JPH11100535A - 修正液 - Google Patents

修正液

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JPH11100535A
JPH11100535A JP28300597A JP28300597A JPH11100535A JP H11100535 A JPH11100535 A JP H11100535A JP 28300597 A JP28300597 A JP 28300597A JP 28300597 A JP28300597 A JP 28300597A JP H11100535 A JPH11100535 A JP H11100535A
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JP
Japan
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correction
derivative
pigment
organic solvent
parts
Prior art date
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Pending
Application number
JP28300597A
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English (en)
Inventor
Tetsuji Kihara
哲二 木原
Tatsuya Yagyu
龍哉 柳生
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Orient Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Orient Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 修正塗膜の隠蔽性、乾燥性、レベリング性、
及び再筆記性等において十分な性能を備えると共に、隠
蔽用顔料の分散性が良く、耐温度性、長期保存時の経時
安定性、及び再分散性に優れた修正液を提供。 【解決手段】 少なくとも隠蔽用顔料、有機溶剤、及び
この有機溶剤に溶解し得る樹脂を含有する修正液であっ
て、更に、酸化ポリエチレン若しくはその誘導体と、変
性ポリアクリレート若しくはその誘導体の、両方又は一
方を含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筆記や、プリン
タ、複写機、ファクシミリ等のOA機器による、紙やプ
ラスチックシート等の被記録面上の誤記や不要な記録内
容や汚れ等を隠蔽するための修正液に関し、特に、含有
する白色顔料等の隠蔽用顔料の分散安定性が良く、沈降
状態からの再分散性に優れた修正液に関する。
【0002】
【従来の技術及び解決しようとする課題】従来より市販
されている修正液は、誤記や紙面の汚れ等を隠蔽するた
めの隠蔽用顔料、その隠蔽用顔料のバインダーとしての
樹脂類、その樹脂類を溶解させる溶剤、及び隠蔽用顔料
を良好に分散させるための分散剤等からなる。
【0003】修正液の種類としては、水性マーキングペ
ンインキや万年筆インキ等の水性記録材料の筆跡等の修
正に用いる油性タイプと、油性ボールペン、油性マーカ
ー、PPC用トナー等の油性記録材料の筆跡等の修正に
用いる水性タイプと、水性記録材料及び油性材料の両方
に使用することができる万能タイプの3種類がある。近
時においては、これらのうち万能タイプが主流である。
【0004】油性タイプの修正液としては、セルロース
エーテル樹脂を不透明顔料のバインダーとして用い、塩
素系有機溶剤を用いて不透明顔料及びバインダーを溶解
分散した修正液(特公昭61−36552)等があり、
水性タイプの修正液としては、樹脂のエマルジョン或い
は水ガラスを隠蔽用顔料のバインダーとして用いた修正
液(特公昭52−44246)等がある。また万能タイ
プの修正液としてはアクリル系樹脂モノマーをナフテン
系炭化水素及び塩素系有機溶剤の混合溶剤中で重合させ
ながら白色顔料を分散させて得られる修正液(特公平1
−59308)等が知られている。
【0005】修正液に通常使用される隠蔽用顔料、特に
酸化チタン系白色顔料は、修正液中の他の成分に比し比
重が大きいため分離沈降してハードケーキを形成し易
