取扱店内で通用する連続番号が用
いられているが、各取扱店内のみで通用する連続番号が
用いられた場合は、この連続番号と取扱店特定情報とが
組にされた情報が大ラボで通用する連続番号に対応づけ
られたうえで記憶され、この大ラボで通用する連続番号
と前記のその他の情報とが対応付けられた状態で記憶さ
れる。
【0043】また、大ラボで通用する連続番号が用いら
れない場合は、各取扱店内のみで通用する連続番号と取
扱店特定情報とが組にされた情報が前記のその他の情報
と対応付けられた状態で記憶される。これについては、
以下の取扱店を介して前述のラボ入力用バーコード票2
0cと現像済みのカットフィルムの写真フィルムを収容
した写真フィルム収容袋44を包装した写真フィルム収
容袋包装体42とが一緒に大ラボに引き渡される場合に
ついても同様である。
【0044】さらに、取扱店を介さずに無人の写真処理
の受注装置、設備等を介して処理の注文が依頼された撮
影済の未現像写真フィルム又は現像済写真フィルムが、
大ラボに渡される場合で、連続番号として各無人の写真
処理の受注装置、設備等内のみで通用する連続番号が用
いられるときは、この各無人の写真処理の受注装置、設
備等の特定情報とこの連続番号とが組にされた情報が大
ラボで通用する連続番号に対応付けられたうえで記憶さ
れ、この大ラボで通用する連続番号と前記のその他の情
報に相当する情報とが対応付けられた状態で記憶され
る。また、大ラボで通用する連続番号が用いられない場
合は、各無人の写真処理の受注装置、設備等内のみで通
用する連続番号と各無人の写真処理の受注装置、設備等
の特定情報とが組にされた情報が前記のその他の情報に
相当する情報と対応付けられた状態で記憶される。) また、取扱店を介して前述のラボ入力用バーコード票2
0cと現像済みのカットフィルムの写真フィルムを収容
した写真フィルム収容袋44を包装した写真フィルム収
容袋包装体42(写真フィルム収容袋44又は写真フィ
ルム収容袋包装体42にはラボ入力用バーコード票20
cの剥離可能なシールのうちの1枚が貼付されてい
る。)とが一緒に大ラボに引き渡されると、大ラボでは
ラボ入力用バーコード票20cに記録されている情報、
つまり、取扱店特定情報、顧客特定情報、受付番号、同
時プリント処理注文であるか再焼プリント処理注文であ
るかの現像のみ処理であるかの情報、プリント仕様情
報、受付け日時、仕上がり日時等が伝票リーダ50によ
って読取られ(但し、ラボ入力用バーコード票2Oc
に、注文コマ特定情報とその注文コマのプリント枚数情
報とが記録されている場合は、これら注文コマ特定情報
とその注文コマのプリント枚数情報も読み取られ
る。)、これらの情報は管理コンピュータ51に記憶さ
れ、管理コンピュータ51では、記憶された受付番号と
その他の情報とが、対応付けられた状態で一時的に記憶
される。
【0045】つまり、受付番号と、その他の取扱店特定
情報、顧客特定情報、同時プリント処理注文であるか再
焼プリント処理注文であるか現像のみ処理であるかの情
報、プリント仕様情報、受付け日時、仕上がり日時等と
が、対応付けられた状態で記憶される。また、写真フィ
ルム収容袋包装体42に設けられた注文票43に記録さ
れた注文コマ特定情報、注文コマのプリント枚数情報が
注文票リーダ53によって読み取られるのと同時又は相
前後して写真フィルム収容袋包装体42又は写真フィル
ム収容袋44に貼付されている剥離可能なシール記録さ
れている受付番号が読み取られ、これらの情報は管理コ
ンピュータ51に記憶され、管理コンピュータ51で
は、記憶された受付番号とその他の情報とが、対応付け
られた状態で一時的に記憶される。
【0046】そして、管理コンピュータ51では、一時
的に記憶されている上記の2種類の情報を互いに比較
し、受付番号が一致する一時的に記憶されている情報を
lつの情報の纏まりとして受付番号と、その他の記憶さ
れた情報が、対応付けられた状態で記憶される。つま
り、受付番号と、その他の取扱店特定情報、顧客特定情
報、同時プリント処理注文であるか再焼プリント処理注
文であるかの現像のみ処理であるかの情報、プリント仕
様情報、注文コマ特定情報、注文コマのプリント枚数情
報、受付け日時、仕上がり日時等とが、対応付けられた
状態で記憶される。
【0047】ここまでが、取扱店を介して処理の注文が
依頼された撮影済の未現像写真フィルム又は現像済写真
フィルムが、大ラボに渡された後の管理コンピュータ5
1への情報の記憶について説明である。取扱店を介さず
に処理の注文が依頼された撮影済の未現像写真フィルム
又は現像済写真フィルムが、大ラボに渡された後の管理
コンピュータ51への情報の記憶について簡単に説明を
する。この場合も、顧客が処理の注文を依頼する撮影済
の未現像写真フィルム又は現像済写真フィルムが大ラボ
に渡された後の作業と同様の作業が行われる。
【0048】取扱店を介さずにラボ入力用バーコード票
2Ocとラボ入力用バーコード票20cの剥離可能なシ
ールのうちのl枚が貼付された顧客の撮影済の未現像写
真フィルムを収容している収容容器とが一緒に大ラボに
引き渡されると、管理コンピュータ51への情報の記憶
が行われるが、取扱店を介していないので取扱店特定情
報は当然管理コンピュータ51には記録されない。つま
り、コンピュータ51には、受付番号と、その他の、顧
客特定情報、同時プリント処理注文である再焼ガプリン
ト処理注文であるかの現像のみ処理であるかの情報、プ
リント仕様情報、写真フィルムが何枚撮りのものかを示
す情報、受付け日時、仕上がり日時等とが、対応付けら
れた状態で記憶される。
【0049】また、取扱店を介さずにラボ入力用バーコ
ード票20cと現像済みのカットフィルムの写真フィル
ムを収容した写真フィルム収容袋44を包装した写真フ
ィルム収容袋包装体42(写真フィルム収容袋44又は
写真フィルム収容袋包装体42にはラボ入力用バーコー
ド票20cの剥離可能なシールのうちの1枚が貼付され
ている。)とが一緒に大ラボに引き渡されると管理コン
ピュータ51への情報の記憶が行われるが、前記と同様
に取扱店を介していないので取扱店特定情報は当然管理
コンピュータ51には記録されない。つまり、管理コン
ピュータ51には、受付番号と、その他の顧客特定情
報、同時プリント処理注文であるか再焼プリント処理注
文であるか現像のみ処理であるかの情報、プリント仕様
情報、注文コマ特定情報、注文コマのプリント枚数情
報、受付け日時、仕上がり日時等とが、対応付けられた
状態で記憶される。
【0050】なお、ラボ入力用バーコード票20cに前
述の剥離可能なシールが貼付されていない場合における
に管理コンピュータ51への情報の入力及び記憶につい
ては、上記と同様である。また、取扱店でラボ入力用バ
ーコード票20cに記録されている情報を読み取り、電
子記録媒体に記憶し、この記憶された情報を大ラボに送
信したり、可搬的な電子記録媒体に記憶して大ラボに渡
したりする場合に管理コンピュータ51への情報の入力
及び記憶については、前者の場合は管理コンピュータ5
1に設けられた受信手段により送信された情報を受信し
記憶し、後者の場合は管理コンピュータ51に設けられ
た可搬的な電子記録媒体の情報読取手段によって可搬的
な電子記録媒体に記録された情報を読み取り記憶する。
【0051】ところで、管理コンピュータ51に記憶さ
れたプリント仕様情報、取扱店特定情報(取扱店特定情
報が無い場合は、無人の写真処理の受注装置、設備等の
特定情報や顧客特定情報)を基に、図5に表すような大
ラボ内での撮影済の未現像写真フィルム、現像写真フィ
ルムの行先を示すフィルム行先決定表を管理コンピュー
タ51で作成し記憶してもよい。表の上部に記載の8
0、91は後述する仕分装置の番号を示し、左部の7桁
の数字は受付番号を示し、表の上部に記載の80の下に
記載の2、4、3、・・・2、1は仕分装置で仕分けら
れるフィルムの行先、つまり露光装置等を特定する番号
を示し、また、表の上部に記載の91の下に記載の1
0、21、3、・・・45、38は仕分装置で仕分けら
れる写真フィルム収容袋包装体の行先、つまり返却先
(取扱店、個人、無人の写真処理の受注装置、設備等)
を特定する番号を示している。そして、この表に記載の
情報は、仕分装置80、91で利用されることになる。
【0052】以上が顧客が処理の注文を依頼する撮影済
の未現像写真フィルム又は現像済写真フィルムが大ラボ
に渡された後に行われる図2に示す管理コンピュータ5
1ヘの情報の記憶についての説明である。
【0053】ここから、管理コンピュータ51へ記憶さ
れた情報の大ラボ内での2つの利用方法について説明す
る。1つは、次に説明をする管理コンピュータ51へ記
憶された情報を読み出し、読み出された情報に関する顧
客が処理を依頼した撮影済の未現像写真フィルム又は現
像済写真フィルムヘの情報の記録を行い、この記録され
た情報を基に大ラボ内での写真処理を行う方法である。
