JPH10319564A - プリント作成システム - Google Patents

プリント作成システム

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JPH10319564A
JPH10319564A JP13018897A JP13018897A JPH10319564A JP H10319564 A JPH10319564 A JP H10319564A JP 13018897 A JP13018897 A JP 13018897A JP 13018897 A JP13018897 A JP 13018897A JP H10319564 A JPH10319564 A JP H10319564A
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JP
Japan
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print
film
photographic film
developed photographic
developed
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Application number
JP13018897A
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English (en)
Inventor
Minoru Ogawa
稔 小川
Masahiro Hamazaki
昌弘 濱崎
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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  • Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】シートとDP袋やプリントとの照合を容易する
ことが可能である。 【解決手段】現像済写真フィルムをプリント作成部2へ
供給し、この現像済写真フィルムからプリントを作成
し、このプリント作成の結果を記録したシートを作成す
るプリント作成システム1において、DP袋に記録され
たDP袋特定情報、プリントに記録されたプリントを特
定するプリント特定情報、又は現像済写真フィルムを特
定する現像済写真フィルム特定情報のうちの少なくとも
1つと、プリント作成の結果の情報と、を対応づけて記
憶する記憶手段90と、この記憶手段90に記憶された
対応づけられた情報をシートに記録する記録手段91
と、を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、現像済写真フィ
ルムをプリント作成部へ供給し、この現像済写真フィル
ムからプリントを作成するプリント作成システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、撮影済の未現像写真フィルムの
現像処理とこの現像処理された写真フィルムの画像を印
画紙に焼き付けしプリントを得るプリント処理と(一般
に同時プリント処理と言われている。)を希望したり、
現像済写真フィルムの画像を印画紙に焼き付けしプリン
トを得るプリント処理のみ(一般にネガプリント処理と
言われている。また、再注文プリントともいう。)を希
望したり、または撮影済の未現像写真フィルムの現像処
理のみ(一般に現像のみ処理と言われている。)を希望
する写真フィルムの所有者である顧客は、これらの処理
を写真フィルム処理取扱店(以下においては、取扱店と
略称する。)に依頼注文することが多い。この取扱店
は、その店舗内で前述の処理を行う場合もあるが、大量
に顧客からの依頼を扱う店においては顧客の依頼注文を
さらに大ラボと呼ばれる複数の取扱店で受けた顧客の希
望する写真フィルムの処理を行う写真フィルム処理業者
に依頼注文する。また、稀に顧客が直接大ラボに依頼注
文することもある。
【0003】取扱店は、受付番号(注文の受付を特定
し、1オーダーの写真フィルムを特定し、また付加的に
取扱店の特定が行える機能を有していてもよい。)、顧
客名、顧客の電話番号、依頼注文の受付日時、仕上がり
日時、フィルムメーカー名、同時プリント処理注文であ
るかネガプリント処理注文であるかの情報、ネガプリン