い。このため従来から、使用前に容器を振って再分散さ
せる必要があった。ところが従来の修正液においては、
沈降状態となった酸化チタン系白色顔料等の隠蔽用顔料
が十分には再分散し難いため、紙やプラスチックシート
等の被記録面に塗布した際に均一な修正塗膜ができにく
く、隠蔽性や再筆記性等についての修正塗膜の性能が問
題となっていた。
【0006】このような酸化チタン系白色顔料等の隠蔽
用顔料の分散状態の安定化や沈降状態からの再分散性を
改良する試みとして、有機溶剤、白色顔料、有機溶剤に
可溶の樹脂、及び液状ポリブタジエン等の特定の液状ゴ
ムからなる修正液(特開昭58−180568);有機
溶剤、酸化チタン系白色顔料、アクリル酸エステル系樹
脂及びチタネート系カップリング剤からなる修正液(特
開昭63−205376);酸化チタン、溶剤、溶剤に
可溶の樹脂、及びメラミン・ホルムアルデヒド縮合物等
の微小球からなる修正液(特開平1−170671);
少なくとも隠蔽用顔料、溶剤、結合材、及び中空粒子か
らなる修正液(特開平4−63875)等が挙げられ
る。
【0007】しかしながら、何れの修正液も必ずしも十
分な分散安定性及び再分散性を発揮し得るものではなか
った。
【0008】本発明は、従来技術に存した上記のような
問題点に鑑み行われたものであって、その目的とすると
ころは、修正塗膜の隠蔽性、乾燥性、レベリング性、及
び再筆記性等において十分な性能を備えると共に、隠蔽
用顔料の分散性が良く、耐温度性、長期保存時の経時安
定性、及び再分散性に優れた修正液を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の発明者は、少な
くとも隠蔽用顔料、有機溶剤、及びこの有機溶剤に溶解
し得る樹脂を含有する修正液において、更に、酸化ポリ
エチレン若しくはその誘導体(以下、酸化ポリエチレン
類とも言う。)と、変性ポリアクリレート若しくはその
誘導体(以下、変性ポリアクリレート類とも言う。)
の、両方又は一方を含有する修正液が、修正塗膜の隠蔽
性、乾燥性、レベリング性及び再筆記性等において良好
な性能を備えると共に、隠蔽用顔料、特に酸化チタン系
白色顔料の分散性が良く、耐温度性、長期保存時の経時
安定性、及び再分散性に優れることを見い出し、本発明
の修正液を完成した。
【0010】すなわち本発明の修正液は、少なくとも隠
蔽用顔料、有機溶剤、及びこの有機溶剤に溶解し得る樹
脂を含有する修正液であって、更に、酸化ポリエチレン
若しくはその誘導体と、変性ポリアクリレート若しくは
その誘導体の、両方又は一方を含有することを特徴とす
る(請求項1)。
【0011】本発明の修正液は、酸化ポリエチレン類お
よび/または変性ポリアクリレート類を含有することに
よって、隠蔽用顔料の粒子間に立体障害のような効果が
働き、そのために、従来から問題となっていた隠蔽用顔
料同士の凝集や隠蔽用顔料を包み込んだ樹脂類が固まる
ことによるハードケーキの生成が生じ難くなり、隠蔽用
顔料、特に酸化チタン系白色顔料の分散安定性や再分散
性に優れたものとなるものと推定される。
【0012】なお、本発明の修正液は、酸化ポリエチレ
ン類を含有するものであってもよく、変性ポリアクリレ
ート類を含有するものであってもよく、両方を含有する
ものであってもよいが、より好ましいのは、両方を含有
するものである。
【0013】本発明の修正液が、少なくとも変性ポリア
クリレート又はその誘導体を含有する場合、そのアミン
価が60乃至130mgKOH/gであることが好まし
い(請求項2)。
【0014】また、本発明の修正液は、有機溶剤がシク
ロパラフィン系溶剤であることが好ましい(請求項
3)。
【0015】このシクロパラフィン系溶剤は、メチルシ
クロヘキサンおよび/またはエチルシクロヘキサンであ
ることが好ましい(請求項4)。
【0016】本発明の修正液における隠蔽用顔料は、白
色顔料であるものとすることができる(請求項5)。
【0017】また、この白色顔料は、酸化チタン系白色
顔料であることが好ましい(請求項6)。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の修正液が、酸化ポリエチ
レン若しくはその誘導体と、変性ポリアクリレート若し
くはその誘導体のうち、一方を含有する場合の量、又
は、両方を含有する場合のそれらの合計量は、修正液全
量に対して0.1乃至20重量%程度が好ましい。0.
