JP2719821B2 - 処理済フィルムを包装する方法および装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は処理済フィルムを包装する方法および装置に
関するもので、さらに具体的には、どんな注文の現像済
プリントでも包装する前に業者が選択した情報をウォレ
ットに印刷した十分な数のウォレットに適合させてから
包装する方法および装置に関するものである。

（従来の技術） アマチュアカメラマンから受け取った写真フィルムの
現像に関する一般の営利的なフィルム処理作業では、ま
ず各顧客からの注文がドラッグストア、スーパーマーケ
ットやカメラ屋等の、業者と称される商店に預けられ、
その後、中央現像所に送られ、そこで未現像のフィルム
が現像され、現像されたネガからプリントが作られる。
一般に、未現像のフィルムは現像所に送った業者の識別
マークと同様に各顧客の識別マークに関する情報が入っ
ているエンベロープに入って現像所に運ばれる。フィル
ムがエンベロープから取り出されて現像された後、フィ
ルムおよび対応するプリントはもとの包装容器に入れら
れ各顧客が最終的に行く業者に戻される。能率を良くす
るために、数名の顧客からのフィルムはバッチ一回で現
像され、フィルムとエンベロープが現像作業中別々にな
るにもかかわらず、それらはもとのバッチ順序に維持さ
れ、現像処理の終わりでプリントをその適合するエンベ
ロープに相関できる。現像済の材料を保護するため、プ
リントとネガはまずウォレットに入れてから、もとの顧
客のエンベロープに入れられる。

一般的な形のウォレットを使用するよりはむしろ、ほ
とんどの業者はウォレットに個性を出すため、業者の識
別マーク、あるいは業者によってはグラフィックや文字
を入れることを欲する。これは注文がエンベロープに合
致するものと同様に、ウォレットが顧客のネガおよびプ
リントに正しく適合することが必要となることを意味し
ている。この作業を達成するために、機械で読み取れる
コードがエンベロープに使用されて、未現像のフィルム
はエンベロープから取り出されるときに、コード化され
現像処理に進むことができる。コードは注文元の業者を
割り出すためにも使用できる。一つの方法によれば、フ
ィルムが最初にエンベロープから取り出されるとき、エ
ンベロープから機械コードがまず現像所によって読みと
られる。コードで割り出された業者と一致する顧客のウ
ォレットは注文に応じて選択され、現像処理中注文のエ
ンベロープと一緒にしておかれる。プリントが完成する
と、それは前もって選ばれ、待機しているウォレットに
現像済ネガと共に入れられる。この方法には幾つかの欠
点がある。

（発明が解決しようとする課題） まず、完成済のプリントが何枚、所定の注文に入って
いるのかが処理の初期では簡単に確定できない。従っ
て、処理後、顧客の注文にプリントが大量にあることが
わかると、特別のウォレットが必要となる。上記方法で
は、処理前にウォレットをあらかじめ選んでおくので、
包装処理を中止しなければならず、プリントの追加枚数
にあうようにさらに特別のウォレットが入手されたり一
般的なウォレットフィーダーが使用される必要がある。
アセンブリンラインを止めたり再開させたりすると貴重
な時間がかかり、現像所の生産速度が落ち、このため現
像所の収益に重大な影響を及ぼし、注文の配送が遅れる
ため顧客に不満を生じさせる。また一般的なウォレット
の使用は、業者の選択した印刷がないので、本方法の目
的を損うものである。さらに欠点としては、損傷があっ
たり欠陥があることが判ったウォレットはどんなものに
しろ、取り替えることで、必ず生産性が損なわれる。ウ
ォレットをあらかじめ選んでからプリントの生産をする
ことのもう一つの欠点は、フィルムの長さや注文のタイ
プを基に前もって見積りをしないとウォレットがどれだ
け必要とされるのかが正確にわからないために、ウォレ
ットを要求に応じて部分的に印刷できないことである。
この方法では、容易に文字等を個々に選択して包装処理
中にウォレットに印刷することができず、このため業者
の選択権が限定される。