ト処理の場合のプリント処理が希望されている写真フィ
ルム駒の識別情報とその駒に対応したプリント処理枚
数、プリントサイズ(ここでいうプリントサイズは、写
真フィルムの画像が焼き付けされる長尺印画紙の幅サイ
ズを示す。例えば、E、L版サイズ等。)、印画紙の面
質(光沢、絹目)、取扱点特定情報等の情報が記録され
たDP袋(これらの情報は、必ずしもすべて記録される
必要はなく、適宜選択的に記録され、またこれら以外の
情報も記録されることもある。)に入れられた顧客の撮
影済の未現像写真フィルムや現像済写真フィルムを、集
配業者等により大ラボに受け渡す。また、顧客が直接大
ラボに依頼注文する場合もこうしたDP袋に入れられた
顧客の撮影済の未現像写真フィルムや現像済写真フィル
ムが、大ラボに渡される。通常この袋には顧客の1オー
ダー分の撮影済の未現像写真フィルムや現像済写真フィ
ルムが入れられている。ここでいう1オーダーとは、写
真フィルム1本が最大となる注文の単位である。例え
ば、135写真フィルムパトローネに収容されている1
35写真フィルム1本や、この135写真フィルム1本
を基にしてこれを分割し、この分割されてできたピース
のフィルム1本分の範囲内で形成される1つ以上の集合
が1オーダーに相当する。
【0004】前述のDP袋に入れられた撮影済の未現像
写真フィルムや現像済写真フィルムを受け取った大ラボ
では、前述のDP袋に記録された顧客の希望する注文依
頼どおりの写真フィルム処理を行う。撮影済の未現像写
真フィルムについては、複数の撮影済の未現像写真フィ
ルム同士をスプライステープを用いて接合し、長巻きの
ロールにした後に写真フィルム処理を行っている。そし
て、顧客の希望する注文依頼どおりの写真フィルム処理
が終了した写真フィルムは、最終的には1オーダー毎に
前述のDP袋に入れられて取扱店又は直接顧客に返却さ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、現状の大ラ
ボにおける写真フィルムの処理においては、現像済写真
フィルムをプリント作成部へ供給し、この現像済写真フ
ィルムからプリントを作成し、このプリント作成の結
果、例えばプリント枚数(露光回数)、同時プリント処
理/ネガプリント処理の情報、取扱店特定情報、あるい
はこれらの情報に基にして取扱店に対応した処理料金の
計算等を、前記の情報とともにをシートに記録し、この
シートをDP袋、現像済写真フィルム及びプリントと照
合して取扱店又は直接顧客に返却するが、シートとDP
袋、現像済写真フィルム及びプリントとの照合が困難で
あった。
【0006】また、現像済写真フィルムからプリントの
作成は、現像済写真フィルムに記録された画像を読取
り、この画像を読取られた現像済写真フィルムをプリン
ト作成部へ供給し、この現像済写真フィルムからプリン
トを作成するが、画像の読み取りに時間がかかるため
に、その後に現像済写真フィルムに記録された現像済写
真フィルム特定情報の読み取り、例えば管理コンピュー
タ等に送信しようとしても、現像済写真フィルム特定情
報を必要とする装置は時間的な制約を受けて処理が遅く
なる。
【0007】また、現像済写真フィルムを接合せずに収
容するフィルム収容手段が装填可能であると共に、複数
の現像済写真フィルムが接合された接合フィルムが装填
可能であると、フィルム収容手段が装填された場合と接
合フィルムが装填された場合とでシステムが同じ動作を
行うと誤動作が生じる。
【0008】この発明は、前記課題に鑑みなされたもの
で、請求項1記載の発明は、シートとDP袋、現像済写
真フィルム及びプリントとの照合を容易することが可能
なプリント作成システムを提供することを目的としてい
る。また、請求項2記載の発明は、画像の読み取りの前
に現像済写真フィルム特定情報の読み取り、例えば管理
コンピュータ等に送信することで現像済写真フィルム特
定情報を必要とする装置は時間的な制約がなく処理が可
能であるプリント作成システムを提供することを目的と
している。請求項3乃至請求項8記載の発明は、システ
ムの誤動作を防止するプリント作成システムを提供する
ことを目的としている。
【0009】
【課題を解決しようとする手段】この発明の目的は、特
許請求の範囲の各請求項によって達成される。以下、各
請求項について説明をする。
【0010】請求項1記載の発明は、『現像済写真フィ