1重量%未満では十分な効果を発揮し得ないことが多
く、20重量%以上では修正液塗布の円滑性や塗膜のレ
べリング性等の修正特性に悪影響が生じるおそれがある
からである。
【0019】酸化ポリエチレン類の市販品の例として
は、RHEOX社[米国]製のMPA2000X及びM
PA4020X(何れも商品名);並びに、楠本化成社
製のディスパロン#4200−20、ディスパロン#4
200−10、ディスパロン#4401−25X、及び
ディスパロン#4401−25M(何れも商品名)等を
挙げることができる。
【0020】本発明の修正液が、変性ポリアクリレート
又はその誘導体を含有する場合、或いは変性ポリアクリ
レート又はその誘導体と酸化ポリエチレン若しくはその
誘導体の両方を含有する場合、変性ポリアクリレート又
はその誘導体のアミン価は60乃至130mgKOH/
gであることが好ましい。更に好ましくは、90乃至1
20mgKOH/gである。
【0021】変性ポリアクリレート類の市販品の例とし
ては、EFKA CHEMICALS社[オランダ]製
のEFKA−ポリマー100、EFKA−ポリマー40
0、EFKA−ポリマー401、EFKA−ポリマー4
02、EFKA−ポリマー403、EFKA−ポリマー
450、EFKA−ポリマー451、EFKA−ポリマ
ー453、及びEFKA−ポリマー701(何れも商品
名)等を挙げることができる。
【0022】隠蔽用顔料としては、隠蔽性を有し、有機
溶剤中に良好に分散し得るものを使用することができ
る。その含有量は、修正液全量に対して20乃至60重
量%程度が好ましい。
【0023】本発明の修正液における隠蔽用顔料として
最も広範に使用することができる好ましいものは白色顔
料であり、そのうち最も好ましいのは酸化チタン系白色
顔料である。必要に応じ、この酸化チタン系白色顔料
に、従来から知られている微細シリカ粉、炭酸カルシウ
ム、ホワイトカーボン及びタルククレー等の白色の体質
顔料を適宣組み合わせて用いることもできる。
【0024】酸化チタン系白色顔料としては、ルチル
形、アナターゼ形の何れも使用可能であり、特に限定は
ない。
【0025】酸化チタン系白色顔料の市販品の例として
は、堺化学工業社製のタイトーンSR−1、タイトーン
R−650、タイトーンR−3L、タイトーンR−31
0及びタイトーンR−110(何れも商品名);石原産
業社製のタイペークR−580、タイペークR−78
0、タイペークR−830、タイペークR−930、タ
イペークA−100及びタイペークA−220(何れも
商品名);チタン工業社製のクロノスKR−310、ク
ロノスKR−380、クロノスKR−480、クロノス
KA−10及びクロノスKA−20(何れも商品名);
デュポン社製のタイピュアR−900、タイピュアR−
902、タイピュアR−931、タイピュアR−960
及びタイピュアR−701(何れも商品名)等が挙げら
れる。
【0026】本発明の修正液に含有される有機溶剤は、
顔料の分散及び相溶、樹脂の溶解、修正液の粘度調整等
の目的で添加される。この有機溶剤は、1種又は2種以
上の混合物であってもよい。有機溶剤の全成分又は少な
くとも主成分の沸点は、修正液塗布後の乾燥性を適度な
ものとする上で、80乃至150℃であることが好まし
い。特に好ましくは100乃至140℃である。有機溶
剤の含有量は、修正液全量に対して30乃至60重量%
程度が好ましい。
【0027】本発明の修正液に好適に使用し得る有機溶
剤の例としては、トルエン、キシレン、エチルベンゼン
等の芳香族炭化水素系溶剤;n−ヘキサン、n−ヘプタ
ン、イソヘプタン、n−オクタン、イソオクタン等の脂
肪族炭化水素系溶剤;シクロヘキサン、メチルシクロヘ
キサン、エチルシクロヘキサン等のシクロパラフィン系
溶剤;1,1,1−トリクロルエタン、テトラクロルエ
チレン等の塩化炭化水素系溶剤;1,4−ジオキサン、
n−ブチルエーテル、トリオキサン、テトラヒドロフラ
ン等のエーテル系溶剤;メチルエチルケトン、メチル−
n−プロピルケトン、メチルイソブチルケトン等のケト
ン系溶剤;ぎ酸プロピル、酢酸エチル、酢酸ブチル等の
エステル系溶剤等が挙げられる。
【0028】水性インキ等の水性記録材料と油性インキ
等の油性記録材料の両者に用い得る万能タイプ修正液に
使用することができること、修正塗膜の乾燥性が良いこ
と、修正液の分散安定性が優れること、及び文具として