前述の欠点を解消するため本発明の目的は、露光済写
真フィルムを有する顧客の注文、機械で読み取れる業者
および顧客の識別マークが付いたエンベロープ、および
該フィルムから作成された写真プリントを取り扱う写真
処理システムにおいて処理済フィルムを包装する方法お
よび装置を提供することにある。

（課題を解決するための手段および作用） 処理済フィルムを包装する方法は次のステップから成
る。（１）現像後、注文にある写真プリントの数を求
め、（２）エンベロープにある業者の識別マークから、
注文品を包装する際に使用される望ましいウォレットを
決定し、（３）写真プリントを入れるのに必要なウォレ
ットの数を決定し、（４）望ましい押印を有するウォレ
ットを必要数取り出し、そして（５）取り出されたウォ
レットに写真プリントを入れる。

望ましい押印を有するウォレットは、あらかじめ種々
の押印を印刷された多くのウォレットから選択される。
あるいは、包装ステーションの印刷機を使用して業者特
有の押印を規定数のウォレットにつけ、その直後にウォ
レットに写真プリントを包装するステップを備えてい
る。

また本発明は顧客の写真の注文品を包装するための装
置も対象としており、その注文品は機械で読み取れる業
者の識別マークをあらかじめ印刷したエンベロープと共
に現像機に運ばれる露光剤写真フィルムと、そのフィル
ムから作られたプリントがある。この装置には、エンベ
ロープから業者の識別マークを読み取りウォレット識別
信号を出すためのエンベロープを読み取り手段を含んで
いる。写真プリント決定手段は顧客の注文にある写真プ
リントの数を定め、ウォレット決定手段はこの決まった
数の写真プリントを入れるのに必要なウォレット数を表
すウォレット数信号を備えている。さらに装置には、ウ
ォレット識別信号やウォレット数信号に反応して大量の
ウォレットから規定数の割り出されたウォレットを回収
するための回収手段を有する。最後に、包装手段を設け
て、写真プリントを回収されたウォレットで包装する。

さらに装置の他の面によれば、ウォレット識別信号に
反応する印刷手段は、包装ステーションに設けられ、写
真プリントをウォレットに入れて包装する前に業者選択
押印を規定数のウォレットにつけるようになっている。
印刷手段は、すでに部分的に印刷されたウォレットにさ
らに情報を加えたり、単なるストック上に完全な特注版
を作ったりするのに使用できる。

（発明の効果） 前述から容易に理解できるように、本発明は現像して
からその現像済のネガとプリントをウォレット中に入れ
て包装する前に、ウォレットを顧客の選択や印刷ができ
る方法および装置を提供する、このため、包装処理を中
止したり追加プリントを入れる一般のウォレットの使用
を必要とはせずに、一回の注文における任意の大量のプ
リントに適応できる。また要求に応じてウォレットを一
部あるいは全部に押印できることで、業者はウォレット
上に望ましい押印をより柔軟に決定できる。

（実施例） 第１図は本発明の方法を利用するフィルム現像作業段
階を図解する。写真の受注は、まず各顧客から注文を受
け取った商業地区の業者から、現像所でコード付きエン
ベロープ10に入れて受け取られる。コード付きエンベロ
ープ10には一般にまず注文を出した顧客の名前や住所、
およびその顧客が持つマークと一致するコード化した識
別マークをつける。さらに、機械で読み取られる業者識
別コードがエンベロープ10上に付けられ、注文品を処理
しながら追跡できるようにする。注文品は、一般に未現
像の写真フィルムのロールＲかフィルムディスクＤかネ
ガフィルムＦから成り、それを基に写真プリント作成の
指示がついている。一般的に、フィルム（Ｆ、Ｄまたは
Ｒ）はエンベロープ10から取り出されて、現像を待ち、
一方エンベロープ10はそのまま、フィルム現像所を通り
抜けて現像後のフィルムと最後に再び一緒になる。この
時点で、機械で読み取れるコードがエンベロープ10から
読み取られ、何らかの形の識別コードがエンベロープ10
とフィルム上につけられて、エンベロープ10および／ま
たはフィルムは現像後一緒になることができる。フィル
ム又は接合テープやラベル上への写真再生等の従来の方
法は、エンベロープ10および／またはフィルム上のコー
ドを付けるのに使用できる。識別マークはまた前もって
印刷できたり要求に応じてコード化接合テープやラベル
上に印刷できる。