また、もうlつは後に説明をする管理コンピュータ51
へ記憶された情報を読み出し、情報を必要とする写真処
理の工程に供給し、各工程で必要な情報を基に大ラボ内
での写真処理を行う方法である。初めに、前者の管理コ
ンピュータ51へ記憶された情報の大ラボ内での利用方
法について説明する。
【0054】まず、管理コンピュータ51へ記憶された
情報を読み出し、読み出された情報に関する顧客が処理
を依頼した撮影済の未現像写真フィルム又は現像済写真
フィルムヘの情報の記録について説明をする。
【0055】図1に示されるリーダによって、撮影済の
未現像写真フィルムの収容容器22、写真フィルム収容
袋包装体42又は写真フィルム収容袋44に貼付されて
いる剥離可能なシールに記録されている受付番号が読み
取られ、この読み取られた受付番号は情報を記憶した管
理コンピュー夕51へ送信される。受付番号が送信され
た管理コンピュータ51は、この受付番号と同じ受付番
号に対応して記憶されている情報を受付番号と共に必要
な情報をすべて読み出す。
【0056】読み出された情報(受付番号と受付番号に
対応して記憶されている情報)は、この読み出された情
報を読み出すために読み取られた受付番号が記録されて
いる剥離可能なシールが貼付されている収容容器22に
収容されている撮影済の未現像写真フィルムの先端部
(収容容器2のスプール軸に係止されている撮影済の未
現像写真フィルムの部分を、後端部とする。)の非画像
記録部位や、この読み出された情報を読み出すために読
み取られた受付番号が記録されている剥離可能なシール
が貼付されている写真フィルム収容袋包装体42又は写
真フィルム収容袋44に収容されている現像済写真フィ
ルム(厳密に言うと、写真フィルム収容袋包装体42の
場合は、写真フィルム収容袋包装体42に包装されてい
る写真フィルム収容袋44に収容されている現像済写真
フィルム)の非画像記録部位に記録される。また、後述
するように、この記録される情報をlオーダー毎の区切
りとして用いるためには、この情報の記録位置は写真フ
ィルムの非画像記録部位であり且つ写真フィルムの先端
部相当部又は後端部相当部であることが好ましい。
【0057】この情報の記録の方法としては、読み出さ
れた情報を、図4(a)に示されるプリンタ58によっ
てシートに2次元のバーコードとして記録し、バーコー
ドが記録されたシートを前述の撮影済の未現像写真フィ
ルムの先端部の非画像記録部位や前述の現像済写真フィ
ルムの非画像記録部位に貼付する方法がある。また、図
4(b)に示されるように、読み出された情報を2次元
の点の位置情報に変換し、前述の撮影済の未現像写真フ
ィルムの先端部の非画像記録部位や前述の現像済写真フ
ィルムの非画像記録部位に、この点をホール60として
記録する方法もある。また、図4(c)に示されるよう
に、読み出された情報を、2次元情報に変換し、前述の
撮影済の未現像写真フィルムの先端部の未露光の非画像
記録部位に、光学的に潜像61を焼付ける方法もある。
【0058】これらの記録された情報は写真フィルムの
1オーダー毎の区切りとしても、利用される。つまり、
これらの情報の検出手段が、これらの情報を検出した場
合、この検出結果は写真フィルムの1オーダーの区切り
を示す情報をして利用される。なお、図5に記載の表の
情報をプリント仕様情報、取扱店特定情報(取扱店特定
情報が無い場合は、無人の写真処理の受注装置、設備等
の特定情報や顧客特定情報)の代わりに、利用してもよ
いことを述べておく。
【0059】以上が、管理コンピュータ51へ記憶され
た情報を読み出し、読み出された情報の顧客が処理の注
文を依頼する撮影済の未現像写真フィルム又は現像済写
真フィルムヘの情報の大ラボでの記録について説明であ
る。
【0060】前述の読み出された情報が記録された撮影
済の未現像写真フィルム、現像済写真フィルムのうち、
撮影済の未現像写真フィルムは現像装置55によって現
像処理され、この現像された撮影済の写真フィルムの画
像コマは露光装置72により印画紙に焼付けられる。ま
た、もう一方の現像済写真フィルムも露光装置72によ
り印画紙に焼付けられる。
【0061】ところで、この発明の実施の形態の大ラボ
では、図1に示すように露光装置72は、複数のプリン
ト仕様に対応して設けられている。具体的には、ECの
プリント仕様の印画紙への露光をする露光装置72(図
1中で最上段の露光装置72)、ESCのプリント仕様
の印画紙への露光をする露光装置72(図1中2段の露
光装置72)、LCのプリント仕様の印画紙への露光を
する露光装置72(図l中3段の露光装置72)、LS
Cのプリント仕様の印画紙への露光をする露光装置72
(図1中で下の露光装置72)等が設けられている。な
お、特定の露光装置72が複数のプリント仕様の印画紙
への露光をする場合もある。読み出された情報が記録き
れた撮影済の未現像写真フィルム、現像済写真フィルム
は、それぞれに記録されているプリント仕様情報を検出
され、検出されたプリント仕様情報と同じプリント仕様
の印画紙への露光をする露光装置72に行き先が決定さ
れ、該露光装置72によってその画像コマの露光がなさ
れる。
【0062】検出されたプリント仕様情報と同じプリン
ト仕様の印画紙への露光ができる露光装置72によって
その画像コマの露光がなされるためには、前述の読み出
された情報が記録された写真フィルムはプリント仕様毎
に仕分けられなければならないので、この発明の実施の
形態の大ラボでは、仕分け装置が設けられている。仕分
け装置の写真処理システムにおける位置は2通りあり、
lつは現像装置55の前工程であり、もう1つはlつは
現像装置55の後工程である。ここで前者の仕分け装置
が現像装置55の前に置かれる場合の大ラボシステムに
ついて説明する。
【0063】この場合、前述の読み出された情報が記録
された撮影済の未現像写真フィルム、現像済写真フィル
ムは、図示しない搬送装置によって自動的に仕分け装置
に運ばれる。仕分け装置には、プリント仕様情報と同時
プリント処理注文であるか再焼プリント処理注文である
か現像のみ処理であるかの情報とを選択的に判別する判
別手段が設けられている。この発明の実施の形態におい
ては、この判別手段は仕分け装置に設けられているが、
必ずしも仕分け装置に設けられている必要はなく、例え
ば前述の搬送装置の中に設けられてもよい。搬送されて
きた写真フィルムに記録されている情報の中のプリント
仕様情報と同時プリント処理注文であるかネガプリント
処理注文であるか現像のみ処理注文であるかの情報とが
この判別手段によって読み取られると、この情報を基に
して仕分け装置はこの読み取られた情報を有する撮影済
の未現像写真フィルム、現像済写真フィルムを仕分け
る。仕分ける手段としては、コース切換えゲート等が用
いられるが、適宜公知の手段が用いられる。コース切換
えゲートは、ECコース、ESCコース、LCコース、
LSCコース及び現像のみコース等に写真フィルムを振
り分ける。
【0064】さて、写真フィルムの仕分けられ方である
が、同時プリント処理注文であるものについては、検出
されたプリント仕様別にECコース、ESCコース、L
Cコース、LSCコースのうちの何れかに仕分けられ
る。再焼プリント処理注文であるものについても検出さ
れたプリント仕様別にECコース、ESCコース、LC
コース、LSCコースのうちの何れかに仕分けられる。
現像のみ処理注文であるものについては、現像のみコー
スに仕分けられる。
【0065】ECコース、ESCコース、LCコース、
LSCコースのうちの何れかに仕分けられた同時プリン
ト処理注文である撮影済の未現像写真フィルムは、それ
ぞれのコース毎に設けられた搬送装置85によって、現
像装置55に自動的に搬送される。現像装置55は搬送
装置85毎に設けられ(図2中では現像装置55は便宜
上1台のみ図示されているが、本来は5台設けられてい
る。これらのうち1台は現像のみコースに仕分けられた
未現像写真フィルムを現像するために設けられてい
る。)、搬送装置によって搬送された撮影済の未現像写
真フィルムを自動的に現像し外に排出する。
【0066】ECコース、ESCコース、LCコース、
LSCコースのうちの何れかに仕分けられた再焼プリン
ト処理注文である現像済写真フィルムは、前述の搬送装
置によって、現像装置55に自動的に搬送される。現像
装置55に搬送された現像済写真フィルムは、現像装置
55のなかに設けられた現像に係わる処理の行われない
搬送路(図示せず。)を通過させられ自動的に現像装置
55の外に排出される。
【0067】現像装置55の外に排出された現像装置5
5によって現像された写真フィルムと現像装置55を通
過のみした写真フィルムとは、現像装置55毎に設けら
れたその現像装置に対応する露光装置72へ写真フィル
ムを搬送する搬送手段86によって露光装置72へ搬送
される。例えば、ECコースに仕分けられた未現像写真