の安全性に優れること等に鑑みれば、上記有機溶剤の例
のうち、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、及び
エチルシクロヘキサン等のシクロパラフィン系溶剤が好
ましい。特に好ましく使用し得る有機溶剤は、メチルシ
クロヘキサンおよび/またはエチルシクロヘキサンであ
る。
【0029】本発明の修正液に使用し得る樹脂の例とし
ては、アクリル樹脂、アルキッド樹脂、ビニル樹脂、ポ
リエステル樹脂等を挙げることができ、このうち、修正
液の修正塗膜の性能(レベリング性、再筆記性等)に優
れるアクリル樹脂が特に好ましい。このアクリル樹脂の
例としては、メタクリル酸メチル樹脂、メタクリル酸イ
ソブチル樹脂、メタクリル酸(2−ヒドロキシエチル)
樹脂、アクリル酸エチル樹脂及びアクリル酸ラウリル樹
脂等が挙げられる。このような樹脂類は、1種又は2種
以上使用し得、その使用量は、修正液全体量に対して5
乃至20重量%程度が好ましい。
【0030】本発明の修正液には、本発明の所期の目的
を達成し、その効果を奏し得る範囲内において、樹脂の
種類、有機溶剤の種類、使用する容器等に応じ、各種の
添加剤を加えることができる。このような添加剤として
は、例えば隠蔽用顔料の分散を安定させるための分散剤
や沈降防止助剤、修正液の粘度を調整するための増粘
剤、修正塗膜の硬さを調整するための可塑剤、修正塗膜
表面の光沢を抑えるためのつや消し剤、塗膜性能(レベ
リング性、再筆記性、隠蔽性等)を改善するためのフロ
ー向上剤やレベリング剤、カーボンブラック等の隠蔽強
化剤等を挙げることができる。
【0031】上記分散剤としては、アニオン系、カチオ
ン系、ノニオン系及び両性系の何れの分散剤も使用し得
る。アニオン系分散剤の例としては、オレイン酸ナトリ
ウム、カルボン酸塩、硫酸エステル、スルホン酸塩、燐
酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩等を挙げ
ることができる。カチオン系分散剤の例としては、酢酸
オレイルアミン、アミノプロピルアミンジオレエート、
テトラアルキルアンモニウム塩等を挙げることができ
る。ノニオン系分散剤の例としては、ポリエチレングリ
コール誘導体、多価アルコール誘導体、ポリエチレンイ
ミン誘導体等を挙げることができる。
【0032】上記沈降防止助剤としては、有機ベントナ
イト、水添ヒマシ油、ワックス、ポリアミドワックス及
び金属石鹸類等を例示することができる。
【0033】上記増粘剤としては、気相法シリカ、コロ
イダルシリカ、有機ベントナイト、水添ヒマシ油及びジ
ベンジリデンソルビトール等を例示することができる。
【0034】上記可塑剤としては、フタル酸エステル、
脂肪族二塩基酸酸エステル及び燐酸エステル等を例示す
ることができる。
【0035】上記つや消し剤としては、微粉ケイ酸、プ
ラスチックパウダー及び合成ワックス等を例示すること
ができる。
【0036】また上記のレベリング剤及びフロー向上剤
としては、アクリル系重合体、フッ素系活性剤、変成シ
リコン系重合体及び高沸点溶剤等を例示することができ
る。
【0037】本発明の修正液は、例えば、上記隠蔽用顔
料、有機溶剤、その有機溶剤に溶解し得る樹脂、酸化ポ
リエチレン類および/または変性ポリアクリレート類、
並びに必要に応じ各種添加剤等を、ボールミル、アトラ
イター、サンドグラインダー、ビーズミル等の分散機を
使用して分散混合することによって製造することができ
る。
【0038】
【発明の効果】本発明の修正液は、修正塗膜の隠蔽性、
乾燥性、レベリング性、及び再筆記性が良好であり、初
期分散時及び長時間経過後においても、隠蔽用顔料の分
散性が良好であるため、優れた耐温度性、再分散性及び
経時安定性を示し、ハードケーキの形成等の不都合を防
止する効果に優れる。
【0039】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明するが、本発明は勿論これらに限定されるものではな
い。なお、以下の記述においては、「重量部」を「部」