ルムをプリント作成部へ供給し、この現像済写真フィル
ムからプリントを作成し、このプリント作成の結果を記
録したシートを作成するプリント作成システムにおい
て、DP袋に記録されたDP袋特定情報、プリントに記
録されたプリントを特定するプリント特定情報、又は現
像済写真フィルムを特定する現像済写真フィルム特定情
報のうちの少なくとも1つと、プリント作成の結果の情
報と、を対応づけて記憶する記憶手段と、この記憶手段
に記憶された前記対応づけられた情報をシートに記録す
る記録手段と、を有することを特徴とするプリント作成
システム。』であり、DP袋特定情報、プリント特定情
報、又は現像済写真フィルム特定情報のうちの少なくと
も1つと、プリント作成の結果の情報と、を対応づけて
記憶し、この対応づけられた情報をシートに記録するこ
とで、シートとDP袋、現像済写真フィルム及びプリン
トとの照合が容易である。
【0011】請求項2記載の発明は、『現像済写真フィ
ルム装填部からの現像済フィルムを現像済写真フィルム
に記録された画像を読取る画像読取手段へ供給し、この
現像済写真フィルムに記録された画像を読取り、この画
像を読取られた現像済写真フィルムをプリント作成部へ
供給し、この現像済写真フィルムからプリントを作成す
るプリント作成システムにおいて、前記現像済写真フィ
ルム装填部からの現像済写真フィルムが前記画像読取手
段に供給される前に、前記現像済写真フィルムに記録さ
れた現像済写真フィルム特定情報を読取り、この読取っ
た現像済写真フィルム特定情報を必要とする装置に送信
することを特徴とするプリント作成システム。』であ
り、画像の読み取りの前に現像済写真フィルム特定情報
を読み取り、その後に画像の読み取りを行うことで、時
間のかかる画像の読み取りの間に現像済写真フィルム特
定情報を必要とする装置に送信することで、現像済写真
フィルム特定情報を必要とする装置は時間的な制約がな
く処理が可能である。
【0012】請求項3記載の発明は、『現像済写真フィ
ルムをプリント作成部へ供給し、この現像済写真フィル
ムからプリントを作成するプリント作成システムにおい
て、前記現像済写真フィルムを接合せずに収容するフィ
ルム収容手段が装填されるフィルム収容手段装填部と、
複数の現像済写真フィルムが接合された接合フィルムが
装填される接合フィルム装填部と、を有し、前記フィル
ム収容手段または接合フィルムが装填されると少なくと
も1つの動作の設定が変更されることを特徴とするプリ
ント作成システム。』であり、フィルム収容手段または
接合フィルムが装填されると少なくとも1つの動作の設
定を、それに応じて変更することで、システムの誤動作
を防止することができる。
【0013】請求項4記載の発明は、『前記1つの動作
が、現像済写真フィルムの搬送動作であることを特徴と
する請求項3のプリント作成システム。』であり、接合
フィルムまたはフィルム収容手段からの現像済写真フィ
ルムに応じた搬送動作が行われ、搬送の誤動作を防止す
ることができる。
【0014】請求項5記載の発明は、『前記lつの動作
が、接合フィルムの接合部を切る裁断手段の動作である
ことを特徴とする請求項3のプリント作成システム。』
であり、接合フィルムの接合部を確実に切ることができ
る。
【0015】請求項6記載の発明は、『前記lつの動作
が、現像済写真フィルムに記録された画像から特性値を
算出する動作であることを特徴とする請求項3のプリン
ト作成システム。』であり、接合フィルムやフィルム収
容手段からの現像済写真フィルムに応じた特性値を算出
することができる。
【0016】請求項7記載の発明は、『前記フィルム収
容手段に収容されている現像済写真フィルムが、短尺の
現像済写真フィルムであることを特徴とする請求項3乃
至請求項6のいずれかに記載のプリント作成システ
ム。』であり、ネガプリント処理の短尺の現像済写真フ
ィルムからプリントを作成することができる。
【0017】請求項8記載の発明は、『前記接合フィル
ムが、複数の長尺の現像済写真フィルムを接合したもの
であることを特徴とする請求項3乃至請求項7のいずれ
かに記載のプリント作成システム。』であり、同時プリ
ント処理の長尺の現像済写真フィルムからプリントを作
成することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明のプリント作成シ
ステムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
なお、この発明の実施の形態は、下記に限定されるもの
ではない。
【0019】プリント作成システムの実施の形態を図1
に基づいて説明する。図1はプリント作成システムの概
略構成図、図2は接合フィルムの構成を示す図、図3は
フィルム収容手段の構成を示す図である。
【0020】プリント作成システム1は、現像済写真フ
ィルムをプリント作成部2へ供給し、この現像済写真フ
ィルムからプリントを作成し、シート作成部4でプリン
ト作成の結果を記録したシートを作成するものである。
プリント作成システム1には、接合フィルム装填部51
とフィルム収容手段装填部52が備えられている。接合
フィルム装填部51には接合フィルム10がセットさ
れ、フィルム収容手段装填部52にはフィルム収容手段
20がセットされる。
【0021】また、プリント作成システム1には、接合
フィルム装填部51からの搬送路60と、フィルム収容
手段装填部52からの搬送路61と、これらの搬送路6
0,61が合流する共通の搬送路62が備えられ、これ
らの搬送路に備えられる搬送手段63により接合フィル
ム装填部51から同時プリント処理の複数の長尺の現像
済写真フィルムを接合した接合フィルム10を露光部7
0に搬送し、またフィルム収容手段装填部52からネガ
プリント処理の短尺の現像済写真フィルムを露光部70
に搬送する。搬送手段63は、搬送ローラにより構成さ
れている。
【0022】搬送路には、搬送方向に沿って順に後端検
知手段S1、切断手段を構成するカッター64、ID読
取手段S2、画像読取手段S3が配置されている。後端
検知手段S1は、接合フィルム装填部51から搬送され
る接合フィルム10の後端を検知し、この後端検知情報
を制御手段53に送り、制御手段53はこの後端検知情
報に基づいてカッター64を作動して接合フィルム10
の後端の接合部を切断する。
【0023】ID読取手段S2は、現像済写真フィルム
に付されたID情報を読み取り、このID情報を制御手
段53に送る。また、画像読取手段S3は現像済写真フ
ィルムの画像を読み取り、この画像情報を制御手段53
に送る。画像読取手段S3の上流側にはアキュームレー
タ65が配置され、画像読取に時間がかかるため現像済
写真フィルムをアキュームさせて速度調節を行う。ま
た、露光部70の上流側にもアキュームレータ66が配
置され、長尺の現像済写真フィルムからプリントを作成
する場合に、全ての画像を露光部70で読み取ってから
プリントを行うために現像済写真フィルムをアキューム
させている。
【0024】露光部70には、光源71、フィルタ7
2、ネガキャリア73及びレンズユニット74が備えら
れ、現像済写真フィルムの画像をペーパー(印画紙)に
露光する。ペーパーはペーパーマガジン75から引き出
され、搬送手段76で送られる。ペーパーマガジン75
は、得ようとするプリントのサイズに応じて複数セット
されている。露光されたペーパーは、カッター79で切
断され、ID印字装置77によりID情報を印字してペ
ーパー自動現像機80に送られ、ペーパー自動現像機8
0により自動現像を行ってプリントを得る。このプリン
トはプリント排出部81からプリント用ソータ82に送
られる。プリント用ソータ82は、複数のビン82aを
有し、上下動して所定のビン82aにプリントを収納す
る。
【0025】また、露光部70の下流側には、カッター
67が配置され、接合フィルム装填部51からの接合フ
ィルム10を所定長さに切断する。短尺フィルムはネガ
シート挿入部3によりネガシートに挿入される。ネガシ
ートに入れられた短尺フィルムは、フィルム排出部3a
からフィルム用ソータ83に送られる。フィルム用ソー
タ83は、複数のビン83aを有し、上下動して所定の
ビン83aにシートに入れられた短尺フィルムを収納す
る。フィルム用ソータ83とプリント用ソータ82のビ
ン数は同じことが対応して排出でき好ましい。また、フ
ィルム用ソータ83とプリント用ソータ82は兼用して
もよく、この場合には1つのビンに対応したシートに入
れられた短尺フィルムとプリントが挿入される。
【0026】また、プリント作成システム1は、シート
作成部4を備え、シート作成部4ではプリント作成の結
果を記録したシートを作成する。即ち、シート作成部4
は、DP袋に記録されたDP袋特定情報、プリントに記
録されたプリントを特定するプリント特定情報、又は現