フィルムは現像装置55で現像され排出された後、搬送
手段86によってECのプリント仕様の印画紙への露光
ができる露光装置72へ自動的に搬送される。また、例
えば、LSCコースに仕分けられた現像済写真フィルム
は現像装置55から排出された後、搬送手段86によっ
てLSCのプリント仕様の印画紙への露光ができる露光
装置72へ自動的に搬送される。
【0068】なお、ECコース、ESCコース、LCコ
ース、LSCコースのうちの何れかに仕分けられた再焼
プリント処理注文である現像済写真フィルムは、前述の
搬送装置によって、現像装置55に自動的に搬送するこ
となく、そのまま対応する露光装置72へ搬送するよう
にしても良く、この場合現像装置55の構成が容易にな
る点では好ましい。露光装置72へ搬送された写真フィ
ルムの画像コマは、露光装置72によって所望のプリン
ト仕様で印画紙に露光される。露光装置72の写真フィ
ルムの入口から露光ステージの間のいずれかの所には写
真フィルムに記録された前述の情報を読取る読取手段9
5が設けられており、露光装置72はこの読取手段95
が写真フィルムに記録された前述の情報を読取ったとい
う情報を写真フィルムのlオーダーの区切りを示ず情報
として利用している。
【0069】なお、露光装置72は、読取手段95が読
み取ったプリント仕様と露光装置72が設定されている
プリント仕様とが異なる場合、エラー発生を知らせるエ
ラー発生表現手段によりエラー発生の表現し、エラー発
生の基となった写真フィルムの排出処理等を施し、この
写真フィルムのプリントが行われないようにする。
【0070】また、露光装置72は再焼プリント処理注
文であると判断した写真フィルムについては、前記の読
取手段が読み取った注文コマ特定情報、注文コマのプリ
ント枚数情報を基にして注文コマに対し所望の回数の露
光を行う。焼付けが終了された写真フィルムは、この露
光装置72で露光された条件を露光装置72内に設げら
れた露光条件記録手段によって1オーダー毎に記録され
る。但し、この露光条件記録手段は必ずしも露光装置7
2内に設けられる必要はなく、例えば後述する収容装置
や包装装置に設けてもよい。この記録された露光条件は
次回この写真フィルムがこの大ラボで露光される時に利
用される。
【0071】この発明の実施の形態における写真処理シ
ステムで初めて露光がなされた写真フィルムは、以後こ
の写真処理システムと同じ写真処理システムで露光がな
される場合、前述の最初の露光条件で露光されることに
なる。こうすることにより、今回この写真フィルムを基
にした露光で得られるプリント画像と次回この写真フィ
ルムを基にした露光で得られるだろうプリント画像とが
ほぼ同じようなプリント画像として得られる。露光条件
記録手段としては、露光条件を記録したシートを写真フ
ィルムに貼付する手段が用いられる。但し、露光条件記
録手段が後述する収容装置や包装装置に設けられる場合
は、この手段により露光条件が記録されたシートは、写
真フィルム収容袋に貼付されることになる。
【0072】この発明の実施の形態においては、露光装
置72にはロール状長尺印画紙が装填されており、露光
に際しては印画紙は長尺のまま露光がなされる。また、
印画紙は、露光時に1オーダーの区切り情報が付与さ
れ、自動現像機73によって現像され、排出される。排
出された長尺の印画紙は、自動現像機73の長尺の印画
紙の排出部に近接して設けられた裁断装置96によりコ
マ毎に裁断される。裁断装置96には1オーダーの区切
り情報を検出する検出手段と裁断したコマ数のカウンタ
が設けられており、この検出手段からの検出情報とカウ
ンタからのカウント数が、裁断装置96に近接して自動
現像機73毎に設けられた複数のビン76aを有するソ
ーター76に送られ、この検出情報とカウント数を受信
したソーター76はこれらの情報をもとにしてビン位置
を制御してlオーダー分のプリント75をlつのビン7
6aに収納していく。
【0073】露光条件の記録が終わると長尺の写真フィ
ルムは、露光装置72に設けられた裁断手段(図示せ
ず。)により裁断されカットフィルムにされる。裁断手
段には同時プリント処理注文であるか再焼プリント処理
注文であるか現像のみ処理であるかの情報を選択的に判
別する判別手段が設けられており、裁断手段はこの判別
手段により同時プリント処理注文の写真フィルムを判断
し、カットフィルムになるように裁断する。こうして、
露光装置72から排出される写真フィルムはすべてカッ
トフィルムとなった状態で排出される。
【0074】露光装置72から排出されたカットフィル
ムは、それぞれの露光装置72のカットフィルムの排出
部に設けられた搬送装置89によりこの搬送装置89の
それぞれに設けられたカットフィルムを写真フィルム収
容袋に収容させる収容装置に自動的に搬送される。収容
装置の写真フィルムの入口には写真フィルムに記録され
た前述の情報を読取る読取手段が設けられており、収容
装置にはこの読取手段が写真フィルムに記録された前述
の情報を読取ったという情報を写真フィルムの1オーダ
ーの区切りを示す情報をして利用している。収容装置に
搬送されたカットフィルムは、1オーダー毎に写真フィ
ルム収容袋に収容される。
【0075】前述のソーター76の1つのビン76aに
収納された1オーダー分のプリント及び前述の写真フィ
ルム収容袋に収容された1オーダー分のカットフィルム
は、ソーター76毎に設けられた搬送手段87と収容装
置11毎に設けられた搬送手段88によって、1オーダ
ー分のプリント及び1オーダー分のカットフィルムを写
真フィルム収容袋包装体に包装する包装装置12に搬送
される。この発明の実施の形態においては、EC、ES
C、LC、LSC、現像のみ用の包装装置12が5台
(図1中では1台のみ図示している。)設けられてい
る。1オーダー分のプリント及び写真フィルム収容袋に
収容された1オーダー分のカットフィルムは露光装置7
2での焼付けの順序を維持されたまま搬送されるので、
包装装置は搬送されてきた順に1オーダー分のプリント
及び写真フィルム収容袋に収容された1オーダー分のカ
ットフィルムを対応のとれた状態で写真フィルム収容袋
包装体に包装する。つまり、特定のオーダーに属する写
真フィルムとプリントとは、対応付けられることにな
る。
【0076】前述の仕分け装置により、現像のみコース
に仕分けられた未現像の写真フィルムは搬送装置85に
よって、この搬送装置85に固有に設けられた現像装置
55に自動的に搬送される。この搬送装置85によって
搬送された撮影済のカットフィルムを自動的に現像し外
に排出する。排出された長尺の写真フィルムは現像装置
55に接して設けられた裁断装置(図示せず)により、
所定画像コマ有するカットフィルムになるように裁断さ
れる。裁断装置から排出されたカットフィルムは、この
裁断装置のカットフィルムの排出部に設けられた搬送装
置によりカットフィルムを写真フィルム収容袋に収容さ
せる収容装置11に自動的に搬送される。収容装置の写
真フィルムの入口には写真フィルムに記録された前述の
情報を読取る読取手段が設けられており、裁断装置はこ
の読取手段が写真フィルムに記録された前述の情報を読
取ったという情報を写真フィルムの1オーダーの区切り
を示す情報として利用している。収容装置11に搬送さ
れたカットフィルムは、1オーダー毎に写真フィルム収
容袋に収容される。
【0077】この写真フィルム収容袋に収容された1オ
ーダー分のカットフィルムは、収容装置に設けられた搬
送手段によって、写真フィルム収容袋に収容された1オ
ーダー分のカットフィルムを写真フィルム収容袋包装体
に包装する包装装置に搬送される。包装装置は写真フィ
ルム収容袋に収容された1オーダー分のカットフィルム
を搬送されてきた順に写真フィルム収容袋包装体に包装
する。なお、EC、ESC、LC、LSC、現像のみ用
の5台の包装装置12を設置スペースや装置コストの削
減の観点から台数を減らそうとする場合は、1オーダー
分のプリントの何れかにこのプリントが作成される基と
なった写真フィルムに記録された受付番号と同じ番号を
記録しておき、包装装置12に設けられた読取手段でカ
ットフィルムに記録されている受付番号とプリントに記
録されている受付番号とを読み取り、1オーダー分のプ
リント及び写真フィルム収容袋に収容された1オーダー
分のカットフィルムの対応、つまり特定のオーダーに属
する写真フィルムとプリントとの対応を取ればよい。1
オーダー分のプリントヘの受付番号の記録は、露光装置
72の読取手段95から受付番号を自動現像機73の長
尺の印画紙の排出部に近接して設けられた裁断装置96
へ伝え、裁断装置96に設けられた記録手段によって記
録するようにしてもよい。また1オーダー分のプリント
ヘの受付番号の記録は、必ずしもプリントヘ直接的に記
録をする必要はなく、1オーダー分のプリントと共に搬
送される記録媒体に記録するようにしてもよい。