と略す。実施例1 ルチル形酸化チタン(デュポン社製 商品名:タイピュアR900)・・・・7 0部 アクリル樹脂(三菱レーヨン社製 商品名:ダイヤナールBR−115)・・・ ・8部 酸化ポリエチレン類(RHEOX社製 商品名:MPA2000X)・・・・2 部 メチルシクロヘキサン・・・・50部 分散剤(ビック・ケミー社製 商品名:Bykumen)・・・・2部 フタル酸ジブチル[可塑剤]・・・・2部 上記配合物を混合し、ビーズミルを使用して8時間分散
処理することにより修正液を調製した。その性能を評価
したところ、表1に示されるように良好な結果が得られ
た。実施例2 ルチル形酸化チタン(デュポン社製 商品名:タイピュアR900)・・・・6 0部 アクリル樹脂(ロームアンドハース社製 商品名:パラロイドB−67)・・・ ・10部 酸化ポリエチレン類(RHEOX社製 商品名:MPA4020X)・・・・5 部 変性ポリアクリレート類(EFKA社製 商品名:EFKA−ポリマー100) ・・・・5部 エチルシクロヘキサン・・・・55部 1,1,1−トリクロルエタン・・・・10部 分散剤(ヘンケル社製 商品名:テキサホール963)・・・・2部 上記配合物を混合し、ビーズミルを使用して8時間分散
処理することにより修正液を調製した。その性能を評価
したところ、表1に示されるように良好な結果が得られ
た。実施例3 ルチル形酸化チタン(石原産業社製 商品名:タイペークR830)・・・・7 0部 アクリル樹脂(ロームアンドハース社製 商品名:パラロイドB−67)・・・ ・10部 変性ポリアクリレート類(EFKA社製 商品名:EFKA−ポリマー401) ・・・・5部 メチルシクロヘキサン・・・・40部 エチルシクロヘキサン・・・・20部 分散剤(ICI社製 商品名:ソルスパーズ9000)・・・・2部 上記配合物を混合し、ビーズミルを使用して8時間分散
処理することにより修正液を調製した。その性能を評価
したところ、表1に示されるように良好な結果が得られ
た。実施例4 ルチル形酸化チタン(石原産業社製 商品名:タイペークR830)・・・・6 5部 アクリル樹脂(三菱レーヨン社製 商品名:ダイヤナールBR−115)・・・ ・8部 酸化ポリエチレン類(楠本化成社製 商品名:ディスパロン#4401−25M )・・・・3部 メチルシクロヘキサン・・・・60部 カーボンブラック(三菱化成社製 商品名:MA−100)[隠蔽強化剤]・・ ・・0.05部 分散剤(EFKA社製 商品名:ポリマー401)・・・・2部 上記配合物を混合し、ビーズミルを使用して8時間分散
処理することにより修正液を調製した。その性能を評価
したところ、表1に示されるように良好な結果が得られ
た。実施例5 ルチル形酸化チタン(デュポン社製 商品名:タイピュアR900)・・・・6 5部 アクリル樹脂(三菱レーヨン社製 商品名:ダイヤナールBR−115)・・・ ・10部 酸化ポリエチレン類(楠本化成社製 商品名:ディスパロン#4401−25M )・・・・3部 変性ポリアクリレート類(EFKA社製 商品名:EFKA−ポリマー400) ・・・・5部 メチルシクロヘキサン・・・・60部 分散剤(ビック・ケミー社製 商品名:Disperbyk−130)・・・・ 2部 つや消し剤(水澤化学工業社製 商品名:ミズカシルP−526)・・・・3部 レベリング剤(ビック・ケミー社製 商品名:BYK−307)・・・・0.1 部 上記配合物を混合し、ビーズミルを使用して8時間分散
処理することにより修正液を調製した。その性能を評価
したところ、表1に示されるように良好な結果が得られ
た。比較例1 実施例1における酸化ポリエチレン類を除いた配合物を
混合し、実施例1と同様に処理して修正液を調製した。
その性能を評価したところ、表1に示すような結果が得
られた。比較例2 実施例2における酸化ポリエチレン類及び、変性ポリア
クリレート類を除いた配合物を混合し、実施例2と同様
に処理して修正液を調製した。その性能を評価したとこ
ろ、表1に示すような結果が得られた。比較例3 実施例3における変性ポリアクリレート類を除いた配合
物を混合し、実施例3と同様に処理して修正液を調製し
た。その性能を評価したところ、表1に示すような結果
が得られた。比較例4 実施例4における酸化ポリエチレン類を除いた配合物を
混合し、実施例4と同様に処理して修正液を調製した。
その性能を評価したところ、表1に示すような結果が得
られた。実施例1乃至5並びに比較例1乃至4における修正液の
試験方法と評価方法 以下の評価において、◎は優良を、〇は良を、△はやや