像済写真フィルムを特定する現像済写真フィルム特定情
報のうちの少なくとも1つと、プリント作成の結果の情
報と、を対応づけて記憶する記憶手段90と、この記憶
手段90に記憶された対応づけられた情報をシートに記
録する記録手段91とを有している。情報が記録された
シートは、ネガシートに入れられた短尺フィルムと共
に、フィルム排出部3aからフィルム用ソータ83に送
られる。ラボにDP袋が渡されると、DP袋に記録され
ている情報は、管理コンピューター93に記憶されてお
り、DP袋特定情報に対応させてシートに記録してもよ
い。また、現像済写真フィルムには、DP袋に記録され
ている受付番号と同じ番号が記録されており、この番号
に対応させてシートに記録してもよい。
【0027】このように、DP袋特定情報、プリント特
定情報、又は現像済写真フィルム特定情報のうちの少な
くとも1つと、プリント作成の結果の情報と、を対応づ
けて記憶し、この対応づけられた情報をシートに記録す
ることで、シートとDP袋、現像済写真フィルム及びプ
リントとの照合が容易である。
【0028】また、プリント作成システム1は、接合フ
ィルム装填部51とフィルム収容手段装填部52からな
る現像済写真フィルム装填部からの現像済フィルムを現
像済写真フィルムに記録された画像を読取る画像読取手
段S3へ供給し、この現像済写真フィルムに記録された
画像を読取り、この画像を読取られた現像済写真フィル
ムを露光部70へ供給し、この現像済写真フィルムから
プリントを作成する。現像済写真フィルム装填部からの
現像済写真フィルムが画像読取手段S3に供給される前
に、ID読取手段S2により現像済写真フィルムに記録
された現像済写真フィルム特定情報を読取り、この読取
った現像済写真フィルム特定情報を必要とする装置、例
えば制御手段53や管理コンピュータ93に送信する。
このように画像の読み取りの前に現像済写真フィルム特
定情報を読み取り、その後に画像の読み取り画像記憶手
段83に記憶することで、時間のかかる画像の読み取り
の間に現像済写真フィルム特定情報を必要とする装置に
送信することができ、現像済写真フィルム特定情報を必
要とする装置は時間的な制約がなく処理が可能である。
【0029】接合フィルム10は、同時プリント処理で
処理される複数の長尺の現像済写真フィルム同士をスプ
ライステープ11を用いて接合したもので、図2(a)
に示すように巻取コア12に巻き付けて長巻きのロール
にしてある。複数の現像済写真フィルム同士の接合は、
図2(b)に示すように現像済写真フィルムの先端部
と、別の現像済写真フィルムの後端部とを接合し、この
先端部側に現像済写真フィルムを特定する現像済写真フ
ィルム特定情報であるIDが付されており、このIDが
先頭となって搬送される。このように、接合フィルム1
0は同時プリント用フィルムである。接合フィルムが複
数の長尺の現像済写真フィルムを接合したものでであ
り、長尺の現像済写真フィルムからプリントを作成する
ことができる。
【0030】フィルム収容手段20は、図3に示すよう
に写真フィルム巻取コア22、巻取帯巻取コア23が設
けられ、ネガプリント処理で用いられる。巻取帯24は
その一端部が巻取帯巻取コア23に固定された状態で巻
取帯巻取コア23に巻かれている。また、巻取帯24は
そのもう一方の一端部はガイドローラ25,26で案内
されて写真フィルム巻取コア22に固定された状態にあ
り、巻取帯24の互いに向かい合う写真フィルム巻取コ
ア22に対して外側の面221と内側の面222との間
に、フィルム入出口21から挿入された現像済写真フィ
ルムは挟持された形で巻き取られる。この現像済写真フ
ィルムは、ネガプリント処理用フィルムで所定長さに切
断された短尺の現像済写真フィルムである。圧着ローラ
27は、写真フィルム巻取コア22の中心に方向に付勢
されており、挿入された現像済写真フィルムを外側の面
221と内側の面222との間で強く挟持する。現像済
写真フィルムの巻取り時の速度を一定にするために、ガ
イドローラ25と26との間に位置する巻取帯24の部
分を挟持ローラ対28,29で挟持し、挟持ローラ対2
8,29の回転速度が一定となるように挟持する力を制
御するようにしてもよい。
【0031】現像済写真フィルムの巻取時、写真フィル
ム巻取コア22を図2(a)において時計回りに回転さ
せることにより現像済写真フィルムをフィルム収容手段