【0078】1オーダー分のプリント及び写真フィルム
収容袋に収容された1オーダー分のカットフィルム、又
は写真フィルム収容袋に収容された1オーダー分のカッ
トフィルムを包装しているすべての写真フィルム収容袋
包装体は、それぞれの包装装置12に接して設けられた
搬送装置90によって、この写真フィルム収容包装体を
返却先別に仕分ける仕分け装置91に搬送される。仕分
け装置91には、写真フィルム収容袋包装体に包装され
ている写真フィルムに記録されている取扱店特定情報
(取扱店特定情報が無い場合は、無人の写真処理の受注
装置、設備等の特定情報や顧客特定情報。これらの情報
は返却先特定情報として、機能する。)を選択的に読み
取る読取手段が設けられている。
【0079】この発明の実施の形態においては、この判
別手段は仕分け装置に設けられているが、必ずしも仕分
け装置に設けられている必要はなく、例えば前述の搬送
装置のなかに設けられてもよい。例えば、写真フィルム
に記録されている情報のなかの取扱店特定情報(取扱店
特定情報が無い場合は、無人の写真処理の受注装置、設
備等の特定情報や顧客特定情報。)がこの読取手段によ
って読み取られると、この情報を基にして仕分け装置9
1はこの読み取られた情報を有する写真フィルム収容袋
包装体をコース別に仕分ける。
【0080】仕分ける手段としては、この発明の実施の
態様においてはコース切換えゲート等(図示せず。)が
用いられるが、適宜公知の手段が選択される。このコー
ス切換えゲートは、少なくとも予め取扱店の数に2を足
した数分だけコースに切り換えられるようになってお
り、1つの取扱店に対応して1つのコースが割り当てら
れている。また、この足された2つのコースは読取手段
によって取扱店特定情報を読み取られなかった場合、つ
まり、取扱店を経由せずに大ラボに顧客が写真処理の注
文の依頼をした場合に、取扱店を経由せずに大ラボから
直接顧客に、又は無人の写真処理の受注装置、設備等を
経由して顧客に写真フィルム収容袋包装体を返却するた
めのコースもある。そして、それぞれのコースに仕分け
られた写真フィルム収容袋包装体はコース切換えゲート
の各々の切換え先の出口に設けられた搬送手段によって
搬送され、搬送手段の搬送下流部に設けられた返却用収
納箱に収容され、その後、取扱店等の返却先に返却され
る。
【0081】ところで、写真フィルムに記録された情報
が前述の読取手段による読み取りが困難なように写真フ
ィルムが写真フィルム収容袋包装体に包装される場合
は、前述の収容装置や前述の包装装置に写真フィルムに
記録された情報を読み取る読取手段を設け、またこの読
取った情報、特に受付番号や、返却先特定情報を写真フ
ィルム収容袋や写真フィルム収容袋包装体に記録する記
録手段を設けてもよい。
【0082】次に、仕分け装置が現像装置55の後工程
に置かれる場合の写真処理システムについて説明する。
この場合、前述の読み出された情報が記録された撮影済
の未現像写真フィルム、現像済写真フィルムは、搬送装
置81によって、現像装置55に自動的に搬送される。
この場合、現像装置55は少なくとも1台以上の適当な
数だけ設置される。現像装置55には、写真フィルムに
記録された同時プリント処理注文であるか再焼プリント
処理注文であるか現像のみ処理であるかの情報とを選択
的に判別する判別手段(図示せず。)が設けられてい
る。この判別手段によって同時プリント処理注文又は現
像のみ処理注文と判断された撮影済の未現像写真フィル
ムを、現像装置55は自動的に現像し排出する。また、
再焼プリント処理注文であると判別手段により判別され
た現像済写真フィルムを、現像装置55は現像装置55
の中に設けられた現像に係わる処理の行われない搬送路
(図示せず。)を通過させ自動的に現像装置55の外に
排出する。
【0083】現像装置55の外に排出された現像装置5
5によって現像された写真フィルム及び現像装置55の
現像に係わる処理の行われない搬送路を通過させられた
現像済写真フィルムは、現像装置55の写真フィルムの
排出部に接して設けられた搬送装置によって自動的に仕
分け装置80に搬送される。仕分け装置80には、写真
フィルムに記録されたプリント仕様情報と同時プリント
処理注文であるか再焼プリント処理注文であるか現像の
み処理であるかの情報とを選択的に判別する判別手段が
設けられている。
【0084】この発明の実施の形態においては、この判
別手段は仕分け装置80に設けられているが、必ずしも
仕分け装置80に設けられている必要はなく、例えば前
述の搬送装置81のなかに設けられてもよい。また、仕
分け装置80には仕分け手段として、コース切換ゲート
が用いられている。なお、仕分け手段は適宜公知の手段
が選択可能である。コース切換ゲートは、少なくともプ
リント仕様の数に1を足した数分コースを切換えること
ができるようになっている。さて、写真フイルムの仕分
けられ方であるが、同時プリント処理注文又は再焼プリ
ント処理注文であると判別手段により判別された写真フ
ィルムは、コース切換ゲートによってプリント仕様別に
仕分けられる。この発明の実施の形態においては、プリ
ント仕様としては、EC、ESC、LC、LSCの4種
類があるので、写真フィルムはプリント仕様別に4つの
コースに振り分けられる。また、現像のみ処理注文であ
ると判別手段により判別された写真フィルムは、コース
切換ゲートによって現像のみ写真フィルム用コースに振
り分けられる。ECコース、ESCコース、LCコー
ス、LSCコースのそれぞれに振り分けられた写真フィ
ルムは、コース切換ゲートのそれぞれの出口に近接して
設けられた搬送手段(図示せず。)によってコースに対
応した露光装置72へ自動的に搬送される。
【0085】露光装置72へ搬送された写真フィルム、
及び現像のみ写真フィルム用コースに振り分けられた写
真フィルムのこの後の処理は、仕分け装置が現像装置5
5の前工程に置かれる場合の処理と同様なので省略す
る。
【0086】以上が、管理コンピュータ51に記憶され
た情報を読み出し、読み出された情報に関する顧客が処
理を依頼した撮影済の未現像フィルム又は現像済み写真
フィルムヘの情報の記録を行い、この記録された情報を
基に大ラボ内での写真処理を行う方法である。
【0087】次に、管理コンピュータ51へ記憶された
情報を読み出し、情報を必要とする写真処理の工程に情
報を供給し、各工程で必要な情報を基に大ラボ内での写
真処理を行う方法について説明をする。なお、既述の管
理コンピュータ51に記憶された情報を読み出し、読み
出された情報に関する顧客が処理を依頼した撮影済の未
現像フィルム又は現像済み写真フィルムヘの情報の記録
を行い、この記録された情報を基に大ラボ内での写真処
理を行う方法の説明との重複を避けて、以下に説明をす
る。
【0088】既述の方法においては、撮影済の未現像写
真フィルムの収容容器22、写真フイルム収袋包装体4
2又は写真フィルムに添付されている剥離可能なシール
に記録されている受付番号に対応して管理コンピュータ
51に記憶されている情報が読み出され、未現像写真フ
ィルムや現像済写真フィルムに記録されるが、この方法
においては撮影済の未現像写真フィルムの収容容器2
2、写真フィルム収袋包装体42又は写真フィルム収袋
44に添付されている剥離可能なシールに記録されてい
る受付番号と同じ受付番号が撮影済の未現像写真フィル
ムの収容容器22、写真フィルム収袋包装体42又は写
真フィルム収袋44に収められている未現像写真フィル
ムや現像済写真フィルムに記録される。管理コンピュー
タ51に記憶されている情報を必要としている大ラボ内
の工程では、未現像写真フィルムや現像済写真フィルム
に記録されている受付番号が読み取られ、この受付番号
が管理コンピュータ51へ送られ、管理コンピュータ5
1にこの受付番号と対応して記憶されている情報が読み
出され、読み出された情報は管理コンピュータ51から
情報を必要としている大ラボ内の工程に送られ利用され
る。なお、管理コンピュータ51から各大ラボ内の工程
へは各大ラボ内の工程が必要とする情報のみが送られる
ことが好ましい。管理コンピュータ51に記憶されてい
る情報を必要としている大ラボ内の工程としては、同時
プリント処理注文であるかネガプリント処理注文である
か現像のみ注文であるかを判別する工程、プリント仕様
を判別する工程、再焼プリント処理注文での注文コマ特
定情報及び注文コマのプリント枚数情報を必要とする工
程、注文の処理が行われた製品の返却先を判別する工程
が挙げられる。
【0089】以上が、管理コンピュータ51へ記憶され
た情報を読み出し、情報を必要とする写真処理の工程に
情報を供給し、各工程で必要な情報を基に大ラボ内での
写真処理を行う方法についての説明である。
【0090】ところで、以上においてはECコース、E
SCコース、LCコース、LSCコースのそれぞれのコ
ースに振り分けられている同時プリント処理注文の現像