フィルムに機械で読み取れる識別コードを付けてか
ら、フィルムは現像、焼付、および処理ステーション12
に移動し、そこで未現像のフィルムは現像されて写真プ
リントが現像済フィルムから作られる。再焼付の注文品
の場合、顧客から入手したネガはすでに現像されている
ので、必要となるのはすでに現像されているネガから写
真プリントを顧客から要求された枚数作成することだけ
である。一般に、巻いてロールにできる長い帯状のプリ
ント紙に焼き付けられる。各プリントは裁断ステーショ
ン14でストリップから切り離される。

写真プリントが処理ステーション12で作成される場
合、この写真プリントにフィルムおよびエンベロープ10
上にすでにあるコードを対応する機械で読取り可能な識
別コードを付け、顧客へ戻る前にプリント、フィルム、
およびエンベロープ10の３点が適合できるようにし、さ
らに正確に注文品が顧客に届く可能性を高めることが望
まれる。プリントの解読は、ステーション16での裁断中
に行われる。この時点で、プリントはフィルムおよびエ
ンベロープ10との相互関係を確認するためにチェックさ
れる。これに関して、出願人はここで参考までに、フィ
ルムの現像中に適合エラーをモニターし評価するための
一つの方法として、1986年７月23日に出願された、出願
番号第06/888,355号の写真注文の適合法および装置を引
用する。

プリントがステーション16で数えられる場合、写真プ
リントの枚数を入れるのに必要なウォレットの数が決め
られる。本発明によれば、ウォレットは写真仕上げ領域
の近くにある自動分配器に用意される。本発明の一実施
例では、業者選択押印があらかじめ印刷されたウォレッ
トが独立した箱に用意される。そしてステーション60で
エンベロープの業者識別マークを読み取ることによって
業者が判別されるのと同様に、注文で必要とされる正確
な数のウォレットが決定される場合、必要数のウォレッ
トは識別される特定の各業者が要求する希望した押印が
ついていて、貯蔵ステーション18から自動的に配られ、
包装ステーション20に運ばれる。ここで、プリント、フ
ィルム、およびエンベロープ上の識別コードは正しく適
合しているかが確認され、それからプリントとフィルム
はウォレットに入れられる。

最後にウォレットはもう一回調べられ、包装済ウォレ
ットをコード付けエンベロープ10内に入れる前に、正し
適合が行われているかを確かめる。これが完了してか
ら、包装注文品は値段が付けられて顧客に戻される。

第２図はもう一方の方法を図解し、そこではコード付
けエンベロープ22は開かれ、フィルム（Ｆ、Ｄ、または
Ｒ）が処理ステーション24、裁断ステーション26を通っ
て送られて、これまで通りステーション27で数えられ
る。

注文のプリント数を入れるのに要求されるウォレット
の数は次に決定される。この点で、本発明のもう一方の
方法に従って、ウォレット貯蔵部18aから引き出される
ウォレットはその上に何の押印もないか、あるいはウォ
レットのある部分上に一般的な押印および／または色が
ついた箇所を有する。ステーション61でエンベロープコ
ードから業者が何であるか認められると、場合により引
き出されたウォレットはプリンター28に送られ、そこで
メモリ手段62に貯蔵された業者選択押印が何もないウォ
レットに押印される。次に新しく押印されたウォレット
はプリンター28から包装ステーション29に移されて、そ
こで注文の適合および包装が前述のように行われる。包
装直前にウォレットに顧客の押印をするには、業者はプ
リンターメモリー42の図形／文字ファイルにある数種類
のデザインから選択し、そして正確な数のウォレットが
遅れずに写真プリントを受け取るために間に合うことが
保証される。ファイル62は、その要求に合わせるよう
に、原版処理機で作られたり業者によって提供される磁
気ディスク63や他の電子媒体で登録されるデータによ
り、容易に変更したり広げることができる。