20にロール状に巻き取り収容させ、現像済写真フィル
ムはオーダー単位で露光することを容易にするためにカ
ットフィルムがオーダー単位で収容される。このオーダ
ー単位の収容は、IDが付いた現像済写真フィルムが後
に収容され、現像済写真フィルムをフィルム収容手段2
0から取り出す時には、図3(b)に示すようにIDが
付いた現像済写真フィルムが先頭になって搬送される。
フィルム収容手段に収納されている現像済写真フィルム
が、短尺の現像済写真フィルムであり、短尺の現像済写
真フィルムからプリントを作成することができる。
【0032】このように、プリント作成システム1の装
填部50には、複数の現像済写真フィルムが接合された
接合フィルムが装填される接合フィルム装填部51と現
像済写真フィルムを接合せずに収容するフィルム収容手
段20が装填されるフィルム収容手段装填部52とを有
し、スプライステープで接合されたロール化された現像
済写真フィルムやスプライステープで接合されていない
カットされた現像済写真フィルムからプリントを得るこ
とができる。
【0033】この接合フィルム装填部51には、セット
検知手段S11が設けられ、フィルム収容手段装填部5
2にはセット検知手段S12が設けられ、それぞれのセ
ット検知情報は制御手段53に送られ、どちらかがセッ
トされると他方はセットできないようになっている。例
えば、両方がセットされると、表示手段54に後からセ
ットされたものを取り外すことを伺す表示したり、セッ
ト規制手段55により機械的機構あるいは電気的機構で
物理的に後からセットされるものがセットできないよう
にしても良い。これにより、接合フィルム10とフィル
ム収容手段20とが同時にセットされ、同時プリント処
理とネガプリント処理の混在処理によるシステムの設定
が頻繁に変化することがなくなり、システムの効率の低
下を軽減できる。
【0034】また、プリント作成システム1は、接合フ
ィルム10が接合フィルム装填部51に装填され、また
はフィルム収容手段20がフィルム収容手段装填部52
に装填されると、少なくとも次のうちの1つの動作の設
定が変更される。
【0035】この1つの動作が、現像済写真フィルムの
搬送動作であり、接合フィルム10またはフィルム収容
手段20からの現像済写真フィルムに応じた搬送動作が
行われ、搬送の誤動作を防止することができる。
【0036】また、lつの動作が、接合フィルム10の
接合部を切るカッター64の動作であり、接合フィルム
10の装着により特別な操作を必要とすることなく接合
フィルムの接合部を確実に切ることができ、接合フィル
ム10がセットされていないのに裁断手段が誤動作する
ことを防止できる。
【0037】また、lつの動作が、画像読取手段S3に
より現像済写真フィルムに記録された画像から特性値を
算出する動作であり、特別な操作を必要とすることなく
現像済写真フィルムに記録された画像から特性値を算出
することができる。
【0038】次に、接合フィルム10がセットされた場
合の動作について説明する。接合フィルム10がセット
されると、搬送路60,62を通じて、接合フィルム1
0が搬送され、ID読取手段S2によりIDが読み取ら
れる。この読み取りのタイミングは画像読取手段S3に
よる接合フィルム10の画像の読取の前である。ID読
取手段S2は、接合フィルム10とフィルム収容手段2
0からの搬送路61との共通の搬送路62に設けられて
いる。読み取られたIDは早い段階でIDを必要とする
装置がシステムに送信される。例えば、IDに対応して
現像済写真フィルムを受注した取扱店の画像情報(例え
ば、広告のための画像)を記憶し、ID情報の送信によ
り画像をシートに出力する装置がシステム等に送信す
る。
【0039】現像済写真フィルムの画像情報の読み取り
が画像読取手段S3によって行われ、この画像読取手段
S3の前後の搬送手段63を構成する搬送ローラは、画
像の読取が好ましく行われるように搬送速度が制御され
ている。前後の搬送ローラの搬送速度は、画像読取手段
S3以前の搬送速度より遅くなるので、アキュームレー
タ65が設けられている。このアキュームレータ65は
接合フィルム10のセットにより動作可能状態となる。
そして、画像読取手段S3位置での現像済写真フィルム
の搬送速度と、それ以前での搬送速度の差を吸収する。
【0040】また、接合フィルム10の後端の検知手段