済写真フィルム及び再焼プリント処理注文の現像済写真
フィルムは、搬送手段によってそれぞれのプリント仕様
の印画紙への露光ができる露光装置72へ自動的に搬送
されるが、図6に示すような現像済写真フィルム(プリ
ント用フィルム)の写真フィルム収納手段500にそれ
ぞれ収納して複数のオーダーの現像済写真フィルムから
なるフィルム集合体を形成し、搬送するようにしてもよ
い。図6では、例えば2駒の短い現像済写真フィルムを
も収納することができる。図7(a)は、写真フィルム
収納手段500に現像済写真フィルムを収納させる写真
フィルム収納駆動手段600に写真フィルム収納手段5
00を装着したものを、図7(b)は写真フィルム収納
手段500に収納された現像済写真フィルムを引出し、
露光装置72へ供給する写真フィルム引出駆動手段70
0に写真フィルム収納手段500を装着したものを示す
ものである。
【0091】搬送装置によって搬送されてきた現像済写
真フィルムは、写真フィルム収納駆動手段600の写真
フィルム入口601を経由して写真フィルム収納手段5
00の写真フィルム出入口505から写真フィルム収納
手段500に挿入される。
【0092】写真フィルム収納手段500には、写真フ
ィルム巻取コア502、巻取帯巻取コア501が設けら
れている。巻取帯506はその一端部が巻取帯巻取コア
50lに固定された状態で巻取帯巻取コア501に巻か
れている。
【0093】また、巻取帯506はそのもう一方の端部
はガイドローラ503、507で案内されて写真フィル
ム巻取コア502に固定された状態にあり、巻取帯50
6の互いに向かい合う写真フィルム巻取コア502に対
して外側の面5061と内側の面5062との間に挿入
された現像済写真フィルムは挟持された形で巻き取られ
る。圧着ローラ504は、写真フィルム巻取コア502
の中心に方向に付勢されており、挿入された現像済写真
フィルムFを外側の面5061と内側の面5062との
間で強く挟持する。
【0094】写真フィルム収納駆動手段600は、現像
済写真フィルムの巻取時、写真フィルム巻取コア502
及び巻取帯巻取コア501を図6において時計回りに回
転させることにより現像済写真フィルムを写真フィルム
収納手段500にロール状に巻き取り収納させる。こう
した写真フィルム巻取り方法を用いることによりこの写
真フィルム収納手段500はかなり短尺の、例えば13
cmと以下といった極めて短尺の現像済写真フィルムF
を巻き取り収納することが可能であり、図6では、例え
ば5コマを有する現像済写真フィルムFの巻き取りを示
しているが、さらに短い現像済写真フィルムFも巻き取
ることができる。2駒または3駒を有する現像済写真フ
ィルムも好ましく収納することができて、好ましく排出
することができる。
【0095】写真フィルム収納手段500には、現像済
写真フィルムはオーダー単位で露光することを容易にす
るためにオーダー単位で収納されるのが好ましく(当
然、写真フィルム収納手段500以外の写真フィルム収
納手段を用いた場合でも)、再焼プリント処理注文の現
像済写真フィルムの場合は、注文コマが存在するしない
の如何に係わらずある一つのオーダーに属する複数の全
ての短尺の現像済写真フィルムが収納される。そのため
に、写真フィルムに記録された情報を読み取る読取手段
を写真フィルム収納駆動手段600に設け、読取手段が
該情報を読み取ったという情報を写真フィルムの1オー
ダーの区切りの情報として利用することにより写真フィ
ルム収納手段500に現像済写真フィルムをオーダー単
位で収納するようにしてもよい。
【0096】この場合、1オーダーの区切りのための情
報が記録された現像済フィルムは、フィルム収納手段か
ら取り出される際、1つのオーダーに属する現像済写真
フィルムのなかで、最初または最後に取り出されるよう
になっていることが好ましい。つまり、フィルム収納手
段は、そのようになるようにフィルム集合体を形成して
いることが好ましい。
【0097】また、現像済写真フィルムを傷つけないた
めに現像済写真フィルム同士を重なり合わないように写
真フィルム収納手段500に巻き取ることが好ましい。
このために、写真フィルム収納駆動手段600の現像済
写真フィルムの搬送路に現像済写真フィルムの検知手段
を設け、この検知手段から検知情報をもとに現像済写真
フィルムを間隔をあけて写真フィルム収納手段500に
搬送するように写真フィルム収納手段500の搬送手段
を制御するようにしてもよい。さらに、この間隔を一定
に保つための目的で、後述する図7(b)のAの位置
(写真フィルム巻取コア502に巻かれている巻取帯5
06の最外周に相当する)での現像済写真フィルムの巻
取り時の速度を一定にするために、ガイドローラ503
と507との間に位置する巻取帯506の部分を挟持ロ
ーラ対5081、5082で挟持し、挟持ローラ対50
81、5082の回転速度が一定となるように挟持する
力を制御するようにしてもよい。
【0098】なお、写真フィルム収納手段500には、
同時プリント処理注文の現像済写真フィルム及びネガプ
リント処理注文の現像済写真フィルムを混在した状態で
収納することは可能であるが、露光装置によっては同時
プリント処理とネガプリント処理とで装置の設定を変え
るものがあり、また、大ラボシステムによっては同時プ
リント処理用とネガプリント処理注文用とで露光装置を
分けることも考えられ、こうした場合、設定変更の回数
を減らしたり、システム構成を考慮すると、写真フィル
ム収納手段500には、同時プリント処理注文の現像済
写真フィルム及びネガプリント処理注文の現像済写真フ
ィルムを混在しない状態で収納したほうがよい。このた
めに、写真フィルム収納駆動手段600に現像済写真フ
ィルムが送られる前に、写真フィルムに記録された記述
の情報を読み取る読取手段により現像済写真フィルムが
同時プリント処理注文のものであるか、ネガプリント処
理注文のものであるかを判別し、現像済写真フィルムを
同時プリント処理注文のものとネガプリント処理注文の
ものとに振り分け、振り分けられた現像済写真フィルム
を写真フィルム収納手段500に収納するようにしても
よい。
【0099】さて、写真フィルム収納手段500に収納
されている現像済写真フィルムは、写真フィルム供給駆
動手段700の写真フィルム出口701を経由して露光
装置72へ供給される。写真フィルム供給駆動手段70
0は、現像済写真フィルムの供給時、写真フィルム巻取
コア502及び巻取帯巻取コア501を図6において反
時計回りに回転させることにより現像済写真フィルムを
写真フィルム収納手段500から引出し、露光装置72
へ供給する。写真フィルム供給駆動手段700は、露光
装置72に装着され、写真フィルム供給駆動手段700
を経由した現像済写真フィルムは、露光装置72の読取
手段95でそれに記録された既述の情報(管理コンピュ
ータ51へ記憶された情報を読み出し、情報を必要とす
る写真処理の工程に情報を供給し、各工程で必要な情報
を基に写真処理をする場合は、受付番号)を読み取られ
ることになる。
【0100】再焼プリント処理注文の現像済写真フィル
ムは、注文コマが存在するしないの如何に係わらずある
一つのオーダーに属する複数の全てのものが露光装置7
2へ供給され、露光装置72のプリントのための露光を
行う露光部へ通され、注文コマヘの霧光がなされる。な
お、露光装置72の時間当たりのプリント作成数を増加
させる目的で、露光装置72へ供給されたもののうち、
注文コマが存在しないものについては、露光部を通さず
に、別の経路を通過させ、この注文コマが存在しない現
像済写真フィルムと同じオーダーに属する注文コマが存
在する現像済写真フィルムと合流させるようにしてもよ
い。
【0101】ところで、写真フィルム収納手段500か
ら露光装置72へ良好に現像済写真フィルムに搬送力を
与えて搬送するために、巻取帯506の外側の面506
1と内側の面5062との間から引き出される現像済写
真フィルムの圧着ローラ504による圧着位置(図7
(b)のAの位置)と、写真フィルム供給駆動手段70
0の現像済写真フィルムの露光装置72への搬送路での
現像済写真フィルムヘの搬送のための力がかかる位置
(図7(b)のBの位置。図7(b)では1つだが、複
数あってもよい。)、写真フィルム供給駆動手段700
から送られる現像済写真フィルムの露光装置72内の搬
送路での現像済写真フィルムヘの搬送のための力がかか
る位置(図7(b)のCの位置。この図では、便宜上、
Cの位置は露光装置72の外に記載されている。)のそ
れぞれの間隔(AとBの間隔、及びBとCの間隔)は搬
送される最短の現像済写真フィルムの長さより短いこと
が好ましい。
【0102】つまり、写真フィルム収納手段(フィルム
集合体を形成する。)から出る現像済写真フィルムが搬
送される経路(露光装置か、その他の装置内の搬送経路
を含む)においては、良好に搬送が行なわれるような工