不良を、×は不良をそれぞれ表わす。a)隠蔽率 すき間50μmのフィルムアプリケーターを用いて、隠
蔽率試験紙(JISK5400)上に修正液を塗布す
る。塗膜乾燥後、試験紙の白地部分上の塗膜と黒字部分
上の塗膜の0度45度拡散反射率を測定し(光源C/2
における三刺激値X、Y、Z中のY値を、分光色彩計
[JUKI社製 商品記号:JP 7100F]により
測定する。)、白地部分上の塗膜の拡散反射率に対する
黒字部分上の塗膜の拡散反射率の割合が90%以上であ
るか否かにより評価する。 b)乾燥性 すき間50μmのフィルムアプリケーターを用いて、筆
記用紙A(JIS P3201)上に修正液を塗布す
る。1分後に、塗膜上にボールペン(JIS S601
5)にて通常の筆圧で筆記し、塗膜に破れが生じたか否
かにより評価する。 c)再筆記性 すき間50μmのフィルムアプリケーターを用いて、筆
記用紙A(JIS P3201)上に修正液を塗布す
る。1分後に、各種筆記具(JIS S6015、S6
053、S6037)で筆記し、筆跡におけるインキの
はじき、色沈み及び滲みの有無により評価する。 評価基準 ○:インキのはじき、色沈み及び滲み無し △:筆跡の一部にインキのはじき、色沈み及び滲み有り ×:ほぼ全筆跡にインキのはじき、色沈み及び滲み有りd)剥離性 すき間50μmのフィルムアプリケーターを用いて、筆
記用紙A(JIS P3201)上に修正液を塗布す
る。塗膜乾燥後に、塗布部を内側にして筆記用紙を2つ
折りし、その折り目と直角方向に更に折り曲げて、塗膜
が剥離するか否かにより評価する。 e)耐温度性各修正液を二分し、一方を温度0℃の恒温
槽内に、他方を温度40℃の恒温槽内にそれぞれ1時間
放置した後、室温で30分間放置し、上記a)のように
隠蔽率試験を行い、評価した。 f)経時安定性 製造後未使用状態で8か月間保存する。修正液を容器ご
と十分に振った後、上記a)のように隠蔽率試験を行
い、評価した。 e)再分散性 修正液8mlを容量20mlの容器に入れ、その容器内
に撹拌子(直径5mm高さ20mmの円柱)を加えて、
50℃で1か月間保存する。その後下記の基準に従って
再分散性試験を行ない評価した。 評価基準 ◎:1回の振とうにより撹拌子が直ちに動い
て修正液がすぐに再分散する。
【0040】〇:2乃至10回の振とうにより、撹拌子
が動いて修正液が比較的容易に再分散する。
【0041】△:10乃至20回の振とうにより、撹拌
子が動いて修正液が再分散する。
【0042】×:20乃至100回の振とうにより、撹
拌子が動いて修正液が再分散する。
【0043】
【表1】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも隠蔽用顔料、有機溶剤、及びこ
    の有機溶剤に溶解し得る樹脂を含有する修正液であっ
    て、 更に、酸化ポリエチレン若しくはその誘導体と、変性ポ
    リアクリレート若しくはその誘導体の、両方又は一方を
    含有することを特徴とする修正液。
  2. 【請求項2】変性ポリアクリレート又はその誘導体のア
    ミン価が60乃至130mgKOH/gである請求項1
    記載の修正液。
  3. 【請求項3】有機溶剤がシクロパラフィン系溶剤である
    請求項1又は2記載の修正液。
  4. 【請求項4】シクロパラフィン系溶剤がメチルシクロヘ
    キサンおよび/またはエチルシクロヘキサンである請求
    項1、2又は3記載の修正液。
  5. 【請求項5】隠蔽用顔料が白色顔料である請求項1、
    2、3又は4記載の修正液。
  6. 【請求項6】白色顔料が酸化チタン系白色顔料である請
    求項5記載の修正液。
JP28300597A 1997-09-29 1997-09-29 修正液 Pending JPH11100535A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008094956A (ja) * 2006-10-12 2008-04-24 Shin Etsu Chem Co Ltd シリコーンコーティング組成物、その製造方法及び被覆物品
JP2019172890A (ja) * 2018-03-29 2019-10-10 ベック株式会社 コーティング剤

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