である後端検知手段S1の下流に設けられたカッター6
4は、接合フィルム10のセットにより動作可能状態と
なる。接合フィルム10の後端の検知が、後端検知手段
S1によって行われ、後端が検知されると、接合フィル
ム10の接合を解くように切断手段を構成するカッター
64が作動する。
【0041】また、画像読取手段S3と露光部70との
間に設けられたアキュームレータ66は、接合フィルム
10のセットにより動作可能状態となる。アキュームレ
ータ66は、画像読取手段S3と露光部70との間隔を
小さくするために設けられている。画像読取手段S3に
より1オーダー分の全ての画像が読み取られるまで、長
尺の現像済写真フィルムが露光部70へ搬送されないよ
うに搬送手段63aは、長尺の現像済写真フィルムの先
端を停止させる。接合フィルム10のセット時、搬送手
段63aは、このように制御手段53によって制御され
る。
【0042】画像情報の読み取りが終了すると、この情
報を基にして露光量が決定され、現像済写真フィルム
は、露光部70へ搬送され、決定された露光量の露光が
行われる。露光部70にも、ID読取手段(図示しな
い)が設けられ、このIDの読み取りはオーダーの区切
り情報としても利用される。
【0043】この読み取られたIDは、結果的にID印
字装置77に送信され、露光が済んだペーパーは、コマ
毎にカットされ、ID印字装置77により裏面にIDが
印字される。ID印字装置77はID読取手段S4のI
D読み取りと、露光部70でのオーダ毎の露光回数情報
を基にして印字を行う。露光が済んだフィルムは、カッ
ター67により所定の長さに裁断され、シートに挿入さ
れる。露光、カット、ID印字の済んだペーパーは、現
像処理が施される。
【0044】その後、ネガシートに入れられた現像済写
真フィルムは、フィルム用ソータ83のビン83aに収
納され、現像されたペーパーは、プリント用ソータ82
のビン82aに収納される。
【0045】処理結果のシート作成部4は、露光部70
で読み取られたID、露光部70でのプリント枚数(露
光回数)とを対応付けて記憶手段90に記憶すると共
に、さらにこれらと管理コンピュータ93からIDと共
に送信される同時プリント処理/ネガプリント処理の情
報、取扱店特定情報とを対応付けて記憶しており、これ
らの情報に基にして取扱店に対応した処理料金の計算等
を行い、前記の情報とこの計算結果とをシートに記憶す
る。
【0046】次に、フィルム収容手段20がセットされ
た場合の動作について説明する。フィルム収容手段20
がセットされると、カッター64、アキュームレータ6
5,66は、動作不可能状態となる。ID読取手段S2
が先頭のフィルムのオーダー単位のIDを読み取り、画
像読取手段S3では、オーダー単位ではなく、フィルム
ピース毎に読み取りが行われ、露光量が決定され、以後
前記接合フィルム10がセットされた場合と同様な動作
が行われる。
【0047】
【発明の効果】前記したように、請求項1記載の発明で
は、DP袋特定情報、プリント特定情報、又は現像済写
真フィルム特定情報のうちの少なくとも1つと、プリン
ト作成の結果の情報と、を対応づけて記憶し、この対応
づけられた情報をシートに記録することで、シートとD
P袋、現像済写真フィルム及びプリントとの照合が容易
である。
【0048】請求項2記載の発明では、画像の読み取り
の前に現像済写真フィルム特定情報を読み取り、その後
に画像の読み取りを行うことで、時間のかかる画像の読
み取りの間に現像済写真フィルム特定情報を必要とする
装置に送信することができ、現像済写真フィルム特定情
報を必要とする装置は時間的な制約がなく処理が可能で
ある。
【0049】請求項3記載の発明では、フィルム収容手
段または接合フィルムが装填されると少なくとも1つの
動作の設定を、それに応じて変更することで、システム
の誤動作を防止することができる。
【0050】請求項4記載の発明では、1つの動作が現
像済写真フィルムの搬送動作であり、接合フィルムまた
はフィルム収容手段からの現像済写真フィルムに応じた
搬送動作が行われ、搬送の誤動作を防止することができ
る。
【0051】請求項5記載の発明では、lつの動作が接
合フィルムの接合部を切る裁断手段の動作であり、接合
フィルムやフィルム収容手段からの現像済写真フィルム
に応じた特性値を算出することができる。
【0052】請求項6記載の発明では、lつの動作が現