夫がなされていることが好ましい。
【0103】上記においては、図6に示すような写真フ
ィルム収納手段500に複数のオーダーの現像済写真フ
ィルムを収納してフィルム集合体を形成する例を示した
が、これに限らずこの他の適宜の写真フィルム収納手段
に現像済写真フィルムを収納してフィルム集合体を形成
してもよい。他の写真フィルム収納手段、それへの現像
済写真フィルムの収納及びそれからの現像済写真フィル
ムの露光装置72への供給方法を図8を用いて説明す
る。
【0104】図8(a)に示される写真フィルム収納手
段800は、現像済写真フィルムを収納する写真フィル
ム収納部802に現像済写真フィルムを収納する。ここ
では、ネガプリント処理注文の現像済写真フィルム、特
には6コマ以下の長さの短尺の現像済写真フィルムを収
納できる写真フィルム収納手段800の例を示すが、図
8(a)(1)の矢印方向で写真フィルム収納手段80
0の長さを長くすれば、これ以上の長さの現像済写真フ
ィルム、同時プリント処理注文の長尺の現像済写真フィ
ルムですら、収納できるようにすることもできる。写真
フィルム収納手段800には、写真フィルム出入部80
1が設けられており、ここから現像済写真フィルムは出
入りさせられる。
【0105】図8(b)は、写真フィルム収納手段80
0に現像済写真フィルムを収納させる写真フィルム収納
駆動手段900に、写真フィルム収納手段800を装填
した図である。写真フィルム収納手段800は図8
(a)(2)の矢印方向での断面図が示されている。写
真フィルム収納駆動手段900には、現像済写真フィル
ムの搬送経路902に搬送ローラ901が設けられてお
り、搬送ローラ901は、図示しない駆動源により回転
され、現像済写真フィルムを写真フィルム収納手段80
0の写真フィルム収納部802に収納させる。なお、写
真フィルム収納部802には、現像済写真フィルムは、
その一端部が写真フィルム出入部801に片寄せられて
収納させることが好ましい。この片寄せのために写真フ
ィルム収納手段800に適宜片寄せ手段を設けても良
い。
【0106】図8(c)は、現像済写真フィルムを収納
した写真フィルム収納手段800を、現像済写真フィル
ムを露光装置72へ供給させる写真フィルム供給駆動手
段1000に装填した図である。写真フィルム供給駆動
手段1000には、図8(c)(3)の矢印方向に上下
する写真フィルム搬出部材1002が設けられており、
写真フィルム搬出部材1002はアーム部1003と搬
送ローラ1004、1005、1006とを有してい
る。アーム部1003は、搬送ローラ1004、100
5、1006が現像済写真フィルムに対して所定の力で
圧接するように図8(c)(3)の矢印方向での上下の
位置を制御されている。搬送ローラ1004、100
5、1006(ここでは、3つ設けられているが適宜そ
の数は選択することができる。)は、短い現像済写真フ
ィルムでも搬送できるような間隔で設けられ、その間隔
は写真フィルム収納手段800に収納されるであろう最
小の現像済写真フィルムの長さより短く設定されてい
る。また、搬送ローラ1004、1005、1006
は、図示しない駆動源によって回転され、現像済写真フ
ィルムを写真フィルム収納部802から、写真フィルム
供給駆動手段1000の搬送路1001を通して、露光
装置72へ供給する。なお、好ましくは現像済写真フィ
ルムは、写真フィルム出入部801に片寄せられた状態
で収納されているので、6コマより少ないコマを有する
現像済写真フィルムを排出する際の現像済写真フィルム
の重送を防止するために、写真フィルムの長さに応じて
写真フィルム出入部801に近い搬送ローラ1005、
1006のみ、又は1006のみを駆動源により回転さ
せるようにしてもよい。
【0107】以上では、図6乃至図8に示されるフィル
ム収納手段500、800に現像済写真フィルムを収納
し、フィルム集合体を形成しているが、これらに限らず
現像済写真フィルムを収納し、メカニカルにそれらを取
り出し可能なフィルム収納手段であれば、これに現像済
写真フィルムを収納し、フィルム集合体を形成するよう
にしてもよい。例えば、フィルム収納手段500に類似
した特開昭56−4227号公報に記載のフィルム収納
手段(カートリッジC)を用いてフィルム集合体を形成
するようにしてもよい。
【0108】さて、今までの説明においては、画像が記
録された記録媒体としては、写真フィルムが用いられて
いるが、これに限らず電子的に画像を記録した記録媒体
でもよい。例えば、電子的撮像カメラで撮影した電子画
像を記録した電子的記録媒体を、再焼プリント処理注文
における現像済写真フィルムと同様に扱ったり、現像さ
れた同時プリント処理注文の写真フイルムや再焼プリン
ト処理注文の現像済写真フィルムに記録された画像を電
子的に撮像して電子的記録媒体に記録し、この電子的記
録媒体を現像された同時プリント処理注文の写真フィル
ムや再焼プリント処理注文の現像済写真フィルムと同様
に扱ってもよい。但し、これらの場合、露光装置として
は電子的記録媒体を基にしてプリント処理を行えるもの
が用いられる。尚、こうした場合、既述の受注伝票20
が、写真フィルム収容袋包装体42に 写真フィルムに
記録された駒画像を電子的記録媒体に記録するか否かの
情報、写真フィルムに記録された複数の駒画像のうちの
どの駒画像を電子的記録媒体に記録するかを示す情報が
記録され、これら記録された情報は、既述の受注伝票2
0や写真フィルム収容袋包装体42に記録された情報と
同様に大ラボ内で写真処理に利用される。
【0109】さて、以上の説明においては省略していた
が、既述の管理コンピュータ51へ記憶された情報や写
真フィルムに記録された情報と、各工程における処埋の
結果等を図9に示す記録媒体に記録し、この記録媒体を
各工程で処理され生産された製品である現像済写真フィ
ルムやプリント等と共に顧客に返却するようにしてもよ
い。図9に記録媒体の一つの実施形態を示す。記録媒体
としては、特に限定がなく文字や画像が明示的に記録で
きるようなものであれば特に問題なく、記録を行う装置
の記録特性に合致した材質のものを用いることが好まし
く、例えば、インクジェット方式や電子写真方式等の記
録装置に用いられる紙や、感圧紙、感熱紙等が挙げられ
る。
【0110】記録媒体に記録される情報としては、写真
フィルムの処理に関する、取扱店特定情報、顧客特定情
報(図9では、顧客名や電話番号)、同時プリント処理
注文であるか再焼プリント処理注文であるかの現像のみ
処理であるかの情報、プリント仕様情報、注文コマ特定
情報、注文コマのプリント枚数情報、写真フィルムが何
枚撮りのものかを示す情報、写真処理の料金情報、受付
け日時、仕上がり日時等がある。
【0111】この実施形態においては、記録媒体として
紙の例を示したが、これに限らず、電子的記録媒体(例
えばフロッピーディスクやミニディスクなど)に記録す
るようにしてもよい。
【0112】この情報が記録された記録媒体は、大ラボ
から出る前に現像済写真フィルムやプリント等と合わせ
られればよいが、前述の仕分け装置91での仕分けの工
程の前に合わせられるのが好ましく、更にはシステムの
簡略化の意味では特に包装装置12で合わせられるのが
好ましい。また、現像済写真フィルムやプリントと、こ
の記録媒体の照合を包装装置12に設けられた前記読取
手段でこれらに記録された受付番号を読み取ることによ
って行ってもよい。
【0113】以下に、この記録媒体の製作方法について
説明をする。主には、管理コンピュータ51へ記憶され
た情報を読出し、情報を必要とする写真処理の工程に読
み出した情報を供給し、供給された情報を基に大ラボ内
での写真処理を行う場合においての記録媒体の製作方法
について図10(a),(b)に基づいて説明をする。
また、写真フィルムに記録された情報を基に大ラボ内で
の写真処理を行う場合においての記録媒体の製作方法に
ついては、図10(b)の説明の中で行う。
【0114】まず、図10(a)について説明をする。
未現像写真フィルムの自動現像装置55は、写真フィル
ムの現像処理の結果の情報、例えば受付番号がいくつの
写真フィルムを現像処理したとか、さらに必要により、
その処理した写真フィルムは何枚撮りの写真フィルムで
あったかといった情報を送信手段により管理コンピュー
タ51へ送信する(既述の説明においては、省略したが
自動現像装置55には、写真フィルムヘ記録された情報
の記録を読取る、特に受付番号と何枚撮りの写真フィル
ムであるかの情報を読取るための読取手段(図示せず)
が設けられている。なお、管理コンピュータ51が受付
番号と写真フィルムが何枚撮りのものであるかの情報を
対応付けて記憶している場合は、処理した写真フィルム
は何枚撮りの写真フィルムであったかといった情報を管
理コンピュータ51へ送信しなくてもよい。) 主に露光装置72と印画紙の自動現像装置73からなる
プリント作成工程からは、プリント処理の結果、例えば