第３図は現像済フィルムの上記包装方法を実行するた
めの写真仕上げステーション30を図解する。この写真仕
上げステーション30には写真プリント数本分を連続スト
リップ34にして巻きつけるリール32がある。プリント裁
断ステーション36に運ばれるところが示されていて、そ
こで切り離され、適した大きさに裁断される。現像済フ
ィルム40のロール38はリール32の下に示されている。現
像剤フィルム40はウォレット43に包装できる大きさのス
トリップに現像済フィルム40を裁断するためのフィルム
裁断機42に運ばれる。写真仕上げステーション30のもう
一方の先端には、複数の貯蔵箱44があり、その中には業
者選択の標識48があらかじめ印刷されたウォレットのス
タック46が用意されている。ウォレットは要求に応じス
タック46からコンベアトレー50に送られ、包装部52に運
ばれる。包装部52の近くには、前もって受け取った顧客
のエンベロープ56の入った貯蔵部54が設置される。

運転中、写真プリント34のストリップはリール32から
巻き出されて裁断機36に運ばれ、そこで各プリントに裁
断される。この時点で、各プリントが数えられる。プリ
ントは一時的に自動装置59で保持される。同時に、現像
済フィルム40のストリップは適切な長さに裁断され、一
時的に積み上げ挿入装置53に保持される。

注文品の写真プリントの枚数が分かっていて業者が貯
蔵部54から取り出し中に読んででエンベロープコードか
ら判ると、正確な数のウォレット43が適切な貯蔵箱44か
ら取り出されて装填部52に運ばれる。この時点あるいは
その前に、コード付けされた顧客エンベロープ56が装填
部52に差し出される。プリント、フィルム、ウォレッ
ト、およびエンベロープが正確に適合することが確認さ
れてから、プリントとフィルムは装填59,53によって自
動的にウォレットに入れられる。中の詰まったウォレッ
トは顧客エンベロープ56の中に入れられる。プリントの
枚数によりウォレットが数個必要となる場合、最初のウ
ォレットに対するプリントの量に達すると、プリントの
裁断は停止する。第１ウォレット43は前述のようにプリ
ントとフィルムとを入れられ放出され、と同時に同一の
業者と対応する第２ウォレットが装填部52に送り込まれ
る。プリント裁断は再開され、第２ウォレットはプリン
トのみを入れられ放出される。この作業工程は注文当た
りのプリントの枚数とウォレットの容量に対して必要な
だけ繰り返すことができる。

前述のように、特注のウォレットを提供するもう一つ
の方法は、標識のついていないウォレットを使用するこ
とであり、エンベロープから読み取った業者の識別マー
クに基づいた制御信号に応じてウォレット上に押印され
る多くの選択可能な図形と文字があるプリンターにウォ
レットが送り込まれる。ウォレット上に顧客選択の図形
押印を印刷するために写真仕上げステーション30と連結
した任意のプリンターは一般にウォレット貯蔵箱44と装
填部52に近い区域58に設置される。プリンターの正確な
配置は本発明の一部を成すものではなく、適切なプリン
ターならどれでも使用できる。

発明の好ましい形態がここで説明され図解されたが、
本発明の範囲内で上記図解され説明された実施例に変更
を加えることが可能であることは当業者ならば容易に理
解されることである。例えば、写真フィルムはエンベロ
ープ上の顧客の識別マークと対応しない機械可読コード
でコード化され、その場合、プリントや現像済フィルム
と同様にエンベロープ上にもそのコードを付けてもよ
い。さらに望ましくはウォレットを機械可読コードでコ
ード化し、エンベロープの業者数に対して箱44の正確な
装填を確かめるためにチェックするようにしてもよい。
このような変更は本発明の実行の際に行えるので、発明
は発明特許請求の範囲に関してのみ規定されるべきもの
である。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の原理に従って作られた、現像済フィル
ムを包装するための装置の一つの実施例のブロック図、 第２図は本発明の原理に従って作られた、現像済フィル
ムを包装するための装置における他の実施例のブロック
図、 第３図は第１図の装置を実施の、現像済のネガとプリン
トを包装するための仕上げステーションの一例を示す斜
視図である。 10,22……エンベロープ 12,24……処理ステーション 14……裁断ステーション 16……解読および計数ステーション 18……ウォレット貯蔵部 20,29……包装ステーション 40……フィルム 43……ウォレット 48……標識