像済写真フィルムに記録された画像から特性値を算出す
る動作であり、特別な操作を必要とすることなく現像済
写真フィルムに記録された画像から特性値を算出するこ
とができる。
【0053】請求項7記載の発明では、フィルム収容手
段に収容されている現像済写真フィルムが、短尺の現像
済写真フィルムであり、短尺の現像済写真フィルムから
プリントを作成することができる。
【0054】請求項8記載の発明では、接合フィルムが
複数の長尺の現像済写真フィルムを接合したものであ
り、長尺の現像済写真フィルムからプリントを作成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プリント作成システムの概略構成図である。
【図2】接合フィルムの構成を示す図である。
【図3】フィルム収容手段の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 プリント作成システム 2 プリント作成部 90 記憶手段 91 記録手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】現像済写真フィルムをプリント作成部へ供
    給し、この現像済写真フィルムからプリントを作成し、
    このプリント作成の結果を記録したシートを作成するプ
    リント作成システムにおいて、DP袋に記録されたDP
    袋特定情報、プリントに記録されたプリントを特定する
    プリント特定情報、又は現像済写真フィルムを特定する
    現像済写真フィルム特定情報のうちの少なくとも1つ
    と、プリント作成の結果の情報と、を対応づけて記憶す
    る記憶手段と、この記憶手段に記憶された前記対応づけ
    られた情報をシートに記録する記録手段と、を有するこ
    とを特徴とするプリント作成システム。
  2. 【請求項2】現像済写真フィルム装填部からの現像済フ
    ィルムを現像済写真フィルムに記録された画像を読取る
    画像読取手段へ供給し、この現像済写真フィルムに記録
    された画像を読取り、この画像を読取られた現像済写真
    フィルムをプリント作成部へ供給し、この現像済写真フ
    ィルムからプリントを作成するプリント作成システムに
    おいて、前記現像済写真フィルム装填部からの現像済写
    真フィルムが前記画像読取手段に供給される前に、前記
    現像済写真フィルムに記録された現像済写真フィルム特
    定情報を読取り、この読取った現像済写真フィルム特定
    情報を必要とする装置に送信することを特徴とするプリ
    ント作成システム。
  3. 【請求項3】現像済写真フィルムをプリント作成部へ供
    給し、この現像済写真フィルムからプリントを作成する
    プリント作成システムにおいて、前記現像済写真フィル
    ムを接合せずに収容するフィルム収容手段が装填される
    フィルム収容手段装填部と、複数の現像済写真フィルム
    が接合された接合フィルムが装填される接合フィルム装
    填部と、を有し、前記フィルム収容手段または接合フィ
    ルムが装填されると少なくとも1つの動作の設定が変更
    されることを特徴とするプリント作成システム。
  4. 【請求項4】前記1つの動作が、現像済写真フィルムの
    搬送動作であることを特徴とする請求項3記載のプリン
    ト作成システム。
  5. 【請求項5】前記lつの動作が、接合フィルムの接合部
    を切る裁断手段の動作であることを特徴とする請求項3
    記載のプリント作成システム。
  6. 【請求項6】前記lつの動作が、現像済写真フィルムに
    記録された画像から特性値を算出する動作であることを
    特徴とする請求項3記載のプリント作成システム。
  7. 【請求項7】前記フィルム収容手段に収容されている現
    像済写真フィルムが、短尺の現像済写真フィルムである
    ことを特徴とする請求項3乃至請求項6のいずれかに記
    載のプリント作成システム。
  8. 【請求項8】前記接合フィルムが、複数の長尺の現像済
    写真フィルムを接合したものであることを特徴とする請
    求項3乃至請求項7のいずれかに記載のプリント作成シ
    ステム。
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