受付番号がいくつの写真フィルムから何枚のプリントを
作成したか、受付番号がいくつの写真フィルムのどの注
文コマから何枚のプリントを作成したかの情報が送信手
段により管理コンピュータ51へ送信される。ところ
で、プリント作成工程での写真フィルムに記録された受
付番号は既述の読取手段95により読取られ、またその
受付番号の写真フィルムから何枚のプリントを作成した
かの情報は1オーダー毎の露光装置72での露光回数を
数えたり、既述の裁断装置96に設けられたカウンタで
1オーダー毎の裁断数を数えたりして得られる。これら
の送信された現像やプリントの処理の結果は、管理コン
ピュータ51の記憶手段に既に受付番号と対応付けられ
て記憶されている情報と、受付番号を基にして対応付け
られて管理コンピュータ51の記憶手段に記憶される。
【0115】なお、管理コンピュータ51に既に受付番
号と対応付けられて記憶されている情報の記憶状態とし
ての順と、写真フィルムの処理の順とが同じようになっ
ている写真処理システムの場合には、受付番号を基にし
て対応付ける必要は必ずしもなく、処理された順に処理
された順に処理の結果を管理コンピュータ51の記憶手
段に記憶してもよい。
【0116】そしてフィルム現像工程での1オーダーの
写真フィルムの現像状況や、プリント作成工程での1オ
ーダーの写真フィルムの露光状況や、この1オーダーの
写真フィルムを基にして作成されるプリントの現像状況
等の処理の状況を把握してしている制御手段402は、
この1オーダーの写真フィルムに関する処理の状況を管
理コンピュータ51へ送信する。1オーダーの写真フィ
ルムの現像状況とは、例えばこれからある受付番号を有
する1オーダーの写真フィルムの現像が開始される状況
にあるとか、ある受付番号を有する1オーダーの写真フ
ィルムの1オーダー分の現像が完了した状況にあると
か、といったものが挙げられ、1オーダーの写真フィル
ムの露光状況とは、例えばこれからある受付番号を有す
る1オーダーの写真フィルムの露光が開始される状況に
あるとか、ある受付番号を有する1オーダーの写真フィ
ルムの1オーダー分の露光が完了した状況にあるとか、
といったものが挙げられ、また、1オーダーの写真フィ
ルムを基にして作成されるプリントの現像状況には、例
えば1オーダーの写真フィルムを基にして露光された印
画紙の現像が開始される状況にあるとか、1オーダーの
写真フィルムを基にしで露光された1オーダー分の印画
紙の現像が完了した状況にあるとか、といったものが挙
げら在る。
【0117】そして、管理コンピュータ51は、送信さ
れた処理の状況を基にして、送信のタイミングを自身で
判断して、既述の管理コンピュータ51へ記憶された情
報や、各工程における処理の結果等の情報を記録媒体に
記録する記録装置401へ送信の制御をする。また、送
信のタイミングを管理コンピュータ51自身で判断する
例を上述したが、前記の制御手段402から管理コンピ
ュータ51へ処理の状況の情報の他に、管理コンピュー
タ51が情報を送信するタイミングの指示の情報を送信
し、この送信指示情報をもとにして管理コンピュータ5
1が情報を記録装置401へ出力するようにしてもよ
い。
【0118】上記の送信のタイミングは、写真処理シス
テムの管理を容易にしたり、写真処理システムの簡素化
が図られるようなタイミングであることが好ましい。例
えば、同時プリント処理注文や再焼プリント処理注文の
場合、情報の記録された記録媒体の作成のタイミングが
プリントが作成されるタイミング(現のみ処理の場合
は、写真フィルムの現像が完了するタイミング)より早
すぎる場合、対応付けされるべきプリント(現のみ処理
の場合は、現像済写真フィルム)が存在しない情報の記
録された記録媒体が多数存在することになり、記録媒体
の管理や、プリントとの照合などの煩雑さを増したり、
逆に情報の記録された記録媒体の作成のタイミングがプ
リントが作成されるタイミングより遅すぎる場合、プリ
ントの管理や、記録媒体との照合などの煩雑さを増した
りするのは勿諭のこと、プリントは作成されているのに
プリントを大ラボから返却できない(特に記録媒体に記
録された返却先特定情報を利用して返却を行う場合は特
に問題である)といったことになったりするので、情報
の記録された記録媒体の作成のタイミングは上記のよう
な問題がなるべく生じないようなタイミングで行われる
のが好ましく、特にはプリントの作成完了のタイミング
(現のみ処理の場合は、写真フィルムの現像が完了する
タイミング)と略同時期に情報の記録された記録媒体の
作成が完了するようなタイミングが好ましい。
【0119】管理コンピュータ51から、既述の管理コ
ンピュータ51へ記憶された情報や、各工程における処
理の結果等の情報を送信された記録装置401に設けら
れた制御手段(図示せず)は、これらの情報が送信され
たことを記録出力の指示と認識し、これらの情報を記録
媒体に記録するように記録装置を制御する。この情報の
送信は、必ずしも直接的に行われる必要は無く、管理コ
ンピュータ51からの情報を可搬的な電子情報記憶媒体
(フロッピーディスク等)に情報を記憶してオフライン
で記録装置に伝えるようにしてもよい。このことは後述
する管理コンピュータ51に記憶された情報の代わりに
写真フィルムに記録された情報を用いる場合も同じであ
る。また、管理コンピュータ51から記録装置へ上記の
情報とともに、上記の情報の記録出力の指示の情報を送
信し、この記録出力指示情報に従って記録装置に設けら
れた制御手段が記録装置による記録を制御するようにし
てもよい。
【0120】なお、各工程における処理の結果の情報
を、管理コンピュータ51や記録装置に設けられた情報
処理手段により情報処理を施し、情報処理された情報を
記録装置で記録媒体に記録してもよい。この情報処理に
は、フィルム現像処理の結果の情報を基にして現像料金
を算出したり、プリント処理の結果からプリント料金を
算出したりする処理等が含まれる。上記の説明において
は、現像やプリントの処理の結果が、管理コンピュータ
51の記憶手段に記憶される例を示したが、図10
(b)のように管理コンピュータ51とは別に設けられ
た記憶手段403に記憶するようにしてもよい。この記
憶手段を制御する制御手段402は、管理コンピュータ
51に既に受付番号と対応付けられて記憶されている情
報を送信させ管理コンピュータ51に記憶された情報の
代わりに写真フィルムに記録された情報を用いるように
してもよい。この場合は、読取手段で読み取られた写真
フィルムに記録されている受付番号とこの受付番号と対
応付けられて記憶されている情報を受け取る。受付番号
を基にしてこの情報と現像やプリントの処理の結果の情
報とを記憶手段403に記憶させる。また、この制御手
段はプリント作成処理の状況を把握してしでおり、記憶
手段403に記憶されている情報の記録装置401への
送信のタイミングを制御する。さらに、この制御手段4
02から情報の記録出力の指示の情報を記録装置401
へ送信するようにしてもよい。
【0121】また、既述の管理コンピュータ51へ記憶
された情報や、各工程における処理の結果等の情報の他
に、顧客への付加情報を記録媒体に記録するようにして
もよい。付加情報としては、取扱店が販売促進を希望す
る製品の広告や取扱店自体のPR等の情報が挙げられる
が、その他の写真の処理とは直接的には関係のない情報
であっでもよい。また、付加情報が記憶された記憶媒体
を他の情報が記憶された記憶媒体とは別に作成するよう
にしてもよい。
【0122】この付加情報は、管理コンピュータ51や
記憶手段403に記憶されるが、付加情報が特定の取扱
店に関連したものである場合は、管理コンピュータ51
や記憶手段403に記憶されている取扱店特定情報と対
応づけられた状態で管理コンピュータ51や記憶手段4
03に記憶される。この対応づけを容易にするために、
付加情報は取扱店特定情報と対応づけられた状態で管理
コンピュータ51や記憶手段403に入力され、記憶さ
れる。
【0123】また、この写真処理システムにおいて、図
11に示すように、ネガ現像工程を行う複数のネガ自動
現像装置200と、ペーパー現像工程を行う複数のぺ一
パー自動現像装置201と、1以上の包装装置202と
を有し、ネガ現像工程を行うか、行わないか、行う場合
はどのネガ自動現像装置200で行うか、ペーパー現像
工程を行うか、行わないか、行う場合はどのぺ一パー自
動現像装置201で行うかが、処理されるネガフィルム
又はネガフィルムカートリッジが担持する処理条件情報
に基づいて制御装置203により決定し制御する。ま
た、処理されるネガフィルム又はフィルムカートリッジ
が担持するフィルム特定情報に対応させて記憶された処
理条件情報に基づいて、制御装置203により決定して
制御することもできる。
【0124】この写真処理システムによれば、ネガ自動
現像装置200、ペーパー自動現像装置201と包装装