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−176933（ＪＰ，Ａ) 特開 昭57−204533（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−41839（ＪＰ，Ａ) 米国特許4115981（ＵＳ，Ａ) 欧州公開24342（ＥＰ，Ａ１)

Claims (9)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】露光済写真フィルム、現像機に運ばれるフ
   ィルムが入っていて機械で読取り可能な業者識別マーク
   が付いているエンベロープ、およびそのフィルムから作
   成される写真プリントから成る顧客の注文品を取り扱う
   ための写真プリント処理システムにおいて、 （ａ）現像後、注文品中の写真プリントの枚数を数え、 （ｂ）コード化された写真プリントを入れるのに必要と
   されるウォレットの数を決定し、 （ｃ）注文品を出す業者の識別を決定し、 （ｄ）数多くのウォレットから、識別した業者に対応す
   るタイプの規定数のウォレットを引き出し、 （ｅ）写真プリントを引き出したウォレットに包装する
   各ステップから成ることを特徴とする、顧客の処理済注
   文品を包装する方法。
2. 【請求項２】規定数のウォレットに業者選択の押印をし
   た後にウォレットに写真プリントを包装するステップを
   さらに含んでいることを特徴とする、請求項１記載の方
   法。
3. 【請求項３】現像後、写真プリントを規定数のウォレッ
   トに包装する前に規定数のウォレット上に望ましい押印
   をするステップをさらに含んでいることを特徴とする、
   請求項２の方法。
4. 【請求項４】前記の望ましい押印が前記の引き出された
   ウォレット上にあらかじめ印刷された後、複数のウォレ
   ットを貯蔵位置に置くようにしたことを特徴とする、請
   求項１記載の方法。
5. 【請求項５】ウォレット上に押印するステップを制御す
   るために電子記憶媒体にある業者からの望ましい押印に
   対応するデータを受けとる押印ステップをさらに含んで
   いることを特徴とする、請求項３の方法。
6. 【請求項６】機械で読み取れる業者の識別マークがあら
   かじめ印刷されたエンベロープに入って現像機に運ばれ
   るフィルムとそのフィルムから作成されるプリントを含
   む、写真プリントの顧客の注文を処理する装置におい
   て、 （ａ）機械で読み取れる業者の識別マークをエンベロー
   プから読み取り、該業者を表すウォレットの識別信号を
   出すエンベロープ読み取り手段と、 （ｂ）顧客の注文の写真プリント枚数を数える写真プリ
   ント決定手段と、 （ｃ）写真プリントを入れるのに必要とされるウォレッ
   ト数を決定し、必要とされるウォレット数を表すウォレ
   ット数信号を出すウォレット決定手段と、 （ｄ）前記ウォレット識別およびウォレット数信号に応
   じて多数のウォレットから特定の押印がついているウォ
   レットを引き出す引き出し手段と、を備えていることを
   特徴とする装置。
7. 【請求項７】ウォレットを前記多数のウォレット中から
   引き出して、前記ウォレット識別信号に応じて引き出さ
   れたウォレット上に前記の特定の押印をするための印刷
   手段をさらに備えていることを特徴とする、請求項６記
   載の装置。
8. 【請求項８】異なる押印がついているウォレットを各々
   が包含する複数の貯蔵箱をさらに備え、前記引き出し手
   段が前記ウォレット識別信号に応じて該ウォレットを入
   れた箱から特定の押印を付したウォレットを選択するこ
   とを特徴とする、請求項６記載の装置。
9. 【請求項９】ウォレットに印刷される望ましい押印を表
   しているデータを包含する前記印刷手段と関連するメモ
   リ手段、および 該メモリ手段と接続され前記望ましい押印を表している
   データを前記記憶手段に入力する入力手段をさらに含ん
   でいることを特徴とする、請求項７記載の装置。