置202を、全てを一台づつ組み合わせることなく異な
る数で組み合わせて写真処理をする場合に、ネガフィル
ム又はネガフィルムカートリッジに同時プリント、焼き
増し、プリントサイズ等の情報により人が介在すること
なく処理装置、処理工程が選択されラボでの処理の自動
化が図れる。
【0125】また、自動仕分装置210,211を備
え、自動仕分装置210とネガ自動現像装置200との
間、ネガ自動現像装置200とペーパー自動現像装置2
01、ペーパー自動現像装置201と自動仕分装置21
1の間にそれぞれ、 自動搬送路220を有し、各自動
搬送路220が、処理されるフィルムの先行決定情報に
基づいて自動的に写真フィルムを次工程に搬送する。自
動仕分装置210,211と、ネガ現像工程を行う複数
のネガ自動現像装置200と、ペーパー現像工程を行う
複数のぺーパー自動現像装置201と、包装装置202
とを有する写真処理システムにおいて、自動搬送路22
0により処理されるフィルムの先行決定情報に基づいて
自動的に写真フィルムを次工程に搬送することができ、
処理の自動化が図れる。
【0126】
【発明の効果】前記したように、請求項1記載の発明で
は、プリント注文のある駒を含むカットフィルムを区別
する作業を必要としないので、プリント注文のある駒を
含むカットフィルムを区別する作業にかかる時間を省く
ことができる。さらにプリント注文のある駒を含むカッ
トフィルムとそうでないものを照合させる作業を必要と
しない。よって、再焼プリント処理作業を効率化するこ
とができる。
【0127】請求項2記載の発明では、プリント注文の
ある駒を含むカットフィルムを区別する作業を必要とし
ないので、プリント注文のある駒を含むカットフィルム
を区別する作業にかかる時間を省くことができる。さら
にプリント注文のある駒を含むカットフィルムとそうで
ないものを照合させる作業を必要としない。また特定オ
ーダーを示す情報が記録されているために、特定オーダ
ー毎にオーダーに属するプリント用フィルムと現像済み
ペーパーとを対応付けることが容易にできる。よって、
再焼プリント処理作業を効率化することができる。
【0128】請求項3記載の発明では、カットフィルム
の長さによって区別する作業を必要としないので、13
cm以下のカットフィルムを区別する作業にかかる時間
を省くことができる。さらに13cm以下のカットフィ
ルムとそうでないものを照合させる作業を必要としな
い。よって、再焼きプリント処理作業を効率化すること
ができる。
【0129】請求項4記載の発明では、プリント用フィ
ルム集合体が、複数のオーダーを含んでいる写真プリン
ト方法において、プリント処理作業を効率化することが
できる。
【0130】請求項5記載の発明では、プリント用フィ
ルムが、カラーネガフィルムである写真プリント方法に
おいて、プリント処理作業を効率化することができる。
【0131】請求項6記載の発明では、ペーパーが、カ
ラーネガ印画紙である写真プリント方法において、プリ
ント処理作業を効率化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】写真処理システムの概略構成図である。
【図2】取扱店の店頭での受注伝票に情報を記録する状
態を説明する図である。
【図3】現像済みの短尺の写真フィルムを写真フィルム
収容袋に収容する状態を説明する図である。
【図4】読み出された情報の記録の方法を示す図であ
る。
【図5】大ラボ内での撮影済の未現像写真フィルム、現
像写真フィルムの行先を示すフィルム行先決定表であ
る。
【図6】現像済写真フィルムの写真フィルム収納手段に
それぞれ収納して複数のオーダーの現像済写真フィルム
からなるフィルム集合体を形成し、搬送する状態を示す
図である。
【図7】(a)は、写真フィルム収納手段に現像済写真
フィルムを収納させる写真フィルム収納駆動手段に写真
フィルム収納手段を装着し、(b)は写真フィルム収納
手段に収納された現像済写真フィルムを引出し、露光装
置へ供給する写真フィルム引出駆動手段に写真フィルム
収納手段を装着したものを示す図である。
【図8】現像済写真フィルムの収納及びそれからの現像
済写真フィルムの露光装置への供給方法を示す図であ
る。
【図9】記録媒体の一つの実施形態を示す。
【図10】記録媒体を製作する構成図である。
【図11】写真処理システムの他の実施例の概略構成図
である。
【符号の説明】
11 収容装置 12 包装装置 22 収容容器 23 情報(取扱店特定情報) 24 情報(顧客特定情報) 25 情報(注文の処理) 26 プリント仕様情報 51 管理コンピュータ 55 現像装置 58 プリンタ 72 露光装置 73 自動現像装置 80 仕分装置 81 搬送装置 95 読取手段 96 裁断装置 97 裁断装置 98 読取手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】再焼プリント処理の写真プリント方法にお
    いて、 特定オーダーに属するプリント用フィルムは複数からな
    り、 前記特定オーダーに属するプリント用フィルムは、再焼
    プリント注文を受けた駒がないプリント用フィルムを含
    み、 全ての前記特定オーダーに属するプリント用フィルムを
    含むプリント用フィルムを接着することなく形成された
    プリント用フィルム集合体に形成し、 このプリント用フィルム集合体より供給されたプリント
    用フィルムを用いてペーパーヘの露光を行う工程と、 露光済みぺーパーの現像工程と、 を含むことを特徴とする写真プリント方法。
  2. 【請求項2】再焼プリント処理の写真プリント方法にお
    いて、 特定オーダーに属するプリント用フィルムは複数からな
    り、 前記特定オーダーに属するプリント用フィルムは、再焼
    プリント注文を受けた駒がないプリント用フィルムを含
    み、 全ての前記特定オーダーに属するプリント用フィルムを
    含むプリント用フィルムを接着することなく形成された
    プリント用フィルム集合体に形成し、 このプリント用フィルム集合体より供給されたプリント
    用フィルムを用いてペーパーヘの露光を行う工程と、 露光済みペーパーの現像工程及び、 特定のオーダー毎にオーダーに属するプリント用フィル
    ムと現像済みペーパーとを対応付ける工程と、 を含み、 前記特定オーダーに属するプリント用フィルムが供給さ
    れる際に、前記特定オーダーの区切りを示す情報が記録
    されたプリント用フィルムが前記特定オーダーに属する
    プリント用フィルムのなかで最初または最後に供給され
    るように、前記プリント用フィルム集合体は形成される
    ことを特徴とする写真プリント方法。
  3. 【請求項3】少なくとも13cm以下のプリント用フィ
    ルムを含む複数のプリント用フィルムを接着することな
    く形成されたプリント用フィルム集合体より自動的に供
    給されたプリント用フィルムを接着することなく用いて
    ペーパーヘの露光を行う工程と、 露光済みペーパーの現像工程及び、 特定のオーダー毎にオーダーに属するプリント用フィル
    ムと現像済みペーパーとを対応付ける工程と、 を含むことを特徴とする写真プリント方法。
  4. 【請求項4】前記プリント用フィルム集合体が、複数の
    オーダーを含んでいることを特徴とする請求項1乃至請
    求項3のいずれかに記載の写真プリント方法。
  5. 【請求項5】前記プリント用フィルムが、カラーネガフ
    ィルムであることを特徴とする請求項1乃至請求項4の
    いずれかに記載の写真プリント方法。
  6. 【請求項6】前記ペーパーが、カラーネガ印画紙である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記
    載の写真プリント方法。
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JP9-120202 1997-04-22
JP17607897 1997-07-01
JP9-176078 1997-07-01
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004500654A (ja) * 2000-01-25 2004-01-08 ビスタプリント ユーエスエイ インコーポレイテッド 印刷ジョブの管理

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004500654A (ja) * 2000-01-25 2004-01-08 ビスタプリント ユーエスエイ インコーポレイテッド 印刷ジョブの管理
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